おはようございます。
日本の夏らしい天気が続く東京。今日8月3日(金)もクリニックFの診療日です。
昨日は休診日の木曜日。工学部大学院 教授との予定が直前に合わなくなり、ぽっかり時間が空くこととなりました。
そこで思い立ち、急遽前日の申込みで、ゴルフ倶楽部の平日杯に出場してきました。
この湿度と暑さで、諸先輩方が脱落する中、僕のほうは普段の過酷な?スケジュールのおかげか(笑)なんとかそのまま粘ることができ、なんと! この倶楽部コンペ二度目の優勝を・・・。
宝物の優勝カップの江戸切子がもう一つ増えて
これは嬉しいです!!
勝利は、取りたい時に取れなくて、欲のない時に転がり込んでくるものなのですね。
ゴルフによる精神鍛錬は、経営と重なるところがあり、経営者に向いているスポーツのひとつであると聞きます。
自分でも色々と考えてみましたが、その理由は、
●ゴルフは減点主義のスポーツであるということ。
棒高跳びのように、数回トライして、良い成績を記録するのではありません。
一打の痛恨のミスが平気で数打スコアを崩しますし、そのミスをバーディで、わずか一打取り戻すことさえ、かなり難しい。
失点をすることなく、集中力を持続する力が極めて大切なのですよね。
●目先の快楽ではなく、先の利益のために戦略を立て、時に我慢をしなければならないスポーツであること。
僕がゴルフでスコアが出なかったときは、例えば一打目を林に入れたときでも、長い距離が飛ぶクラブをどうしても手に取ってしまいました。
一打目の失敗を次で取り戻そうとする、という気持ちが強かったのですが、結局ライの悪いところで二打目を打っても挽回できるショットが出る確率はほとんどありません。
飛距離を出すことは気持ちがいいですし、ついついそうしたショットを望んでしまうのですが、「飛ばす」というその瞬間だけの快楽をとるのか、それとも最後の最後に出る成績を良いものにするために、確実な手段を講じるのか、これをその場で選択することが求められます。
そして実際本当に勝ちたければ、こうした快楽を一時的に我慢して、先の結果につなげる戦略を立てなければならないのです。
太平洋戦争の時もそうでしたが、戦略のミスは、どんなに素晴らしい戦術でも取り返すことができません。
●体力よりも精神力が、力強さよりも粘り強さが、しばしば必要とされるスポーツであること
特にコンペに出るようになり、優勝が意識されると、ショットは乱れます。何度も勝負をしていると、勝負強くなりますし、18ホールのうち、どのホールで勝負をしたらよいか、わかってくるものです。
また、コンペで同行するグループの人によって交わされる心無い一言でも、ショットに影響しますよね。
何を言われても、何が起きても自分のペースを崩さずに、気にしないで自分のプレーに集中する。
短気や疳積を起こしても、それで何かが解決したり自分が得することはなく、常に冷静であることが求められる。
精神面が鍛えられるのですね。
●そして、ゴルフは、(これはゴルフに限らないでしょうが)最低数年間、コツコツと地道で孤独な練習を続けることが必要です。
以前読んだ、英タイズム誌のコラムニスト、マシュー・サイド氏の著作「非才」によると、一つのスポーツを究めたり、一つの楽器を自由に使いこなすようになるために、最低10,000時間が必要なのだそうです。
これには寝食の時間を削って、一日5時間を捻出したとしても2000日(丸6年以上)かかります。
通常、自転車のような大きな動作の運動記憶は小脳でなされますで、数年間の間隔があいてもすぐに調子が戻るのですが、特にシングルプレーヤーのゴルフのように数ミリの軌道の変化が大きく結果を左右してしまうスポーツに関しては、日々のトレーニングが欠かせません。
僕も海外学会をはしごする忙しい生活なので、なかなかコースに行くことはできませんが、時間が空いたら、クラブの素振りはするようにしています。
●もう一つ、ゴルフが経営者にとって優れているのは、高齢になってもできる運動であることです。若いころは関節の可動域が大きく、力任せにスイングしますので、距離が稼げる分、ミスが多くなります。
しかしながら、中高年になって、体の可動域が少なくなると、逆にゴルフに適したスイングの再現性が高くなるのです。
若い人と一緒にゴルフをやっても対等以上に勝負ができ、技術や経験がものをいうスポーツは他にないともいえるのです。
●その他にも、僕のように海外出張が多いと、ゴルフはコミュニケーションツールのひとつにもなります。
テニスや乗馬、ジョギングやサッカー、野球、スキーといったスポーツは一緒に行う爽快感はあっても、プレイ中に社交を行うことは難しい。
経営者としてゴルフで学ぶことは多く、鍛えられてます。
世界最先端のレーザー情報がわかる
最近のコメント