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2013年6月の43件の記事

2013年6月29日 (土)

■2013年6月イタリア出張⑲ アドリア海の日の出 海水浴 パラソル

おはようございます。

今日6月29日(土)もクリニックFの診療日です。

入道雲が空に浮かんでいました。

暑い夏のような天気です。

梅雨は明けたのでしょうか?

6月もこれで終わり。今年の折り返し地点ということになりますが、今年も一年あっという間ですね。

今日も朝からたくさんの患者さんのご予約を頂いていますので、集中力を切らさずに診療を終えたいと思います。

ブログは、今月滞在したイタリアはリミニについて。

サンマリノ共和国の入口です。

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早朝6時過ぎでしょうか。

窓から射すあまりに明るい日差しに目が覚めました。

アドリア海からの日の出です。

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夜にはわかりませんでしたが、この通り海に面して見渡す限りのパラソルです。

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さぞかし海水浴客で賑わうのでしょう。

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色ごとにきちんとブロック分けされていて圧巻。

ここまで揃うと、本当に綺麗ですね。

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今日はここに留まってしまおうかとの誘惑に駆られますが、我慢我慢。サンマリノ共和国行きのバスは、一時間に一本しかありません。

早々にチェックアウトして、バス停に向かいます。

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2013年6月28日 (金)

■2013年6月イタリア出張⑱ アドリア海に臨むリミニにて 熱海

おはようございます。

今日6月28日(金)はクリニックFの診療日です。

昨日は休診日。午後遅い時間から予定されていた工学部研究室での打ち合わせの前に、熱海に行ってきました。

宿泊業を営む企業と組んで、滞在型の医療施設を作ることが出来ないかと以前から打診を受けています。

体質改善、痩身、そして美容皮膚クリニックが併設出来ないかというのです。

昨日は、その現地に伺った、というわけです。941412_10201524482582376_1482317785

訪問した宿の窓からは、熱海の海から房総半島まで見渡せ、離れの客室では源泉掛け流しの温泉が楽しめる元迎賓館。

こちらはロビーからの日本庭園の景色です。

日本では本格的な滞在型アンチエイジングクリニックは成功例がありません。

以前の日本人は長期の休みを取ることに対して抵抗があったのかもしれませんが、徐々に変わりつつありますよね。

一般的に東京近郊の宿は、平日の宿泊客の回転が運営のキーとなっているようです。

企業側からも、

○月曜日から金曜日までの平日5日間の利用率を上げることが出来ればありがたい。

というリクエストが。

医学的にも5日間という期間があれば、

●ダウンタイムのあるレーザーアンチエイジングをする

●減食もしくは絶食、酵素食などで体質改善する

●高濃度ビタミンC点滴を利用して、体内の活性酸素を除去する

●全身の筋肉量を増やすトレーニングをする

などなど、選択肢の幅が広がります。

現在はインターネットの回線があれば、会社に行かなくても仕事ができる人も多いですし、しかも熱海であれば新幹線で一時間で都内に戻ることが出来ます。

一年に一度でも、旅行に行く代わりに、5日間消化管を休め、心身ともに若返り、リラックスする。

病気の人を診るのではなく、現在健康な人の健康度を上げる「ウェルネス」を主体とした短期宿泊施設。

欧米では当たり前になりつつあるこうした施設を、宿泊業の方々とノウハウを合わせて組み上げてゆければ、地域貢献、地方経済活性化にもつながり、日本の未来の職種としては興味深い市場が出来上がるのではないかと思うのですよね。

さて、僕のブログは、今月滞在したイタリアはリミニの街について。

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パルマ滞在中に、フィレンツェでの仕事の予定が一日後ろにずれてしまい、スケジュールが一日空きました。

イタリアではよくあることです。

考えた結果、以前より興味があったイタリアの中にある独立国家、サンマリノ共和国に行こうと決めました。

調べてみると、サンマリノ共和国への観光客の入り口は、アドリア海に面したリミニという街。

パルマから電車で2時間程度で着くようです。

その日のうちにリミニに移動して一泊すれば、サンマリノを回って翌日夕方までにフィレンツェに戻ることが出来ます。

海が見えるシングルの当日夜の部屋を、インターネットで押さえることもできました。

電車のディレイもあってリミニの街に着いたのは夜9時過ぎ。

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遅い時間だったのですが、ホテルに着きました。

部屋はとても狭かったのですが、確かに海に面しています。

うっすらとアドリア海が見えますが、海水浴場のようですね。

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食事もまだでしたので、とりあえずリミニの街を歩いてみることにしました。

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街に出ると、先ほどまでサーキットで運転していたF12に遭遇。

高級車も走る地域ですね。

ガンメタリックは初めて見ましたが、美しい車ですね。

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街は思ったよりも栄えています。

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ジャズを演奏している広場もありました。

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いわゆる観光名所なのですね。

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約一時間歩いてみましたが、アジア人には一人も会わず。

最近のヨーロッパでは珍しいことです。

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僕はお店に入り、コロナビールを頼みました。

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こちらで地元の人に混ざってサッカー観戦。

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イタリア人は一喜一憂、盛り上がるので楽しいですね。

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2013年6月27日 (木)

■2013年6月イタリア出張⑰ ピロタコース二日目 初めてのF458チャレンジ走行

おはようございます。

今日6月20日木曜日はクリニックFの僕の診療は休診です。

僕は朝より、国内大手宿泊業の方との滞在型宿泊アンチエイジング施設の企画のために静岡県へ半日出張。

午後からは工学部大学院に戻り、次の共同研究の打ち合わせをしようと思います。

スタッフは出勤しておりますので、ご質問や、ご予約の変更などがありましたらご連絡くださいね。

さて、僕のブログ国際学会周遊記は、今月滞在したイタリアでの話。

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レストランでの会食の後、翌日。

ピロタコース最終日となります。

早朝からバスでサーキットに向かいます。

この日は快晴。

モデナの周りの田園地帯の景色です。

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美しいですね。

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この日サーキットでに待っていたのは、F458チャレンジ。

完璧なレーシング仕様車です。

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こんなヘルメットを被せられ、初めてのサーキット仕様車にてサーキット走行。

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乗り込むのに一苦労し、さらにイグニッションボタンを押すと、エンジンの爆音が。

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すごい迫力です。

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実際に運転してみた感想は、エンジンの馬力自体はそんなに体感が変わりませんね。

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しかしながら、市販車と、レースカーはグリップ力が圧倒的に違うのです。

高速で走り抜けたときの横Gが全く違いました。

初めての体験でしたが、とても良い体験でした。

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こちらコース終了時。

使用されたタイヤが並んでいます。

これだけのタイヤが使い捨てられるのですから、モータースポーツの激しさがわかりますね。

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2013年6月26日 (水)

■2013年6月イタリア出張⑯ パルマのミシュランに載るレストラン 欧州のワイン通

トレーニングコースの初日が終わった夜。

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パルにある新しいレストランに移動となりました。

Inkiostro da Poli という、まだ新しいレストラン。

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コース参加者とインストラクターがこちらの大きなテーブルで会食です。

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斬新なイタリア料理。

食べ物もとても手が込んでいましたね。

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こちらのパルミジャーノ・レッジャーノ(写真右)。

こちらは美味でした。

今回のドライビングコースには、イタリア、ベルギー、フランス、イギリス、ドイツ、アメリカ、レバノン、モナコ、シンガポール、日本と、国際色豊かでしたが、こうしてテーブルをともにしてみると、各国のテーブルマナーは十国(?)十色だなあと感じました。

一見すると同じように見える欧州の食文化も、使う道具や食べる方法が違うのですよね。

フランス人は、出てきたすべてのワインについて細かいメモを残しながら料理を楽しんでいましたね。

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店先にあったミシュランのイタリア版にも記載がありました。

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こちらのレストラン。

なんといっても特徴は、数多くのワイン。

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特に地下一階のワイン蔵は、このようなサイズのワインを並べた部屋が5つもあります。

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中には骨董品ともいえるお酒も並んでいましたよ。

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ワインセラーの見学の後、デザートとなりました。

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これもとても凝っていました。

夏のイタリアの日没は遅いのです。

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夜10時頃にようやく陽が沈みました。

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■2013年6月イタリア出張⑮ 国際学会番外編 ピロタアドバンスコース1日目旺文社の「英語長文問題精講」 

おはようございます。

今日6月26日(水)もクリニックFの診療日です。

実は来月、とある英語の試験を受けなければならなくなりました。

医学英語はいつも読み書きしていますが、普通の英語や単語を思い出すのはちょっと時間がかかります。

英語は使っていないと忘れてしまいますので、常に勉強が必要ですよね。

そんな時、僕がいつも手にするのは、受験英語の本。 Img_3405

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こちらは、旺文社の「英語長文問題精講」。

限られた時間の中で文章を読み、内容を理解するのにはもっとも適しています。

僕の愛読書の一つですね(笑)。

昨夜からまた読み始め、今日はいつもより早く出勤し、院長室でコソコソ読んでいたらスタッフに見つかってしまいました。

多くの文章を多読できますのでお勧めです。

NewsWeek などの新聞や雑誌を読む方法もありますが、受験英語は簡潔にまとまっていて、いいトレーニングになりますよ。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、今月滞在したイタリアのお話です。

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早朝にホテルを出発。バスに乗り、サーキットに向かいます。

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ミーティング及びサーキット走行上の注意点などについて講義が始まります。

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ドライバーの運転技量に合わせた4つのグレードごとに、高速走行のイメージを変えるのだそうです。

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この日の天候は曇り。

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カーナンバーによって割り振られた車を運転して、コースに出てゆきます。

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バックヤードでも車ごとに情報をしっかりと管理。

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与えられたデータを観ながら、コース取りについての疑問点をインストラクターに質問します。

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こうした一般ドライバーが運転したような情報も、次期の車体開発に反映され、活用されてゆくのでしょう。

エンジニアリングの魂を感じます。

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2013年6月25日 (火)

■2013年6月イタリア出張⑭ パルマ レベル2 アドバンスコース始まる 英国のレーザー企業

おはようございます。

今日6月25日(火)もクリニックFの診療日です。

学位審査が終わったこともあり、今週は、毎朝・毎晩打ち合わせが続きます。

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昨晩は、英国のレーザー企業と打ち合わせがありました。

担当者は7年ぐらい前シネロンにいたUri Michaelisでした。

レーザー医療の世界は業界内で会社を渡り歩く人が多く、意外な再会や接点がありますよね。

今回は新たな痩身用のレーザー機器についての話でしたが、技術的にはもう一つ工夫が、そして医学的にはアジア人用の検証実験が必要ではないかという話になりました。

ディスカッションを続けてゆきたいと思います。

さて、僕のブログは今月滞在したイタリアはパルマの話です。

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ミラノから電車で約1時間半。

昨年11月以来ですが、パルマの街にやってきました。

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昨年は音楽の街パルマで街の見学の時間があったのですが、今回は残念ながら余裕がありませんでした。

こちらは今回宿泊したホテル。

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中に入ると昨年訪れたヨーロッパ最古の劇場の一つ、パルマにあるファルネーゼ劇場のモザイク画が飾ってありました。

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チェックインして間もなく、F社主催によるドライビングミーティングが始まります。

