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2013年1月の25件の記事

2013年1月30日 (水)

Dates & Deadlines~2013年ボストン米国レーザー医学会の演題提出締切

おはようございます。

今日1月30日はクリニックFの診療日です。

明日31日は木曜日の休診日。そして、翌日2月1日から7日までは米国サンフランシスコで開催される世界最大の工学系レーザー学会フォトニクス・ウエストの発表のため渡米します。

僕の外来は2月8日に再開とさせていただきます。

不在中ご迷惑をおかけしてしまいますが、クリニックの電話やメールは繋がりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、フォトニクス・ウエストの口演演題を作成し、投稿中の英文誌の校正をして・・・と忙しくしていたのですが、ふと

・・・はて? そういえば4月開催の米国レーザー医学会(ASLMS)のプレゼンは、開催2ヵ月前ぐらいに締め切りだったのではなかったか・・・???

ということが頭をよぎりました。

慌てて学会より送られてきたメールを確認してみると、

2013aslms

Dates & Deadlines

•Submit late-breaking abstracts by Feb. 1

•Upload ePosters by Feb. 1

とあるではないですか!

例年のインフォメーションと書式が変わっていて、気づかなかったのです。

今年は以下、二つの演題が通過していますので、出国の2月1日までに、2つのeポスターをアップロードしなければなりません。

Detection of the Different Reactive Oxygen Species Induced Oxidative Stress in Skin During CO2 Fractional Laser, RF, CO2 Fractional Laser and RF Combination Therapy Respectively

High Temperature Heat Source Generation With a Very Low Power Level Quasi-CW (Continuous Wave) Semiconductor Laser for Medical Use

残された時間は、1・5日。

顔面蒼白。一瞬頭が真っ白になり、お尻に火が付きました(苦笑)。

ここからがむしゃらに頑張ります!

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2013年1月29日 (火)

ショパンピアノ協奏曲第一番 チェルニー・ステファンスカ プラシーボ効果 二重盲検法

おはようございます。

1月29日(火)。今日もクリニックFの診療日です。

今日は音楽の話題から。チェルニー・ステファンスカというポーランドの女性ピアニストをご存知ですか?

彼女は、ショパンピアノコンクールでも優勝経験のある一流のピアニストです。

彼女のこちらの演奏、ショパンピアノ協奏曲第一番の録音は、史上最高のピアニストとして誉れ高いルーマニア出身のディヌ・リパッティ(Dinu Lipatti)のものと誤認されてきました。

リパッティは33歳という若さで、悪性リンパ腫(ホジキン病)にて夭折したのですが、残された録音(モノラル)のどれもが素晴らしいもので、死後特に評価が高くなりました。

僕も好きなピアニストの一人で、このブログでも何度か登場したことがありますよね。こちらはリパッティのほぼすべての録音が残されている7枚組お買い得CDです。

以前は「リパッティの芸術」シリーズとして発売され、1枚3000円以上したのです。

僕は7枚全部持っていたにもかかわらず、もしかしたら録音状況が違うかもと、ついつい買ってしまいました....。 

そして、こちらYOUTUBEで見つけたリパッティのショパンピアノ協奏曲第一番です。

どちらの演奏も技術的には素晴らしいですが、リパッティの弾くショパンの方が物悲しいですかね。ショパンの特徴を捉えているのかもしれません。

興味深いのは、この誤認の事実が知られた後に、チェルニー・ステファンスカの録音に対する音楽評論家の意見が一転したこと。

思い込みとは罪深いものです。 

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医学の世界では、特に薬の治験の際、プラセボ効果(プラシーボ効果)を統計学的に排除するということを行います。

Placeboはラテン語で、「私は喜ばせる」の意味です。

プラセボ効果とは、偽薬効果(ぎやくこうか)とも表現しますが、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの症状の改善がみられる事をいいます。

ちなみに医師法では、常習化が起こりうる危険な患者さんに対して、睡眠剤と偽ってビタミン剤を投与することが認められていると聞いたことがあります。

ビタミン剤を処方しても、眠剤と信じて飲めば効いてしまう人もいるのです。

僕は良く、患者さんに対して、医療施術と美容施術の違う点を説明するようにしているのですが、美容は一言で言うと、このプラセボ効果の影響を多大に受けているのですよね。

もちろん化粧品に紫外線をカットしたり、乾燥を防ぐといった「効能」はありますが、原料的には、医薬的「効果」はないはず。

しかしながら不思議なことに、高額なクリームを塗ったことで気持ちが高揚し、実際に綺麗になる人も中にはいるのです。

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医療として治療法や薬が認められるためには、このプラセボ効果との差異を、統計学的に証明しなければなりません。

医学博士論文を書く時に、多くの統計学的検定手法を学ぶのは、このためです。

僕が過去の論文を書く時に使用した検定で、ちょっと頭に浮かぶだけでも、ベイズ推定 • 仮説検定 • Z検定 • スチューデントt検定 • カイ二乗検定 • F検定などなど、沢山の手法があります。

さらに、統計学的にいくら正しくても、元データの精度が悪ければ意味がありません。

元データを取る時に特に大切なのは、出来る限り二重盲検法(Double blind test)を使用するということ。

この二重盲検法は、実施している薬や治療法などの性質を、医師(観察者)からも患者からもわからない様にして行う方法なのです。

プラセボ効果や、観察者バイアスの影響を防ぐ意味があるのですよね。

ちなみに、今年通過した僕の米国レーザー医学会の二つの演題でも、患者さんの施術評価の際に、二重盲検法を行ったか、選ぶ項目がありました。

医学会の演題の通過条件としても重要な点の一つなのです。

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この10年間、肌を美しくするためのレーザー・光施術が急速に発展しました。

○透明感を上げる

○コラーゲンやエラスチンの再生力を高める

○毛穴やシワ、にきび跡などが平滑化した艶(ツヤ)のある肌を作る

○皮下組織のタルミを引き上げる

肌を美しく、さらにメンテナンスする機器が、二重盲検法によって評価される時代になったのです。

僕がクリニックFで導入している機器は、こうした二重盲検法によって米国のレーザー学会で評価され、米国FDA(米国厚生労働局)た機器であることを基準にしています。

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僕は、クリニックFで施術をするからには、すべての患者さんに、正確なデータの蓄積と統計検定を行った上で選択した、最短の最も効果のある治療を提案したいと常々思っています。

診察にいらっしゃる患者さんの肌を診察、分類し、さらに患者さんの希望を聞いた後、30以上もある多くの機種の中から、最も適しているとおもう機種を、患者さんごとに選んでゆくのが、僕の楽しみでもあるのです。

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2013年1月28日 (月)

新しい歌舞伎座 新しい本

おはようございます。

今日1月28日(月)はクリニックFの診療日です。

今朝、東銀座を車で通過したのですが、その時に撮った歌舞伎座です。

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昭和26年に建築された旧歌舞伎座は老朽化が進み、建て替えを行うことになって、ついこの間まで工事の幕がかかっていたのですが、いよいよ今年の4月に開場になりますよね。

この通りもう完成間近なのですね。

春が楽しみです。

週末はサンフランシスコで開催される工学レーザー学会「フォトニクス・ウェスト」の口演演題のプレゼンテーション作成と、英文雑誌に投稿しているレーザー論文のリバイズ作業で英語と格闘し、そのまま終わってしまいました。

英語の論文を期日までに仕上げなければならないといった負荷がかかると、僕はなぜか本を買ってしまうという習性?があります。

今日も朝から宅急便で本が詰まった段ボール箱が送られてきました。Img_0114

このところ、毎日のようにamazonや楽天ブックスから本やらCDが送られてきますので、スタッフに半ば呆れられています。

沢山未読の本があると、僕は安心するのです(笑)。

週末から行くサンフランシスコで楽しく読もうと思います。

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2013年1月26日 (土)

■2012年末 アメリカ西海岸出張⑥ 神楽坂 紀の善 釜めし ラスベガス ヴェネチアン

おはようございます。

今日は1月26日。クリニックFの診療日です。朝から都心は晴れ渡っていましたが、ここにきて少し雲が出てきましたね。空気も依然乾燥しています。

今日は土曜日ですので、朝からご予約を沢山頂いています。とはいえ珍しく、ちょうどお昼時に15分ほど間が空いたので、これ幸いとばかりにその間にお昼を・・・。

いつもだと、午後2時くらいまで食べられないんですよね。今日はいつもよりテンポがいいのかもしれません(笑)。

Img_0104

今日のお昼は、スタッフが買ってきてくれた神楽坂「紀の善」のお弁当。鶏釜めしとイチゴあんみつ。これにインスタントのお味噌汁。

まだほかほかと温かいお弁当を食べられるというのは、贅沢な気持ちになりますね。午後も頑張れそうです。

そうそう、昨日診療中に1時間の空き時間があったので、自分の顔にトリニティを打ちました。

ちょっと引き締まった感じ、目の周りに力があるかんじ、頬に丸みと張りがあるかんじ、写真でわかるでしょうか?

トリニティとは、

○肌の色を均一化して透明感を上げるオーロラSR

○肌をタイトニングするリファームST

○小じわに効果があるマトリックスIR

を組み合わせた施術名です。

照射時間は約45分で、ほぼノーダウンタイム。

すぐ仕事に戻れますし、なにより顔の印象が照射直後から若々しく生き生きとしますので、レーザー初心者や30代・40代の方にとっては男女問わずファーストチョイスではないでしょうか?

