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2012年11月の36件の記事

2012年11月30日 (金)

■イタリア出張2012秋⑫ ミラノからパルマへ

ミラノ駅から出発する電車に乗り、次の目的地であるパルマに向かいました。

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電車のホームで見つけたこの広告。

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写真だとちょっとわかりづらいかもしれませんが、イタリアの地図が様々な人のサインで描かれているのです。

きれいな広告で気に入りました。

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ミラノからパルマ駅までは、約1時間の旅。

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食と芸術の街パルマにやってきました。

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ミラノとフィレンツェの間にある街。

いつもは通過してしまうエミリア・ロマーニャ州の街ですが、この街はクラシックファンであれば誰もが一度は訪れてみたいと思っている街だと思います。

ヨーロッパ最古の劇場の一つであるティアトロ・ファルネーゼがあり、

イタリアを代表する大指揮者であったアルトゥーロ・トスカニーニの生まれた土地。

さらにオペラの殿堂、ティアトロ・レージョのある街でもあります。

るパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)やプロシュット・ディ・パルマ(パルマハム)の生産地としても有名ですが、スタンダール作「パルムの僧院」の舞台となった街でもあります。

駅から徒歩1kmぐらいのところに街の中心である大聖堂と洗礼堂があります。

鐘楼は工事中でした。

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写真右手の六角形の建物。

まず洗礼堂に入ってみましたが、ご覧のとおりすばらしい内観です。

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ドゥオーモのファサードには2頭のライオン像があります。

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内部の円天井には、コッレッジョのフレスコ画「聖母被昇天」が描かれています。

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その隣には、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会が。

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こちらの中にある

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円天井にもコッレッジョの「キリストの昇天」が描かれています。

ちょっと薄暗かったのが残念でしたが、元気をもらいました。

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小型車の多いイタリアの街。

こちらまで散策したところで、パルマの中心まで戻ります。

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■イタリア出張2012秋⑪ ミラノのドゥオーモ全景

おはようございます。

今日は11月30日(金)、クリニックFの診療日です。

昨日の休診日は工学部大学院で追加実験と論文校正の作業をしてきました。

論文のディフェンスの文章作成だったのですが、帰宅は夜12時近かったです。

さすがに僕も疲れましたが、それ以上に教授には夜遅くまでお世話になってしまい、恐縮してしまいました。心から感謝です。

出張が続く中、何とか本日締め切りの文章校正を終えることができて、一安心といいたいところですが、続いてもう一報の投稿中の論文を直し、さらに来年2月にサンフランシスコで開催される工学系レーザー学会のプロシーディングスも英語で仕上げなければなりません。

フルペーパーの半分ぐらいの量ですが、英語での文章は大変ですね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は先週訪れたイタリアはミラノの話が続きます。

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ミラノのドゥオーモは14世紀後半に建築がはじまりました。完成したのは19世紀 ナポレオンの時代になってから、ということですから大変な年月がかかっています。

ミラノに来るたび訪れる場所のひとつ。荘厳な雰囲気がいいですよね。

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ちょうど日曜日でしたので、ミサがありました。

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この大聖堂で鳴り響くパイプオルガンは、神の声そのものですね。

音楽をはじめとした西洋文化とキリスト教会は切っても切れない関係にあると思いますが、CDがなかった時代には、さぞかし衝撃を与えたのだろうと容易に想像できます。

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このドゥオーモは、天井にも上れることをご存知ですか?

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ファサード左手に登り口があります。

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135本あるという尖塔。

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こちら、ドゥオーモの屋根から見たミラノの街です。

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さて、この日の午後12時に、ミラノ駅を出る電車に乗らなければなりません。

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こちら後ろ側のビュー。

暫しミラノとはお別れです。

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2012年11月28日 (水)

2012年12月7日 一般向けの講演のお知らせ GRACE UNION 中国飯店三田店 

来たる12月7日、夜18時より、国際的共創型プライベートコミュニティ「GRACE UNION」という会のチャリティークリスマスパーティー&セミナーで、招待講演をさせていただくことになりました。

プレスリリース

場所は中国飯店三田店。

僕に与えられた題目は、

「米国レーザーアンチエイジング医療の最先端と株式会社のアンチエイジング市場参入」

についてです。

いつもは専門医、医師向けに講演をする機会が多いのですが、今回は一般の方が対象です。申し込みがあれば、どなたでも参加可能だそうです。

最先端米国レーザー医療の現状について講演させていただいたのち、サプリメントや化粧品など、新たな健康・アンチエイジング商材開発や、アンチエイジング・レーザークリニックを新規に経営したいという企業経営者の方を対象に、その参入ノウハウと、株式会社のアンチエイジング市場参入のメリットとデメリットなどについて、経営面についても講演させていただこうと思っています。

興味深い講演になるように頑張りますね。

■チャリティークリスマスパーティー&セミナー概要

日時  2012年12月7日 18:00-21:00

対象  GRACE UNION会員・ご家族、入会希望者

場所  中国飯店三田店  

   東京都港区芝5-13-18  

   03-3798-1381

申込  専用の応募フォームより必要事項を記入の上、ご応募下さい。

応募フォームは下記のURLから詳細ページへお進み下さい。

https://grace-union.net/  参加費 7,500円

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■イタリア出張2012秋⑩ ミラノの紅葉 ミケランジェロの4つの彫刻「ピエタ」

おはようございます。

今日11月28日(水)はクリニックFの診療日です。

昨日、京都まで紅葉狩りに出かけられた患者さんの話をお聞きしました。

今は一番綺麗な季節なのでしょうね。

僕自身、京都にはご縁があると思っているのですが、ちょうど秋の学会シーズンと重なっていることもあって、なかなか紅葉の季節に行くことができません。

一度だけ桜の季節に滞在できたことはあったのですが、これは見事でしたね。

最近は温暖化の影響からか季節の感覚も曖昧になり、この日本も「東南アジアか」と思うような気候を感じることもありますが、それでも世界の気候を全体的に考えると、日本のように森林が多く、約3ヶ月おきに春夏秋冬が綺麗に分かれる国はないと言われています。

他国では、南半球のニュージーランドぐらい。

地中海気候では、夏が終わったかと思うと、あっという間に葉が落ちて冬になってしまいます。

ホテルの「Four Seasons」という名前は、四季への憧れを兼ねた意味合いもあるのですよね。

ちなみにクリニックFで使用している肌のメンテナンスに必要なレーザー/光治療機器のパワー設定も、過去の治療結果の統計に基づいて季節ごとに変えています。

季節によって肌も変わります。同じ人の肌でも、です。

さらに、院内で毎日朝に作製し、フレッシュな状態でお届けしている医薬化粧品のジェルやクリームは、4つのシーズンごとにプロのアロマセラピストが香り(トップノートとセカンドノート)を変えています。

いよいよ12月ですので冬バージョンになります。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は先週訪れたイタリア・ミラノでの話。

イタリアでは貴重な、短い秋の写真です。

どうぞお楽しみください。

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こちら、大聖堂から続くヴィットーリオ・エマヌエーレ2世通り。

日本の旗も観ることが出来ました。

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そして高級商店街のモンテナポレオーネ通り。

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この道を歩くと、ミラノの景気がよくわかります。

この通りを歩く時に観ることが出来る、ふとした脇道の光景が好きです。

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僕はメトロに乗って、スフォルツェスコ城に向かいます。

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この城の美術館では、ミケランジェロ(英語名はマイケル・エンジェルです)が生涯に4つ作った彫刻「ピエタ」うちの、最後の作品を観ることが出来るのですが、こちらは過去のピエタのブログをご覧ください。

