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2012年8月の18件の記事

2012年8月31日 (金)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑭ 上海からの帰国 近代的な浦東空港

おはようございます。

8月31日(金)。今日もクリニックFの診療日です。

いよいよ8月が終わりますね。今年の夏はあっという間でした。

体感的にはもうしばらく残暑が続くそうですので、お体ご自愛ください。

昨日は夕方から夜にかけて、工学部大学院の研究室に行ってきました。

現在執筆している物理学会誌に載せる論文の最終まとめです。

採用する図表に通し番号を貼り、夜までかけて教授と論旨を組み上げてきました。

・・・知恵熱出そうですね・・・(苦笑)。

9月末までになんとか論文をアクセプトさせたいと思っているのですが、考えてみれば9月からは秋の学会シーズン。年末まで毎月海外出張が入っています。

最初の出張は、9月23日からのヨーロッパ出張。

今回は、ロンドン・ヒースローから入り、スイス・チューリッヒ、リヒテンシュタインでレーザー機器メーカーと新規レーザー機器について打ち合わせ、さらにチェコのプラハのヨーロッパ皮膚科学会で演題発表をこなし、パリ・シャルルドゴール経由で10月1日に帰国するルートです。

このスケジュールで、診療もあり、その上で工学部の論文を書くのは・・・ハードル高いなあ・・・。でも自分で決めた道ですので頑張ります!

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先月訪れた上海のブログの最終話です。

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最終日のフライトは午前便。

早朝6時にホテルを出発です。

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早朝でリニアモーターカーを利用できない時間。

タクシーで空港に向かいます。

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上海浦東空港です。美しい空港ですね。

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車でおりた場所。

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さらに内部。

卓越したデザインですね。

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早朝なので、これから出発するはずの機体が並んでいます。

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帰国便もJAL。

招待講演の場合、航空界社は選べないことが多いのですが、このところワンワールドが多いです。

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日本の上空は積乱雲が沢山見えました。

思えばあれから約一月。暑い夏でしたね。

ちょっと報告が長くなってしまいましたが、これで上海で開催されたIMCAS CHINA2012と、それに付随した米国パロマ社クリニカルミーティングの招待講演についての国際学会周遊記を終わります。

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2012年8月29日 (水)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑬ アップルストア アヴェンタドール パラボラアンテナ

おはようございます。

今日8月29日(水)もクリニックFの診療日です。

残暑が続きますね。紫外線のダメージだけでなく、冷房によるダメージや、内蔵機能の低下により皮膚が弱っている方も多いようです。クリニックでも、レーザー/光治療器による施術だけでなく、点滴やサプリメントなどを組み合わせたメニューのご提案させて頂くのが増えるのも、毎年この時期です。

想像以上に身体は疲れています。疲労は老化に繋がりますから、どうか気をつけてくださいね。

さて、ブログでは引き続き先月滞在した上海の出張記です。

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今回の上海滞在で、印象深かったもの。

ひとつは、アップルストア。

先進国を中心とした世界各国に出張で出掛けていますが、都市部ではどこの国でもたいていまずアップルストアに行きます。ワイヤレスLANが充実しているからです。

ロンドンのコヴェントガーデン、ニューヨークの5番街とGCT(グランドセントラルステーション)、パリのオペラ座の横のアップルストアがお気に入り。

3G回線では遅すぎて、やっぱり不便なのです。

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上海にあるガラス張りのアップルストアのモニュメントは、ニューヨークの5番街のものを意識していますよね。

今回の上海滞在中、唯一フェイスブックに繋げたのは、こちらだけでした。

中国の場合、ホテルから繋ぐとセキュリティがかかるのですよね。

そして、こちら。ランボルギーニ―社の新たなフラッグシップであるアヴェンタドール。

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数年前にムルシエラゴの特別仕様車として、レヴェントンという車両が販売されましたが、こちらが一般販売車両になりました。

ランボルギーニ―社もアウディ社に買収されて以来、車両の安定性も、精度も上がりましたが、機械好きとしては、イタリアのトラクター販売の家内工業業者が、手作りで夢のような車を作っていたキャブレター時代のランボルギーニ―社が好きですね。

都内でも実際に走っているのを見たことがありませんので、駐車しているのは驚きでした。

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高層ビル街の根元にあったパラボラアンテナ。

こんなに集まると、壮観ですね。

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2012年8月28日 (火)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑫ 大スズメバチ アナフィラキシーショック トワイライト上海

おはようございます。

今日8月28日もクリニックFの診療日です。

実は、今日の早朝、自宅の窓から一匹のスズメバチが飛び込んできました。

あまりの大きな羽音に、セミが入ってきたのかと思うほど。

スズメバチは、黒い服や香料に反応します。このとき僕は黒いT-シャツを着ていたのでまずは白い服に着替えました。その上で虫捕り網と殺虫剤で対峙しましたが、捕獲?してみると、こちら、4cm大の収穫物です。

これは、大きい! そして、本当に怖いですよね。Photo

しかし、こうして捕らえた後まじまじと観察してみると、獰猛かつ空力や流速動態に優れた見事な躯体です。

前にも後ろにも自在に飛べそうですね。

実は日本では、スズメバチによるアナフィラキシーショックで、毎年20人程度の人が亡くなっているのをご存知ですか?

