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2013年2月の25件の記事

2013年2月27日 (水)

■2013年2月 サンフランシスコ出張㉒ サンフランシスコからの帰国

明日のマイアミ出張までに何とか前回のサンフランシスコ・ブログを書きあげることができそうです。

空港では幻に終わった「49ersチャンピオン」Tシャツが売られていました。

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サンフランシスコ空港を離陸するとき、眼科に広がる景色が好きです。

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美しいゴールデンゲートブリッジを観ることができました。

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これで、2013年2月にサンフランシスコで開催された工学系レーザー学会、SIPE BiOS Photonics Westの学会発表の、新国際学会周遊記を終わりますね。

明日からはマイアミ出張記をお楽しみください。

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■2013年2月 サンフランシスコ出張㉑ パロアルト サイトン社本社へ

おはようございます。

今日2月27日(水)はクリニックFの診療日です。

Annualmeeting2013

いよいよ明日から一週間、マイアミで開催されるAAD全米皮膚科学会総会の出張に行ってきます。

全米皮膚科学会は、その年のレーザー医療の展望を左右する大きな学会の一つ。

メーカーの機器デビューもこの日に発表を合わせてくるのです。

しっかり勉強してこようと思います。

ちょうど前回マイアミに行った時は、レンタカーを借りて、アメリカ大陸の米国最南端の地、キーウエストに向かったのですが、セブンマイルブリッジを渡ったところで時間切れで引き返しました。

アメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイが過ごしたキーウェスト。是非この目で見てみたいものです。

今回はチャレンジできるかな?

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昨日は毎月にきび痕治療でいらっしゃる患者さん(男性)から、Amazonの誕生日券(ギフト券)をいただきました。

クリニックFは、男性の患者さん比率が非常に高いと思います。

3割~4割弱ぐらいですね。

僕は3月2日生まれで、今年の誕生日はマイアミで迎えることとなり、東京にいません。ブログを読んで覚えていてくれたんですね。

ありがたいです。

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ちなみにチョコレート付きでした。GUCCI グッチのチョコレートなんてあるんですね。

去年はアルマーニのチョコレートを頂いた記憶があります。

さて、僕のサンフランシスコ滞在ブログはようやく最終章を迎えます。

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米国滞在最終日。

飛行機のフライトは16時。

それまでの時間を利用して、サンフランシスコ近郊パロアルトにあるレーザーメーカー サイトンの本社を訪問しました。

サイトン社は2940nmのエルビウムヤグレーザーを主に利用した、工学的に優れたスキャナシステムの技術を持っていて、以前より本社訪問をしたかったのです。

特にここ数年、工学部博士課程でずいぶんと機器のことに詳しくなりましたので、内部構造には興味があります。

4年越しぐらいの夢がかないました。

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朝、ツインピークスを観ながら高速に乗ります。

サンフランシスコベイを下って、パロアルトまで約1時間ぐらいでしょうか。

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サイトン本社が見えてきましたよ。

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会社の入口には、このような表示がありました。

○日本で医師としてこれまで5軒のクリニックを設立/経営し、経営管理学修士号(MBA)を持っている。

○現在は、医学博士号に加え、2つ目の博士号として、工学博士号を取得しようとレーザー工学の研究を続けている。

という僕のキャリアに皆が興味を持ってくれたらしく、会社の主要スタッフとともにランチミーティングをして、近年のアジア圏のレーザー医療市場の展開や、新たな治療方法などをディスカッションさせていただきました。

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サイトン社社長のDaniel Negus、技術のJim Hobert、Rick Menefee とともに。

今後、どのような機器が日本の市場で望まれ、どのような機器のカテゴリー分けが必要であるかなども話してきました。

ちょうど僕が発表したばかりの工学系レーザー学会のSPIEの演題も、工学部出身者ばかりのこの会社では非常に興味を持っていただいたので、せっかくなのでプレゼンをしてきました。

SPIEの時とは違った有益な指摘をいただきましたよ。

その後、サイトン社が関わっている研究としてご紹介いただいたのですが、スタンフォード大学の協力により、2012年に発表されたこちらの研究のプレゼンは衝撃でした。

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若年者と加齢した皮膚の遺伝子発現の差異から老化に関わる2265のRNAを見出したところ、3回の連続した光治療後には、そのうち1293のRNAが若い肌の遺伝子発現レベルに近づいたというものです。

この件については多く質問をしてしまいましたが、光治療器を照射することで、肌を若々しくすることは、経験的にもわかっていましたが、遺伝子レベルでも確認されてきたことは画期的なことだと思います。

Dr.Fujimotoは機器好きのようだし、せっかく来たのだから、工場を観るかい?

といわれ、開発中の工場へ。

写真は俯瞰はいいけれど、細かいところは技術が漏れちゃうので、やめてねと言われました。

こちら、工場の前にあった出荷前の機器。

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水抜きをしています。

このような内観です。

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こちらはレーザーロッド。

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機器の中心部です。

サイトン社は二種類のレーザーロッドを瞬時に入れ替えることで、蒸散と凝固をミリ単位で調節する技術があるのですが、この仕組み、初めて説明してもらいました。

見事な技術です。

クリニックFでは、他院でサイトンレーザーで強めのパワーの照射治療をされて、その後遺症の治療とフォローアップをしている方が何名かいるのですが、こちらの治療法などについても相談してきました。

良薬口に苦しではないですが、切れ味の良いレーザー機器は、事故も起こりやすい。扱いにも経験が必要です。

サイトンのように優れた技術を持つ機器の、日本での認可がとれるのであれば、大学病院に入れてドクターのトレーニングが出来ます。

メーカーにお願いとしては、是非とも国内認可を取って、この優れた技術を日本に広めて欲しいですよね。

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最後は、サンフランシスコ空港まで車で送っていただきました。

今回のアレンジをして下さった関係者の皆さまに御礼申し上げます。

貴重な時間と体験をありがとうございました。

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2013年2月26日 (火)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑳ M. H. de Young Memorial Museum デ・ヤング美術館 ヘルツォーク&ド・ムーロン フェルメールの真珠の耳飾の少女

デ・ヤング美術館に、フェルメールの「真珠の耳飾の少女」が来ていることを聞いていました。

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この美術館、ずっと行ってみたいなと思いながらも、なかなか機会がいままでなかったので、今回は是非にと思っていたのです。

幸運にも特別展の期間がちょうど合ったので、フェルメールを観に行ってきました。

「北のモナリザ」「オランダのモナリザ」としてレオナルドダヴィンチの大作と対比されることが多いこの作品。

2010年にオランダのデンハーグにあるマウリッツハイス美術館で対面して以来です。

サンフランシスコの街中でも、沢山の広告をみました。

力の入ったイベントのようです。

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サンフランシスコのゴールデンゲート・パークにあるこちらの美術館。

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サンフランシスコでは最も歴史のある美術館です。

1895年の開館からいくつもの建物を経て、最終的にヘルツォーク&ド・ムーロンによるデザインで、2005年に完成しました。

スイスはバーゼル出身のこの建築家ユニットについては、都内だと青山にあるプラダのビル、オリンピックの記憶もまだ新しい北京の国家体育場 通称「鳥の巣」、または英国・ロンドンにあるテート・モダンなどでおなじみかと思います。

いずれも一度見ると忘れられない建物ばかりですよね。

美術館の内部は残念ながら写真を撮ることが禁止されていたのですが、独特の空気感に包まれ、静謐で穏やかな空間となっていました。

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とても気に入り、本当は一日かけてゆっくりと散策したかったのですが、タイムリミット。

もう一度必ず行きたい場所です。

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■2013年2月 サンフランシスコ出張⑲ Fisherman's Wharf フィッシャーマンズワーフへ

