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2013年7月の30件の記事

2013年7月31日 (水)

■2013年7月 IMCAS ASIA⑦ シンガポールで体験した逆バンジージャンプ

おはようございます。

今日は7月31日です。あっという間に月末です。

僕は朝7時からクリニックFに出勤しています。診療開始時間までのこの時間は、何かに集中して取り組むのにもってこいなのです。

明日から11日の日本美容皮膚科学会までに、4つの発表をしなければならないため、今日はプレゼンテーションを作りにきました。

今回は日本語なので作るのも多少気が楽ですが、それでも色々と悩みながらの作業になります。

僕は昔から夏休みの宿題が終わっていないと遊びに行けない性質で、ついついなんでも早くから準備をしてしまうのですが、かといって、最後の最後までプレゼンを修正したりしますので、あまり早くに始め過ぎてもこれはこれで良くないなあと最近思います(苦笑)。

さて、今日はカンボジアとシンガポールのブログを始める前に、シンガポールで初体験した逆バンジージャンプについて。

マリーナベイにそそぐ、シンガポール川。

こちらにはおしゃれなナイトスポットが多く、ベイサンズエリアができる前はもっとも大きな繁華街でした。

シンガポールは7度目の滞在ですので僕もよく知った場所です。

そこのクラブで、初日の発表打ち上げをした帰り道。

なんとなく話の流れで、このバンジージャンプを体験することになってしまいました。

もともと速い乗り物が好きですし、僕はずーっと前から乗ってみたかったんですよね。

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順番待ちの間、スタッフがカメラを貸してくれと言って、いろいろ写真を撮ってくれます。

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横に乗り、こうやってVサインをするんだと教えてくれます。

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いよいよ発射。

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ボーンと。

地上100m近くまでゴムの力を使って一気に放り出されます。

公称では7Gの宇宙体験と書いていましたが、まあそこまではないでしょう。

カメラを置いて行けと言われたのですが、上空のシンガポールの夜景は素晴らしかったですよ。

写真に収めたかったです(笑)。

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2013年7月30日 (火)

■2013年7月 IMCAS ASIA⑥ シンガポールとカンボジアから帰国しました

おはようございます。

今日は7月30日。

シンガポールから早朝便で羽田に帰国し、クリニックFで外来をやっています。

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シンガポールで開催されたIMCAS ASIAという学会で招待講演を二つ引き受けてきました。

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今回は学会前にカンボジアに立ち寄り、クメール人が12世紀に作り上げたアンコールワットを見学してきました。

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その後到着したシンガポールでは、21世紀のマレー人と華僑が作り上げた現在も進化し続ける最新の施設を見学。

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カンボジア~シンガポール間は、飛行機に乗ってしまえばわずか2時間で着く距離ですが、この一週間で数世紀の時を超えた、まさに新旧の東南アジアを実体験する旅になりました。

前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすることを、為政は論語にて「温故知新」と表現しましたが、医学や研究でもこうありたいものです。

国際学会周遊記、アンコールワット編とシンガポール編は明日からはじめようと思います。

 

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2013年7月29日 (月)

■2013年7月 IMCAS ASIA⑤ シンガポール IMCAS ASIAすべて終了しました

シンガポールのIMCAS ASIAという学会に参加していましたが、漸くすべてのミッションが終了しました。

今回は二つの招待講演を引き受けさせて頂きましたが、まだまだ奥が深い世界ですね。
講義後の質問も沢山受けました。

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今後も探究心を持ってレーザーの研究を続けてゆきたいと思います。
昨晩は新たにシンガポールに登場した新名所へ。

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マリーナベイサンズの裏側の植物園を訪れてきましたが、素晴らしい近未来都市が出来上がっていました。
わずか2年でこれだけ変わってしまうのに驚くとともに、世界経済の発展の速度が予想以上である事を痛感します。
もしかしたら、お台場もこのような近未来都市に生まれ変わる事が出来たかもしれないのに。。。と思う一方で、そのタイミングを逃して良かったのかもしれません。
日本も頑張らなければいけない。それは事実ですが、とはいえ、その頑張る方向をもう一度精査しなくてはならない。

そんなことを、海外に来ると日本にいる時とはまたちょっと違う視点で考えてしまいますね。
さて、本日の深夜便で羽田に帰国し、明日火曜日30日の朝よりクリニックFの診療を再開いたします。

関係者の方々にご迷惑をおかけしました。またよろしくお願いいたします。

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2013年7月28日 (日)

■2013年7月 IMCAS ASIA④ IMCASで発表ひとつ目が終わりました

引き続き、シンガポールのIMCAS ASIAの学会に参加しています。

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こちらの学会、今回のシンガポールでは7度目の開催。

シンガポール、バンコク、上海、香港と順番に開催されています。

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僕は講義が二つありました。

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参加者も多いです。

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僕の講義は、二日目。

フラクショナルレーザーを使用した、上眼瞼短縮術(マドンナリフト)のレーザー機器比較演題についての演題でした。

同じ10600nmの波長を使用しても、スキャナの性能が全く違いますので、機器ごとに適性があるのですが、その研究の発表でした。

世界広しといえども、フラクショナルレーザーを10台以上も利用して比較演題を作れる機関はあまりありません。

発表後の質問者も多く、満足度の高い講演になりました。

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同じ口演枠で藤田保健衛生大学準教授の秋田先生のお話もありました。

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2週間後には神戸で開催される美容皮膚科学会のランチョンセミナーでも、ご一緒させていただく予定です。

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ひとつ目の講演は無事に終わり、まずは一安心です。

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2013年7月27日 (土)

■2013年7月 IMCAS ASIA③ 深夜のシンガポール FACULTYの赤いリボン

アンコール遺跡群を見学した後、シンガポールにやってきました。

シンガポール雷雨のため、飛行機が3時間近くディレイ。

学会会場目の前のホテルに着いたときは、夜の12時近くでした。

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明けた翌日。

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学会会場に向かいます。

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コングレスバッジをもらいます。

今回は学会招待枠での講演がありますので、FACULTYのリボンが付いています。

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こちらは学会誌。僕の記載も見えますね。

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初日は4列ある学会口演枠の中で、レーザーセッションの部屋にこもって講演を聞きました。

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こちらはフラクセルリストアDUALを販売するソルタメディカルのシンガポールのスタッフ。

フラクセルやサーマクールの講演で社内でも有名なドクターフジモトが目の前にいたので、驚いた。

写真を撮って欲しい、と言われました(笑)。

この学会、もう7年目の参加なので、学会会場を歩くと沢山の知り合いに声をかけられるようになりました。

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2013年7月25日 (木)

■2013年7月 IMCAS ASIA② 学会前にちょっと寄り道を アンコールワット

シンガポールで開催されるIMCAS ASIAでの招待講演のために東南アジアに来ていますが、実は一日だけちょっと寄り道しました。

カンボジアはシェムリアップにある、アンコール遺跡群に来ています。

この地に来る事が夢でした。

この通り写真付きのアンコールパスを購入。

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朝日の昇るアンコールワット。

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文字通り、密林の中に埋もれつつあるヒンドゥー寺院のタプローム。

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灼熱の中、アンコールトムの遺跡に入ります。

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こちらはアンコールトムの中心であるバイヨン。

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夜に街にも出てみました。

偶然にもなんとレーザークリニックを発見。

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間もなく閉院というところでしたが、日本から来たレーザー医師でぜひとも見学したいとお願いしたところ、快く案内してくださって感謝です。