これは、クマなどに襲われて命を落とす人よりもはるかに多い数。

もう20年ちかく前ですが、僕の年の医師国家試験で、蜂の問題が出たので良く覚えているのです。

特にスズメバチの毒は、ペプチドや神経毒を含む、様々な微量の生理活性物質の複雑な混合物であり、別名「毒のカクテル」とも言われています。

アナフィラキシーショックをおこしやすいのです。

ここでいう「ショック」は医学用語。

通常使われる精神的なショックとは意味が違います。

アナフィラキシーショックは、好塩基球表面のIgEがアレルゲンと結合して活性化し、複雑なカスケードの後、マスト細胞という免疫系の細胞を脱顆粒させるのですが、顆粒内の数々の化学物質が放出されると全身の毛細血管拡張を引き起こすため、体内の必要な場所に血が回らなくなることをさします。

わかりやすく言うと、血圧が下がって、死にそうになること。

生命の危険がある状態のひとつですので、決して甘く見てはいけません。

ちなみに僕の医学博士論文のテーマの一つが、皮下の免疫系の司令塔である「マスト細胞」についてでした。

医学部大学院にいたときに英文論文を何報も書きましたので、医師の中でも免疫の知識はある方だと思います。

特に、二度目に同じ種類の蜂に刺されると起こりやすくなりますので、たとえ子供のときであっても過去に刺されたことがある人は要注意です。

外で出会った時には静かに立ちされば良いですが、家の中に入られたのなら困りますよね。

まず、家に入ってきたのが一匹かどうか、観察したほうが良いです。

これは、スズメバチが基本的には集団で移動する蜂であること。

スズメバチは左右の大顎を噛み合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してきますが、これはほかの仲間を呼ぶ手段です。

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さらに、攻撃を始めたときの、この鋭いお尻の毒針が見えますか?

この針は、鋸状の細かい刃が密生した2枚の尖針が刺針の外側を覆うという構造をしていて、この尖針が交互に動くことにより、コラーゲン線維を切断しながら皮膚に食い込みます。

ミツバチの様に一度刺したら外れてしまっておしまいではなく、毒液が残っている限り、何度も刺すことができます。

さらに、毒液は刺して注入するだけでなく、空中から散布することもあります。

危険を察知して散布された毒液は警報フェロモンの働きをし、仲間を集めて興奮させるため、集団で襲ってくることもあります。

見えないところに隠れていたスズメバチから、集団で襲われる可能性があるのです。

恐ろしいですよね。

さらに、一発で仕留める方法を考えること。

はたき落とそうとすると、急所を外した場合、かえってハチが興奮することもあり、危険です。

殺虫剤を利用しても、弱って息絶えるまでに長時間かかる上に、激しく飛び回るので注意が必要です。

そんな知識もありましたが、実際に今朝、網で捕まえたときには「カチカチ」と威嚇され、網の上から殺虫剤をかけても、羽音激しく飛び回りましたので、怖いこと怖いこと。

息絶えるまで時間がかかりましたが、何より無事でよかったです。

ちょっと前置きが長くなってしまったのですが、先月招待講演で訪れた上海でのブログを上げてしまおうと思います。

あと数回お付き合いください。

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上海の夕暮れ

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数々の高層ビルに灯りが点ります。

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近未来都市のようですね。

僕もセルフタイマーで一枚写真を撮りました。

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最後の夜は、僕を今回、上海に招待してくれた米国パロマの首脳陣と会食でした。

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河沿いのレストラン。

この日は低いところから、夜景を堪能しましたよ。

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2012年8月27日 (月)

ボトックスとレーザーの複合治療の講演

おはようございます。

今日は8月27日。最終週ですね。

今日もクリニックFの診療日です。

昨日の日曜日は、ボトックスを販売するアラガン社の講演会が六本木のリッツカールトンでで行われました。

サンフランシスコのベイエリア・レーザー研究所の皮膚科医で、レーザー医師としても名高いDr. Vic Narurkar, MDの講演がありましたので、行ってきました。

車で会場に行ったのですが、昨日のミッドタウンは灼熱でした。

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ですが、リッツカールトンの目の前の借景はここが都心と思えないほど、綺麗ですよね。

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僕はちょうど10年前、医学部大学院に在籍していたときに、六本木でクリニックを経営していたことがあるのですが、その当時はこの地域は工事中でした。

このような景色になるとは想像もできませんでしたね。

会場に入ると、華やかな女医さんがたくさんいて、ちょっと気後れしたのですが、いつもレーザーのことを教えていただいている、みやた形成外科・皮ふクリニックの宮田成章先生を見つけ、隣に座らせていただきました。

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Dr. Vic Narurkarの講演は、ちょうどお昼時に、こんな軽食とともに始まりました。

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講演は、レーザーとボトックスビスタのコンビネーションセラピーについての総論的なもの。

英語の講演はゆっくりとしていて、とても聞き取りやすかったです。

同じ話を、ネイティブが相手のアメリカで聞くときは、1.5倍速だなあ(笑)と思いながら、聞いていました。

希望としては、もう少しボトックスの禁忌事項について、一歩突っ込んだ本音の話を聞きたかったですね。

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講演の後、挨拶に行くと、僕の名前は憶えていてくれたようで、先日米国レーザー医学会誌に通ったばかりの僕の論文を進呈して帰ってきました。

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帰るとき、ミッドタウンで人だかりを見つけました。

なんだろうと思って近づいてみると、

ロンドンオリンピックの内村選手の金メダルでした。

皆が写真を撮っていましたよ。

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考えてみれば、ミッドタウンには内村選手が所属するコナミの本社がありますものね。

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2012年8月25日 (土)

作家はホテルで執筆、医師はキャンピングカーで執筆(?)

