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2012年9月の23件の記事

2012年9月29日 (土)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’⑦ドンジョバンニ初演の劇場でドンジョバンニ観劇

昨晩は、ドンジョバンニがモーツァルトによって初演されたプラハのオペラ劇場でドンジョバンニを観てきました。

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ものすごく前衛的なディレクション。

賛否両論あると思いましたが、楽しませて頂きました。

長かった出張でしたが、いよいよ明日は帰国の途につきます。

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2012年9月28日 (金)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’⑥ヨーロッパ皮膚科学会発表とプラハ城、ムハのステンドグラス

ヨーロッパ皮膚科学会での発表も無事に終わりました。

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こちら、名札です。

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僕の発表演題は、Detection of the different reactive oxygen species induced oxidative stress in skin during Laser therapy
でした。

そして素晴らしかったのが、学会会場からの借景です。

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丘の上にある会場からは、プラハ市街が見渡せます。

中央に見えるプラハ城が見えますか?

発表も無事に終わりましたので、こちらに今日行ってきました。

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内部には、ムハが描いたステンドグラスがあるのが有名です。

3年前に行った事があるのですが、あまりに素晴らしくて、今回カメラを代えての再チャレンジとなりました。

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ご覧ください。

帰国したら、細かい画像を上げますね。

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2012年9月27日 (木)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’⑤プラハに移動してきました

リヒテンシュタインからチューリッヒに戻りました。

チューリッヒを経つ最後の日。

まさかのダブルブッキングでホテルの部屋がなく、何軒ものホテルに電話をかけてなんとか部屋を確保。

結局、チューリッヒ中央駅前の、トランク一つで一杯になってしまう様な、三畳間ぐらいのこんなところに泊まることに。

ちなみに手前の白壁は、館内エレベーターの出っ張りです。右手にシャワートイレ付きという感じ。

でも学生気分を思い出して、結構楽しみました。

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さて、こちらのホテルを早朝に出て、チューリッヒから飛行機で一時間。

チェコの首都であるプラハに移動してきました。約3年ぶりです。

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こちらでヨーロッパ皮膚科学会が開催されます。

会場に向かい、とりあえずオリエンテーションはつけてきました。

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そうそう、プラハの出張が決まった瞬間に、オペラの題目の予約をしました。

3演題、3夜連続。

以前にプラハに来たときも観劇したのですが、観光立国のチェコは芸術教育が優れていて、オペラのレベルが高いのです。しかも、チケットの価格は日本の約8分の1。

これは観ない手はありません。

初日の今日の題目はヴェルディのアイーダ。

この題目は、僕も大好きで、NYのメトロポリタンオペラやロンドンのロイヤルオペラ、その他世界中で観ています。

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アイーダは、ソロの歌手はもちろんのこと、合唱の数も必要ですし、曲間にバレエを入れていますので、踊りが出来る人も必要。

これは特に素晴らしかったです。アリアでは鳥肌立った曲もありました。

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感動の第一幕フィナーレの写真をアップしますね。

感動醒めやらぬうちに帰ってきました。

明日は朝から学会に顔を出します。

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2012年9月26日 (水)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’④リヒテンシュタイン公国にて

ブレゲンツでは、古いお城を宿泊施設に改装した、いわゆるキャッスルホテルに宿を用意してもらいました。

とても綺麗なところでしたので、帰国後に写真を上げますね。

ブレゲンツから車で南に約50分。

リヒテンシュタイン公国入りを果たしました。

僕はもう既に50カ国以上の国を訪れていますが、初めての国は、何だか興奮しますよね。

スイスとオーストリアの間にある世界で二つだけの二重内陸国。

山ばかりのところを想像していたのですが、盆地の中にIndustrial areaがあり、訪れたレーザーメーカーのパンテック社はその一角にありました。

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こちら、会社よりリヒテンシュタイン公国の借景。

こんなに美しいところで仕事ができたら、さぞかしはかどるのでしょうね。

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ビジネスミーティングでどの様な話をしたのかは、また帰国したらこのブログにアップしますね。

ミーティングの後、リヒテンシュタインで昼食をとり、車で約1時間。

先ほど、チューリッヒまで帰ってきました。

これで、ロンドン、チューリッヒ、オーストリア(ベルゲン)、リヒテンシュタインの前半の行程を終えましたので、明日からプラハに移動し、ヨーロッパ皮膚科学会の発表です。

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2012年9月25日 (火)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’③荷物戻りました オーストリア ブレゲンツへ

スイスでのラゲッジロストはきつかった。

真夜中に到着したので、歯ブラシなどの最低限、必要なものも購入出来ず。

翌日チューリッヒ空港に出向いて状況を確認したのですが、荷物は分からないが、あるとしたら翌日の同じ便でロンドンより届くだろうという事。

ところがなんと、翌日のLX便もディレイ。

ですが、荷物を待つ間、予定に無かったチューリッヒの観光が出来ました。

16時に荷物をピックアップ。

予定半日遅れで、そのまま車に乗り、約2時間。

オーストリアの音楽祭で有名なブレゲンツまでやってきました。

こちらでビジネスミーティング。

今年のブレゲンツの音楽祭で使われたセットの前でGaustad博士とともに。

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この音楽祭は毎年題目が変わり、湖の上でセットが作られるのですが、来年度の音楽祭は魔笛だそうです。