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この城の先にはセンピオーネ公園という、大きな公園があるのです。

こちらで紅葉が観られるはず。

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予想通り、日本とはちょっと趣が違いますが、イタリアの紅葉を観ることが出来ました。

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2012年11月27日 (火)

ニキビ跡の治療を補助する 画期的な新型ビタミンC  

おはようございます。

今日11月27日(火)もクリニックFの診療日です。

今日は、久しぶりに化粧品のお話です。

クリニックFには引き続きニキビ跡のより効果的な治療法を求めて、全国各地はもちろん、時に海外からも患者さんがやってきます。

フラクショナルレーザーの進歩により、より現実的にニキビ跡が良くなっていくのを患者さん自身もご実感されますので、治療に通うのも楽しくなってくるようですね。

そうした姿を見ると僕も嬉しくなります。

フラクショナルレーザーによる治療は、肉眼ではほとんど見えない無数の穴を肌に空けていき、皮膚自体を若返らせていくという方法をとるわけですが、治療直後から穴がふさがるまでの間、何を皮膚に乗せて皮膚を保護するか、そしてどんな栄養を経皮吸収させるのか。

これは僕にとっても長年の課題でした。

○皮膚への刺激を考えると、ローションやクリーム、乳液よりもジェル・タイプが望ましい。

○そしてこのジェル基材に、ビタミンCやフラーレンといった皮膚の再生と抗酸化を補うものを有効成分として、皮膚に確実に効果のある量を均衡を図りながら入れたい。

○しかしながら、ジェルにビタミンCを入れるとアルカリに傾き、pHを弱酸性に安定させられない。

こうした課題がざっとあるわけですが、いずれのポイントをすべてひとつでクリアする、ということができなかったのです。

それが、今回すべてクリアできるジェルを製造・処方できるようになりました。

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ご覧のように、爪が立ってきれいな器材です。

肌のコラーゲンを作るため、さらにニキビの原因を除去するために、高い抗酸化能力を持ち、コラーゲンの構成要素ともなるビタミンC(アスコルビン酸)が利用されてきたことはよくご存じだと思います。

ビタミンCは体内のタンパク質を構成するアミノ酸の1つであるヒドロキシプロリンの合成に必須であるため、これが欠乏すると組織間をつなぐコラーゲンや象牙質、骨の間充組織の生成と保持に障害を受けるのです。

コロンブスの大航海時代、船に乗って数か月経過すると、体から出血して死に至るという壊血病という病気が流行りました。

この壊血病(英: scurvy 独: Skorbut)を治療するために発見されたのが、レモンなどの果汁に含まれるアスコルビン酸(ビタミンC)でした。

スコルビックに否定冠詞のAをつけたというわけです。

アスコルビン酸の肌への効能は、

1.抗炎症、抗酸化作用

2.抗ニキビ作用

3.コラーゲン新生作用

4.抗しわ(細胞外マトリックス構築作用)作用

5.美白(メラニン生成抑制による)作用

6.テロメア遺伝子短縮化抑制作用

などととても多く、化粧品に配合したいファーストチョイスの原料なのですが、このアスコルビン酸は、安定しにくい物質で、様々な複合体や前駆体が化粧品に使用されてきました。

90年代には「アスコルビン酸グリコシド」という化合物が使用されました。

しかしながら2000年度の日本皮膚科学会で、アスコルビン酸を分離、活性化させるためのグルコシダーゼが人間の肌にはないことが指摘されます。ラットの肌にはグルコシダーゼがありますので、動物実験ではよい成績が出ていたのです。

その後2000年に入ってから、「リン酸型ビタミンC(APS)」という物質が注目を浴びました。これは(VC-phoshate Na)というもの。真皮層に入る際に、リン酸基が外れて活性化しますので、ニキビの肌の治療に非常に効果がありました。現在でも使用している施設があるようですが、ナトリウムやマグネシウムを含んだ、化学的には塩の形をしているため、乾燥感が強いのです。

この弱点に注目したのがAPPS(VC-phoshate Palmitate Na)や、VCP-IP(VC-phoshate isopalmitate Na)のような脂質エステル化したビタミンCです。上記のAPSに飽和脂肪酸であるパルミチン酸を加えたものがAPPS。上記のAPSに飽和脂肪酸であるイソパルミチン酸を加えたものがVCP‐IP。というわけです。

しかしながら、これらの器質も安定性が悪かったり、ナトリウムを含むために処方が難しかったりしました。

これを改善したのが新型ビタミンC。

ビタミンCの器質をグリセリン構造としており、クリニックFでもテストをしてきたのですが、これが化粧品の器材としては非常によいのです。

すでに何人もの患者さんにお使いいただいていますが、結果は上々。ニキビ跡の患者さんだけでなく、マドンナリフトでアンチエイジングを図りたい方や、RF系の機器を使用されているアトピー性皮膚炎の方などにも好評を頂いています。

何より、ローション→ジェル→クリーム・・・といった化粧品の工程を踏むのがめんどくさい、という方にも、ひとつで手軽にアンチエイジングもできるということで、楽なようですね。

これまで院内で処方し作成している化粧品は、すべて患者さんのみにお出ししてきましたが、今回このジェルに限っては化粧品会社さんとコラボレーションを組んで一般販売をさせていただくことができるよう今準備を進めています。

ネーミング含め、また詳しいことが決まりましたらご報告しますね。

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2012年11月26日 (月)

■イタリア出張2012秋⑨ 明けて翌朝 ヴェネツィア大増水の記事

開けて翌朝

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新聞を観てみると、第1面にヴェネチアの水位が上がっている話が。。。。

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今年は水位が上がることが多いと聞きますが、これ、サンマルコ広場ですよね。

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ちょうど5日後にヴェネツィアに泊まる予定だったのです。

ちょっと参りましたね(苦笑)。

ところが、この日の朝から打ち合わせをしたミラノの美容機器メーカーの社長さんに、新聞を見せて、今週末にヴェネツィアに行くのだけれど大丈夫?

と聞いたところ、

「そんなことはヴェネツィアではよくあるから、まったく気にしなくていいよ。」

と一言。

そんなものなのでしょうか。

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■イタリア出張2012秋⑧ ミラノのクリスマス チョコレートの靴 サクソフォン

おはようございます。

今日11月26日(月)はクリニックFの診療日です。

皆さん、連休はどうお過ごしでしたか?

僕は土曜日を診療、日曜日の95%ぐらい工学部の論文の校正作業に充て、残り5%ぐらいを気分転換にサックスを吹いて終わりました。

左右の指を独立して使うと、左右の脳が均衡して活性化されるので、発想力が高まりますよね。

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丁度イタリア出張前に頼んでいたサックススタンドが届いたので、セットアップしました。

すぐに楽器が持てるし、インテリアにもなるので嬉しいですね。

まだまだお披露目できるレベルではありませんが、サックスは単音なので、変調するといわゆる往年のジャズナンバーや、ポップスというのも簡単に吹けるようになるようです。

お気に入りは、カーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モアや、ジョン・レノンのイマジン、ムーンリバー、A列車で行こう、イパネマの娘などなど。

あとルパン三世のテーマ(笑)。

まだたどたどしいところもありますが、上手い下手よりも単純に吹いていて楽しいです。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」ですが、先日訪れたミラノの写真を数枚。

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マチネーでオペラを観終わり外に出ると、辺りはもう暗かったです。

夜のミラノ大聖堂は、本当に美しいですよね。

とても好きな光景です。

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ガッレリアの入口も、様々なイルミネーションで美しく飾られています。

