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2013年11月の21件の記事

2013年11月30日 (土)

ソウルから帰りました

おはようございます。

今日は11月30日(土)。クリニックFの診療日です。

良く晴れた都心部ですが、冷たい空気が冬の装いですね。

朝から沢山の患者さんをお迎えしています。

昨晩、韓国の一泊出張から帰りました。

予定のアシアナ便は2時間のディレイ。

ちょうど金浦空港は日の入りを迎えました。

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ソウル出張記についてはイタリアブログの後に書きますが、よい打合せが出来たと思います。

今日も頑張ります。

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2013年11月28日 (木)

韓国1泊出張に行ってきます

おはようございます。

今日は11月28日木曜日。クリニックFは休診日となります。

今月は予定していたボストンの出張が延期になったため、長期出張の予定はなかったのですが、急遽明日まで2日間韓国のレーザー機器会社の社長と次期レーザーについて対談をするため、ソウルに行くことになりました。

そのため金曜日も診療はお休みを頂き、11月30日から診療再開とさせていただきます。

海外出張の多い僕ですが、実は国内でいつも使う財布とは別に、何度も出張がある国の通貨別にこのような財布を4つ用意しています。

①米ドル ②欧州ユーロ/ポンド ③香港/中国元 ④韓国ウォン

これにより滞在先での交通機関のカードや書類をひとまとめに出来ます。

チップなど、滞在してすぐに小銭が必要なことも多いので、とても便利です。

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今回韓国ウォンの財布を取り出したところ、はて、最後に韓国に行ったのはいつだったろう?

と記憶を辿ってみたところ、韓国出張は実に2010年9月以来、3年ぶりだということがわかり、ちょっと驚いてしまいました。

僕はここ数年、米国と欧州の機器メーカーとばかり打合せをしてきたんですよね。

3年前と比較すると、様々な意味でずいぶんと変化があることでしょう。

実りある出張にできるよう、頑張ってきますね。

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2013年11月27日 (水)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑲フィレンツェ 地元で評判のお店 Il Latini  L'Osteria di Giovanni

おはようございます。

今日は11月27日(水)。クリニックFの診療日です。

昨日と違って今日は朝から雲もどんより、肌寒いですね。

寒暖差の激しい昨今。風邪をひいている方も多いようですので、気を付けてください。

昨日は診療の合間に雑誌社の取材がありました。

クリニックFでは7年前の開業以来、診療に必要なレーザー機器を少しずつ買い集めてきました。

患者さんの症状や肌質に合わせて、最も適切な機器を選んでいるのですが、通常の診療で必要な機器も常時30台以上となりました。

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撮影中に、パウダー室に機器を移動していたら、レーザーに囲まれ、僕が出られなくなり、思わずライターさんとスタッフと笑ってしまう局面もありましたよ。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、先月滞在したフィレンツェです。

地元で評判のレストランに案内していただきました。

**********************

フィレンツェには二晩滞在しましたが、地元で人気の料理店を紹介してもらいました。

一つは「イル・ラティーニ」(Via Palchetti 6/r, 50123)

開店前に店の前を通過したら長蛇の列。

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我々は予約していったのですが、イタリア人でも並ぶことがあるんだと感心してしまいました。

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料理はトスカーナ地方の郷土料理のような感じでしょうか。

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ハウスワインも美味しく、とても楽しめました。

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翌日GP社のスタッフとともに訪れたのはこちら、「L'Osteria di Giovanni」です。
(Via del Moro, 22 | Aperto Solo a Cena, 50123)

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アルゼンチンの赤ワインと合わせて会食しましたが、こちらも素晴らしい味でしたよ。

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2013年11月26日 (火)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑱ 外出 メディチ家 サンタ・マリア・ノヴェッラ

おはようございます。

今日11月26日(火)もクリニックFの診療日です。

今朝は一度クリニックに出勤したものの、雑用がありちょっと外出。

診療日の日中にする外出は「外出」と言っても近所ばかりで、行先も役所に郵便局、銀行、文房具屋、本屋・・・などなど。個人クリニックの院長はある程度なんでも自分でやらないといけないので(僕だけでしょうか?)、朝から忙しいのです(笑)。

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今日も診療以外に打ち合わせやデモ機の調整、雑誌の取材や撮影などが入っていて長い一日となりそうですので、頑張っていこうと思います。

さて、僕のブログは先月滞在したフィレンツェの街にいます。

※※※

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世界最古の薬局であるサンタ・マリア・ノヴェッラについてです。