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こちらで開催されるコースは

◎SPORT 

◎ADVANCE

◎EVOLUTION

◎CHALLENGE

の4つにレベルが分かれています。

ネーミングもいいですよね。

聞いただけですべて受講したくなります(笑)。

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今回はレベル2=アドバンスコースの受講となりました。

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この日は世界各国から集まったコース参加者やドライバー達と共に、パルマの街に出て会食となりました。

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特にプロシュートは絶品でしたよ。

イタリアはどこで食べても食に困らないのが嬉しいですね。

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夜も更けてきましたよ。

明日から二日間のトレーニングに入ります。

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2013年6月24日 (月)

■2013年6月イタリア出張⑬ 秘密保持契約 DUOMOからミラノ駅までの散歩道

翌朝。ミラノにて二日目。

こちらで一つある企業と打ち合わせがありました。

ブログ「新国際学会周遊記」で最初は世界の医学会の話ばかりを書いてきましたが、海外で発表するうちに、レーザーや医学機器をつくる海外の企業からの機器評価の依頼や、打ち合わせが増えてきました。

医療レーザーを作る企業にとって、アジアの市場は切り捨てられない大きな市場。

しかしながら、欧州の企業では、肌の色が違う人種に対し照射テストもできませんし、パラメーターの設定なども出来ませんよね。

こうした企業にとって英語を話すアジア人ドクターは、情報源として大切な役割を担うことになるのです。

そして、名前を出せる企業はブログにも書いていますが、秘密保持契約をしたのちに仕事をしているところもありますので、いくつかブログでご紹介できない打ち合わせもあるのです。

午後はミラノ駅よりパルマに移動しなければなりませんが、散歩を兼ねて地下鉄で4駅間ある、DUOMOからミラノ駅まで歩いてみることにしました。

こちらはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世大通りにある、サン・カルロ・アル・コルソ教会。

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ちょうどミサがありましたよ。

パイプオルガンの音が素晴らしく荘厳に響いています。

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左に曲がるとモンテ・ナポレオーネ通り。

僕はこの角のDIESELで、デニムを2本購入。

DIESELのデニムはデザインが綺麗で身体にもフィットし、ファンなのです。

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いつもミラノに来たら寄っているお店です。

モンテ・ナポレオーネは、ミラノきっての高級ブランド商店街です。

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その後、スカラ座のあるマンゾーニ通りに突き当たり、スカラ座とは反対方向の右に曲がります。

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北に歩くと、門が見えます。

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この先には、ミラノ市民の憩いの場、プッブリチ公園があるのです。

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公園からミラノ駅に向かう途中。

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左手に、新規に開発された地域がありますね。

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徒歩約1時間。

僕は地下鉄よりも、歩いたほうが好きですね。

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さて、ミラノ駅に到着しました。

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パルマ行の列車に乗り込みます。

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僕にとっての博士号とは

おはようございます。

今日6月24日(月)はクリニックFの診療日です。

本日は朝9時より世界の次世代痩身機器を揃えた、新しい痩身専門クリニックについて早朝企画会議がありました。

診療の後、夜からはイギリスから来日中のレーザーメーカーの学術技術担当者との打ち合せ。

忙しい日々が続いています。ありがたいことです。

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先週の土曜日、工学部の学内学位審査会が開催されました。

緊張の中迎えたこの日でしたが、発表及び質疑応答までをなんとかこなし、おかげさまで無事終了しました。

「この段階で、ほぼ工学博士号が確定したと言って良いでしょう。」

とのお言葉を教授に頂きました。

苦労しただけに喜びもひとしおです。

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思い返せば3年前、専門用語も日常的に使う言葉も医学の世界とは全く違う、理系という同じくくりでは語り切れない学問の勉強を始めた当初、それこそ「雲をつかむような」ことを始めてしまったなあ・・・と迷宮に入りこんでしまったような思いを何度もしたものです。

それでも手探りで、無我夢中で毎日を送りながら、真剣に研究に向き合うことで多くのことを学びました。

文系・理系という枠に当てはめ、カテゴライズしてしまうのは実に簡単ですが、

同じ医療という分野に属していても

●「生物学」 は 「医学」 の中に 

●「物理学」 は 「工学」 の中に、さらには医療機器の開発に

●「化学」 は 「薬学」 の中に、さらにに香粧品の開発に

生きてくる学問であり、研究のアプローチも制約も違います。

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理系にとっての博士号は、免許やお免状のように取得し額縁に飾ることが目的なものではありません。

特に研究の場では、そこまで辿り着くほどに勉強をしないと、使えない言語や逢えない人、見えない景色があるのです。

ある特定の分野の専門家と、専門的な話ができる国に入国するためのパスポートのようなもの、といえばいいのでしょうか。

博士号の「博士」というタイトルは、

「この人は専門用語を使って、専門の話し合いが出来る基礎知識を持ち合わせていますよ。」

という合格証なのです。

医学の世界も工学の世界も、ものすごいエキスパートがひしめく世界ですが、そんな中で海のものとも山のものともわからない人と出逢っても、相手がどの程度の言語能力と理解能力があるのかある一定のラインまでは計ることができるわけです。

パスポートに英語のTOEICの点数がついてるようなかんじでしょうか(笑)。

まだ実感が湧くところまでは至りませんが、これからも頑張って、次の研究を進めてゆきたいと思います。

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2013年6月22日 (土)

■2013年6月イタリア出張⑫ ミラノリナーテ空港よりDUOMO広場へ 学内学位公聴会

おはようございます。

今日6月22日は、いよいよ午後から工学部博士課程の学内学位公聴会です。

本年9月の工学部博士課程修了に向けて、約20名の工学部の教授の前で、研究室所属期間中に発表した、英文論文4報、日本語論文1報を合わせた約1時間のプレゼンテーションをしなければなりません。

工学博士を取得するにあたり、受理された英文論文の数も規定を大きく上回っていますし、これはいわば3年間の工学部博士課程の修了のためのセレモニー。

しかしながら、最後の大きな山のために準備してきたとも言えるでしょう。

英語ではなく、日本語のプレゼンテーションに緊張しているのは、初めてかも知れません(笑)。

そのような状況なので、現在、クリニックFの診療は朝だけしかお取りしていません。

状況によっては夕方からの診療を再開できるかもしれませんが、まだ予約枠は空白のままにしています。

お急ぎの方は、本日対応が可能かもしれませんので、夕方頃からクリニックにご連絡(03-3221-6461)くださいね。

さて、僕のブログ国際学会周遊記は今月滞在したイタリアブログの続きです。

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到着したのはミラノのリナーテ空港。

マルペンサと二つあるミラノの空港のうち、小さな方です。

東京で言うと成田ではなく、羽田空港の様なイメージでしょうか。

リナーテからは市内まで近いですし、数えきれないほど来ています。

ラゲッジを取った後、市内行きの路線バスに飛び乗ります。

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市内まで30分ぐらいでしょうか。

バスを降りるとすぐに見知った場所に出てきました。

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ヴィットーリオ・エマニュエーレ2世大通りです。

現在は世界の国旗が並んでいますが、この先にDUOMOがあります。

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こちらの写真でわかるでしょうか?

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背丈20cmぐらいの真っ平らな人形が、音楽に合わせて立って踊っています。

不思議で、人がたくさん集まっていました。

この通りはストリートパフォーマーもいて、いつもにぎやかですね。

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ミラノは昨年の11月にも来ましたので、9か月ぶりです。

ミラノに来たら、やっぱりDUOMOを観たいですので、行ってきました。

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到着日はこの通り小雨。

この季節は残念ながらスカラ座でのオペラやバレエの公演はありません。

ですがちょうど建物に入るとミサで、DUOMOではパイプオルガンの音が美しく響いていました。

何度か遭遇したことがありますが、これは神秘的です。

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聖歌隊による合唱も素晴らしかったですね。

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DUOMOは、横から見ても素敵です。

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こちらはヴィットーリオエマヌエーレ2世のガレリア。

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DUOMOの広場でも、古本屋さんが出店していました。

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シャーロックホームズで有名な、アーサー•コナン•ドイルの著作もありました。

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再びヴィットーリオ・エマニュエーレ2世大通りを通って、この日はホテルに帰ります。

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2013年6月21日 (金)

■2013年6月イタリア出張⑪ フランクフルト経由イタリアはミラノへ

この日は成田からルフトハンザ航空でフランクフルト経由となりました。

成田に向かい、驚きました。

またもや、2週間前に初めて乗った、エアバス社A380の機体です。

ヨーロッパの航空会社の便はA380が多いのですね。

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ドイツ上空まで11時間。

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フランクフルトに着きました。

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さらに短いトランジットを経て、イタリアはミラノへ。

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こちらの機体で、アルプスを越えてゆきます。

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イスタンブール開催のヨーロッパ皮膚科学会演題が通過しました

おはようございます。

今日6月21日はクリニックFの診療日です。

昨日は大学院の研究室で博士論文の製本と今週土曜日に開催される、学内学位公聴会のプレゼン作業で夜遅く帰宅しました。

今日も朝は一時間早くクリニックを開き、雑誌社の取材に対応しますが、診療は通常通りですので、お待ちしていますね。

今日の朝、メールを開くと、ヨーロッパ皮膚科学会EADVから一通のメールが入っていました。

今年10月にイスタンブールで開催されるEADV本会の演題通過のお知らせです。

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Dear Dr. Fujimoto, We are pleased to inform you that your below abstract has been accepted for poster presentation during the 22nd EADV Congress, in Istanbul, Turkey from 02-06 October 2013.

合格通知はいつもらっても嬉しいですね。

2013年は演題、論文ともに通過率100%。

本当に希有な年ですが、地道に頑張ってきた僕のレーザーに対する研究内容が、世界の最先端に匹敵し、世界の医学会で常に認められるようになったということ。

本当に嬉しいです。

ヨーロッパ皮膚科学会は2005年から参加しており、2007年に国際認定医となりましたが、毎年開催国が違います。

トルコは1999年に観光で行って以来。

風景では、やはりブルーモスク、地中海沿いに点在する古い遺跡、カッパドキア、パムッカレが記憶にあります。

食べ物では、ボスポラス海峡で食べたサバのサンドイッチと伸びるアイスが印象的でしたが、ずいぶん変わっているのでしょうね。

東洋と西洋の文化の交流地点について、また変わった風景をこのブログでもご紹介できると思います。

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2013年6月20日 (木)

■2013年5月ドイツ出張㉕ ドイツからの帰国

おはようございます。

今日6月20日木曜日はクリニックFの僕の診療は休診です。

僕は工学部大学院に行って研究をしてきます。

クリニックのスタッフは出勤していますので、ご予約の変更や医薬化粧品の注文などがありましたらご連絡ください。

さて、今日のブログは先月滞在したドイツの最終日のブログです。

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椿姫観劇の後。

ミュンヘンの街を、夜景を見ながら歩いて帰ります。

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綺麗な街並ですね。

翌朝はミュンヘン空港からパリ経由の帰国となります。

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小さな飛行機でパリ空港へ。

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待っていたのは、偶然にもエアバスA380。

総二階建ての航空機です。

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航空機ファンとしては、一回乗ってみたかったのですよね。

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デッキの待合もこのようなデザイン。

スペースに余裕があっていいですね。

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今回のイタリア往復もルフトハンザでしたが偶然にもこのA380でした。

