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2013年5月の27件の記事

2013年5月31日 (金)

■2013年5月ドイツ出張⑩ ベルリン中央駅 来日中の京劇三国志

おはようございます。

今日5月31日(金)はクリニックFの診療日です。

都心は朝から気持ちの良いお天気ですね。

昨晩、中国から来日中の「京劇三国志」を観に行きました。

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ご縁あって、中国国宝の趙永偉さんのお知り合いにご紹介いただいたのです。

奥さまが日本人なのですよね。

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中国国宝の趙永偉さんは、今回、趙雲子龍と関羽雲長の一人二役をされました。

幼少のころから鍛え上げられた演技は素晴らしかったです。

終了後、舞台裏に通していただきました。

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こちら、関羽雲長の衣装。

重さは15kgもあるのだそうです。

「三国志」は日本でも中国でも人気のパフォーマンスだと思います。

なんといっても数多くの登場人物たちがそれぞれ魅力的、個性的で、例えばあいつは劉備のような徳はあるが優柔不断だとか、張飛のように行動力はあるが軽率だとか、関羽のように理性的で思慮深い、などと身の回りの人に当てはめやすいのです。

経営者仲間も三国志が好きな人が多いので話題には事欠きません。

僕が好きなのはなんといっても、軍事にも戦略にも優れ、詩歌を諳んじ、戦乱の世で頭角を顕した曹操です。

長いこと中国では曹操は敵役として描かれてきましたので、この京劇では悪役扱いでした。

日本人にとっての三国志は、吉川栄治の著作。

まあ、人によっては横山光輝の長編漫画という人もいると思いますが、曹操は非常に魅力的な人物として描かれています。

事実、冷静に考えても曹操は諸葛亮孔明と並んで、おそらく三国時代で最も優秀な人物だったのでしょう。

もっとも、最近では中国での曹操の評価も徐々に変わってきているようです。

数年前の、映画「レッドクリフ」で周瑜を演じたトニーレオンは、本当は曹操を演じたかったとインタビューに答えていたのが印象的でしたよ。

さて、今日も僕のブログは、先日滞在したドイツはベルリンのお話です。

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こちらベルリン中央駅。

以前来た時は工事中でしたので初めて見ましたがが、きれいな建築物ですね。

 

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構内の商業施設も、デパートのようなラインアップです。

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構内にはベルリンにちなんだお土産屋さんや

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各種ビールに合わせて作られたグラスなども売られていました。

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銘柄を合わせて飲むのは楽しそうですね。

僕は寿司のお弁当を一つ買って電車に乗り込みました。

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数年前には考えられませんでしたが、寿司が世界で流行ってくれて本当に良かったな、と思う瞬間です。

お米を食べると安心します。

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さて、電車はライプツィヒに向かいます。

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2013年5月29日 (水)

■2013年5月ドイツ出張⑨深夜のパリ便

おはようございます。

今日は5月29日(水)。クリニックFの診療日です。

昨晩は診療後、広尾に向かい、イタリアンレストランのアッピアで会食を兼ねた打ち合わせがありました。

昔から興味があったある仕事が実現しそうです。

また具体的なお話ができる日が来ましたら、ブログでご報告させていただきますね。

さて、今日のブログ「新国際学会周遊記」は、先週まで滞在したドイツについて。

日本を飛び立った日のお話です。

※※※※※

土曜日の診療を終えて、成田空港へ。

夜10時にパリに発つエールフランス便があるのです。

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この時間の出発ですと、離陸してすぐに眠りに落ちることができますので便利だなあと思っていたのですが、パリに到着してみるとなんと朝の3時。

この通り誰もいません。

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パリのシャルル・ド・ゴール空港は、最近拡張工事がされていますので、行くたびに形が変わります。

ベルリン便の搭乗は、朝の6時半です。空港のラウンジも、開くのは朝6時から。

一冊本を取り出し読み始めましたが、あっさり読破してしまい時間を持て余してしまいました。

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そうしてる内に夜が明けてきました。

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エールフランスの機体が沢山見えます。

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ちょっと小雨の降る中飛行機はベルリンへ。

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到着したベルリンは晴天でした。

これからドイツを南に向かって縦断します。

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2013年5月28日 (火)

深夜の僕は一体何を考えているのか? 何故か VitaMix バイタミックス

おはようございます。今日5月28日(火)もクリニックFの診療日です。

東京も梅雨入りが噂されていますが、曇り空に風と湿度が少々体に堪えそうなかんじですね。

引き続き体調管理に気を付けてください。

さて、今朝クリニックに到着したら、アマゾンから大きな箱が届いていました。

深夜自宅で焼酎をちびちびやりながら、論文書きや調べもの、読書などをするのが僕の日課ですが、その合間に自分も記憶がないままやらかしてしまうのが、ネットショッピング。

今回も届いた箱を見て一瞬ぎょっ! とし、

「・・・・・・一体これは・・・・・・なんだっけ???」

と恐る恐る開封したところ、こんなものが入っていました。

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アメリカ製のミキサー VitaMix バイタミックスです。

こんな高級ミキサーを買って一体僕は何をしたかったんでしょうね。

レシピでも調べてみようと思います(苦笑)。

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2013年5月27日 (月)

■2013年5月ドイツ出張⑧1884年バイロイト通信 1903年「マイスタージンガー」楽譜 1913年「さまよえるオランダ人」楽譜

おはようございます。

おかげさまで、昨日5月26日でクリニックFも開院後丸6年が経ったことになります。

今日も朝からたくさんの患者さんにご予約を頂き、こうして今でもクリニックを存続できていることに感謝の気持ちで一杯です。

開院当初から応援してくださり、今でも定期的にご来院下さる方も多く、クリニックFは幸せ者です。ありがとうございます。

7年目も着実に、そして丁寧に一日一日を積み重ねていきたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

さて、今日は先週帰国したばかりのドイツで購入したものをご紹介しますね。

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ドイツはバイロイトの街はずれにある、小さな路地で見つけた古本屋さん。

中に入ると、蔵書が一杯です。

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実は、これらすべてがワーグナー関係の古本なのです。

宝物を掘り出す気持ちで3冊の本を見つけ出し、購入を決めました。

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こちらのお店のご主人にお世話になりましたよ。

ひとつはこちらの1884年出版のバイロイト通信。

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130年前に発行された大きな冊子ですが非常に丁寧に作られたらしく、いまだ綺麗なままです。

中はドイツ語ですが、挿絵も綺麗ですよ。

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こちらはバイロイトにおけるワーグナーの住家であった「バーンフリート」。

この言葉はワーグナーの造語だそうですが、Wahn (情熱)と Friden(平和)からきているのではないかといわれています。

さらに、購入した1900年代の初頭の二つの楽譜。

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左が1903年発行の「ニュルンベルグのマイスタージンガー」

右が1913年発行の「さまよえるオランダ人」。

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こちら「マイスタージンガー」のスコアです。

110年前の楽譜はどんなものだろうと思っていたのですが、実際に観てみると、現在印刷されているものと全く変わらないですね。

しかも、ヨーロッパ大陸で、湿気のないところで保存されていたので、多少黄ばみはありますが、紙質も綺麗です。

ちょうど100年前の「さまよえるオランダ人」の方にも、魅力的な挿絵が。

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しかもこちらは二色刷りです。

1913年といえば、日英同盟、日露戦争と帝国主義の国際社会に突入し、第一次世界大戦が始まる前年。

そんな年に出版されたのかと思うと感慨深いですよね。

こちらも、二つの世界大戦を経て、100年以上経っているとは思えない仕上がりです。

ドイツのライブティヒは活版印刷が発明された場所でもあります。

骨董品で高そうと思われるかもしれませんが、ドイツですので、3冊買って1万5千円ほど。

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次にDVDを観るときには、このスコアを読みながら楽しんでみようと思います。

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2013年5月25日 (土)