ぜひとも観に来たい。

明日はリヒテンシュタイン公国に移動です。

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2012年9月24日 (月)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’②チューリッヒ 遅延そしてラゲッジロスト再び

昨晩ロンドン・ヒースロー経由で、スイスはチューリッヒに到着しました。

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道中はなかなかのハプニング続きで、まずJALがワイパーのテクニカルトラブルで3時間の遅延。

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何とかヒースロー空港にたどり着きました。

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数か月ぶりです。

この場所にはF1ドライバーの顔写真が貼ってあったのですが、無くなってしまいましたね。

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トランジットで予定していたブリティッシュエアウェイズには当然乗れず。

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ヒースローを後にするこの看板を観たのちに、スイスエアの代替えが出たのは良いのですが、こちらも最終便で1時間の遅延。

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ぐったりしてチューリッヒ空港で荷物を待っていると、まさかの(とはいえ悪い予感はしていたのですが)ラゲッジロストです。

真夜中のほぼ最終便でロストラゲッジの手続きをしましたが、空港を出る時にはもう誰もいませんでした・・・。

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なんとかタクシーを捕まえてホテルに移動し、真夜中の1時にバッグもなくしょげてチェックインしたからでしょうか。

「ラゲッジロストは不運だったね。でも、ジュニアスイートにアップグレードしておいたから」

と。

今日初めてのラッキーな出来事! くたくたな心に沁みました。

人生で幸と不幸の数は一緒らしいですから、旅の後半に期待します。

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2012年9月23日 (日)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’①プラハとリヒテンシュタインへ

今日からヨーロッパ出張になります。

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主な主張先はチューリッヒ、オーストリア、リヒテンシュタイン、そしてプラハ。

行きはロンドン経由で出発、帰りはパリ経由で帰国です。

患者さんや、関係者の方々にはしばしまたご迷惑をおかけしてしまうことになります。申し訳ありません。帰国は10月1日、僕の外来診療の再開は10月2日からとなります。

その期間、予約のご希望ご質問やお問い合わせなど電話やメールにて受け付けておりますので、クリニックF(03−3221−6461)までどうぞご連絡ください。

さて、ここ数ヶ月、工学部の論文を書くことに集中していたのですが、論文を書くような知的作業を行うと、どうしてもお腹が減ります。

特に甘いものや炭水化物のような血糖値を上げるものが欲しくなるのです。

これは、脳が糖・タンパク質・脂質の三大栄養素のうち、糖しか利用できないから。

うまくこれらを運動などで消費できればいいのですが、ほとんど籠ったまま、そして気晴らしもしないままここ数ヶ月過ごしていて、昨晩何気なく体重を量ったら、なんと!いつの間にか5キロも体重が増えていました・・・!

自己最重記録を更新してしまいました(笑)。

なんでこんなに体重が増えてしまうんでしょう。

なんとなく最近体が重いなあとは感じていたのですが、診療と論文に明け暮れて、とりあえず考えないようにしていたようです(苦笑)。

体重ってあっという間に増えますね。

しかし、ここからは海外出張。 大抵ヨーロッパ出張では痩せて帰ってきますので、出張で少しダイエットしてきます。

それでは、行ってきます!

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2012年9月22日 (土)

それはさておき

おはようございます。

今日9月22日(土)は秋分の日ですね。

暑さ寒さも彼岸まで、といいます。今日の東京はぐっと涼しく過ごしやすくなっています。

通常クリニックFでは、休日を休診日とさせていただいているのですが、明日から9日間のヨーロッパ出張ということもあり、今日は臨時診療日。

祝日の土曜日ということで、さすがに企業の方との打ち合わせなども入っていませんし、電話が鳴っても患者さんばかりなので(平日だとこうはいきませんよね)ちょっと余裕もありそうです。

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ブログや論文など、文章を書く機会が日頃から多い僕ですが、特にブログの文章でよく使う言葉の一つに

「閑話休題」

があるようです。

先日指摘を受けて気づきました。

素人がひとりで文章を書いていると、語彙も限られますし、どうしても癖というか、一定のパターンみたいなものが出てしまうんでしょうね。

「閑話休題」

「閑話」は、文字通り無駄な話。

「休題」は、それまでの話題を中止すること。

なので、

「閑話休題」は、脇に逸れた話を本筋に戻すときに使う言葉です。

この「閑話休題」

どうやって読むかご存知ですか?

クリニックFで勤務する、一流私大文学部を卒業したスタッフに聞いてみたところ

「かんわきゅうだい」という答えが返ってきました。

実際「かんわきゅうだい」とパソコンのキーボードで打ち込むと、この漢字が出てきます。

この四文字に、

「それはさておき」

というルビをふったのは、夏目漱石。

見事な読み方ではありませんか?