実際長年この機器を照射している患者さんは、頬のぷるんとしたかんじ、目の周りの張り感が違います。頬と目に力を出す、ということでどれだけ人に与える印象が変わってくるのか、僕自身も驚くことさえあります。

僕が最も信頼し、気に入っているレーザー機器のひとつです。

クリニックFでは、この機種は2年たたずに新しい同じ機種を本体ごと買い替えてきていますので、現在あるのは三代目。

いつでも最高のスペックで施術ができます。

このトリニティの施術が可能なプラットフォームのシネロン社eMaxですが、いよいよ本年、elosプラスとしてモデルチェンジします。

現在はテスト中ですが、またこの情報はお知らせしますね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、昨年末に出張で訪れたラスベガスの話です。

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グランドキャニオンから車で約5時間。

ラスベガスに帰ってきました。

街全体がアミューズメントパークのようなこのラスベガスに、初めて来た人が最もインパクトを受けるホテルはどこだかご存知ですか?

以前に読んだ統計によると、ヴェネチアを模して造られた「ヴェネチアン」なのだとか。

Img_1988

ちょうどひと月前にヴェネチアに滞在しましたので、多くの建築物に気づくことができましたので楽しかったですよ。

正面にあるタワーは、サンマルコ広場にある鐘楼だったのですね。

Img_1990

そして、広場をつなぐ橋は、リアルト橋です。

こちらはドゥカーレ宮殿ですよね。

Img_1989

さらに、この宮殿の入り口にあるこの大きな油絵は、「大評議の間」のティントレットの「天国」を模したものだったのです。

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以前ヴェネチアンに来た時はここまで気づかなかったです。

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ホテルの商業施設の中をゴンドラが走るというコンセプトも、今ではシンガポールやドバイをはじめ 世界中にたくさんありますが、画期的なアイディアですよね。

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この日は広場に似顔絵を描く出店が多くあったのですが、気になったのは粘土で胸像を作るこの人。

Img_1992

この女の子の顔を作っていたのですが、見事な出来栄えでした。

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夜のヴェネチアンもまた趣が違いますね。

Img_1672

特設スケートリンクもありました。

Img_1670

砂漠の中に作り上げた街・ラスベガス。

現在でもアメリカ最後のフロンティアとして、注目を浴びているようです。

僕の好きな映画、ゴットファーザーシリーズにも、マイケルの兄フレドが、ラスベガスの「モー・グリーン」のもとに送られるシーンが出てきますが、映像で建設中のラスベガスが観ることのできる貴重なシーンだと思います。

アメリカ繁栄の象徴の一つですね。

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2013年1月25日 (金)

■2012年末 アメリカ西海岸出張⑤ グランドキャニオンでの朝焼け

おはようございます。

今日1月25日はクリニックFの診療日です。

このところ天気の良い日が続きますので出勤も気持ちがいいですね。

昨日の休診日は僕は工学部大学院に行っていました。

来週出発のサンフランシスコで開催される工学部レーザー学会「フォトニクス・ウェスト2013」の演題のプレゼンテーションを仕上げ、現在ある雑誌に投稿中の英文論文のリヴィジョンを仕上げ、国内レーザー学会での発表を備えた修士の学生さんのプレゼンテーションを聞いて・・・などしているうちに夜の9時を回ってしまいました。

さすがにぐったりしてしまいました。

工学部論文のリビジョンも、自分で読んでいて、「これで大丈夫だろう」と思って持って行ったのですが、教授に指摘されると改善しなければならない点も沢山出てきます(苦笑)。

まだまだですね。

「餅は餅屋」といいますが、こういった専門家の指摘はとても勉強になります。

来週には工学部レーザー学会で20分の口演発表です。

医学系レーザー学会での英語の発表で困ることはほとんどありませんが、工学的な英語の言い回しは練習しなければなりません。

先週ぐらいからクリニックが始まる前に声を出して発表の予行をしているのですが、これもまた経験の一つになりますね。

さて、僕のブログは年末に滞在したグランドキャニオンの話の続きです。

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地球の割れ目であるグランドキャニオンに宿泊する魅力。

それは、朝日に照らされるグランドキャニオンの神秘的な美しさを見学することに尽きるといいます。

日の出前に防寒具を来て、見学ポイントに移動。

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F値の低い、明るいレンズで取りましたが、まだ薄明り状態です。

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見学者も集まってきました。

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待つこと30分余り。

そんな時、歓声が上がります。

朝日がグランドキャニオンの側面を照らし出したのです。
これは神秘的です。

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すぐさま望遠レンズに切り替えて撮影します。

Img_1140

 

雪化粧したグランドキャニオンの側壁が綺麗ですね。

場所を変えて、違った撮影ポイントに移動します。

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少しづつ日が差して、明るくなる赤い大地。

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これは一見の価値がありますよ。

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素晴らしいですね。

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朝日に染まるグランドキャニオンを堪能したのち、この日は午前中にラスベガスへ戻りました。

これは記憶に残りましたね。

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2013年1月23日 (水)

■2012年末 アメリカ西海岸出張④ SPIE Photonics West 2013 白いグランドキャニオン NO FIREARMS ALLOWED

おはようございます。

今日1月23日(水)の都心部は朝から快晴ですね。今日もクリニックFの診療日です。

診療前に国内医療機器メーカーと次期作成機器について打ち合わせがありますので、今朝はいつもより早く出勤してきました。

この会社とは、新たなコンセプトで機器を設計するという仕事をもう7年以上も続けています。

僕が関わった機器の中で、最もメジャーになったのは、体幹の筋肉を鍛えることで基礎代謝を上げる痩身機器AC-BODYでしょうか?

新たなコンセプトも沢山ありますので、また続けてゆきたいと思います。

今月も残り少なくなりましたが、来月も早々に出張の予定があります。

2月1日の早朝より2月7日まで、米国はサンフランシスコのコンベンションセンターで開催される工学系レーザー学会 SPIE Photonics West 2013の口演発表のため、再びアメリカに行ってきます。

また新たなレーザー機器について情報を集めてくる予定ですが、お急ぎの施術を希望される方は1月中にご来院をお願いいたします。

いつものように僕が出張に出ている間もスタッフは出勤しておりますので、ご予約、ご相談は受けたまわることができます。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、年末に滞在したグランドキャニオンについて。

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この通り雪の中の白いグランドキャニオンです。

グランドキャニオンを訪れるのは、二回目。

一回目は、2010年にアリゾナ州フェニックスで開催された米国レーザー医学会で発表した際。

一日の自由時間を利用して、セドナまでレンタカーで。さらにセドナでセスナ機をレンタルし、上空からグランドキャニオンを観光したのです。

映像付のブログはこちらです。

グランドキャニオンは幅446㎞にも及ぶ地球の裂け目。

是非、地上から見てみたかったのです。

折しも3年経過せずにこの夢がかないました。

しかも、この季節だけ楽しめる、雪の降った日の白いグランドキャニオン。

ご覧ください。

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グランドキャニオンは、20億年から2億5千万年前の地球の地層が観察でき、世界で最も多くの化石が発見された貴重な場所ですよね。

特に気になるのがこの赤い多くの鉄分を含んだクレイ。

同じアリゾナ州にあるセドナがパワースポットであるといわれるように、赤い土はインパクトがありますよね。

実は、いまある化粧品会社の新しい企画で、ブラジルで採掘された7色の天然ミネラルクレイの治験をしています。

クレイの中には、非常に高い保湿能力を持ち、皮脂分泌を抑制しつつも皮膚弾力を高めていくような作用を持つものもあるのです。

クリニックFでも、現在「VITAMIN CLAY GEL COMPLEX」という保湿力を高めた医薬化粧品ジェルを、今年から患者さんに販売しています。

こちらの商品。

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2013年現在最も進化したビタミンC「グリセリルアスコルビン酸(GO-VC)」

と天然クレイを混ぜ合わせたもの。

ニキビ、アトピー性皮膚炎、敏感肌の人が安全に使え、しかもメディカルレベルで効果を望むことのできる天然クレイのオレンジの色がついた化粧品です。

クリニックFの医薬化粧品は、今までの製剤はカルテが無い人にはお出しできませんでしたが、こちらは化粧品のカテゴリーに入りますので、一般の方にも販売しようと考えています。

ご興味のある方はお問い合わせください。

さて、グランドキャニオンの写真の続きです。

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この時、写真の左手から大きな雲が移動してきて、あっという間に曇り空に、さらに大雪が降り出しました。

グランドキャニオンにはそもそも遮るものがありませんので、山の天気が変わるという次元ではありませんでしたね。

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標高は2200mもありますので、高い地域は雪で覆われているにも関わらず、麓は全く雪が降らないということがあるようです。

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何度見ても美しいですね。

まさに地球が作り上げた奇跡の一つと言えるでしょう。

グランドキャニオンでは一泊滞在し、朝日を拝むことにしました。

こちら国立公園内の施設を移動するためのバス。

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面白いと思ったのは、ロッジやホテルなどの建物の中にはこの表示が。

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良い意味でも悪い意味でも、この地がアメリカであることを思い出させてくれますね。

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2013年1月22日 (火)

■2012年末 アメリカ西海岸出張③ Route66 ルート66とマックイーン 映画Cars カーズの街

おはようございます。

今日1月22日(火)はクリニックFの診療日です。

朝から小雨が降り続く都心部ですが、夜には雪になる可能性もあるのだそうです。

本日ご予約をいただいている方は、どうぞお気をつけていらしてくださいね。

さて、僕のブログは昨年末の米国西海岸出張について。

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ラスベガスを朝早く出発し、この日はグランドキャニオンに向かいました。

遠くにラスベガスの街が見えます。

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フーバーダムを左手に観ながら、ラスベガスを南下。

ルート40号線に突き当たったら、ひたすら東に向かいます。

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この通り、大陸らしいまっすぐな道。

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途中、スタンドに立ち寄っても、この通りの平原です。

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ボーイング社のテスト飛行場も観ることができました。

2時間ぐらい走ると、このピーチスプリングスという街に着きます。

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このスプリングスという名前にちょっと聞き覚えはありませんか?