サンタマリアノッヴェイラ教会は、フィレンツェ駅の目の前の教会ですが、こちらに附属された薬局があります。

工事が行われましたので、入口は通りはさんで全く違う場所にあるのですが、とても気の良い場所です。

今回も訪れてきました。

サンタ・マリア・ノヴェッラと縦に看板があります。

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入口はこちら。

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これらの化粧品や商材は、日本ではもう有名になりましたよね。

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隣には、古い薬剤保存瓶などがおいてある博物館もあります。

フィレンツェに来るたび来ている見慣れた店ですが、今回はいつもとちょっと違う視点で眺めてしまいましたよ。

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2013年11月25日 (月)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑰ 片瀬海岸 江の島と富士山 フィレンツェ ヴェッキオ橋を渡る 花のドゥオモの鐘楼に登る

おはようございます。

今日11月25日(月)はクリニックFの診療日です。

昨日はぽかぽかと暖かく良い天気でしたね。

毎年この季節になると、日の沈む直後、地元・湘南の片瀬海岸から富士山がとても美しく見えます。

こちらは僕のお気に入り撮影スポット。

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僕が小学校の時、この景色を見た父が年賀状の版画を作ったのを思い出します。

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なんとも言えない美しいグラデーションですが、富士山を望む景色のせいか、和色・・・いわゆる日本の伝統色を感じます。

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こちらは江の島です。

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僕はこの地域で生まれ育ちましたのでこの景色に思い入れも強く、海外のどんな場所を旅しても、帰る場所や自分の原点はここにあるような気がしています。

きっと誰にとっても故郷の風景を超える景色は、なかなか出てこないのでしょうね。

さて、今日のブログは先月滞在したフィレンツェの街について。

**********************

フィレンツェの街を、シニョリーア広場からヴェッキオ橋に進みます。

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こちらの橋。

貴金属のお店が数多く出ていることで知られています。

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この先のピティ宮殿美術館にある、ラファエロの「子椅子の聖母 Madonna della Seggiola」という絵が好きで、フィレンツェに滞在すると必ず観に行くのですが、今回は遅い時間の到着だったためあきらめました。

さらに、アカデミア美術館、ウフィツィ美術館などの美術館にも長い列。

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再び花のドゥオーモに戻り、右手にある鐘楼に登ろうと思い立ちます。

以前に来た時は工事中だったのですよね。

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目の前に立つと、本当に大きい。

長く暗い階段を登ってゆきます。

途中で窓から見える景色はこの通り。

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最上階は、このように網がかかっていますが、オープンエアです。

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鐘楼の上には、下が見えるようになっている場所があり、このように下が見渡せます。

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2013年11月23日 (土)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑯ 紀尾井町の紅葉  トルコよりイタリアへ

おはようございます。

今日は11月23日(土)。勤労感謝の日の祝日です。

通常、祝日は休診日とさせていただいていますが、今日は特別診療日です。

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今朝も天気が良く木漏れ日も眩しく、あまりに気持ちが良いので、カメラを持ち通勤路を遠回りして紀尾井町の清水谷公園で写真を撮ってきました。

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黄にも様々な黄があり、赤にも様々な赤がある。当たり前ですが自然の色は圧倒的ですね。この季節ならではの写真を撮ることができました。

オリンパス OM-D E-M5 + LUMIX G X VARIO 12-35mmを使いました。ミラーレスだと持ち運びが楽でよいですね。

さて、僕のブログは先月滞在したトルコより、場所をフローレンスに移します。

*********************

イスタンブルで開催されたEADV欧州皮膚科学会。

終了後翌朝トルコよりボローニャ空港に飛びます。

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今回トルコ出張に合わせてイタリアの企業訪問スケジュールを組んだのですが、トルコからイタリアまではわずか2時間強のフライトです。

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ターキッシュエアライン。

トルコ航空機がこんなに並んでいるのは日本で見ることがありませんので、思わず写真を撮ります。

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トルコはイスタンブールの歴史的地区を飛び、

さらにギリシア上空の山脈を越え、

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アドリア海を渡るとあっという間にイタリアはボローニャ空港に到着です。

ボローニャからフローレンスは隣街です。

荷物をホテルに置き、花の街フローレンスをさっそく撮影です。

最初は曇り空でしたが、

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少しするうちにイタリアのこの地方特有の美しい青空が。

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フィレンツェの街中は、大道芸人もいます。

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良く考えつきますよね。

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ヴェッキオ宮殿の前でイタリアンを食べました。

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どの料理もおいしく、イタリアにまた来ることができたな、と実感が湧いてきますね。

そして、多くの彫刻があるシニョリーア広場。

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ネプチューンの噴水像。

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さらにはミケランジェロの最高傑作であるダビデ像のコピーがあります。

本物は以前に訪れた、この近くのアカデミア美術館にあります。

そういえば、旧約聖書にあるダビデの話はご存知ですか?