■2013年5月ドイツ出張⑦ 無事に帰国しました

本日朝8時半に無事帰国し、クリニックFで外来をしています。

一週間のお休みを頂いていましたので、朝から大忙しでしたが、ようやく一息つきました。

出張中はご迷惑をおかけしました。

今回のドイツ出張には、エールフランスを使いましたので、パリCDG空港経由。

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航空機にディレイがあったものの、初めてのA380の機体に個人的には大満足でした。

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国際学会周遊記のドイツ編は来週から書き始めようと思います。

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2013年5月24日 (金)

■2013年5月ドイツ出張⑥パリ シャルル・ド・ゴール空港 ワーグナー生誕200周年記念式典を振り返って

ミュンヘンからのフライトで、パリ・シャルル・ド・ゴール空港にやってきました。

いよいよ帰国となります。

土曜日の朝より外来を再開いたしますので、またよろしくお願いいたします。

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こちらはバイロイトで購入したリヒャルト・ワーグナー生誕200周年記念式典コンサートのパンフレットです。

シリアルナンバー付きでした。

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僕も毎年かなりの数のパフォーマンスを観ていると思いますが、ワーグナーのオペラは格式といい、思想性といい、芸術性といい僕にとって特別なものです。

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ワーグナーのオペラは平均4時間。

筋も難解で謎が多く、中でも「ニーベルングの指輪」の4部作は、音楽史上最大規模の作品です。

■序夜 「ラインの黄金」(Das Rheingold):2時間40分

■第1日 「ワルキューレ」(Die Walküre):3時間50分

■第2日 「ジークフリート」(Siegfried):4時間

■第3日 「神々の黄昏」(Götterdämmerung):4時間30分

簡単にあらすじをお話すると、手にした者は世界を支配できるという「ニーベルングの指環」を、小人族やヴァルハラの神々、巨人族、英雄ジークフリートなどが世代を超えて相争う物語なのですが、

特に楽曲中において、複雑に絡み合う登場人物の、特定の人物や状況などと結びつけられて繰り返し使われる短い曲想であるライトモチーフを多用し、この方式を広めました。

現在の映画やテレビでも使用されていますし、ハリウッドのダースべーダーのテーマなんてまさにライトモチーフにあたりますよね。

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最終日にこちらのミュンヘン国立歌劇場で「椿姫」を観ました。

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椿姫も大好きな演目なのですが、ワーグナーのオペラと比較してしまうと、さすがの椿姫も輝きを少々失ってしまいます。

1813年の同年生まれで今年同じく生誕200周年を秋に迎えるヴェルディも、晩年はワーグナーの芸術性の高さを脅威に感じていたようです。

ワーグナーは、19世紀という、先進国が宗教という概念を捨て、帝国主義と実利主義に向かう時代に、まさに思想的な補強として生まれ、さらに共感された芸術なのだと思います。

バイロイト音楽祭の参加が今年で6度目となる方とお話をする機会を得ました。

その方が

「舞台の上に正装のオーケストラが乗った事は、(バイロイト音楽祭では)過去に観た事が無いし、生の演奏を聴いてみると、毎年バイロイトに招集されるオーケストラの素晴らしさが分かる」

と言っていました。

今回の旅では毎晩ワーグナーの作品をドイツ語字幕で見ました。学生のときに習った懐かしいドイツ語を思い出しましたよ。

バイロイトのお土産に、古本屋に寄って、1913年の「さまよえるオランダ人」の楽譜と、1903年の「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の楽譜、そして1883年出版の「バイロイト通信」を買ってきました。

僕にとっては本当のお宝。大切に保管しようと思います。

いよいよ搭乗時間が迫ってきました。

ではまた日本で。

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■2013年5月ドイツ出張⑤ミュンヘン空港で。 近代芸術の始祖としてのワーグナー

一昨日バイロイト祝祭歌劇場で行なわれたワーグナー生誕200周年記念式典に出席し、パリ行きの飛行機に乗るため、ミュンヘンに移動してきました。

ミュンヘンは、ワーグナーを後援したフリードリッヒ2世の住居があった場所。

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こちらの中央がフリードリッヒ2世。

手前の胸像がワーグナーです。

予定を詰め込みすぎて少々慌ただしかったドイツ出張でしたが、これから帰国です。

昨日記念祝典が行われたバイロイト祝祭劇場(Bayreuther Festspielhaus)は、ドイツ・バイロイトにある全館が木造のオペラハウスです。

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このオペラハウスは、リヒャルト・ワーグナーが「ニーベルングの指環」全4話を始めとした自身の作品の上演を目的として計画・設計し、バイエルン王ルートヴィヒ2世の後援を得て1872年に着工、1876年に完成しました。

現在でもワーグナーの子孫達が経営する特別な場所として知られます。

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こちらのお二人ですね。

7月から8月にかけて開催されるバイロイト音楽祭のチケットは、ドイツのワーグナー協会に入会しても、最低8年は待たされるというプラチナチケット。

僕も毎年ドイツに申し込みをしていますが、一度も通知が来た事はありません。

中学生のときにワーグナーを初めて聴き、衝撃を受けて以来、30余年の月日が経ちました。

いつかはこのバイロイト祝祭歌劇場の中で音楽を聴いてみたいと思っていたのですが、ついに生誕200周年という記念すべき年・記念すべき時にそれが叶いました。

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ワーグナーは、音楽家として近代舞台芸術を完成させた人物であるとも言われています。

祝祭歌劇場の内部をよく観察するとわかるのですが、馬蹄形の欧州の劇場というよりは、むしろ現在の映画館に近い階段型の劇場。

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さらに、通常は舞台目の前にあるオーケストラ•ピットが客席と舞台の下に配置されており、客席から見えないようになっているのです。

写真の舞台の前に、小さなピットの隙間が見えますか?

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オーケストラのスタッフが私服で演奏するのも、舞台の脇役に徹しているからこそ。

裏方も演者も、そしてもちろん観客も、この場に集うすべての人間が舞台に集中する事が出来るように、という配慮が随所に込められていることが、ここに来るとよくわかります。

先に書いたように、この劇場はゼンパー案が元になっていると言われています。ワーグナーが「盗用した」という説もありますが、それでもワーグナーがいなければこの劇場が完成しなかったこともまた事実です。

帰国後、こちらの記念式典の動画を見つけました。いつまでリンクがあるかわかりませんが、お楽しみください。

テレビや映画館の原型のような歌劇場を、ワーグナーの設計で作り上げたという訳です。

ハリウッドの監督も、揃ってバイロイトに見学に来ると言います。

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肝心の200周年特別記念演奏会の題目は

指揮 クリスティアン・ティーレマン

歌手 エヴァ・マリア・ヴェストブルック(ジークリンデ)

    ヨハン・ボータ(ジークムント)(リエンツィ)

    クワンチュル・ユン(フンディング)

曲目 楽劇「ワルキューレ」第一幕

    休憩

    楽劇「リエンツィ」序曲とリエンツィの祈り

    楽劇「神々の黄昏」ライン川と葬送行進曲

    楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲

でしたよ。

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ワーグナーは思想家としても著名であり

「神は死んだ(も同然だ)(God is as good as dead)」

というドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェに多大な影響を与えました。

イギリスのターナーに始まる風景画の画家は神と宗教から離れることで芸術を完成させ、モネなどの印象派の流れを作りますが、ワーグナーは宗教や神と乖離する事によって成熟した現代芸術の始祖とも言えるのです。

今回一緒に旅行したワグネリアンの研究者仲間の言葉を借りると

「ワーグナーの業績は、レオナルド・ダ・ヴィンチに匹敵する」

と。

ここまでファンを心酔させる作曲家という意味でも、ワーグナーは他に類を見ないのではないでしょうか。

ワーグナーのためにバイエルン王国の財政が傾き、そのためドイツ統一が加速した・・・と言う歴史家も少なくないそうですが、彼の作品にはそういう人を熱狂させ、時に狂わせてしまうものがあるんですよね。