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今回ミラノで目立っていたのは、この電子ブックのKOBOの広告。

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街の至る所で観ることとなりました。

街ではすでに多くのクリスマスイルミネーションが施され、各お店のデコレーションも鮮やかで、目を楽しませてくれます。

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すごいと思ったのがこちら。

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このハイヒールはすべてチョコレート菓子なのです。

チョコレートで履物を作る、というのは靴に対する概念の違う日本人にはたぶんその感覚を同じように理解するには至らないかもしれませんが、イタリアらしくデザインは秀逸ですね。

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2012年11月24日 (土)

理論ベースの工学博士論文構築 マドンナリフトの取材再び

おはようございます。

今日11月24日(土)は連休の中日ですが、クリニックFは通常診療です。

休診日の一昨日は、いつものように工学部大学院に行き、タングステンランプによる温度補正の追加実験および論文の修正をしてきました。

3年間工学的な考え方を学んできたつもりですが、実証ベースの医学博士論文と異なり、理論ベースの工学博士論文構築は本当に難しい。

レビューワーの意見も手厳しいですし、悩みに悩んで次の文章をひねり出すといった感じです。

こうして学んだ技術が未来のレーザー治療機器を生み出す可能性もあります。

なんとか結果を出せるように頑張ります。

大学院から帰ってきた一昨日晩と、昨晩、二晩連続して雑誌の取材がありました。

年始に向かって発売される雑誌ですが、もう年末ですよね。

僕の2012年度、一押しで選択した施術は今回もマドンナリフト。

2004年に初期型フラクセルがデビューして以来、過去20台以上のフラクショナルレーザーを実際に利用してきました。

現在クリニックFにも10台以上のフラクショナルレーザー機器を常備して、患者さんの肌により使い分けをしています。

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それらの機器の中でもマドンナリフトに使用するDEKA社スマートサイドドットは、医学的にも組織の収縮能力が最も高くなるフラクショナルレーザー機器であり、こうした研究データも海外では発表されており、診療治療の際に参考にしています。

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フラクショナルレーザーの特徴は、レーザー照射後の組織活性化、タンパク変性(壊死による)、組織蒸発の三つの性質が、波長ごとに異なること。

さらにたとえ同じ波長を選択した機器であっても、本体レーザー発振心臓部の構造や、スキャナの性能によっても施術後の違いがあらわれること。

これらの機器の工学的な違いを考慮したうえで、患者さんに適応し、肌のパフォーマンスを上げてゆくことが大切だと思っています。

OEMとして他社で生産されることも多いCO2レーザーの心臓部も、DEKA社では、工学的にも独自の技術で、CO2レーザーの本体から設計していることも確認しています。

この施術の名前は、米国レーザー医学会の同僚である、NYのDr.ブルース・カッツが歌手のマドンナの施術を行い、彼女から絶賛を受けたことにあり、アラフォー、アラフィフの肌の「ゆるみ」や「たるみ」そして、「肌の入れ替え」に関しては最もパフォーマンスが高い機器であると言えますね。

来年には、マドンナリフトを超える機械がデビューするのでしょうか?

楽しみです。

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2012年11月21日 (水)

■イタリア出張2012秋⑦ スカラ座 オペラ「リゴレット」 ガレリア席

おはようございます。今日11月21日(水)もクリニックFの診療日です。

今日は暖かいですね。

イタリアから帰国したばかりですので、慌ただしく時が過ぎてゆきます。

僕のブログ新国際学会周遊記はイタリアはミラノでの話。

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こちら、ミラノの大聖堂。

このミラノの中心に到着したのは日曜日、昼の12時ごろ。

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この日はスカラ座で、オペラ「リゴレット」が15時(マチネー)開演で予定されていました。

航空機の遅延があると観ることができないと思ったのでチケットは事前に買わなかったのですが、この時間ならもしかしたら当日券に間に合うかも?

思い立ち、スカラ座に向かいます。

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ミラノのガッレリアを通過してゆきますが、この大聖堂からスカラ座へのルートは本当に楽しいですよね。気分も高揚します。

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沢山の観光客もいましたよ。

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小雨模様のスカラ座。

この建物の左手奥に、知る人ぞ知る当日券の販売所があるのです。

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ぱっと待っている人数を確認すると、50名弱。

確かガレリアの席は80枚近くあったはず。

これは買えそうです。

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ガレリア(天井桟敷)席の当日券を手に入れました。

宝くじに当たったような気持ち。ラッキーでした。

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イタリアの劇場は、残念なことに現在経営困難に陥っているところも多いと聞きます。

スカラ座とてその例外ではありません。

こちら、スカラ座限定グッズ。スカラ座博物館の横で売っています。

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スカラ座は今年の初めにイスラエル人指揮者のダニエル・バレンボイムを芸術監督に置きました。

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ピアニストであり、多発性硬化症で夭折した天才チェリストのジャクリーヌ・デュプレの夫である彼の話は、このブログでもよくふれていますが、僕の思い入れある人物のひとりです。

ウィーンでのニューイヤーコンサートを振った直前の年末に、ニューヨークで指揮とピアニストとしての活動を二日連続して行ったコンサートは、今でも良い思い出です。

さて、このガレリアの席、僕は初めての経験だったのですが、ミラノの耳の肥えた聴衆が時に野次を飛ばすことでも知られています。

この席へは、通常の正門からではなくて、スカラ座博物館の入口から入るのです。

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ばらばらと階段をあがってゆきます。

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僕の席は4階席でした。

いつもの場所と雰囲気が違いますがこれもまたよしですね。

目の前にシャンデリアが見えます。

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見える景色も違いますね。

厳かに演奏が始まります。

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幕間。

4階にはまた別の歓談スペースがあるのです。

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ピアノがありました。僕の姿が鏡に映りこんでいますね。

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ヴェルディのリゴレットは、偶然にもひと月前にプラハで観たばかり。

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この日の演出は全く違ったので、また別の楽しみ方ができました。

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こういった演出の違いを観るのもオペラ鑑賞の楽しみですよね。

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2012年11月20日 (火)

■イタリア出張2012秋⑥パリ経由ミラノ行き

おはようございます。

今日11月20日(火)はクリニックFの診療日です。

昨日イタリアから帰国したばかりということもあり、朝から患者さんが沢山いらしています。

今回は時差ボケの解消が早く、調子も良いようです。

今日も集中力を切らさずに、丁寧な診療を心掛けてゆこうと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は帰国したばかりのイタリア周遊について。

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先々週の土曜日の診療後、羽田空港から最終便のパリ行きに乗り込みます。

朝1時半出発。

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この便ですと土曜日を一日使えるのでとても良いですね。

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遅い時間ですので自然に眠りについてしまいます。

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気づくともうパリ。

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パリのシャルルドゴール第二ターミナルは新しくなったばかり。

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パリの空港ではいつもPAULで軽食を食べます。

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クリニックFの最寄り駅である四ツ谷駅アトレにあるので、なんだか親近感があるのですよね(笑)。

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パリの空港でよいのは、15分だけ無料でWifiにつなげること。

トランジット中でもちょっとメールが見たいときありますよね。

また、これは一機種15分なので、iphone iPad MacAir の三台を持っていると

45分間ネットにつなげるのです。

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お土産屋さんのエッフェル塔に惹かれますね。

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ターミナル間を移動して、ミラノ行の飛行機に乗り込みます。

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アルプスを越え、ミラノの空港につきました。

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ミラノといえばマルペンサ空港という、いつも利用している大きな国際空港があります。

