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2012年5月の20件の記事

2012年5月30日 (水)

リヒテンシュタイン公国のフラクショナルレーザー PLEASE

おはようございます。

今日もクリニックFの診療日です。

先月クリニックFでデモ機を購入し、テストをさせていただいているパンテック社(リヒテンシュタイン公国)の開発した新機種。

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ちょっと異質なフラクショナルレーザー PLEASEのご紹介です。

2004年のソルタメディカル社のフラクセルの販売以降、本当に数多くのフラクショナルレーザー機器が市場にデビューしてきました。

初期にはにきび跡や肌の入れ替え(リサーフェシング)を中心に機器が開発されてきたのですが、最近は、

●高出力で、肌の深部までエネルギーを進達させることを重視した機器(ソルタメディカル社フラクセルリペア、ルミナス社アンコアなど)

●表皮の圧迫や吸引により、深部にエネルギーを進達させることを目的とした機器(パロマ社スターラックス1540XDなど)

●肌の平行方向の収縮力を重視した機器(DEKA社マドンナリフトなど)

●機器を低出力にすることで、小型化した機器(ソルタメディカル社C&B、パロマ社のEmerge)

など、様々なの用途のものがが開発されて、進化してきました。

このPLEASEは、技術者が一から新しい理論で、すべての部品を自社で作り上げて、丁寧に組み上げた小さなスタイリッシュなフラクショナルレーザー機器。

僕も最近工学部のレーザー研究所に通っていますので、この機種を一から設計した技術者の熱意はすごく良く理解できるんですよね。

機器本体はこのように円盤形です。

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アプリケーターに、

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このような使い捨てチップを装着することから始めます。

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電源を入れ、施術をすると、このように赤と青の四角いLEDが点灯します。

こちらを照射面に近づけると二つの四角が徐々に重なり合い、施術面を合わせることになります。

機器の設定ですが、こちらもあまり観たことの無いパラメーター設定です。

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繰り返し率(Hz)とパルス長をこのように碁盤の様にそれぞれを組み合わせて設定できます。

この設定は300Hzで125msで施術を行うという設定です。

ビーム径も、照射密度も独立したパラメータで照射可能です。

レーザー照射面は、金属で出来ており、照射部位からレーザー光がもれると自動停止される様になっていて、安全性も優れている。

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自分の肌に照射してみましたが、かなり深い部位までレーザー光が入っているのがわかります。このような小型の機器に特有な低出力を、スタッキングで補っているのでしょう。

さらにこの機器には手のアプリケーターに、エバキュエーター(掃除機の様に施術面を吸引する)がついていて、表皮の離散もありません。

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施術後はこのように、蒸散した表皮が使い捨てチップについているのがわかります。

非常に興味深い機器です。

僕はレーザーを購入する際、

第一に、その機種の効果が、自分のクリニックの患者さんの治療に必要で、かつ、手持ちの機器で対応できない性質を持っているのか?

第二に、特に新たな会社とのおつきあいの場合、その後の機器のメンテナンスが可能なほど、技術者が有能か?

第三に、その機種単体で、採算性(定期的に機器は買い替えなければなりませんので)が合うのか?

ということを基準に決定しています。

この機種を、美容目的で利用するとしたら、鼻の頭の毛穴や、こめかみのにきび跡など、限定的な部位の部分照射。

この利用法ですと効果が高いのではないでしょうか?

もう一つの案が、この機種を経皮的ドラッグデリバリーに利用することです。

フラクショナルレーザーを利用すると皮膚に人工的に小さな穴を開けることが出来ますので、この穴の開いた部位に、インシュリンやグロースファクターのような、皮下注射が必要な薬をより楽に使用することが出来るのです。

この研究はアメリカのハーバード大学のロックスアンダソンのグループを中心にかなり進んでおり、発表も多いです。

先日も、ケロイドをご自身の治療の専門の一つとされている日本医大の小川令准教授とも、これらの蒸散系レーザーを利用した後に、ステロイドや、肺線維症をなどに使用する塩野義の抗線維化薬のパーフェニドンなどを併用利用して、古くなったケロイド治療に使えないかとディスカッションしたばかり。

ケロイドで固くなった組織に、注射をしてステロイドを入れる現在の方法ですと、痛みを伴いますものね。

少しこの機器を使って、臨床研究を重ねてゆきたいと思います。

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2012年5月29日 (火)

心拍分散解析 村上開新堂のクッキー

おはようございます。

今日5月29日もクリニックFの診療日です。

朝からサンフランシスコからの自律神経の評価システムである、心拍分散解析の研究者の来客があり、ディスカッションで大忙しでした。

僕も大学にいたときに、自律神経系の英文論文を書きましたが、現在はオリンピック選手のメンタルトレーニングや、PTSD(心的外傷)の治療に使うそうですよ。

ところで、昨日クリニックF近くの千代田区一番町にある、村上開新堂のクッキーをひとついただきました。

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村上開新堂は、明治7(1874)年創業です。

ひと箱1万円前後する高級菓子の代名詞として知られ、しかも店の名簿に登録された方でないと購入できないため、希少感があることで知られています。

登録されている人でも、お店に行ってすぐ買える訳ではなく、事前に予約申込みをし、だいたい2~3週間、時には購入するまで2ヶ月も待たなければならない「クッキー」として有名です。

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箱の隅々まできっしりと埋め尽くされた色も種類も豊富なクッキーは、それぞれに丁寧なつくりが施されており、まさに老舗、そして職人の味。

クリニックの患者さんで、名簿登録されている方がいて、まれにいただくことがあるのですが、他の患者さんにお出しした時も、

「このクッキーは本当においしい。どこで売っているのか教えてもらえないだろうか?」

と言われることもしばしば。

甘いものにそれほど執着のない僕ですが、ここのクッキーだけは別格。なんというか奇をてらわない「正しい」味がするのですよね。

頭を使った後には、最高のご褒美です。

さて、午後の診療も頑張るぞ!

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2012年5月28日 (月)

クリニックFでの海外学会活動

おはようございます。

5月28日大安。快晴。今日もクリニックFの診療日です。

先週土曜日にクリニックFは五周年を迎えました。

僕自身、2000年以降、5つのレーザー皮膚科のクリニックの経営に関わってきましたが、クリニックFは、この5年間かけて、設備の充実度、スタッフの優秀度、診療の柔軟さ、海外レーザー治療医師やレーザー開発会社などの各方面へのネットワーク、などなど。

どれをとっても今までの自分のクリニックの中で、最高レベルになったと思います。

僕の財産ですし、今後も停滞すること無く、常に進化を続けるクリニックを作ってゆきたいと思います。

今後も頑張って勉強してゆき、より良い診療を日本で提供できるよう頑張っていきますね。

土曜日には世界の観光名所の写真を中心にアップさせていただきましたが、今日は本業(!)の写真。

僕がこの5年間に海外で、クリニックFの名前で発表、参加、講演した学会についてです。

年度別に並べましたが、結構あります。

2007年

5月 オーストリア 欧州皮膚科学会(EADV)  学会参加

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6月 サンフランシスコ シネロン・リーダーシップ・アカデミー 招待講演

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"A case report of the combination treatment, Aurora and Polaris”
邦題「オーロラ・ポラリス(フォトリファーム)の併用療法の一例」
 
6月 シリコンバレー リライアント(旧ソルタメディカル社)本社訪問

7月 タイ アジアパシフィック サイノシュアーディストリビューターミーティング

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"Affirm™ Multiplex with CAP Technology" 招待講演
邦題「近年のレーザーのトレンドとアファームマルチプレックス、CAPテクノロジー」

7月  タイ 第1回 IMCAS (International Masters couse of Aging skin) 招待講演

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"Affirm™ Multiplex with CAP Technology"  招待講演 デモンストレーター

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邦題「アファームマルチプレックス、CAPテクノロジーの検討」

8月  ニューヨーク コンドロバーシー&カンバセーションズ 学会参加

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9月  アルゼンチン ヨーロッパレーザー皮膚科学会(ESLD) 学会参加

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10月 アルゼンチン 世界皮膚科学会(WDC) 学会参加