そんなワーグナーは晩年に、13作目の最後のオペラで「パルジファル」という神についての舞台を書きました。

今回ワーグナー生誕の地ライプツィヒでパルジファルを観る事が出来ましたが、本当に夢のような素晴らしい体験でした。

パリ行きの飛行機の時間が来ましたので、続きはパリで書きたいと思います。

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2013年5月23日 (木)

■2013年5月ドイツ出張④ゼンパー・オーパー(Semper Oper) ワーグナー生誕200周年前夜祭

おはようございます。引き続きドイツからブログを更新しています。

今日のお昼には、こちらで企業と打ち合わせがありました。また、夕方メールをチェックすると、2013年3本目となる英語のレーザー論文が通過したと知らせがありました。

「Journal of Biomedical Optics」 という工学系のレーザー学会誌です。

マイアミで通過したキー論文があることで、ここ数年レーザー研究の成果が論文としてアクセプトさせやすくなり、徐々にですがこれまで一生懸命やってきたことが少しずつ少しずつ実を結び始めました。

何事も時間がかかりますが、その分しっかりと根を張っていきたいと思います。

昨年10月にも英文論文が通過していますので、ここ7ヶ月で英文論文だけで4報通過した事になります。自己最高新記録ですね。

束の間の喜びの後は再度気を引き締め、弛まぬ努力を肝に銘じ、研究をより頑張っていこうと思います。

さて、僕が今ドイツのどこにいるかと言うと・・・

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ドレスデン歌劇場に移動し、ワーグナー生誕200周年前夜祭にやってきました。

通称「ゼンパー・オーパー」。

建築家ゴットフリート・ゼンパーによって1838年に建設された、見事な歌劇場です。

この劇場はワーグナーが1843年から1849年まで指揮者を務めており、「タンホイザー」などの初演の地。

ワーグナーと深い親交のあった建築家であるゼンパーは、ドレスデン美術館やウィーン宮廷劇場の設計を手掛けたことでも有名です。

ワーグナーがゼンパーによって受けた影響、ゼンパーがワーグナーによって受けた刺激が、ドイツにおけるオペラ史を確固たるものとし、それによりドイツ史における様々なケミストリーが起きていったことは想像に難くありません。

ワーグナー聖地のひとつ・バイロイト祝祭劇場は、かつてゼンパーが設計したミュンヘンの歌劇場案を元にしていると言われています。

※※※※※

僕にとってヨーロッパ出張の楽しみはなんと言っても夜のエンターティメント。ミュージカルやコンサート、そしてオペラ鑑賞です。

今回はワーグナー一色の旅ですので、毎日オペラにどっぷり浸かっています。

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夕方7時。

ゼンパー・オーパー前の広場には、記念祝典のため数多くの人が集まってきました。

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「ローエングリン」、「タンホイザー」、「リエンツィ」とワーグナー・オペラのハイライトをクリスティアン・ティーレマンが振り、ドレスデン交響楽団が演奏し、

今世紀最も人気のあるヘルデンテノール(独: Heldentenor)(ワーグナー作曲の歌劇・楽劇における英雄的な役どころを演じるのに適した声質をもつテノールのこと)であるヨナス・カウフマンが歌いました。

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この歌劇場は内装も素晴らしいのです。

戦時中に破壊され、東ドイツの時代には修復出来なかったのですが、2005年に完全修復がなされました。

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この美しさ。

写真では伝えきれませんが、官能の空間です。

本当に素晴らしい。

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この日の演奏もあまりに感動して、ホテルに戻るときには思わず鼻歌がでてしまいました。

本当にワーグナーのオペラは完成度が高く、素晴らしいですね。

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こちらは翌朝の新聞。

ヨナス・カウフマンと、指揮者クリスティアン・ティーレマンの写真が大きく掲載されていました。

さて、今夜はいよいよ世界のワグネリアンが集結する聖地バイロイトにて誕生祭です。

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2013年5月21日 (火)

■2013年5月ドイツ出張③ワーグナー最後の作品「パルジファル」

おはようございます。

引き続きドイツからブログを更新しています。

日本時間今日5月21日も、東京・四ッ谷にあるクリニックFにおける僕の診療は休診となります。

スタッフは出勤していますので、ご予約やご質問がありましたらご連絡くださいね。

現在僕はワーグナー生誕200周年記念式典に参加するため、ドイツはライブツィヒにいます。

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今日はライブツィヒのオペラ劇場にて「パルジファル」の観劇でした。

パルジファルはワーグナーの13あるオペラのうち最後の作品として知られています。

フランツ・リストの娘であり、ワーグナーの妻であったコジマ・ワーグナーの提案で、1886年のベルヌ条約により、1913年までバイロイトでの独占上演が認められました。

ワーグナーの死から30年後、作曲家の著作権が切れる1913年12月31日の深夜から翌日にかけて、ベルリン、ブダペスト、バルセロナの各歌劇場で初めて「パルジファル」が上演されたのは話題になったそうです。

ワーグナー作品で唯一神を題材にしたもので、特に第一幕は拍手もカーテンコールも禁止されていました。

今回のライプツィヒも難解かつ謎の多い演出。既成概念を打ち破る解釈は見事でした。

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明日はドレスデンに移動して、ワーグナー生誕200周年前夜祭に参加します。

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2013年5月20日 (月)

■2013年5月ドイツ出張②ライプツィヒの風景

おはようございます。

現在僕は、ドイツはベルリンの南、ライプツィヒという街にいます。

日本時間今日5月20日は東京・四ッ谷のクリニックFにおける僕の診療は休診となります。

クリニックFにはスタッフが出勤していますので、ご予約やご質問などがありましたらご連絡くださいね。

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ライプツィヒは、今から200年前にリヒャルトワーグナーが生を受けた街。

3日後の生誕200周年に向けて、街全体がワーグナー一色となっているようで、とても盛り上がっています。

ベルリンからここまで鉄道で来ましたが、移動中菜の花が見事に満開で、この花をワーグナーも見たのだろうかとふと考えてしまいました。

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到着してすぐにワーグナー作曲「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の公演を観ました。

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想像以上にレベルも高く素晴らしい公演でした。

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ワーグナーにしては珍しい喜劇です。

演出の最後に、あっと観客が驚く仕掛けがありました。

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明日はこの地で、ワーグナー最後の作品、「パルジファル」を観て、ドレスデンに移動します。

明日からの公演が楽しみです。

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2013年5月19日 (日)

■2013年5月ドイツ出張①パリより

夜10時成田発の便に乗って、フランスはパリにやって来ました。

こちらの到着は現地時間、朝4時。天気は雨。気温は11度です。

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誰もいないシャルルドゴール空港。 これも一興です。

あと20分でベルリンに飛びますが、このトランジットで空いた時間を使って持ってきた本を一冊ちょうど読み切りました。

ドイツでは、ベルリン〜ライプツィヒ〜ドレスデン〜バイロイト〜ミュンヘンと移動、こちらの企業と打ち合わせ、さらに、ワーグナー生誕200周年式典に参加します。

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2013年5月18日 (土)

サーマクール発売10周年の記念講演会

出発前にひとつ、サーマクールのNEWボディチップについて少しお話ししましょう。

来たる6月2日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催されるサーマクール発売10周年の記念講演会に講師としてお声を掛けていただきました。

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座長はみやた形成外科・皮ふクリニックの宮田成章先生。

日頃より尊敬する先輩であり、レーザー工学理論の話も尽きない先生ですので、お会いするといつも機械の話で盛り上がってしまいます。

今回もサーマクールのユーザーがメインの会ですので、宮田先生にリードして頂きながらも、会場にいらしてくださった方々に少しでも役に立つ忌憚ない本音トークを繰りひろげられたらいいなあと思っています。