人気映画でもあった「カーズ」の主人公のライトニング・マックィーンは、カリフォルニアへの移動中、トラブルによって、ルート66沿いの田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込んでしまいますよね。

そのモデルになったといわれている街なのです。

子供向きの映画とはいえ、車好きの僕はこの映画がお気に入りで、カーズ2の3Dのブルーレイが出たときは、予約して買ってしまいました(笑)。

アメリカではハイウェイが通ることで、昔からあった道が廃れてしまうことがあるようなのですが、このルート66号もその一つ。

今では地元の人たちの間で、ルート66号を保存してゆこうという動きがあるのだそうです。

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この日はかなり寒かったのですが、街並みはラジエタースプリングを彷彿させる場所もありました。

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中にはルート66グッズが沢山。

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古いサックスやトロンボーンなども展示してあり、楽しかったですね。

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外にはこのように、カーズに登場した車のモデルが展示してありました。

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かわいらしいですね。

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数分で見学できますし、古き良き時代のアメリカを体験できますので、立ち寄る機会がありましたらお勧めします。

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2013年1月21日 (月)

■2012年末 アメリカ西海岸出張② 真空管 ピアノ 年末はラスベガスへ

おはようございます。

今日1月21日(月)はクリニックFの診療日です。

今日の都心部も晴れていて気持ちのよい朝となりました。

夜には雨か雪が降るとの予報ですが・・・どうなるでしょうか。

明日からはまた寒い一週間となりそうですね。

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うちのクリニックは、僕が音楽好きだということもあり、類は友を呼ぶのか? 患者さんばかりでなく、音楽と縁のあるスタッフや関係者も結構いるのです。

その内のひとりが嫁いだ先に、昨日午前中を使ってお邪魔しました。

高尾山の麓近くにある、関東でも有数の中古やアンティークのピアノ販売をされている池田ピアノです。

結婚式のとき新婦側の主賓挨拶をさせて頂いたこともあり、一度ご挨拶に伺い方々どんなピアノがあるのかゆっくり見せていただきたいなと思っていたのが、機会あってやっと実現したというわけです。

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1階・2階と2フロアに渡って、所狭しと多くのピアノが並んでいます。

まさに圧巻。

ご主人にお願いして久しぶりにいくつもの年代物のピアノの鍵盤に触れましたが、ピアノは弾き比べると本当に違いがよく分かりますね。

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左右の指を独立して動かすことができるピアノを幼少時に習うことは、子供のその後の学歴と相関関係があると聞いたことがあります。

実際のところどうなのかはわかりませんが、僕自身が身をもって感じることとしては、もし外科系の医師となる場合、10本の指を独立して使うことができるということは、本当に便利だということです。

レーザーを照射したり、針を刺したり、外科的手術をする際に、小さいころにピアノを練習しておいてよかったなあと思うことはしばしばありました。

鍵盤の返りのタッチの差などにも気付きますので、手の感覚も鋭敏になるのですよね。

研修医時代、点滴注射で針先が皮膚を貫通する際、血管壁の弾性線維を貫通する際、そして抵抗が減って針先が血管内に入る際の違いなどがいち早く体得出来ました。

また、ペインクリニックで注射をする際には、針を進めてゆくと痛い場所の抵抗が変わるので注射のポイントがわかるのですが、この話は、昔ピアノやその他の楽器をやっていた研修医だけには、共感してもらえる話でした。

鍵盤間のタッチの違いや、鍵盤の硬さ、音の響きやすさなど、1時間ばかり弾き比べたでしょうか?

ピアノに関する様々なお話も伺い、とても勉強になりました。

また、ピアノ以外にご趣味で真空管を買いアンプを作られているのだそうで、こちらも見学させていただきました。

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楽しかったですよ。

機械だけでなく、楽器ばかりの空間もまた僕にとってはエネルギーチャージできるようです。

ありがとうございました。

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さて、昨年末最後のアメリカ出張についてブログを上げてしまおうと思います。

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成田からロサンジェルスへ。

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空港のこのモニュメントを見ると、LAに来たなあと感じます。

ここでいくつか打ち合わせを行ったり、人を御紹介頂いたりします。

現段階ではまだお話できないことばかりでしたので、まとまったらまたブログでもご紹介しますね。

仕事の用事を済ませた後は、2日お休みを頂きラスヴェガスとグランドキャニオンへ行ってきました。

フライトはデルタ航空でした。

ラスベガスは、美容医療の世界では、二つの重要な学会が開催されることで知られています。

一つは、6月に開催されるThe Aesthetic Show。

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2013年は、ラスベガスのミラージュで5月16日から19日の開催予定です。

この学会は、エステティックバイヤーズガイドというレーザー治療医師がレーザー購入時に必ず読むレーザー比較、情報雑誌の編集長をしていたMichael Morettiが、米国レーザー医学会(ASLMS)に所属していた医師を誘って、数年前に立ち上げたのですが、年々参加者が減りつつあるASLMS学会と比較して年々会員も増え、かなりの成功を収めているようです。

もう一つは、American Academy of Anti-Aging Medicine。

Aの頭文字を4つとって「A4M」と呼ばれている、米国抗加齢医学会です。

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こちらは毎年12月に開催されますが、どちらかというと内科的なアンチエイジング学会です。

ラスベガス空港に着くと、まずこの看板を見ますよね。

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ラスベガスに来たなあと感じる瞬間です。

まずはホテルにチェックインしたのですが、年末だけあって人で溢れています。

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今回の宿泊先はBellagio ベラッジオ。

パリスのホテルが目の前に見えます。

数分したら丁度噴水ショーが始まりました。

昼間に観ても綺麗ですね。

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ラスヴェガスならではの光景に、いつも感動してしまいます。

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2013年1月19日 (土)

Melanin reader by Palomar Medical Technologies メラニン測定器 スキンテルのデモ ICON

おはようございます。

今日1月19日(土)はクリニックFの診療日です。

雪に振り回された一週間でしたが、今日は穏やかな日差しに恵まれた都心部です。晴天で風もなく、暖かく感じるほどですね。

こうした日があると、本当に日本は暮らしやすい国だと思います。

さて、昨日はレーザー企業3社から担当者による来院があったのですが、そのうちの一つ、米国はボストンにあるパロマ社の最新機器についてお話ししますね。

パロマ社の新しいプラットフォームであるICONと、新たなメラニン測定器であるスキンテルのデモです。

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以前にも書いたのですが、レーザー治療機器を語る上で、患者さんを非常に混乱させてしまう点のひとつに、機器に

「複合機(プラットフォーム)」

というものがあり、それぞれのハンドピースごとに名前があるということが挙げられます。

レーザー機器のプラットフォームに関しては、以前のブログをご照覧ください。

レーザー及び光治療器に、電圧系や駆動系、そして冷却系を共有した「プラットフォーム」を作っておき、先端のハンドピースを交換するという発想です。

これならば、毎回機器を新たに買い増さなくても、ハンドピースの交換のみで違った治療が可能になりますので、空間の面でもコストの面でも非常に効率的だというわけです。

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パロマ社は以前より「スターラックス」というプラットフォームを使用しており、これはクリニックFでも利用しています。

そのパロマ社が昨年新たな機器を登場させました。

それが「ICON」です。

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今後はICONを利用した新たなアプリケーターを作っていくようなのですが、このICONと組み合わせて使用する、少し面白い診断機器が登場しました。

それが上記の写真で僕が右手に持ち光っている「スキンテル」です。

Img_0072

スキンテルは、皮下のメラニン濃度を測定する機器。

Img_0076

レーザー照射に使用するパラメーターを決定する際には、皮下のメラニン量の想定が大切です。

例えば欧米の教科書通りのパラメーターは白人用に作られていますので、同じパワーでアジア人に照射すると、まず100%の確率でやけどをしてしまいます。

クリニックFにも、海外赴任中に施術をされたが火傷やひどい色素沈着をおこしてしまい、その先生に日本で信頼できる医師を紹介して欲しいと言ったら僕の名前が挙がったので、帰国時に診療をしてほしいと、海外からご連絡を受けることがよくあります。

レーザー治療に関していえば、アジア人の肌を扱う方が遥かに経験が必要で、経験がある医師であればあるほど、患者さんによって細かくパラメーターを調節しているといえます。

数多くの症例をこなしている医師であれば、このパラメーターの設定はまず間違いないのですが、時に患者さんが旅行などで予期せぬ日焼けをしていて、肌の表層には見えないメラニンが多く存在したりする場合、レーザーの事故が起きてしまうのです。