おはようございます。

今日8月25日もクリニックFの診療日です。

朝からたくさんの患者さんがいらして下さり、大忙しです。ありがたいですね。

大学病院にいると患者さんが病院に来るのは当たり前。

診療できるありがたさということを考えたことがありませんでした。

開業して学ぶことのひとつです。

さて、引き続き診療以外の時間は、工学部博士論文の最終日に向けて、日々英文論文と格闘しています。

英語ばかり読んでいるので、英語の表現力がすこしだけ上がった代わりに、日本語が下手になったような・・・。

話していても、的確なフレーズが出てこなくなるのです。

面白いですよね。

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たまには場所を変えて執筆してみようと、昨日の休診日には、思い立ってキャンピングカーを借りてみました。

場所は神奈川県北西部。

都内からも1時間ばかりで到達できるキャンプ場です。

山の頂上に、このようにキャンピングカーが設置してある村があるのです。

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キャンピングカーといっても、中には電子レンジ、ガスコンロ、シャワー室などが完備。

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ご覧のとおりの内装です。想像以上に快適でしたよ。

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こんな風景が広がる山の上でそよ風に吹かれながらPCで論文を書いていたのですが、本当に最近のラップトップは素晴らしい。

3G回線でネットにもつなげますし、その場で仕事ができるのです。

キャンピングカーは、和製英語のひとつですよね。英語だと、「Motorhome」になるのかな? 

日本でキャンピングカー第一号が登場したのは1958年ということですが、子どもの頃は一度キャンピングカーで旅に出てみたいと憧れましたっけ。

大人になるとこういう自由があるのがいいですよね。

煮詰まった頭の気分転換にもなりますし、なにより夜は早く寝て、朝は日の出と共に自然に起きてしまうという健康的な一日を過ごすことができます。

とても気に入ったので、また来ようと思います。しかしながら、次に来るときにはこの論文が終わっていることを願います(笑)。

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2012年8月22日 (水)

三国志劉備玄徳の母 中国高級茶

おはようございます。

今日8月22日はクリ二ックFの診療日です。

昨日、中国の高級茶なるものをいただきました。

このような立派な箱に入った、見るからに豪華そうなもの。

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このお茶のセットは、何でも中国の高官相手に、20セット限定で作られたものなのだそうですが、ご厚意で一つおすそ分けをいただいたのです。

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中国は古くからお茶の効能について、研究が進んでいますよね。

日本とは違った濁った河の水を、お茶によって殺菌して飲んだ文化から始まっていますので、どちらかというと漢方薬に近い印象だったのではないでしょうか?

高価なお茶ということを聞くと、僕はいつも三国志の始まりのシーンを連想します。

吉川三国志の中にも、劉備の登場シーンでお茶が効果的に使われていますよね。

漢王朝の血を引く劉備玄徳は、簾(すだれ)やむしろを織って売り歩いて生計を立てていましたが、丸二年間働いた稼ぎを持って、黄河のほとりで、洛陽船から本物のお茶を購入しようとします。

ところがこの時代のお茶は高額で、貴族や、一部の病人しか飲むことができない時代。

劉備の2年間の稼ぎをもってしても、お茶を買える金額にはなりませんでした。

劉備は、故郷に住む母にお茶というものを飲ませてあげたいという親孝行の一心で、父の形見であった剣の柄頭から紐でぶら下がっている瑯玕(ろうかん)を手放して、お茶を手に入れるのです。

劉備は、黄巾党などの盗賊などからお茶を守りながら家路につきます。

年老いた母は、遠路はるばる高価なお茶を買ってきた劉備に、感謝の気持ちを述べますが、ふと形見の剣の瑯玕(ろうかん)がないことに気づきます。

瑯玕(ろうかん)と引き換えにお茶を手に入れたことを話すと、母は物事の優先順位と大局を見誤った劉備に激怒し、私の育て方が間違っていたと、お茶をすべて川に捨ててしまいます。

形見の剣は、劉備の一家が漢王朝の末家であることを示す大切な印だったのです。

劉備はこの母の叱責から、自分の血筋と宿命を再認識し、漢王朝の復興を目指して邁進してゆくのですが、三国志の最初のわずか数枚のこの物語だけでも、劉備の母の愛とその先見性、さらにその後の劉備の性格を示す、多くの伏線を含んでいますよね。

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先ほどお茶を早速いただきましたが、本当に素晴らしい香りです。

クリニックFの患者さんには施術後にお茶をお出ししているのですが、暫く患者さんにも高級茶を楽しんでいただこうと思います。

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2012年8月21日 (火)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑪ 上海 東方明珠電視塔 ガラス張りの床

おはようございます。

今日も暑いですね。皇居の上に大きな入道雲が見えます。

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今日8月21日もクリニックFの診療日です。今日は来客も多く、慌しい一日となりそうです。

ブログ「新国際学会周遊記」は先月滞在した上海の学会での話が続きます。

もう少しで終了ですので上げてしまいますね。

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静安寺を観た後あまりの暑さにホテルに一旦戻ることにしました。

宿泊先の浦東地区へ。

このエリアは現在金融街として栄えていますが、ほんの30年前までは単なる広場だったと聞きます。

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背の高いビルの間に建設中のビルがありますよね。

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こちらは2014年の完成を目指して着々と工事が進む上海タワー。

こちらはなんと632mの高さになるそうです。

また上海の風景が変わるのですね。

まだ夜の会食までには時間があります。

ホテル目の前の、東方明珠電視塔に行ってみることにしました。

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こちらは高さ467.9mで、日本の東京スカイツリーが完成するまではアジア第1位の電波塔でした。