サンフランシスコ最終日。

ケーブルカーに乗って、まずはフィッシャーマンズワーフを目指します。Img_0544

フェルメールの絵がケーブルカーに描かれています。

サンフランシスコの段々とした坂をケーブルカーで超えていくのは、やっぱり気持ちがいいものです。

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丘を越えて、下り坂の先にサンフランシスコベイが見えてきましたよ。

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終着駅から歩いてすぐに、フィッシャーマンズワーフがあります。

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定番ですが、クラムチャウダーと牡蠣は美味しいですよね。Img_0555

アルカトラズ島も見えました。

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ピア39まで歩みを進めます。

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そのまま、フェルメールの来ているデ・ヤングミュージアムに向かいます。

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■2013年2月 サンフランシスコ出張⑱ サンフランシスコMoMA スターウォーズの折り紙 

おはようございます。

今日は2月26日(火)、クリニックFの診療日です。

今週木曜日から、フロリダ州マイアミビーチで開催されるAADに向けた出張がありますので、今月の外来日は今日・明日までとなります。

お急ぎの患者さんはご連絡ください。

今月上旬に訪れたサンフランシスコについては、いよいよあと4つでブログが終わります。

マイアミ出張前になんとか終わるよう、頑張っています(笑)。

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サンフランシスコにも、「サンフランシスコMoMA」と呼ばれる現代美術館があります。

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NY滞在のブログにも書いたのですが、アメリカでは「美術館が無料になる日」というのがあります。

サンフランシスコでそれは第一火曜日。

ちょうど学会開催期間中に、第一火曜日があたりましたので、このMoMAに行ってきました。

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サンフランシスコMoMAは、学会会場のすぐ裏にあるのです。

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こちら、FREE TUESDAYのチケット。

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入口の展示。

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現代美術館だけあって、展示物も興味深いものが多いですね。

こちらの砂時計風の展示物。

近寄ってみたら、大脳のオブジェでした。

多くの知恵を合わせると何かが出来るのでしょうか?

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六本木ヒルズにもあるクモの展示物も、こちらにありました。

お土産屋さんにも行きました。

センスの良いものが多くて、目移りします。Img_0530

こちらのペットボトル入れもとても斬新な発想ですよね。

綺麗に折り畳めるのです。

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特に子供の商材が充実していましたが、こうした環境で育つと発想力が豊かになるのでしょう。

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こちらのスターウォーズの折り紙も、よい本でした。

買えば良かったなあ・・・と出てから悔やまれ、後で結局戻って買いに行きました(笑)。

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2013年2月25日 (月)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑰ Photonics west 会員親善パーティ

この日の夜には、SPIEの会員親善パーティーがマリオットホテルでありました。

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学会会場を後にして、僕も隣の会場に向かいます。

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中に入ると、すでにたくさんの会員が。

皆レーザー機器を生業にする人達です。

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会場は、光をテーマにしたアトラクションなど、様々な趣向が凝らしてありました。

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途中のこのロボットたちのアトラクションは、楽しめました。

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■2013年2月 サンフランシスコ出張⑯ デイビスシンフォニーホール

サンフランシスコ交響楽団の本拠地である、デービス・シンフォニーホール(Louise M. Davies Symphony Hall)。

今回、サンフランシスコ交響楽団の演奏を聴くことはできませんでしたが、月曜日の昼に1時間ばかりのホールツアーがあるというので、学会の昼休み時間に行ってきました。

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コンサートホールツアーは、こちらの方々がほぼボランティアで運営しているようです。

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ツアーガイドさんの話によると、1980年に、事業に成功したデービスさんが日本円にして120億円もの私財を投入してサンフランシスコに完成したコンサートホールなのだそうです。

現在ならば、もっとお金がかかるので、よい投資だったのではないかとのことでした。

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ホールは、市庁舎に向かって扇形に窓があります。

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二階のどの席を出ても、このように美しい建築物が見えるのは、魅力的ですね。

ちなみにこのサンフランシスコ市庁舎は、米国で最も美しい建築物とも言われているようです。

何処を模したものかわかりますか?

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そう。

パリセーヌ川沿いにあり、ナポレオンの棺が置かれている建物。

アンバリッドですよね。

なんだか建物がフランス風で、アンバリッドに似ているなあと思っていたので、この説明には納得しました。

こちらのホールは、約3000人を収容することができるのですが、当初は音響効果が悪く、評判が悪かったのだそうで、10年近くかけて音響効果を上げるために、改築が行われたのだそうです。

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こちらが最上階から見たホール。

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さらに、舞台裏に並ぶ席から見たホール画像。

美しいですね。

ツアー中、この場所からポンと一度拍手してみたのですが、会場内に響き渡る音響は魅力的でした。

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こちらのプラスチック製の反響板は、楽団の大きさによって自由に調節ができるのだそうです。

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こちらのツアーは約1時間。

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前日にサンフランシスコバレエを鑑賞したオペラハウスも見学します。

昼間だと雰囲気が違いますね。

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夜と昼と、どちらのシーンでも観ることができてよかったです。

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■2013年2月 サンフランシスコ出張⑮ アカデミー賞 シミと日本人 Photonics west 学会会場展示場 しみ治療総論

おはようございます。

今日2月25日(月)はクリニックFの診療日です。

アメリカでは第85回アカデミー賞授賞式がいよいよ始まりましたね。

週末の診療後、デヴィッド・O・ラッセル監督の「世界にひとつのプレイブック」を観てきました。

脚本や監督、ロバート・デ・ニーロはもちろんですが、ジェニファー・ローレンス始め役者さん皆素晴らしかったです。

とはいえ、やっぱり「リンカーン」が強いんでしょうか。

仕事で授賞式は残念ながら観られませんので、結果を楽しみにしたいと思います。

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先週は女性誌の取材が沢山ありました。

中でも多かったのが顔のシミに対するレーザー光治療についての取材。

欧米人にとって大人になってからのシミ、すなわち「ブラウンスポット」は、バカンスに行くことが出来る階級に自分がいるという富裕層の現れでもあり、好意的に理解されることもままあります。

従って、レーザー治療もシミに対しての適応よりも、リサーフェシングやリフティングなど、肌のテクスチャーや形態的な老化に対しての印象が強いのです。

特にこの10年の間レーザー医学は飛躍的に進歩し、肌質を入れ替える治療機器も沢山開発されましたので、その後押しもあるのでしょう。

僕の大学の同級生は、出身が医学部ということもあり全員医師になっていますが、「レーザー治療専門に治療をしている」というと、未だに「シミ取り病院?」という質問が返ってきます。

日本人の場合は、一般の人よりも知識があるはずの医師でさえ、レーザ治療はシミ取りのためのものだと思っているわけです。10年以上前に開発された機器の話ですよね。

一方、シミを気にする文化は、穢れのない無垢なものを好む日本人の文化・感性に即していると思います。

欧米人に取ってのブラウンスポットも、日本人に取っては「シミ」 つまりは 「染み」として判断されてしまうのです。

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ちなみにシミには病理的には10種類以上の病名がついています。

表皮より隆起するもの、表皮にとどまるもの、真皮にあり表皮に透けて見えるもの、肝斑の様にホルモンの影響によってその濃さに定期的な周期を持つもの。

ちなみに取材の際に、クリニックFに常時置いてある、シミに対する治療機器を並べて写真を撮ってみましたが、こちらも10台以上の機器がありました。

これらの機種の中から患者さんのシミに合わせたものを選んでいるわけです。

○表皮が盛り上がる老人性色素班に対しては

CO2レーザー CO2フラクショナルレーザー(スキャナ機能付き)