このサーマクール10周年の講演会は、現在ソルタメディカル社のCEOであるステファン=ファニングと共に、世界各国を回っており、日本が最終になるのだそうです。

ファニング氏は2007年にCEOに就任して以来、世界各国で会っています。

2007年の最初の就任の初来日の際には会食もしました。

僕は最も初期の段階にサーマクール認定医の資格を取った医師の一人ですが、あれからもう10年も経つのですね。

感無量です。

サーマクールは現在3世代目の機器CPTが活躍中ですが、肌質を改善し、たるみを解消する機器としては10年経った今でもこの機器この技術こそがゴールデンスタンダードであり、他の追随を許さず揺るぎない地位を保持しています。

技術革新目覚ましい現代で10年トップの座を譲らないということは大変なことであり、技術的にも戦略的にも見事の一言に尽きます。

 

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今回、今までサーマクールBODYとして使用されていた深い部位へエネルギーを配分するTotalチップを、顔に応用する治療法が提案されたため、こちらの臨床評価も依頼されました。

このTotalチップは2005年ごろにブライアンDゼリクソン医師らが

“Histological and Ultrastructural Evaluation of the Effects of a Radiofrequency-Based Nonablative Dermal Remodeling Device”

という論文にしていました。

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サーマクールのチップは三つありますが、それぞれに色が分かれています。

Totalチップは右のオレンジの箱に入っています。

通常使用する青いチップとは構造も別です。

ちなみに左の緑の箱のものは、目元を治療するEyeチップです。

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実際に皮下を加熱する実験をしてみると、通常のチップに比較すると加熱される容積が約二倍になります。

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クリニックFでもさっそく施術を開始しましたが、特に下顎部分の引き上げ効果はより高く、ウルセラを照射するような感覚ですね。

自分でも照射してみましたが、加熱される領域が深いのが体感できますし、引き上げ効果もなかなかのもの。

二つのチップを組み合わせた新たなサーマクールの施術方法が提案できると興味深いと思います。

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■ASLMS 2013 in Boston㉕ ブルックリンブリッジ 地下鉄 NYからの帰国

ニューヨーク最後の朝。

快晴です。

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ブルックリンブリッジがきれいに見えます。

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ミレニアムヒルトンはウォールストリートに近い金融街です。

朝が早いですね。

予定通り、地下鉄を選択。

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1時間以内にJFKに到着しました。

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空港では、イチローのユニフォームが売られていましたよ。

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こちらが帰りのJALの機体です。

本来ならばボストン往復便で帰国できたのですが、NYに立ち寄れたわけですから、これはこれでよかったですね。

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上空から見る北アメリカ大陸はまだまだ凍り付いていました。

2013年4月にボストンで開催された米国レーザー医学会の学会報告記をこれで終わりますね。

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■ASLMS 2013 in Boston㉔ カーネギーホールの合唱 ワーグナー生誕200周年記念式典

おはようございます。

今日5月18日(土)はクリニックFの診療日です。

19時に診療を終え、成田へ。22時前のフライトでパリ経由、ドイツはライプツィヒに向かう予定です。

今回の出張でとても楽しみにしているイヴェントが一つ。

もう今夜出発ですので、言ってしまいましょう。

今からちょうど200年前、1813年5月22日ライプツィヒにてリヒャルト•ワーグナーがこの世に生を受けました。

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ちょうど定期購読しているMOSTLYクラシック誌も今朝届きましたが、今月はワーグナー特集です。

今回僕はライプツィヒからワーグナーの聖地として知られるドイツはバイロイトに移動し、バイロイトにて開催されるワーグナー生誕200周年式典に参加する予定なのです。

ワーグナーをこよなく愛する仲の良い研究者友達と色気ない男二人旅ですが(笑)、久しぶりにタキシードを引っ張り出してきてトランクに入れました。

世界のワグネリアンが集まる記念式典、今からワクワクしています。

このブログでもお伝えしますね。

さて、僕のブログ、国際学会周遊記は先月滞在したボストンブログの最終章。

ドイツへ行く前に終わらせてしまいたいと思います。

*****************************************

ニューヨークの最後の晩はカーネギーホールで合唱のチケットを取りました。

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当日昼に売り出される桟敷席に行ってみたのです。

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4階の席ですが、合唱などは、ホールの後ろで聴いた方が響きが良いですよね。

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合唱の声というのは独特で、心を動かされますが、思い返してみれば、僕も小学校の時に、合唱団にいたことがあります。

鵠沼少年少女合唱団。

ボーイソプラノだった時に2年ぐらい所属していました(笑)。

元々歌が好きだったのもありますが、サウンドオブミュージックの影響でしたね。

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声楽を学ぶ際に学ぶ声の出し方としては、頭声(ヘッドボイス)と胸声(チェストボイス)、そして両方を使う中間声というものがあります。

医学的に話をすると、ヘッドボイスは声帯とともに軟口蓋を振動させて、頭部にある鼻腔や副鼻腔を共鳴させることで音を響かせ、高い音を出す方法。

チェストボイスは、声帯を含む喉頭部より下の軟組織、骨組織と胸郭を共鳴させることによって低い音を発声する方法。

金管楽器もそうですが、共鳴させる空間が鼻腔や副鼻腔のように小さければ高い音に、胸腔のように大きければ低い音になりますよね。

今でこそ、医学的知識と解剖がわかっているので、どの部位が共鳴することで音が出るのか理解できます。

当時は胸に響くようにとか、頭に響くようにとか、教えられていたのですが、確かにそのように歌うと音域が広くなりましたので不思議に思いました。

理にかなっていたのですね。

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前半部はイーストケンタッキー大学の合唱団。

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後半はニューヨーク市のマスターワークス・フェスティバル・コーラスによるMaurice Durufleのレクイエム全曲。

こちらの動画は、曲の一部ですが、素晴らしかったですよ。

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2013年5月17日 (金)

■ASLMS 2013 in Boston㉓ ワールドトレードセンター2013年4月 工事経過 ミレニアムヒルトン

NYでチェックインしたホテルは、ミレニアムヒルトン。

あのワールドトレードセンター工事現場の目の前にあるヒルトンホテルです。

このホテルは、JFKまで地下鉄で一本ですし、近くにデリもあり、一人旅や出張に便利。

また、ニューヨークにしてはホテル代金が安いので、おすすめです。

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こちらのWTCの跡地はすでにきれいなビルが建築中で、もう完成近いのだと思っていました。

地上から見ると、高い壁で中の工事状況を観ることができなかったのですが、初めて高層階から工事の現状を観ることができました。

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このような感じです。

ちょうど上の写真に見えるビルが、写真右上に建っています。

もともとツインタワーが建っていた場所が、四角い穴になっていますね。

2001年のテロからもう10年以上たちましたが、地上部分の工事はまだまだ完成していないのです。

これにはちょっと驚きました。

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こちらは夜に見た景色です。

翌朝、ホテルの3階で朝食をとりました。

低層階から見たところはこのような感じです。

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これからどのような街が作られていくのか、興味はありますね。

またこちらに来たら報告したいと思います。

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フレグナンスジャーナル誌に論文が載りました 新規ビタミンC GOVCについて

おはようございます。

今日5月17日(金)はクリニックFの診療日です。

今日も東京は晴れましたね。気温・湿度共に5月らしい気持ちのよい天気となりそうです。

引き続き紫外線に気を付けてくださいね。

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今朝、クリニックに来てみるとフレグナンスジャーナル誌5月号が届いていました。

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こちらには、先日の日本形成外科学会ランチョンセミナーで講師をさせて頂いた、全く新らしいジェルに配合が可能なGOVC(グリセリルオクチルアスコルビン酸)についての僕の論文が掲載されています。