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実は以前も登ったことがあるのですが、再度登頂することに。

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辰の年の飾りです。

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チケットを購入して中へ。

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登頂のために、エレベーターに並んでいる人を観て、正直怯(ひる)みましたが列に並びます。

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しかしながら、登ればこの眺望です。

正面に見えるのが、リッツカールトン浦東で、階上に昨日訪れた57階のバーが見えます。

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景色もなかなかです。

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長江にそそぐ黄浦江を走る船も見えます。

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実は、このタワー。

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外壁に、この通り、ガラス張りの床があるのです。

これが大人気。

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以前シカゴのウィリスタワーで同じような経験をしたことがあります。

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比較的高いところは得意な僕。足を踏み出してみましたが、やっぱり少々怖かったです(笑)。

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2012年8月20日 (月)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑩ 上海静安寺 空海の留学

おはようございます。

今日8月20日もクリニックFの診療日です。

お盆休みが終わり、今週から通常営業になる方も多いのではないでしょうか?

さて、僕のブログは、先月訪れた上海での国際学会周遊記を上げてしまいたいと思います。

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IMCAS CHINA学会参加の後、上海で輸入事業をされている方と昼食のミーティング。

その後、少し上海の街を歩いてみようと街に出ることにしました。

この街には何度も来ていますので、新天地や豫園といった、主な観光地には行ってしまっているのです。

しばらく考えて、三国時代247年に建てられたと言われる真言宗の上海静安寺を訪ねてみることにしました。

地下鉄でわずか数分です。

この通り、上海は地下鉄網も完備され、本当に住みやすくなりましたね。

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こちら、上海静安寺。

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9世紀には中国より真言密教をもたらした空海も訪れている寺ですが、1216年に現在の場所に移設されています。

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こちらの本尊の左右に素晴らしい像がありました。

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凛々しくて雰囲気がいいですね。

静安寺含めて、この地域の寺は、1960年代の文化大革命の時期に壊滅的な打撃を受けました。

一時期この敷地もプラスチック工場になったのだと聞きました。

再建されつつある寺院は、この通り、木を組み合わせた建築。

とても良い雰囲気でしたよ。

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静安寺の前ではポーズをとって記念撮影をしている女性もいました。

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中国人の特に女性の印象やファッションは、ここ数年で大きく変わりましたよね。

レーザークリニックが沢山開設されるのもわかります。

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2012年8月18日 (土)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑨ 学会会場

雨が降った東京。8月18日(土)。途中雷もありましたが、夕方の今は青空が見えています。

土曜日ということもあって、今日は朝から診療にばたばたで気がつけばこの時間になっていました。ここから終盤戦に入り、終了後はまた論文作業です。

さて、途中になってしまっていた上海出張記(2012年7月)、続きにまたお付き合いください。

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翌朝、IMCAS CHINAの学会会場に移動します。

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レジストレーションをしようとホテルに入ると

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もう沢山のドクターが並んでいます。

会場内で一枚写真を撮りました。

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こちらが学会誌。

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学会誌とセットで配布されていたのが、このアジアン・エステティック誌。

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レーザー医療機器を購入・選択する際に、海外のドクターがまず読むと言われている雑誌です。

僕もエディターの一人として参加させていただいています。

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左側、下から3番目の写真。

僕の顔がわかりますか?

会場内には、各レーザー機器メーカーの展示場がありましたが、すでにアメリカとヨーロッパの学会で発表されているものばかり。

欧米の学会に参加している身としては、新しいものはあまりありませんでしたね。

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会場の中で見つけた新しいもの。

こちらの写真の左端は、シネロン社のeLaserの新しい筐体です。

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脱毛用の新アプリケーターがありました。

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担当者によると、日本でも少しづつ入れ替わっていくようです。

ドクターのプレゼンテーションルームはこのような会場でした。

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どちらかというと、学会で機器の使用法をディスカッションするというよりは、メーカーサイドのプレゼンを、そのお抱えドクターが発表するというスタイルで講演が行われていました。

知的探究心を満たすにはちょっと物足りなさを感じてしまったことは否めませんが、上海という市場を考えるとそれも意味があったのかもしれません。

日本人の先生も他に4人ほどいらしていたらしいのですが、僕は東京女子医大の河野太郎先生とだけお会いして、お話することができました。

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2012年8月17日 (金)

お盆 海の向こうの富士山 逗子 藤沢 厚木基地 鎌倉

おはようございます。

今日は8月17日(金)。クリニックFの診療日です。

お盆の期間。昨日まで3日間休診日を頂きました。ありがとうございます。

おかげさまでこの間、引き続き論文の執筆とそれに関連したいくつかの予定を入れることができました。

また、逗子と藤沢に御墓参りにも行ってきました。

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夏にこのように綺麗に富士山が見えたのは久しぶりです。これは葉山からの風景。

江の島を右手に、遠く富士山。手前にヨット。

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そして空を飛ぶカモメ。

海で泳ぎ、地引網に参加し、海釣りをして、河で魚やザリガニを採り、江の島の洞窟を探検して・・・と、思い返せば少年時代、夏は毎日のように海に出かけていました。

今の少年は夏の間も塾通いに忙しいと聞きますから、こうした環境で僕を育ててくれた両親とそんな時代に生まれたことに感謝しなければなりませんね。Img_7513

もうひとつ。

湘南海岸で思い出すのは、飛行機の爆音です。

ちょうど厚木基地からの米軍訓練機が、爆音で飛ぶ空域なのです。

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こちらにたまに帰ってくると、久しぶりに聞くその音の轟きに驚くと共に、懐かしく思う自分もいます。