何年も乗ることが出来なかったのに、このひと月で3度も搭乗することになるとは思いませんでしたよ(笑)。

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ディレイがあったものの、無事に成田に到着し、クリニックFに直行しました。

ヨーロッパ帰国の場合、機内で一泊して、朝から診療というパターンが定着してきましたが、体も慣れてきますね。

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長くなりましたが、これで2013年5月のドイツ出張記を終わります。

明日からイタリア出張記を始めますね。

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2013年6月19日 (水)

■2013年5月ドイツ出張㉕ ミュンヘン バイエルン州立歌劇場 椿姫

おはようございます。

今日6月19日もクリニックFの診療日です。

昨日も朝から打ち合わせや取材、企業との打ち合せをこなしてきましたが、帰国の週はいつもばたばたしますね。

昨日は、一部の患者さんが取材の時間と重なってしまい、ご迷惑をおかけしました。

さて、僕のブログ国際学会周遊記は、まず先月書き残したドイツブログをまずは二つあげてしまおうと思います。

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いよいよ、ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場に入ります。

この日の公演はヴェルディの「椿姫」です。

今年は1813年のワーグナー生誕200周年であるとともに、同年生まれのヴェルディの生誕200周年でもありますので、ヨーロッパでは各所でヴェルディのオペラが公演されていますね。

同年生まれのワーグナーとヴェルディが後世に与えた影響を考えると、人生後半部分ではワーグナーに軍杯が上がるのでしょう。

ヴェルディはフリードリッヒ2世の庇護のもとのワーグナーの活躍に脅威を感じていたようです。

椿姫はいくつも登場する美しいメロディを含め、ヴェルディの円熟期の代表作品の一つと言えますよね。

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動画を一つ見つけましたのでご覧ください。

椿姫は、このブログでも何度も登場していますので、ストーリーは割愛しますね。

ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場。

初めて訪れましたがなかなか素敵です。

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こちらが劇場二階中央の赤い天井の部屋。

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左右にある青い天井の部屋。

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装飾も美しいですね。

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窓の外にはフラウエン教会の尖塔が見えます。

階下はラウンジとなっています。

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劇場内で軽食を食べる人たちもいます。

そして劇場内。

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劇場は赤と黄金色です。

色の対比が目のも鮮やかに飛び込んできます。

目でも耳でも酔わせる設備となっているのですね。

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開演前には人がぎっしりとなりました。

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椿姫は、世界で最も多く公演されるオペラだと言いますが、ストーリーの解りやすさも曲の美しさも格別ですね。

しっかりと堪能させていただきました。

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2013年6月18日 (火)

■2013年5月ドイツ出張㉔ ミュンヘン バイエルン州立歌劇場 ヴィッテルスバッハの宮殿レジデンツ 世界の痩身のための医療機器

おはようございます。

今日6月18日はクリニックFの診療日です。

朝9時より新しいクリニック計画のための早朝ミーティング。

現在のクリニックFは顔の肌質改善のためのレーザー専門クリニックですが、世界の最新機器を集めた痩身専門クリニックのプロデュースをする可能性が出てきました。

この計画が立ち上がった約3ヶ月前より、かなりの量の痩身機器に関わる英語の医学論文、工学論文も読み込み、準備をしてきました。

同じ英語の論文でも、質の開きがあります。

機器によっては大量の論文が通過していてFDAの認可が通っているものもありますが、根拠として測定されているデータが計測値や患者さんの主観(VAS visual analogue scale)のみであったりする場合、食事制限や運動療法などのほかの要素が併用された可能性もありますよね。

つまり、純粋な研究目的の論文と、機器や薬を売るために作られた論文があるということです。

ここはきちんと専門家の目から論文の妥当性を読み込みをして、機器を選別しなければなりません。

結論として、現在世界の市場で一定以上の認知を得て、しかも確実に効果があると認識されている痩身医療機器は

ウルトラシェイプ

クールスカルブティング

ヴェラシェイプ

ウルトラアクセント

AC BODY

リポソニックス

スムースシェイプ

スリムスペック

です。

HIFU RF 超音波 クライオ EMS IR 吸引+マッサージ 

などの技術の組み合わせで、それぞれの機能を持ちますが、現在これらの機器はどれもが相補的なものです。

国内のクリニックに複数導入されている場合もありますが、同じ痩身を目的にしても、患者さんにとってはそれぞれに適応があり、必要な機器が選択されていない可能性もあるのです。

これは消費者にとっては不利益ですよね。

秋頃には開業できそうですが、かなり大規模な面白い企画になりそうです。

またこのブログでもお知らせしますね。

さて、僕のブログ国際学会周遊記ですが、イタリアブログの前にドイツブログがあと三つ残っていました。

まずはそれを仕上げてしまおうと思います。

*********************

こちらがミュンヘンのバイエルン州立歌劇場です。

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この日の夜に予定されているオペラ「椿姫」の開演まで約1時間。

建物の左手にある、バイエルン王家ヴィッテルスバッハの居城、レジデンツとその宝物館を見学することにしました。

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最初にこの建物に入るとき、受付の人が、僕の服装を見てこの後オペラの時間があると察したのでしょう。

「レジデンツは本当に大きいので、ゆっくり観ずに早歩きで見学したほうがいいよ。」

と教えてくれました。

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確かに入ってみると本当に広く、建物の中を縦横無尽に、相当な距離を歩きましたよ。

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宝物館の展示も見事なもの。

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ほどよく歩き疲れた後、最後にオペラの前に軽食を食べます。

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ビールとソーセージ。

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そして豚肉、ジャガイモ。

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美味しかったですね。

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この場所から市庁舎まですぐです。

こちらの市庁舎の仕掛け時計(グロッケンシュピール)は、ドイツ最大規模なのだそうです。

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こちらの人形たちは等身大なのだとか。

仕掛け時計が動くのを待っている人たち。

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街中でコンサートをする人たち。

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ミュンヘン名物の二つのネギ坊主頭のフラウエン教会。

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このようなディスプレイもありました。

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再度歌劇場へ。

いよいよ開場時間です。

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2013年6月17日 (月)

本日発売の美スト 8月号 に載っています

クリニックFの診療再開で、本日も忙しくやっています。

本日発売の美スト8月号。

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「タキシードで撮影を」とのことで、先月取材を受けさせていただいたのです。

タキシード??

と聞いて不思議に思ったのですが、記事を観て、なるほど、と納得しました。

ありがとうございます。

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よろしかったらご覧くださいね。

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今週もよろしくお願いします

おはようございます。

今日6月17日はクリニックFの診療日です。

先週末にイタリア出張より帰国し土曜日より外来を再開しています。

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こちら、6月14日出張最終日にミラノで撮った写真。

あちらでFacebookを観ていたら、以前にMBAを取得した時の同級生が夫婦でイタリアを旅行していて、偶然同じ日にミラノ滞在となることが分かったのです。

せっかくなのでミニ・リユニオン。

会食前に、その同級生の奥さんが撮ってくれました。

実はミラノには数えきれないほど滞在しているのですが、DUOMO のこの場所で撮った写真が一枚もないのです。

僕は海外では一人で移動することが多いのですが、ブログの僕の写った写真はカメラを置いてセルフタイマーで撮影したり、人に頼んだりして工夫しています。

でも、誰かまわず人に頼むと、自分の顔をズームされて背景が欠けてしまったりと、なかなかよいアングルで写真を撮ってもらえないので、なるべく一眼レフカメラを持っているような人に頼むようにしています。

イタリアの観光地のように人が多い場所ですと、他人にカメラを持たせて写真を頼むのが難しい場合もあります。

今回は貴重な写真になりました。

イタリアブログの続きは明日より開始しますね。

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2013年6月15日 (土)

■2013年6月イタリア出張⑩ イタリアより帰国しました

おはようございます。

先ほど成田からクリニックFに直行し、一週間ぶりに外来をスタートしました。

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こちらは7月末、次回出張予定のシンガポールIMCASの予定表です。

クリニックに届いていました。

最近元気のない米国のレーザー企業と比較して、ヨーロッパにはオリジナリティあふれる技術を持った企業が増えてきています。

2007年よりヨーロッパ皮膚科学会(EADV)認定医としてヨーロッパでの活動もしてきましたが、これから数年はヨーロッパ製の機器がいくつもデビューするかもしれません。

今回もいくつかの企業を訪問することができましたが、引き続き、欧州の動向も見据えてゆきたいと思います。

現地でFacebookを観ていたら、ちょうどMBAの同級生が同じ時期にイタリアにいるのに気づき、たまたま最終日のミラノの日程が一緒だったので、ミラノでは久しぶりに会食してきました。

本日からまたお願いいたします。

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2013年6月14日 (金)

■2013年6月イタリア出張⑨ General Project社 トスカーナ ワイナリー

フローレンス郊外にあるGeneral Project社の本社へ。

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社員の方が車でホテルロビーまで迎えにきてくれました。

フローレンスの西に約30km走ったところにGP社はあります。

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こちらはCEOのStefano Ianniです。

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新規に作成されたエルビウムYAG、QスイッチNd:YAG、ロングパルスNd:YAG、エルビウムグラスの4つのレーザーをひとつのプラットフォームに入れた機器について、医学的、工学的な意見を求められ、今回やってきたのです。

インターナショナル・マーケティングスタッフ、技術開発者、CEOと一緒に、実践と約3時間ぐらいのディスカッションを行いました。

今回も、まずは黙って営業の話とプレゼンを聞き、現状のテスト機器の能力を判定させていただくことにしました。

実際に4つすべての波長を試し、

1) プラットフォームのパワーユニットは十分。

2) QスイッチNd:YAGについては5Hzの発振しかされていないので、最低でも10Hzが必要である。

3) 4mm径のスポットで8J/mm2の出力があるのにも関わらず、照射径が小さすぎる。むしろピーク出力は2.4−3.0J/mm2程度に抑えても良いので、照射径を最低でも6mm、可能であれば8mmにすべきであること。出力と半径からざっと計算してみても、現在のGP社の技術から考えてもそんなに難しい事でもないようだ。

4) ビームプロファイルに乱れがある様なので、例えばQスイッチはトップハットで、ノーマルパルスはガルシアンにするなど、用途によって設計を分けるべきである。

5) タトゥーを治療の目的にするのであれば、現在はナノ秒ではなくてフェムト秒の機器開発が必要だと考えられるが、その研究費は現状ではかけるべきではない。

6) 現在のところ、臨床利用しているナノ秒単位のQスイッチレーザーは4波長しかない。532nmのKTP、694nmのルビー、755nmのアレキサンドライト、1064nmNd:YAGであるが、少なくともアジア人を多少にしたいのであれば、アレキサンドライトかルビーはラインアップに載せたい。ただし、工学的な構造に共通点がないので、DUALコアの機器にしなければならないけれど。

・・・という話を伝えました。

過去に例のない、非常に役立つディスカションだったと感謝されました。

僕も有意義な時間を過ごすことができて、とても嬉しかったですね。

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その後はトスカーナのワインシャトーで会食でしたがこれは帰国後に別のブログに書きますね。

ミラノに帰り、会食がひとつ。

その後翌朝早朝便で帰国となります。

クリニックFの僕の外来は、15日土曜日朝より再開します。

関係者の方々にはご迷惑をおかけしました。

次の海外出張は7月末のIMCASシンガポールの招待講演です。

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■2013年6月イタリア出張⑧ フィレンツェ DEKA社 フラクショナルレーザー パラメーターの最適解

サンマリノ共和国から、移動に4時間ぐらいかかったでしょうか?