原材料としても非常に興味のある新素材。

おそらく数年以内にほぼすべてのジェル商材に、このビタミンCが配合されると思いますよ。

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ご興味ある方は是非ご覧くださいね。

昨日は休診日の木曜日。朝から大学院に向かい、その後東京にとんぼ返り。雑誌の取材や企業の方を交えた会食など忙しい一日を過ごしました。

明日の夜からドイツとなりますので、どうしても出発直前は慌ただしいですね。今日を含め二日間で日本で行わなければならないことをきちんと終わらせてゆきたいと思います。

明日の夜までは診療で四谷におりますので、お急ぎの方はご連絡ください。

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2013年5月16日 (木)

■ASLMS 2013 in Boston ㉒ コンコルドツアー

おはようございます。朝から都心は曇り空ですね。

今日は5月16日木曜日。 クリニックFの僕の診療は休診です。雑誌の取材、原稿書き、プレゼンテーションの準備、そして夜は会食・・・と、忙しい一日になりそうです。

受付スタッフが朝からクリニックに出勤していますので、ご予約他何かありましたらクリニックにご連絡くださいね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先月になりますが、ボストンの米国レーザー医学会帰りに立ち寄ったNYでの出来事。

イントレピッドミュージアムの続きです。

**********************

この空母イントレピッドミュージアムの一つの目玉がこちら。Img_1971

怪鳥コンコルド体験です。

別料金を支払い、一日20名の枠のコンコルドツアーに登録。

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時間になると、専門の説明スタッフが細かく説明してくれます。

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コンコルドの席は、全席ファーストクラスと思われている人も多いと思うのですが、正確には「ファーストクラス」ではなく、「コンコルドクラス」というのだそうです。

機内食の食器類は、すべて記念品としてお持ち帰りが可能だったとか。

実際に搭乗した友人の話によると、搭乗証明と音速を超えた証明書を発行してもらうことができて、さらにフォアグラとキャビアが食べ放題だったのだそうですよ。

羨ましい限りですね。

こちら、コンコルドの内部です。

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こちらの便はブリティッシュエアラインのものでした。

こちら、1A席。

クイーンエリザベスのお気に入りの席だったのだそうです。

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ちなみに反対側の1D席は、かのミックジャガーがお気に入りだったのだとか。

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こちらは座席の窓。

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僕の手と比べてみてください。マッハ2という音速の倍速で飛ぶために、とても小さい窓がついています。

縦は、12cmぐらいでしょうか?

そして、計器類に満たされたコックピットの内部。

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面白いと思ったのが、右後ろにある航海士の席。

コンコルドが音速を超えて飛ぶとき、本当に機体が後方に伸びるのだそうです。

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この際に、航海士の左側の機器の横に、隙間ができるのだとか。

Img_2004

試しに航海士が、その機体の空いた隙き間に自分の帽子を挟んでみたところ、低速飛行になった時、帽子が挟まれたままになってしまったのだそう。

こちらの写真が証拠写真なのですが、ツアーガイドさんが、iPadで見せてくれました。

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夢がいっぱい詰まったコンコルド計画でしたが、スペースシャトル開発に匹敵する巨額の開発資金を投じながら、初期費用を回収できないまま終了してしまいます。

2003年10月24日のニューヨーク発ヒースロー行きが、コンコルドの商業飛行のラストフライトとなりました。

僕も乗りたかったです。

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神風アタックとコンコルドツアーの二つが記憶に残ったミュージアムでした。

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2013年5月15日 (水)

■ASLMS 2013 in Boston㉑ 退役空母イントレピッドとカミカゼアタック 日米地位協定

おはようございます。

今日5月15日(水)もクリニックFの診療日です。

土曜日深夜便でのドイツ出張まで、今日を含めて診療日は3日(15日、17日、18日)です。

来週は25日の土曜日まで僕の診療日はありませんので、お急ぎの方がいらっしゃいましたら今週中にご連絡くださいね。

今日のブログ「新国際学会周遊記」は先月滞在したNYの話です。

***********************

空からヘリコプターで観たコンコルドとスペースシャトル。

これが気になってこの場所にやってきました。

イントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea-Air-Space Museum)。

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退役空母のイントレピッドを博物館にしたもので、1982年よりNYの街で展示されています。

今まで来たことがなかったのですが、それは、この場所がニューヨークマンハッタンの西の端という、交通の便が悪い場所にあるからなのですよね。

地下鉄などが通っていないのです。

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空母の甲板には所狭しと、航空機マニア垂涎の飛行機が展示されています。

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こちらは超音速高高度偵察機のSR-71(ブラックバード)です。

実物を初めてみましたよ。

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艦橋内には退役軍人たちがガイド役をして、艦内の説明をしています。

さらに、スペースシャトル・エンデバー号の展示もありました。

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スペースシャトル関連グッズが多く並んでいます。

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セントラルパークをバックにした、見事な写真ですね。

さらにレゴブロックでできたイントレピッドのミニチュア。

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細かいところまで精巧につくられています。

レゴビルダーという専門の職種もあるようですが、すばらしい技術ですよね。

と、ここまではとても楽しい見学だったのですが、その後に現れたこのアトラクションにはちょっと悲しい思いをしました。

こちらの「神風体験」プログラムです。

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アメリカの軍艦に乗っている様に展示場を甲板に模して、カミカゼアタックを映像で疑似体験するものです。

軍艦に乗っていると、艦橋はあたかも巨大なビルのように見えます。

そこに零戦が突入し、炎上、船内はパニックに。

さらに実際にオレンジ色の閃光や白い煙が上がるような仕組み。

この際に零戦が艦橋に突入する実動画は、ほとんどのアメリカ人が観ているものなのでしょうが、まさに911の、WTCへの航空機の突入にそっくりなのです。

多くのアメリカ人が911のテロの際に、カミカゼを連想したと言っていましたが、この映像を見て納得しました。

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また、ここでカミカゼの戦闘機乗りたちを表現するのに使われている英語が、反日感情をあおり、耳を塞ぎたくなるようなものばかり。

英語が理解できなかった時であれば複雑な感情もわかなかったのと思うのですが、これはきついですね。

僕がセスナ操縦士免許をとった時に、最も重点的に練習したのは着陸でした。

飛行機の離陸は一定以上にスピードを上げて、操縦桿を引くだけですので、誰でも出来ます。着陸には経験と技術が必要で、かなりの練習が必要なのです。

戦中にカミカゼに参加した当時の若き戦闘機乗りたちは、着陸技術を学ぶこと無く、飛び立ったと聞きます。

当時の日米の戦況は想像でしか出来ませんが、国家の存続をかけて戦い、若く散った戦闘機乗りたちの気持ちが、同じ日本人としてよくわかるだけに、つらい思いを想像してしばし考え込んでしまいました。

誤った戦略では、どんなに戦術が優れていてもどんなに優秀な人材を集めても最終的な勝利を手にすることはできません。

つい先日、日米地位協定についての本を読みました。

この「戦後再発見」シリーズは、知的な日本人ならば全員読むべき内容のように思います。

なぜなら、原発再稼働問題や検察の調書ねつ造問題、さらにTTP関連法案に至るまで、どうにも腑に落ちない国家政策が、実はこの日米地位協定に深い関係があることを述べているからです。

教科書で習っていない戦後史。

まだまだ学ぶ必要がありますね。

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2013年5月14日 (火)

■ASLMS 2013 in Boston ⑳ ニューヨークの摩天楼 ヘリコプター再び ハドソン川の奇跡 滞在型総合アンチエイジング•プラットフォームの計画

おはようございます。

今日は5月14日(火)、クリニックFの診療日です。

今日は風もなく、朝から気温もぐんぐん上昇している都心部。夏日のように暑くなりそうですね。

熱中症や紫外線に気を付けてください。

昨晩は、国内最大手の宿泊企業の方々とのビジネスミーティングでした。

昨年より計画していた滞在型アンチエイジング施設の共同事業が動き始めましたので、それに対しての企画提案とブレストを行ってきたのです。

長期の休みを取らない、そして取ってもひとつの場所にじっとできない日本人の国民性もあると思うのですが、これまで国内ではこの滞在型総合アンチエイジング•プラットフォームの成功例は未だに無いのです。