以前、厚木基地に見学にもいきました。

米軍基地については色々と考えさせられることもありますが、そんなことも含めて貴重な体験でした。

さて、ちょうど今僕が大変お世話になっている工学部の教授は、辻堂にお住まいです。

今回は辻堂駅近くでお時間を頂き、論文についてアドヴァイスを頂いたり、ディスカッションにお付き合いいただいたりしました。

得られたデータを元に、反応を三段階に分けて工学的に数式に当てはめ解析された結果をいただいたのですが、綺麗にまとまったその数式に大変感動しました。

工学部の教授になる方というのは、今更ながらですが、すごいですね(笑)。

医学部も立派な方々が沢山おいでになりますが、工学部は医学部とはまたちょっと頭脳明晰さの方向性が違うのです。お会いする度に尊敬してしまいます。

貴重なお時間を頂き、感謝です。

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帰り道、夕刻。母校の鎌倉高校前から富士山を撮った写真。

車の中から撮ったので、ちょっとぶれてしまいました。

高校時代は3年間この景色を観ていました。

僕の思い出の風景です。

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2012年8月13日 (月)

論文を書く手法 治療を組み合わせる 医師の教育

おはようございます。

今日は8月13日(月)。クリニックFの診療日です。

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空を飛ぶ飛行機を見ると、ついシャッターを押してしまいます(笑)。

お盆の季節ですね。週末から帰省ラッシュも始まっているようです。僕も近々お墓参りに行って来ようと思っています。

クリニックの方は明日以降も電話番のスタッフはおりますが、僕は3日間の休診日を頂きます。今年はお盆休みをクリニックでは作らず、その中で僕も含めてスタッフは交代でお休みを頂く予定になっています。

日によって人員が少ない日も出てくるかもしれませんが、ご了承いただければありがたく思います。

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引き続き毎日診療のことと同じくらい、論文のことを考えています。苦しんでいるのです(笑)。

考えてみればここ数年は本当に論文を書くことが多くなりました。

医学、経営学、工学と分野の違う論文を書く機会を与えて頂けるようにもなりました。その分頭を抱えることもしばしばですが。

論文を書くには、得られた知識の中から、新しい理論を頭の中で構築することが必要となります。

新しい理論を作り上げる方法には、大きく分けて二通りあるように思います。

○一つ目は、「クリエイト」

0から1を作り出す手法。初めから研究を始めて、理論を組み上げるのです。

これは新規性の高い研究ができるのですが、研究の結果を出すのにどうしても時間がかかります。

○もう一つは、「フュージョン」

既存の、いくつかの全く違った分野の研究結果を、組み合わせて新たな理論を組み上げる手法です。

僕はどちらかというと、二番目のフュージョンの方が得意で、今回の米国レーザー医学会誌に出した論文は、活性酸素という化学の分野と、レーザーという工学の分野を、治療という医学の分野に融合させたような論文です。

論文を書く過程では、普段の診療では考えないことを考えることもよくあります。

学究の世界では、誰にオリジナリティがあり、特許権があるのかという、「知財」に最も価値が置かれていることもわかってきました。

クリニックFに当てはめて考えると、レーザーによる肌質改善治療に特化して、クリニックを運営してきましたが、その中で意識して行っていることは、患者さんとのお付き合いを長期スパンで捉え、その時間軸の中ですべての患者さんの皮膚が確実に前進していけるよう、いくつかの治療方法を組み合わせて提案をしていくことでした。

患者さんの予算、時間、ニーズに合わせて

■Light / Laser therapy 光治療器とレーザーを組み合わせた治療

■RF /Laser therapy RF機器とレーザーを組み合わせた治療

■Ultrasound/ Laser therapy 超音波機器とレーザーを組み合わせた治療

■Injection / Laser therapy  注入療法とレーザーを組み合わせた治療

■Cosmeceuticals / laser  therapy 医薬化粧品とレーザーを組み合わせた治療

など個別な提案で対応させていただくのです。

これが今となっては、クリニックFのユニークさやオリジナリティに繋がり、そこを評価してくださる患者さんも、手前味噌ながら増えたように思います。

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0から1をクリエイトし、そこでオリジナリティを構築する、というのはどの世界でも難しいことです。僕自身も含め日本人にとっては、その性質的に得意でない部分もあるかもしれません。

一方、この「フュージョン」から始めた事がいつしか他者から見た時の「オリジナリティ」として完成する、というのは、考えてみれば和洋折衷の文化がある、日本人が最も得意とする手技のひとつでもあるように思います。

自己主張しすぎることを良しとせず、和を重んじ中庸をとるという日本人の美意識的にも、あまり無理せずアプローチできる手法のひとつでしょう。

様々な職業や分野がこれからの時代で分岐点を迎える中、医師は特に今後益々この「組み合わせる」ことがあらゆる場面で求められていくことになるでしょう。医療を取り巻く現状や法の中では課題や限界もまだまだありますが、それでもその必然性に気づき、自分の得意分野でそこをクリアできる人材が生き残っていくことになるのではないでしょうか。

今僕が学んでいることが、医師の教育や何かの分野で役にたつ日が来るといいな、と最近よく考えます。

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2012年8月11日 (土)