○表皮内にとどまる色素性疾患に関しては

一部のIPL(光治療器 フォトフェイシャル) 低出力QスイッチNd:YAGやQスイッチアレキサンドライトによるレーザートーニング

○真皮内にとどまる色素生疾患に関しては

KTP(532nm) ルビー(694nm) アレキサンドライト(755nm) Nd:YAG(1064nm) の波長の高出力Qスイッチレーザー 

○肝斑のようなホルモン依存の色素生疾患

レーザートーニング ツリウムグラス(1927nm)のフラクショナルレーザー

などが選択肢となります。

IPL(光治療器 フォトフェイシャル)について良く誤解があるのは、これをシミ取りの機器だと思って使用している人が多いこと。

、ロックス・アンダソンによる「選択的光熱融解理論」の論文を読むとよくわかりますが、メラニン色素を破壊するには、適切な波長とパワーを選択し、さらにナノ秒単位の照射幅で照射できる機器が必要です。

一部の機種をのぞいて、ほぼすべてのIPL機器は、ナノ秒単位で照射できる機器ではありませんので、メラニン色素を破壊するほどパルス幅が短いものはありません。

加齢によって、肌の入れ替え能力(ターンオーバー)が落ちます。

IPLを利用すると、肌のターンオーバーが上がりますので、「肌のくすみ」や「肌の透明感の低下」の治療は非常に有効です。

IPL照射はシミを破壊しているのではなく、表皮にあるメラニンを押し出しているのです。

トレチノインやケミカルピーリングを利用して肌のターンオーバーを上げることを考える医師も多いですが、基本的には物理(機器)の力を利用するか、化学(薬品)の力を利用するかという点の違いなのですよね。

トレチノインを利用すると、肌の赤みがどうしても気になりますので、僕は肌に進達した照射エネルギーを計算できる物理(機器)を使った方が好きなのですが、この辺りは医師にも患者さんにも好みがあるでしょうね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先日滞在したサンフランシスコの話に戻ります。

フォトニクスウエストについて。

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学会も後半になり、展示場も、生物医学を対象としたBiOSの展示が終わり、Photonics WESTの展示に変わります。

展示は、より光学的な内容です。

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相変わらず参加人数も多いです。

会場内の様子をご覧ください。

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展示内容も、医師向けというよりはレーザー機器メーカー向けのもの。

米国の有名レーザー機器メーカーでも、レーザーの中心部はOEMしている場合が多いのですが、こうした中身の構造を観ることが出来たのは魅力でしたね。

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このれらのダイオードレーザーは、国内にも多く輸入されているダイオードレーザー脱毛器の中心です。

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こちらは、引き続き、発表演題のセッションの写真です。

こちらはピコ秒のレーザー機器についてのセッションでしたが、この通り立ち見が出て中に入れないような状態。

興味があることは皆一緒なのですね。

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こちらはポスター発表の会場。

沢山のポスターが貼り出され、著者が目の前にいるため、すぐにディスカッションが進みます。

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興味深いものばかりで、時間がいくらあっても足りません。

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2013年2月23日 (土)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑭ フェリーに乗ってサンフランシスコへ Super Bowl 2013

ナパバレーのトレインステーションからVallejoのフェリーターミナルまで送迎が出ます。

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フェリーターミナルはカモメが多く飛ぶ、のどかなところでした。

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フェリーに乗り込み、クルージングしたのは、丁度夕日が沈む時間でした。

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この日は、■2013年2月 サンフランシスコ出張③ のブログにも書いた通り、スーパーボウルのサンフランシスコ49ersとボルチモア•レイブンズが戦っていた時間帯でした。

さすがに乗船客も少なかったです。

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サンフランシスコベイが素晴らしくきれいに観えましたよ。

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さて、フェリーターミナルに着くと、ホテルまでの間にほとんど誰もいないのでびっくり。

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夜の7時前だったにもかかわらず、人の気配がほとんどありません。 

この日この試合がどれだけ楽しみにされていたか、改めて実感しました。

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結果は49ersの惜敗でしたが、貴重な体験ができましたよ。

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■2013年2月 サンフランシスコ出張⑬ ナパヴァレー DOMAINE CHANDONツアー The World's Most Influential Painters...and the Artists They Inspired

おはようございます。

今日2月23日(土)はクリニックFの診療日です。

東京は日差しが温かく、とても気持ちの良い朝です。

でもやっぱり寒いですね。

2月最後の土曜日だけあって、今日は外来が混雑しています。集中力を切らさずに、診療と施術をしてゆこうと思います。

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こちらは先日米国で購入した本です。

「The World's Most Influential Painters...and the Artists They Inspired: The Stories and Hidden Connections Between Great Works of Western Art」

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著名な西洋画家の画風が、誰の作風に影響を受け、画家によって残された絵が誰に影響を与えていったかを書いた画集です。これは興味深いですね。

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クリニックF待ち合いの書棚に加えておきます。

さて、今日もサンフランシスコブログの続きです。

マイアミ出張の前にこの出張記を終わらせなくては。

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ナパトレインにはいくつかのオプショナルツアーがあるのですが、僕はスパークリングワインで有名な、DOMAINE CHANDONツアーに参加しました。

名前の「CHANDON」から窺い知れるように、フランス・モエ・エ・シャンドン社が手掛けるワイナリーです。

ここカリフォルニアと、アルゼンチン、ブラジル、オーストラリアに、シャンドン社のブランチはあると聞いていますが、他の国でワイナリーを巡る機会にはまだ恵まれていません。

いつか行けたらいいですね。

さて、トレインで終着駅に着き、引き返す途中。このツアーに参加する人は、列車を降りるように言われます。

待っていたのがこちらの車。

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DOMAINE CHANDONのワイナリーまで送迎してくれるのです。

トレインの旅に比べて、車で走ると情緒もなく、あっという間に着いてしまいます。Img_1642

DOMAINE CHANDONは有名ですので、以前にも来たことがあります。

この通り庭があって、とても綺麗なところです。

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併設されたレストランは、全米でもトップ100に選ばれているそうです。Img_1640

前に来た時は、こちらで食事をいただきました。

そんな中でワイナリーツアーが開始されます。

テイスティングルームで、それぞれ新しいスパークリングワインの栓が開けられ、違った味のワインが振る舞われます。

引率してくれたのがこちらのガイドさん。

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日本から来たと言ったら、CHANDONの名前は日本では有名なので嬉しいと言っていました。

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若いもの(左)から熟成させたスパークリングワイン(右)がずらりと並んでいます。

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明るいところで飲むスパークリングワインは格別ですね。

迎えの車が来る間、庭を散策しましたが、春の訪れを感じさせる風景もありましたよ。

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サンフランシスコまでの帰り道は、フェリーです。

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2013年2月22日 (金)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑫ ウルセラ副社長 NapaTrain DOMAINE CHANDON

おはようございます。

今日は2月22日(金)。クリニックFの診療日です。

昨日は木曜日で休診日を頂き、新たに発表する新しいバイオメディカルについて英論文の情報理論整理などに一日を費やしました。

来週後半からは、マイアミ出張が入っています。米国皮膚科学会AADが開催されるのです。

東京での外来は27日水曜日の夜まで。再開は3月8日からとなります。

出張まで早くも一週間を切ってしまいましたが、何かお急ぎの御用命ある方は来週水曜日までにご連絡くださいね。

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一昨日は、海外のレーザー美容関連企業の訪問が3つありました。

その内の一組が、アリゾナ州フェニックスに本社がある「UltheraTM System」を販売するウルセラ社。

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グローバルセールスの副社長James Atkinson と アジアパシフィックディレクターのWolfgang Kramerが立ち寄ってくれたのです。