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このブログでも書きましたが、レーザーの医学分野への応用は、大きく二つの分野に分けて考えることができます。

その一つはレーザー光をセンサーとして用い、様々な情報を得る情報応用でがんの診断や細胞の分析に応用する場合。

そして他の一つはレーザー光を、微小な局所に集中できるエネルギー源として用いる応用であり、レーザー光を治療に用いた場合です。

僕は、これからのレーザーの医療への発展は、このセンサーの特性をより生かすべきだという話を常にこのブログでも書いていますが、まさにスキンテルは皮下のメラニン量を感知するとても良いレーザーセンサーです。

Img_0075

このスキンテルは640nm、700nm、910nmという赤から近赤外線領域の三つの波長の光(LED)をそれぞれ肌に照射し、それぞれの波長の皮膚からの反射光によって、メラニン量を同定するというもの。

最大で10回の測定を行い、数値を平均化し、メラニン・インデックス(MI)を1-100の数値で表すのです。

この手の測定機器は、同じ条件で数分後に同じ場所を測定した時に、値のずれが出てしまうことがあるのですが、5-10回任意に取得したデータに、大きなずれがあるとエラーが出るシステムになっています。

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僕も自分の肌を測定してみましたが、MI値28で、フィッツパトリックの皮膚分類ではⅢと測定されました。

さらに、このスキンテルのデータは、ブルートゥースでICON本体に飛び、パワー設定をしてくれます。

僕も最初は、自分はある程度経験もあるから、パラメータの設定を間違うことはまずないなと思って話を聞いていたのですが、考えてみればそういった驕りが事故につながりますよね。

レーザーによる事故を減らすことができますので、レーザー業界にも、患者さんにも利益をもたらすものです。

しかも、この機器の理論を聞いていたら、レーザー照射後に、皮下のメラニンがきちんと破壊されたか評価する診断機器のアイディアが頭に浮かびました。

これは十分に実現可能ですし、臨床的にも価値があるものですよ。

最近、工学的な研究を続けているので、セレンディピティが多いです。

今の研究がひと段落したら、ちょっと作ってみようかな(笑)?

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2013年1月18日 (金)

ハ-バード・マフィア Les Misérables レ・ミゼラブルの魅力

おはようございます。

今日1月18日(金)はクリニックFの診療日です。

診療のほか、今日は午前中から欧米のレーザー機器メーカー3社がそれぞれに来院し、打ち合わせをすることになっています。

リーマンショックの痛手を受け、研究開発費が減ったアメリカのレーザー機器メーカーと比較すると、ここ数年欧州は規模こそアメリカに比べて小さいものの、よい機器を作り出しています。

新たな医療/美容機器は、年間実に100台近くもが世界各地でデビューします。

これらのデビュー・発表の場となるのが、毎年丁度これからの時期に開催される二つの学会・・・米国皮膚科学会(AAD)と米国レーザー医学会(ASLMS)です。

AADは今年は3月に開催され、ASLMSは4月に開催されることが決まっています。

僕はどちらも毎年参加していますが、学会会場展示場を回っていると本当に大量の機器が展示されるんですよね。この中からその年何を選択すべきか。それぞれの担当者に注意深く話を聞き、どのレーザー機器を購入するかいつも熟慮します。

数千万もする機器を購入するのは、個人でクリニックを運営する側にとってかなりのリスクを背負い込むことになりますので、一台たりとも誤った機器を購入するわけにはいかないのです。

一見新しい機器であっても、技術そのものがいわゆる二番煎じやコピーの廉価版であったり、一見良さそうに見えるものであっても自分の医学的知識に照らし合わせるとどうも腑に落ちなかったりするものも多い。

こうした時に役立つのは、これまでの臨床経験とそれに伴う勘ももちろん大切ですが、どの技術者(工学博士)が設計をしたか? ということをチェックすることで大きな指針を得ることが出来ます。

狭い業界ですので、知り合いも多いですし、

「彼が設計したのなら大丈夫だろう、間違いないだろう」

という技術者がこの業界には何人かいます。

その上で、欧米の医師で実際治験に関わった医師を探すのです。

時に僕も欧米の機器の、特にアジア人用のパラメータを決定するような治験に関わる仕事をしますので、楽屋裏はよくわかっています。

この時に気を付けなければならないのは、機器の宣伝に出ている医師に聞かないこと。

米国のレーザー医師たちは、ハーバード大学のロックス・アンダソン教授の元で研鑽を積んだ医師が多いのですが、その出身者の中には、特定のレーザー企業の株主であったり、企業側から与えられた企業寄りのプレゼンをそのまま話す有名医師も存在します。

内輪ではレーザー会社の利権を利用する彼らを、「ハーバード・マフィア」と名付けていたりするんですよ(笑)。

ここはよく人物を見極めなければなりません。

ハーバード・マフィアの口車に乗らず、真摯に機器を評価し、本音で語ることのできる友人をこの業界に持っていることが極めて大切なのですよね。

新しい科学技術は、すべてが情報戦とも言えるのです。

そして、最先端の機器も組織も、生かす殺すは人次第。それらの価値も未来も、結局関わる「人」によって決まるものなのです。

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話は変わりますが、先日トム・フーパー監督の映画「レ・ミゼラブル」をやっと観てきました。

僕はミュージカルの話をよくブログで書きますが、「レ・ミゼ」といえば、大好きな「オペラ座の怪人」とともに世界で最も有名で、愛されるミュージカルのひとつであると言えるかと思います。

NY公演はずいぶん前に終わってしまいましたが、ロンドンに滞在するたび機会があれば観ています。

とはいえ、実は僕自身クロード・ミシェル・シェーンベルグ作曲によるレミゼの音楽は大好きなのですが、ミュージカル自体は何度観てもあまり思い入れをもつことができずに来ました。

たぶん原作のヴィクトル・ユゴー作「ああ無情」に対しての思い入れが強すぎるのだと思います。

Img_0067

映画版のパンフレットを手に、スタッフと冗談を言いながら話していた時に撮った写真。

ちょっと笑いすぎですね(笑)。

さて、重複しますが、僕にとってミュージカル「レ・ミゼラブル」はなんといっても使用される音楽の素晴らしさに尽きると思っています。

特に、4人それぞれ意味のあるセリフを言わせながら歌わせる4重奏は、秀逸ですよね。歌が無ければあの短い時間に、4人の交錯した感情を込めることは難しいでしょう。

ああして舞台を展開することができるのは、オペラをもとに発展したミュージカルという舞台の魅力のひとつと言えるかと思います。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」自体も1980年のパリデビューから30年余りの歳月の中で様々なことがあり、すこしづつ構想が変わり、練られてきましたので、そもそもこのミュージカル自体がすでに完成の域に達していると言われています。

そんな完璧なミュージカルを母体とした映画。どんな作品になっているのだろう、と思いながら席に着いたのですが・・・

個人的な結論としては、この映画はミュージカルの限界を超えたのではないかと思ってしまいました。

ミュージカルと比較して云々という話ではなく、ヴィクトル・ユゴーの壮大な大河ドラマを投影する、受け止める“器”として、ハリウッド映画というスケールがぴったりだと感じたのです。

もちろん、ミュージカルがなかったならば、「レ・ミゼ」の映画化にシェーンベルグの音楽もなかったことになりますし、構成も変わってきたことでしょう。

何度も何度も推敲され世界で愛されてきたミュージカルあってこその映画である、という前提があり、その上で、映画館のスクリーンいっぱいに広がる映像の強さ、音響、CG加工、編集の妙、圧巻のエキストラ。

それらを引っ張るジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマン、さらに追い詰めるジャベール役のラッセル・クロウ。脇を固める重厚な俳優陣・・・まさに完璧なキャスティングともいえる配役なのです。

ファンティーヌ役のアン・ハサウェイも、情感こもった素晴らしい歌を披露してくれました。

彼女の母親は全米公演の時に女工役で出演していて、ツアーではファンティーヌ役をやったのだとか。

子供の頃から慣れ親しんだミュージカルだったのですね。

そして僕にとっては「マンマ・ミーア」の印象が強い、アマンダ・セイフライドのコゼット。マリウスのエディ・レッドメインや、エポニーヌのサマンサ・バークスも印象的でした。

テナルディエ夫婦も笑ってしまいましたね。

本当に見事でした。

ちょうど25周年の特別コンサートのブルーレイも購入し年末に観たばかり。値段も安くなってきました。

このブルーレイはコンサート形式なのですが、ほぼミュージカルを追体験できる様になっています。

さらにこのディスクには、ミュージカルの過去の役者が出て皆で歌うボーナストラックがあるのですが、ミュージカルの初演でジャンバルジャン役を演じたコルム・ウィルキンソンが、この映画ではミリエル司教を演じているのですよね。

これに気づいた時には感動しました。

ミュージカル、映画共に改めてキャメロン・マッキントッシュの偉大さを噛み締めましたよ。

映画はとにかくお薦め、ブルーレイも機会があったら観てみてください。

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2013年1月16日 (水)