今にして思えば、それにしてはちょっと小さい空港だなあと、このとき気づけばよかったのですよね。

これについては後日談でまたお話しします。

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プルマンに乗り、あっという間にミラノ駅

そして、ミラノの中心街へ。

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やはりミラノ大聖堂(ドゥオーモ)好きですね。

気持ちが高揚します。

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2012年11月19日 (月)

■イタリア出張2012秋⑤無事に帰国しました

おはようございます。

今日11月19日月曜日。日本は少し寒いですね。

先週訪れたイタリア出張から無事今朝帰国しました。

出張中、ご迷惑をおかけしました。

ミラノ→パルマ→モデナ→ボローニャ→ヴェネツィア→ミラノと秋のエミリア・ロマーナ州を横断し、ヴェネト州に足を伸ばした感じでしたが、ヴェネツィアでは心配された水害も無く、天気にも恵まれ、とても良い体験が出来たと思います。

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イタリアで2社のレーザーメーカーと打ち合わせ、さらにミラノ・スカラ座でオペラ「リゴレット」とヴェネツィア・フェニーチェ劇場でオペラ「オテロ」を観ることが出来ました。

とても多くの情報がありますので、すこしづつ整理しながらまたこのブログに上げてゆきたいと思います。

今月はもう海外出張はありませんので、クリニックFは暦通り、木曜日、日曜日、休日がお休みです。

今日からまたよろしくお願いいたします!

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2012年11月16日 (金)

■イタリア出張2012秋④ボローニャに着きました

本日暗くなってからですが、ボローニャに着きました。

駅から中心街のホテルがあるところまでバスに乗り、こちらの場所に着きました。

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この街はヨーロッパで最古の大学がある街。

1088年に創立したのだそうです。

創立から千年あまりということになりますね。

卒業生にはコペルニクスやガリレオ•ガリレイなどの名前もあります。

明日時間があれば是非見学に行きたいものです。

閑話休題

なんとかボローニャのホテルにたどり着き、さて、チェックインというところで、ホテルのスタッフが僕の名前を確認すると、実は問題が...。

というのです。

予定よりも僕のチェックインが遅かったので、代わりに別のお客を入れてしまい、部屋がもう残っていないのだとか。

おいおい、頼むよ~! 日本で2ヶ月も前に、クレジットカードで宿泊費を、しかも全額払ってきているのだから。

明日の朝、ホテルで待ち合わせ、フィレンツェのレーザー会社であるDEKA社の工学責任者兼副社長のマウロ•ガリがフィレンツェから来て打ち合わせをする予定でした。

待ち合わせ場所も僕の宿泊ホテルで、来年の米国レーザー医学会に発表予定の演題についてディスカッションする予定だったのです。

本当に済まない、同等のホテルを探してきたのでこちらで勘弁してくれと、近所のホテルまで案内してもらいました。

イタリア人のこういうところは憎めないですよね。

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お腹が減ったので、ホテル目の前にあったバールのカウンターで、軽食とトスカーナのワインを一杯飲んできたら、気がまぎれて嫌な事は忘れてしまいました(笑)。

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さて、明日の日程が終わればあとはフリータイム。

ヴェネチアに移動して、夜はフェニーチェ劇場でオペラ「オテロ」の鑑賞です。

水害は大丈夫でしょうか?

またご報告しますね。

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2012年11月15日 (木)

■イタリア出張2012秋③モデナ パヴァロッティの愛した街

パルマで一泊した後、隣町のモデナにやってきました。

ここに来た理由は一つ、あるトレーニングコースに参加したのですが・・・

これについてはまた帰国後に書きますね。

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モデナの街には大聖堂があり、ここではテノールのオペラ歌手 ルチアーノ•パヴァロッティの葬儀がなされた事で有名です。

モデナ生まれの「神に祝福された声」を持つパヴァロッティ。トリノ・オリンピックでの「誰も寝てはならぬ」は今でも記憶に鮮明ですが、その舞台を最後に翌年2007年、モデナの自宅で亡くなったのですよね。

パヴァロッティのCDや演奏会の生涯売り上げは、同じ時代に活躍したローリング・ストーンズやプレスリーをはるかに凌いでいるのだそうです。

モデナはバルサミコ酢でも有名です。

お店に行くと、3年もの、5年もの、12年もののバルサミコ酢が揃えられていると聞いて、見に行きたかったのですが、今回はちょっとそういう時間がとれませんでした。

また次回にとっておきましょう。

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2012年11月13日 (火)

■イタリア出張2012秋②パルマにて トスカニーニの生家 パルムの僧院 パルマハム パルメザンチーズ

今日はミラノでの打ち合わせを終え、荷物をまとめた後、いつもは電車で通過してしまうパルマに宿を取りました。

この街はサッカーの中田英寿選手の移籍で日本人に知られるようになりましたが、僕たちクラシックファンにとっては、希代の名指揮者アルトゥーロ•トスカニーニの生家がある街。

そして、スタンダールの「パルムの僧院」の舞台になった街でもあります。

夕方5時にこちらの街に到着。16世紀のアントニオ・ダ・コッレッジョによるフレスコ画の傑作を所蔵しているパルマ大聖堂(Cattedrale di Parma)や、パルマ洗礼堂(Battistero di Parma) 、15世紀に建てられたサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会(L'Abbazia di San Giovanni Evangelista)などのいくつかの名所をまわりましたが、まだ夕食のレストランは開いていません。

お腹がペコペコ。

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とりあえずパルマハム(Prosciutto Di Parma)と、パルメザンチーズ(Parmigiano Reggiano)、さらに赤のスパークリングワインをお店で買いました。

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全部で12ユーロ。

しかし、ホテルで食べてみると本当に飛び上がるほど美味しくて、びっくりします。

今日はレストランに行かずに、宿で好きな音楽を聴きながら、このまま楽しもうと思います。

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2012年11月12日 (月)

■イタリア出張2012秋①ミラノ スカラ座 リゴレット

ミラノに到着しました。

こちらの気温は約10度。

雨がパラパラと降っている曇り空です。

今回ミラノでの予定は、明日にひとつ打ち合わせを控えていますが、到着日の今日はフリーでしたので、

「午後3時開演のスカラ座になんとか間に合えたら・・・!」

と思っていました。

オペラ「リゴレット」がこの日は上演を予定されています。

リゴレットは40日前にプラハで観たばかりですが、スカラ座の演出はきっとまた別物でしょうからね。

とはいえ、海外出張では何度もフライトのディレイを経験しています。

今回もディレイがあったらこの舞台を観ることが出来なかったので、事前にチケットを取らなかったのですが、特に遅延もなく、ミラノ着後スカラ座に直行し、なんとか当日券を手に入れることができました。

毎日いくらか売り出すのですが、こんなとき幸運に感謝せずにはいられません。

今回は「ガレリア」という、いわゆる天井桟敷席での観劇でした。

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スカラ座のガレリアで観る観客は目が肥えていて、下手な役者にはヤジも飛ばすため、過去そのブーイングに圧倒され、潰されてしまった歌手もいると聞いています。

スカラ座では何度も聴いていますが、ガレリアは初めて。

ここに来た事がある方は分かると思いますが、左手、スカラ座博物館の入口から入るように指示されました。

これも初めての経験でした。

リゴレットは今年の演題の一つでしたので、素晴らしかったですよ。そして、舞台が4階5階のガレリアにまでよく見えるように設計されていたことに感動しました。

僕が好きなダニエル•バレンボイムが芸術監督に就任したスカラ座は、今日も最高でした。

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2012年11月11日 (日)