レーザ機器はタイ製のもので脱毛利用が主だそうです。

シェムリアップには現在4院の美容クリニックがあるのだとか。

考えてみれば、すごい事ですよね。

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帰国したらもう少し詳しくブログに上げますね。

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2013年7月24日 (水)

■2013年7月 IMCAS ASIA① 早朝の羽田より JBO掲載日決定の通知

おはようございます。

羽田で、早朝6時半発の便を待っています。

先ほどディレイの連絡があり、あと20分待ちとなりました。

こうして待っている間メールをチェックしていたところ、先日JBO(Journal of Biomedical Optics)誌に受理された論文、"High temperature heat source generation with a very low power level quasi-cw(continuous wave) semiconductor laser for medical use"の掲載日が決まったと米国から連絡がありました。

日時をみると、June 2014 issue (Vol. 19, No. 6)に向けて準備しているという事ですので、今から約一年後ですね。

The special section on Biomimetic  and Bio-inspired Materials for Applications in Biophotonics

という、特集号に載るようです。楽しみに待っていようと思います。

さて、これからシンガポールに向かいます。

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参加する学会はIMCAS ASIA。

こちらで招待講演の英語の講義が二つあるのです。

一つはフラクショナルレーザー機器の比較演題。

クリニックF開業以来、数多くのフラクショナルレーザー機器を購入してきました。

これらフラクショナルレーザー機器の使い分けが、皮膚の若返り、ニキビ痕や肝斑、毛穴などの治療結果に結びつきますが、数多くの機種の特性を理解し、それを生かして使い分けることは、どの国のドクターにとっても容易な事ではありません。

今回は、よりわかりやすく適応についての話にフォーカスを当てた話をしてきたいと思います。

二つ目は上眼瞼挙上に利用するCO2フラクショナルレーザー機器の選択のための講義。

こちらは工学的比較検討のアプローチを加えての演題です。

せっかくの機会ですので良い講演が出来れば良いのですが・・・最善を尽くしたいと思います。

実は今回、かねてより滞在したかった東南アジアの都市に立ち寄ってからシンガポール入りしようと思っています。

ヒントはビザが必要な国です。

それでは、また現地からブログでご報告しますね。

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2013年7月23日 (火)

■2013年6月イタリア出張㉞ イタリアからの帰国

いよいよイタリアからの帰国です。

早朝のミラノ駅。

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こちらよりマルペンサ行きのバスが出ています。

マルペンサ空港まで約50分かかります。

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空港の天気は曇りでしたが、雲の形が興味深いですね。

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マルペンサからは、ルフトハンザ航空です。

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イタリア上空の白い雲。

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ドイツ上空の森を抜けて

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約一時間ばかりで、フランクフルト空港に到着です。

ヨーロッパは飛行機で移動するとどこも近いですね。

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帰国便も、A380でした。

これで大陸間3回連続の搭乗です。

約12時間の飛行後、成田へ。

この日もクリニックFに直行して外来となりました。

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帰国して約ひと月たってしまいましたが、これで2013年6月の国際学会周遊記、イタリア出張記を終わりますね。

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■2013年6月イタリア出張㉝ ミラノでのミニ同窓会 

フィレンツェから高速鉄道で2時間弱。

まだ明るい時間のミラノに帰ってきました。

ミラノでは嬉しい偶然が。

Facebookの情報で、MBAの同級生の友人夫妻がちょうどイタリアを旅行していることに気づき、ちょうどミラノの日程が一緒になったもう一人の僕の友人と合わせて4人で、急遽イタリア最後の晩餐会をすることになったのです

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皆同じ時期にイタリアを旅行してこの日にミラノに宿泊し、翌朝に別々の便でヨーロッパ各国を経由して日本に帰ることになっていたのですから、おもしろいですね。

メンバーの中でミラノの滞在経験があったのは僕だけ、ということで、どこかお勧めのリストランテはないかと聞かれたので、まずはミシュラン二つ星で、ミラノを代表する名店である「クラッコ」へ行き、だめならば他のお店にしようということに。

クラッコは完全予約制なのですが、日によっては当日食べることができるのです。

ところがこの日のクラッコは残念ながら満席。

そこで、ミラノのDUOMOから徒歩1分、ガッレリアのほぼ中央にあるリストランテ「サヴィーニ」に移動しました。

こちらもミラノを代表するリストランテ。

こちらは運よく、予約無しで入れました。

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赤ワインを一つ注文しました。

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フォアグラとプロシュートのミルフィーユ。

初めて食べた食感でした。

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こちらのパスタも良かったです。

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店を出ると夜も更けていましたが、翌朝帰国なので僕のお気に入りのバーに行くことにしました。

DUOMO横の百貨店“la Rinascente”の屋上にあるオービカ(obika)。

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DUOMOの屋上が目の前に見える景色がおすすめです。

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最近は六本木ヒルズにも支店が出来ましたが、水牛のモッツァレラが有名なお店です。

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こちらの赤ワイン美味しかったです。

皆と別れる時に最後にDUOMOで一枚。

この場所には一人で来ることが多く、なかなか写真が撮れずにいました。

イタリアで人にカメラを預けてしまうのはちょっと不安もありますし(苦笑)。

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帰り際に見かけたショーウインドーの象が綺麗でしたよ。

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■2013年6月イタリア出張㉜ 世界最古の薬局があるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会

おはようございます。

今日7月23日(火)はクリニックFの診療日です。

明日から約一週間シンガポール出張の予定がありますので、今日も当日予約を時間の許す限り引き受ける方針でいます。お急ぎの方はクリニックにお電話くださいね。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、引き続き先月滞在したイタリアブログ。

あと三つでおしまいです。

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車でフィレンツェに送ってもらい、ミラノ行きの電車を待つ間、駅前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会(Basilica di Santa Maria Novella) の見学をすることにしました。

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こちらはカトリック教会のバシリカ。

市内の中心ではなく中央駅の目の前にあるので、フィレンツェの教会の中では通常の観光ルートとは外れてしまうのですが、重要な史跡です。

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9世紀頃にこの地にあったというサンタ・マリア・ヴィーニェ礼拝堂がもともとの起源なのですが、1211年にドミニコ会の修道士がこの地に新たな教会を建設したというのが現在の教会の歴史なのだそうです。

13世紀からこの教会では修道僧たちが薬草を栽培して薬剤を調合していたのですが、この教会で販売された薬草が、世界最古の薬局と認知されているサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局です。

この薬局も800年以上経た今でも続いているのですよね。

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内部は、数えきれないほどの美術品で埋め尽くされています。

中央の主祭壇トルナブオーニ礼拝堂には、大きな三枚のステンドグラスがあります。

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ステンドグラスの横を飾るのが、ドメニコ・ギルランダイオの「聖母マリアの生涯」

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その他多くの礼拝堂がありますが、美しいですよね。

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建物横には回廊もあり、こちらも素晴らしいです。

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回廊を出て隣にあったホテルに立ち寄り、荷物をピックアップ。

すぐさま、ミラノ行きの列車に乗り込みます。

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菜の花が綺麗に咲いていましたよ。

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2013年7月22日 (月)