医工学部が必要な時代へ その② 医学博士、工学博士の取得へ 

その①より続く

医師免許取得時に初めて

「既存の科に、自分の行きたい診療科や研究科がない」

ということに気づいても、現実はそんなことを言っている場合ではありません。

時間的猶予もありません。

とにもかくにもまずは祖父の生き方を辿るべく、彼が行っていたペインコントロールの専門を診療と研究対象にしたいと思い、痛みの専門家である麻酔科を選択。

結局麻酔科で5年目に麻酔専門医を取得しましたが、進路の選択が果たして正しかったのかどうか、いつも悩んでいました。

とはいえ、一度自分で決めた道なので、専門医を取得するところまで突き詰めることがまず先決。

それがなされなければ転科はしないと考えていました。

そんなとき大学病院の外来で、ペインコントロールに使用していた低出力レーザー機器を思い出したのです。

そうだ、自分は幼少の頃より顕微鏡やカメラなどの光学機器や機械がなにより好きだった。

いつか理系の研究者になりたいと思っていたのだったっけ・・・という、小さい頃の夢を思い出したのです。

そして、医師免許を生かして理系(工学)の研究に携わることもひょっとしたら可能なのではないか、と考えるようになりました。

米国の場合、メディカルスクールに進学するためには他の科の大学を卒業し、学士を持たなければなりません。

医学生の中には、工学部を卒業した人も多く、こうした環境から米国では医学にも工学にも詳しい人間が、機器開発に携わることができるのです。

しかしながら、同じ理系に分類される医学と工学は似たようで非なるもの。

日本では二つの分野にまたがった専門家は数えるほどしかいません。

医学と工学に長けた専門家は、人工心臓(心臓ペースメーカーを含む)を作る分野か、重量子線治療を含めた放射線医学を扱う分野か、レーザー医療に携わる分野に属する限られた人間です。

これからの医療現場には、もっともっと高性能機器が登場する時代が来るに違いない、そうであればそうした機器を扱って治療にあたる医師ももっと必要になるはずという確信も、僕の背中を押しました。

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僕は理学系研究の中でも特に工学(光学)に興味がありました。

そうなるとやはり光学機器の英知を結集したレーザー機器を専門にしたい。

レーザーはアインシュタインにより1920年代に発表された、「誘導放出の研究」により理論を提案されて80年。

さらにメイマン博士によりルビーレーザー機器がつくられたのが1960年。

自然界には存在しない人知が作り出したコヒレントな光。

まだまだ工学的にも新しい分野です。

レーザーが医療に応用されている局面は沢山あります。

古くはレーザーメスを主体とした外科領域、皮膚科・形成外科領域、泌尿器科領域、歯科領域、眼科領域さらには痛みの治療。

レーザーの医学応用には、診断領域と治療領域の二つの利用方法があります。臨床治療応用では、やはり皮膚科・形成外科領域での応用が最も多い。

医師となって6年目に大学院医学博士課程に進学。4年間の在学中に、自分の生活のために青山外苑前、六本木、そして表参道にレーザークリニックを開業しました。

これら3つのクリニックは、大学院修了後に東京大学医科学研究所で、大学職員(助手)になる前に、経営権を譲渡売却しました。国家公務員は兼業は出来ませんでしたので。

大学院医学系研究科では皮下の免疫細胞の司令塔であるマストセルを研究テーマにしました。

皮膚・免疫系の勉強を研究者の立場から勉強し直すことができたのは、今の自分のキャリアに生きていると思います。

僕の医学博士号の主査は、東京大学皮膚科の前教授の玉置邦彦先生にお願いしました。

玉置教授は素晴らしい人格者でした。

2010年に急逝されたときには大変驚き、もっと様々なことを教えて頂きたかった、もっとお会いしたかったと悔やまれました。

レーザー臨床では米国レーザー医学会やヨーロッパ皮膚科学会、米国皮膚科学会に所属し、世界に人脈をつくるために、毎年学会発表をするようにしました。

***********************

僕はレーザーを利用する治療科を専門とする様になり、今年で14年目です。

英語による国際学会発表や招待講演も約90回行いましたので、そろそろ目標としていた100回という数字が見えてきました。

もともと新たな分野を学ぶことが好きなので、医療経営に興味を持ち経営学修士号(MBA)の学位を取ったり、フライングドクターを目指してセスナ機の免許を取得し、航空力学を勉強したりしたこともありました。

しかしながら、齢40にして思い立って工学部大学院を社会人受験。

当初アメリカの大学で取得の準備をしたのですが、アプローチしたどの大学も、工学部修士課程からしか入学が認められなかったのです。さすがに日本で医業をしながら修士・博士の5年間は離れられません。

人の縁を通じて、僕の今までのキャリアから判断していただき、工学部博士課程から入学できる大学を探したのです。

この3年間工学部博士課程に在籍し、工学博士号の取得がが本年中に見えるようになり、工学的な研究アプローチがわかるようになって、初めてぼんやりとしか見えてなかった輪郭がくっきりと見えてきました。

僕は医学部工学科もしくは、工学部医学科を専門にしたかったのだ、ということがようやくわかってきたのです。

医療の発展には、それ以前にその分野の工学の発達が不可欠です。

新たな機器が出来ることによって診断・治療能力が上がり、新たな治療が広がるのです。

しかしながら、同じ理系でも、医学と工学は研究アプローチがかなり違います。

臨床医として医学に携わる以上、医師の免許は必要です。

僕はどこかの大学で「医工学部」をつくる企画があったら、是非とも合流して仕事をしてゆきたいですね。

医師として医師国家資格を持つために勉強する学部と、医学にかかわった工学の学位を取るための学部。

もしくは工学博士などの理系の学位を持った人たちに、より短期間に医師免許を取得していただく勉強をしてもらう学部。

世界の200余の国や経済地域の基幹産業の中で、基軸となる1位から3位までの間に医療分野が含まれない国は本当にわずかです。

逆に医工学は、世界がこれから高齢化社会を迎えるにつれ最もニーズがある分野であるとも言えます。

もともと高い工業技術を持ち、世界の中でいち早く高齢者会を迎える日本の強みを生かすことが出来ると思うのです。

今後も、医学工学にまたがるレーザー研究を続けてゆきたいと思います。

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医工学部が必要な時代へ その① 医者になったはいいけれど

おはようございます。

今日1月16日(水)はクリニックFの診療日です。

雪が降った後、一段と冷え込みましたね。都心も渋滞はだいぶ解除されたものの、路面に氷が残っているところも多々あります。引き続き気をつけてください。

さて、今日のブログは、少々真面目なお話。

医工学部という新しい学部の提案です。

書いているうちにちょっと長くなってしまったので、二回に分けてアップしますね。

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僕が現在研究の対象としているレーザー・アンチエイジングは、「美容皮膚科」という大きな枠組みの中にあるひとつの専門分野であると言えるかと思います。

2013年の段階で美容皮膚科に携わる医師は、圧倒的に皮膚科医か形成外科医(もしくは美容外科医)が多いと言っていいでしょう。

皮膚の専門家が治療の延長として美を追求すべく、ピーリングや注入剤、レーザー・光治療器を扱ったり、外科の特殊分野である形成外科医や美容外科医が造形に携わり、メスによって美を追求する延長で、肌を美しくするレーザー・光治療を扱ったり、その他の施術を行うわけです。

そんな中で、僕はといえば米国(AAD)や欧州(EADV)では皮膚科学会の会員ですし、日本では日本形成外科学会の学会員となっていますが、あくまでそれらはレーザー治療が前提にあり、その治療症例を報告するために所属しています。

すなわち、厳密に僕はそのどちらにも属していません。

意識の中では、自分は皮膚科医でも形成外科医でも、ましてや美容外科医でもないのです。

自分のバックグラウンドとして現段階で最もしっくりくるものは、米国レーザー医学会(ASLMS)専門医かもしれません。

そのため、日本の学会では少々変わり者扱いされることも、しばしば? です(笑)。

*******************

僕の母方の祖父は明治生まれの皮膚科医で、昭和の初めに医学博士号を取得した人でした。

知的好奇心や研究心が旺盛で、若い頃は研究者としても多くの功績を残しました。

祖父の医師としての人生の一部は、祖父の死後、テレビ朝日系列の鳥越俊太郎さんの「ザ・スクープ」で取り上げられたこともあります。

晩年は静岡県三島市で医院を開業していました。

初島近くの沖で海水を採取し、医院で抽出して、オリジナルの神経痛に対する痛み止めの注射薬を作っていた時期もあると、クリニックを手伝っていた母に聞きました。

現在でいうペインクリニック診療という、痛み治療の先駆けのような感じの治療でしょうか。

そんな祖父をもつ僕でしたが、僕自身は初めから医師を目指したわけではありませんでした。

以前に書いたことがありますが、目指さなかった一つの理由は、名医の誉れ高かった祖父が、これからはもう医者の時代ではないと5人の子供を誰一人として医者にしなかったこと。