クリニックFでは昨年導入した機器ですが、米国ではリフトアップ効果により眉毛の位置を上げることで、FDA(米国厚生労働局)の認可がとれた機器です。

がん治療などにも使用される「HIFU(高密度焦点式超音波療法)」を利用したこの機器。最近では、特に下顎のゆるみや、法令線などのリフティングへの有効性も認識されてきました。

ウルセラについては4年近く前から注目していました。どのタイミングでクリニックに導入すべきかということをだいぶ考えました。

技術的にさらにもう一段の進化があるのではないかという点含め動向に注目してきましたが、いよいよFDAの認可も下り、機器の安定性も確認され、昨年になって友人の信頼できる米国医師達も続々と導入、効果を絶賛していることから、クリニックFでも導入に踏み切りました。

とはいえ、実際に機器を利用して治療をしていけばいくほど、いくつか疑問点や話したいことも出てきますので、こうして自分が日々の治療を行っている現場で本社の方々と打ち合わせが出来るのはありがたいですね。

時折ジョークも混ざりながら、楽しくディスカッションします。

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今回いくつか検討課題とした点については、来週の米国皮膚科学会で再度ディスカッションしようと言うことになりました。

出張の楽しみがまた一つ増えました。

さて、今日も「新国際学会周遊記」は、今月滞在したサンフランシスコについてのお話です。

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BiOSの展示が終わり、Photonics WESTの展示が開くまで、日曜日に1日予備日がありました。

この日を使って、以前より乗ってみたかったNapatrain ナパトレインに乗ってみました。

カルフォルニアのワイン産地であるナパには今までも何度か行ったことはありますが、レンタカーで行ってしまうとワインが飲めません。

今回は一人での訪問だったので、列車に乗って好きなワインを飲んでみようと思ったのです。

ナパトレイン始発駅までは、サンフランシスコ・フェリーターミナルから、行きにバスを使い、帰りにフェリーに乗るルート(平日は反対)でサンフランシスコベイをわたるツアーがあります。

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朝8時にホテル目の前のフェリーターミナルへ。

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ターミナル左手に、BAYLINK行きのバス乗り場がすぐに見つかりました。

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周りには、日曜日の朝を楽しそうに過ごす人たちが沢山いました。Img_1539

サンフランシスコの名所であるコイトタワーも見えますね。

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バスに揺られ、ナパトレインの始発駅まで約1時間ぐらいでしょうか。

始発駅の待合につきました。

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ここからナパバレーを時速30kmぐらいでゆっくりと横断するのです。

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片道行程1時間ぐらいでしょうか?

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中には食堂車があり、ワインを楽しみながら料理に舌鼓を打ちます。

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黄色い菜の花(マスタード)が車窓一杯に広がります。

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今年も春の訪れ間近ですね。

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時々見ることができる、ワイナリーの建物。

以前に行った場所もあり、よく覚えています。

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こちらはオーパスワンですね。

昼食後は、デザートのために、別の車両に移ります。

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途中、調理車両を通りましたが、本当に車両の中で調理をしているのです。

デザートの席はこのように車窓が楽しめるようになっています。

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僕はスパークリングワインで有名なDOMAINE CHANDONのツアーに参加しました。

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2013年2月20日 (水)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑪ クリニックFの診療方針 サンフランシスコの夜明け BENTO

おはようございます。

今日は2月20日。クリニックFの診療日です。

昨日のブログを上げたところ、匿名の方からこんなご質問をいただきました。

「クリニックFでレーザー施術を受けたいと思っています。しかし、先生の海外出張による休診日が多すぎて、思うように予約が取れないのではないかと心配です。」

ご指摘ごもっともだと思います。

これは一度クリニックにお越しいただくと「なるほど」と仕組みをご理解頂けるのですが、たぶんご心配には及ばず、あまりご迷惑おかけせずにご対応させていただけるかと思います。

このブログをいつも読んで下さっている方はもうご存知かと思いますが、実際に僕の出張は月に7日前後。

月に3週間以上は主に都心におりますし、遠方に出ていたとしても日帰りか一泊で帰京できるような国内にいます。

リアルタイムではなく、少し前に出張した時の話を数日から数週間遅れてブログに上げることも多いのです。

その点わかりづらく、ご不安を抱かせていましたら申し訳ありません。

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素人が書く文章ですので、決して上手なものではありませんが、それでも40を過ぎた大人が書くわけですから、それがブログであっても、責任を持ち、ある程度書く目的と読者を想定するべきではと思っています。

ちょっとユニークなスタイルのこのクリニックは、通ってくださる患者さんやご支援くださる方々、指導してくださる諸先輩方の存在抜きには維持することができなかったと思います。

そうした方々に向けて、まず自分がどういった思いでクリニック運営に携わっているのかということ、レーザー医療の未来に対しどういったヴィジョンを持っているのかということ。

また、こうした方々に支えられ学ぶ機会を得たり、海外の学会で発表する機会を頂いたりしていますので、そうした場で何が起きどういった動きがあるのかということも、記録と報告を兼ねて、できるだけリアルタイムでシェアしていけたら、とも思っています。

小さな出来事が、のちの歴史になっていきますからね。いずれレーザー医療の歴史を振り返るときに、何かの記録や資料になっていたらいいな、とも考えます。後輩たちにとっても。

そして、以前のブログにも書きましたが、日本の医師は本当に忙しく、時間に追われています。僕のブログは同業者の方も読んでくださっていると聞きますが、そうした方々に何か役に立つ情報がすこしでもあればという気持ちもあります。

海外に行くと、日本の医師の優秀さを改めて実感しつつ、それなのになぜ不遇な目に遭うこともことも多いのか? と日本の医療政策について考えることもしばしばです。

しかしながらたぶん日本の医師を取り巻く現状は、忙しすぎてこうしたことをゆっくり考え、未来を根本から組立てる時間すらない、という側面もあることでしょう。

僕がブログに書いていることは、まだまだ未熟な部分も多いですが、世界的な視点で見た時のこれからの日本人ドクターのあり方ということも一緒に考えていけたらな、とも思っています。

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一方で、クリニックFにいらっしゃる患者さんは、定期的にレーザーを照射することによって、肌の若々しさを保ち、メンテナンスすることに価値を感じていらっしゃる方ばかりです。

こうした患者さんに対し、自分が留守中に海外でどんなことを体験し、学んでいるかということを理解してほしいという気持ちはやっぱりあります。

驚くのは、患者さんがどんどんレーザーや学会について詳しくなっていくこと。

一緒に成長してくださるのですね。

すでに患者さんが医師やクリニックを選ぶ時代になりつつあることを、皆が感じているかと思います。

特にクリニックFのような「病気の治療を行わない」病院は、患者さんに特別なニーズがあり、医師や場所、スタッフや内容との相性が合って初めて治療をスタートすることができます。

ブログを通じて出逢いに恵まれた方もたくさんいますので、これからもできるだけ続けていきたいと思っていますが、もし何か疑問を感じたりされたら、いつでも別途お問い合わせください。

僕も、すこしでも良い記事が書けるよう、今後も頑張っていきたいと思います。

さて、今日もサンフランシスコブログの続きに入ります。

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サンフランシスコ・バレエを観劇した翌日。

目覚めてみると、サンフランシスコベイで朝日が上がるところでした。

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朝日を見ると、なんだか得をした気持ちになりますね(笑)。

この日も学会会場に向かいます。

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前日の初日に比べると、人も増えてきたような気がします。

僕が嬉しかったのは、このサンフランシスコ最大のコンベンションセンターのモスコーニの近くに、日本料理屋さんができたこと。

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お弁当(BENTO)を頼むと、こんな料理が出てくるのですよ。

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会期間中、二日おきに通ってしまいました。

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こちら三楽(SANRAKU)の前は、区画整理が入り、きれいな公園になりました。

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ちょうど学会会場の旗が見えますよね。

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お昼時になると近くの保育園でしょうか?

