楽園のカンヴァス MoMA アンリ・ルソーの絵
おはようございます。
今日6月25日(月)もクリニックFの診療日です。
沖縄では梅雨明けになったそうですが、今日も東京は曇り空。多少肌寒いくらいです。
昨年と違って今年は雨が降りませんね。
夏日がくるのも近いのでしょうが、水不足になりそうでちょっと心配です。
ともあれ、今日も診療に頑張っていこうと思います。
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昨日読んだ、原田マハ著「楽園のカンヴァス」という本。
今年の一月に出版された本で、暫く読む時間をなかなか見つけられないまま本棚にあったのですが、先日すこし時間が出来たときに読み始めたらこれが面白くて、あっという間に読み切ってしまいました。
絵画好きには、この本、たまらないですね。
本のモチーフとなったのは、現在でもMoMAに飾ってあるアンリ・ルソーの「夢」という絵。
この絵は3m×2mのとてもインパクトある巨大な絵なのです。
物語は、絵画鑑定ミステリー。スイスの個人コレクターが持っていたため世に出なかった、この絵とほぼ全く同じ大きさで構図が極めて近い作品が存在し、さらにそのカンヴァスの下に、「青の時代」に描かれた未知のピカソ作品が隠されているのでは? というストーリーなのです。
この絵が描かれた背景には、同じ時代にパリで活躍し当時誰も見向きもしなかったアンリ・ルソーの絵を高く評価したパブロ・ピカソ、そして、夢の絵のモデルになったヤドヴィガとその夫ジョセフが登場します。
あまり話すとネタバレになってしまいますので控えますが、同じくMoMAに収蔵されているピカソの「アヴィニョンの女」なども、物語中に登場します。
早く結末が知りたくて、ページを捲るのがもどかしくなるぐらい。こんなに惹きこまれた本は久しぶりです。
しっかりとした絵画の知識をもとに練られた作品。
お勧めします。
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