これからは医者に教える人になりなさいと、理学系や薬学系の研究者にしたのです。

昭和の初めにこの考え方が正しかったのかわかりませんが、その後医学が理学や薬学の発展のおかげで飛躍的に進歩したのは事実です。

また、昭和の初めに比較すると、医療訴訟なども増え、医師が暮らしにくくなりました。

僕が高校3年生の時に祖父が亡くなり、一族に医者が誰もいなくなります。

その後に初めて大学受験を迎えた孫が僕でした。

******************

一方僕は高校生の時には外交官に憧れて、もともと理系が得意だったのに、受験のために文転。東大法学部を受験して、結果、見事に落ちました。

そのため、すべり止めとしていた慶應義塾大学経済学部に入学し一度は籍を置きましたが、結局自分の進路を改めてそこで考え直すことになります。

外交官となる夢に遠くなった今、では自分はどんなことを大学で学び、卒業後どんな仕事に就くべきなのかということを考えざるを得なくなったわけです。

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悩みに悩んだ僕は、文系よりは元々好きで得意だった理系を、理系の中でも祖父の跡を・・・と考え、他大学の医学部を再受験して医師の道を選択することになります。

医師といっても、様々な専門の医師がいることをこの段階で漠然と理解していましたが、とはいえ自分自身はどういった専門の医師になるのかといったことは、正直この段階でまだ考えていませんでした。

医学生の時は、自分は外科系の医師になるのだろうという漠然とした思いはありましたが、国家試験までに6年間もあるので、とにもかくにもまずは医師免許を取得することが先。その後臨床実習までの期間に専門を決めれば良いだろうと思っていたのです。

読書が好きだったのもあって、医療を扱った小説や本も本当に沢山読みました。

中でも、 A.J.クローニンの「城砦」は記憶に残りましたね。

*************

そうして無事国家試験に合格し、医師免許を取得する歳になって、はて、と気づくことになるのです。

いくら考えても、既存の科に自分の行きたい診療科や研究科がない、ということに(苦笑)。

医師の仕事とは、人間の生命という大きなテーマに対し、自分の何を捧げ、どう役に立つかということに尽きるかと思います。

人間の生命とは、他の生命体とは違って体と心の両方によって維持されます。

時に、体と心のどちらもが、医師の力量によって寿命が左右される場合もあるのです。

基礎研究で役に立つのか、それとも臨床で役に立つのか。

自分の特性の中で、一体どこの何を使えば良い医師となれるものなのか。

自分でなければできない仕事とは、専門とは、いったいなんなのだろう?

20代半ばのまだ若き、社会経験の乏しい青年であった僕は、ここでまったく途方に暮れてしまったのです。

その②に続く

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2013年1月15日 (火)

雪景色の東京 八ヶ岳のスキー 12時間の渋滞

おはようございます。

今日は1月15日(火)。クリニックFの診療日です。

関東一円雪景色でしたが、みなさんはどうお過ごしになりましたか?

僕はといえば、三連休の初日は土曜日でクリニックの診療日。月曜日にはいくつか打ち合わせが予定されており、中日の日曜日だけお休みを頂き、スキーに行ってきました。

実は学生時代、競技スキー部に所属していました。卒業後は仕事に集中していたのもあって10年ぐらいブランクがありましたが、ここ数年で再度スキー復帰したのです。

カービングスキーが出てきたおかげで、驚くほど楽にスキーができるようになりましたね。

スキーなのかスノーボードなのか、選択は迷うところですが、僕自身はスノーボードは避けるようにしています。

医学生の時八方のスキー場にある救護室でバイトしていた時、何人も怪我人を見てきました。スキーの怪我は足の骨折ぐらいで済みますが、ボードの場合は手を折ったり頭を打ったりとひどい怪我も多かったので、翌日以降の仕事を考えるとなかなか手が出ないのです。

医師の仕事は手を折ってしまうとできませんので(笑)。

日曜日は朝7時に都内を出発。

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中央道で、富士見パノラマというスキー場に到着。都心から約90分ほどで到着したでしょうか。

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八ヶ岳が綺麗に見えて、しかも空いているところが、気に入っています。

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富士見パノラマという言葉通り、富士山もこの通り望むことができます。

素晴らしいスキー日和で堪能し、この日はその後プールや温泉も楽しんだ後一泊し、翌日早朝に出発するはずだったのですが・・・

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早朝目覚めてみれば、辺り一面真っ白の大雪。

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車もフロントガラスはなんとか掃除しましたが、この通りです。

都内も大変な状況になりそうだということで、予定されていた打ち合わせも双方賛成で後日に延期となってしまいます。

さて、どうしようか・・・としばらく様子を見ていましたが、あまり良い兆候が見られず午前中の間に現地を出発することに決めました。

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このような状態で車を走らせるのは学生の時以来です。

中央道は早々に閉鎖されてしまい、20号線で甲府へ。

ところが、勝沼から大月に抜ける山道で、1時間余り全く前も後ろも動かない大渋滞に。

たぶん事故によるものでしょう。

やむなくUターンして富士山横の河口湖、山中湖を通過するルートに変更します。

たいてい雪道の場合、ノーマルタイヤで出てしまった車が止まってしまうことで渋滞になりますので、富士山横の道だったらそれなりにタイヤを用意した車が走るだろうと読んだのです。

Img_0056

読み通り、富士山の横を超え、御殿場に向かうまでは順調でした。

途中山中湖や河口湖で、もう一泊宿をとってしまおうか・・・という誘惑に負けそうにもなりましたが(笑)なんとか打ち勝ってそのまま進みます。

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ところが、御殿場からの渋滞が予想を超えたものでした。

途中平塚から一般道を使い、横浜新道を利用しましたが、第三京浜は雪で閉鎖。さらに首都高もとっくに雪がやんでいるのに閉鎖したまま。

渋滞情報を見るための頼みのiphoneも接続が悪いですし、しまいには電池が切れてしまいました。

途中、車の事故を20台以上見たでしょうか。

なんとか自宅に辿りついたのは夜中の2時ですから、走行時間のみでも12時間ほどハンドルを握っていたことになります。

久しぶりに精魂果て、崩れ落ちるように眠ってしまいました。Img_0060

ぐっすり眠ったせいか、おかげで今日は朝から元気に診療に入っていますが、ご予約いただいている患者さんの中には、まだまだ大変な状況の方もおいでになるかもしれません。

どうぞ無理をなさらないように。皆さんのご無事を祈っています。

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2013年1月12日 (土)

■イタリア出張2012秋 ㉞ イタリアからの帰国 空港トラブル マルペンサ アルプス山脈

いよいよ旅の最後です。

翌朝は朝4時に起きて、最初の空港バスで出発です。

空港の稼働時間に合わせて朝4時から運行しているのは立派ですね。

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以前はミラノ・マルペンサ空港から成田までのダイレクト便があったのですが、数年前に無くなってしまいました。

今回はパリトランジット。

朝の7時にパリ行きの飛行機に乗らなければなりません。

マルペンサまでは車で50分以上かかります。早朝の出発なので、バスの時刻表も見に行きました。

朝4時半に乗ることに決定。

翌朝バスに乗り込み、さて一安心。

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50分バスに揺られて出発1時間半前に、マルペンサ空港に到着したのです。

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以前も来た空港ですので、安心していたのですが、1週間前に来た空港とはちょっと雰囲気が違います。

???

出発ターミナルに到着し、タイムテーブルを見てみると、なんとパリ行の飛行機がありません!

その瞬間に、もしかしたら空港が違うのではないかと気づき、到着ターミナルのロビーに走りました。

走りながらチケットを見てみたところ、やはりミラノ・リナーテ空港と書いてあるではないですか。

ミラノは何度も来ていますが、マルペンサ以外の空港に行ったことがなかったのです。

思い込みとは恐ろしいもの。

出発便まであと1時間半もありません。リナーテ~マルペンサ間は70kmぐらい離れています。

万事休す。しかし、間に合わないわけにはいきません。

明日の外来は予約で一杯です。帰国後成田からすぐにクリニックに向かい、たくさんの患者さんを診なければなりません。

一台だけ待っていたタクシーをうまくつかまえて、運転手に相談したところ、早朝なので道も空いてるしなんとかなるかもしれないから乗りなさいと言われ乗り込みます。

さすが、ここはイタリア。小型タクシーを時速170kmで高速道路を飛ばしてくれたのです。

なんと35分でリナーテ空港に到着し、無事にチェックインすることができました。

もちろんですが、チップをはずみましたよ(笑)。

ミラノの地で、生まれて初めて国際線の空港を間違えるという大失態(苦笑)をしでかしましたが、今回は強運でなんとか事なきを得ました。

ミラノ・リナーテから飛び立ったエールフランス。

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雪化粧が美しく施されたアルプス上空超えていきます。

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陽が昇ってきました。

本当に心が洗われるように、雄大ですね。

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2012年11月に滞在した、新国際学会周遊記イタリア出張記を、この号で終わりますね。

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■イタリア出張2012秋 ㉝ メルカンティ広場 レストラン「アル・メルカンティ」 電子書籍kobo

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ここからドゥオーモまでは大好きなルート。

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この日は日曜日でしたので、さすがに人が多いですね。

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サッカーのユニフォームも売っています。

おなかが減ってきましたので、メルカンティ広場の傍らにある、アル・メルカンティに向かいます。

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このレストラン、ミラノでのお気に入りなのです。

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僕は基本的に好き嫌いがないので、シェフにおすすめのものを作ってもらいました。

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美味しかったですよ。

最後にドゥオーモを観てから帰ろうと、広場を歩きながら通過します。

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今回気になったのは、電子書籍(楽天)コボの宣伝がミラノに沢山あったこと。

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忘年会で楽天の三木谷社長にお会いした時にその話をしたところ、「イタリアではKOBOの販売を頑張っているんですよ。」とおっしゃっていました。