パリに到着しました

パリに到着し、ミラノ行きの飛行機を待っています。

ほんの40日前にパリにトランジットしたときは秋晴れのよい天気でしたが、今日はなんと摂氏7度。まさに冬です。

シャルルドゴールはこの数年間、工事を入れてターミナルを綺麗に作り替えていますよね。

今回も新しいターミナルでしたが、デザインが秀逸でした。

今回は、パリ乗り換えでしかもイタリア行きという事で、ラゲッジをなくされないように(笑)機内持ち込みの小さなものにしました。

イタリアの天気はどうなのでしょうか。

またブログに書きますね。

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今年最後のヨーロッパ出張

今年最後のヨーロッパ(イタリア出張)のため、羽田のラウンジで深夜一時半発のパリ行き飛行機搭乗を待っています。

羽田便が出来て深夜のフライトが出来るようになり、時間が自由に使えるようになりました。

先ほどようやく40日前に帰国したヨーロッパブログを書き終えたところなのですが、同じくパリ経由でミラノに入り、北イタリアをまわり、二社のレーザー機器メーカーと打ち合わせの予定です。

留守中はスタッフが電話番で出勤していますので、何かありましたら03ー3221ー6461にお電話くださいね。

19日には帰国します。

それでは行ってきます。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’42 プラハ開催の欧州皮膚科学会2012からの帰国

パリはシャルルドゴール空港に落ちる夕日。

長かった欧州出張ももう終わりです。

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疲れがたまっていたのか、機内食も取らずに寝てしまいました。

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気づくと千葉の上空です。

こちらが翌日に撮った写真

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プラハのお土産のチョコレートと、スイスでラゲッジロストした時に購入したスイスアーミーのポロシャツです。

そして、今回のヨーロッパ皮膚科学会の参加証です。

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帰国後長くなってしまいましたが、これでプラハで開催された2012年欧州皮膚科学会の報告を終わります。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’41 秋晴れのパリでトランジット

開けて翌朝

早朝、プラハ発の便でパリに向かいます。

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プラハ空港。

チェコともしばらくお別れです。

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パリのシャルルドゴールにつきました。

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この日パリのトランジット時間は4時間余りでしたが、あまりの秋晴れに、パリの街まで出てみたくなりました。

トランクはすでにスルーチェックイン済み。

空港から電車でパリの街に向かいます。

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観てください、ノートルダム寺院のこの秋晴れの様子。

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みな楽しそうにパリの秋を楽しんでいます。

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ストリートパフォーマーも出ていますね。Img_8825

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カフェでは本に熱中する人たちも

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本当に秋晴れが似合う街です。

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わずか数時間の贅沢な気分転換でした。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’40チェコ ピルスナー本社とチェコのお金

プラハ最後の日、チェコ南のチェスケー・ブディェヨヴィツェとチェスキークルムロフの二都市を訪れ、その後車でプルゼニュの街に向かいます。

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夜も更ける頃ようやくたどり着いたのが、チェコが世界に誇る。創業1842年のビール・ブランド Pilsner Urquellの本社があるのです。

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一度行ってみたかったのですよね。

本当はもう少し明るい時間につきたかったのですが、到着時には日が落ちてしまいました。

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車ですのでビールをがぶ飲みするわけにはいかず、ほんのなめる程度。

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こちら、パンの中にスープがあるチェコ料理を頼んで軽食といただきました。

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このレストランの支払いに使ったチェコのお札です。

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旅の最後ですので、残りのお金はあとわずか。

最後にプラハ空港に向かいます。

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2012年11月10日 (土)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’39 中世の交通の要所 チェスケー・ブディェヨヴィツェとフルボカー城 

チェスケー・ブディェヨヴィツェにも立ち寄りました。

この都市はチェスキークルムロフ城を建てたヴィトーコフ家に対抗すべく、13世紀にプジェミル・オタカル2世が王立都市を建設したものだそうです。

交通の要所として発達し、塩取引、醸造業、銀取引などで栄えたのですが1618年に三十年戦争が始まると戦災に巻き込まれ、ほとんどの街並が焼け落ちてしまったのだそうです。

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こちらは、プジェミル・オタカル2世広場。

その横には聖ミクラーシュ教会と「黒塔」と呼ばれる塔があります。

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塔に上るとプジェミル・オタカル2世広場が綺麗に見えましたよ。

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街並もバロック様式で素晴らしくきれいですね。

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さて、この地から4km北上したところにフルボカー城というチェコで最も美しいといわれる城があります。

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もともとはボヘミア王であったプジェミル・オタカル2世が建てたもののようですが、のちにドイツ出身の貴族のシュヴァルツェンべルク家の持ち物となり、内装が豪華に変わりました。

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まさに白亜の城ですね。

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内装の写真は禁止されてしまったので、入り口だけですが、かなり豪勢な作りです。

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ガイドにチェコ語の説明を受けながら、英語の冊子を開き、説明を理解します。

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調度品は木でできているものが多かったのですが、それはそれは見事。

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約一時間の城のツアーののちには、このようなサロンに出ます。

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美しいバラが咲いていました。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’38 チェスキー・クルムロフへエクスカーション

チェコ滞在最終日。

僕は車を借りて、チェコの世界遺産の一つであるチェスキー・クルムロフを目指しました。

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Img_8649チェコの高速はスピード制限はありますが、非常に空いていて快適です。

約200kmの道のり。

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快適に飛ばして、約3時間ぐらいかかったでしょうか?

駐車場に車を止め、チェスキー・クルムロフ城を目指します。

13世紀の南ボヘミアの貴族ヴィトーコフによって作られた建物が始まりと言われています。

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駐車場からヴルダヴァ河をわたると城が見渡せる場所に出ます。

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美しい城が見えてきましたよ。

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城の入り口には何やら人だかりがあります。

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のぞいてみると、クマです。

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城で飼われているのだそうです。

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城に入るとまず大きな塔が見えます。

塔にも登りました。

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中世そのままの街が広がる眼下の景色。

チェコが旅行者を魅了するのはわかりますよね。

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Img_8683_2美しい情景ですね。

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このチェスキー・クルムロフ城を中心に、街が広がります。

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少しの間散策してみましたが、中世の街に迷い込んだような錯覚に陥りましたよ。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’37 スメタナホール

おはようございます。

今日11月10日(土)はクリニックFの診療日です。

明日、正確には今晩1時半の便で今年最後のヨーロッパに出張に出発するのもあるのですが、朝からクリニックは患者さんがいっぱい。

電話もずっと鳴っていますが、今日だけでも何件かスタッフの手が回りきらず、対応しきれなかったお電話がありました。

ご迷惑おかけして、すみません。

再度のヨーロッパ出張なのにも関わらず、まだ前回のヨーロッパ皮膚科学会でのブログが終わっていないのですが、あと5つぐらいの記事で終わらせますので、どうぞお付き合いください。

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アールヌーヴォー様式の建物である市民会館は、1912年11月22日に6年の歳月をかけて完成しました。

1918年チェコスロバキアが独立宣言した場所であり、プラハの春音楽祭のメイン会場としても有名です。

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このホールに見学ツアーがあると聞いて、プラハ滞在最後の日に行ってきました。

中から見るとこのような感じ。

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ホールに入ると、思ったよりも巨大で音響もよさそうです。

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随所に美しい壁画が描かれています。

ムハの描いたものもあるのだそうです。

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天窓はこのように透けています。

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このツアーは、コンサートホールの二階にある、いつもは観ることのできないアールヌーボー様式の控室を見学できるのです。