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11月 ベトナム 皮膚科学会 招待講演 
"Affirm™ Multiplex with CAP Technology"  招待講演 
邦題「アファームマルチプレックス、CAPテクノロジーの検討」

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12月 ソウル 韓国CCLMS(Conventional VS Contemporary in Laser medicine and Surgery) 学会 招待講演 
" New Approach using Q-switched Nd:YAG laser”

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2008年 

2月 エジプト カイロ大学皮膚科 レーザー講義

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4月 フロリダ 第28回 米国レーザー医学会(ASLMS) 学会演題発表

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演 題1 “Clinical evaluation of 1440nm and 1320nm multiplex Fractional laser (Affirm multiplex) delivered by microarray for treatment of photo aging for Japanese skin"

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演題2 “ESR analysis of free radical generated by Fractional resurfacing laser (1440nm)

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演題3 “Skin resurfacing utilizing a 2.79um Er:YSGG
(YTTRIUM SCANDIUM GALLIUM GARNET) laser for asian patients"

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6月 ソウル 第9回 韓国美容皮膚科学会 招待講演 
演題名 PEARL YSGG 

7月 シンガポール 第2回 IMCAS ASIA 招待講演

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演題Ⅰ“Skin resurfacing utilizing a 2.79um Er:YSGG
(YTTRIUM SCANDIUM GALLIUM GARNET) laser for asian patients"
演題ⅡThe new YSGG wavelength for cosmetic procedures

9月 ベトナム Vinhy社 Laser Conference and Workshop

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演題 Ⅰ Accolade Q-switched Alexandlite Laser

演題 Ⅱ “Clinical evaluation of 1440nm and 1320nm multiplex fractional laser (Affirm multiplex) delivered by microarray for treatment of photo aging for Asian skin"

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9月 ボストン 米CYNOSURE 本社訪問

9月 ボストン ハーバード大学・ウェルマン光医学研究所訪問

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ロックスアンダソン博士とハーバード大学で。

9月  パリ ヨーロッパレーザー皮膚科学会 (ESLD) 学会参加

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9月  パリ ヨーロッパ皮膚性病科学会 (EADV) 学会発表

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Possibility of Fullerene Application in Laser Treatment

11月 イスラエル SYNERON 本社訪問

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嘆きの壁を前に

11月 テルアビブ レーザーワークショップ参加

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2009年 

2月 ソウル ルートロニック社 eCO2 (エコツー)ワークショップ 学会参加

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2月 ソウル ルートロニック社 AccuSculpt 発表シンポジウム出席

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3月 米国へイワード ソルタメディカル社 本社訪問

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3月 サンフランシスコ バイオフォーム社 レディエッセ講習会 サーティフィケイト取得

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3月 サンフランシスコ 米国皮膚科学会(AAD) 学会参加

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3月 米国エティワンダ ホヤコンバイオ社 本社訪問

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3月 モナコ公国 世界アンチエイジング学会 招待講演

 
「Low frequency US for the localized lipodystrophies」
邦訳 「低周波の超音波装置を使った部分的な脂肪溶解」

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3月 モナコ公国 世界アンチエイジング学会 ワークショップ 招待講演

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Innovative use of low frequencies ultrasound: First experience on lipomas treatments and lipodystrophies」
「超音波を使った脂肪溶解機器についての経験について」

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4月 ボストン 米国レーザー医学会(ASLMS) 学会発表

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演題その1

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「Comparison of low fluence Q-switched alexandrite laser versus Q-switched Nd:Yag laser for the melasma treatment of Asian patients」
アジア人肝斑症例に対する低レベル・QスイッチアレキサンドライトとQスイッチヤグレーザーの比較検討

演題その2

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「The Action of Antioxidants, Fullerene on laser therapy of pigment spots」
抗酸化剤フラーレンの色素斑のレーザー治療の反応 

4月 ルーマニア ヨーロッパ皮膚性病科学会(EADV) 春季 学会発表
「Comparison of Scanned (fraxel repair) versus Randomized (Mosaic) fractional laser resurfacing 1550nm for the treatment」

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5月 上海  中国全土 上海第九病院主催レーザー講習会 招待講演

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“Clinical evaluation of 1440nm and 1320nm multiplex Fractional laser (Affirm multiplex) delivered by microarray for treatment of photo aging for Japanese skin"

5月 上海 サイノシュア中国 フラクショナルレーザーワークショップ 招待講演

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"Affirm™ Multiplex with CAP Technology"  
邦題「アファームマルチプレックス、CAPテクノロジーの検討」

5月 深圳 サイノシュア中国 フラクショナルレーザーワークショップ 招待講演

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"Affirm™ Multiplex with CAP Technology"  
邦題「アファームマルチプレックス、CAPテクノロジーの検討」

7月 サンクトペテルブルグ Fullerenes and Atomic Clusters (IWFAC2009) 学会参加

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7月 バンコク 第3回 IMCAS ASIA 招待講演

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演題1 Spherofill Taqcticts multiple results: Long lasting effect and dermal revolumization
演題2 Bipolar radiofrequency & fractional diodes 
演題3 Photo-thermal fractional rejuvenation conbined with RF

8月 英領バミューダ コントロバーシー&カンバセーションズ 学会出席

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8月 北京 中華医学会 第六次全国医学美学美容学学術集会 招待講演

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Clinical experience sharing of 3D rejuvenation treatment for Asian skin

8月 北京 美朕臣クリニック 招待講演

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Clinical experience sharing of 3D rejuvenation treatment for Asian skin

9月 ニース 5大陸レーザー学会 学会参加

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10月 ベルリン ヨーロッパ皮膚科学会(EADV) 学会発表

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Fullerene Application in Laser treatment

11月 フィレンツェ Laser Florence 2009 学会発表

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Conparison of 10600nm versus 1550nm Fractional laser resurfacing for the treatment of asian patients
アジアンスキンにおける、CO2 (10600nm) フラクショナルレーザーとエルビウム・グラス (1550nm) フラクショナルレーザーリサーフェシング治療の比較検討

2010年

1月 パリ IMCAS2010 演題発表

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Paris

題目 Comparison of low fluence Q-switched alexandrite laser versus Q-switched Nd:Yag laser for the melasma treatment of Asian patients

3月 マイアミビーチ 第67回米国皮膚科学会 AAD  演題発表

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題目

その1  Fullerene is Effective against Wrinkle
その2  Anti-oxidant property of Fullerene is Effective in Skin Whiting
その3  Effect of Fullerene as an Anti-Oxidant During Laser Therapy

3月 台北  Taiwan dermatological association(TDA) 台湾国立大学 招待講演

Taipei

題目 elos, Triniti, Sublative Rejuvenation  
   
3月  台北  Taiwan Syneron Users meeting  招待講演

Taiwan
題目 elos, Triniti, Sublative Rejuvenation  

3月  ジャカルタ  Indonesia Syneron Users meeting  招待講演

Jakarta
題目 elos, Triniti, Sublative Rejuvenation

4月 アリゾナ 米国レーザー医学会(ASLMS)  学会発表

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題 目 Comparison of low fluence Q-switched alexandrite laser versus Q-switched Nd:Yag laser for the melasma treatment of Asian patients

5月 クロアチア CAVTAT ヨーロッパ皮膚科学会(EADV) 学会発表

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題 目 Comparison of low fluence Q-switched alexandrite laser versus Q-switched Nd:Yag laser for the melasma treatment of Asian patients

5月 シンガポール Dermatologic Laser & Surgery in Asians 学会招待講演

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題目 Clinical experiment of Fraxel re:tore DUAL
    Clinical experiment of Thmage CPT

6月 香港 フラーレン検討会 招待講演

Hongkong

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題目 Effect of Fullerene as an Anti-Oxidant During Laser Therapy

8月 サンディエゴ コントロバーシーズ&カンバセーションズ 学会出席

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9月 ソウル 2nd International Congress of Minimal Invasive Plastic Surgery & Dermatology(MIPS) 招待講演

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10月 ヨーテボリ スウェーデン ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)総会 学会出席

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10月 アムステルダム オランダ フェルメールのゆかりの地を訪ねて

