■2013年6月イタリア出張㉓ サンマリノ共和国のバシリカ グアイタ塔 チェスタ塔 94年サンマリノGP
おはようございます。
今日は7月6日(土)、クリニックFの診療日です。
ようやく週末ですね。
今週は診療に加えほぼ毎日朝晩の打ち合せで大変忙しく、ここへ来てちょっと夏バテ気味です。
今日は気象庁から関東甲信地方が梅雨明けとの発表もありましたが、湿度に若干やられているんでしょうか。なんとかそれでも週末まで来ましたので、あと一息。頑張ります。
今日の診療が終われば、明日の七夕は岡山で講演です。
岡山に行くのは人生二度目。
会の後には久しぶりにお会いする関西の先生方との会食もあり、今からとても楽しみにしています。
さて、引き続き僕のブログは、先月末に滞在したイタリア・サンマリノ共和国のお話です。
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山の上にあるサンマリノですが、坂の中に独特の風景があります。
こちらはサンマリノ共和国の車のナンバーです。
サンマリノの国章が見えます。
そして、サンマリノ大聖堂のバシリカ。
モナコやヴァティカン、リヒテンシュタインなどもそうでしたが、サンマリノもしっかり観光名所がありますね。
現代社会でミニ国家として成立する条件なのかもしれません。
山肌の細い道をさらに登ります。
サンマリノには三つの砦がありますが、第一の砦グアイタ塔が見えてきました。
外から見ると砦のように見えましたが、思ったよりも大きな建物ですね。
視界は切り立った崖です。
こちらの砦に登ると、
第二の砦であるチェスタ塔がよく見えます。
ティターノ山頂の3つの岩頭を利用して作られています。
遠くにアドリア海も見渡せます。
独特の風景ですね。
2006年まではF1サンマリノGPが行われていたことで知られていましたが、国土はこの通りでサーキットは建設できません。
実際にレースが行われていたのはイタリア国内にある麓の町イモラでした。
F1サンマリノGPといえば、反時計回りの超高速サーキット。ヴィルヌーブ・コーナーと左コーナー・タンブレロ、そして1994年第三戦のサンマリノグランプリ、まずはバリチェロが、そして予選第二日目のローランド・ラッツエンバーガー、さらに決勝のアイルトン・セナの今思い返しても胸が締め付けられるような痛ましい事故が今でも生々しい記憶となって残っています。
僕はちょうど医学部6年生で、サンマリノからほんの2週間前に開催された第二戦のTIサーキット英田パシフィックグランプリで二人の走りを目の前で観戦していました。
あの時はF1観戦初体験。アクセスの悪い英田にグランプリ観戦の弾丸バスツアーがあったのですよね。
第二戦でもポールポジションをとったアイルトン・セナがレース序盤で戦列から離れ、目の前を寂しそうに歩いていた時、ブラウン管から常に溢れるようににじみ出ていた圧倒的なオーラになんだか今日はすこし霞がかかっているようだなあ・・・とふと思ったことをよく憶えています。
僕も週末レーシングカートのレースに出ていた時期でしたので、アイルトン・セナといえば当時のヒーローです。
決勝を観ようとテレビをつけたときのセナの事故報道に、大変ショックを受けました。
青山一丁目のホンダショールームにも献花に行きました。
あの事故から来年でもう20年になるのか・・・。
そんなことを思いながら、僕は第二の砦であるチェスタ塔に歩を進めました。
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