■2013年6月イタリア出張㉛ トスカーナからフィレンツェへ

おはようございます。

今日7月22日(月)はクリニックFの診療日です。

土用の丑の日なので、今日のお昼は鰻です。

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今週は、24日水曜日より海外出張となりますので、僕の外来は今日明日までとなります。

再びご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、お急ぎの方はお早めにいらしてくださいね。

帰国は29日となりますので、月末は30日と31日が診療日となります。

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ワインシャトーにて会食をしたのちに、GP社のスタッフにフィレンツェまで送ってもらうことに。

行きは高速道路できましたが、一般道を通ったほうが景色が綺麗だよと言われ、帰りのルートはこちらをとりました。

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のどかで本当に美しい景色。

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藤の花も咲いています。

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この地域は自転車を使って走る人たちもいます。

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バイクで観光するプランもあるようで、様々なツアーがあるようです。

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珍しい車も走っていましたよ。

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ブドウ畑のいくつかの山と谷を越えて

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いよいよフィレンツェに近づいてきました。

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見知った景色が出てきました。

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2013年7月20日 (土)

■2013年6月イタリア出張㉚ トスカーナのワインシャトー

おはようございます。

今日7月20日は土曜日。クリニックFの診療日です。

昨日は診療と取材を受けた後、六本木で会食を兼ねた打ち合わせでした。

来週24日よりシンガポール出張が予定されていることもあり、出張前の忙しい日々が続きます。

先月滞在したイタリアブログも早く終わらせなければ。

いよいよ最終章に近くなりました。

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GP社にてディスカッション後は、昼食のためマーケティングスタッフのMarco Manfredi、 Saulo Quinci とともにトスカーナのぶどう畑をドライブしてワインを作る古いシャトーへ向かうこととなりました。

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ところどころシャトーが見えます。

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このような道を超えてゆきます。

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到着したのがこちらのワインシャトーが経営するレストラン。

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このような景色の中でするワイン歓談は感動的でした。

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こちらのシャトーでは、ワインを造っていますので、そのワイン工場を見学させていただきました。

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工場の中は、このような近代的な造り。

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自社でラベル貼りまでできるようになっています。

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こちらはワインを寝かせている蔵です。

地下に掘っている空間ですので、ひんやりします。

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素晴らしい体験でした。

その後はミラノで会食予定が一つありましたので、ミラノに向かいました。

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2013年7月19日 (金)

フラクショナルレーザー機器 波長の性質の違い にきび跡治療に対する機器の使い分け

突然ですが、これはなにかわかりますか?

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現在、来週シンガポールで開催されるIMCAS(International Master Course on Aging Skin)の講義にむけて、フラクショナルレーザー機器の比較についてプレゼンテーションを作っています。

2004年より、世界各国でも数多くのフラクショナルレーザー機器が開発され、市場に出ていきました。

◎ソルタメディカル社 フラクセル フラクセル2 フラクセル3DUAL

◎サイノシュア社 アファーム アファームマルチプレックス

◎ルートロニック社 モザイク eCO2(エコツー)

◎パロマ社 スターラックス1540 2970 1540XD

◎DEKA社 スマートサイドドット スマートサイドスクエア

・・・などなどを僕自身も臨床の場で使用してきました。

それではどこが違うのでしょうか?

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レーザーで肌をリサーフェシングしようと思うと、下図左の図のように表皮最下層の基底細胞が障害されてしまい、治癒に時間がかかっていたのですが

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レーザー径を右図のように櫛状にすることで、皮膚の再生に関わる表皮基底細胞を温存しようという考えから、この治療法は開発されました。

この考え方は画期的で、この10年間のレーザー治療を一気に進化させたといえます。

ただし、あまりに数が出てしまい、機器間の差がわからないという声があることも確かです。

フラクショナルレーザー機器は機器によって性質が異なるものの、そのポイントは4つあります。

1)波長選択

2)ビームモード進達度およびフォーカス

3)ビーム系に対する熱変成比率

4)スキャナの方式

です。

まず第一に波長選択なのですが、フラクショナルレーザー機器で使用される波長は、特に水に対する吸収率で機器の性能が変わります。

1320nmから10.6μmまで数多くの機器が登場しました。

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レーザービームは

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■加熱され細胞活動が活性化される(図オレンジ)。

→加熱され蛋白変成がなされ、壊死する(図赤)。

→加熱され皮膚が蒸散され穴が開く(図白)。

のように変化します。

例えば、こちらの図はフラクセル3DUALで照射した時の皮下の変化の組織像です。

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1550nmで照射した場合と、1927nmで照射した場合では同じ20mJのパワーでも皮下の進達度が全く変わります。さらに、組織は蛋白変成はしていますが、蒸散はしない。

一方、こちらの図はフラクセルリペアで照射した時の肌の変化を表しています。

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フラクセル3DUALの場合と皮下のほぼ同じ深さまで照射していますが、10600nm水の吸収度の高さから、組織の蒸散が起こっているのがわかりますよね。

にきび痕など深い組織の治療は、CO2を利用しなければならないことがわかります。

さらに、こちらの図は同じC02レーザーを使用した際に、ほぼ同じパワー設定の機器で、異なる機器を、肌に照射したケースです。

ビーム系や照射密度がずいぶんと違いますよね。

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同じCO2レーザーでも、ビームの径のフォーカスポイントがどの深さに設定してあるかによって効果が全く異なることも、お気づきになるのではないかと思います。

フラクショナル機器の治療方法にも、疾患により最適解というものが存在します。

幾つかの波長と機器を使い分けることが、疾患の解析及び治療のスタートとなるのです。

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■2013年6月イタリア出張㉙ GP社の製品たち

おはようございます。

今日は7月19日。クリニックFの診療日です。

また真夏日に戻りましたね。

昨日の休診日は、工学部の研究へ。

フラクショナルレーザー機器を利用した新たな実験系の立ち上げを行う予定で、その打ち合せも兼ねていました。いろいろ話をして、帰宅したら夜の11時過ぎ。

さすがに疲れました。

さて、今日は雑誌の取材や企業の打ち合せなどをこなしながら、患者さんもほぼ満員の状態です。

集中力を切らさずに、精度の高い診療を心がけてゆきたいと思います。

僕のブログは、先月滞在したフィレンツェでのブログ。

GP社はこのような丘の上にあります。

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レーザーメーカーであるGP社の本社で機器の説明を受けました。

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プレゼンテーションが可能な社屋の屋上。

過去に開発された機器がこの通りずらりと並んでいます。

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こちらで約3時間ばかり話した内容については過去のブログに書きました

レーザー治療に特化している医師をしていて思うのですが、例えば患者さんの治療方法には数多くの選択肢があり、これらはまさに多次元方程式ですが、その最適解というものは必ず存在します。

どんな企業でも新しい機器を作るために目標とする最適解があり、その解をいち早く求め、きちんと見極めて目標に向けた研究をスタートしなければならないのですよね。

そうした中、臨床経験があり、さらに工学に詳しい医師は、今後どんな医療分野においても多くのニーズがあると思います。

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マーケティングスタッフのMarco Manfredi と Saulo Quinci とともに

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この後、トスカーナのワインシャトーに遅めの昼食に行きました。

そちらは次のブログに。

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2013年7月18日 (木)