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2011年

1月 パリ IMCAS 

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1月 ベルギー ブリュッセル

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2月 アメリカ ニューオリンズ 全米皮膚科学会(AAD) 学会参加

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3月 アメリカ テキサス グレープバイン 米国レーザー医学会(ASLMS)

学会発表

「Clinical Evaluation of 1550nm and 1927nm laser delivered by fractional for asian patients of melasma and acnescars」

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5月 ボルチモア CLEO, the Conference on Lasers and Electro-Optics 

学会発表

「Cavity enhanced spectroscopy with a dual-color, passively locked power build-up external cavity diode laser」

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5月 フレンツェ ミラノ イタリアDEKA社本社訪問 

7月 サンクトペテルスブルグ フラーレン学会 学会発表

7月 シンガポール ICAS ASIA

9月 香港 Hong Wo Pharmaceutical Co.Ltd.招待講演

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10月 ポルトガル リスボン ヨーロッパ皮膚科学会(EADV) 学会参加

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10月 タイ International Federation of the Societies of Cosmetic Chemists(IFSCC・

国際化粧品技術者会連盟) 招待講演 (バンコク洪水のため延期)

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「Effect of Inclusion Complexes of Fullerenes with Polyviniylpyrrolidone on the Skin Barrier」

11月 台北 台南

南光製薬株式会社 ビタミンC点滴製剤製造会社 視察 

11月 北京 第七回中国皮膚科学会 招待講演

「Palomar’s New Technologies MAXG and XD Microlens」

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12月ドバイ KAYAスキンクリニック訪問

世界最初の7つ星ホテル。「ブルジュ・アル・アラブ」。

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2012年

3月 カルフォルニア ラホイヤ

Dr.Steven R. Cohenのクリニック訪問

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Dr.フィッツ・パトリックのクリニック訪問

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3月 サンディエゴ 米国皮膚科学会AAD 学会参加

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4月 インド グルガオン インド国際皮膚外科学会招待講演

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4月 AIIMS(全インド医科学研究所:All India Institute of Medical Sciences)招待講演

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4月サンディエゴ 米国レーザー医学会(ASLMS) 学会発表

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その1 Detection of the different reactive oxygen species induced oxidative stress in skin during 1550nm&1927nm Fractionated laser therapy

その2 Eyelid Skin Tightening for Asian skin : Comparison study of fractional laser devices

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と言った感じでした。

長々とおつきあいいだだきありがとうございました。

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2012年5月26日 (土)

クリニックF五周年

スタッフから指摘を受ける今の今まですっかり忘れていましたが・・・

今日でクリニックF開院からちょうど丸5年、という記念の日でした(笑)。

クリニックFは、2007年の5月26日に開院したんですよね。

思えば世界のレーザー医学会で発表や講演をしながら、各国駆け巡ってきました。

海外学会活動

性格が凝り性なもので、一旦始めたものは極めたくなってしまうのですよね。

学会も沢山参加してきましたが、観光にも行きましたね。

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こちらはアルゼンチンの世界皮膚科学会に参加した時に、ペルーのマチュピチュで。

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ロシアのエルミタージュ美術館。ロシアのフラーレン学会発表で。

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ピラミッドとスフィンクス。カイロ大学にてレーザーの講義を。

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万里の長城。中華皮膚科学会招待講演にて。

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喜望峰。エンビロン創始者のドクターフェルナンデスの南アフリカケープタウンのオフィスを訪ねて。

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モンサンミッシェル。パリ開催のヨーロッパ皮膚科学会講演で。

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NASAベースキャンプ。米国レーザー医学会発表にて。

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イースター島ラパヌイ湖。

免疫抑制剤のラパマイシンの原料である放線菌が発見された湖です。

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おなじみイースター島のモアイ。

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こちらはブラジルのイグアスの滝。

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そして、ジンバブエのビクトリアの滝。

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アフリカの草原でみた虹。

 

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ドバイのブルジュ・ハリーファ

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インド皮膚外科学会招待講演にて、タージマハル。

これからも、海外のレーザー事情をお知らせできるように勉強してゆきますね。

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2012年5月25日 (金)

紀尾井町清水谷公園 ヤマハ出版から仕事の依頼 聴覚と時間軸

おはようございます。

今日5月25日もクリニックFの診療日です。

昨日の休診日は工学博士論文を仕上げるために沢山論文を読みました。

煮詰まったので、クリニック近所の紀尾井町清水谷公園に散歩に行きました。

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クリニックから徒歩5分ぐらいでしょうか? 都心のオアシスといった感じで僕は好きなんですよね。

この清水谷公園は、明治維新の立役者である大久保利通が暗殺された場所でもあります。

1878年ですからもう140年前ということになりますね。

世界史上、近代国家に移行するためには、治世者が何人も暗殺される期間がどの国にも必ずあるのですが、維新後の日本もそんな時代だったのでしょう。

花と毒と、どちらもを内包した場所。

現在でも自然森の中に遊歩道がある、都心では数少ない公園です。

春にはこの池の周りで桜が咲くのですよ。

さて、今日は新規の患者さんも何人かいらっしゃるようです。新しい患者さんは話も弾んで(!?)診療がついつい長くなってしまうものですから、既存の患者さんにご迷惑をおかけすることがないよう、一日に限られた人数の方しかお受けできないのですが、今日も集中力を切らさずに、質の高い診療と施術に心がけていきたいと思います。

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昨日、ヤマハ出版さんから、僕の著書である『スッキリ! 聴くだけで痛みがとれる!』のアプリ化の話が来ました。

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現在の著作を音楽ごとに細切れにして、音楽と合わせてアプリにするのだそうです。

ヤマハさんから依頼されてこの本を書いた時に、内容が少々専門的に偏りすぎて難しくなってしまい、泣く泣く削った文章がたくさんあります。

付録の音楽CDは、音源から僕が全部選びましたが全部クラシック音楽です。

本当は題名も、「痛みのメカニズムと音楽の関係」「クラシック音楽は痛みを軽減する」の様な、より音楽ジャンルを限定したものにしたかったんですよね。

結局は、依頼者さんの意向があったので、このような形になりました。

僕は幼少の頃からのクラシック音楽ファンで、現在でも一番の趣味は、海外でオペラやバレエを鑑賞すること。

音楽には様々な専門家の方がいらっしゃいますが、僕自身は音楽について、単なる一ファンにしか過ぎません。

ところが、音楽が脳に与える影響を医学的にとらえた内容ならば、僕はいくらでも語ることが出来ます。

医学に絡めた音楽の話で仕事の依頼がくるのは、一番嬉しいことかもしれませんね。

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以前ブログに、聴覚は時間の流れがある論理的な感覚であり、視覚は時間の流れのない直感的な感覚であると書いたことがあります。

「百聞は一見に如かず」 “Seeing is believing.”

と言うことわざは、一見正しいように思えますが、実は違います。

視覚によって得られた情報は、瞬時に理解出来るというメリットがある反面、騙されやすいとも言えるのです。

一方で、聴覚の情報は、時間軸を入れ替えることができません。

言葉も論理もメロディーも順序を入れ替えると、根底から意味をなさないものになってしまうのです。

時間軸を入れ替えないという条件の元、初めて音楽が成立します。

さらに、音楽を構成する三要素である

「リズム」

「メロディ」

「ハーモニー」

のうち、

第一の要素、「リズム」は、第8脳神経の聴神経からから脳に入った後に、最終的には旧脳などの脳幹部などの極めて原始的な脳で処理認識されます。

定期的なリズムは自律神経の安定化に関わりますし、異質な文化のもので、初めて聴いても容易に理解できます。

和太鼓の公演がヨーロッパで大変な話題を呼んでいますが、心を動かされますよね。

第二の要素、「メロディ」を理解するには、時間的な感覚と音階の概念が必要ですので、少し高度な脳が必要になります。素晴らしい「メロディ」は、大脳のドーパミンを放出させるため、より大きな快楽に繋がります。

アフリカ由来のの「リズム」感がアメリカでジャズを産み、これが白人の音楽であったカントリーミュージックの「メロディー」の要素を取り込んで「ロックンロール」に変化したのですが、ジャズとロックの根底は一緒です。

この辺りはブロードウェイのミュージカル、「メンフィス」などで詳しく述べられています。

この三要素のうちもっとも高度な脳の働きが必要なものは、「ハーモニー」です。

いくつかのメロディを記憶した後に、初めて理解できるのが「旋律の調和」とでもいうのでしょうか?