活版印刷が始まった明治時代に入って以降は、年少者用の本ばかりではなく、新聞、書籍等の通常の成人対象の文章でも、日本語の全ての漢字に振り仮名が振ってありました。

これは、廃藩置県が行われて日本国が統一され、方言としての口伝文化が、活版印刷の文字文化に変わった反動でもあったと思います。

明治の文豪は、こうした漢字に、自由にルビをふることができましたし、外来語に漢字を当てはめることが仕事のうちだったと聞きます。

それにより、こうした秀逸な「ふりがな」が出てきました。

また反対に、外来語から和製漢語が作られた例もあります。

民主主義や共和国、学会などもそうだと聞きますが、ちなみに、僕の好きなクラシック音楽の「シンフォニー」を「交響曲」と訳したのも明治の文豪 森鴎外です。

戦後になって、作家の山本有三らが「振り仮名が無くとも読める字を決めてそれだけで文章を書こう」との提言がなされ、これがきっかけとなり、1850字からなる当用漢字が定められたのだそうです。

当用漢字は、1981年には常用漢字表(1945字/4087音訓)に、さらに 2010年には改定常用漢字表(2136字/4388音訓)に改正され、現在に至っています。

思ったよりも少ないですよね。

同じ漢字文化圏に属する中国では、この期間独自に漢字の簡略化が行われましたので、現在北京語や広東語との共通漢字は3割ぐらいでしょうか?

ひらがなと漢字、カタカナを組み合わせて文章を作ることが出来る日本では、組み合わせ次第でユニークで豊かな文章を奏でることができますよね。

日本語を自在に操るという技能は、誇れる自由のひとつなのだと思います。

僕は出張で海外に出るときには必ず書籍をいくつか鞄に詰め込んでいくのですが、日本語を母国語とし、その日本語で綴られた文章をなんの苦もなくすらすらと読めることに対する感謝や喜びを、異国の地で改めて噛み締めることも少なくありません。

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今回はどんな本を持っていこうかなあ。

思案中です(笑)。

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2012年9月21日 (金)

パナソニック LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8

おはようございます。

9月21日今日もクリニックFの診療日です。

休診日の昨日は、夜まで工学部大学院の研究室で博士論文の作業。

明後日朝のヨーロッパ出張までに何とか投稿手続きを終えることが出来そうです。

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チェコに出張に行くにあたり、迷っていたカメラのレンズを一つ購入しました。

中世の時代の街並みが並ぶプラハは、フォトジェニックな街。

プラハ城には大きなミューシャのデザインしたステンドグラスがあり、前回出張した時にも撮影したのですが、ぜひとも良いカメラと相性の良いレンズで撮影したいものだと思っていたのです。

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オリンパスのミラーレスカメラOM-Dに、こちらのパナソニック LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 を組み合わせました。

先日クリニックFに取材に来てくださったカメラマンさんから、このレンズは、プロからも評価が高いことを聞いていたのですが、やっぱり良いレンズは解像度も明るさも違います。

聞いた話によると現在、日本のカメラ製造企業は、本体を販売した時の利益はほとんどなく、交換レンズを購入してもらって初めて利益が得られるのだそうです。

これだけ精巧な機器を作るのはどんなに大変なことか。

こうした技術は、メーカーに資本力や技術力が無くなると、衰退していってしまうものです。

もう二度と手に入らなくなるかもしれません。

日本の産業を守るためにも、微力ながら良いものにはお金を払っていこうと思います。

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2012年9月20日 (木)

「アンチエイジングと水」のセミナー 

株式会社日本トリム社の企画で、10月3日に表参道の Tokyo Baby Cafe にて「アンチエイジングと水」のセミナーの講師をさせていただくことになりました。

昨晩は、診療後にホテルニューオータニで、もう一人の講師である歯科の宝田恭子先生と打ち合わせをさせていただきました。

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実際のセミナーでは、僕が「病気や美肌と活性酸素の関係」について。

宝田先生が「食生活と水」について講演を担当することになりました。

良くテレビで拝見する宝田先生ですが、本当に溌剌とされて仕事を楽しんでいらっしゃって、実年齢をお聞きしたら、驚いてしまいました。

いわゆる美魔女ですね(笑)。

実際にお話をしてみると、アンチエイジングドクターと言われる先生方に、共通の知り合いがとても多いことに気づきました。

聞きに来てくださった方に、楽しんでいただける会にしたいと思っています。

10月3日というと、ヨーロッパ出張から帰ったばかりですが、体調を崩さず、頑張りたいと思います。

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2012年9月18日 (火)

プラハ開催第21回欧州皮膚性病科学会(EADV) 発表演題

おはようございます。

今日9月18日(火)はクリニックFの診療日です。

昨日までの三連休は皆さんどうお過ごしになりましたか?

僕はといえば、敬老の日でしたので祖母と両親に顔を見せに、広島の呉に行ってきました。

僕は鎌倉で生まれ育ったのですが、現在両親は呉在住です。約20年前に父親が呉の大学で教職を得たのをきっかけに、祖母を連れて広島に移住しているのです。

祖母は辰年生まれで96歳。いつまでも元気でいてほしいなと思っています。

欧州出張と工学部論文作成の忙しいスケジュールの中でしたので、本当にとんぼ返りでしたが、良い時間を過ごすことが出来ました。束の間の休息を頂き、感謝ですね。

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恐れていた台風も、うまくすり抜けることが出来ました。

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雲の形がとても印象的でしたよ。

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さて、23日の日曜日よりヨーロッパ出張となります。

今回はスイスとリヒテンシュタイン公国でレーザー機器メーカーを訪問した後、チェコ共和国の首都プラハで開催される、ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)で演題発表をさせていただく予定です。

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今回の発表演題は、レーザー照射後に発生した皮下の活性酸素の同定の演題。

ID: PRA12-0813 Title: Detection of the different reactive oxygen species induced oxidative stress in skin during LASER therapy