おもてなしのノウハウを持つ宿泊業種と、医療業種が協力することで、3−5日の短期滞在を今までに無い、体質改善や健康増進、さらには美的な改善につながる滞在という付加価値をつけることができるとなると、日本人でも興味を持つ人が増えるかもしれません。

今後のプロジェクトの進行が楽しみです。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は先月訪れたNYCでの話です。

**********************

滞在中のNYCは晴天。

とても暖かいので、久しぶりにヘリコプターでも乗ってみようと思い、マンハッタン島を南に向かいます。

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マンハッタンのピア6にあるヘリポート。

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こちらでNYCのヘリコプター周遊ツアーをやっているのです。

 

2008年にも来たことがあります。

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荷物のチェックと簡単なブリーフィングの後、ヘリに乗り込みます。

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ツアーでは、自由の女神を空から眺めた後、マンハッタンを上空まで飛ぶルートをとりました。

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高層ビルの多いNYCを満喫できます。

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こちらはマンハッタン島の横を流れるハドソン川。

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2009年1月15日、USエアウェイズ1549便が、ラガーディア空港離陸直後、バードストライクによって両エンジンがフレームアウト(停止)してこちらのハドソン川に救急着水するという事故が起こりました。

このときには乗員乗客のすべてが助かりましたので、この事故は「ハドソン川の奇跡」(Miracle on the Hudson)と呼ばれています。

ちょうど写真のこの方向に着水したということになります。

見事な操縦技術ですよね。

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ハドソン川岸を見てみると、空母イントレピッドの上にスペースシャトルが、さらに埠頭の上にはコンコルドが見えます。

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こちらはワールドトレードセンタービル跡地。

新しいビルが建ちつつありますね。

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約20分の遊覧飛行、あっという間にヘリポートに戻ってきました。

何度乗っても楽しい。

僕はつくづく高いところが好きなのです(笑)。

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2013年5月13日 (月)

■ASLMS 2013 in Boston⑲ ゴルフ宮坂杯 タイムズスクエア 2013年 4月

おはようございます。

今日5月13日(月)はクリニックFの診療日です。

昨日は、東海大学形成外科教授のゴルフ宮坂杯に参加させて頂きました。

サンディエゴで開催された米国レーザー医学会の時にご一緒させて頂いた宮坂宗男教授にお誘いいただいたのです。

宮坂先生のお人柄か、各方面から様々な方が集まりますので、とても楽しみにしています。

宮坂教授は国内の形成外科の教授の中で唯一レーザーをご専門とされる教授です。

ちょうど4月より東京女子医大より東海大学形成外科に准教授として移動になられた河野太郎先生もご参加され、楽しい会となりました。

宮坂先生も河野先生も、海外のレーザー学会では常にお会いして、いつもお世話になっていますが、河野先生が東海大学に入られたことで、レーザーの診療や研究面でも、より進歩があるのではないでしょうか。

とても楽しみです。

場所は小田急藤沢ゴルフクラブ。

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何度か来たことがありますが、とても気持ちのよいゴルフ場です。

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結果、僕は4-6位 (NET同スコア)。

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ドラコン賞を一つ頂き、とても嬉しかったです。

さて、今日の僕のブログ国際学会周遊記は先月のボストン開催の米国レーザー医学会の帰りに滞在したNYでのこと。

週末よりのドイツ出張までに終わらせてしまおうと思います。

*********************

ロックフェラーセンターから歩いて10分ほどでタイムズスクエアに到着します。

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世界で最も活気ある場所の一つですよね。

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いたるところでテレビ局の撮影などがなされています。

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この日は気候も良かったので、平日にもかかわらず、人が多かったです。

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こちら、ブロードウェイ・ミュージカルの当日チケット売り場。

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この日の夜は、カーネギーホールでの声楽のチケットを取っていますので、ミュージカルは次回にお預けです。

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ニューヨークは歩いているだけでエネルギーがもらえますね。

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2013年5月11日 (土)

たるみの「三種の神器」組み合わせ施術 トリプル・レーザーリフト

おはようございます。

5月11日(土)。今日も診療日です。

都心は朝から雨模様。少々湿度も高い感じですね。晴天時の紫外線と相まって、皮膚の調子も乱れる季節が依然続きますが、早め早めの対処で乗り切ってください。

さて、連休前にアナウンスさせていただいたクリニックFの2013年現在究極の「たるみ治療」とも言える「トリプル・レーザーリフト」。

大人気です。

痛みも少なく、直後から効果がわかり、皮膚の深い部分に働きかける光治療ばかりなので、ノーダウンタイムというところも良いのでしょう。

施術終了後すぐにメイクして(しかも施術前より若返ったお顔で)お出かけ頂くことができます。

いよいよフェイスリフト手術に代わる(レーザー+RF+超音波)の複合施術が可能になったと言えます。

こちらは、

◆ウルセラ (高密度焦点式超音波治療法)

              (HIFU・High Intensity Focused Ultrasound) 

◆サーマクールCPT (モノポーラーRF+機械的振動)

◆サブライム (バイポーラーRF+近赤外光)

という5種類のエネルギー源を持つ、三つの最新たるみ治療機器の、それぞれの「強み」を組み合わせた施術。

1) ウルセラの照射部位と効果

照射部位 下顎を中心に

皮下から4.5mmと3.0mm、さらに1.5mmの深さにFocus式超音波を照射して、顔面表在性筋膜(SMAS・スマス)および、結合組織を熱変性させることによって、限局的リフティングとタイトニングをさせ、主に下顎のゆるみと法令線を解消します。

Ulthera

2) サーマクールCPTの照射部位と効果

照射部位 全顔 と 首

2.0-2.5mmの部位に高周波(RF)によるバルクヒーティング層を作り、真皮と皮下の線維隔壁を収縮させることで、肌のハリ感を再生し、顔面の輪郭形成とタイトニング効果を持ちます。

Tc

特にサーマクールCPTは、痛みの少ない3世代目の機器です。

3)サブライムの照射部位と効果

照射部位 全顔

バイポーラーRFと近赤外線の照射により、皮下浅層、1.5mm以下のコラーゲンとエラスチンを再生させ、皮下の肌密度を上げます。

Elos

昨年はマドンナリフトが一押しでしたが、サブライムがデビューしたことで、相乗効果が一気に上がりました。

トリプル・レーザーリフトは僕が今年上半期一番お薦めする施術です。

ご興味のある方は是非一度お試しください。

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2013年5月10日 (金)

CIRQUE DU SOLEIL Michael Jackson The Immortal World Tour 来日公演初日

おはようございます。

今日5月10日(金)はクリニックFの診療日です。

東京は朝から暑いくらいの陽気。気温が上がるようですが夜には雨が降るかもしれないとのことですね。今日は朝一番で雑誌の取材がありますので、僕の外来は午後からになります。

***********************

昨日は昼から工学部大学院へ。

新しい実験系と学位審査会について打ち合わせがありました。

その後、クリニックF開業以来の患者さんが絵画で新人賞を取ったとお聞きして、展示してある有楽町の画廊へ向かいます。

絵画鑑賞を堪能した後に、そのまま京浜東北線に乗り、さいたまスーパーアリーナに。

CIRQUE DU SOLEIL Michael Jackson The Immortal World Tour 来日公演初日のチケットが取れていたのです。

シルク・ドゥ・ソレイユは、1984年にカナダの「火喰い芸」から始まった、いわば大道芸人が発祥です。

この集団がわずか30年という短期間の間に、世界的なパフォーミング集団になったのは経営学的観点から見ても驚きですよね。

僕自身も日本で、「キダム」、「アレグリア」、「ドラリオン」、「コルテオ」、「クーザ」、「ゼット」を観ましたし、ラスベガスでは「O」や「KA」を観ました。

中でもラスベガスで観ることができる「KA」は、芸術性、美術性、音響面、ストーリーどれをとっても世界のパフォーミングアートの最高傑作の一つではないかと思います。

初めて観たときは、あまりに感動して圧倒されて涙が出そうになりました。

シルク・ドゥ・ソレイユが、既存のサーカスを明らかに差別化をはかることができたのは、サーカスのパフォーマンスに「知性」と「美しさ」そして、大道芸に端を発した「奇術(マジック)」の要素を組み込むことができたからだと思います。