4度目のフィレンツェにやってきました。

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少し街を歩いてみましたが、要所要所の建築物や彫刻などがあり、いつ来ても「温故知新」という言葉を噛みしめる素晴らしい街ですね。

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さて、僕はと言えば、この街で早朝7時半より、マドンナリフトで知られるDEKA社の開発責任者マウロ・ガリ博士と約2時間の打ち合わせを行ってきました。

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今回打ち合わせた大きな論点は3つ。

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1)マドンナリフト施術後の生物学的反応について。

→当然、施術直後の短期的なコラーゲンの拘縮と数ヶ月単位のコラーゲンの増盛が考えられるため、今後細胞の中にあるサイトカインの増減を含めて、研究を続けて行こうということに。

2)フラクショナルレーザー施術後に、グロースファクターを塗る施術についてどう思うか?

→実際にグロースファクターを施術後に使用しているのは、世界的にも日本か韓国しかなく、正確なデータの取得が必要である。お互いどこかの大学の薬学部で共同研究が可能なところを探そうということに。

3)フラクショナルレーザーの施術の工学的なパラメーターの最適解を、どのようにすれ求められるか?

→これについては実際に僕が所属している工学部で研究を始めており、RF発振器を利用したスマートサイドスクエアであれば、望むべき波形を作る事が可能であろうから、光学的拡大鏡などを利用してより細かなパラメーターを設定しよう。

でした。

数年前から研究の打ち合わせをしていますが、だんだん細かい測定が可能になってきました。

来年の米国レーザー医学会に向けて、演題を作り込もうと思います。

この後、フィレンツェ郊外にて、もう一社打ち合わせに向かいます。

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2013年6月13日 (木)

■2013年6月イタリア出張⑦ 崖の上に広がる国土 サンマリノ共和国

リミニから直通バスで一時間。

これが唯一サンマリノ共和国に入る公共機関です。

世界で5番目に小さな国であり、また、現存する世界最古の共和国であるサンマリノにきました。

いつか訪れたいと漠然と思っていたのですが、漸く叶いました。

この国土は山というよりは崖の上を国家にした様な印象。

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ヴァティカンやリヒテンシュタイン、エズ、モンサンミッシェルとも違います。

今まで僕が訪れた場所で言うと、意外とマチュピチュに近いイメージでしょうか。

このような崖の上の国家があったら、誰も攻め込もうとは思わないでしょう。

サンマリノには国家を守るための3つの砦があります。

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こちらが第一の砦。

崖の上に切り立ったイメージが分かりますか?

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僕はバスで入国しましたが、ひとつ手前の街で降りて、ロープウェイで入国する方法もありました。

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崖の上にある国。

国土は数時間で歩けるぐらい狭いです。

僕は午前10時のバスで到着して、三つの砦の山道を歩き、国家議会場を見学し、午後1時のバスでリミニに帰りました。

帰国したらもう少し詳しいブログをアップしたいと思いますが、ここは来てみて良かった。おもしろかったですよ。


明日はフィレンツェで打ち合わせ。イタリアのレーザー企業のダブルヘッダーです。

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■2013年6月イタリア出張⑥ イタリアの海水浴場 リミニという街

さて、引き続きイタリアからこのブログを書いています。

イタリアのどこに現在いるかと言えば・・・

実は、当初本日に打ち合わせ予定だったフィレンツェの企業の予定が一日後ろにずれてしまったため、スケジュールがぽっかり空きました。

イタリアでは良くある事です(苦笑)。

これで夜にスケジュールを立て直し。

この連絡が来たパルマ最終日。その日の夜から翌日の1日を使って

さて、どうしようか・・・

地図を見ながら考えついたのは、空いた一日を使って、サンマリノ共和国に行ってみようかと。

西洋の城郭に興味があるのです。

サンマリノへのアクセスを探すと、アドリア海に臨むリミニという街に入るのが良さそう。

電車でパルマから約2時間ですが直通電車も出ているようです。

そんな訳で全く予定になかった、初めて訪れる街のホテルをインターネットで予約。

鉄道の切符もパロマの駅の自動販売機で取りました。

良い時代になりましたね。

イタリアですので多少のディレイもあり、夜の9時過ぎにこちらに到着しました。

とはいえ、サマータイムの夜9時はまだまだ明るいです。

ちょっと街を歩いていみましたが、リゾート地のようでかなりの人がいます。

食事を含む1時間の間、アジア人には全く会いませんでした。

ホテルで朝6時頃、強い朝日で目覚めるとご覧の通り。

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写真でわかるでしょうか?

目の前はアドリア海に面した海水浴場でした。

眩しいくらいの光景に、一瞬このままここで一日過ごそうかという誘惑にかられます。

でも、今日の夜にはフィレンツェに到着しなければなりません。

残念ですが、このままこの街は、早朝にチェックアウト。

サンマリノ共和国に向かおうと思います。

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2013年6月12日 (水)

■2013年6月イタリア出張⑤ ピロタトレーニングコース修了 教育を感動の体験としてビジネスにする

F社主催によるトレーニングコース。

アドバンスコースを無事修了しました。

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イタリアでのドライビング・トレーニングコースは、クラスを上げて今回が2度目の参加となります。

短い期間ではありましたが、今回の参加による副産物としてヨーロッパ文化にモータースポーツが深く関わっていることを、以前よりよく理解できたように思います。

ヨーロッパ発祥で現代も続く三大スポーツ・イベントと言えば、オリンピック、ワールドカップ、そしてフォーミュラーワンが挙げられます。

中でもモータースポーツは、

○高い集中力を鍛え、それを持続させるトレーニング

○瞬時の判断力を磨き、その判断に基づいて行動するトレーニング

○多くの選択肢からいち早く正解を導きだすトレーニング

といったことが、人間の力を上回る秒速・音速の合間に求められる点で他のスポーツと異なります。

ヨーロッパにおける帝王学や歴史にも深く関わっていると思います。

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今回は「父と息子」という親子の参加が4組もあった事にも驚きました。

父親及び一族のサポートがなければ、小さい頃からモータースポーツに関わる事は経済的に出来ません。

動体視力や反射神経が発達する時期に、こうしたモータースポーツに親しむ事が出来ると、大人になってから素晴らしい結果を残す事も出来ますよね。

東洋人はF1でまだなかなか活躍出来ませんが、それはこうした背景にもよるのだということ、以前からわかっていたつもりではいましたが、それを今回目の当たりにしました。

また、イタリアはもちろん、フランスやモナコ、ドイツなどから陸路マイカーを運転してここまでやってきた参加者もいましたが、これにも日本とは異なる大陸文化をよりリアルに感じることとなりました。

モナコからパルマまで、わずか3時間で到着するのだそうです。

東京から鈴鹿に向かうよりある意味アクセスも良いわけですよね。

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世界各国から集まる人たちとスポーツ・ドライビングを通じて友達になれることも、本当に貴重なチャンスだと思いました。

今は、Facebookなどですぐ相手に連絡が取れる時代です。

僕がレーザーの専門医だという事を話すと、日本に行ったときにやらせて欲しいとか、どんな機器が良いのか? とか、質問が飛び交うのも楽しかったですね。

そして、ワインの話。

皆本当に詳しいです。出てきたワインひとつひとつに、コメントをメモ書きしている人もいました。

F社ではこうした試みを1980年代から続けているそうですが、適度にブリーフィングや講義を挟み2日間の講習の間集中力が切れないようにする点にも随所に工夫が見られ、ここまでに蓄積された素晴らしい技術とノウハウを感じました。

普段関わる教育機関とは違う環境でなにかを学ぶ、というのは、得るものも多いですね。レーザーのトレーニングや学会での発表について、各企業の方と議論したりブラッシュアップしたりする時に使えるアイディアももらえたので、帰国後に役立ちそうです。

今回僕はF458を使ってのジムカーナで、3位入賞。

皆に祝福されました。

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修了証をもらいましたが、これには感動しますね。

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コース終了時のセレモニー。

最後に参加者が一室に集められます。

コース内での出来事を映像で流し、修了証を一人一人に渡し、あたかもハリウッド映画のように盛り上げてくれるのです。

サーキット走行でもジムカーナでも1位を取って、インストラクターから

「明日から我々の仲間に入ってもいいよ!」

と言われていたベルギー人の20歳ぐらいの男の子もいました。

彼は明らかにその場にいる誰よりも速かったです。

モノを買う時代、モノを所有することで幸福や優越感を感じる時代から、経験にお金を出し知識や技術、思い出と感性を蓄積する事で充足感を感じる時代へ。

こうした教育を通じて感動を与えるビジネスには、僕たちがお手本にすべき点も沢山あるように思いました。

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2013年6月11日 (火)

■2013年6月イタリア出張④ F社ドライビングスクール ピロタ アドバンスコース

おはようございます。

イタリアはパルマ近くのVARANOサーキットに移動してきました。

F社主催のドライビングスクールアドバンスコースに参加するためです。

コースの最終目的は、国際レーシングライセンスを取得する事。

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元々メカ好きの僕は、電子機器以外に当然乗り物も幼少時代から大好きでした。電車や飛行機、ヘリコプターはもちろん、自転車もバイクも車も船も好きで、大学生になってやっと車の免許が取れる年齢になると、車のレースに一時のめり込んでいた時期もあります。

国内A級ライセンスも取得しました。医者になってからというもの、忙しさのあまり失効してしまいましたが。

社会人になると現実の日常生活で実用性が最も高く、自分であれこれ楽しめるのは車となりますが、いくら好きでも日本で生活していれば規制も激しく、今はレーザー購入費用を賄うのに精一杯ですから、ドライブやレースを楽しむというのはなかなか難しい現状があります。

そんな話を以前イギリス人やイタリア人、ドイツ人の知人友人にしていたところ、F社が開催するドライビングコースを何人もから紹介され、昨年から参加を始めました。

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今回はアドバンスコースという事で、より速く走るために必要な多くのテクニックを教えてもらっています。

二日にわたって開催されるコースは、座学の講義(イタリア語ではなく英語です)から、サーキットでの実践的なレース走行を何度もやりますので、毎日疲れ果てます。

今日も朝から体中筋肉痛。

強い横Gに耐えるために、筋肉を使います。

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このスクールで素晴らしいのが、メカニックによるサポート。

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車の異変があると、すぐメカニックがやってきて、オイルを交換したり、タイヤを替えたり、車を入れ替えたり。

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きちんとした走行技術のトレーニングを受け、きちんと整備された安全な車があれば、どんな高速サーキットでも走れるようになるのですね。

 

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こちら出走を待っています。

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トップエンドは200kmを超える速度。

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なかなかの迫力です。

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二回目の参加なので、インストラクターとも再会し、さらに仲良くなりました。

国際レーシングライセンス取得までは、スポーツ、アドバンスと二つのコースを修了しました。

少しづつ脱落者が出てきています。

この後、エボリューションとチャレンジというコースを受講して、試験を受けるという行程を経なければなりませんが、僕はハードルが高ければ高いほど、挑戦したくなる性。

数年後にライセンスの取得は叶うでしょうか(笑)?