沢山の園児が先生に引率されてやってきます。

みな列を作っているのですが、広場を見て走り回りたくてうずうずしているのは手に取るようにわかります。

解散の指示が出ると、野原目指して、子供たちがぱっと拡がってゆくのです。

かわいらしいですね。

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こちら都会のオアシスのようでとても良かったですよ。

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2013年2月19日 (火)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑩ 医師のためのレーザー治療トレーニング教育機関 サンフランシスコバレエ In the Night

おはようございます。

今日は2月19日火曜日。クリニックFの診療日です。

朝から雪がちらつく寒い東京となりました。交通機関などに影響が出ないといいですね。

昨晩は、ロサンジェルスから一時帰国されたドクターが、クリニックFの見学にお越しくださいました。

現在ロサンジェルスで研究職をされていて、この春に日本でご開業予定とのことで、見学の後はそのまま会食となりました。

先生は米国で最新のレーザー治療を経験し、その後アリゾナ州スコッツデールで医療従事者向けのトレーニングコースに参加され、レーザー治療の楽しさに目覚めたのだそうです。

アリゾナ州は全米でも10本の指に入る、クオリティの高いスパやメディカルスパがいくつも存在し、さらにレーザー照射に医師免許が必要ありません。

トレーニングコースでは、レーザーの理論講義を受けた直後に実践に入るとのことで、実際にボランティアのクライアントに対して施術のトレーニングを受けるそうです。

日本では、医療従事者に対する最新医療機器を使用した講習会はあまりありません。

これは三つの理由によります。

○第一の理由は、米国で発売されている最新レーザー光治療器の日本での認可が非常に遅いという、デバイスラグの問題を抱えているためです。

つまり日本では、大学病院のような公的機関で、最新のレーザー機器を並べて研修することが出来ないのです。

一部の医師は、医師免許を使用して個人輸入という形で機器をクリニックに導入し、実際に診療に使用しますが、最新治療機器の治療方法や理論を学ぶ場が学会参加以外には無いのが現状です。

しかも、学会で体験できるといっても休診日を利用した、数時間の講義と講習で精一杯。なかなか実践トレーニングには至りません。

○第二の理由は、英語です。

アジア諸国では母国語での医療の教科書が無い教科も多いですので、英語で医療を学ぶ環境が出来ていますが、日本の場合は、幸か不幸か日本語による医学の教科書が沢山ありますので、母国語で医学を学ぶことができる環境が当たり前となっています。

一方、レーザー治療のような、英語の中でも専門用語を使うような分野では、日本語による教材に頼ることができません。この業界を専門とする通訳者や翻訳者はもちろん、同時通訳者もほとんどいません。

最新理論が日本語に訳されるのはまれですし、たとえ訳されたとしても何年も先の話ですので、これが逆に知識習得のハードルになってしまうのです。

○第三の理由は、そもそも通常日本で仕事をする医師が、診療を1週間以上休んでレーザートレーニングに行くような環境が無いということ。

やはり諸外国に比べて、日本の医師は忙しすぎます。

クリニックFでも、保険診療をなくし、完全予約制という体制にして初めて海外学会への連続渡航が可能になりましたが、思い返せばこれは日々刻々と進化するレーザー医療技術を専門とする医師として、最新知識を得るための苦肉の策でした。

毎日開業したほうが、クリニックの経営が安定するのは明白です。

クリニックのFは2007年の立ち上げ初期から、あえて外来枠を月に10日前後閉めて、その期間を自分の勉強と「情報・技術の買い付け」に充てることで、日本では独特のクリニック運営スタイルを築くというテーマの下、スタートしました。

今でこそ慣れましたし、だいぶ安定してきましたが、最初は本当に勇気のいる選択でした。日々の中ではくじけそうになったこともあります。これからもきっと立ち止まり、思案することはあるでしょう。

それでも、敢えてトライしてみたことは、良かったと思っています。

日本でも、開業医の先生がレーザーのような最新治療技術を学び経験を積むためには、1年に一度ぐらいは1~2週間単位で休診をとり、新たな技術の習得が出来るような労働環境、教育環境を整えてゆく必要があるのでしょうね。

さて、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、ブログ「新国際学会周遊記」は、サンフランシスコでの滞在記第10話。

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サンフランシスコは全米でも文化度が高い地域として有名ですが、特にサンフランシスコ交響楽団とサンフランシスコバレエは世界に名前が知れています。

発表が終わった夜に、自分のご褒美としてサンフランシスコバレエのチケットを取っていたのです。

交響楽団とバレエ団が本拠とする二つのホールは、市庁舎の西側に、横並びに並んでいます。

1980年に完成したデービス・シンフォニーホール(Louise M. Davies Symphony Hall)。

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そして、バレエが開催されるオペラハウス。

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どちらもファサードの夜景が素敵です。

オペラハウスに入ると、大きなホールがあります。

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パリオペラ座を模したのだそうです。

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小振りなホールの作りは、どの席からもバレエやオペラを鑑賞できる様に出来ていて、非常に合理的だと思いました。

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この日の題目は、

Suite en Blanc

In the Night

Borderlands

の3つ。

このうちIn the Nightはフレデリック・ショパンの曲のピアノ演奏にバレエが加わったもの。

動画をYOUTUBEで見つけました。

同じ題目をパリでも観たことがあるのですが、生のピアノの演奏と美しいバレエを楽しめるので、非常に楽しませてもらいました。

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幕間での赤ワインが美味しかったですね。

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帰り道にライトアップされた市庁舎を見ながら。

学会発表が終わり、美しいものを鑑賞した後の、軽い高揚感と幸せな気分にひたりながら会場を後にしました。

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2013年2月18日 (月)

イタリアDEKA社の招待講演 2013年日本皮膚科学会東京支部学術大会 マドンナアイリフト

おはようございます。

今日2月18日(月)はクリニックFの診療日です。

昨日の日曜日は、日本皮膚科学会東京支部学術大会において、併設セミナーの招待講演をする機会をいただき、新宿の京王プラザホテルに行ってきました。

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この学会は、日本で開催される中では日本皮膚科学会の総会に次ぐ、2番目に大きな皮膚科学会とも言えます。

僕はこの数年、工学部の研究や、レーザー医療の海外学会ばかりに顔を出していて、日本の大きな学会に顔を出すことはあまり無かったのです。

不思議なことに、日米の学会は同じような日程で開催されるのですよね。一方に参加するともう一方をあきらめざるを得ない、ということがしばしば起きてしまうのです。

母国語で学会情報を得られるというのは、とても貴重ですので、今回は時間が許す限り、講演やランチョンセミナーも聞かせていただきました。

とても勉強になりましたよ。

僕の講演内容は、マドンナリフトおよび、フラクショナルレーザー機器およびRF機器についての総論。

共演者に実川久美子先生(実川皮フ科クリニック)と林原伸治先生(林原クリニック)という二人の優れた臨床家がいらっしゃったので、僕はもっぱらフラクショナルレーザー機器とRF機器について、それらの機器の進化および各社の機器間の性能の違いについての総論に徹した内容としました。

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2004年より数多くデビューしたフラクショナルレーザー機器ですが、そろそろ機器間の特性の違いを明確にした発表も増えてきました。

水への吸収率が違うために、波長によって特性が違うのは当たり前ですが、同じCO2レーザー機器でも各社が内蔵しているCO2レーザー信管の性能やスキャナの構造によって全く違った照射野になります。