こちらになります。

本来ならば、今年のヨーロッパ皮膚科学会はリトアニア共和国のリガで開催を予定していました。

リトアニアには行ってみたかったんですよね。

ところが、このヨーロッパ最大の皮膚科学会を開催できる会場がリトアニアにはなく、急遽プラハで開催することが昨年発表されました。

http://kokusaigakkai.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/11/12/127.jpg

このブログでもご紹介しましたが、プラハには一度滞在したことがあります。

街そのものが芸術品のようなところで、初めて行ったときに感動したことを今でも鮮明に思い出すことができます。

モーツァルトゆかりの地であり、映画「アマデウス」のロケ地としても知られています。

そして、ドン・ジョバンニが初演された、歴史あるエステート劇場(スタヴォフスケー劇場)があるのです。

プラハに会場が決まってすぐ滞在中の公演スケジュールを調べたのですが、アイーダ リゴレット そしてドン・ジョバンニの公演があるではないですか。

どれも好きな演題ばかり。何よりも初演が行われた劇場でその演目を観る事ができるのは、幸運以外の何物でもありません。

論文を頑張って仕上げた暁のご褒美ですね。

この公演鑑賞を目標に、今週も診療と論文作成に明け暮れたいと思います(笑)。

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2012年9月15日 (土)

黄金の豚?

毎日頭をかきむしりながら論文の執筆に追われています。

寝ても覚めても論文のことを考えています。

だんだん、やつれてきました・・・。

そんな僕を見かねてか? 優しいスタッフが「頑張ってください!」とこんなプレゼントを今日持ってきてくれました。

こちら。

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豚の形のパン。

可愛いですね。

おかげで、ちょっと頭が緩みました。

さあ、今日ももう少し頑張ってしまおう!

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2012年9月14日 (金)

海外医学会の認定証

おはようございます。

今9月14日(金)もクリニックFの診療日です。

昨日の休診日は、朝から工学部大学院で教授に投稿論文のことでお時間いただきました。

貴重なアドヴァイスと赤字の入った原稿をもってそのままクリニックに戻り、午後から論文を夜まで書いていました。

最近はipadがとても便利で、論文をプリントアウトせずとも見ることができるものが多いのですが、いざという時に必要な論文はプリントアウトしておきます。

一報書くのに、プリントアウトした工学系の論文だけでもこの通り

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厚さにして10cm近く。

枚数よりも重さや厚さで測った方がよさそうな…(笑)。

僕は仕上げる論文ごとに、参考文献をかばんを分けて収納して丸ごと移動しているのですが、肩にかけるとずっしりと重いのですよ、これがまた。

過去英文論文をアクセプトしてもらった経験から、ここまで論理が通ればこの雑誌の論文として通過するのではないか・・・? という、ある程度自分の中で目安はあり、昨晩の状態で、投稿直前までたどり着いた感もありますが、まだまだ油断は禁物。

それにブラッシュアップの余地もまだありそうです。

もう一週間みっちり取り組んで、来週投稿に臨もうと思っています。

ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の出張が目前に迫っています。

こちらでもレーザーと活性酸素の研究で発表が一つあります。

発表演題の準備もこれからしないといけません。

あまり寝ていられないですね(苦笑)。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、医学系国際学会認定証の話。

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初めてクリニックにおいでくださる方から

「クリニックFの診察室には、たくさんの認定証が並んでいますね」

とお声掛けいただくことが多く、それを機に様々な話題に発展することもよくあります。

「Conversation Piece」ですね。

病院は、初めてこちらにお越しになる方が、特に患者さんの場合には緊張されていることも多いので、院内にいくつか会話のきっかけになるようなものや、僕の自己紹介の代わりをしてくれるようなものを、置くようにしているのです。

どんな人か先になんとなくイメージできるほうが、決して短くない診療時間を無駄にせず有意義に過ごしていただくことも出来ますからね。

院内のBGMや待合室に置く書籍など含め、すべてが開業医にとっては云わば「VI(Visual Identity)」や「CI(Corporate Identity)」であり、患者さんとの一期一会に役立つセルフプレゼンテーションとして活用できるというのも僕の考えのひとつです。

そんな中、クリニックFの写真でよく使われるのが、選別した12枚のこちらの認定証。

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これは海外の学会専門医証であったり、学会会員証であったり、MBAの卒業証書であったり、レーザー技術や美容コスメについて、特殊なトレーニングを受けたのちの認定証であったりします。

海外のドクターのクリニックを見学すると、こうしてサーティフィケイトを貼り出している場合が多いです。

僕もこのレーザー皮膚科医療に分野に携わって10年以上。

お招きいただいた海外学会招待講演70回以上。

実は海外のものだけでも、はるかに数多くの医学系の認定証を持っていて、院内に貼りだしていないものも多いのです。

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世界各国での僕のアーカイブ、僕の汗と涙の結晶!?(笑)ですね。

いつか、もう少し大きな建物に引っ越しが出来るようになった時に、診察室に貼るのを楽しみにしています。

それぞれに趣もあって、ひとつひとつ見るとけっこうおもしろいのですよ。

そして実はこうした認定証に使われる文字や、フォント、色、レイアウトが学会でのプレゼンテーションを作るときに、ちょっとしたヒントとなることもあるのです。

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2012年9月12日 (水)