*************************

ハーモニーを感じることは、脳内での立体感覚を認識する理系の能力に近いもので、圧倒的に男性脳の方が得意な分野です。

クラシック音楽の作曲家や指揮者は、やはり男性が多いですよね。

ハーモニーを重視するクラシック音楽の作曲家は、コンポーザー(構成者)であり、メロディメーカー(旋律職人?)ではないのです。

この「ハーモニー」は初期には理解できないものですが、トレーニングや歳を重ねることによって脳が複雑化されニューロンが増えると、より理解できる様になります。

子供の時は理解できなかったけれど、大人になってクラシック音楽を楽しめる様になったという話を良く聞きますが、このハーモニーを理解できる様になると単一のメロディよりも、脳はさらに大きな快楽を得ることが出来るのですよね。

素晴らしいハーモニーによって、あたかも神と繋がったかのような満たされた感覚を得ることができるのはこのためです。

パイプオルガンや聖歌隊などで、宗教がこの脳の働きを利用したのも良く理解できます。

僕の記憶を辿っても、音楽を聴いて涙が出そうになるぐらい感動する時は、旋律が美しい時ではなくて、いくつかの楽器や声楽家の声のハーモニーが見事に調和した時ですね。

より多くの脳のニューロンが活性化しポジティブフィードバックを起こし、刺激を加速化するというわけです。

音楽の働きを脳科学の分野からアプローチするのも興味深いですよね。

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アプリ化されたら、またご報告させていただきますね。

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2012年5月24日 (木)

サーマクールアイ フラクセルアイ マドンナリフトアイ の違い 眼の周りのレーザー施術の話

おはようございます。

今日は5月24日クリニックFは休診日です。

今日は暑くなりそうですね。

僕はレーザー工学の大学院の研究室に顔を出し、実験をしてこようと思っています。

さて、今日は眼の周りのレーザー施術の話。

眼の周りと言っても、上瞼のたるみ。下瞼のゆるみやシワやクマ。目尻の笑いジワなどいつの悩みがあるとおもうのですが、レーザー医療の進化により、解決の糸口が見えてきました。

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初対面の人と会って、最も記憶に残る顔のパーツはどこだかご存知ですか?

ある統計によると、初対面の場合、記憶に残るのは目が70%以上を占めていると言います。

僕がカウンセリングをしていても、

「目を大きく見せたい」

「目の周りを引き締めたい(引き上げたい)」

「目の周りの皺をなくしたい」

「目の際にあるシミが気になって仕方がないので、どうにかしたい」

・・・などなど

男女問わず、やはり目の周りのことを気にされて御来院される方は、とても多いのです。

特にクリニックFにお越しくださる方は、美容整形手術やヒアルロン酸などの注入をできるだけ選択したくない、というある意味「ナチュラル志向」(?)の方や、レーザーを最新工学に裏打ちされた皮膚を鍛える機械という認識を持たれている方がほとんどですので、

「レーザーで出来るところまで頑張りたい」

と思われるのでしょうね。

実際、目の周りのレーザー施術をすることで、劇的な効果がありますし、それにより初対面の印象を良くもできますから、良い時代になったものです。

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約10年前までレーザー照射と言えば、シミ(メラニン)やあざ(ヘモグロビン)をとる治療で、色素に反応する波長が開発されていました。

眼球内には、虹彩や網膜など、黒い組織(いわゆる黒目)が沢山あります。

このため、特に眼球の周りの治療は難しいとされていました。

しかしながら、この10年で進化したレーザー医療技術により、目の上、まぶたの上を照射することができる機器が開発されてきたことはご存知だと思います。

このうち、もっとも古くから眼球まわりに対する治療を推奨し始めたのがサーマクールを販売するサーメージ社(現ソルタメディカル社)でした。

2005年ぐらいのことだったでしょうか。

Thermage

サーマクールは、メラニンに反応する波長のレーザーではなくRF(ラジオ波)を使用しますので、メラニンに対する危険度が低いことがわかっていたのです。

サーマクールのかなり初期段階で、まぶたの上の施術ができる「サーマクール・アイ」チップ(上部スライド緑)を発売したのは見事な戦略だったと思います。

追って、目の周りに対して施術を始めたのは、後に吸収合併することとなるフラクセルの開発会社(リライアント社)でした。

サーマクールが目のたるみを治療するために開発されたのと比較して、フラクセルは目の周りの皮膚を、新しく生まれ変わらせる(リサーフェシングする)ことによって、テクスチャーの改善を狙ったものでした。

Tip

特にメラニンの反応性の低い、1927nmのツリウムグラスを利用した「フラクセル3 DUAL」が開発されてからは、目の周りの浅い部位にできた色素斑をとるのにとても適しています。

特に1927nmの波長は、「フラクセル3 DUAL」以外には搭載されておらず、代わりがありませんのでクリニックFでは、とても重要な機器です。

ここ数年で注目を浴びるようになった目の周りの施術は、なんといってもイタリアのレーザーメーカ―(DEKA社)の作り上げたマドンナリフト・アイの施術でしょう。

今年の米国レーザー医学会では、数々のフラクショナルレーザー機器を比較使用して、目の周りの施術の比較演題を発表してきました。

R0010674

もしも目の周りのたるみや老いを感じたら。

ダウンタイムを望まないならばファーストチョイスは「サーマクール・アイ」を

色素をより効率よく治療したいのであれば、特にフラクセル3の1927nmの波長を利用した「フラクセル・アイ」を

眼瞼拳上の手術を考えるほど、たるみが気になるのであれば「マドンナリフト・アイ」を

選択するのが良いと思います。

フラクセル・アイであれば4日間。マドンナリフト・アイであれば6日間で完全に元通りになりますし、女性であれば化粧は次の日からできますよ。

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2012年5月23日 (水)

院長室の本棚を買いました

おはようございます。

今日5月23日もクリニックFの診療日です。

が、もともと今週は休みを取ってハワイへ行く予定でしたので、結構スケジュールに余裕があり(笑)ちょこちょこした雑務を片付けています。

そのうちの1つが、院長室の掃除と整理。

いつの間にか溜まりに溜まった本や資料、あらゆる機械・・・といったもので、小さな院長室が余計に小さくなっていたのです。

毎月海外から届く皮膚科関係、レーザー医学関係、レーザー工学関係の学会誌だけでも、月に十何冊も増えていきますから、もう本と機械に侵略されているような状態で、打ち合わせもままなりませんでした。

これをそろそろなんとかしなければ・・・本棚をもうひとつ買い足さなければ・・・と、デスク後ろに本がただただ積まれていたスペースをメジャーで採寸。

天井までのスペースを完全利用できる本棚はないものか、とON LINE SHOPPINGを検索し、ぴったりのものを楽天のとあるショップで見つけました。

それが、こちら。

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トータルで2万円。

スタッフも組立を手伝ってくれて、なんとかぴたっとはまり、爽快です(笑)。

こうして整理が終わると、長年の夢だっただけに、もう気分もすっきり。

頭の中もすっきりと整理された感覚になりますね。

整理がついたところで、抹茶ラテを飲んでくつろいでいます。

良い気分です!

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2012年5月22日 (火)

スカイツリーの開業とスカイツリーの12景

おはようございます。

今日2012年5月22日はクリニックFの診療日です。

そして今日は東京スカイツリーの開業日ですよね。

634mの世界一のタワー。

浅草周辺の観光客の動きも変わることでしょう。

実はこのスカイツリー。僕の自宅からよく見えます。

カメラのテストでよく被写体にするのですが、ふと気づくと何十枚も写真を撮っていました。

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春の光でも

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夏の光でも、

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秋の光でも、

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冬の光でも、綺麗に写真が撮れます。

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こちらは都心で雪が降った次の日。

埃がなくて空気が澄んでいます。

もちろん晴れた日は綺麗で素晴らしいのですが、面白いと思うのは、634mの高さがあると考えると、スカイツリーをスケールにして、雲の高さが推定できるのです。

Cimg1302

ちょうど下の第一展望台が350mの高さ、

さらに上の第二展望台がちょうど100m違いの450mの高さです。

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こちらの雲は500mぐらいの高さでしょうか?