レーザー専門クリニックであれば、今後は、いくつかのフラクショナルレーザー機器を所有し、使い分ける治療が必要になるといえるでしょう。

DEKA社のスマートサイドドットのパルス波形は、他社のCO2フラクショナルレーザー機器よりも「強い収縮力を持つ」という特性を持ちますので、それを生かしたマドンナアイリフト(眼瞼挙上)や、マドンナリフト(全顔の肌の入れ替え)は、費用対効果も高く、効果的な治療法だと思います。

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講演の後は、実際に機器を使用してのデモンストレーション。

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目元周りのレーザー治療上の照射のコツや、推奨パラメーターなどにも言及させていただきました。

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会場は42階。

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窓から見える東京の景色は絶景でした。

こうした機会を与えていただき、関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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2013年2月16日 (土)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑨ BiOS EXPO Biophotonics Exhibition

おはようございます。

今日は2月16日土曜日。クリニックFの診療日です。

今日~明日と新宿・京王プラザで開催される日本皮膚科学会東京支部会の講演に向けて目下準備中。

僕の講演枠は明日なのです。

今日の夜には学会会場で関係者による会食の予定もあります。

少々緊張しますが・・・頑張ってきたいと思います。

さて、ブログは引き続き、今月上旬にサンフランシスコで開催された工学系レーザー学会SPIEの話です。

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SPIE Photonics Westの開催期間前半に、「BiOS」という生物光学系の展示会があります。

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モスコーニセンター展示場の約半分を利用して行う展示会。

レーザー機器を医療利用や生物利用する工学機器メーカーのための展示です。

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学会口演の休み時間には、この会場を歩きますが、なかなか興味深いものがいくつもありました。

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学会会場内でお会いしたのが、米国のレーザー企業Spectra-Physics K.K.に勤める高橋さん。

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実はビジネススクールの一期後輩にあたる方で、MBAホルダーです。

昨年開催された同窓会でお会いして以来でしたが、Facebookで同じ学会に参加することを知り、この学会でお会いすることにしたのです。

レーザー工学界では大先輩にあたる方で、いろいろ業界のことを教えていただきました。

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夜にはこの学会の「HOT TOPIC」と呼ばれる講演会に参加しました。

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この学会で最も大きな講演用の部屋で開催された部会。

ここ一年の新たな技術進化についてのトピックを最先端技術者に語ってもらうというもの。

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非常に興味深かったです。

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このBiOSを統括するのが、ご存知ハーバード大学のロックス・アンダソン教授と、MITのジェームズ・フジモト教授のお二人。

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フジモト教授はOCTと呼ばれるレーザーによる画像診断の第一人者です。

レーザーの世界では、藤本の名前をすぐに憶えてくれる人が多いな、なぜだろう? と思っていたのですが、前回ボルチモアで開催された工学系レーザー学会のCLEOで、フジモト教授の存在を知り、なるほどと合点がいきました。

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こちら、SPIEの学会誌の索引ですが、僕の名前の上にJAMES FUJIMOTO教授の名前があります。

こんなに著名な研究者と同姓なのは光栄です。

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2013年2月15日 (金)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑧ 「すべてがFになる」 早朝のSPIE学会会場へ

おはようございます。

今日2月15日(金)はクリニックFの診療日です。

昨日、作業の合間の気分転換にふらっと寄った街の本屋で購入した書籍の一つがこちら。

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森博嗣著「すべてがFになる」。

作者は工学博士で1998年に発行された本なのだそうですね。僕は知りませんでした。平積みになった書籍の中でこの不思議なタイトルに惹かれて買ってしまいました。

昨夜から読み始めてみると、理系の人が書いた本ということもあって、ストーリーに挿入されるアネクドートにも共感できる内容が沢山。

まだどうして「すべてがFになる」のかはわかりませんが、診療の合間に読み進めていこうと思います。

今日は通常診療以外に、機器メーカーとの打ち合わせが2件。雑誌の取材が1件。明後日の日本皮膚科学会東京支部での講演内容のプレゼンを作りこみ・・・と、忙しい一日になりそうです。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、引き続きサンフランシスコのお話。

早めにアップしないともう次の出張になってしまいますので、頑張って書きあげますね。

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翌日に控えた学会での発表は朝一番の枠。

まだ暗く、街燈が点っている頃に起きて、学会会場へ向かいます。

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学会会場はモスコー二センター。

3年に一度ここで米国皮膚科学会も開催されますので、よく知った場所です。

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レジストレーションして、「AUTHER」の名札をもらいます。

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早朝の8時前というのに、結構人が集まっていて驚きました。

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こちらが僕の口演枠。

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3人目。

4番目の9時20分からの発表枠に「FUJIMOTO MD, Clinic F」とあります。

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会場での発表シーンを、1番目の演者(女性の研究者でした)に写真を撮ってもらいました。

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工学部のレーザー講演においてポスター発表ではなく、口演で話す機会を与えていただいたのは、本当に貴重な体験でしたね。

台詞はほぼすべて作りこんでゆきました。

質疑応答も、ちょっと訛りのひどい英語で質問をもらった人以外は、まずまずの回答ができたとおもいます。

学会の最初の枠で自分の発表が終わるというのは、本当に気分が楽ですね。

終日リラックスしてほかの口演を聞くことができました。

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2013年2月14日 (木)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑦ BEACH BLANKET BABYLON BLVD. ビーチ・ブランケット・バビロン

おはようございます。

今日は2月14日木曜日。クリニックFは休診日です。

今週末、2月16日17日に京王プラザホテルで開催される第76回日本皮膚科学会東京支部学術大会にて、イタリアDEKA社の炭酸ガスフラクショナルレーザー「スマートサイドドット」を知る!の演者およびデモンストレーターとしてお声掛け頂いています。

今日は休診日を利用して籠り、プレゼンを作り込もうと思っています。

日程が詰まっているとはいえ、久しぶりに日本語で話ができる発表なので、その点だけちょっと気が楽です(笑)。母国語というのは、偉大ですね。

その前に、サンフランシスコのブログを一つ、上げてしまおうと思います。

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サンフランシスコ滞在初日の夜。

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サンフランシスコ・ピラミッドビルの下からコロンブスストリートを登り、サンフランシスコで最も古くから開かれているミュージカル。

「ビーチ・ブランケット・バビロン」を観に行きました。

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初めての開演が1974年ですから、すでに38年。

1万2千回以上の公演がなされたミュージカルで、これはアメリカでも最高回数なのだそうです。

ご存知でしたか?

コロンブスストリートからちょっと奥まったところにある、ビーチ・ブランケット・バビロン・ブルーバードにある、クラブファガジというのがこの劇場です。

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こちらの建物です。

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ちょうど開演の時に到着しましたが、ちょっと見えにくいですが、長い列です。

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これ以上中での写真撮影は禁止だったので写真はありませんが、サンフランシスコを愛する人達が作ったミュージカル。

サンフランシスコの町並みやサンフランシスコが舞台の懐かしい歌などが出て来て、80年代に洋楽で育った僕はそれだけでも気持ちが盛り上がってしまいました。

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物語の主人公は、あの白雪姫です。

「こんなに可愛いらしい私なのに、結婚したい彼がいないの。」

というセリフから物語は始まります。

彼女は理想の男性を求めて世界中を旅するのです。

ロンドン、パリ、そしてアフリカ、アジアへ。

白雪姫は、数年前の舞台では東京にも旅して来たのですが、今回のバージョンは「カンナムスタイル」に変わっていました。

ちょっと残念でしたね。

体が3頭身ぐらいになってしまう、もの凄く大きなかぶり物をかぶって歌手が出てくるのがこの舞台の特徴。

ヒラリークリントン、オバマ大統領、ミッシェル夫人、エルビスプレスリー、マイケルジャクソンなどが要所要所で登場し、舞台を楽しませてくれます。

アメリカの時事ネタや政治ネタのジョークを入れながら物語は続くのですが、これがおかしくて笑いが止まらないのです。

笑いは免疫細胞の活性を上げる、万病の薬。

僕は一人で観に行ったのですが、同じテーブルの周りの人たちと笑い転げてしまいましたよ。

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帰りには中華街の近くでサラダ一杯のチキン料理を食べて帰ってきました。