起源10世紀、イスラエル人がペリシテ人との戦いを繰り返していた頃の話。

ダビデは、羊飼いから身をおこして初代イスラエル王サウルに仕えていました。

ペリシテ最強の戦士ゴリアトは、イスラエル兵に恐れられていましたが、少年ダビデはゴリアトの挑発を聞いて奮起し、その挑戦を受けることを決意します。

ダビデは、イスラエル王サウルの鎧と武器を与えられ、一度はそれを身にまとうのですが、すぐにこれを脱ぎ、羊飼いの杖と石投げだけを持ってゴリアトに対峙しにいくのです。

ダビデが石を投じると、ゴリアトの額にめり込み、ゴリアトは前向きに倒れました。

剣を持っていなかったダビデは、ゴリアトの剣を引き抜いてその首を落としたのです。

これは多くの画家の絵の題材になっていますよね。

ペリシテ軍はこれを見て総崩れになり、追撃したイスラエル軍は勝利しました。

後にサウルがペリシテ人と戦って戦死したのちに、ダビデはユダで王位に就き、エルサレムに都を置いて全イスラエルの王となったのです。

バビロン捕囚以後、救世主(メシア)待望が強まると、イスラエルを救うメシアはダビデの子孫から出ると信じられるようになりました。

新約聖書でイエス・キリストはしばしば「ダビデの子」と表現されるのは、このためなのですよね。

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2013年11月22日 (金)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑮ 太平洋クラブ御殿場コース ハマム イスタンブールのお土産 トルコのお金  

おはようございます。

11月22日金曜日。クリニックFの診療日です。

明日は23日で祝日。通常祝日の診療は行っていないのですが、明日は特別に診療を行う予定です。

現段階では夕方以降であればすこしまだ余裕があるようですので、もし診察のご要望ある方がいらっしゃいましたら、クリニックまでお電話くださいね。

※※※

昨日の休診日はレーザー会社や化粧品会社に勤める、特に仲の良い同世代の友人と集まってゴルフに行ってきました。

舞台は週末に三井住友VISA太平洋マスターズが開催された太平洋クラブ御殿場コース。僕も5時起きで車を走らせましたが、道中にこんな景色が目の前に広がります。

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朝焼けに染まる富士山。美しく雄大ですよね。

朝からこんな景色を見ることが出来て、幸運を感じます。

この季節に早起きする特権です。

天気は快晴。

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錦繍を見ながらのプレーでした。

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ゴルフはプレーがおもしろいこともさることながら、この森林浴のような時間に活力をもらえるのですよね。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、トルコ出張最後の話です。

**********************

トプカプ宮殿の見学に1時間半余りかけたでしょうか?

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このようなお土産屋さんをみながら宮殿を後にします。

宮殿を出たのち、アヤソフィア目の前のこちらの施設でハマム体験をしてきました。

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ローマの公衆浴場が起源といわれるハマムですが、中東においてはすでにバスルームを持った家に住む人がほとんど。

廃れつつあるのだそうです。

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お風呂の中にはカメラは持ち込めませんでしたが、男の垢すり師と二人だけでハマムにいるのは、僕としてはどうも居心地が悪く(苦笑)不思議な体験でした。

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イスタンブールの夕陽です。

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そして、トルコのお金。

今回はイスタンブール滞在が事実上2日でしたので、両替も少額ですみました。

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2013年11月20日 (水)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑭ トプカプ宮殿 レパント海戦 ハレム Sanders Ergas

おはようございます。

11月20日。都心部は晴天が続きますが、昨晩は冷え込みましたね。

今日は朝から米国から来客がありました。

Sanders D.Ergas (サンダース・アーガス) です。

彼は米国レーザー機器の多くを有するアジア代理店の統括をしているのです。

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朝から話も盛り上がり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

感謝です。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」はトルコ滞在記です。

**********************

トルコ共和国の立地は、国土の95%がアジアのアナトリア半島。

そして5%がヨーロッパに属します。

今回滞在したイスタンブルは、国土の北にある黒海からギリシャのエーゲ海に抜けるボスポラス海峡沿いにあります。

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東西交通の要所であったことがお分かりいただけると思います。