今年もコントロバーシーズを欠席しました

おはようございます。

今日8月11日(土)もクリニックFの診療日です。

今年のクリニックFのお盆休みは、14-16日ですので、来週月曜日13日は開院します。

7年前からこの時期、北米各地で開催される「コントロバーシーズ&カンバセーションズ」というハーバード大学系列のレーザー医学会に参加していて、通年通りならば今年も参加予定だったのですが、昨年のノースカロライナに続いて、今年のカナダ・バンフも欠席を決めました。

この学会の良さは、レーザー機器関係者の利害を抜きに、レーザー医師たちが持論をディスカッションする場があるところだったのです。

ところが、

●ここ数年、レーザー機器会社も多くのスタッフを送り込むようになり、本音で語ることが出来なくなったこと。

●リーマンショック以降、新たな機器開発のコストを負担できる企業が減り、この学会に出席しても製品開発の情報なども入りにくくなったこと。

●新規の発表が少なくなったため、医師も前年と同じスライドを出す場合があり、面白味が減ったのこと。

といった傾向が目立ち、それらが今年も見られたため、参加を辞めることにしました。

来年はすこし変化があってまた参加できるといいのですけれどね。

こうして空いた時間は工学部の論文を作成する時間に充てることが出来ましたので、今年はよかったのかもしれません。

Banffsprings

バンフには1997年に一度だけ滞在したことがあります。

ロッキー山脈へ向けての中心街。

とてもきれいな場所でした。

マリリン・モンローの代表作である「帰らざる河」のロケ地となったことで知られていますよね。

この一度下り始めたら下流へ流されるばかりで、河をさかのぼって出発した場所へ戻ることは不可能。という意味から、アメリカ原住民が呼んでいた「帰らざる河」が、映像のテーマとなりました。

原住民に住まいを追われたモンローたち3人が、筏で河を下るのですが、難所のボウ滝を下るシーンが印象的でした。

実はこのホテル、バンフスプリングスに滞在した時に、気に入った機械時計を一つ買った思い出のホテルなのです。

今でも時々使っていますよ。

ムーブメントを観ることのできる機械式の時計は、本当に美しい。

観ていて飽きませんね。

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2012年8月 8日 (水)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012⑧ パロマ社クリニカルミーティング招待講演での記念品

おはようございます。

8月8日。今朝の都心部は曇り空で強い風も吹き涼しかったのですが、また気温がすこし上がってきましたね。

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朝出勤するときに、空を飛ぶセスナ機を観ました。まだしばらく夏空の元出勤できそうです。

今日もクリニックFの診療日。

僕のブログは先週訪れた、上海についてです。

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パロマ社クリニカルミーティングでの招待講演の後。

このようなガラスの盾をいただきました。Img_7413

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涼しげで、綺麗です。

クリニックの受付に飾らせていただきました。

こちら講演の最後に撮った、フィリピンはマニラのDr.Sandy Tanと。

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ユーザーズミーティングが終了し、外に出てみるとこのような景色。

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ちょっと驚いたのが、これ、高速の下が街灯になっているのです。

流行のLEDなのかと思ったのですが、よく見るとなんとネオン灯。

夜でも十分明るかったですし、きっと景色として見るにも楽しいでしょうね。

コストがどれくらいかかるのかわかりませんが、これは実用価値があるかもしれません。

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2012年8月 7日 (火)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012⑦ パロマ社ユーザーズミーティングでの招待講演

おはようございます。

今日8月7日もクリニックFの診療日です。

今日は朝9時からの光学・レーザー物理学の工学部大学院の課程授業を受けてから出勤しますので、

僕の外来は午後15時頃からになります。スタッフは朝から出勤していますので、ご質問やご予約はご連絡くださいね。

僕のブログは先週訪れた上海での米国パロマ社ミーティングの招待講演について。

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さて、明けた翌日。

朝起きると、窓を通して上海の船の汽笛の音が聞こえます。

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朝。着替えの前に朝食を食べながら一枚。

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今日は今回上海に来た仕事のメインイヴェントです。

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朝9時に、会場に向かうと

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このような僕の名前の付いた名札が用意されていました。

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なんだか気分上がりますね(笑)。

パロマディストリビューターミーティングの二日目。

クリニカルミーティングがパロマの副社長、ポール・ヴィナーの司会で始まりました。

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今日は日本、韓国、フィリピン、台湾、ニュージーランド、中国各地から集まった11人のドクターが自らの経験を話すのです。

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レジュメの中に僕の名前を見つけました。

夕方のブレイク後に30分の英語によるプレゼンテーションです。

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ティーブレイクでは各国のドクターとの情報交換も出来ました。

こちら、僕の講演です。

パロマ社の赤ら顔や、ニキビの跡の赤色色素を治療するMaxG

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そして、1540nmのコンプレッション・フラクショナルレーザー機器である1540XD

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の、クリニックFでも特徴が際立っているこちらのレーザー機器の使用経験について発表させていただきました。

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このユーザーズミーティングはで発表された先生がたの症例写真は、素晴らしい結果のものも多かったですよ。

ここに呼ばれたドクターは、各国を代表する有名なレーザー医師ばかり。

プレゼンの仕方も、結論への持ってゆき方もそれぞれ独特で秀逸。
これは勉強になりました。

とても良い機会を与えていただいてありがたかったです。

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2012年8月 6日 (月)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012⑥ パロマ社ユーザーズミーティング前夜祭

おはようございます。

8月6日。都心の朝の天気は曇り空ですが、暑すぎずにちょうど良いかもしれませんね。とはいえ、湿度がやはり高い。これから雨との予報もありますが・・・お気をつけておでかけください。