■2013年6月イタリア出張㉘ イタリアで見つけた日本の名車たち VFR750 RG500Γ CB750Four

おはようございます。

今日は7月18日。クリニックFの僕の診療はお休みです。

今日は工学部のレーザー研究室に顔を出そうと思います。

スタッフは出勤していますので、御予約の変更、ご質問、医薬化粧品の注文などがありましたらクリニックF 03-3221-6461 にお電話くださいね。

僕のブログ国際学会周遊記は、イタリアはGP社についての続きのブログです。

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さて、Stefano Ianni社長に連れてこられた隣の部屋。

こちらには彼が集めた歴代バイクのコレクションがありました。

僕も大学生の時まではオートバイに乗っていました。

学生の時に乗り継いだのは、HONDAとKawasakiのオフロードバイク。

中でも青いKDX200SRはお気に入りでした。

ちなみにオフロードのレースに出たこともあります。

オートバイは限定解除もしているのですが、その後購入にはいたらず、まだ公道ではビックバイクに乗っていません。

彼の後ろに白いホンダのVFR750がありますが、こちら、僕が高校生の時に憧れたバイクで実車を観て感動しました。

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彼は順番にこれらの10台ほどのバイクを使って、トスカーナの丘を通勤しているのだそう。

羨ましい限りです。

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こちらはスズキガンマRG500Γですね。

高校生の時に友人が250㏄のバイクに乗っていました。

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その他、程度の良い名車と言われるバイクが沢山。

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30年以上前の名車達。

カメラを手にした自分が写っていますね。

さすが機器メーカーだけあって、オイルタンクもこれだけ光り輝いて整備されているのですから驚きます。

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さらに驚いたのは、こちらは ホンダ CB750 Four ですよね。

1969年に作られた世界初の完全量産4気筒750ccモデル。

こちらもここまで程度の良いものは日本国内にはほとんどないのではないでしょうか?

イタリアでの感動の対面でした。

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2013年7月17日 (水)

皮膚の導電率変化を考慮した、サーマクール照射の工夫について

昨日もサーマクールの取材がありました。

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サーマクールも日本発売10年目を迎えましたが、依然取材も多く、美容医療機器としてはとても息の長い機器となりましたね。

これはひとえにサーマクールの開発コンセプトが画期的で、しかも進化をし続けてきたからだと思います。

リフティングを目的とした機器としては、他に振り替えができない機器であると言えます。

この機器は、どちらかというとフェイスリフトに近い機器で、3次元、すなわち立体的な構造を変化させるための機器。

僕も2002年より既に5台のサーマクールを購入し、かなりの数の患者さんを照射してきましたので、自分の照射方法にはこだわりがあります。

漫然と照射するのではなくて、顔の形状と、目標とした顔に合わせた照射方法を工夫することが大切だとおもいます。

ちょっと工学的な話をしますね。

サーマクールは、RF(ラジオ波)に属する6.78MHzの周波数を利用した電磁波によるたるみ治療器です。

RFを肌に利用する際に、最も大切なのはその深達度。

電磁波治療における深達度δは、以下の式によってあらわすことができます。

Depth

この際に分母にある要素が4つありますが、これらの変数が小さければ小さいほど、エネルギーが深く入るのです。

Π(円周率)とf(周波数=6.78MHz)には変化がありませんが、施術の時間経過とともに、大きく変化する変数があります。

それはσ(導電率)。

実際の照射時間では、RFを照射するとともに、皮下の血流が上がりますので、皮膚の導電率が下がります。

つまり、RFの皮下への進達率が上がり、RFのエネルギーが深く入ることになるのです。

このため、僕はサーマクールの施術時間を

1)肌全体に均一にマルチプル照射(皮下全体の導電率を下げるように)

2)引き上げたい方向にベクトル方向に、2次元的に照射(アンカリングメソッド)

3)ボリュームを減らしたい部位を、3次元的に照射(リフティング)

と、

前半、中間、後半と大きく三つにフェーズを分けて患者さんに照射しています。

これでサーマクールの照射結果が驚くほど変わりますよ。

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■2013年6月イタリア出張㉗ フローレンス郊外 General Project社へ

おはようございます。

今日は7月17日水曜日。クリニックFの診療日です。

昨晩は、お世話になっている方に誘われて、赤坂で開催されたワインパーティに参加しました。

麹屋宏さん、山田晃通さんが定期的に開くワイン会。

昨晩は、

ナパ ヴァレーの黄金時代 噂の「眠れる巨人」を飲み干す会

と題された会でした。

業界の著名な方などが20名ほど集まった会の末席に加えていただいたのですが、偶然にも隣の席の方がクリニックFの患者さんでした。

こんなこともあるのですね(笑)。

1980年代にナパヴァレーで生産されたワインを合計8本も飲み比べ。

最後の閉めは1983年のおなじみ オーパスワンでした。

僕は1981年のレイク スプリング (メルロー)が好みでした。

欧米のレーザー企業の人たちと話をする時に、レーザーの次に話題になるのはオペラやワインなどの話。

考えてみれば、僕自身も今年上半期だけでも

2月にサンフランシスコ滞在中にナパヴァレーに、

6月にはイタリアはトスカーナ地方のキャンティのワイン倉に

案内されています。

ワインには深い文化がありますが、通り一遍の知識はあっても、なかなか総括して勉強する時間が取れません。

引退後の楽しみに取っておこうと思います。

さて、僕のブログは先月訪れたイタリアのブログの続きです。

※※※※※

朝、フィレンツェのホテル フロントにて待ち合わせ。

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車でGP社に向かいます。

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高速に乗りましたが、見える景色はトスカーナのワイン畑。

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シエナの近くで高速をおります。

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このような田舎道を通って30分。

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GP社が見えてきましたよ。

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最初に工場を見学させてもらいます。

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こちらCEOのStefano Ianniですが、社長室にGPの名前を冠したポルシェのレースカーが見えます。

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話していると、無類の車好き。

なんと自分でドライバーとしてポルシェカップに参加していたのだそうです。

僕がちょうどフェラーリのドライビングトレーニングに参加したのだと話をしたら、車の話でとっても盛り上がってしまい、機器の打ち合せの前にお宝のオートバイのコレクションを見せてもらえることに。

次のブログに続きます。

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2013年7月16日 (火)

神戸にて開催 日本美容皮膚科学会パンフレット

おはようございます。

真夏日が続きますが、今日はすこし過ごしやすいかんじですね。

連休明けの今日7月16日(火)はクリニックFの診療日です。

連休中僕は湘南海岸まで久しぶりに海水浴に行ってきました。

UVカットの加工をされたテントを砂浜に張って日焼けには気を付けていたのですが、さすがに色が黒くなったようで、写真に撮ると一目瞭然ですね。

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予防のために、レーザーを早速打っておこうと思います(笑)。

よろしかったら過去のブログ、夏の日焼肌、レーザートリートメントのコツをご覧ください。

今日は来たる8月10日・11日に神戸国際会議場にて開催される日本美容皮膚科学会総会のプログラムが届きました。

僕は、二つの招待講演枠を頂いています。

一つは、8月11日朝10時より始まるイタリアはDEKA社のマドンナリフトについての講演とハンズオンセミナー。

続けて、12時10分より藤田保健衛生大学皮膚科准教授の秋田浩孝先生と、8月11日ランチョンセミナー4の枠にて「美容皮膚科における最新治療」で講演です。

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クリニックFでも大人気の、シネロン/キャンデラ社の最新機器であるePLUSについて講演をさせて頂く予定です。

神戸は久しぶり。楽しみです。

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2013年7月13日 (土)