パフォーマンスを行う(地)面を、瞬時に水に変えたり、時には宙に浮かせたりすることで、既存の科学の常識と対抗して、子供ばかりか、大人の知的好奇心も満たしてくれる。

人間の脳は、常に「美の刺激」をそれこそ貪欲に欲していますが、シルク・ドゥ・ソレイユの舞台は、どのシーンも記憶に残るぐらい、本当に美しい。

随所に大道芸人的なパフォーマンスが出てきて、特にマジック•パフォーマンスの質はとても高いです。

そして、それまでサーカスの目玉となっていたにも関わらず、動物愛護協会などからの圧力が増えていた動物芸をパフォーマンスから無くし、ネガティブな要素となる可能性を早々に摘み取ったという点も重要だったのではないでしょうか。

誰も不快にしない、どんな年齢の人でも、どんな国の人でも楽しめるエンターティメントを作りあげる。

プロにしかできない、見事な仕事を毎回見せてくれるのです。

そんなシルクとマイケルジャクソンがカップリングすると知った時には、興奮しました。

すぐにチケットを手配しましたし、とても楽しみにしていました。

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さいたまアリーナに行くのは、実は今回が初めてでした。

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すごい人と熱気が、この写真で伝わるでしょうか。

シルクドソレイユの超絶技が

「I'll Be There」

「Thriller」

「Beat It」

「Billie Jean」

「Man In The Mirror」

・・・などなどマイケルの名曲に乗ってパフォーマンスが所狭しと繰り広げられます。

すばらしい演技が多く、いつものシルクの演技同様、とても盛り上がったのですが、マイケルの遺族財団から提供された映像などの舞台装置などは、正面から観るためのものが多かったです。

今回僕が持っていたのは、舞台正面ではなく、少々横に外れた場所から観る席でした。シルク・ド・ソレイユの舞台は、通常舞台のどの場所でも楽しめるように考慮してあるので安心していたのですが、ちょっとこれには残念でした。

正面から観るチケットを買って、いつかもう一度観てみたいですね。

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しかし、もの凄い人に圧倒された公演でした。

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2013年5月 9日 (木)

■ASLMS 2013 in Boston⑱ ロックフェラーセンターのイースターエッグ スケートリンクの撤去 

おはようございます。

今日5月9日は木曜日で僕は休診日を頂き、工学部大学院で勉強しています。

クリニックにはスタッフが出勤しており、ご予約の変更や、ご質問、医薬化粧品の発送などを承っていますので、御用のある方はクリニックF(03-3221-6461)までご連絡くださいね。

さて、ブログ「新国際学会周遊紀」は引き続き先月滞在したニューヨークでのお話です。

**********************

5番街よりロックフェラーセンターへ入ります。

クリスマスシーズンにはきれいなイルミネーションが飾られるこの場所ですが、今回はイースターの時期に出張が重なったため、大きな卵がありました。

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4月のニューヨークは花も綺麗ですね。

ロックフェラーセンターのミニチュアが飾ってあるレゴの店。

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ロックフェラーセンター下には冬のシーズン、スケートリンクがありますよね。今はどうなっているのだろうと見てみると、丁度リンクの撤去作業をしていました。

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スケートリンクはこのように取り去られるのですね。

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この先をちょっと歩くと、タイムズスクエアです。

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2013年5月 8日 (水)

■ASLMS 2013 in Boston⑰ 春のニューヨーク 5番街 セントラルパーク アップルストア プラザホテル

おはようございます。

今日5月8日もクリニックFの診療日です。

今日も東京は晴天で気持ちがいいです。

こちら僕の通勤路ですが、新緑がまぶしいですね。

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さて、僕のブログ新国際学会周遊記ですが、先月ボストンで開催された、米国レーザー医学会の帰りに滞在した、ニューヨークでの話をアップしてしまおうと思います。

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ニューヨークいつ来てもエキサイティングですね。

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僕はNYに来るといつも歩く、お気に入りの散歩コースがあります。

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まずはセントラルパークを歩きます。

次に5番街のアップルストア。

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5番街を挟んで、その正面にあるフェアマウントのプラザホテルを横目に見ながら(時々はプラザの地下で食料を調達することもありますが 笑)。

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ロックフェラーセンターへ向かって南に下がっていくのです。

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ニューヨークで最もにぎやかな通りのひとつ。

アメリカ経済が好調か不調か、少し歩くだけでわかります。

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トランプタワー。

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4月の上旬にも関わらずこの日のNYは本当に暑く、Tシャツの人もちらほら。

20℃を超えていたのではないでしょうか?

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2013年5月 7日 (火)

クリニックF 正看護師の採用/募集

おはようございます。

今日は5月7日火曜日。東京は晴天です。

ゴールデンウィークも終わり、今日からクリニックFも診療再開です。

連休中は生まれ故郷の湘南に滞在し、久しぶりに江の島を観て過ごしました。

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ここから夕日に映える富士山がとても綺麗に見えるのです。

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こうして自分が生まれ育った場所に来ると、心が落ち着きますね。

とてもリラックスできました。

今日からまた頑張りますので、よろしくお願いします。

次回僕の海外出張は、5月19日から24日までとなりますので、お急ぎの方は来週末までにお越しください。

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さて、今日はこのブログには珍しい、新規スタッフ採用のお話です。

クリニックFは、2007年5月26日に開院しました。

今月6周年を迎えることになります。

少々特異なクリニックであるため、開院後新規スタッフを募集したことはこれまでありませんでした。

ご主人がノルウェーに赴任した休業扱いのスタッフ一人を除いては、開院以来、辞めた人がいないのです。

銀座や青山、渋谷、新宿・・・といった都内でも華やかな場所からは少々離れた街にある小さなオフィスビルで、家賃や内装費をぎりぎりまで切り詰め、広告も一切打たず、経費のほとんどを新規レーザー購入やメンテナンス、新しい情報収集や技術の構築といったものに充ててきました。

そして、この業界で仕事をしてもう10年以上という少人数のベテランスタッフと、ここまで試行錯誤しながらクリニックの骨格をコツコツと組み立ててきました。

その骨格も開業5年が過ぎてだいぶ整い、形が見えてきました。

ここからは肉付けの作業となります。

僕自身含め今まで一緒にやってきたスタッフにはまた新しいタスクが出てきますので、ここでクリニックFにとっては初めてのことになりますが、新規のスタッフを募ってみたいと考えています。

対象は、正看護師の方です。

20代後半以上の方・・・つまり臨床経験がある程度以上ある方を募集します。

年齢の上限を特に設けるつもりはありませんが、熟練ナースの場合、時にこれまでの経験や固定概念、プライドを捨て、自分より若いスタッフにも頭を下げて学び吸収する事が出来る方でないと、難しいことはあるかもしれません。

クリニックFの専門は、特に21世紀になってもっとも進化した医学分野のひとつであるレーザー光治療です。

世界最先端のレーザー光治療をリアルタイムに学ぶことができる施設は、国内に沢山はありません。

採用条件は、レーザーや光治療に興味のある方、その分野で勉強をもっとしたい方であることはもちろんですが、それ以上の大前提として

仕事が好きな方、働くことが好きな方、接客が好きで患者さんのために何を自分ができるかを常に考え実行できる方

院内で起きる全ての事を素直に、そして謙虚に捉え、先の仕事と活力に繋げていける方と一緒に仕事をしたいな、と考えています。

より具体的な募集要項はまた後日別途アップしますが、我こそはと思う方がいましたら、履歴書をクリニックの採用係までお送りください。

クリニックに合う方がいましたら採用しますが、逆に言うと合う方が出てくるまでは採用を見送るつもりです。

気を長く、良いご縁を待ちたいと思います。

楽ではありませんが、向上心のある方にとっては未来ある、楽しい仕事だと思いますよ。

末永く一緒に仕事ができる方を、じっくり探していきたいと思いますので、よろしくお願いします!