調度品の数々が志向を凝らしてあって、素晴らしかったですよ。

少し写真をご覧ください。

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中でもガイドさんが力を入れて説明していたのは、こちらの部屋について。

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天井画や壁画を含めてムハが描いた部屋があるのです。

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このようなスペースがスメタナホールにあったのですね。

驚きました。

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独特の趣向を凝らした建築に、感銘を受けました。

ツアーの最後には、地下のバーで飲むことのできるチケットが渡され、僕はピルスナービールを選択しましたよ。

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2012年11月 9日 (金)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’36 ドン・ジョバン二をエステート劇場で フェラーリ456M GT 

プラハ滞在3日目の晩は、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバン二」のチケットを取っていました。

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会場は、プラハでドン・ジョバンニと言えばもちろん? の、エステート劇場(スタヴォフスケー劇場)です。

この劇場は、1787年10月29日に、モーツァルトの手によってドン・ジョバン二が初演された歴史的な劇場なのです。

昼に場所を確かめました。

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この劇場では「ドン・ジョバン二」と「皇帝ティトの慈悲」が初演されたと書かれたプレートがありました。

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さて、夜になりました。

劇場に向かいます。

どんなオペラでもその初演の劇場で聴くことができるチャンスは、なかなかありませんので、この幸運を神に感謝ですね。

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オペラ好きが集まるこの雰囲気。皆わくわくとした表情をしていて、僕も気持ちがどんどん盛り上がっていきます(笑)。

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ここに来たのは初めてでしたが、劇場の作りも素晴らしかったですよ。

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この日のドン・ジョバン二は、とても前衛的な演出。

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ドン・ジョバン二に殺されてしまった娘、ドンナ・アンナの父の石像が印象的なのですが、このオペラには、デフォルメされた石像が出てこずに、人が演じるのです。

ちょっと不思議な感じでしたよ。

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劇場からホテルに帰るまで道すがら、フェラーリ456MGTを見つけました。

もう10年も前の車なのですよね。

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イタリア・ピニンファリーナ社デザインディレクターだった奥山清行さんが最初にデザインしたフェラーリだったんじゃないかなあ。

イタリア人以外に初めてフェラーリをデザインしたというこの功績が、のちのエンツォや599のデザインにつながるんですよね。

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夜のプラハの街も素敵です。

幸せな気持ちでホテルに帰りました。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’35 カレル橋

ヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の美しい石橋 カレル橋。

1357年に着工され、60年近くかけて完成。

その後600年の歳月を経て、数々の洪水に耐えてきた技術には目を見張りますね。

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橋の上には彫像が立っています。

全部で15対30体。

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観光客で一杯です。

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ストリートパフォーマーもいました。

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このカレル橋横からプラハ城を望む景色は絵になりますね。

何枚も写真を撮ってしまいました。

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こちらはプラハ名物のロールパン。

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街の至る所で見ることができました。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’34 カフカの家 30年戦争 ウェストフェリア条約後の世界情勢

おはようございます。

今日11月9日(金)は、クリニックFの診療日です。

昨日の休診日も引き続き、工学部大学院で投稿論文の校正作業に終日入っていました。

レビューワーの指摘を一点一点ディフェンスしていくのですが、ものを作るサイドにいる工学と、作られたものを利用するサイドにいる医学とは視点が全く違いますね。

非常に勉強になる反面、とても苦労するところでもあります。

今週日曜日から、今年最後のヨーロッパ(イタリア)出張が入っており来週一週間作業ができないのはちょっと辛いところですが、頑張ってぎりぎりまで努力してゆきたいと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、プラハ城の続きです。

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プラハ城は30年戦争が始まるきっかけとなった場所です。

30年戦争とは、神聖ローマ帝国を舞台として、1618年から1648年に戦われた国際戦争。

「最後の宗教戦争」、「最初の国際戦争」などと形容されていますよね。

1617年にボヘミア王となったフェルナンド2世は、熱心なカトリック教徒として新教徒を弾圧します。

その仕打ちに怒った民衆が、翌年プラハ城の窓から国王顧問官ら3名を突き落とすという事件を起こすのです。

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こちらが問題の部屋にあった説明図。

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そして文章です。

この部屋の写真は撮れなかったのですが、窓からの景色は写真を撮りました。

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こんな景色の場所に突き落とされてしまったのです。

神聖ローマ帝国を軸に始まった30年戦争は、ハプスブルグ家とブルボン家などの王朝家系の代理戦争に発展し、フランス革命に続くヨーロッパの時流を大きく変えたといわれています。

欧州史上、非常に興味深い戦争ですよね。

1648年に結ばれた多国間条約であるウェストフェリア条約によって終結しますが、この講和条約はヨーロッパに新たな国際法のシステムを作り上げました。

さらに神聖ローマ帝国の中で戦場となったドイツの国土は荒廃し、その結果、約300の領邦国家の分立状態が確定するようになり、イギリスやフランスなど早期に統一国家を作った国々との争いに出遅れることとなるのです。

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このプラハ城の一部に黄金小道と呼ばれる路地があります。

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この一角にフランツ・カフカの仕事場があるのです。

高校生の時に「変身」を読みました。

カフカは現在、ジェイムズ・ジョイス、マルセル・プルーストと並び20世紀の文学を代表する作家と評価をされているのだそうですよ。

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こちらの小さな家でカフカが執筆作業をしていたのだそうです。

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この小道を出ると、プラハ城はおしまい。

小高丘を下りながら、カレル橋に向かいます。

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美しい街並ですね。

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2012年11月 8日 (木)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’33 プラハ城とムハのステンドグラス

おはようございます。

今日は木曜日、クリニックFは休診日です。

ランチ・ミーティングがひとつ入っていますので、それが終わった後、工学部大学院に行って教授と今後の方針についてディスカッションしてこようと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先月末にヨーロッパ皮膚科学会中にプラハ城を訪れたときの話が続きます。

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この日はメトロに乗って、プラハ城を訪れました。

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以前来た時に感動したのがムハの作成したステンドグラス。

前の時には小さなカメラしか無かったのですが、良い写真を撮りたいと思い、この日のためにOMDに新しいレンズを購入したのです。

こちらの城は、ボヘミア王国の全盛期だった14世紀からほぼそのままであると言われています。いわゆる中世の時代から建っている街並みそのものなのです。

映画「アマデウス」がこのプラハで撮影されたことは有名な話ですが、さもありなん。

街のどこを切り取っても絵になるフォトジェニックな街です。

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目指すはプラハ城の中心にあるゴシック様式の聖ヴィート大聖堂。

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建物も見事です。

この建物には多くのステンドグラスがあるのですが、入って左手二枚目のステンドグラスがムハの作品「聖キリルと聖メトディウス」であることが知られています。

こちらです。

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アール・ヌーヴォーを代表するグラフィック・デザイナーである、アルフォンス・マリア・ムハ(ミュシャ)。

このステンドグラスは色彩感覚が飛びぬけて素晴らしいですよね。

よいカメラで撮影できてよかったです。

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厳かに時間が流れています。

元気をもらいましたよ。

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2012年11月 7日 (水)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’32 プラハの美容機器メーカーBTL EXILIS

先ほど投稿していた工学系英文誌より、「リバイズが必要であるが掲載は可能」という返事が届きました。

いつまでにアクセプトが確証されるかによって、工学部大学院博士課程の早期修了がかかっているのです。

偶然にも、必要な打ち合わせや飲み会などは、昨晩でひと段落。

またまた論文書きで寝れない日々が続きそうですが、工学部大学院の最後の学年を、頑張って取り組みたいと思います。

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学会会場でプラハの美容医療機器メーカーBTLのスタッフと待ち合わせ、