■2013年6月イタリア出張㉖ 再びフィレンツェへ DEKA社との打ち合わせ 大聖堂 天国への門 サーカス団 

おはようございます。

7月13日(土)、連休の初日ですね。

クリニックFは今日も診療を朝から行っています。連休中ということで遠方からの患者さんも多いようです。

今日の千代田区は気温も朝から30度あまりを記録していますが、それでも昨日よりは涼しく感じてしまいますね。

クリニックではこの季節、BGMでも時々ハワイアンミュージックやボサノヴァなどかけて、気分だけでも湿度から逃げています(笑)。

暑さに少しずつ体も慣れ始めて来る頃。しかしながら皮膚トラブルに悩まされる季節でもあります。紫外線対策はもちろんですが、室内の温度設定や栄養管理、スキンケアなどにも注意しながらトラブルを最小限で留められるようご注意ください。

夏は老化も促進する季節で、一年間コツコツと蓄えてきた貯金もここで一気に切り崩されます。ここから9月末までの3ヵ月弱をどう乗り切るかで、秋からの波に乗れるかどうかも決まりますからね。

さて、僕のブログは引き続き先月滞在したイタリアについて。

フィレンツェに場所を移します。

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フィレンツェについたのはまだ空も明るいときでしたが、時間は夜6時過ぎでしたでしょうか?

イタリアのレーザー企業が取ってくれた宿は、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の前のホテルでした。

この教会は、世界最古の薬局があることで知られています。

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こちらのホテルでDEKA社マウロと打ち合せ。

この内容については以前のブログに書きましたよね。

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打ち合わせも無事終わり、街を散策に出かけます。

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このクーポラを観ると、ああ、フィレンツェに来たんだな、という気がしますね。

明るいヨーロッパの夏。

すでに9時に近い時間ですが、まだ感覚的には日中という感じ、街歩きも楽しめます。

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人出も多いです。

まずは街の中心であるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に向かいます。

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サン・ジョヴァンニ洗礼堂

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こちらの写真の、ロレンツォ・ギベルティによる東側の扉。

後にミケランジェロが「天国への門」と呼んで賞賛したことから主にこの名で呼ばれています。

たくさんの観光客がいますが、これはレプリカなのですよね。

本物は、大聖堂の裏にあるドゥオーモ付属博物館にあります。

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そして、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。

残念ながら中の見学が出来る時間ではありませんでしたが、西の方角に沈む夕日が差し込んで、礼拝堂の影がファサードにかかり、とても美しかったです。

さらにヴェキオ宮殿のあるシニョーリア広場に歩みを進めます。

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こちらには、様々な彫刻があります。

僕は地ビールと赤ワインを買ってホテルに戻りました。

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こちらホテルの窓から見えた借景。

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この季節のフィレンツェは、様々な企画があります。

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この日も竹馬に乗ったサーカス団も客を集めていました。

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2013年7月12日 (金)

■2013年6月イタリア出張㉕ サンマリノ~リミニへ

今日は朝からバタバタ忙しく、ようやくブログ更新です。

7月12日(金)。先ほど、千代田区は36度を記録しました。

クリニックではいらした患者さん全員に、冷たいお茶をご用意して涼んでいただいてから施術をしています。熱中症など含め、どうぞみなさんお気をつけてくださいね。

世の中は明日から三連休。クリニックFは明日の土曜日は診療をしていますが、こうした連休前はマドンナリフトなどダウンタイムのある施術のご要望が多いです。また、夏に向けて海外から一時帰国中の患者さんも徐々に増えてきて、こちらは一度のご来院で複数の機種をご要望されるパターンが少なくありません。

一時帰国という特別な期間は、久しぶりの日本で予定も沢山あるということで、一回でできることはすべてやってしまおう! ということになるのですよね。

いよいよ夏本番、です。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、先月滞在したイタリアブログが続きます。

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Dsc01279サンマリノ共和国です。

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国土の主要な場所の地図。

右上に、先ほどまで訪れた三つの要塞が書き込まれています。

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坂道を下りながら、バス停留所へと向かいます。

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沢山の陶器をおいたお土産屋さんもありました。

いよいよフィレンツェに向けて移動します。

こちら2時間前に乗ってきた、リミニ行きのバス。

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急な坂道を下り始めます。

ほんの10分で先ほどいた要塞がほぼ真上に見える場所に。

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約一時間でリミニの街に着きました。

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リミニの街よりボローニャを経由し。

ボローニャからフィレンツェへ。

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この辺りはトスカーナの車窓が綺麗です。

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初夏のイタリアは、一年の中で一番良い季節かもしれませんね。

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2013年7月10日 (水)

井筒俊彦著「意識の形而上学」

おはようございます。

今日は7月10日(水)。クリニックFの診療日です。

暑い日が続きますね。

引き続き忙しく診療を行っていますが、実は昨日、7月の終わりまでに英語のプレゼンを4本作らなければならないことが判明して、ちょっと焦っています。

そして、仕事に焦るとなぜか僕は現実逃避なのか、ついつい専門外の本に手を伸ばし読み始めてしまう・・・という癖が昔からあります(苦笑)。

最近読んでおもしろかったのは、こちら。数ヶ月前にある方からご紹介いただいた「意識の形而上学」 (井筒俊彦著 中公文庫)。

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今朝読み終えました。

イスラムを含めた古今東西の形而上学・神秘主義の研究家であった井筒俊彦さんの遺作です。

この人は本物の天才ですね。

形而上学は「存在が保証されていない」前提で議論をするもの。

元々形而上学は、哲学の伝統的領域の一つとして位置づけられる研究で、歴史的には、アリストテレスが「第一哲学」と呼んだ学問に起源を有しています。

僕が専門としている自然科学(数学、物理、化学、生物)は、アリストテレスによると「第二哲学」。

形而下学の代表例と言えます。

「物質が存在する」という前提があって初めて、自然科学の法則が意味を持つのですよね。

滅多に人と会わないことで有名であった晩年の井筒教授が、東洋哲学全体の共時論的構造化を目的とした最初の巻がこの「大乗起信論」の哲学だったのですが、続編の公開前に1993年に脳溢血で亡くなってしまったのだそうです。

続編が出ていたら東洋哲学史が変わっていたのでしょう。

この本にはどこか文学部に入りなおして、勉強しようかと考えたくなるぐらい、衝撃を受けました。

井筒俊彦さんの、ほかの著書も読んでみたいと思います。

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哲学を俯瞰的に理解すのであれば、この哲学大図鑑という本もお勧めですよ。

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2013年7月 9日 (火)

■2013年6月イタリア出張㉔ サンマリノ第二の砦チェスタ塔と第三の砦モンターレ塔

おはようございます。

都心は朝から天気が良いですね。

今日は朝一番で一つ打ち合わせをこなしてから、クリニックに来ました。

暑いですが、夏らしくていいですね。

昨晩は、診療後お世話になっている方から会食の席に呼んでいただきました。

場所は、表参道のキャビアの専門店。

初めて伺いました。

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ベルーガ ・ オセトラ ・ セヴィルーガ、そして国産のよさこいキャビアの食べ比べという貴重な体験をさせて頂きました。