食べたものは、赤ワインとこちら。

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ホテルへの夜道を歩いていたら、ジャガーXJ–Sが停まっていました。

いつか乗ってみたいもと憧れていた車なのですが、なんと僕の尊敬するT田先生の愛車がこのXJ-Sだったのです。

お聞きした時は驚きました。

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本当に美しいフォルムですね。

さて、いよいよ翌日は発表です。発表に備えなければなりません。

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2013年2月13日 (水)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑥ University of California, Berkeley UCバークレーへ

今回の滞在先は、サンフランシスコのフィナンシャルディストリクトにありました。

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ここからBART バートに乗り、サンフランシスコ・ベイを超え、約30分。

バークレーに着きます。

地上に上がると、この通り、落ち着いた街並みです。

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BARTのバークレー駅からUC(University of California)バークレーまで5分ぐらい。

ご存知の方も多いかと思いますが、カルフォルニア大学は、アメリカ合衆国の州立大学です。

別系統の大学として、カルフォルニア州立大学というのもあるのですが、ここでは触れないでおきますね。

○バークレー

○ロサンゼルス

○サンディエゴ

○デービス

○サンタクルーズ

○サンタバーバラ

○アーバイン

○リバーサイド

○マーセド

○サンフランシスコ

・・・と、カルフォルニアに10あるキャンパスのうち、バークレーはその旗艦校ということになります。

医学系の学部にいた時には、UCLAや、医学系専門大学院のあるUCSF、同じカルフォルニア州のスタンフォード大学の動向をチェックすることが多かったのですが、僕自身が工学部にも所属する様になって、MIT (Massachusetts Institute of Technology) や CIT (California Institute of Technology)に並んで、UCバークレーの名前のついた論文を、良く読む様になりました。

論文が書かれた場所の文化環境に触れてみたいと思ったんですよね。

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森や広場のある落ち着いた大学内キャンパスで、学生が楽しそうにしていたのが印象深かったです。

バークレーには、セイザータワーという大きな塔がありますので、全貌をつかむためにまずこちらに登ってみました。

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2ドル払ってエレベーターで昇ります。

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学内の施設もよく見えましたが、遠くかなたにはサンフランシスコベイや、ゴールデンゲートブリッジを見渡すことができました。

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こちらはUCBのマスコットであるゴールデンベア入りのTシャツ。

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ショップにはたくさんのグッズが並んでいましたよ。

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2013年2月12日 (火)

■2013年2月 サンフランシスコ出張⑤ サンフランシスコの朝 フェリービルディング・マーケットプレイス

おはようございます。

連休明けの今日2月12日(火)はクリニックFの診療日です。

先週サンフランシスコから帰国して慌ただしく過ごしていますが、みなさんいかがお過ごしですか?

寒さと乾燥はまだもう少し続くようですね。加えてそこに花粉症到来の気配も感じる今日この頃。皮膚にとっても過酷な季節の訪れです。

どうか早めの対処をしてくださいね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、サンフランシスコ出張記をお届けします。

「まだ去年の末~新年のアメリカ出張報告が終わっていないんじゃないか?」

という厳しいスタッフからの指摘もありますが(苦笑)、まずはこちらから。

サンフランシスコに到着した朝の様子です。

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日本時間で起きてしまうと、現地時間早朝に目が覚めます。

こちらの時差になれるために、街を歩いてみることに。

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朝の風がひんやりと気持ちいいです。

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フェリーターミナルに足を進めます。

以前この場所はフェリー乗り場としての機能以外何もない場所だったのですが、2003年に商業施設が建設されて、「フェリービルディング・マーケットプレイス」として生まれ変わり、サンフランシスコベイエリアの有名店が軒を連ねる場所となりました。

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朝早かったのですが、少しずつ人が集まってきます。

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キノコや新鮮な野菜、さらにシーフードが並ぶ様は、歩いていて楽しかったですよ。

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僕はこちらのお店でクラムチャウダーとサバサンドを買い、こんな景色を見ながら朝食でした。

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清々しい気持ちになりますね。

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その後、ユニオンスクエアに足を延ばします。

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この広場は、サンフランシスコの中心ですよね。

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皆が陽光を楽しんでいます。

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学会よりも一日早く入りましたので、この日は演題をまとめ、さらに以前より行きたかったUCバークレーに足を延ばしました。

バート(BART Bay Area Rapid Transit)を使うと30分で到着します。

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2013年2月 9日 (土)

今日はジャズ。サンフランシスコの写真を少しアップします

おはようございます。

今日は2月9日。クリニックFの診療日です。

クリニックFのBGMはいつもクラシックなのですが、今日は珍しくJAZZにしてみました。

気分が変わっていいかもしれません。

朝から診療や施術でバタバタしていて、ブログを書く時間がありませんでしたので、サンフランシスコの写真を少しアップしますね。

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2013年2月 8日 (金)

診療再開。でもシミが・・・

おはようございます。

昨晩遅くサンフランシスコより帰国しました。

今日は2月8日(金)。クリニックFの診療を再開します。

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サンフランシスコ滞在中に半日時間が空いた日があり、ナパヴァレーまで出かけてきました。

だいぶ歩いたせいでしょうか。今朝クリニックに出勤すると、スタッフから

「・・・焼けましたね! シミが出来ていますよ。」

との指摘が・・・。

確かに両頬共にうっすらと無数のシミを確認できます。

慌てて診療前にビタミン導入を取り急ぎすることにしました。

患者さんがお越しになる時間まで、あと30分。

改めて今日からまたよろしくお願いいたします!

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2013年2月 7日 (木)

■2013年2月 サンフランシスコ出張④ SPIE Photonics West 2013 帰国です

一週間のサンフランシスコ滞在。

国際レーザー学会SPIE Photonics West 2013での口演発表

サンフランシスコバレエの観劇

デヤング美術館でのフェルメールの真珠の耳飾りの少女との再会

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パロアルトのレーザーメーカー•サイトン社本社の訪問

など、盛りだくさんだった出張が終わりました。

現在、サンフランシスコ国際空港。これから帰国です。

学会でのご縁を下さった皆様、出張中ご迷惑をおかけした関係者の方々に感謝いたします。

おかげさまで今回も多くの事を学び、経験し、明日からの診療に繋げる技術と知識を得る事が出来たと思います。

明日2月8日金曜日よりクリニックFの診療を再開いたします。

またよろしくお願いいたします。

次回の海外出張は、今月末。

2月28日よりの米国マイアミの米国皮膚科学会(AAD)となります。

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2013年2月 6日 (水)

■2013年2月 サンフランシスコ出張③ SPIE Photonics West 2013 第47回スーパーボウル

おはようございます。

今日も引き続き、米国サンフランシスコにて、レーザー学会に参加しています。

昨晩は、第47回スーパーボウルでした。

ここで言及するまでもなく、アメリカンフットボールはアメリカで最も人気のあるスポーツのひとつ。

その頂上を決める決戦です。

豪華なハーフタイムショウや、50万円、いや100万円近くまで高騰する観戦チケットはし、テレビの視聴率も格段に高いことで知られていますよね。

今年のスーパーボウルの対戦カードは、偶然にもサンフランシスコ49ersとボルチモア•レイブンズ。

僕が過去に発表したPhotonics West(サンフランシスコ) とCLEO(ボルチモア) という2大工学系レーザー学会の開催地と重なります。

どちらも良く知る都市ですが、やはり現在の滞在地のサンフランシスコに勝ってもらい、歴史的瞬間を現地で体感してみたいな、と思っていました。542701_10200617106978553_78573993_n

サンフランシスコは良いところまで追い上げたのですが、残念ながら惜敗。

この日サンフランシスコは本当に盛り上がっており、テレビ中継の時間には街にほとんど人がいませんでした。

勝っても負けても街には出ない方がいいとアドバイスされました。

きっと全米どこでも同じような光景が見られているのでしょうね。

試合終了時、ホテルの部屋にいたにも関わらず、悲鳴ともため息とも分からない声が聞こえましたよ。残念でした。

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僕はと言えば、引き続きSIPE工学系レーザー学会に出席しています。

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こちら、僕の初日の口演発表枠です。

小さいですが、9時20分の枠に、僕の名前が見えますか?