用意していただいた車に乗り込みます。

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車はプラハ郊外の丘の上に。

こちらは高級住宅街なのだそうです。

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そんな住宅街の一角に、今回訪問した会社がありました。

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こちらのBTL社は、EXILISという、RFと同軸超音波を合わせた技術を使って痩身や肌のタイトニングに使用するサーマクールの後継を目標とした機器を販売しています。

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窓の外の借景を見ながら会議室に。

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会社に入ると、すでに社長と会議に呼ばれた医師たちの間でディスカッションが始まっています。

中にはボルチモアのロバートワイス医師その他、米国の見知った医師たちの顔、そしていつもお世話になっている日医大皮膚科の尾見徳弥教授もいらっしゃいました。

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僕は実際に機器をまだ体験していませんので、現時点でのコメントは控えますが、米国での評価はよさそうでしたよ。

レーザー、IPL(光治療)、RF と注目されてきた美容医療に、新たに参入しつつある超音波の技術。

超音波もレーザーと同じように、医学に対しては情報的応用と動力的応用がなされてきました。

前者は心臓や腹部などの超音波画像診断装置として。

後者は腎臓結石などの破戒装置、肝や脳腫瘍などを破壊吸引する超音波吸引装置、小血管などを石灰凝固する超音波凝固切開装置などがありますよね。

美容治療の世界では、リフトアップのウルセラなども超音波を利用して筋膜収縮を目的とした機種です。

さらに、痩身機器の技術に、超音波が液体中に発射される際の疎密波の負圧によって生じるキャビテーション(空洞現象)を利用したものもあります。

キャビテーションが破壊されるときに大きな圧力が生じるのです。

こうした超音波の機器についても、もう少し工学的知識を蓄えたいと思います。

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最後に会社で記念写真を撮りました。

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再び学会会場に戻り実際の機器に触れてみます。

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非常に興味深いですね。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’31 プラハの夜 iphone5の行列 オペラリゴレット

おはようございます。

今日11月7日(水)もクリニックFの診療日です。

昨晩は、久しぶりに25年来の旧友と美酒を交わしてきました。

彼と初めて会ったのは高校生の時。駿台の東大模試で名前が載った人だけが参加できた「駿台箱根セミナー」という夏の勉強合宿があったのです。

僕はもともと理系が得意だったのですが、外交官になりたいという夢が捨てられず、無理に文転して東大法学部を受験していたんですよね。

彼はその年予定通り東大法学部に進学し、僕は落ちて(笑)いったん慶應の経済に籍を置くことになるのですが、その後一大奮起して理転し、医学部に入りなおしました。

今になって考えてみると、文転した当時必死になって勉強した世界史や地理の知識が、今の人生で教養としてとても生きているので、月並みですが人生無駄なことはないのですよね。

大学卒業後はお互い忙しくて、彼とはすっかり縁遠くなっていました。それが5年ほど前、僕のブログを彼が見つけて連絡してきてくれたのです。

社会に出る前に知り合った彼は貴重な友人でもあり、人生のライバルでもある人ですが、まだまだお互い40代で人生半ば。

昔を思い出し、今後の人生のピークに向けてお互い努力して切磋琢磨してゆきたいものだと決意を新たにしました。

さて、僕のブログ新国際学会周遊記は、先月訪れたヨーロッパ皮膚科学会の話です。

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プラハの街並。

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二日目の夜は、オペラ「リゴレット」のチケットを取っていました。

ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した全3幕からなるオペラ。

ヴェルディ中期の傑作です。

こちらTHREE TENORSによるリゴレット第三幕の演奏。

この曲に聴き覚えがありませんか?

実はこのリゴレット、救いようのないぐらいな悲劇的な結末が待っているのですが、その前のソロなのです。

実は来週のイタリア出張では、このリゴレットが1851年に初演されたヴェネチア・フェニーチェ劇場のチケットを取っているのですよね。

こちらも楽しみです。

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夕食にはチェコ料理を選択。

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リゴレットの演奏を楽しんできました。

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劇場からホテルまで歩いて帰ろうとふと道を見ると大行列があります。

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ずいぶん続いていますね。

行列の先端をよく見たら、これですよ。

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iPhone5の発売日でした。

さて、ホテルに入ろうとした時に、携帯電話が鳴りました。

「奥さんも連れてきたので、せっかくだから一緒に飲もうよ」

と、デンマークのエリプス社のジェンスからのお誘い。

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もう夜の12時近かったのですが、翌日診療がないと思うと気が楽ですよね(笑)。

星付きのレストランで、しっかりワインをいただいてきました。

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2012年11月 6日 (火)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’30 ヨーロッパ皮膚科学会で展示ブースめぐり

 

学会会場を歩いていると、様々な人から「ドクターフジモト!」と声がかかります。

この学会の参加ももう春秋合わせて10回ぐらいですものね。

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まず声をかけてくれたのは、サイトン社マーケティングのロバート・ラックです。

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彼とは国内外で本当によく顔を合わせますし、レーザー談義もするのですが、実は僕自身まだサイトンレーザーを購入したことがないのです。

先日、僕のブログにサイトンの記事を見つけたらしく、「ブログに書いてくれてありがとう。」と言われました。

エルビウムヤグ以外の新しい波長が開発されたら購入を考えるので、すぐ声をかけてほしいと言っています。

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つい数日前に訪れ、様々なアドバイスをしたリヒテンシュタインのパンテック社のスタッフたちともプラハで再会。

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新たに投入した機器(こちらもエルビウムヤグですが)が売れていくとよいのですけれどね。

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ソルタメディカル社も多くの機種を並べています。

全米第二位の企業でありながら、欧州での知名度はいま一つですので、頑張ってほしいですよね。

 

IP2Lのエリプス社のワークショップにも参加しました。

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講演者のスウェーデンのDr.Troilius とドイツのDr.Drosner。

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この学会で面白いのは、普段アメリカで見ないようなヨーロッパ主催のレーザー機器が集まっていること。

独自の技術が使用されていることが多く、見ていて楽しめます。

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こちら、中国市場の成功により、飛躍的に売り上げを伸ばしているアルマレーザー社。

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サイノシュア社や

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ルートロニック社などの出店もありました。

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しかしこの混雑ぶり。

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このような氷のアトラクションもありました。

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こちらの学会会場は、小高い山の上にあります。Img_8433

美しいプラハの街並みがよく見えます。Img_8434

中央にあるのはプラハ城ですね。

この日の午後は、プラハに本社のある医療機器メーカーに見学に行く予定になっていました。

俯瞰を見たのち、会場を後にします。

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’29 プラハ開催のヨーロッパ皮膚科学会学会での僕の発表演題

米国出張と博士課程学位審査会、インドネシア・ジャカルタ出張・・・と続いて滞ってしまいましたが、9月末に訪れたヨーロッパ皮膚科学会のブログを、来週のイタリア出張までにあげてしまいたいと思います。

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翌朝、朝早く学会会場に向かいます。

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レジストレーションにも長い列。

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僕も名札を受け取ります。

今年はブースが3フロアに渡って展開され、ちょっと配置が悪かったですね。

学会誌を見て、僕の発表演題を見つけます。P703番に僕の名前がありますね。

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まずは僕の発表演題を確認に行きます。

今年の欧州皮膚科学会はポスターでの発表です。

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演題はすぐに見つかりました。

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こちらです。

Detection of the different reactive oxygen species induced oxidative stress in skin during Laser therapy