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キャビアは産地によりずいぶん味が違うのですね。

ちなみにベルーガは一番下の、プリッとしたキャビア。

ほんの10年ぐらい前にはヨーロッパに行くと食べることができましたが、最近は品薄で食べるのが難しいですね。

1988年に開業し、流通ルートが確立しているこのお店でも、25年間でキャビアの値段は7倍に上がったのだそうです。

高知のよさこい国産キャビアというのも初めて食べました。

貴重な体験でした。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先月滞在したサンマリノ共和国のお話がもう少し続きます。

今月24日からのシンガポールの出張までに終わらせなければなりません。

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サンマリノ共和国は、ヴァティカン、モナコ、ナウル、ツバルに次ぐ世界で5番目に面積の小さな国です。

61㎢ の国土は、十和田湖とほぼ等しく、621㎢の東京23区の10分の1の面積です。

国土の中でも実際に歩けるところは少ないですので、ほんの数時間で国内一周できます。

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グアイタ塔から第二の砦チェスタ塔に向かってこのような細い道を歩きます。

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チェスタ塔が見えてきました。

グアイタ塔よりも少し小ぶりですね。

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振り返ると、先ほどまで見学していた第一の砦グアイタ塔がきれいに見えます。

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第一の砦グアイタ塔も崖にせり建っていますね。

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チェスタ塔に登り、反対を観ると、第三の砦モンターレ塔が見えてきました。

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観光客もこちらのモンターレ塔に向かう人は少ないらしく、

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山道はちょっと寂しくなります。

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細い山道を約15分ほどでモンターレ塔に到着しましたが、このような塔が建っていました。

中の見学は出来ませんでした。

そろそろバスの時間を意識して、バス停に戻らなければなりません。

来た道を戻り始めました。

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2013年7月 8日 (月)

岡山より JMEC社主催プライベートセミナー  論語 「徳不孤 必有隣」

おはようございます。

7月8日 月曜日。

昨日より出張に来ている岡山で今朝は目覚めました。

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新幹線の発着が見える場所です。

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早朝の飛行機で岡山空港から羽田へ。

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機内から雲海に浮かぶ素晴らしい富士山が見えましたよ。

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羽田到着後は、そのまま朝食を兼ねた打ち合わせの席へ。

この秋、青山に開業予定の

「世界の痩身医療機器すべてを集結させた、機器による痩身専門クリニック」

で、僕も医療機器アドバイザーとして参画することになったのです。

今日は11時にクリニックFの診療に入ります。

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岡山で回った場所をいくつか。

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講演の待ち時間に初めて立ち寄った岡山城。

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日本三大庭園のひとつ、岡山後楽園。

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岡山城が背景に見える景色が美しいです。

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後楽園で食べた吉備団子。

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講演風景。

今回もアンチエイジングクリニックに関する経営や企画コンセプトについてなど、僕の出来る範囲でお話をさせていただきました。

無事に終了し、一安心しました。

安田皮フ科クリニックの安田秀世先生など、数年ぶりにお会いしてご挨拶させて頂いた先生も多く、とても楽しい会になりました。

講演後は、ふみの皮フ科の池野史典先生や堂島ライフケアクリニックの佐藤守仁先生と、倉敷市の美観地区へ。

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この先には以前より訪ねたかった大原美術館があるのですが・・・

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ほんの5分前に閉館してしまったようです。

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残念でした。

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あまりの暑さに、途中古民家「有隣庵」にて一休み。

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果汁100%白桃ジュースと「幸せになるプリン」を頂きました。

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有隣庵の名前の由来となった、「徳は孤ならず、必ず隣あり」の掛軸が奥の間に飾ってありました。 

論語に引用された孔子の言葉の一つですよね。

高潔な人や、謹厳実直な人は、とかく近寄りがたく敬遠されることもあるが、真に徳があれば必ず人は理解しその徳を慕い、支持する良き隣人たちが集まって来るものである。

本当に徳のある人は孤立したり、孤独であるということは無い。

という言葉です。

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こちらの中庭がなんとも素敵でした。

倉敷より電車で岡山に戻り、夜はいつもマドンナリフトの会などでお世話になっている岡山の河田外科形成外科の河田真作先生と会食をさせていただきました。

話題に上がったのが、なんと河田先生のオペラデビューは21歳の時のドイツのバイロイト音楽祭であったとか。

ちなみに僕はワーグナーファンになってからバイロイトにたどり着くのに25年間かかりました(笑)。

岡山名産の美味しいお酒を会席料理と共にいただき、とても楽しい会でした。

ちょうど河田先生は東京の学会に出席され、昨日は入れ違いだったのですが、岡山でお会い出来てよかったです。

最後の見つけたのがこれ。

かわいらしいですね。

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関係者の方々に深く御礼申し上げます。

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2013年7月 7日 (日)

岡山に行ってきます

朝一番の羽田空港、岡山行きを待っています。

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今日は岡山で株式会社JMEC社のプライベートセミナーがあり、国内出張です。

岡山には人生二度目。

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天気は晴天です。

神奈川県上空もこのような感じ。

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江の島もよく見えます。

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米軍の厚木基地の上空です。

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さらに神奈川県上空を飛びますが、

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残念ながら、富士山は見えず。

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この日は関東地方は梅雨明け。

しかしながら東海地方以西はまだ梅雨という気象でした。

確かに東海地方を超えると、曇りが多かったですね。

1時間15分で岡山空港に着きます。

まだ9時30分。

ちょっと早く着きすぎましたね。

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2013年7月 6日 (土)

■2013年6月イタリア出張㉓ サンマリノ共和国のバシリカ グアイタ塔 チェスタ塔 94年サンマリノGP

おはようございます。

今日は7月6日(土)、クリニックFの診療日です。

ようやく週末ですね。

今週は診療に加えほぼ毎日朝晩の打ち合せで大変忙しく、ここへ来てちょっと夏バテ気味です。

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今日は気象庁から関東甲信地方が梅雨明けとの発表もありましたが、湿度に若干やられているんでしょうか。なんとかそれでも週末まで来ましたので、あと一息。頑張ります。

今日の診療が終われば、明日の七夕は岡山で講演です。

岡山に行くのは人生二度目。

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会の後には久しぶりにお会いする関西の先生方との会食もあり、今からとても楽しみにしています。

さて、引き続き僕のブログは、先月末に滞在したイタリア・サンマリノ共和国のお話です。

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山の上にあるサンマリノですが、坂の中に独特の風景があります。

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こちらはサンマリノ共和国の車のナンバーです。

サンマリノの国章が見えます。

そして、サンマリノ大聖堂のバシリカ。

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モナコやヴァティカン、リヒテンシュタインなどもそうでしたが、サンマリノもしっかり観光名所がありますね。

現代社会でミニ国家として成立する条件なのかもしれません。

山肌の細い道をさらに登ります。

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サンマリノには三つの砦がありますが、第一の砦グアイタ塔が見えてきました。

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外から見ると砦のように見えましたが、思ったよりも大きな建物ですね。

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視界は切り立った崖です。

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こちらの砦に登ると、

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第二の砦であるチェスタ塔がよく見えます。

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ティターノ山頂の3つの岩頭を利用して作られています。

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遠くにアドリア海も見渡せます。

独特の風景ですね。

2006年まではF1サンマリノGPが行われていたことで知られていましたが、国土はこの通りでサーキットは建設できません。

実際にレースが行われていたのはイタリア国内にある麓の町イモラでした。

F1サンマリノGPといえば、反時計回りの超高速サーキット。ヴィルヌーブ・コーナーと左コーナー・タンブレロ、そして1994年第三戦のサンマリノグランプリ、まずはバリチェロが、そして予選第二日目のローランド・ラッツエンバーガー、さらに決勝のアイルトン・セナの今思い返しても胸が締め付けられるような痛ましい事故が今でも生々しい記憶となって残っています。