今日は一日口演をきいた後、posterセッションのディスカッションに参加しました。

この学会では僕の発表した口演枠と比較して、5倍以上のポスター発表枠がありました。

研究者がポスターの目の前に立ち、真剣に発表しますが、どの研究も一見どころか熟読に値するもの。

レーザーを使用したOCT(レーザーエコー画像診断器)。

パルス幅がフェムト秒、ピコ秒単位のレーザー照射機器。

またレーザー光による、免疫システムへの影響を調べた実験。

ガン細胞に集積される特殊な染料を利用して、より確実にがん組織を破壊する研究。

皮下の線維芽細胞や水分含有量や様子を光を使って測定する技術。

今までも注目してきた研究成果が、より進んでいることを実際に肌で感じます。

やはり世界のレーザー研究は日進月歩で進んでいます。

これらの新しい研究成果が日本語に訳されて教科書に載るのは遥か先の話でしょう。

そしてレーザー医療機器に対する研究予算が違いますね。

日本では国も企業もここまで予算を出す事が出来ないと思います。

つまり、どんなに優秀な研究者が集まり、日々たゆまぬ努力を重ねても、同じ土俵で戦っては、研究として日の目を見る機会に恵まれづらい。違う視点を持たないといけないのですよね。

改めて色々と考えさせられました。

そして僕自身も、予算に負けないクリエイティブな研究を心がけ、これからも頑張ろうと、決意を新たにしました。

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2013年2月 3日 (日)

■2013年2月 サンフランシスコ出張②SPIE Photonics West 2013 BiOS 口演発表 無事に終わりました

米国はサンフランシスコに出張して2日目。

僕は、アメリカ時刻の2013年2月2日から現地で開催されているSPIE Photonics Westに参加しています。

この学会は、一昨年前に発表する機会を頂いたボルチモアのCLEOと並んで、世界最大の工学系レーザー学会です。

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僕の口演時間は、2月2日朝8時、プログラムの開始と同時に始まったTherapeutics and Diagnostics BiOS(Biomedical Options)の3人目。

早々に発表者と書かれた名札をもらい、緊張の中、なんとか約20分の口演を終え、ほっと一安心しました。

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多くの質問が出ましたが、一人ひどいロシアなまりの英語で質問されて質問の内容がよくわからず、チェアマンに助けて頂いた事を除いて、無難に答えることができ、もちろん今後を考える上で細かい反省点などはあるものの、今の段階で出来ることをすべて出し切ることができたと、自分なりに満足度の高い発表になりました。

その後1日この学会の口演発表を聞いていたのですが、いつも出席する医学系のレーザー医学会とは比較にならないぐらい工学的に高度な発表や質問が多く出て、知的好奇心が非常に満たされました。次の研究のヒントも沢山頂きました。

そして、よくもこの若輩者の自分に、この学会で口演発表させていただく機会を与えられたものだと、改めて関係者の方々に感謝の気持ちで一杯になりました。

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こちら、学会最初のコーヒーブレイク。

漲る活気が分かって頂けると思います。

サンフランシスコでは、米国レーザー医学会で良く会うレーザー会社の研究職の工学博士や、ビジネススクールで一期後輩にあたる米国のレーザー会社に勤める方(でもレーザー工学学会では大先輩なのですが)とも偶然再会することが出来て、非常に嬉しく、充実しました。

夜には、自分へのご褒美にとっておいたサンフランシスコバレエの公演チケットを持って、サンフランシスコオペラ劇場に向かいましたが、こちらも素晴らしい公演でした。

あと3日間学会で勉強させて頂いて、7日に帰国します。

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2013年2月 1日 (金)

■2013年2月 サンフランシスコ出張➀SPIE Photonics West 2013 BiOS EXPO 口演発表 サンフランシスコに着きました

おはようございます。

2月1日。今日はクリニックFは僕が米国出張のため外来はお休みです。

電話番のスタッフが出勤していますので、ご予約、ご質問はお受け出来ます。ご連絡がある方は、03ー3221ー6461までお願いいたします。

昨日は休診日の木曜日。とはいえ、出張直前はいつもより忙しい一日となります。

まず、静かなクリニックに朝から出勤し、本日の工学レーザー医学会の演題のプレゼン作りを。

同時に今まで終わっていなかったクリニックFのすべてのコンピューターのWindows8のインストール。

午後からはテキサスの新興レーザーメーカーの製作した機種が日本でお披露目があるというので、東京アメリカンクラブに向かいました。

その後、一社サプリメント会社との打ち合わせをした後に、文京区湯島の株式会社JMECにて新たにモデルチェンジ機種がデビューするレーザー光治療機器を見せてきただきました。

同じ建物同じ階の天神下皮フ形成外科の谷野院長にご挨拶し、情報交換をさせていただき、夜の会食後、22時に羽田空港国際線ターミナルにチェックイン。

日にち変わって2月1日の0時5分のサンフランシスコ便に乗り込みました。

なんとか予定をこなせた、というかんじでしょうか。

17時間の時差で、日付は一日戻り、1月31日の16時にサンフランシスコに着きました。

着陸直前、ゴールデンゲートブリッジが綺麗に見えましたよ。

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橋の上に映画で有名になった、アルカトラズ島が見えます。

サンフランシスコの街並もこの通り。

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空港からは街中までは、バートで移動しました。

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約30分ぐらいでサンフランシスコの街に到着。

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ちょっとウキウキする瞬間です。

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ホテルはサンフランシスコベイが見える、ハイアットリージェンシー。

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窓からの景色。とても気に入りました。

今回サンフランシスコに来たのは、Photonics Westという世界最大級の工学系レーザー学会で発表をするため。

年末から早くも三度目の渡米ということになりますが、来月はマイアミで米国皮膚科学会、さらに4月にはボストンで米国レーザー医学会と、今年も本当に毎月のようにアメリカに通うこととなりそうです。

今回は、3年間の工学部博士課程で行なった研究、ここまでの総決算を発表しにきたことになります。

すでに90回以上英語で発表している医学系レーザー学会であるならば、英語にまだまだおぼつかないところはあるものの、慣れもあっていくらでもアドリブは効くのですが、工学系ということになるとまだまだ不勉強・不慣れなところもあり、プレゼンテーションと台詞をきちんと作り込んで臨まなければなりません。

支えてくださっている方々の顔を思い浮かべながら、いよいよ本年中に授与が確定した工学博士号に値するよう、自分なりにベストを尽くし悔いのないよう、頑張ります。

これから集中して最後の仕上げをしていきますね。

また、この近郊にある医療レーザー機器メーカーの本社を見学出来るか、連絡を取っていますので、こちらもまたブログに上げてゆきたいと思います。

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