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2013年6月10日 (月)

■2013年6月イタリア出張③ パルマ

ミラノから電車で一時間。

8ヶ月ぶりにパロマにやってきました。

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こちら。昨晩食べたパルマのプロシュート。

とろける様な味でした。

中2日使って、今回も楽しんできます。

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2013年6月 9日 (日)

■2013年6月イタリア出張② ミラノより

昨日フランクフルト経由で、ミラノに入りました。

ここでひとつ大事な打ち合わせがあります。

ミラノは地図なしで歩ける海外の街のひとつ。

空港から難なく路線バスに乗り、適当に降りてちょっと歩くと見知った景色に出ました。

こちらは曇り、27度。

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週末なのでものすごい人出です。

ちなみにこちらはミラノDUOMOの裏手。

有名な正面からの写真の裏は、こんな感じなのです。

ところで、日本を出国する直前メールを開けると嬉しいお知らせが。

なんと昨年掲載された、僕の米国レーザー医学会誌に載った論文が、この分野の注目論文第一位に選ばれたというのです。

すぐにiphoneで確認。

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念のためこちらに到着後WEBで確認したところ、確かに一位だ。

これは本当に嬉しいですね。

the following section is the top 20 articles published on the same topic since you published yours.

List 1: Top 20 Articles, in the Domain of Article 22899448, Since its Publication (2012)

1. Induction of different reactive oxygen species in the skin during various laser therapies and their inhibition by fullerene. Fujimoto T, Ito S, Ito M, Kanazawa H, Yamaguchi S. Lasers Surg Med; 2012 Oct;44(8):685-94.

2. 8-Oxo-2'-deoxyguanosine ameliorates UVB-induced skin damage in hairless mice by scavenging reactive oxygen species and inhibiting MMP expression. Lee JK, Ko SH, Ye SK, Chung MH. J Dermatol Sci; 2013 Apr;70(1):49-57.

3. [The condition of lipid peroxidation in mice and the effect of fullerene C60 during immune response]. Vesnina LE, Mamontova TV, Mykytiuk MV, Kutsenko LO, Bobrova NO, Kutsenko NL, Kaĭdashev IP. Fiziol Zh; 2012;58(3):19-26.

4. Dermal and ocular irritation and skin sensitization studies of fullerene C60 nanoparticles. Ema M, Matsuda A, Kobayashi N, Naya M, Nakanishi J. Cutan Ocul Toxicol; 2013 Jun;32(2):128-34.

5. Photoprotective effects of Bifidobacterium breve supplementation against skin damage induced by ultraviolet irradiation in hairless mice. Sugimoto S, Ishii Y, Izawa N, Masuoka N, Kano M, Sone T, Chiba K, Miyazaki K, Ishikawa F. Photodermatol Photoimmunol Photomed; 2012 Dec;28(6):312-9.

6. Fullerene derivative prevents cellular transformation induced by JAK2 V617F mutant through inhibiting c-Jun N-terminal kinase pathway. Funakoshi-Tago M, Nagata T, Tago K, Tsukada M, Tanaka K, Nakamura S, Mashino T, Kasahara T. Cell Signal; 2012 Nov;24(11):2024-34.

7. Protective effect of hochuekkito, a Kampo prescription, against ultraviolet B irradiation-induced skin damage in hairless mice. Yanagihara S, Kobayashi H, Tamiya H, Tsuruta D, Okano Y, Takahashi K, Masaki H, Yamada T, Hasegawa S, Akamatsu H, Ishii M. J Dermatol; 2013 Mar;40(3):201-6.

8. Caffeine protects human skin fibroblasts from acute reactive oxygen species-induced necrosis. Silverberg JI, Patel M, Brody N, Jagdeo J. J Drugs Dermatol; 2012 Nov;11(11):1342-6.

9. Contact sensitizers induce skin inflammation via ROS production and hyaluronic acid degradation. Esser PR, Wölfle U, Dürr C, von Loewenich FD, Schempp CM, Freudenberg MA, Jakob T, Martin SF. PLoS One; 2012;7(7):e41340.

10. Influence of sleep deprivation and morphine on the expression of inducible nitric oxide synthase and cyclooxygenase-2 in skin of hairless mice. Egydio F, Ribeiro DA, Noguti J, Tufik S, Andersen ML. Toxicol Mech Methods; 2012 Oct;22(8):577-83.

11. A novel chromone derivative with anti-inflammatory property via inhibition of ROS-dependent activation of TRAF6-ASK1-p38 pathway. Liu H, Xu R, Feng L, Guo W, Cao N, Qian C, Teng P, Wang L, Wu X, Sun Y, Li J, Shen Y, Xu Q. PLoS One; 2012;7(8):e37168.

12. Apoptosis induction of U937 human leukemia cells by diallyl trisulfide induces through generation of reactive oxygen species. Choi YH, Park HS. J Biomed Sci; 2012;19:50.

13. Reciprocal relationship between reactive oxygen species and cyclooxygenase-2 and vascular dysfunction in hypertension. Martínez-Revelles S, Avendaño MS, García-Redondo AB, Alvarez Y, Aguado A, Pérez-Girón JV, García-Redondo L, Esteban V, Redondo JM, Alonso MJ, Briones AM, Salaices M. Antioxid Redox Signal; 2013 Jan 1;18(1):51-65.

14. Inhibitory effect of butein on tumor necrosis factor-α-induced expression of cell adhesion molecules in human lung epithelial cells via inhibition of reactive oxygen species generation, NF-κB activation and Akt phosphorylation. Jang JH, Yang ES, Min KJ, Kwon TK. Int J Mol Med; 2012 Dec;30(6):1357-64.

15. Baicalin protects human skin fibroblasts from ultraviolet A radiation-induced oxidative damage and apoptosis. Zhou BR, Yin HB, Xu Y, Wu D, Zhang ZH, Yin ZQ, Permatasari F, Luo D. Free Radic Res; 2012 Dec;46(12):1458-71.

16. Rho GTPases and Nox dependent ROS production in skin. Is there a connection? Stanley A, Hynes A, Brakebusch C, Quondamatteo F. Histol Histopathol; 2012 Nov;27(11):1395-406.

17. Free radicals and extrinsic skin aging. Poljšak B, Dahmane R. Dermatol Res Pract; 2012;2012:135206.

18. Anti-aging effects of hesperidin on Saccharomyces cerevisiae via inhibition of reactive oxygen species and UTH1 gene expression. Sun K, Xiang L, Ishihara S, Matsuura A, Sakagami Y, Qi J. Biosci Biotechnol Biochem; 2012;76(4):640-5.

19. Glycolipid biosurfactants, mannosylerythritol lipids, show antioxidant and protective effects against H(2)O(2)-induced oxidative stress in cultured human skin fibroblasts. Takahashi M, Morita T, Fukuoka T, Imura T, Kitamoto D. J Oleo Sci; 2012;61(8):457-64.

20. Laser light activation of a second-generation photosensitiser and its use as a potential photomodulatory agent in skin rejuvenation. Van Kets V, Karsten A, Davids LM. Lasers Med Sci; 2013 Feb;28(2):589-95.

また頑張って次の研究を続けてゆきたいと思います。

今晩はパルマに移動です。

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2013年6月 8日 (土)

■2013年6月イタリア出張① 行ってきます

早朝の成田空港。

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これからイタリアに出張です。

航空会社は違いますが、偶然にもドイツに飛んだ時と同じA380の機体。

2週間前に初めてA380に乗って大喜びしていたのですが、すぐにまた乗れるなんて不思議なものです。

今回はフランクフルト経由でミラノに入ります。

昨晩、Applid Physicsに投稿した僕の工学論文の別冊が届きました。

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この論文は初めて書いた純粋な工学論文で、僕なりに相当苦労しましたので、本当に本当に嬉しいです。愛おしく感じます。

この論文がキー論文になり、その後いくつもの論文が通過しましたので、記念すべき論文となりました。

では行ってきます。

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2013年6月 7日 (金)

■2013年5月ドイツ出張㉓ アウトバーンでニュルンベルクに そしてミュンヘンへ

この日は昼過ぎにアウトバーンを利用してニュルンベルクに向かいます。

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のどかな田園風景を通過してゆきます。

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ニュルンベルクまで、約一時間ぐらい。Img_2979

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この街は、バイエルン州ではミュンヘンに次ぐ大きな街。

人口は50万人なのだそうです。

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の名前でも有名ですが、ナチ戦犯に対する「ニュルンベルク裁判」でこの街の名前を覚えておられる方も多いかと思います。

1933年にナチの第一回党大会が行われた場所、さらに遡ると、1835年にドイツで初めて鉄道が敷かれた街なのだそうです。

残念ながら今回は見学の機会がなく、こちらのニュルンベルク駅から特急電車でミュンヘンに向かいます。

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ミュンヘン駅に到着です。

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■2013年5月ドイツ出張 ㉒ バイロイトにて クラウス・フロリアン・フォークト

200周年記念式典が終わったのち、市民会館にて併設された、ワーグナーの誕生式典にも参加しました。

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こちらはこちらの式典で歌ったテノール。Dsc00671

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クラウス・フロリアン・フォークト。

元はホルン奏者としてキャリアをスタートさせたユニークな経歴の持ち主。

日本でも来日公演などを通して人気ですよね。

僕は2009年にドレスデンで彼のローエングリンを観て感動した覚えがあります。

品の良い声なので、ローエングリン役にぴったりでしたね。

感動の式典後。

翌朝、晴れましたので、バイロイトの街を歩いてみました。

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こちら、ワーグナーの銅像。

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銀行には、今回の200周年の記念コインが売られていました。

10ユーロの硬貨としても使えるそうです。

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こちらが最後のものだったので、手に入ってよかったです。

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観光協会には、ワーグナーグッズもたくさん売られていました。

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水のおもちゃで遊ぶ子供たちもいましたよ。

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この日は移動日。

ニュルンベルグに向かいます。

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■2013年5月ドイツ出張㉑ ドレスデンからバイロイトへ ワーグナーバーンフリート リストの家

ドレスデンの夜明け。

早朝のドレスデンを散歩してみます。Img_2785

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こちらマイセンの陶器でできた壁です。

新聞を読んでみると、昨日のワーグナーの話が一面に載っていましたよ。

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ドレスデンからバイロイトまでは、電車で向かいます。

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道中の乗り換えは一回。約3時間半の道のりです。

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ホームから、バイロイト祝祭劇場が見えました。

劇場に向かうには少し時間があります。

バイロイトの街を歩くことにしました。

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まずは新宮殿とその裏の森を散策。

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こちらにはワーグナーの住居であったバーンフリートがあります。

以前に来た時は見学できましたが、現在は残念ながら内部は改装中。

ワーグナーとその妻でリストの娘コジマの眠るお墓が庭にあります。

そちらには向かうことができました。

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ワーグナーのバーンフリートの隣には、フランツ・リストの家が残っています。

前回来た時には気づきませんでした。

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こちらの銅像がある家です。

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ゆっくりと見学することができました。

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■2013年5月ドイツ出張⑳ ワーグナー生誕記念特別演奏会 ドレスデン クリスティアン・ティーレマン ヨナス・カウフマン