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■イタリア出張2012秋 ㉜ 再びミラノへ ブレラ美術館 

ヴェネツィアからミラノまでは特急電車で乗り換えなし。

約2時間ぐらいかかります。

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駅近のホテルを取りましたので、そのまま直行でチェックインをして18時。

慣れたミラノの街ですので、ナヴィリオ地区のカフェかバールにでも行こうかなあと思っていたのですが、ふと思いだしてブレラ絵画館に行くことに。

確か以前来た時には7時過ぎまで開いていていたはずです。

すぐにインターネットで確認して、開館時刻を調べ、まだ開いていることを確認します。

よい時代になりましたね。

地下鉄でモンテナポレオーネまで移動して、歩いて10分ぐらい。

この場所にやってきました。

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ゲートをくぐるとこのような回廊に出ます。

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この回廊の奥を、二階まで階段で上がるのです。

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ブレラ美術館にはいくつか好きな絵があります。

一番印象深い絵は、マンティーニャの「死せるキリスト」。

これは横たわるキリストを足元から遠近法で描いたルネッサンス期の絵。

一度見たら忘れられないと思うのですが、まだ見たことのない方はインターネットで探すと画像が出てくると思いますので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてください。

実際現場で絵に対峙すると、あまりのインパクトに僕はいつも写真を撮ることができません。

こちらはラファエッロの「聖母マリアの結婚」です。

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この絵も有名な絵ですよね。

展示室に縦3m以上の大きな絵がありました。

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ちょうど先ほどまでいた、ヴェネツィアのサンマルコ寺院です。

鉄道が無いと、一日でこちらに来ることはできなかったでしょう。

ちょっと不思議な気持ち。

アメデオ・モディリアーニの絵もありました。

彼はパリで活躍しましたが、もとはトスカーナ地方のリヴォルノ出身です。

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閉館の時間までブレラ美術館で過ごし、裏道を通って、スカラ座の傍に出ます。

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■イタリア出張2012秋㉛ ヴェネツィアの風景 ミシュラン星付きレストラン

おはようございます。

今日1月12日から、日本のカレンダーは3連休に入っていますよね。

クリニックFは通常の土曜日通り、開院日です。連休初日ということもあるのか朝から晩まで沢山の御予約を頂いています。

ダウンタイムのある施術を受けるには、連休初日が最適と感じる方が多いということもあるでしょう。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」ですが、まだ昨年11月末に訪れたイタリア出張記がまだ終わっていませんので、あと数回分、書き上げてしまいますね。

***********************

約一週間に及んだ晩秋のイタリア出張。終わりに近づいてきました。

この日の夜ミラノに移動し、明日早朝には空港へ向かわなければなりません。

名残惜しいですが、仕方ないですよね。

ヴェネツィア最後のランチは、偶然見つけたミシュラン星付きのお店で食べることにしました。

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赤ワインとサンペルグリノに、シェフが薦めてくれた蟹。

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そして、ラヴィオリをいただきました。

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美味しかったなあ。

迷路のような路を歩きながら、サンタルチア駅に向かいます。

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こちら、ヴェネツィアの地図です。

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ヴェネツィアの島は魚のような形をしているのですが、街の形をデフォルメしたデザインが所々にありました。

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かわいらしいですね。

この日は本当によい天気。

運河沿いで語らうカップルや

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遠くに見えるゴンドラを観ながら

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ヴェネツィアに別れを告げたのでした。

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こちら、ヴェネツィア・サンタルチア駅に停まるミラノ行きの急行列車。

次ぎにくる時はいつでしょうか?

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2013年1月11日 (金)

■イタリア出張2012秋 ㉚ ヴェネツィアに架かる新旧の橋

今回約7年ぶりにヴェネツィアを訪れましたが、美しい運河に囲まれるヴェネツィアでは、新しい橋が沢山架かっていました。

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こちらの二つの橋は、外海を通過するルートで船に乗るとみることができます。

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こちらの下の橋はアカデミア美術館の前にあるアカデミア橋。

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僕はこの橋が好きなのですよね。なぜかというと、橋の中央の眺望がすばらしいのです。

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こちらです。

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ヴェネツィア一、好きな風景ですよ。

小さな橋も素敵なのですが、

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やはりヴェネツィアといえば、リアルト橋が有名ですよね。

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本当に何処から撮っても絵になります。

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観光客に頼んで、写真を撮ってもらったのですが、橋が遠くてちょっと残念な写真(苦笑)。

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しかし、ヴェネツィアはフォトジェニックですね。

どこを切り取っても綺麗に撮れます。

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最後にヴェネツィアの玄関口、サンタルチア駅の目の前、スカルジ橋。

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ここに来るとヴェネツィアに来たなあと感じます。

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■イタリア出張2012秋 ㉙ サンマルコ広場 鐘楼

おはようございます。

今日1月11日(金)はクリニックFの診療日です。

昨晩遅くに工学部大学院より帰宅し、今後やらなければならない仕事を列挙していたのですが・・・いや~沢山ありますね・・・。

今年も日々の業務は山積み、海外にも縁が多く、そんな毎日に感謝しながらも忙しく各国を回る一年になりそうです。

体調管理に気を付けていきたいと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、昨年回ったイタリア出張記のヴェネツィアに再び歩みを戻したいと思います。

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サンマルコ広場。

一週間前に新聞で見た水浸しの広場とは打って変わり、晴天の下とてもきれいな状態です。

水没の画像はインパクトありましたが、こんなものなのでしょうね(笑)。

こちらサンマルコ寺院。

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ヨーロッパの美術館を観ていると、この場所を題材にした絵が多いのに気づきます。

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サンマルコ寺院の内部の天井モザイク画は、旧約聖書の物語がテーマでした。

ヴェネツィアは人があまりに多く、カメラを渡して写真を撮ってもらうことがなかなかできません。

数少ない僕が入った写真です。

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そして、サンマルコ広場の96.8mの鐘楼。

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あまりに天気が良いので、初めて登ってみました。

ヴェネツィア中が見渡せるのですね。

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茶色い屋根には建築の規定があるのでしょうが、こうしてみると街の美しさは群を抜いています。

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再び広場です。

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こちらはサンマルコ広場北側の時計塔。

15世紀の作成だそうです。

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気持ちの良いヴェネツィアの昼でした。

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2013年1月10日 (木)

カメラ光学技術の進化は医療を進化させる CANON SX50HS

おはようございます。

今日1月10日は木曜日でクリニックFはお休みです。

昨晩は診療の後、ちょうど1月9日締め切りだった英語の論文を仕上げました。日本とは時差があるので、アメリカ時間の1月9日。

つまり日本時間の今朝提出。ちょうど間に合いました。

今日は諸処の予定をこなした後、工学部大学院レーザー研究室に行って、研究の続きをしてこようと思っています。

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ところで、このブログを読んで下さっている方は良くご存知だと思いますが、僕はカメラに目がなく、新しいものをついついチェックしてしまいます。

今回年末年始の米国出張には、3台のカメラとiphone5を持ち込みました。

その中で新調したカメラは、こちら。

CANON SX50HSです。

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この大きさで、光学50倍ズーム1200mm。

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しかもレンズ交換なくマクロ撮影も可能。

一眼レフを主体に使っている人間としては考えられない完全無欠のカメラですね。

望遠でかつ、動きが速いのでシャッタースビードの短い、高い撮影技術が必要なサーフィンの撮影も、こんなにあっさり撮れてしまってよいのか?と思うぐらい。

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雨天で光量が足りない中ですが、ハワイのノースショアでの写真です。

広角も24mmまでですのでこの通り。

この虹はダブルレインボーになっているのがわかりますか?

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さらにこちらは望遠で撮った、「虹の架け橋のまさに開始地点」。

ハワイの強い紫外線もあると思うのですが、ここまでくっきりと映るのは驚きました。

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こうしたカメラ光学技術の進化は、科学の世界に応用すると、測定能力の精度の高さに直結しています。

「人はなぜエセ科学に騙されるのか」などを著した、元コーネル大学のCarl Sagan教授はScience is a self-correcting process(科学とは自己修正過程である)という言葉を残しました。

昨日のブログにも書きましたが、より精度の高い測定機器が開発されると、過去の理論では説明できない事象が観測される様になり、さらに新たな理論が構築されてその分野の科学が進化するのです。

医学を始めとした生物学の世界は、顕微鏡の開発による、細胞の発見から発展が始まります。

17世紀にニュートンにより基礎的な理論がほぼ成立していた物理学に比較すると、生物学は20世紀半ばから始まった、まだまだ新しい学問ですよね。

1953年のDNA構造の発見が生物学を大きく進化させます。

僕が医学生だった1980年代から1990年代の前半には、ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction, PCR)機器が、最新医療のトピックとなりました。

これはDNAを増殖させるための原理およびそれを用いた手法のことで、最新最速のPCRの機器、つまり最速のDNAのシークエンス測定機器をいち早く手に入れた研究室が、論文を量産できたのです。

これからの科学の発展はどんな分野が中心になるのでしょう?