9月22日(土)秋分の日 診療します

今月は、23日から出張でヨーロッパに出掛けてしまいます。

慌しいスケジュールで、パリ~チューリッヒ~リヒテンシュタイン~プラハを回る予定です。

移動の飛行機やホテルの手配などでばたばたとしていますが、そんなこともあり通常ですと休診日を頂く祝日の22日 秋分の日を急遽診療に充てることとなりました。

祝日の土曜日ということもありますので、診療日であることをリリースした途端予約がすでに結構入ってしまったようですが、まだ空きはありますのでこの日の診療をご希望される方はクリニックFまでご連絡ください。

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修復

おはようございます。

今日9月12日はクリ二ックFの診療日です。

今晩の日本時間2時には、iphone5の発表がありますよね。
フルモデルチェンジが期待されるだけに楽しみです。

さて、一部の方にご心配いただきましたが、クリニックFで使用している箱根寄木細工のお盆は、自己流ですが修復を終えました。

色がクリニックFのコンセプトカラーである木目の茶色に合っていたのもあって大切にしていました。割れた後手を尽くして探してみたのですが、やはり同じお盆は売り切れていて、購入できず。

まあ、唯一無二でコピーが手に入らないというのも、民芸品の良いところですからね。

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バックリ縦に割れ目が入っていたので接着剤だけで修繕というわけにはいかず、鉋(かんな)とやすりで接合面を削り出すところから始め、中央に3本の鉄杭を刺して補強しました。

時間にして数時間。

幼少の砌に、プラモデル制作で鍛えた技術が役に立ちました(笑)。

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しかしながら、写真だとよくわからないかもしれませんが、実際見るとちょっと痛々しい「手術痕」がみられます。残念ですが、これが僕の限界。素人仕事なので仕方がないですね。

それでもなんとか使えるようになってよかった! 時間はかかりましたが、完全に接着剤が乾いたので、本日から職場復帰してもらおうとおもいます。

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2012年9月11日 (火)

中国の雑誌に僕が載っていました

先日北京で講演した際に、お世話になった方から、中国の雑誌をみていたら、偶然僕の写真があって驚きましたとメールをいただきました。

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確かに、僕のことですね。

最近、抗酸化剤であるフラーレンの仕事で台湾の雑誌の取材を受けましたが、はて、北京で取材を受けたかな?

と思っていたのですが、表紙を送っていただいて、なるほどわかりました。

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取材を受けた「日経ヘルス誌」の翻訳版だったのですね。

こちら、「健康与美容」誌は、10月初旬まで中国国内の書店、コンビニ、キヨスクで15元(約195円)で販売されているのだそうです。

中国にいらっしゃる方、よろしかったらご覧くださいね(笑)。

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夏の日焼け肌 レーザー・トリートメントのコツ

おはようございます。

9月11日今日もクリニックFの診療日です。

今年の暑い夏もそろそろ終わり。

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レーザークリニックとしては、患者さんのシミ対策に追われる秋の到来です。

特に今年は、例年よりも日に焼けてしまっている人が多いように感じますから、ここから更なる注意が必要ですね。

例年より日焼けしている人が今年は何故多いのか――例年だったら完全ガードされるような方が、顔も身体も綺麗に日焼けしてクリニックにやってくる、ということが続き僕も驚いています。

スタッフとも話したのですが、多分これは震災による様々なことで外に出ることが自粛された昨年の反動でしょうね。

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紫外線の強い時期には患者さんへのレーザー照射を避けるクリニックも結構多いと聞いていますが、僕の方針としては、逆にこの時期のダメージを最小限度に留めるために、以前からいらして頂いている患者さんには、むしろ積極的に夏の間通院して頂いています。

過去、強い紫外線被爆の前に、近赤外線の弱い光(この研究ではLEDでしたが)を照射しておくと、日焼けの度合いを低くできるという発表を、数年前の米国レーザー医学会で興味深く聞いた記憶があります。

レーザーのパワー設定を弱めに設定することは無論必要となりますが、照射の仕方に工夫を施すと、夏に照射を繰り返しておくことで皮膚はむしろ強くなります。

紫外線によって引き起こされる、皮下に害を及ぼす活性酸素も、ビタミン導入やサプリメントの摂取、点滴などを組み合わせることで、早急に除去することも可能です。

逆に夏の間全く通院せず、秋が深まってからやってくる患者さんの場合、表面に見えないけれど、肌の奥にメラニンが大量に作られているという、「隠れ日焼け」ともいえる状態によくよく注意が必要となります。

見た目よりも、皮膚が紫外線のダメージを受けている可能性が高いため、経験がないとパワー設定や打ち方で誤ってしまうことがあるからです。

そして、ここが一番重要なのですが、こうして継続的にいらして頂くと、その患者さんの日焼けの度合い、日焼けのパターンを僕のほうでも、目視確認することができますよね。

こうして患者さんのライフスタイルの象徴でもある肌を把握しておくことで、どんな季節が来ても、パワー設定に全くの狂いなく的確な照射が可能となるのです。

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2012年9月10日 (月)

戦後史の正体 1945-2012

おはようございます。

今日9月10日(月)もクリニックFの診療日です。

残暑が続きますね。

僕のほうはと言えば、引き続き工学部博士論文の執筆に毎日追われています(笑)。

もう少しでゴールか? というところで、次のハードルが見つかり、文章を修正したりしていますが、医学とは別の工学という分野の論文を書くことで、短い時間に頭も気持ちも切り替えて集中し頭脳を使う、ということに段々慣れてきたように感じます。

そして

知的作業を続けていると、知的好奇心が旺盛になるのでしょうか?