僕はちょうど医学部6年生で、サンマリノからほんの2週間前に開催された第二戦のTIサーキット英田パシフィックグランプリで二人の走りを目の前で観戦していました。

あの時はF1観戦初体験。アクセスの悪い英田にグランプリ観戦の弾丸バスツアーがあったのですよね。

第二戦でもポールポジションをとったアイルトン・セナがレース序盤で戦列から離れ、目の前を寂しそうに歩いていた時、ブラウン管から常に溢れるようににじみ出ていた圧倒的なオーラになんだか今日はすこし霞がかかっているようだなあ・・・とふと思ったことをよく憶えています。

僕も週末レーシングカートのレースに出ていた時期でしたので、アイルトン・セナといえば当時のヒーローです。

決勝を観ようとテレビをつけたときのセナの事故報道に、大変ショックを受けました。

青山一丁目のホンダショールームにも献花に行きました。

あの事故から来年でもう20年になるのか・・・。

そんなことを思いながら、僕は第二の砦であるチェスタ塔に歩を進めました。

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2013年7月 5日 (金)

■2013年6月イタリア出張㉒ サンマリノ共和国 政庁 薬学の英文論文 ドラッグデリバリー セルデリバリー 

おはようございます。

今日は7月5日(金)。クリニックFの診療日です。

東京は曇り空で湿度も高く、今日は雨も心配ですが、すっかり雰囲気は夏ですね。

以前より共同研究していた抗酸化物質PVPフラーレン(リポフラーレン)が肌に与える影響についての英文論文がPhotodermatol Photoimmunol Photomed 誌に通過しました。

Mio Murakami, Sayuri Hyodo, Yuuki Fujikawa, Takahiro Fujimoto, Kazuhisa Maeda, Photoprotective effects of inclusion complexes of fullerenes with polyvinylpyrrolidone, Photodermatol Photoimmunol Photomed (2013) 29(4), 196-203

ROS(酸化物質)、および、抗酸化物質については特にここ数年多くの論文が通過していますが、まさに21世紀の医療の一端を担うものになるでしょう。

こちらの論文は、僕の専門のレーザー工学というよりは、薬理的な研究です。

僕がこのブログで報告する時は、自分が筆頭著者のものばかりですが、こちらは共著となります。

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レーザーアンチエイジングをテーマとしながら、工学(物理学)を軸に研究発表をしてきたここ3年間でしたが、工学博士を取得するまでに得た専門知識を考えると、大変ではありましたが他では得られない貴重な経験をすることが出来たと感じています。

また、同じ理系でも、医学(生物学)以外の分野について勉強する必要性を強く感じた3年間でもありました。

その上で考えると、理系の分野でもうひとつもっと勉強したい分野があります。僕はもう10年以上レーザーと共に医薬化粧品を使用しているのですが、相対的により薬学(化学)的な専門知識も勉強して理解を深めてゆかなければ、自分の目指す美容医療の完全な実現はならないなあと常々思ってきたのです。

以前も化粧品会社の研究者の方とチームを組んで化粧品を作ろうとしたことがありますが、専門知識の微妙なずれにより良いブレストが出来なかった経験があります。

特に、肌に塗布した薬が、どのような機序で皮下に分配されるのか、そのドラッグデリバリーシステムについての研究は僕が医学部を卒業してから、さらに進歩しています。

折しも米国では、フラクショナルレーザー技術によって、レーザー補佐によるドラッグデリバリーやセルデリバリーの研究が新たに注目されているのです。

現在のように、臨床経験的に幾つかのグロースファクターや、抗酸化物質などのカクテルを塗布して、結果を待つような方法ではなく、よりアカデミックな基盤をもつ、理論からくみ上げた新たな医薬化粧品が出来る可能性があるのではないかと思います。

このあたりを話し始めると長くなりますので、また別の機会に。

さて、僕のブログは、先月滞在したサンマリノ共和国についてのブログが続きます。

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サンマリノの街中。

坂道ばかりです。

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左右にお店のある細い登り道。

サンマリノの情景です。

こちらの坂をひたすら登ってゆきます。

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ところどころ視界が開ける場所に出てきます。

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このブログでもリアルタイムでご紹介したロープウェイも見えました。

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高低差著しく、目を見張る絶景です。

さらに進むと、

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サンマリノの政舎が見えてきました。

こちらを自由広場と言います。

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建物に近づいてみます。

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こちら、サンマリノの国章です。

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2ユーロ払うと、内部の共和国議会も見学できます。

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以前にご紹介したように、サンマリノ共和国は現存する世界最古の共和国国家。

国民の比例代表選挙によって選出される定員60名の大評議会(Consiglio Grande e Generale)があり、議員の任期は5年なのだそうです。

こちらが評議会が行われる議場です。

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人口は約3万人ですのでほとんどすべての人が顔見知りということになるのでしょうね。

建物を出るとちょうど衛兵交代式でした。

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女性の衛兵もいましたよ。

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いつもはこのようなスタイルで市庁舎を守っています。

サンマリノ共和国にとって観光は大きな収入源。

年間300万人を超える観光客が訪れるのだそうです。

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2013年7月 3日 (水)

■2013年6月イタリア出張㉑ サンマリノ共和国へ

おはようございます。

今日7月3日(水)もクリニックFの診療日です。

昨晩は、僕の尊敬する東証一部上場企業オーナーと、そのご友人で米国・ボルチモアから来日中の遺伝子診断企業の社長兼研究所長(中国系アメリカ人)との会食の席に呼んでいただきました。

先日通過した英文の工学論文を持って伺いました。

三人でこうして顔を合わせるのは4年ぶりになるでしょうか。

お二方とも高い医療技術を保った会社を経営し、常に世界に目を向けたビジネスパーソン。

僕も将来は、日本の高い医工学技術を世界に伝えられるような仕事に参加したいな、と刺激を頂き、決意を新たにしました。

お二人が現在共同研究されているスウェーデンのノーベル賞を決定する機関があるカロリンスカ研究所の話題になりましたので、10月にイスタンブールで開催されるヨーロッパ皮膚科学会の前後にスウェーデンに滞在できないか、スケジュール調整してみようと思っています。

さて、僕のブログは先月滞在したイタリア出張記の続きです。

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リミニから約一時間ばかりバスに揺られていたでしょうか?

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いよいよ、サンマリノ共和国に入ります。

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ピアノコンサートの宣伝もありました。

文化レヴェルも高そうです。

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バスが山を登り始めると、いよいよ目指すサンマリノ共和国の三つの砦が見えてきました。

世界遺産に登録されている、「サンマリノの歴史地区とティターノ山」です。

切り立った急峻な山の上にあるのが、この写真でわかるでしょうか?

