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2013年3月15日 (金)

■2013年3月 マイアミ AAD全米皮膚科学会出張⑩ ピコ秒レーザー 学会会場展示場のレーザー機器の新発表

AAD米国皮膚科学会、今年の展示会場です。

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レーザー医療界にとって今回最も大きなトピックは、やはりピコ秒レーザー機器の登場でしょう。

数年前から噂のあったこの機器。

サイノシュア社からようやく登場です。

こちらは本邦初公開?

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ピコ秒医療レーザーの写真です。

755nmのアレキサンドライトレーザーをベースとして、750psのパルス幅で照射ができます。

パルスエナジーは200mJなので、十分臨床利用が可能。

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レーザー治療上、機器より発振するパルス幅は、非常に重要です。

1秒からスタートして、照射時間を1000分の1に短くしてゆくと

秒→ミリ秒→マイクロ秒→ナノ秒→ピコ秒→フェムト秒→アト秒 

・・・と、呼び名が変わるのです。

ちなみに工学系ではピコ秒の百万分の一の単位であるアト秒レーザー機器まで開発されています。

アト秒レーザー機器を使用すると、分子ばかりか原子の動きまでを測定できるのです。パルス幅に関しては、医療レーザーとは隔世の感がありますね。

今まで医療の分野ではナノ秒発振機器が最短でした。

これを超える短いパルス幅が出たことは、医療の進化におけるひとつの歴史ですよね。

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ちなみに機器の価格は約3,000万円だそう。まだ高額ですが、今後の臨床適応例が増えてゆくのが楽しみです。

こちらはCUTERA社のブースですが、同じように実験段階ではありますが、Nd:YAGレーザーのピコ秒レーザー機器がR&Dグループで開発されている情報が展示されていました。

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ヤグをベースにレーザー機器を作ると、まずNd:YAGの1064nm及び半波長のKTP532nmが出力できます。こちらを250psで発振する技術が可能になったというわけです。

これが今回の発表です。

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さらに、YAG波長のもともと持つ1320nmを半波長にした659nm。

そして、457nmという波長を現在開発中なのだそうです。

このように波長が揃ってくると、最もメリットがあるのは刺青、タトゥーの除去。

◆1064nmは黒に

◆532nmは赤に

◆659nmは緑に

◆457nmは黄に

それぞれ反応させることができますので、今までとくに難しかった緑色や黄色のタトゥーを除去することができます。

興味深いですよね。

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こちらはパロマ社。

スターラックスよりも、新しいプラットフォームのアイコンです。

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そして、こちらVECTUS LASER。半導体をいくつも横に並べた新規の脱毛機器を発表しています。半導体レーザーは、小さくつくれる反面、熱の逃がし方が難しく、出力を上げるためには技術が必要です。

この辺りは工学的には非常に興味深いです。

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こちらのブースはシネロン社。

新規発売となったeMAXの後継機種であるePlusもデビューしていましたよ。Img_0811

先月本社に見学に行かせていただいた、カルフォルニアのサイトン社。

DEKA社なども多くの展示がありました。

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こちらは近年一気に成長したアルマレーザー社。

アクセントウルトラの上位機種Accent Ultra Vです。

プラズマを利用したフラクショナルRF機器が新たに付け加えられるようになりました。

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詳しい話を開発者に聞きたかったのですが、残念ながら時間が合わず。

ところが、ちょうど来週Alma Lasers社長でもあるDr.Karniの来日予定があり、1日半の日本滞在のスケジュールの中、クリニックFを訪問してくれることになりました。

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学会会場でも注目を浴びていた機器だけに、とても興味があります。

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いずれにせよ、AAD会場のこの混雑ぶりには、毎年のことながら驚かされますね。

世界最先端のレーザー情報がわかる

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