■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑲ インドからの帰国 お土産 インド人の気質
おはようございます。
5月18日今日もクリニックFの診療日です。
昨日の休診日はレーザー工学研究室に顔を出して、実験の続きをしていました。
新たにできる光源の波長を測定したのですが、500nm、600nm、700nm領域の波長の強さをそれぞれ個別に継時的に測定したものです。
このようにすると、新たな光源の性質の推定ができるのです。
来月論文完成をめどに頑張っています。
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さて、僕のブログ、国際学会周遊記 インド編も最後のブログとなりました。
こちらインドはデリーの、インディラ・ガンジー国際空港です。
セキュリティチェックがかなり厳しく、eチケットも印刷されたものを持っていないと空港に入れてもらえません。
通常はマイレージカードがあればカウンターで手続きできるのですが、空港に入れないと話になりません。
他の国の空港ではこのようなことはないので、インドの国際空港を利用される方は注意が必要ですよ。
空港にあった、「India・Explore」=インド探検という名前がついたお店。
発着口にはインド航空の機体が待っています。
帰りの機内で読んだ本では美容外科の特集を組んでいました。
クリニックFは、メスを使わず肌質を改善するレーザー皮膚科ですが、いまだに美容外科と混同する方も多いのが日本の現状です。
こちらの記事は、「美容外科医があなた(患者さん)に言いたくないこと」
という語録集でした。
どこの国も同じような悩みを抱えている人がいて、興味深かったです。
こちら、今回学会先からいただいた学会参加証。
こちらは招待先のTimpac社からいただいた証書と記念品の箱。
お土産の中にはこのような絵が入っていました。
Dr.Fujimoto の名前が入っています。
微細な細工が綺麗にできていますので、クリニックの待合にありますのでいらっしゃったら、実物をご覧くださいね。
閑話休題。
2030年から2050年にかけて、インドはGDPで中国を抜き、世界1位の国家になると予想されています。
そういった意味でもインドは一度訪れたい国のひとつでした。
僕の初めてのインド滞在で受けた印象は、インドの社会は身分の違う種族(カースト)が交わることなく、独自に生活しているという感じ。
独特の価値観や文化を持ったそれぞれのカーストが、お互い関せず交わらずに、並行して共存している混沌とした社会。
インド国というナショナリティも、外部に敵が現れたときは一致団結しますが、普段は自分の所属するカーストを守ることがなにより大事なのかな、と感じざるを得ない場面にも遭遇しました。
通常の国とは少し違うように感じたんですよね。
カースト間での常識が違うからなのか、インドの国民性は、集団で仕事を分担して大きなことを成し遂げるような仕事は苦手なように思えましたが、数学やITなど個人の能力の高さは目を見張るものがあります。
日本とはまったく違う意味での「教育大国」がそこにあるのでしょう。
次の滞在では、大学の研究所なども訪問したいですね。
また、男女ともによく喋るのには驚きました。
そして、時間の感覚は日本とは全く違いますね。
アメリカ人がビジネスをするためにインドに滞在すると、その3分の1は半年以内に病んでしまい、本国帰還になるのだと聞きました。
これには納得するような場面もありましたよ・・・。
タフでなければ生き抜いていけない国でもあるんでしょうね。
いずれにせよ、今回のインド滞在は3日間だけでしたので、僕の本格的なインド体験はまた次回になりそうです。
長くなりましたが、これでインド国際皮膚外科学会の出張記を終わります。
世界最先端のレーザー情報がわかる
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