おはようございます。

今日6月7日(金)はクリニックFの診療日です。

今日の朝は髪を切ってさっぱりしてきました。

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こちらはドイツで購入したクリスティアン・ティーレマンのワーグナーのための本。

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限定のサイン入りです。

明日より一週間イタリア出張に行きますので、僕の外来は次回15日から再開となります。

これまで通り、僕の不在中もスタッフは出勤していますので、ご予約、ご質問、お化粧品の注文等がありましたらご連絡くださいね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、引き続き先月滞在したドイツでのお話です。

イタリア出張までになんとか終わらせたかったのですが、海外のジャーナルに出した論文の最終校正や、海外学会でのアブストラクト作成、新規に企画を依頼されている痩身専門クリニックの機器選択などの残務がたくさん残っており、今回は断念。

診療と打ち合わせの合間にできるだけアップしていこうと思いますが、今日仕上げられなかった分は渡航先のイタリアでアップしたいと思います。

※※※※※

ドレスデンのゼンパーオーパーに、先頭で入りました。

観ての通り見事な設備と豪奢な装飾です。

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4年前に来た時よりも内装が変わっています。

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圧倒され、気持ちが高揚していきます。

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窓の外には、前夜祭を待つ多くのワグネリアンが見えます。

このゼンパーオペラでの前夜祭のチケットを購入できなかった人たちのために、広場には大きなプロジェクターが配備されています。Img_2737

いよいよドレスデンの日が暮れてゆきます。

こちらのリヒャルト・ワーグナー生誕200周年前夜祭、記念式典はImg_2756

■クリスティアン・ティーレマン 指揮

■ヨナス・カウフマン テノール

リヒャルト・ワーグナーがドレスデン時代に初演した、数々のオペラの序曲とテノールのアリアが演奏されたのです。

第一幕の曲目は以下の通り。

●「さまよえるオランダ人」序曲

●「ファイスト序曲」

●「リエンツィよりリエンツィの祈り」

●「リエンツィ序曲」

●「ローエングリン」第一幕への前奏曲

●「ローエングリン」よりグラール語り「遥かな国へ」

ファンなら誰もがドレスデンのこの会場で聴いてみたいと思う、名曲ばかりです。

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会場にはテレビカメラも入りました。

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この日この会場にこうしていられる至福のひと時を皆が感じ入り、極上の演奏に満たされて幕間に入ります。

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様々な場所から興奮した声が聞こえ、こうした場独特の一体感に会場が支配されていくのがわかります。

僕も記念撮影です。

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休憩をはさみ、後半です。

「タンホイザー」より

●「ローマ語り」

●「タンホイザー序曲」

の二曲。

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タンホイザーでは劇場の横の扉が突然開き、男女の合唱団が入場し、観客席の横で歌うという演出。

 

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前からドレスデン交響楽団。

右後ろから男声、左後ろから女声合唱団の声が聴こえるという、初めて味わった特殊な演出に驚きました。

最後にティーレマンとカウフマンに花束が贈呈されます。

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ドイツ出身のヘルデンテノール。1969年生まれのこちらのカウフマンですが、1994年のデビューからしばらく大きな注目を浴びることはなかったと聞いています。

しかしながらじわじわとその名を轟かせるようになり、30代も半ばになって世界各国から絶賛されるようになります。

この世界では遅咲きと言われることもありますが、僕ももうずいぶん前から注目していました。

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今では誰もが知るスーパースターに成長しましたね。

ドレスデンの会場を出てみるとあたりは真っ暗に。

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さて、ホテルに帰ろうかというところで、オーロラビジョンの方向を観てみるとティーレマンとカウフマンのトークショーが始まりました。

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これは翌朝の新聞のトップに掲載されていましたよ。

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2013年6月 6日 (木)

■2013年5月ドイツ出張⑲ ドレスデン アルテマイスター絵画館のラファエロとフェルメール ホワイトアスパラ

おはようございます。

今日は木曜日。

クリニックFの僕の診療はお休みです。スタッフは出勤していますので、ご予約などはご連絡くださいね。

今日は工学部大学院にて教授や、国内機器輸入業者との打ち合わせが入っています。

僕のブログ国際学会周遊記は先月滞在したドイツでの話。

***********************

ドレスデンの街。

ゼンパーオーパー。素晴らしい建築物ですが、実は第二次世界大戦中にほぼ全壊したのだそうです。

再建は東ドイツ時代の1985年です。

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こちらの左隣にはザクセン王国時代の栄華を伝えるツヴィンガー宮殿があります。

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こちらも17世紀末に建てられたバロック調の建築です。

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この宮殿には、アルテマイスター絵画館があります。

この絵画館には、ラファエロのシスティーナのマドンナ。

そしてドイツに5枚存在するフェルメールの絵のうち2つが所蔵されています。

一つは「取り持ち女」。

もう一つは「手紙を読む少女」です。

何度観ても良いですね。

これらは2009年に訪れたときも観ましたが、絵画の展示の場所が変わっていましたよ。

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ゼンパーオペラの周りにはテレビカメラが入っています。

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さらに、200周年記念式典前夜祭のため、大きなテレビ画像が。

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16時ごろドレスデンに着きましたので、コンサートの前に腹ごしらえ。

この時期にしか食べることができないホワイトアスパラをいただきました。

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食事を終えて、外に出ると、沢山の人が集まり始めています。

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生誕200周年前夜祭のチケット。

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いよいよゼンパーオーパーに入場しようと思います。

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2013年6月 5日 (水)

■2013年5月ドイツ出張⑱ ドレスデン郊外 ウェーバーの別荘 ローエングリンが作曲されたワーグナーの別荘 ドレスデンが世界遺産から外れた理由

ドイツはドレスデンに到着しました。

ドレスデンの郊外にはカール・マリア・フォン・ウェーバーやワーグナーの暮らした別荘が残っています。

記念式典の前に訪問してみました。

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このようなのどかな田園風景を通ります。

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ドレスデンの横を通る、エルベ川。ほとりには古城があり、見学できます。

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まず到着したのがウェーバーの自宅。

モーツァルトの直系であるドイツオペラの継承者として知られていますよね。

魔弾の射手もこちらで作曲されたのだそうです。

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こちらのピアノを使っていたのでしょう。

続いて訪れたのが、近くのワーグナーが夏の期間4か月だけ滞在したという場所。

ワーグナーが実際に住んだ家がそのまま残されているのはこの場所が唯一なのだそうです。

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この場所でローエングリンが作曲されました。

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そしてワーグナーが使った(だろう)とされる家財道具です。

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こちらの目の前には、ワーグナー博物館が建てられていました。

まだまだ新しい展示物。

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目の前の池には白鳥がいました。

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彼の先祖がローエングリンの題材になったのかもしれません。

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再び橋を渡り、ドレスデンに戻ります。

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ドレスデンに戻る途中。

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近代的な橋がエルベ川にかかっているのを観ました。

実はこの橋の建設計画には、大きな出来事があったのです。

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2004年、歴史的建造物の残る文化的景観が評価され、ドレスデン・エルベ渓谷が世界遺産に登録されました。

ドレスデンの住民には生活に必要なこちらの橋の計画中に、この橋が歴史的な文化的景観にそぐわないとして、ユネスコは2006年に「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録を変更しました。

さらにその後、ユネスコの世界遺産委員会からの警告にもかかわらず建設が推進されたため、2009年の第33回世界遺産委員会で世界遺産リストから、ドレスデン・エルベ渓谷の登録抹消が決議されたのです。

ユネスコの世界遺産リストって、何なのでしょうか?

この話をドイツ人のガイドさんに聞いて、存在価値について少し疑問に思いましたね。

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■2013年5月ドイツ出張⑰ ライプティヒからドレスデンへ

さて、二日間を過ごしたライプティヒからドレスデンに移動です。

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このような電車に乗り、約1時間。

見覚えのあるドレスデンの景色が見えてきました。

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以前にこちらに来た時は、車を運転してきましたので、駅は初めてです。

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■2013年5月ドイツ出張⑯ 斬新な演出のライプティヒでのワーグナー舞台神聖祝典劇パルジファル

おはようございます。

今日6月5日(水)もクリニックFの診療日です。

先週訪れたドイツのブログがまだ終わっていませんが、今週土曜日よりまたイタリア出張が入っています。

現地でイタリアの企業数社と打ち合わせがあります。

クリニックFの僕の診療は8日土曜日から14日金曜日まで休診となります。

関係者の方々には再びご迷惑をおかけしますが、いつも通り電話番や事務作業のために出張期間中もスタッフは出勤していますので、ご予約、お化粧品の注文、ご質問などがありましたら、クリニックまでご連絡(03−3221−6461)ください。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、ドイツ・ブログの続きです。

**********************

ワーグナー生誕200周年で滞在したライプティヒでの二日目の晩。

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オペラ座にてワーグナー最後のオペラ作品である「パルジファル」を観ました。

パルジファルは、リヒャルト・ワーグナーが1865年、国王ルートヴィッヒ二世のために書いた全三幕のオペラ。

中世(10世紀ごろ)スペインの、イエスの血を受けた聖杯を守るモンサルヴァート(聖杯)城と、クリングゾルの魔の城を舞台となります。

主な登場人物は

●パルジファル 無垢で愚かな若者

●グルネマンツ モンサルヴァート城の老騎士

●アンフォルタス 聖杯を守るモンサルヴァート城の王

●クンドリー 絶世の美女、十字架に向かうイエスの姿を嗤ったため、世界をさまよう運命を持つ

●クリングゾル 魔法使い 聖者になりきれなかった人

●ティトゥレル アンフォルタスの父で先王

です。

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実はこのオペラ、4時間余りもあり、ストーリーも複雑でちょっと難しいのですが、説明しますと、

第1幕

――かつて十字架上のイエス・キリストの血を受けたといわれる「聖杯(グラール)」と「聖槍」は、先王ティトゥレルに託され「モンサルヴァート(聖杯)城」の「聖杯騎士団(グラールの騎士)」によって守られていました。――

この聖杯の話はベストセラー「ダヴィンチコード」で話題になりましたよね。

ティトゥレル先王の跡を継ぎ、王となったアンフォルタスの苦悩は、そのような聖なる地位にありながら絶世の美女であるクンドリーの誘惑に負け、彼女を操る魔法使いのクリングゾルに聖槍を奪われ、さらに聖槍で傷を負ったこと。

アンフォルタス王のために、老騎士グルネマンツが治療法を求めるシーンからこの物語は始まります。

アンフォルタス王を救うために

「彼らとともに悩む、汚れなき愚者」

を待てとの神託を受けていたのでした。

グルネマンツの元に、湖の白鳥を射落とした若者が捕まえられてくるのですが、グルネマンツはこの若者こそ神託の「汚れなき愚者」ではないかと直感し、若者を連れて城に向かうのです。

城内の礼拝堂で、傷を負ったアンフォルタス王により聖杯の儀式が執り行われます。

先王ティトゥレルによって、聖杯が開帳されますが、若者は茫然として立ちつくすばかり。

グルネマンツは失望して若者を追い立て、これで幕が落ちます。

※※※※※

この作品は、舞台神聖祝典劇と名付けられて宗教性を強調していることから、ワーグナーが上演に当たり、全幕で拍手を禁止したのだそうです。

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現在になっても、少なくとも第1幕のあとはカーテンコールが行われないといった独特の慣習もウィーンやバイロイトでは残っています。