僕は過去の受験勉強の時もそうでしたが、何かひとつの勉強をしているときに、ついつい別の分野の本を読みたくなってしまうのです。

これは、「現実逃避」の一種かもしれませんね(笑)。

日本の近代現代史の著作を読むのが好きなのですが、先週読んで読みごたえのあった本を一つご紹介しますね。

元外務省・国際情報局長、元駐イラン大使、元防衛大学教授の孫崎亨氏の最新作。

「戦後史の正体」です。

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1945年より2012年の戦後より現在までの日本の歴史を「米国による圧力」を軸に、連続した通史として、著者の言葉を借りると「高校生でも読めるように平易に解説した」のがとても画期的です。

歴代の日本の首相を米国追随型、自主路線派とに分けて解説しています。

米国追従型を選択した首相である吉田茂、中曽根康弘、小泉純一郎などが長期政権を敷き、反対に自主独立を主張した首相である重光葵、石橋湛山、芦田均、岸信介、鳩山一郎、佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫、宮澤喜一などが、マスコミなどを含めた世論操作により、権威を失墜し短期で退任させられている事実を目の当たりにすると、日本の敗戦以後に仕組まれた現代史の闇の深さを感じます。

それらの方策の善悪はさておき、数多くの首相たちに対して、我々の持っている印象と、実際の人物像の乖離があることに僕は驚きました。

まだまだ国民に知らされていないことは多いのですね。

日本の知識人として、読まなければならない書のひとつだと思いますよ。

お勧めします。

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2012年9月 8日 (土)

少々怒ってます?・・・いえ、がっかりしてるだけなんです

クリニックの備品には、僕の私物がけっこうあります。

忙しない一日の中でスタッフが触るものには、消耗することだけでなく、当然いつか壊れてしまうことも経営上想定して、コストパフォーマンスを考えながら揃えなければならないものも沢山あるわけですが、

でもここは僕のクリニック。

医師も僕一人しかいない中1週間の大半をここで過ごすので、できれば目に入るもの、耳に入るもの、触るもの、口をつけるものなどは気に入ってるものがいいな、とも思うわけなのです。

そのうちのひとつが、箱根の伝統工芸品 寄木細工でできたお盆。

箱根の寄木細工は昔から好きで、どれを見てもその精巧さに感動してしまいます。

しかしながら、そのどれもがインテリアに合う、というわけにいかないのが難しいところ。

自己主張が案外強いんですよね。

クリニックの雰囲気を壊さず乱さないもので、でもよく見ると手が込んでいて・・・というものを探し、いくつもの店を巡ってやっとひとつ丸盆を見つけたのは、3年ほど前のことだったでしょうか。

このお盆にお茶やコーヒーを乗せて運んでもらうと、より一層美味しく感じられたものです。

そんなふうに大切にしていたお盆でしたが・・・このとおり

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割れてしまったのですよ・・・とほほ。

割った犯人は、スタッフのひとり。

ぱっくりと割れている盆を見て、怒ろうかどうしようか一瞬迷いましたが・・・

とりあえずがっくりして、言葉が出ませんでした(苦笑)。

こういうとき、他の病院の院長先生はどうされるのかなあ・・・。

まあ、過ぎたことをくよくよしても仕方がありませんので、今夜は家で修復作業に取り組もうと思います(笑)。

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ワーグナーの聖地 バイロイトからの手紙

おはようございます。

今日9月8日はクリニックFの診療日です。

仕上げに入っている工学博士論文をまとめに、朝早くクリニックにやってきました。

論文を書くのには集中できるまとまった時間が必要ですよね。早朝でないとまとまった時間が取れないのです。

今日、クリニックの郵便ポストをあけてみると、海外郵便の中の一つに、バイロイト(BAYREUTHER)の文字を見つけました。

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これはワーグナーの聖地、バイロイト祝祭劇場のメールです。

ちょっとわくわくしながら中をあけてみると、この通り、2013年のスケジュール表でした。

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ドイツ連邦バイエルン州北部フランケン地方にある小都市バイロイトで、毎年7月8月に開催されるこのバイロイト音楽祭。

バイロイト音楽祭は、ワーグナー自らが「ニーベルングの指環」を上演する為に創設した音楽祭であり、ここで上演されるのはワーグナーのオペラ作品(例外的にベートーベンの交響曲第九番も演奏されます。)に限られます。

多くのオペラファンからは、この劇場はワーグナー上演の総本山と見なされていますし、国内のワグネリアンの間では、この音楽祭に行く事を「バイロイト詣(もうで)」などと言っています。