僕のほうは、本日・明日と、朝少しクリニックに出勤した後、工学部博士課程の単位を取るために夏期集中講座の授業を受けに大学にいきます。

工学部大学院修了までに、論文以外にあと7.5単位分の規定の講義を受けなければならないのです。

学部が違うので、医学博士過程の時に取得した単位は認めてもらえないのですよね。

さらにその後、米国大手製薬会社の日本法人で、レーザー医療に関する総括的な講義をして欲しいと頼まれていて、そちらで一時間講演予定です。

クリニックFでの僕の診療は本日6日は夕方17時頃から、明日7日は夕方15時頃からの予定です。

もちろんスタッフは出勤していますので、ご予約やご質問がありましたらクリニック03-3221-6461にお電話くださいね。

僕のブログは先週帰国した上海のブログの続きです。

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米国パロマ社のユーザーズミーティング前夜祭が開催されたのは、上海でも新しいリッツカールトンホテル上海浦東。まだ開業2年ばかりなのだそうです。

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こちらがホテルの入り口です。

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指定されたレストランに向かうと、日本、韓国、台湾、フィリピン、タイ、ニュージーランド、シンガポールから招待された医師たちと、中国のディストリビュータースタッフとの会食。

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僕の席は翌日のミーティングで一緒だったニュージーランドのDr Garsing Wongと隣になりました。

ニュージーランドでのクルーザーでの釣りの話や、キャンプの話など、楽しく会食。

僕も先日房総沖で釣ったイサキの話や、神奈川の山奥にクワガタやカブトムシを捕りにいった話をしましたよ。

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こちらの料理から始まり、美味しい食事とワインに会話は弾みます。

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海外のドクターと講演で会食する時は多いのですが、数日ありましたので、仲良くなりましたね。

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料理ももちろんよかったのですが、会場は目の前にご覧のとおり、上海テレビ塔である東方明珠塔が見える部屋。

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もちろんテレビ塔の夜景も素晴らしいですが、対岸のバンドのエリアの建物のイルミネーションも素晴らしいです。

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香港とは違った楽しみができますね。

よくよく観ると米国ニューヨークのクライスラービルや、シカゴのハンコックタワーの様なビルも見えます。

微妙に縮尺が違うのですが、久しぶりに再会した米国パロマ社副社長のポール・ヴィナー氏ともあのビルは米国のあのビルがモデルなんだろうか?

などと、話が盛り上がりましたよ。

その後、皆で階上のバーに移動して、再び談義となりました。

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上海はエネルギッシュですね。

すごいパワースポットです。

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2012年8月 4日 (土)

米国レーザー医学会誌の掲載論文の最終原稿チェック

おはようございます。

8月4日土曜日。今日もクリニックFの診療日です。

昨晩、先日通過したLasers in Surgery and Medicine誌の僕の論文の最終原稿のプルーフが来ました。

最近は校正まで含めて、すべてがWEB上で対応できるので、楽になりましたね。

ちょっと前まで、国際郵便だったのです。

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レーザー照射後に皮下で発生する酸化化合物が、波長ごと違うことが今回の研究でわかったのですが、これらを同定し、さらに副作用を起こす酸化化合物を、抗酸化物質のフラーレンを使用して抑制するという論文。

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僕の名前がトップネームのこの英文論文には、医学博士2名、工学博士と薬学博士の名前が1名づつ。

さらに大学教授の名前も2つも入っています。

何度も論文は書いていますが、こうしてなんらかの形になるのはやっぱりいつでも嬉しいものですね。

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パブリッシュされたらまたご報告しますね。

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2012年8月 3日 (金)

月例コンペ優勝 経営者がゴルフで学ぶこと

おはようございます。

日本の夏らしい天気が続く東京。今日8月3日(金)もクリニックFの診療日です。

昨日は休診日の木曜日。工学部大学院 教授との予定が直前に合わなくなり、ぽっかり時間が空くこととなりました。

そこで思い立ち、急遽前日の申込みで、ゴルフ倶楽部の平日杯に出場してきました。

この湿度と暑さで、諸先輩方が脱落する中、僕のほうは普段の過酷な?スケジュールのおかげか(笑)なんとかそのまま粘ることができ、なんと! この倶楽部コンペ二度目の優勝を・・・。

宝物の優勝カップの江戸切子がもう一つ増えて

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これは嬉しいです!!

勝利は、取りたい時に取れなくて、欲のない時に転がり込んでくるものなのですね。

ゴルフによる精神鍛錬は、経営と重なるところがあり、経営者に向いているスポーツのひとつであると聞きます。

自分でも色々と考えてみましたが、その理由は、

●ゴルフは減点主義のスポーツであるということ。

棒高跳びのように、数回トライして、良い成績を記録するのではありません。

一打の痛恨のミスが平気で数打スコアを崩しますし、そのミスをバーディで、わずか一打取り戻すことさえ、かなり難しい。

失点をすることなく、集中力を持続する力が極めて大切なのですよね。

●目先の快楽ではなく、先の利益のために戦略を立て、時に我慢をしなければならないスポーツであること。

僕がゴルフでスコアが出なかったときは、例えば一打目を林に入れたときでも、長い距離が飛ぶクラブをどうしても手に取ってしまいました。

一打目の失敗を次で取り戻そうとする、という気持ちが強かったのですが、結局ライの悪いところで二打目を打っても挽回できるショットが出る確率はほとんどありません。

飛距離を出すことは気持ちがいいですし、ついついそうしたショットを望んでしまうのですが、「飛ばす」というその瞬間だけの快楽をとるのか、それとも最後の最後に出る成績を良いものにするために、確実な手段を講じるのか、これをその場で選択することが求められます。