紀元前17世紀、この地にヒッタイト古王国が起こりました。

さらに、史上初めて鉄器を使用したヒッタイト新王国が紀元前1430年起こりました。

鉄はジャレド・ダイアモンドによると、銃と病原菌とともに、東西世界史を左右した媒介物ですよね。

いずれにしても現在のトルコがあるアナトリア高原は、人類の歴史でも最も古い土地のひとつといえます。

そののち、古代オリエント文明、古代ギリシア・ローマ文明、ビザンティン文化、イスラム文化などが栄え、イスタンブルはローマ帝国、東ローマ帝国、オスマン帝国と3つの世界帝国の首都となった世界史的にも稀有の都市といえます。

ちょうど先日、欧州とアジアを結ぶこの橋の上で、タイガーウッズが海峡越えドライバーショットしたことが報道されていましたね。

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11月7-10日に開催されたトルコ航空カップでの余興なのだそうです。

写真はカナダの新聞社Calgary Heraldのものです。

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地下宮殿を見学したのちに、15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主(スルタン)が居住したトプカプ宮殿に向かいました。

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こちらが外壁の門。

こちらはオスマン帝国の紋章です。

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こちらはオスマン帝国の支配図。

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中にはオスマン帝国の支配領土が記されていますが、まさに地中海を制した世界帝国ですね。

1571年のレパントの海戦でスペイン王国艦隊がオスマントルコ無敵艦隊を撃破して、地中海の覇権を確立しましたが、それまでオスマン帝国は東ローマ帝国を滅ぼした最強のイスラム帝国として欧州キリスト教国家を震え上がらせたのです。

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宮殿の中はスルタンが生活する場所でした。

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宮殿は、イスタンブール旧市街の半島の先端部分。

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ボスポラス海峡とマルマラ海、さらに金角湾の三方に囲まれた丘にあり、景色が美しいのです。

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それに劣らず、宮殿の中も美しく装飾されています。

 

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タイルも美しいですね。

トプカプ宮殿内には君主の母后、妃、子供たちと、それに仕える多くの女官や宦官が暮らしたことで有名なハレム(後宮)もあります。

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ハレムの見学もしてきましたが、こちらの施設も興味深かったですよ。

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2013年11月19日 (火)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑬ 切り絵 地下宮殿 土台になったメデューサ 肝硬変の深達度

おはようございます。

今日は11月19日(火)クリニックFの診療日です。

平日の午前中からお昼にかけてのクリニックには、お子さん連れでお越しになる患者さんも多数おいでになります。

お母さんの施術中、お子さんは受付周りでDVDを見たり、おもちゃで遊んだりして待っています。

小児科の経験があるナースも何人かいますので、時間があるとこんな切り絵をその場で作ったりして遊びながら一緒に待っているようです。

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フリーハンドで切っているとのこと。我がスタッフなので手前味噌ですが結構上手ですよね。

※※※

昨日11月18日は満月でしたね。

月明りで見える雲。

不思議な情景なので写真に撮りましたが、思いの外綺麗に写りました。

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中央に小さく細く見えるのはスカイツリーです。

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スカイツリーがそびえ立つ景色にもだいぶ慣れてきました。

※※※

さて、僕のブログは先月滞在したトルコのブログ。

続きを上げてしまおうと思います。

***********************

トルコの「地下宮殿」。

現在このように言われていますが、東ローマ帝国の貯水槽なのだそうです。

先まで続く天井のアーチを見ていると、宮殿という名前が正しいように思いますね。

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現存する東ローマ帝国の貯水池としては最大のもの。

1980年代から一般公開されたのだそうです。

公園横の小さな入り口から地下に降りると、こちらの景色が目に入ります。

普通の公園の下にこのような施設があるのは驚きます。

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この宮殿の最も奥。

一部水が張っていない場所があります。

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そこにはこんなに恐ろしい像が。

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なんだかわかりますか?