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こちら雲は300mぐらいの高さですね。

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こちらの雲は200m。

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梅雨の季節など、日によっては全く見えない日もあります。

ちなみに今日の天気はこれに近い(苦笑)。

展望台に登る人たちがかわいそうです。

Img_1329

反対に、250m以下にだけ雲があるときもありました。

こんな日にスカイツリーに登ると雲海が見渡せるのでしょう。まさに絶景。

面白いと思ったのは、隅田川の花火大会の日。

ちょっと画質が悪いのですが、スカイツリーの左横。

打ち上げ花火が見えますか?

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同じ縮尺で写真を撮っていますが、花火の高さはせいぜい150mほどなのです。

今年からはスカイツリーに登って観ると、花火を見下ろせるということですね。

これは観たい!

新たな発見でした。

とりとめも無い話に御付き合い頂きましたが(笑)、さて、気を引き締めて今日も診療に頑張っていこうと思います。

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2012年5月21日 (月)

Facebookと金環日食

おはようございます。

今日5月21日もクリニックFの診療日です。

そうそう、Facebookに クリニックFのページ を作りました。

これから、内容を充実させていこうと思います。

よろしかったら「いいね」ボタンを押してくださいね。

さて、今朝の金環日食は、ご覧になりましたか?

僕は、先週から本当は

「セスナ機の操縦をしないか?」

という嬉しいお誘いを受け、ハワイに行く予定を組んでいたのですが

「・・・待てよ、日食と日程がかぶってるんじゃないか?!?」

と、慌てて旅の予定をキャンセル。危ないところでした(笑)。

今朝は早くから、キャノンの一眼レフカメラと400㎜望遠レンズと三脚で、今か今かとその瞬間を待ち構えていました。

曇り空から日食を見ると、また違った趣があるのには感動しましたね。

こうした“天体ショー”を観ると、圧倒的な力を持つ宇宙のロマンを感じます。

僕たち一人一人は皆、等しい宇宙の欠片なんですよね。

小学校2年生の時に、僕は将来の夢を宇宙飛行士と書いたのを思い出しました。

周りの友達の夢は、ほとんどがプロ野球選手だったのですが…。

撮影した日食の写真、ブログとフェイスブックに少し公開しますね。

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最初はフィルターを用意していたのですが、光が弱くてフィルターなしで挑戦。

むしろ幻想的な写真になりました。

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こちらはフィルターを使いましたが、コロナのようなものが見えますね。

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違うフィルターを使ったもの。

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本当に美しいですね。

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2012年5月19日 (土)

フラクショナルレーザー機器のセカンドライン B&C(クリア&ブリリアント) Emerge

おはようございます。

今日は5月19日快晴ですね。

日食の日も今日の様に晴れると良いのですけれどね。

今日はクリニックFの診療日です。

インドの出張記も書き終えましたので、そろそろ春期のレーザー医学会情報のまとめをしようと思います。

2012年春季の主な米国系レーザー皮膚科学会は、米国皮膚科学会、米国レーザー医学会と、5月中旬現在で、すべて終了しました。

レーザー機器メーカーは米国が主導していますし、米国の学会はレーザーを専門とする医師に取って外すことは出来ない情報源。

2012年の特徴として、多くレーザーメーカーが痩身の機器を市場に投入し、ピコ秒レーザーがデビューしたことはお話ししたと思いますが、もう一つ特徴的なことがあります。

それは、フラクショナルレーザー機器を販売してきたメーカーが、セカンドラインの「廉価版フラクショナルレーザー機器」をデビューさせたこと。

アパレルの世界と全く同じで、より広い層に販売するための普及版・廉価版としてのセカンドラインの役割は、ファーストラインへの導入としては大きいですよね。

代表的なものは、「フラクセル3 DUAL」や、「フラクセル:リペア」を販売しているソルタメディカル社が、廉価版フラクセルとして投入した「C&B クリア&ブリリアント」です。

ソルタメディカル社は、2004年に世界で始めてフラクショナルレーザー機器をデビューさせた会社です。

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ダイオードレーザーが主体ですので、この通り小さなサイズ。

パラメーターも細かい設定は無く、強中弱の3種類から選択するように単純化されています。

そもそも機器としての出力が弱いので、ニキビ痕や毛穴などの治療には適しませんが、肌の入れ替えの用途にはよいのではないでしょうか?

機器本体の価格もファーストラインの「フラクセル3DUAL」と比較すると、約4分の1。

施術の値段も当然変わってきます。

そしてこちらは、本邦初公開。

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パロマ社のセカンドラインのフラクショナルレーザーEmerge(イマージュ)。

フラクショナルレーザー機器をデビューさせたのはソルタメディカル社が先ですが、米国パロマ社は、フラクショナルレーザー理論の特許を持つ会社です。

スターラックス1540XD Lux2940(TM)、Lux1540(TM)、Lux1440(TM) などのパロマ社のファーストラインに次ぐ機種として、1410nmの波長を使った機種ですが、C&B クリア&ブリリアントよりもさらに安価です。

どちらもテストをさせていただきました。

2012年現在のレーザー医療クリニックの定義をあえてするとすれば、CO2および、近赤外領域のCO2以外の波長のフラクショナルレーザーをそれぞれ1台づつ。

少なくとも2台のフラクショナルレーザー機器が、クリニックのラインナップにあることが最低条件と言ってよいかと思います。

蒸散系と凝固系の二つのフラクショナルレーザー波長がなければ、多くの症例に対処することができません。

これらの二つの機種は、設定パワーも限られており、照射範囲や照射スピードも遅いため、決して使いやすい機器であるとは言えませんが、これからフラクショナルレーザー機器の購入を考える医師の方には、フラクショナルレーザー機器の構造を理解し、経験するためにも非常に良いのではないかと思います。

百聞は一見に如かずではないですが、こと、レーザー医療に関すると経験に勝るものはありません。

一方で、患者さんがこれらの機器を選択するべきかどうかは悩むところですが、過去販売されたフラクショナルレーザー機器は、本体の値段に比例して効果が上がるのが原状。

治療回数を少なくしたい方は、やはり高出力のファーストラインのレーザーを。

治療回数が多くても、一回当たりのコストを安くしたい方は、セカンドラインのレーザーを選択していけばよいのではないでしょうか。

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2012年5月18日 (金)

■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑲ インドからの帰国 お土産 インド人の気質

おはようございます。

5月18日今日もクリニックFの診療日です。

昨日の休診日はレーザー工学研究室に顔を出して、実験の続きをしていました。

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新たにできる光源の波長を測定したのですが、500nm、600nm、700nm領域の波長の強さをそれぞれ個別に継時的に測定したものです。

このようにすると、新たな光源の性質の推定ができるのです。

来月論文完成をめどに頑張っています。

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さて、僕のブログ、国際学会周遊記 インド編も最後のブログとなりました。

こちらインドはデリーの、インディラ・ガンジー国際空港です。

セキュリティチェックがかなり厳しく、eチケットも印刷されたものを持っていないと空港に入れてもらえません。

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通常はマイレージカードがあればカウンターで手続きできるのですが、空港に入れないと話になりません。

他の国の空港ではこのようなことはないので、インドの国際空港を利用される方は注意が必要ですよ。

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空港にあった、「India・Explore」=インド探検という名前がついたお店。

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発着口にはインド航空の機体が待っています。

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帰りの機内で読んだ本では美容外科の特集を組んでいました。

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クリニックFは、メスを使わず肌質を改善するレーザー皮膚科ですが、いまだに美容外科と混同する方も多いのが日本の現状です。

こちらの記事は、「美容外科医があなた(患者さん)に言いたくないこと」

という語録集でした。

どこの国も同じような悩みを抱えている人がいて、興味深かったです。

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こちら、今回学会先からいただいた学会参加証。

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こちらは招待先のTimpac社からいただいた証書と記念品の箱。