レーザ治療によって誘発される皮下の活性酸素とその抑制についての演題。

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演題を確認し、質問が入っていないことを確認して、学会会場を散策に行きます。

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さすがに欧州最大の皮膚科学会。

人も続々と集まってきました。

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全く新しい化粧品器材の開発

おはようございます。

11月6日はクリニックFの診療日です。

昨日の早朝ジャカルタから帰りましたが、夜は元々打ち合わせ予定だった薬学系研究者仲間との打ち合わせ。

全く新しい化学的な組成を持つ化粧品素材の二つの提案と、その医学的メリット、および経営的展開についての相談を受けました。

新技術と謳われるものは、毎年の様に発表されますが、自分の医学的知識に照らし合わせると、これは!と言えるものは正直100に1つもありません。

しかしながら、新素材において、開発者が気づいていない新たに応用できる視点があるのも事実。

これに気づくのは楽しいですね。

クリニックという箱の中で、数多くの機器のなかから、自分の患者さんに最も適合する機種を使用して、肌のパフォーマンスを引き出すことが僕の仕事ですが、診ることの出来る患者さんの数も限られています。

レーザー照射後に使用する医薬化粧品にもこだわりがあります。

化粧品の素材の基本は、

抗酸化 

紫外線の除去 

保湿 

抗糖化 であり、

さらにこの4つの働きに加え 可能であれば 組織の再生 の要素が入れば確実に合格点です。

しかし、これらの要素をすべて満たすことはまず不可能で、特に組織の再生は化粧品ではなく、医学の分野に属するもの。

一般売りの化粧品に入れることが出来る製剤や濃度では、販売が出来ないのが常。

僕がクリニックの患者さんに対して、独自の医薬化粧品を提供しているのはそのためです。

今回提案された薬剤は、抗酸化 および 保湿 そして 組織の再生 について、パラダイムシフトに近い技術進化がみられます。

ヒントをいうと、今まで科学的には塩

→塩(えん、Salt)とは、広義には酸由来の陰イオン(アニオン)と塩基由来の陽イオン(カチオン)とがイオン結合した化合物

であったある抗酸化物質を、グリセロール化したことにより、効能を増して、さらに化粧品商材としても透明感のあるジェルを作ることができるようになったものです。

早速僕の既存の商材との相性をみて、さっそくクリニックFの医薬化粧品に取り入れてゆきたいと思います。

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2012年11月 5日 (月)

ジャカルタから帰国しました

おはようございます。

今日11月5日はクリニックFの診療日です。

今朝、早朝の成田着の2番目に早い飛行機でジャカルタから帰国しました。

金曜日の深夜便でジャカルタに飛び、今朝の深夜便で帰国という1泊4日の強行スケジュールでした。

滞在中、3度の打ち合わせによって、インドネシアの華僑とのビジネスを始める合意がなされ、空いた時間には、ジャカルタ現地のクリニックの見学などもできましたので、実りある出張となりました。

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インドネシアでは、丁度ジャカルタ・ファッション・ウィークまっただ中。

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数年前に訪れた時と比較して、経済にも力がありますね。

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今後、ジャカルタに飛び、レーザーを扱う医師たちにアドバイスをする機会も増えそうです。

細かい話はまた次のブログに書きますね。

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2012年11月 4日 (日)

ジャカルタにいます

金曜日の深夜便に乗り、連休を利用して、インドネシアはジャカルタに来ています。

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こちらの新規参入する華僑のレーザー•アンチエイジング•クリニックチェーン展開のビジネススキームのアドバイスがおもな目的でした。

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2日間、36時間の滞在で3度の打ち合わせをしてきました。

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最後には、みな仲良くなって、華僑のビジネスパートナーの家族とも会食。

分厚いメガネのウェイトレスさんに撮ってもらったら、指入りのこのような写真になってしまいました(苦笑)。

ジャカルタは数年おきにきていますが、ここ数年の経済の進歩は著しいですね。

新車も多く走っています。人口も2億人を超えて、世界で4番目に多い国。

力がありますね。

今後のアジアのレーザー医療の展開と大きな進歩に繋がると良いのですが、楽しみです。

月曜日の朝に帰りますので、外来はそのままです。

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2012年11月 2日 (金)

■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’28 プラハ ヴァーツラフ広場 感動のアイーダ

さて、ちょっと時間が経過していますが、今年の秋9月末にヨーロッパ皮膚科学会で訪れたプラハ・ブログの続きです。

プラハ到着の夜。

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プラハの街を見下ろすことができる、ヴァーツラフ広場に向かいます。

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広場の坂の上には国立博物館があります。

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その建物の左手に、国立オペラ劇場があります。

 

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この日の題目はヴェルディのオペラ「アイーダ」

ワールドカップの応援歌で有名ですが、僕も大好きなオペラの一つ。

丁度チケットが取れたのです。

こちらの劇場に入るのも2年ぶり。

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重厚な雰囲気もあり、音響効果もとても素晴らしい劇場です。

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以前プラハに来た時は、こちらの劇場で「魔笛」と「トゥーランドット」を観たのですよね。

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アイーダの素晴らしさは、なんといっても第一幕終了の場面。

豪華な衣装を着たエジプトの民が合唱をするシーンです。

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合唱の声は、心を震わせますよね。

今回も感動でした。

幕間は、ワインと軽食で楽しみます。

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以前にプラハのブログを書いた時にも触れたのですが、プラハは芸術立国とするために、小学校では通常の授業を終えたのち、舞踊、音楽、もしくは絵画といった芸術の授業を受けるのが習わしなのだそうです。

こうしたレヴェルの高いオペラをほぼ毎日観ることができるのはとても魅力ですよね。

しかも、価格は日本の7分の1ぐらいなのです。

プラハにヨーロッパ皮膚科学会の開催が決まり、僕の演題が通過したのち、僕がホテルを取るよりも先に行ったのがオペラのチケットさがしでした。

結果、3泊するところ、3公演観ることに。

この日のラダメス役(テノール)の声が本当に素晴らしく、聴きほれてしまいましたよ。

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みな満足そうに帰ってゆきました。

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第一回目の学位予備審査会終わりました

おはようございます。

今日11月2日(金)はクリニックFの診療日です。

本日の診療時間は通常通り19時まで。その後深夜便でジャカルタに飛びます。

ジャカルタでは、あちらの華僑がメインとなる新規開業レーザークリニックグループに、レーザー機器のプレゼンテーションをする依頼を受けています。

月曜日の早朝に帰る予定です。

さて、休診日の昨日は、大学で工学博士号の予備審査会でした。

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同じ博士号取得でも、医学部の大学院と、工学部の大学院では大きくアプローチが違います。

医学生理学の分野では、「例外のないルールはない」ということわざ通り、どんなによく効く薬や治療法でも、例外が出てくるため、事象の観察から論理をくみ上げるアプローチであるのに対して、

物理学、工学は先にフィロソフィーがありそこから理論のくみ上げが始まり、それを事象で補強するというアプローチ。

20年近く医療の世界にいましたので、どうしても医学の考え方が先行してしまい、自分の中では葛藤が続いていましたが、こうした疑問点に関して、本当に多くの方にアドバイスをいただき、助けていただきました。とても感謝しています。

工学系の研究は、僕の幼少の頃からの夢の一つ。ぜひとも形のある研究成果を出してゆきたいものです。

学位審査会では、1時間にわたり発表させていただきましたが、昨日は今後修正すべきポイントも明確になりましたし、非常に発展的でした。

残りの工学部在籍期間も気を抜かず、頑張ってやろうと思います。

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