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2013年5月 2日 (木)

新登場「サブライム」 シネロン/キャンデラ社ePLUS 最新たるみ治療機器 たるみ治療の「三種の神器」

おはようございます。

今日5月2日(木)はクリニックFの休診日です。

毎週木曜日は工学部博士課程の大学院で勉強しています。

新たな実験系の立ち上げや、今までの実験の引き継ぎなど、やらなければならないことはたくさんあります。

クリニックには受付のスタッフが出勤していますので、ご予約やご質問、医薬化粧品の発送などは承ることができます。クリニックにお電話(03−3221−6461)くださいね。

そして、明日5月3日~6日は祝日の休診日となりますので、この期間にご相談のある方はメールで御連絡いただけたらと思います。

さて、今日の話題は3月にクリニックFに日本で初めて導入された、シネロン社の「ePLUS」という機器の新たなアプリケーター 「サブライム」 について。

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先月よりこの機器を使ってクリニックの患者さんに施術をさせていただいています。

当初、自分の中でのePLUSの位置付けは、

「トリニティの施術で使用する“eMAX”のアップグレードバージョン」

というものでした。

その中に組み込まれた機能の中に

「リファームSTの代わりに新たに採用されたサブライムという機能がある」

という認識を持っていたのです。

もう少し詳しく書くと、サブライムは、痛みの無いたるみの治療機器と同じカテゴリー(クリニックFではFormula2 肌のタイトニング)に属する機器で、リファームSTのアップブレード機器としての位置づけで「名前のみがリファームSTからサブライムに変わった」のだと、理解していたのです。

ところがところが、嬉しい大間違いでした。

実際に施術をしてみると明らかに結果が違いますし、体感も異なります。

まず技術面に注目してみると、今回のサブライムの特徴は、インピーダンスフィードバックが1msecと従来の10分の1の精度になったということ。

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1000分の1秒づつ適正なRFエネルギーがフィードバックされて照射できるので、RFのエネルギー効率が20-30%アップするのです。

得られた施術結果を見ると、患者さんにとってもとても嬉しい変化であり、これは新たな機種という位置づけでよいのではないか判断して、クリニックのメニューに施術名を単独で加えることになりました。

たるみ治療には、僕も尊敬するレーザー治療の大先輩である新宿クロスクリニックの石川先生が命名され商標を取られた、「ウルサーマ」という施術(ウルセラとサーマクールの同時照射)があります。

〇ウルセラで皮下4.5mmと3.0mmのタイトニングを行い

〇サーマクールで3.0mmよりも浅い部位にジュール熱を加える

という、現状では最も理にかなった機器による効果の高い「たるみ治療」方法です。

その二つの機器に、ちょうど皮下の1.0mm近辺に「バルクヒーティング」を作ることができるサブライムを組み合わせると、4レイヤーにわたる、より効果の高い理想的なたるみ治療が可能になります。

しかもサブライムの効果によって、肌のハリ感も上がります。

◆ウルセラ (超音波) 

◆サーマクールCPT (モノポーラーRF+機械的振動)

◆サブライム (バイポーラーRF+近赤外光)

という、2013年現在たるみ治療の「三種の神器」機器併用による、ノーダウンタイムで理想的な、たるみ治療。

クリニックFでは「トリプル・レーザーリフト」とでも名付けましょうか。

思えば2002年にサーマクールが国内デビューしたときは

「メスのいらないフェイスリフトが可能になった」

というキャッチフレーズに感激した記憶があります。

いよいよダウンタイムばかりか、効果までもフェイスリフトを超える究極の施術が機器によってできる時代になったのかもしれません。

技術の進化はすばらしいですね。

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2013年5月 1日 (水)

日本美容外科学会誌に「クリニック経営」についての原著論文が載りました

おはようございます。

今日5月1日(水)はクリニックFの診療日です。

東京の朝は肌寒く、曇り空ですね。日中は気温も多少上がってくるようですが、雨も降りそうだとか。

この後連休のご予定がある方も多いでしょうから、お天気回復するといいですね。

今月末でクリニックFも6周年。6周年というのは数字としては半端かもしれません。とはいえ、3周年や5周年がひとつの区切りだったのに対し、6という数字はここを無事超えられればいよいよ10年という数字も見えてくるような気がして、当事者としては大きな意味を感じています。

ひとつ上の階段から見る景色を楽しみに、そして新しい試みも少しずつ試していきたいと思っています。

さて、連休の中日ですが、昨日は日本美容外科学会誌3月号に載せていただいた僕の原著論文の別冊が届きました。

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「美容関連診療所の経営強化策」について。

2011年に博多で開催された日本美容外科学会の、リスクマネジメントの枠で講演させていただいた内容をまとめて加筆して、論文にしたものです。

もともと医療経営学は僕の専門の一つでもあります。

ビジネス書の新書はほぼすべて目を通していますし、週末もこんな本を再読し、感銘を受けました。

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約10年前の本で、ビジネススクールに通っていたときに読んだのですが、

「経営で成功者というのは単なるまぐれで、実際には成功者に学んでその成功体験を自分の分野に応用できることはほとんどなく、むしろ失敗の原因をアーカイブすることに意義がある」

ということを再確認させてもらいました。

医学部進学のために途中退学した慶應義塾大学経済学部では、入学当初ここで経営経済学を学ぶつもりでいました。

しかしながら、まだ青かった自分は入学後考え込んでしまったのです。経営経済と一言で括る前に、どの分野の経営について、どんなテーマの経済について自分なりに突き詰め、学び役立てたいのだろうか? と。

10代終わりの、まだ乏しい知識と経験の中で自分なりに考えていたわけですが、漠然とそのとき医療のことが頭に浮かんだのですよね。

いずれ経営を学ぶにしてもまずは医師免許を取ることが、少なくとも自分にとっては先だと、一大決心をして進路変更をしましたが、医師になってから10年間は医師としての勉強で精一杯でした。

卒後6年で専門医を、卒後9年で医学博士号を手にしたのち、ビジネススクールに通う決心をしたのです。

「日本の保険診療下における医療機関の法人形態の転換―医療機関の株式会社化を含む病院経営の強化策について―」

が僕の修士論文のテーマでした。おそらく自費診療関連の医師で、最も早い時期に経営管理学修士号(MBA)を取得したのではないでしょうか?

学生のときにした勉強は、記憶しなければいけないものが多く、苦痛でした。社会人になってからの特に大学院での勉強は、基礎知識を学んだ後に理論を構築するのが主な手法です。

時間が限られている中、新たな分野の勉強は大変な思いをしましたがとてもエキサイティングで、特に論文を上梓した後は充実感に満たされました。

高等教育機関や研究所という「場」に自分は惹かれ、そこで新たなことを学び、学位や資格を取得し、それまでの経験や知識と結び付ける形で役立てることが好きなのだ、という自分の特性もよくわかりました。

その後、航空物理学や航空法規を学んで飛行機操縦士免許を取ったり、工学部博士課程に進学したりとしましたが、いよいよ今年9月の工学部博士課程修了と工学博士号取得が見えてきた今

最近化粧品の仕事も増えてきたので、次は薬学博士号を取ろうか?

それとも、昔から好きだった声楽関係の大学に行ってみるか?

哲学や絵画の勉強をきちんとしたいので、文学部でも受けるか?

なんて、次はどんな大学院を受けて、どの分野の勉強を始めようかと考えている自分にちょっと呆れています(苦笑)。

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