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お土産の中にはこのような絵が入っていました。

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Dr.Fujimoto の名前が入っています。

微細な細工が綺麗にできていますので、クリニックの待合にありますのでいらっしゃったら、実物をご覧くださいね。

閑話休題。

2030年から2050年にかけて、インドはGDPで中国を抜き、世界1位の国家になると予想されています。

そういった意味でもインドは一度訪れたい国のひとつでした。

僕の初めてのインド滞在で受けた印象は、インドの社会は身分の違う種族(カースト)が交わることなく、独自に生活しているという感じ。

独特の価値観や文化を持ったそれぞれのカーストが、お互い関せず交わらずに、並行して共存している混沌とした社会。

インド国というナショナリティも、外部に敵が現れたときは一致団結しますが、普段は自分の所属するカーストを守ることがなにより大事なのかな、と感じざるを得ない場面にも遭遇しました。

通常の国とは少し違うように感じたんですよね。

カースト間での常識が違うからなのか、インドの国民性は、集団で仕事を分担して大きなことを成し遂げるような仕事は苦手なように思えましたが、数学やITなど個人の能力の高さは目を見張るものがあります。

日本とはまったく違う意味での「教育大国」がそこにあるのでしょう。

次の滞在では、大学の研究所なども訪問したいですね。

また、​男女ともによく喋るのには驚きました。

そして、時間の感覚は日本とは全く違いますね。

アメリカ人がビジネスをするためにインドに滞在すると、その3​分の1は半年以内に病んでしまい、本国帰還になるのだと聞きました。

これには納得するような場面もありましたよ・・・。

タフでなければ生き抜いていけない国でもあるんでしょうね。

いずれにせよ、今回のインド滞在は3日間だけでしたので、僕の本格的なインド体験はまた次回になりそうです。

長くなりましたが、これでインド国際皮膚外科学会の出張記を終わります。

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2012年5月16日 (水)

■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑱ フマユーン廟

おはようございます。

今日5月16日はクリニックFの診療日です。

今日は気持ちのよい天気ですね。

東京で28度まで上がるそうです。

昨晩は現在計画中のボディ(痩身)クリニックの打ち合わせで銀座の維新號に行ってきました。

名物のでっかい肉まん。これは上手かった。

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以前より計画していたのですが、世界最新鋭の痩身機器を備えて、食育的、分子栄養学的な痩身アプローチができ、脂肪吸引などの手術をしない痩身専門クリニック。

クリニックFは、原則フェイシャルに関連する施術のクリニックなのですが、クリニックBが実現する可能性が出てきましたよ。

慎重に機器を選び、確実なデータを揃えた上で実行したいと思います。

さて、僕のブログ国際学会周遊記は、先月訪れたインド国際皮膚外科学会の話。あと二つのブログで終わります。

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インド滞在最終日に最後に向かった場所がこのフマユーン廟。

ムガール帝国第二代皇帝のフマユーンが事故死し、その妃が1565年に建造したものだそうです。

こちらはデリー近郊にあり、タージマハルの原型になったと言われるインドイスラム文化の傑作と言われる建築物です。

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大きな庭に囲まれています。

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前門があるところもタージマハルが模したのでしょう。

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記念写真を撮っている人も沢山いました。

廟の敷地の中。

美しい建物ですね。

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フマユーン廟の正面から、急な階段を登ります。

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内部には皇帝フマユーンの棺がありました。

ムガル帝国の廟建築の原型とも言えるフマユーン廟は、インドの歴史において、奇しくもムガル帝国終焉の舞台となりました。

1857年にはじまる、いわゆるインド大反乱(セポイの反乱:最近はこの名前は使われないようです)の際、ムガル朝最後の皇帝バハードゥル・シャー2世は3人の王子とともにこの墓廟に避難しました。

皇帝はウィリアム・ハドソンの率いるイギリス軍によって捕縛され、裁判にかけられて帝位を剥奪され、ムガル帝国が終焉を迎えることになったのです。

フマユーン廟の見学を最後に、空港に送ってもらいました。

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途中、巨大な蓮の花の形をしたバハーイー寺院を観ましたが、こちらはあまりの参列者の数(2時間近く待たされるとか)に、中に入るのは断念しました。

イスラム教、ヒンズー教、仏教の寺院ではなく、19世紀半ばにイランで創始された一神教「バハイ教(バハーイー教)」の礼拝堂。

こうした宗教施設への参拝が熱心な国民なのですね。

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2012年5月15日 (火)

How to Evaluate and Identify Medical Laser Markets

おはようございます。

今日5月15日(火)はクリニックFの診療日です。

都心は雨になるとの予報ですが、また明日からは暑くなるようですね。

さて、昨晩の診療後は赤坂で、ソルタメディカル社の本社スタッフと会食がありました。

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アジアパシフィック統括のミンゴと、本社マーケティングスタッフのトーマス。

ミンゴとはシンガポールで2年前に会って以来。トーマスは来日の度にクリニックFに立ち寄ってくれますので、半年ぶりでしょうか。

どちらも僕と同世代です。

ソルタメディカル社は

「サーマクールCPT」 

および

「フラクセル3 DUAL」

といったクリニックFでの主力商品を販売する、全米第二位のレーザー開発会社。

ここ数年で「アイソレイズ(isolaz)」や「リポソニックス(liposonix)」

など、ニキビや痩身に対して独自の技術を持った会社を買収してきました。

たとえばニキビ治療に対してドクターが行うアプローチには、(良い悪いの議論は脇に置いておくとして挙げていきますと)面皰圧出といった古典的な施術に始まり

○飲み薬によるアプローチ (抗生物質、アキュテイン、ピルなど)

○塗り薬によるアプローチ (ビタミンC誘導体、ビタミンA誘導体、ディフェリン/アダパレン、ピーリングなど)

○機器によるアプローチ (レーザー治療機器、イオン導入器など)

・・・といったものがあります。

そんな中、アイソレイズ(isolaz)は治療費が高額であることを除けば、2012年現在最高の治療効果を出す機器として世界各国の医師の間で認知されているのです。

また、ニキビ跡治療は、以前にもお話していますが、ニキビ治療と全く違ったアプローチが必要となりますが、こちらは「フラクセル3 DUAL」が第一選択となるのは明白でしょう。

Tip

しかしながら、日本に市場を求めるレーザー企業は、

○特にこの10年の間に開発された米国の新しい医療機器は、そもそも日本では認可が遅く導入に時差が生まれてしまう(=デバイスラグ)。

○医師が個人輸入して機器を手に入れたとしても、教育機関が定められていないため、医師の間で厳密な治療プロトコールの共有が出来ない。

○医療機関は広告を打つことが出来ないので、どんなに素晴らしい機器でも消費者(患者さん)への認知が出来ない。

・・・といった二重苦、三重苦の中での販売を余儀なくされているのです。

会食が始まった当初は、新たに買収した痩身の医療機器である「リポソニックス(liposonix)」の性能について話が始まったのですが、だんだんと会話は ソルタメディカル社の既存のラインナップから

■How to Create New Market Opportunities.

■How to Evaluate and Identify Markets.