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バスはさらに急な坂を上ってゆきます。

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たどり着いた駐車場。

こちらでバスを降ります。

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上に見えるのが共和国議会の政舎のようです。

街の中心に行くためには、ここからさらに登らなければなりません。

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ほかの観光客について、階段を登ります。

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2013年7月 2日 (火)

■2013年6月イタリア出張⑳  リミニよりサンマリノ行きのバス

おはようございます。

今日7月2日(火)はクリニックFの診療日です。

今日も夏日和ですね。

僕が生まれ育った街に近い江ノ島では、昨日海開きが行われたそうです。

小学生の頃、夏の季節はほぼ毎日海に泳ぎにいっていました。

この季節になるとソワソワしてきます(笑)。

そうそう、先週Facebookで観ていて、レ・ミゼラブルのブルーレイが出たのを知り、すぐ注文したところ、昨日届きました。

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忙しい日々が続いていますので、いつ観られるかわかりませんが、楽しみに取っておこうと思います。

さて、僕のブログは引き続き先月滞在したイタリアはリミニについて。

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リミニは、エミリア・ロマーニャ州最南の県であり、著名なイタリア人映画監督、フェデリコー・フェリーニ(Federico Ferini, 1920-1993)が生まれた街として知られます。

サンマリノ共和国に向かうため、早朝にチェックアウトし、ホテルに荷物を預けバス停まで歩きます。Dsc01100

ビーチの横を通り、

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こちらの教会のある広場に着きます。

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サンマリノ行のバスがやってきましたよ。

こちらがサンマリノ共和国に向かう唯一の公共機関。

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近くの観光インフォメーションで、サンマリノまでの往復チケットと時刻表。

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そして地図をもらいバスに乗り込みます。

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リミニは、夏の観光地としてヨーロッパからたくさんの人がバカンスに訪れるので、「イタリアのマイアミ」とも呼ばれているのだそうです。

折しも今年3月に米国皮膚科学会(AAD)参加の為にマイアミに行きましたが、雰囲気は似ていますね。

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海岸沿いにはマイアミビーチのようにホテルが並び、ヨーロッパの富豪に属する観光客は1カ月、2カ月という単位で契約をして長いバカンスをリミニで楽しむのが通例のようです。

たくさんの観光客が海沿いを歩いていましたよ。

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観覧車も見えました。

イタリアに行くまで訪問の予定に無く、この街の場所さえ全く知らなかったのですが、いつか再び訪れてみたいと思わせる街ですね。

バスは大きく左に旋回し、リミニの駅に立ち寄り、さらに山道をあがってゆきます。

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途中、リミニを代表する観光地の横を通過しました。

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こちら、なんと紀元前27年に作られたアウグスト門。

修復が続けられ、今でも人が往来します。

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さらに道を進むと、こちらの空飛ぶ円盤のような建物。

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リミニ見本市(RIMINI FIERA)が開催される会場です。

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数多くの国旗の中には、日本の日の丸もありました。

バスはサンマリノ共和国を目指します。

 

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2013年7月 1日 (月)

「顔のシミが多い」と「動脈硬化の危険性が高い」のか?

クリニックの患者さんから、「顔のシミが多い」と「動脈硬化の危険性が高い」のはどうしてですか?

という質問が多いので、なぜかと思ったら、どうやらテレビで放映されたのですね。

テレビでは理由を話していなかったのだとか。

ちょっと考えてみればわかりますが、これは当たり前のことです。

生体が老いる時、活性酸素が関わっていることはご存知だと思います。

活性酸素を除去する能力は、加齢とともに減ってゆきます。

たとえば、体を丹念にメンテナンスしている野球選手などのスポーツ選手は、35歳を境に引退する人がぐんと増えますよね。

これは35歳を超えると、激しい運動による活性酸素が除去できなくなるので、運動のパフォーマンスが落ちるためです。

活性酸素は紫外線、ストレス、過度の有酸素運動、などで増加します。

皮下の活性酸素が、シミやしわの原因になりますので、活性酸素が多ければ多いほど肌は衰えてしまいます。

反対に、生体内で活性酸素を除去する能力が高い人は、見た目も若々しく見えるのです。

動脈硬化に関しては、血中コレステロールや中性脂肪を気にしますが、そのものが動脈硬化を起こすのではありません。

血中コレステロールや中性脂肪が、活性酸素と結びついて、過酸化脂質になって初めて動脈硬化の原因となるのです。

したがって、

「顔のシミが多い」=「動脈硬化の危険性が高い」

という数式は成り立つのですよね。

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皮膚科医とレーザー治療 英文論文

おはようございます。

7月1日。今年も後半になりました。

今日もクリニックFの診療日です。

今週も毎朝毎晩、企業の方々と打ち合せが入っています。

今日も早朝から新規にプロデュースすることになった、「最新医療機器による痩身クリニック」の朝食会議が入っています。

ずいぶんと枠組みが整ってきましたよ。

楽しみです。

今日は、以前取材を頂いた日経ヘルスの新刊

「女の「たるみ」を解決!」

がクリニックに届いていました。

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よろしかったらご覧くださいね。

さて、今日のブログは新しい医療について。

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学会活動やFacebook、ブログといった媒体を通じて、様々なドクターからご連絡を頂くことが最近以前よりも増えてきました。

特に皮膚科の先生方から相談を受けるようになり、開業医の先生方、そして大学病院の先生方の意識の変化を感じます。

以前からこのブログでもお話していますが、日本では厚労省の認可が遅れて、最新の機器が使用できない「デバイスラグ」という問題があります。

また、保険診療の範囲で臨床を続けられる先生方は様々な事情により、レーザー治療のことは聞くけれど実際にレーザーに何がどこまで出来るのか把握しきれない現状もあります。

厚労省で認可が下りない機器を、大学病院で使うのは難しいですから、大学医学教育にここ10年間のレーザー医療の進化が反映されていないのですよね。

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アトピー性皮膚炎やニキビ、肝斑といった症状に対し、以前でしたら街の皮膚科に行くと

「レーザーを打つと悪化する」

という都市伝説のような「常識」がありましたが、最近インターネットで一生懸命英語の論文を検索されたり、実際読み込まれることで、過去のこうした常識が世界基準では決してないことに気付かれる勉強熱心なドクターが増えているようです。

僕も大学研修医の時に、

「日本語で得られる医学情報は、英語のものよりも10年以上遅れている。」

「専門分野の英文医学雑誌は、どんなに忙しくても必ず目を通しておきなさい」

「先生(僕のこと)も、日本語で論文を書こうと思ってはだめだ。世界に発信するつもりで英語で書きなさい。」

と教えられました。

苦労して初めて英語の論文が通過した時に、お世話になった当時の教授がとても喜んでくださり、

「これで君も、世界のFujiomotoになる資格を持ったんだよ。世界中の医師が君の論文を読むことができるんだ。これからも頑張りなさい。」

と褒めてくださったのを今でも思い出します。

研修医の時に叩き込まれた医師としての生活習慣は、20年後の今になっても変わらないですね。

僕もどんなに忙しくても、最新の英語の医学雑誌は、必ず目を通しています。

医学は常に進化しているのです。

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国民皆保険を擁する保険診療と自由診療という日本独特な枠組みの中で、新しい医療に取り組んでいくと、古い常識を持った人たちとコンフリクトすることがあり、時折様々な局面で壁にぶつかってしまいます。

僕自身も時々悩んだり落ち込むこともありますが、大きな歴史の流れの中で日本の医療を考えると、たぶん今は夜明け前。

レーザー/光治療という、医療の中でも限られた範囲にはなりますが、僕はこれからも日本に「世界常識の医療を提供する」という気持ちを忘れずに、頑張っていきたいなと思っています。

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