僕もバイロイト会員なので、メールが送られてくるのです。

来年は二ーべルングの指輪の「3部作+序章」は4夜にわたって、7月26日、8月14日、8月22日からの3回開催されますね。

これが本当のプラチナチケットで、僕も死ぬまでにバイロイトの“リング”を観に行くのが夢です。

考えてみれば、来年の2013年は、ワーグナーの生誕200周年記念すべき年。

オペラファンとしては、同年生まれのヴェルディの生誕200周年でもあり、楽しみな年になりそうです。

以前のブログにも書きましたが、このドイツオペラを代表するワーグナーとイタリアオペラを代表するヴェルディは同年の生まれです。

さらに、二人が生きたのは19世紀の帝国主義時代。

世界の一流国になるためには、政治力、経済力、軍事力とともに、その国の文化力がなければ認知されない時代でした。

早期に統一国家となったイギリスやフランスに対して、小さな君主国家の集まりであったため出遅れた感があったドイツとイタリアが、国家の威信をかけて、結束するために国がサポートしたのがワーグナーであり、ヴェルディでもあったのです。

もちろんチケットの申し込みはしますが、当選確率は本当に低いのですよね。

当たれば嬉しいなあ。

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2012年9月 7日 (金)

■レーザー解説2012②レーザー治療機器 複合機について eMAX XEO STARLUX ICON MultiFlexPlus JOULE

おはようございます。

今日は9月7日(金)。クリニックFの診療日です。

昨日の休診日は、引き続き午前中から工学部論文の作成に取り組んでいました。

午後からは、教授にクリニックFまでお越しいただき、最後の詰めを行いました。

夜は、六本木ヒルズクラブで行われた、時折参加させていただいているハーバード倶楽部の講演会に参加。

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イギリス駐日大使だったSir David Warrenの講演会を聞いてきました。

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会場には国連人権委員会の緒方貞子教授もいらっしゃいました。

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上品な英語とともに、的確な質問と主張をされていて、さすが日本を代表する国際政治学者だと思いましたよ。

とても勉強になりました。

さて、今日のブログ「新国際学会周遊記」はレーザー治療器のプラットフォームについて。

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レーザー治療機器を語る上で、患者さんを非常に混乱させてしまう点のひとつに、機器に「複合機」というものがあり、それぞれのハンドピースごとに名前があるということが挙げられます。

一つの施術と機種を示す言葉が、この複合機の名前か、ハンドピースの名前か、はたまた特定の先生が考えた治療法の名前か、これが世界各国どころか日本国内でも一定していないのです。

過去にはひとつの企業のマーケティングスタッフが変わったため、その企業で扱う全く同じ機種の名前が総入れ替えになったこともありました。

ここからは、開業されているドクター向けの話になりますが

レーザーおよび光治療器について、電圧系や駆動系を共有した「プラットフォーム」を作っておき、先端のハンドピースを交換する発想ならば、一台機器を買い増さなくても、違った治療が可能になりますので、空間の面でもコストの面でも非常に効率的です。

このプラットフォームというべき躯体を採用している会社と主な機種が

○シネロン/キャンデラ社 eMAX (イーマックス)

○キュテラ社 XEO (ゼオ)

○パロマ社 STARLUX (スターラックス) または ICON (アイコン)

○エリプス社 Ellipse MultiFlex + (エリプス マルチフレックス+)

○サイトン社 JOULE(ジュール)

・・・など。

上記の機器は、レーザー発振器と光治療器の心臓部がセットになって筐体に組み込まれています。

それぞれの機器に対して 各社が開発した脱毛 色素 シワ たるみ などに対応するハンドピースを選択購入するのです。

基本は同じ会社のハンドピースを購入して集めてゆけば治療の幅も広がります。

医師にとっても患者さんが増えてくるたびにアップグレードができるので、効率がよいともいえます。

一方でレーザー初心者はこれらの機器からスタートしても十分に満足しますが、レーザーを極めたい医師となれば、個別の機器を購入したくなりますね。

コンパクトデジカメから一眼レフカメラにアップグレードするようなものです。

残念なのが、ニコンのカメラのレンズをオリンパスに利用できないように、各社またいでのハンドピースの共用はできないということ。

個別にハンドピースを上げてゆくと、

◎シネロン/キャンデラ社 eMAX の場合

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*Hair Removal DS DSL (旧コメット)

*Vascular Treatment LV LVA

*Photo Rejuvenation & Treatment of Dyschromia (SR (旧オーロラ) SRA (旧オーロラアドバンス ))

*Acne Treatment AC (アクネ)

* Matrix IR (マトリックス IR)

*ReFirme ST (リファーム)

*triniti (トリニティ)

*Wrinkle Treatment WR (旧ポラリス)

***********************

◎キュテラ社 XEOの場合

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*Pearl Fractional (パールフラクショナル)

*Pearl (パール)

*CoolGlide Laser (クールグライド) 

*Excel Laser (エクセル)

*Laser Genesis (ジェネシス)

*Titan (タイタン)

*LimeLight (ライムライト)

*ProWave (プロウェイブ)

*AcuTip (アキュチップ)

***********************

◎パロマ社 STARLUXの場合

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*LuxG™

*MaxG™ (マックスG)

*LuxY™ (ラックスY)

*LuxYs™ (ラックスYS)

*LuxV™ (ラックスV)

*Lux2940™

*Lux1540™

*Lux1540XD

*Lux1064+™

*Lux1440™

***********************

◎エリプス社 Ellipse MultiFlex +の場合

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通称 I2PL と言われている機器ですが

*HR+

*HR-D

*HR-S

*HR-L

*VL+

*PL

*PR+

*PL-W

**********************

◎サイトン社 JOULEの場合

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*BBL (ビービーエル)