ライプティヒでも観客の文化度・理解度は当然高く、一幕が終了した際に思わず数名が拍手をしてしまったところ

「おそらく観光客だろう・・・・・」

と観客がシラッとした雰囲気になったのが印象的でしたね。

カーテンコールは行われませんでした。

第一幕は長く、約2時間もあります。

通常ならオペラが一作終わる長さですよね。Img_2565

さて、休憩時間には会場でシャンパンをいただくことにしました。

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西洋の劇場は、本当に美しいですね。

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パルジファルのスコアもありました。

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雑談をしてシャンパンを飲み終わるのを待っていたかのように、ちょうど良いタイミングで第二幕が始まりました。

第二幕は、クリングゾルの魔の城にて――

クリングゾルはクンドリーに、魔の城に侵入した若者を誘惑し堕落させるように命じます。

クリングゾルの魔法によっ て、戦場は花園になります。

花の乙女たちが無邪気に舞いながらこの若者を誘います。

クンドリーが「パルジファル!」と呼びかけ、初めて若者の名が明かされます。

ク ンドリーはパルジファルに接吻するのですが、この接吻によって、パルジファルは知を得て、アンフォルタス王の苦悩を理解します。

クンドリーはさらにパルジファルに迫り、クンドリーの呪われた過去も明らかになってゆきます。

十字架に向かうイエスに憧れながらも、歩く姿を嘲笑してしまったために、世の中を永久に救いを求めて彷徨わなければならない運命を背負った、絶世の美女。

クンドリーは、過去、数多くの聖者によっての癒しを求めましたが、彼女が誘惑する聖者達は、誰もが彼女の容姿の美しさに目がくらんでしまい救われることが無く、この世を彷徨い、苦しんでいたのです。

しかしながら、知を得たパルジファルは、このクンドリーの誘惑を見事に遠ざけます。

クンドリーの誘惑工作が失敗したと悟ったクリングゾルが現れ、物語のキーとなる聖槍をパルジファルめがけて投げつけます。

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すると、聖槍はパルジファルの頭上で静止するのです。

パルジファルがそれをつかんで十字を切ると、魔法が解け、城は崩壊して花園は荒野と化します。

ここで幕が落ちるのです。

こちらの絵、劇場で見つけたのですがImg_2408

主人公が槍を持っています。

どうやらパルジファルをモチーフにした絵のようですね。

Img_2572

第3幕では、隠者となった老騎士グルネマンツが倒れているクンドリーを見つけるシーンから始まります。

そこに立派に成長し、武装した騎士パルジファルが現れます。

アンフォルタスは聖杯の儀式を行うことが出来ずにおり、聖杯の騎士団は崩壊の危機に瀕していることを伝えます。

グルネマンツがパルジファルの頭に水をかける洗礼の儀式を行い、パルジファルもまたクンドリーを浄化します。

3人は城に向かいます。

城では、騎士たちによって、ティトゥレルの葬儀のための儀式が、始まろうとしていました。

傷を負ったアンフォルタス王の苦しみは頂点に達し、「我に死を」と叫ぶ。

そのとき、パルジファルが進み出て、聖槍を王の傷口にあてると、たちまち傷が癒えるのです。

パルジファルは聖杯を高く掲げ、合唱が「救済者に救済を!」と歌います。

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聖杯は灼熱の輝きを放ち、パルジファルの頭上で羽ばたき、クンドリは呪いから解放されてその場で息絶えるのです。

穢れなき愚者であったパルジファルは、聖槍を帰還させ、アンフォルタス王、クンドリーを救い。幕が落ちます。

聖杯(グラール)と聖槍(ロンギヌスの槍)がモティーフとして出てくるのですが、「パルジファル」の題材となった聖杯伝説は、キリスト教に基づく伝説です。

しかしながら、神の子イエスが救済を与えるのではなく、「穢れなき愚者」が叡智を得て登場人物に救済を与えるのです。

話の筋を考えると、ワーグナー独自の宗教観を提示したものとも言えますよね。

上記に一般的なストーリーを書きましたが、実はこのオペラの演出では、第三幕の幕が落ちる少し前に、パルジファルが聖杯を投げて割ってしまうシーンが出てきました。

観客は皆いったい何がおこったのか???

という反応をしていましたし、僕も驚きました。

聖杯だと思われていたものが、別のものだったのでしょうか?

カーテンコールの写真の背景に大きな円が見えますが、ちょっと子宮をモチーフとしたようにも見えませんか?

ダヴィンチコードのように聖杯は子宮だったという解釈なのでしょうか?

何れにしても斬新な演出でした。

こうした演出による謎解きも、ワグネリアンとしての楽しみでもあるのですよね。

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皆、満足そうに帰ってゆきましたよ。

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2013年6月 4日 (火)

■2013年5月ドイツ出張⑮ ワーグナー生家 ワーグナー小学校

ライプティヒの街並。

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ライプティヒで有名なものと言えば、文豪ゲーテも通ったレストラン「アウアーバッハス・ケラー」。

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森鴎外もこの店が好きだったと言われています。

前回の滞在の際には立ち寄りましたが、今回はちょっと時間もなくて断念。

Img_2597Img_2601その目の前。市庁舎裏の講演にはゲーテの立像があります。

街を南に歩くと、現在はデパートメントストアになっているワーグナーの生家が。

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こちらのプレートが見えますか?

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ニコライ教会近くには、ワーグナーが通った小学校があるとのことで見に行ってみました。Img_2644

こちらは現在レストランになっていますが、近いうちに博物館になるのだそうです。

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■2013年5月ドイツ出張⑭ ライプティヒにて セントトーマス教会 ニコライ教会

ライプティヒ2日目。

朝食を食べたホテルのレストランで、このようなディスプレイがありました。Img_2426

楽器を並べてディスプレイにするなんて、発想が素晴らしいですね。

バッハがオルガ二ストとして勤務したトーマス教会で合唱があるとのことで、朝から出かけてみました。

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こちらがトーマス教会。

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バッハの立像もあります。

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日曜日朝10時からの合唱には多くの人が集まっていました。

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街中でこのようなイヴェントがあるのもキリスト教の国家ですよね。

トーマス教会の中にはバッハのお墓があります。

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以前来た時も訪れましたが、改めて一枚写真を撮りました。

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ライプティヒの街を歩くと不思議な建築物も多く、とても楽しいのです。Dsc00088

 

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ちょうどこの日は、キリスト教の復活祭にちなんで黒の入った装束で集まる企画をやっていたようで、街中にはこのような服装の人たちが沢山いました。

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ホンダのオートバイですね。

さらに、近くのニコライ教会に足を延ばします。

1989年の東西ドイツの統合のきっかけになったベルリンの壁崩壊は、こちらのニコライ教会で月曜日に行われていた祈祷集会が民主化要求デモにつながったのです。

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ちょうどお昼のミサが始まるところ。Img_2470

パイプオルガンの演奏が素晴らしく、印象に残りました。

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こちらにもバッハの胸像がありました。

ライプティヒはクラシック音楽が生まれた街の一つです。

それは、現在まで脈々と続く人類の歴史と文化を肌で感じられる場所の一つでもあるということです。

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フラクセル マドンナリフト フラクショナルレーザー機器の適切なパワー設定

おはようございます。引き続き今日も朝から晴天に恵まれましたね。

今日6月4日(火)もクリニックFの診療日です。

このところ患者さんから続けて同じご質問がありましたので、レーザーのパワーについてすこし今日は書いてみたいと思います。

レーザーの照射をするとき、パワーをあげる方が効果が上がるのでは?

と考えている患者さんは依然多いようで、例えば施術中にぎりぎりまで我慢できるのでパワーを目一杯上げてほしい、と実際おっしゃる患者さんも少なからずいらっしゃいます。

サーマクールなどのRF(高周波)機器は、パワーを上げるほうが効果が上がる、というのはある程度真実であり、表皮に火傷をつくらない限り、ハイパワーで照射したほうが良い結果が得られるでしょう。

しかしながら、レーザーにもその理論が当てはまるとは限りません。

※※※※※

まず大前提としてレーザーには

① 波長

② パルス幅

③ フルレンス(照射強)

④ 照射直径

⑤ 皮膚温度

という5つのパラメーターがあります。

これら5つの設定がその患者さんにとって最適であれば、より効果の高い治療ができることになります。

ここ数年突出して人気のある「フラクショナルレーザー」の場合は、これに

⑥ 照射密度

という新たなパラメーターが加わります。

これらの組み合わせのパターンは、それこそ無限大。医師のセンスと経験が問われるところです。

医師の方はこれらすべてに気を配り、バランスを見極めながら照射しなければなりません。

この前提を踏まえた上で、今回はフラクショナルレーザーについて考えてみましょう。

※※※※※

フラクショナルレーザーはパワーだけに依存しない代表的な機器です。

その理由をいくつか説明しますね。

まずは、生物学的な話。

例えばここ数年に出てきた英文論文では、フラクショナルレーザー施術後に、組織再構築が行われる際には、皮下のサイトカインが誘導されることが報告されています。

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これらのサイトカインは、強いパワーで照射された場合、むしろ発生が抑えられるという研究発表が多いのです。

ちなみに創傷治癒過程に関与するサイトカインとその主な機能 サイトカインには、以下の様々なものがあります。

その中の一部を挙げていきますと

○TGF-β=トランスフォーミング増殖因子β 

・マトリックスタンパク質(コラーゲンなど)を刺激する

・プロテアーゼ産生を阻害する

・有糸分裂を促す

・マクロファージおよび顆粒球の走化性を活性化する

・向炎症性サイトカイン(インターロイキン1、インターロイキン6 および腫瘍壊死因子α)を放出する

○bFGF =塩基性線維芽細胞増殖因子 

・血管形成活性および有糸分裂誘発活性

・内皮細胞の遊走および増殖の初期刺激を与える

・コラーゲン産生を阻害し、コラーゲン束の攻勢を助長する

○EGF=内皮増殖因子

・再上皮化活性(すなわち、角質細胞増殖、角質細胞周辺化、過剰増殖創傷表皮など)

○PDGF=血小板由来増殖因子

・単球、マクロファージおよび好中球に対する走化活性

・in vitro での線維芽細胞および平滑筋細胞有糸分裂誘発活性に対する

・線維芽細胞を刺激して、細胞外マトリックスを産生し、コラーゲンマトリックスを引き締める

○VEGF=血管内皮増殖因子

・脈管形成及び血管新生を調節する

○ビメンチン

・線維芽細胞タンパク質:マトリックスおよび細胞間物質の産生に関与

・・・といったものがあります。

これらが複雑に絡み合って肌を再生しているのですから、高出力によってこれらサイトカインの生成が減ってしまっては肌の再構築などできませんよね。

皮下にダメージは与えても、生体の反応を考えると元に戻る以上のパワーで照射されてしまっては、意味がないということです。

※※※※※

もう一点は工学的、物理学的な話。

照射密度についてです。

Penetration

一般にフラクショナルレーザーを照射すると、パワーを上げればあげるほど、深達度は深くなります。

しかしながら、安価な機種の中にはビームの焦点がずれていたり、精度が悪いものもあって、単にエネルギーが分散し、ヒートショックゾーン(熱変性)を幅広くしてしまうだけの機種があるのは事実です。

