日本トリム講演会 アンチエイジングと水 表参道 Tokyo Baby Cafe
プラハ出張から帰国して一日半。少々まだ時差ボケは残っていますが、体調は良いようです。
今日は朝から、表参道にあるTokyo Baby Cafeで「アンチエイジングと水」について、講演をさせていただきました。
場所は、表参道の裏。とんかつ まい泉のななめ前あたり。
地下にあるお店で、お母さんと子どもが一緒に過ごすことのできるカフェのようです。初めてこの場所に来ましたが、小さな子供とお母さんが遊びに来ることの出来る場が都心にあるのは便利ですよね。
講演内容は「アンチエイジングと水」について。
今回は、アンチエイジング医療の定義について。
活性酸素が老化と病気を進めるメカニズムについて。
さらに現在活性酸素を除去するために水素を利用した英文論文を10編ほど引用し、それぞれについてコメントをさせていただきました。
今回の講演にあたって、過去10数年間の英文論文を調べてみてわかりましたが、気体である水素分子を抗酸化治療に使うことについて、特にこの5年でかなり多くの発表がなされているのです。20世紀には、生体内での気体の動態は、測定することはほとんど不可能だったと思うのですが、特に同じ気体である一酸化窒素(NO)が、血管内皮細胞やマクロファージなどから産生され、生体内で機能を持つということが発見されて以来、生体内気体の機能に注目が集まってきました。
ここで水素という気体の生体内での働きが注目されて、研究されてきたのかもしれません。
酸素を糖と反応させて、ミトコンドリアで代謝すると、2%の活性酸素が生まれます。
一般的な活性酸素の代謝を考えると
1.SO(スーパーオキシド)がSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)によってH2O2(過酸化水素)に変化する。
2.さらに発生したH2O2がカタラーゼやGSTによってH2O(水)にして無毒化する。
という、二段階の経路があります。
しかしながら、SODやカタラーゼ、GSTの除去能力が低下すると、H2O2を代謝できず、有害なヒドロキシラジカル(•OH)が発生します。
この悪性活性酸素であるヒドロキシラジカル(•OH)を除去していたのが
食事で摂取される抗酸化物質
および
腸内細菌によって作られる水素
であったともいえるのです。
アルカリイオン水などの機能水は、効能としては胃腸状況の改善という枠しか厚労省の認可を取れていませんが、本来は電解してアルカリイオン水を生成する上で、大量に含まれていた水素分子が様々な役割を担っていた可能性はあります。
水素分子はこの世の中で、最も小さな分子で、電離した直後より拡散していきますので、ペットボトルやアルミパックでの保存は難しいとは思います。
奇跡の水として知られるルルドやノルデナウの泉などの水を飛行機で移動して測定しても普通の水と何ら変わりがなかったのはこのためでしょう。
電解されたばかりの水を利用することが条件ですが、今後飲用の水素水の効果がより明らかになってゆくと思います。
水素分子の入った水を飲むことにより、消化管から水素分子が体内に拡散され、口腔内からの水素濃度が上昇することがわかっています。
有害な活性酸素を、体内で水素分子が除去する仕組みが解明できるはずです。
医学的にはちょっと高度でアカデミックな講演になってしまいましたが、皆さん楽しそうに聞いていてくださったので安心しました。
ご一緒させていただいた歯科医師の宝田恭子先生と一緒に写真を撮っていただきました。
会場のせいもあって、講演後も和気あいあいとした雰囲気で皆さんのご質問に答えることができました。
楽しく過ごさせていただきました。
次回からはヨーロッパ出張記を始めますね。
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