僕の専門である医学の中では、自分でも注目している分野が3つあります。

一つは、もちろん僕の専門とするレーザー工学の分野。

レーザーの技術は、レーザーをセンサーとして用いる場合と、治療に利用する場合があります。今世紀には、アト秒発振レーザーの開発により、原子どころか電子動態が測定できるようになり、物質の測定精度が著しく上がりました。レーザー治療機器の分野も新機種の開発が続いています。

もう一つは、生体内の「気体」の動態についての分野。

気体である「NO」に生体内で役割があることがわかり、生体内の「水素」が活性酸素の除去にかかわっていることがわかってきました。特に水素については2007年に日本医科大の太田成男教授がネイチャーに論文の載せたことから一気にメジャー化しました。いよいよ生体内の「気体」の動きが測定できる時代になりつつあります。

最後の一つが、小腸内細菌叢(フローラ)の役割についての分野。

こちらにはカメラの技術の進化が大きな影響を与えています。

小腸は癌になることがない不思議な臓器。

今までは、生体内消化管はとても長い臓器ですが、胃カメラもしくは大腸ファイバーによって、入り口と出口のごく一部しか観察ができませんでした。

日本でも世界に遅れて2008年にようやくカプセル内視鏡が認可されたことから、遅ればせながら視覚による小腸の観察機器を手に入れたということになります。

人一人当たり、100種類以上、100兆個以上の腸内細菌が存在していて、さらに個人個人によって種類が違います。

人間が作ることができないある種のビタミン類やアミノ酸などが、この腸内細菌によって作られていますし、宿主に対してよい働きをしている善玉菌も多いでしょう。

栄養学が、現在の医学に応用しにくい点は、口から入る非加熱状態の栄養素の量を、体内に入ったと換算している点です。

医学的には消化管内部は、「体の外部」と考えますので、本来ならば、栄養素が口に入った時点ではなくて、消化管で100%吸収されるのか、10%しか吸収されないのかという吸収率を栄養素に「掛け算」しなければならないのですよね。

必要量も相当変わってくるはず。

小腸内細菌叢(フローラ)は、栄養素の吸収率の多寡や、微量元素の補填など、宿主にとっても多くの役割を担っている可能性があります。

カプセル内視鏡によって、小腸内細菌叢(フローラ)を実際に研究することで、栄養学の理論の抜本的革命が行われる可能性があるのです。

こうした研究にはアンチエイジングに関わる医師としては興味がありますね。

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2013年1月 9日 (水)

サイモン・シンの「宇宙創成」 立花隆の「宇宙からの帰還」

今回アメリカ出張に持って行った本をご紹介しますね。

サイモン・シンの「宇宙創成」 そして、立花隆の「宇宙からの帰還」でした。

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どちらも宇宙を題した名著として知られている本ですが、まとまった時間に合わせて読みたかったのです。

「宇宙からの帰還」は、何人もの宇宙飛行士に取材を重ね、宇宙滞在がその後の宇宙飛行士の人格にもたらした影響を述べた、古き良き時代の立花隆の著作。

「宇宙創成」を著したサイモン・シンは、このブログでも時々紹介する、僕の好きな科学論の作者の一人。

ケンブリッジ大学大学院で素粒子物理学の博士号を取得し、ジュネーブの研究センターに勤務後、英テレビ局BBCに転職した経歴を持つ人です。

数多くの著作の中でも「代替医療のトリック」や、「フェルマーの最終定理」は名著ですよね。

宇宙創成は、ビッグバン(Big Bang)理論が世の中に認められるまで、どのような学者が、どのような理論を想定し、さらに実証されてきたかを、詳細にしかも解りやすく書いた本です。

この著書の冒頭にある様に、ビッグバンモデルは

「夜空に見えるものすべての起原をエレガントに説明する点で、人間の知性と精神が成し遂げた最も偉大な成果の一つ」

です。

しかも、「10代で学校で習うような物理学の知識ですべてが明確に説明納得できる」点で素晴らしい。

この宇宙には

「光よりも速いスピードで地球より遠ざかり、地球では観測できない銀河が沢山ある」

のです。

科学の発展の歴史という原点に帰れば、計測したデータを既存の新たな理論と比較することによって新しい理論が組み上げられてきましたが、この本ではコペルニクス、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、フリードマン、ルメートルと言った科学者達が、いかにビッグバンモデルにたどり着いたのかを詳細に記しています。

非常に面白い本なのでお勧めしますね。

この本を読んで、科学の進化には、それを正確に観測することが出来る工学(もしくは光学)機器の技術発展が必ず必要であるということを再度認識させられました。

ガリレオは60倍もの倍率を持つ望遠鏡を作り上げたことで、木星の衛星を発見するという偉業を達成します。この発見はもし地球が動くなら、月は取り残されてしまうだろうという地動説への反論を否定するものでした。さらに金星の満ち欠けを詳細に観察し、地球と金星の距離が変化していることを示し、地動説の理論を補強しました。太陽の黒点を観察し、太陽が自転していることを突き止めたのもガリレオです。

測定機器の精度が上がると、確実だと思われていた理論に齟齬が発見される。その齟齬を正すために新たな理論が構築されてゆき、科学は進化するのです。

反対に、これから科学を研究する人間にとって、最も有利な研究対象のひとつは、新たな測定機器が開発された分野であるということですよね。

これについてはまた次の機会に述べたいと思います。

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2013年1月8日の日経夕刊に僕が載っています

おはようございます。

今日は1月9日水曜日。クリニックFの診療日です。

千代田区の気温は5℃。寒いですね。

昨日、日経新聞の夕刊を見ていたら、自分の顔が出てきました。

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昨年秋に講演させていただいた、株式会社日本トリム主催「アンチエイジングと水」の講演会の話が載っていたのです。

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医療分野、アンチエイジング分野、健康/ウェルネスの分野で活躍する機器とその理論、結果に僕は興味があるわけですが、水はその点でとてもおもしろく、将来性を感じます。

今年も注目し勉強していきたいですね。

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2013年1月 8日 (火)

2013年 本年度の診療開始です 日枝神社へ

おはようございます。

今日1月8日より本年のクリニックFの診療を開始いたします。

本年もよろしくお願いいたします。

年末年始と、カルフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州、ハワイ州とアメリカ4つの州に滞在し、昨晩帰国しました。

今朝は、アメリカの時差を利用して早朝に起床し、クリニックFの氏神様でもある赤坂日枝神社までお参りに行ってきました。

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クリニックFの患者さん、御支援くださっている皆様、関係者、スタッフ、そしてそれぞれの家族の安全と健康をお祈りしてきました。

実は日枝神社に詣でたのは、今年三度目。

12月31日から元旦1月1日にかけてアメリカより一時帰国した際、元日の昼前にまずは初詣を・・・と出掛けたところ、長蛇の列。参拝まで2時間以上かかりそうで、スケジュールの都合上、断念。

さらに1日深夜の飛行機に搭乗する前に・・・と再度詣でたのですが、今度は夜で山門が閉まっていたのです。

三度目の正直で、やっと今朝お参りでき、気持ちもすっきりしました。

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今日は、新しい通勤バッグに日枝神社の破魔矢を入れて出勤してきました。

今年もこのブログを通じて、新しいレーザー機器の情報や学会事情など世界で今何が起きているのか、レーザーという機器がどれほど進化し、またそれを作り上げる過程でどういった頭脳が結集されているのかを、僕自身も勉強しながら皆さんにリアルタイムでお届けできたらと思っています。

拙いブログですが、何卒本年もよろしくお願いいたします。

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2013年1月 1日 (火)

2013年 明けましておめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

昨晩大晦日の31日にアメリカより一時帰国し、外来を開けました。

お正月休みを控えた年末ぎりぎりでないと、ダウンタイムのある施術ができない患者さんも多かったためです。

実は今晩最終便でまた再びアメリカに飛びますので、今回は長い長い年越しとなりそうです。完全なワーカホリックですね(苦笑)。

しかしながら昨日は年の瀬にも関わらず、本当に多くの方がおいで下さいました。僕もマドンナリフトやフラクセルなど、短い時間でしたがフル稼働して心地よい疲労感を感じています。

患者さんと一緒に過ごすことの出来た、今年も良い年の瀬となりました。ありがとうございました。

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そんなわけで、今年は東京の自宅で日本の新年を迎え、その後アメリカでまた新年を迎えることになりました。

こちら、東京の日の出です。

都心のビル群の間に上る日の出もいいものですね。

さて、元旦の今日、残務整理にクリニックまで来てみると、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)から感謝状が来ていました。

年末にまとまった僕の招待講演料を寄付したのです。

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世界各国を回っていて、自分でできることは少ないと、本当に自分の無力を感じることが多いのですが、僕のレーザー医療の講演がこうした形で少しでも生きてくれるとうれしいです。

今年はいよいよ工学博士論文提出の年。

さらに、医学系レーザー学会でもすでに多くの演題が通過しており、5月まで毎月アメリカ出張が続きます。

本年も世界のレーザー医学、レーザー工学の発展のために、努力を怠らず謙虚さを忘れず、全力で仕事をしてゆきたいと思います。

本年も、よろしくお願いいたします。

クリニックF院長 医学博士 藤本幸弘 2013年元旦 東京・四ツ谷のクリニックFにて

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クリニックF オフィシャルブログ

クリニックF 院長 藤本幸弘

博士(医学) 博士(工学) 修士(経営管理学)(MBA)

米国レーザー医学会(ASLMS) Fellow

米国皮膚科学会(AAD) Member 

   欧州皮膚科学会(EADV) Member

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千代田区麹町 電話番号 03-3221-6461

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