そして実際本当に勝ちたければ、こうした快楽を一時的に我慢して、先の結果につなげる戦略を立てなければならないのです。

太平洋戦争の時もそうでしたが、戦略のミスは、どんなに素晴らしい戦術でも取り返すことができません。

●体力よりも精神力が、力強さよりも粘り強さが、しばしば必要とされるスポーツであること

特にコンペに出るようになり、優勝が意識されると、ショットは乱れます。何度も勝負をしていると、勝負強くなりますし、18ホールのうち、どのホールで勝負をしたらよいか、わかってくるものです。

また、コンペで同行するグループの人によって交わされる心無い一言でも、ショットに影響しますよね。

何を言われても、何が起きても自分のペースを崩さずに、気にしないで自分のプレーに集中する。

短気や疳積を起こしても、それで何かが解決したり自分が得することはなく、常に冷静であることが求められる。

精神面が鍛えられるのですね。

●そして、ゴルフは、(これはゴルフに限らないでしょうが)最低数年間、コツコツと地道で孤独な練習を続けることが必要です。

以前読んだ、英タイズム誌のコラムニスト、マシュー・サイド氏の著作「非才」によると、一つのスポーツを究めたり、一つの楽器を自由に使いこなすようになるために、最低10,000時間が必要なのだそうです。

これには寝食の時間を削って、一日5時間を捻出したとしても2000日(丸6年以上)かかります。

通常、自転車のような大きな動作の運動記憶は小脳でなされますで、数年間の間隔があいてもすぐに調子が戻るのですが、特にシングルプレーヤーのゴルフのように数ミリの軌道の変化が大きく結果を左右してしまうスポーツに関しては、日々のトレーニングが欠かせません。

僕も海外学会をはしごする忙しい生活なので、なかなかコースに行くことはできませんが、時間が空いたら、クラブの素振りはするようにしています。

●もう一つ、ゴルフが経営者にとって優れているのは、高齢になってもできる運動であることです。若いころは関節の可動域が大きく、力任せにスイングしますので、距離が稼げる分、ミスが多くなります。

しかしながら、中高年になって、体の可動域が少なくなると、逆にゴルフに適したスイングの再現性が高くなるのです。

若い人と一緒にゴルフをやっても対等以上に勝負ができ、技術や経験がものをいうスポーツは他にないともいえるのです。

●その他にも、僕のように海外出張が多いと、ゴルフはコミュニケーションツールのひとつにもなります。

テニスや乗馬、ジョギングやサッカー、野球、スキーといったスポーツは一緒に行う爽快感はあっても、プレイ中に社交を行うことは難しい。

経営者としてゴルフで学ぶことは多く、鍛えられてます。

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2012年8月 1日 (水)

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012⑤ 上海 磁浮 リニアモーターカー

おはようございます。

いよいよ8月ですね。今日もクリニックFの診療日です。

今日は朝から医療経営コンサルタントをしている医療機器企業と月一度の打ち合わせ。

午後も予約がキッチリ詰まっています。

集中力を欠かさず頑張りたいと思います。

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さて、僕のブログ新国際学会周遊記は先週滞在した上海のリニアモーターカーの話。

上海空港でリニアモーターカーの入り口を探します。

「磁浮」と書いてあったので、すぐにわかりました。

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そうそう、リニアモーターカーは和製英語です。

世界各国で使われる磁気浮上式鉄道を表す語はMaglev(マグレブ)です。

英語のMagnetic levitation(磁気浮上)の省略形。

こちらの看板にも、「磁浮」とともに、Maglevと書いてありますよね。

こちらの上海マグレブトレインは、時速100km以上の超高速運転を行う磁気浮上式鉄道として一般営業を行っている、全世界で唯一の路線です。

チケットオフィスで搭乗券を出すと、10元割引になりますので、上海市内まで40元。

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600円ぐらいでしょうか?

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改札を抜け、列車に対峙。

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新幹線の方がかっこいいですかね(笑)。

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内装はこのような感じです。

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一日の中でも朝、昼、晩の時間の一定時間は301kmに速度制限されますが、最高速度は431kmとなります。

301kmのときは8分40秒。

431km出せるときは7分20秒で30km離れた上海の龍陽路駅に着きます。

素晴らしく速いのです。

ここからはタクシーを拾い、上海市内を目指します。

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久しぶりの上海の街の空気。

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懐かしいですね。

このリニアモーターカーに乗って思ったこと。

日本にはもともとこのリニアの技術があるのですから、羽田空港と東京駅もしくは品川駅、そして成田空港間をリニアでつなぐべきですね。

羽田成田間が20分前後で繋げるとなると、首都圏の空港を一体化することで交通インフラの整備ができます。

さらに、東京の空港がハブ化できれば、地政学上も大きなメリットがあります。

なぜアクアラインを作った時にリニアの路線を入れなかったのでしょう?

交通インフラを整えたから地方が活性化するというのは、人口が縮小する国家ではありえない考えで、いくつかの独立した経済圏を交通インフラが結ぶときに、もっとも社会的な利益が生じます。

首都圏の空港を整備することは、世界の経済圏との距離を縮めるもっとも有効な手段。

他の財源を削ってでも、未来に利益を生むインフラに対してお金をかけてほしいものです。

地元に利益を誘導するのではなく、国益となる投資に関して、優先順位の決定をしてほしいとおもいますね。

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