*ClearScan ALX

*ClearScan YAG

*Contour TRL    

*ProFractional Therapy  (プロフラクショナル)   

*ProLipo PLUS    

*Pro-V    

*SkinTyte (スキンタイト)   

*ThermaScan (サーマスキャン)

・・・と、このような感じのラインナップを各、各社のプラットフォームベースに揃えることが出来るのです。

レーザー機器の場合、スペックを考えるとおおよその効果を予想できるのですが、光治療器の場合、独自の光のナローバンドをメーカーが作り上げていることが多く、横断的な評価が非常に難しいですね。

実際に使用した過去の経験が、治療効果に大きくかかわる施術となります。

各社の機器に関しては、もう少し後にまとめてゆきますね。

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2012年9月 5日 (水)

■レーザー解説2012①Fraxel re:store DUAL フラクセル3 DUAL

特に21世紀に入ってからというもの、レーザー治療機器の進歩があまりに早く、特に機器別の性能の違いについては、専門医師の間でも混乱が見られるようです。

WEB上でもレーザー機器について専門家が横断的に説明しているページがないため、海外学会で見つけた機器を少しづつリポ―トして書き連ねてゆこうと思います。

栄えある第一回は、クリニックFでも最も人気のあるレーザー機器・フラクセル3DUALです。

Classification

フラクショナルレーザー機器

フラクショナルレーザー機器のパイオニア、ソルタメディカル社が2009年に発売した、フラクショナルレーザー機器のフラッグシップ機器。エルビウムグラス(1550nm)とツリウムグラス(1927nm)レーザーを併用できる、Two in One の機器。

Debut

2009年 コントロバーシーズ 

Application

ニキビ跡、肌のリサーフェシング、毛穴縮小、肝斑治療(1927nm)

Supplier Product Name

Fraxel re:store DUAL 日本名 フラクセル3DUAL

Distributer in Japan

株式会社 JMEC

Price

160000ドル

Restoredual

Device Type

Dual Erbium Fiber and Thulium Fiber Laser

Wavelength (nm)

1550 nm, 1927 nm

Energy Output (Joules)

Up to 70 mJ/Microscopic Treatment Zones  (MTZ), up to 20 mJ/MTZ

Clinical significance

フラクセル3DUALがデビューした最も大きなメリットは、ツリウムドープしたファイバーレーザーを採用したことに尽きます。

蒸散系のレーザーの中で、過去のどのレーザーよりもダウンタイムが短く、止血もきっちりされるので副作用も少ない。アジア人の肌には最適な波長だと思います。

まだまだ続きます。

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2012年9月 3日 (月)

DEKA Laser Training Certificate

おはようございます。

今日9月3日(月)もクリニックFの診療日です。

週末の雨で多少温度の下がった感がある東京。このまま秋に向かうのでしょうか。

さて、昨日9月2日は、イタリアはフローレンスに本社があるDEKA社開催のレーザートレーニングに出席してきました。

DEKA社はヨーロッパでも老舗のレーザーメーカー。

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ここ数年は、「スマートリポ」や、フラクショナルレーザー「マドンナリフト」で大きく知名度を上げましたよね。

このたび、DEKA社本社の技術担当責任者のマウロと、フローレンス大学のボナン教授がレーザートレーニングのために来日したのです。

マウロとは世界各国で会っています。ボナン教授とは、昨年7月に教授のフィレンツェのクリニックを訪問して以来の再会です。

内容はDEKA社のレーザーの使用方法と理論について。

国内6名の先生が参加しました。

ご一緒させていただいたのは

○河田形成外科クリニック 河田真作先生

○クロスクリニック  石川浩一先生

○実川皮フ科クリニック 実川久美子先生

○林原医院 林原伸治先生

○よしき皮膚科クリニック銀座 吉木伸子先生

でした。(上記はクリニック名のアイウエオ順にしました。)

講義は通訳を入れずにすべて英語で行われましたが、内容が濃かったため、通訳を入れたら時間が間に合わなかったでしょうね。

多くの部品をOEMしているメーカーも多い中、DEKA社は独自で開発している技術が多いので、工学理論についても細かい知識がないと使用するのが難しいのです。

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みっちり5時間あまり。

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もう20年以上レーザー医療に関わっている大学の教授だけあって、非常に的確な講義でした。

質疑応答も活発でした。

僕も日頃の疑問点をいくつか質問させていただきましたが、良い回答をいただき納得しました。

その後は機器を使った実践トレーニングです。

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非常に参考になる治療法から、これを日本人にやってはまずいのでは??(笑)という強い治療法までご紹介いただきました。

とても参考になり、ありがたかったです。

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最後にサーティフィケイトをいただき、トレーニングは終了。

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その後は六本木のグランドハイアット東京・チャイナルームに移動して、会食となりました。

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大好きな北京ダックと小龍包が出てきて、個人的には大満足。

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極めつけは、会食の最後に出てきたこのドラゴンエッグと言われるもの。

ボナン教授が割ることになったのですが、盛り上がりました。

「日本に来てこんなに楽しい体験ができるとは思わなかった。」

とおっしゃっていましたよ。

中身はこんなものでした。

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ちなみに殻は飴でできていました。

風船を膨らませて、その周りに飴をつけて作るのだそうです。

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楽しく会食させていただき、充実した一日となりました。

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