・・・といった、僕のもう一つの専門分野である医療経営管理学的な話に移行しました。

気づいたら英語で3時間以上もディスカッションを続けていましたよ(笑)。

医師である以上、医療の質に対するこだわりは捨てられません。

また、レーザーを扱う治療技術者としては、新しい機器が出れば機器をいち早く評価し、どのタイプの患者さんに効果があるのかを見極めたい。

しかしながら、患者さんそれぞれにとって最も早く効果が出る治療法を、すべての医師が選択し、治療法を共有するためには、レーザー治療に参入する医師の市場活性化が必要である。

レーザーの様に高額な機器導入が必要な医療市場が活性化するためには、それぞれのクリニックに経営的、管理会計的な知識を与え、経営基盤を強化しなければならない。

さらに最も重要なのは、ここ10年間で最も進化した医療分野の一つである

レーザー治療で 「新たに出来るようになったこと」

の認知を、医師および消費者に対して、より上げてゆかなければならない。

などなど。

プロダクトサイクルでいうと、これから成熟期に入るはずのこのレーザー医療業界において、今後もレーザー医療という市場を伸ばしてゆくためには、患者さん、医師、レーザー機器メーカーともに利点がある方向を探ることが大切ですよね。

自分の方向性も再認識することが出来ました。

最近診療後は、工学の論文とにらめっこの日々が続いていましたが、久しぶりに自分の専門分野について改めて考えるきっかけとなり、とても良い刺激になりました。

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2012年5月14日 (月)

■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑰ ラールキラー

おはようございます。

今日5月14日はクリニックFの診療日です。

昨日は東海大学形成外科のゴルフコンペに参加させていただきました。

先月のフロリダ開催の米国レーザー医学会(ASLMS)でご一緒させていただいた宮坂宗男教授にお誘いいただいたのです。

宮坂教授は、レーザー医学を専門の一つとされる、日本で唯一の形成外科の主任教授としても知られています。

思えば僕が初めて宮坂教授にご挨拶させていただいたのも、2004年ダラスで開催された米国レーザー医学会でした。ちょうどあの時にフラクセル(ソルタメディカル社)がデビューしたので、記憶に残る学会です。

ゴルフコンペでは、一等賞品のオーパスワンを巡って僕も頑張りましたが惜しくも届かず(苦笑)。晴天の中、メンバーにも恵まれて、とても楽しくゴルフをさせていただきました。

コースの写真を撮りましたが、ちょうど雲の形が矢印のように見えませんか?

まるで将来の指針を示しているようでしたよ。

Cc

話変わって、僕のブログ国際学会周遊記は、先月招待講演で滞在した、インドブログについて。あと3つのブログでインド出張記はおしまいです。

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赤い砦ラールキラー(レッドフォート)は、ムガル帝国時代にデリーに建てられたインドの城塞です。

ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、アグラから遷都。

自らの名を冠した新都シャージャハーナーバード(現デリー)における居城として築いたもので、9年の歳月をかけて1648年に完成しました。

タージマハルを作り、このレッドフォートを造ったと言えば、シャージャハーンの名前が世界に残っているのもわかりますね。

2007年には世界文化遺産に登録されましたが、見ての通り、威圧感のある巨大な城です。

中国の紫禁城か、ロシアのクレムリンのような規模です。

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チケットセンターには長い列が。

横にまわると入り口があります。

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入り口から内部に入ります。

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建物の内部に入るとすぐ、お土産屋さん通りがあります。

荘厳な外見に対して格差に驚きましたが、イギリス占領下では、この建物は軍の駐屯地にされるなど、内部が大きく造り替えられたのだそうです。

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客引きも多かったですね。

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このお土産通りを超えると広い中庭に出ます。

ムガル帝国の皇帝たちとの一般国民との謁見殿ディーワーネ・アーム(Diwan-i-Am)があります。

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かなり巨大な施設です。

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こちらの白いものがが玉座。

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昔は宝石が散りばめられていたのだそうです。

イスラム風の建築様式ですね。

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さらに奥には、ディーワーネ・カース(Diwan-i-Khas)、と呼ばれる、貴賓謁見殿がありました。

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白い大理石でできた建物は、タージマハルが思い起こされるものでしたよ。

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2012年5月 9日 (水)

9月はプラハに。ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)演題通過

おはようございます。

今日5月9日もクリニックFの診療日です。

朝起きてメールをチェックすると、今年2012年9月にチェコ共和国プラハで開催されるEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)に向けて提出していた演題が、通過したとメールが来ていました。

Eadv2012

Dear Dr. Fujimoto,

We are pleased to inform you that your below abstract has been accepted for presentation during the 21st EADV Congress in Prague, Czech Republic from 27-30 September 2012.

Title: Detection of the different reactive oxygen species induced oxidative stress in skin during LASER therapy

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

EADVは過去、演題が通過しなかったこともあるので、嬉しいです。

6月中旬のEADC(2nd Eastern Asia Dermatology Congress :北京開催)と6月下旬のICAS ASIA (International Master Course on Aging Skin:上海開催)の招待講演に続いての発表になりますので、順当に行くと僕の78回目の英語による発表になります。

8年前に東大医科学研究所を退職し、クリニックを開設して、この「国際学会周遊記」という名前のブログを書き始めた時に自分で掲げた目標の一つが、

「レーザー治療医師および研究者として、海外での英語による講演および発表を、毎年10回づつ10年かけて、100回すること」

でした。

8年間で78回ですから、実現可能なところまで見えてきましたね。

初志貫徹目指して、常に進化する世界のレーザー医療技術にアンテナを張りながら、気を緩めずに頑張っていこうと思います。

閑話休題

チェコは以前にも訪れたことがあるのですが、御存知の方も多いように、本当に素晴らしく、街全体が美術品のような美しく綺麗な都市なのです。

よろしかったら過去のブログ、国際学会 欧州 チェコ編をご覧ください。

プラハはオペラの劇場もありますし、アールヌーボーの建築も多い。

さらに映画「アマデウス」の撮影場所ともなった中世の建築物が多くある都市。

また、地理的にも東欧を含めたヨーロッパの中心ですから、ヨーロッパのどの場所へも2時間程度で移動できます。

音楽やオペラ、美術好きにはたまらない場所なのです。

こちらも楽しみ。

今日から早速、空き時間にヨーロッパ中のオペラ公演のチェックをしよう(笑)。

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2012年5月 8日 (火)

マドンナリフト:眼瞼下垂のための上眼瞼拳上術がレーザー治療で可能か?

クリニックFでも大人気のマドンナリフト。

イタリアはフィレンツェにあるレーザー会社DEKA社の開発したフラクショナルCO2レーザーによる治療ですが、上まぶたのたるみを取るレーザー治療として認知度も上がってきました。

本物のマドンナがWEBに出てきたりと話題性も抜群なんですよね。

今回YOUTUBEで動画が新たに上がったようなのでご紹介しますね。

モデルは、皮膚科医ならだれでも知っている、とても著名な皮膚科の先生です。

Millions of patients have benefited from fractional resurfacing since its introduction and FDA clearance in 2004.

Advances in this technology have been refined to such an extent, that it now mimics the results previously realized only through eyelid surgery.

Fractional eyelift, better known as the Madonna lift, a procedure which is a safe and effective alternative to traditional eyelid surgery.

2004年にフラクショナルレーザーリサーフェシング(ソルタメディカル社 フラクセル)が米国FDAで認可されて以来、数百万人の患者が恩恵を受けてきましたが、レーザーの技術によって、上まぶた拳上術に代わる治療となり得るレベルに達しました。

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数年前であればここまでの結果を出すためには、手術以外に選択肢がなかったのですが、メスを入れずに眼瞼下垂の治療が可能となったのです。

治療技術の進化は素晴らしいですよね。

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■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑯ ジャマー・マスジット

おはようございます。

今日5月8日もクリニックFの診療日です。

ゴールデンウィーク気分も終わり、昨日は1日忙しかったですね。

さて、僕のブログは、インド国際皮膚外科学会の招待講演でのインド出張について。

あと4つのブログで終了です。

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今回依頼があった、3つの招待講演の仕事が終わりました。

帰国便のフライトはこの日の深夜です。

依頼主からタクシーを一台手配していただけたので、午後からデリー周辺の見学していないエリアを回ることにしました。

まずは、ジャマー・マスジット。

こちらもタージマハルの建設者。シャージャハーン帝が1656年に作り上げた街の中核をなすイスラム教礼拝所です。

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灼熱の中、近くに車を停めて、歩いてゆきます。

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こちらはサトウキビを絞っています。

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日用雑貨を売る店。

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こんな光景を見ながらマスジットに向かいます。

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鶏屋さん。

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インドでもっとも人気のある象の形をした神様ガネーシャ。

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様々な出店が出ています。

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いよいよ門が見えてきました。

こちらの階段を登ります。

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こちらも門を超えると、広い礼拝堂。

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毎週金曜日の礼拝時には多くの人が集まるそうですが、この中庭には、2万5千人が収容できるそうです。

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こちらもタージマハル同様、インドイスラム建築ですね。

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丘の上にあるので、眺望が良いです。

遠くに見えるのがシャー・ジャハーンがデリーに作り上げた都城のラール・キラー(レッド・フォート赤い砦)。

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眼下にはこのような光景が広がっています。

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次は、都城のラール・キラーに向かいます。

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2012年5月 7日 (月)

■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑮ インドの交通事情 オートリクシャー 

おはようございます。

「スーパームーン」と言われた満月や、つくば市などを襲った竜巻など自然の圧倒的な力をまたしても感じた今年のGW。

皆さん連休はどうお過ごしでしたか?