Beam

フラクショナルレーザー機器間の性能違いについては、僕も英文論文やこのブログで述べてきたつもりです。

フラクショナルレーザーとニキビ跡治療の関連性

ニキビ跡治療に最も適したフラクショナルレーザー

また、機種によってはパワーが上がるとやけどを防ぐために、照射密度が荒く設定されなおすものもあります。

Photo

実際にビーム照射径70µm前後だと、24時間以内に肌の再上皮化が行われますので、非常に適切だと思いますが、オーバーパワーで照射してしまうと、それ以上にダウンタイムがかかる。

さらに深いニキビ跡を治したいのか、毛穴を治したいのか、肌のきめやテクスチャーを治したいのかによって、それに適した深さや照射密度がありますので、対応してパワーを変える必要があることがわかりますよね。

※※※※※

こうしたパラメーター設定は、きわめて職人技的で、レーザーを実際に照射した医師の経験によってしか得られないものだと思います。

そして、一人一人の肌を診察し、より治療効果が上がるように機器を選び、一人一人照射方法を変えながら工夫し、結果を出すのが、この仕事の醍醐味の一つでもあるのです。

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2013年6月 3日 (月)

Health Science 新たなビタミンC(GO-VC)の論文が通過しました

The Quarterly Journal of Japan Society of Health Sciences
日本健康科学学会の学会誌「Health Sciences」誌(Vol.29 No,2 P95-98)に、昨年より研究に取り組んでいる新規ビタミンC「GOーVC」の論文が通過しました。

「新規両親媒性アスコルビン酸誘導体の化粧品への応用」です。

よろしかったらご覧ください。

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■2013年5月ドイツ出張⑬ ベックリン 死の島 ライプティヒ美術館

ベックリンの「死の島」という絵をご存知ですか?

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以前、セドナのブログでこの絵のことについてふれたことがあります。

この数枚の連作の一つがライプティヒ美術館に収蔵されているのですが、今回も観てきました。

フロイト、レーニン、クレマンソー、ラフマニノフ(この絵を基に交響詩『死の島』を作曲しました)、ヘッセたちもこの絵を好んで飾っていたといわれています。

見ているだけで、さわさわと胸がざわめくような、インパクトを与えてくれる絵です。

こちらライプティヒ美術館。

非常に近代的な建物です。

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入口にはワーグナーの肖像がありますね。

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中は基本的に写真撮影は禁止されていましたが、内装はこのような感じでした。

今回地下室にワーグナーの30分程度に短縮された音楽を光とレーザーで表現するという企画展をやっていました。

素晴らしかったですよ。

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サーマクール発売10周年記念 招待講演

おはようございます。

梅雨入りした関東地方ですが、昨日・今日と雨も降らず暑いくらいの陽気ですね。

今日も一日四谷・クリニックFにて診療をしています。

昨日の日曜日はANAホテル赤坂で開催された、サーマクール発売10周年ユーザーズミーティングにてお声を掛けていただき、講演をさせて頂きました。

サーマクールの新型CPTチップであるTotal Tipについても、お話をさせて頂くことになっていました。

こちらのトータルチップの評価をということで900ショットのものを事前に6個いただきましたので、合計900×6の5400ショットを出張前に自分の手でモニターに照射し、反応を診てゆきました。

Cpttotal

2002年12月にサーマクールはこの日本でデビューを飾りました。

以来、僕はサーマクールの機器を現在までに5台購入しています。

アンチエイジングレーザーの歴史を振り返ると、サーマクールというのは後世に残る、レーザークリニックの運営手法について大きく舵を切った画期的な機器であると思っています。

日本という独特なルールのある国において、サーマクールはそれまでの美容外科/美容皮膚科とは全く異なる路線で、独立したレーザークリニックを経営・運営できる市場を創り上げた機器なのです。

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座長の宮田成章先生と。

宮田先生は、レーザーや高周波の工学的な話をかなり細かくディスカッションさせて頂ける数少ない先輩の一人です。

ユーザーズミーティング開始前の打ち合わせで、サーマクールの技術スタッフと、ファニング本社社長含め、今回のトータルチップの利点について工学的な話を一時間ばかりディスカッションさせていただきました。

おかげで講演の際には、自分の講演内容の疑問点もすっきり。

ありがたかったです。

講演会はファニング社長の話から始まりました。

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僕のほうは

「Without Thermage I would never have thought of managing an Anti-aging LASER Clinic」

(サーマクールの誕生がなければ 僕は アンチエイジング・レーザークリニックの「経営者」になろうとは 決して思わなかっただろう)

というプレゼンテーションから昨日の講演は始めさせていただきました。

講演内容は、

○サーマクール発売が、美容界・レーザー医療界に与えたインパクト

○過去より変化しつつある照射方法についてのコメント

○照射するコツとして、RF照射の施術時間中増加する皮下の血流量を考慮し、皮膚の伝導率と透磁率及び温度の時間的な変化を認識したうえでの、最適なトリートメント・アルゴリズムの提案

Treatment

○新規発売されたCPTトータルチップの利点と弱点

・・・といった論点を交えたものを中心に今回はまとめてみました。

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会食では多くの方々と話もでき、嬉しかったですよ。

こうして考えてみると、この20年余りの間に沢山のレーザー/光治療機器がデビューしましたが、美容やアンチエイジングという市場の中で歴史のうねりを大きく変えたレーザーというのはそう多くはありません。

実際数台しかない、というのが僕の私見です。

サーマクールは確実にその数台の中のひとつ。

サーマクールのデビューがなければ、僕も違う科に移って診療や研究に取り組んでいたかもしれませんから、ある意味僕にとって「運命の出逢い」のひとつが2002年にあったこととなります。

人との出逢いも大切ですが、機器好きな僕にとっては「運命の機械」との出逢いによってその都度視点が変わり、インスピレーションが湧き、人生も大きく変わってきたように思うのです。

時代に合わせて変化をし続けるサーマクール。

サーマクールの5年後・10年後も引き続き見守っていきたいですね。

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2013年6月 1日 (土)

エイジレスな肌を作るには? ePLUS サブライム トリニティ・プラス サーマクールDUAL

2012年4月に日本初導入となって稼働を始めたシネロン社の最新機器ePLUS。

Elos

Eplus

実際の施術に導入してからまだ月日は浅いものの、クリニックFではすでに人気急騰状態となっています。

○サブライム(形状改善)

○オーロラSR(色調改善)

○モチーフIR(肌質改善)

の組み合わせを「トリニティ・プラス」というのですが、

結果が実に素晴らしいのです。

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かくいう僕も先ほど照射したばかり。

肌が引き締まり、視界が開けた感じになるので、照射後は仕事の効率さえ上がるような気がするのですから、人気が出るのもよくわかります。

僕が考える「エイジレスな肌」の条件とは4つ。

1)透明感が高い肌 (表皮のメラニンと真皮のメラニンやが少ない肌)

2)コラーゲンとエラスチン、ヒアルロン酸が満たされた張りのある肌

3)表面のテクスチャーが綺麗な、平滑な肌

4)下顎のたるみや、法令線、目の上のたるみがない、たるみのない肌

クリニックFでは、患者さんの診察を行った後、これら4点のスコアを患者さんごとに点数化して、それぞれの度合いに合わせた最も費用対効果の高い、レーザー機器の施術を提案するようにしています。

このうち、1)から3)のファクターに対しては、定期的なePLUS照射だ第一選択になりました。

また、

4)に関しては、現在最も効果がある施術としては、

「サーマクール+ウルセラ」

の照射をお勧めしていましたが、今回新しくデビューしたサーマクール「トータルチップ」もウルセラに匹敵する効果があるようです。

サーマクール「ノーマルチップ」と「トータルチップ」の得意な分野をを組み合わせた照射方法

「サーマクールDUAL」

こちらもエイジレスな肌をつくるためにはお勧めです。

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■2013年5月ドイツ出張⑫ メンデルスゾーンハウス シューマンハウス

ドイツ・ライプティヒにゆかりある音楽家は、ワーグナー、バッハなど数多いのですが、中でもゲヴァントハウスの交響楽団を大きく成長させたフェリックス・メンデルスゾーンの功績はとても大きなものです。

こちらの動画は僕が大好きなメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。

注目している若手ヴァイオリニスト・庄司紗矢香さんの演奏を見つけました。

メンデルスゾーンは、「マタイ受難曲」を上演することによって、それまで忘れ去られていたヨハン・セバスティアン・バッハを再発見させてくれたという功績もあることを忘れてはいけません。

1809年2月3日生まれのメンデルスゾーンにとって、1685年3月31日生まれのバッハはそれこそ100年以上前の作曲家。

メンデルスゾーンがいなければ、バッハの曲を聴くことができなかった可能性さえあるのです。

そんなメンデルスゾーンの過ごした家がライプティヒにあります。

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こちらは庭です。

ヨーロッパの庭は本当に美しいところが多いですよね。

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こちらの建物二階にメンデルスゾーンの過ごした家があります。

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ポロシャツが気に入ったので、買って帰ってきました。

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近くにはシューマンが妻のクララと共に4年間過ごした家があると聞いて、この後歩いてみました。

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約15分。

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こちらは残念ながら定休日。

また次の機会に立ち寄りたいと思います。

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■2013年5月ドイツ出張⑪ リヒャルトワーグナー学会 in ライプティヒ ゲヴァントハウス ライプティヒ大学

おはようございます。

今日6月1日(土)はクリニックFの開院日です。天気が良くて気持ちの良い朝ですね。

僕は朝から今まで、クリニックにお越しいただいた工学部教授と工学論文の打ち合わせ。

これから診療に入ります。

明日はサーマクール10周年のための講演。

講演準備も進めています。

僕のブログは先週まで滞在したドイツの話。

ワーグナー生誕の地、ライブティヒの街はワーグナー一色でした。

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こちらライプティヒのグラッシイ博物館。

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こちらの建物では、国際ワーグナー学会を開催していました。

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参加して是非ともディスカッションに加わりたかったのですが、

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残念ながらドイツ語でした(笑)。

こちら、歴史あるコンサートホールのゲヴァントハウス。

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1981年に作られた三世代目のものです。

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このコンサートホールはメンデルスゾーン、チャイコフスキー、ワーグナー、シュトラウス、フルトヴェングラーなどが指揮者として活躍した由緒あるものです。

このゲヴァントハウスの右手にあるライブティヒ大学。

3年前に来た時は、まだ工事中でしたが、完成したものを観ると素晴らしく美しい建築物ですね。

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この後ろに見えているタワー。

最も高いビルに上ってみました。

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森に囲まれたドイツの街並みがよく見えます。

西洋のおとぎ話というと、グリム童話を思い出しますが、あの童話は森に迷い込んだり、隣の街や城に向かう話がよく出てきますよね。

ドイツの典型的な街並を表しているのでしょう。

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ゲヴァントハウスを横から見たところです。

そしてこちらが旧ゲヴァントハウスがあった場所。

もう少し街の中心にありました。

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建物の左下に、過去にここにゲヴァントハウスがあったと掲示が残されていましたよ。

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初めて訪れました。

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