僕はGW後半はすこしリフレッシュを兼ねた休みをとり、久しぶりに日本の田舎の風景を楽しみました。

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こちら伊豆の伊東沖で撮影したトビウオが飛んでいる写真。

船の速度から考えても、時速70kmぐらい。

ここからさらに100m近く飛ぶんですね。

飛行機みたいで感動しましたよ。

さて、5月7日。連休明けの月曜日。東京に戻り、クリニックFの診療再開です。

ブログ「新国際学会周遊記」は、先月招待講演で滞在したインドでのブログが、こちらも再開です。

しばしお付き合いください。

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インドの街の交通事情。

現地では皆、車線を守らず走行する話はふれたと思うのですが、例えばこのバイク。

見てください。

せいぜい二人乗りのはずのバイクに、前後ろで家族4人が乗って普通に走っているのです。

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単なる移動? それとも家族旅行?? なのでしょうか。

ちょっと驚きます。

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オートバイはホンダが人気です。

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面白いところだと、こちら、インドの自動車メーカーである“TATA”タタ社の救急車。

インドでよく目にするのが、「オートリクシャー」という小型3輪車に幌がついた乗り物。

僕は乗る機会がありませんでしたが、あらゆるところで見ましたね。

リクシャーは日本語(人力車)に由来がある名前なのだそうです。

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このリクシャーに多い時には10人ぐらいの人が乗っていて、これまた驚くことがあります。

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運転席は、この通り、オートバイのよう。

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これも記憶に残る、インドの風景の一つですね。

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2012年5月 2日 (水)

■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑭ 全インド医学研究所でのレーザー実技指導

おはようございます。

明日から再び連休に突入する今日、5月2日もクリニックFの診療日。長い一日、何時に診療が終わるのか・・・サドンデスなかんじになりそうですね(笑)。

昨日も、eマトリックスや、マドンナアイリフトなど、数日のダウンタイムが必要な施術を御所望される方が沢山いらっしゃいました。

満員御礼だと思った予約枠も、その後さらに当日のお電話で「昨日中にどうしても・・・」という患者さんがいらして、追加で数名受け入れましたが、なんとかあまりお待たせせずに診療を行うことが出来ました。忙しかったですが、チームワークと集中力を駆使すれば、なんとかなるものなのだなあ・・・と改めて自分やクリニックの診療スタイルを考えるきっかけになりましたよ。

スタッフには明日以降ゆっくり休んでもらうことにして、本日も満員御礼ですが、引き続き、皆で頑張っていこうと思います。

ブログ「新国際学会周遊記」は、インド滞在最終日を迎えます。

全インド医学研究所で開かれた、招待講演の話です。

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前日の“タージ・マハル強行ツアー”は、夜中の1時にホテルの部屋に帰宅。

そのまま数時間眠った後、朝早く学会会場のホテルを出て、用意されていたタクシーに乗り、向かった先は・・・

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AIIMS(全インド医科学研究所:All India Institute of Medical Sciences)。

インドでは、医学の研究で非常に由緒ある組織だと聞きました。

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ちょうど日本でいうと、僕が2005年まで大学職員(東京大学助教)として勤務していた東大医科学研究所のようなイメージ。

独立した医科学研究所です。

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皮膚外科一般のワークショップが開催されましたので、脂肪吸引や、小手術などの講演枠などとともに、レーザー治療の実技指導があったのです。

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デリーの中心にあることや、中庭の様子など、東大医科学研究所にそっくりです。

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僕も講師の一人となったレーザーの実技指導枠は、今回非常に人気を集めたイベントとなったようでした。

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今回は、米国パロマ社の「スターラックスXD」を主に使用しました。

機器の特性と、使用法について説明します。

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まずは、患者さんの肌の診断をして、自分の見解を伝え、さらにそれぞれの疾患と部位によって治療法を変えて、説明しました。

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症状が違う場合は機器を替え、パラメータを部位によりそれぞれ調整して照射していったので、細やかな施術だと、非常に好評を得ることが出来ました。

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細かい質問もたくさん出ます。

皆さん、とても熱心ですね。

通常ほかの地域でデモをすると、患者さんになりうる候補者があまり集まっていないことが多いのです。

多くて数名というレベル。

こうした医療施設の中でしたので、同じにきび跡でも

「ラウンド型の波打つようなスカーの症例が欲しい」

とか、

「深いボックスカー型の症例が欲しい」

とか、

「アイスピック型の症例が欲しい」

などというと、

それに適した症例の治療希望者を連れてきてもらえるのです。

さすが人材豊富なインド(笑)。

その分クオリティの高い仕事が出来たと思います。

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何人も症例を替えて、実際の施術をしながら、インド人医師たちにテクニックを教えてゆきます。

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最後はテレビカメラも入りましたよ。

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この場所でインド人医師に教授した日本人医師は、過去にほとんどいないとのことでしたが、僕にとっても光栄な機会を与えていただきました。

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とても名誉な仕事をさせて頂き、関係者の方々に改めてお礼を申し上げます。

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2012年5月 1日 (火)

■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑬ タージ・マハルに沈む夕日 黒いタージマハル

おはようございます。

ゴールデンウィークの前半はいかがお過ごしでしたか? 例年より都心は混んでいるように感じますが・・・僕は特に出掛けることもなく、日頃読めずに溜まっていた本を、8冊一気に片付けました。

中でもカーン大学神経学教授のベルナール•ルシュヴァリエが書いた「モーツァルトの脳」という音楽的知能の脳認知を解説した本は、面白かったですね。

さて、今日5月1日(火)も東京・四谷クリニックFの診療日です。

連休の中日ですが、予約表を確認すると今日・明日共に予約が一杯ではみ出しているような状態。連休前は多少のダウンタイムがある機器も使用できますし、久しぶりに帰国中の方々もいたりしますので、どうしても混みあってしまいます。

ありがたい限りですが、患者さんおひとりおひとりの貴重なお時間ですので、ご迷惑をおかけしないよう、今日も先週末と同様、集中力を切らさずに、頑張ろうと思います。

ブログ「新国際学会周遊記」は、先月訪れたインド タージ・マハルの最終編です。

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僕がタージ・マハルで過ごした時間は日没までの、1時間余り。

限られた時間でしたが、カメラのシャッターを何度も切りました。

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22年の歳月をかけたタージ・マハルが竣工してまもなく、シャー・ジャハーンは、なんとタージ・マハルの接するヤムナー河の対岸に、対となる自分自身の黒大理石の廟を計画し、実際建設に着手します。

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ヤムナー河の対岸に出来るはずだった、黒いタージマハル。

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Googleマップを確認すると、確かに建築跡が見られます。

この写真でも建設跡が確認できますよね。

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当然の帰結として、この国家財政を揺るがす大事業に、民衆の不満が高まりました。

1657年には、シャージャハーンが病床に伏すとともに、長子でありシャージャハーンが後継に指名したダーラー・シコーと、第三子のアウラングゼーブ・アーラムギルの後継者争いが始まります。

弟のアウラングゼーブが皇位を継承し、シャー・ジャハーンはアーグラ城塞に幽閉されてしまうのです。

彼は亡き愛妃の眠るタージ・マハルを眺めながら、1666年に74歳で死去しました。

このタージを作り上げ、ムガル帝国最盛期を築いたシャー・ジャハーンの晩年は不幸だったということでしょうか。

日没までの間、シャッターを切り続けます。

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ゆっくりと西の空に沈んでゆく夕日を観ながら、帝国の行く末に思いを馳せました。

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