ギリシアの神殿のメドューサの彫刻を、移築して、柱の土台に使っているのです。

メデューサは宝石のように輝く目を持ち、見たものを石に変える能力を持ちます。

オリンポス12神のひとり、アテナ(知恵、芸術、工芸、戦略を司る女神)を怒らせたことにより、髪の毛をすべて蛇に変えられてしまいました。

オリンポス12神については、2006年にギリシアのロードス島で開催された欧州皮膚科学会のブログで触れましたよね。

そういえば、お腹に「メデューサの頭」が出来るという医学的所見があるのを思い出しました。

肝硬変などの病変の時に、腸間膜から栄養を肝臓に戻す門脈(静脈の一種)の圧力が高くなる時があります。

こうした際に、門脈の血液が何とかして心臓に戻ろうとすることによって別の通路(側副血行路)を作るのですが、そのうち腹壁を通る静脈が発達すると、ちょうどメデューサの頭の蛇のように見えるというものです。

初診時に肝硬変の深達度が一目で診断がつくのですよね。

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メデューサの顔が横向きであったり逆さまであるのは、ギリシアの神々が、異教徒であるためなのでしょう。

こちらの地下宮殿の泥を洗う工事中に、偶然見つかったのだそうです。

歴史を感じますね。

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2013年11月18日 (月)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑫ ブルーモスクとアヤソフィア

おはようございます。

今日は11月18日(月)。クリニックFの診療日です。

暖かくて晴天の都心部。気持ちが良いですね。

僕の国際学会周遊記は、トルコのブログをアップしますね。

*********************

トルコはイスタンブールで二日目。

朝一番に起きてみると、雲がかかっています。

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まずは学会会場に向かい、いくつかのセッションを聞いた後、トルコの名所に向かいます。

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ボスポラス海峡には大きなクルーズシップが停泊できますので、船を見ていても楽しめます。

まずは、ブルーモスクへ。

オスマン帝国の第14代スルタン・アフメト1世によって1609年から1616年の7年の歳月をかけて建造され、世界で最も美しいモスクと評されています。

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15年前に来た記憶があるのですが、やはり美しいですね。

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イスラムのモスクには、軽装では入れないようになっています。

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この図の通り、スカートやショートパンツは駄目ですね。

入場してみましたが、すでに入場を待つ長い列です。

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約30分ほど待ったでしょうか?

中に入ることが出来ました。

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内部は息を呑む様。

28mmの広角カメラのレンズを使っても撮り切れません。

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異空間ですね。

さらに、ブルーモスクに対面する形で、アヤソフィアがあります。

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ブルーモスクが1600年代の初頭、つまり関ヶ原の合戦の頃に建築されたのに比較して、こちらのアヤソフィアは西暦300年代の建設。

コンスタンティヌス大帝の子コンスタンティウス2世の手によって350年にこの場所に聖堂が建設されました。

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アヤソフィアはその後、東ローマ帝国(ビザンツ帝国・ビザンティン帝国)時代に正統派キリスト教の大聖堂として改築されます。

さらに、帝国第一の格式を誇る教会、コンスタンティノープル総主教座の所在地ともなりましたが、オスマントルコの興隆後はイスラム教の聖堂に転用されました。

キリスト教とイスラム教、さらにはユダヤ教は同じ聖典(旧約聖書)を使う兄弟ですものね。

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アヤソフィアは現在博物館として活用されています。

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内部の装飾は素晴らしかったです。

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ところどころ、装飾が剥げたところからキリスト教の絵画が見えましたよ。

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こちらはブルーモスクとアヤソフィアの間にあった噴水です。

市民が楽しんでいました。

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2013年11月16日 (土)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑪ 清水谷公園 トルコ料理 オスマン帝国

おはようございます。

今日は11月16日(土)。クリニックFの診療日です。

都心部は朝から気持ちのよい晴天に恵まれました。

こんなお天気でしたので、僕もいつもの通勤路を変えて紀尾井町の清水谷公園を抜けてクリニックに来ました。

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今月は予定されていたボストンへの出張がなくなり、久しぶりに体の方も楽な月を迎えています。

こうして木漏れ日の下自然の中を歩いていると、頭もすっきり冴えてきます。

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経営者になってしまうと以前は予想もしなかったような様々な雑用や決断を迫られる事象も増えてきますが、医師としては臨床や勉強の時間も常に必要ですし、研究者としてはアイディアを練る時間も欲しい。

欲張りです(笑)。

まだまだ修行が必要な僕には両立が難しい局面も多々ありますが、こうしたちょっとした散歩の時間や海外出張の際に、研究者として求められるアイディアを頭であれこれ組み立ててみたり経営について頭を整理したりする時間を持つようにしています。

そして、これから自分はどこへ向かおうとしているのか。

何か軌道を間違えたりしていないだろうか。

そういったことを再認識したり、微調整を加えたりするのです。

これまでコツコツと積み重ねてきたもの、そしてこれからまた出逢うものや人、事象などを少しずつまとめて、50代に突入する頃にはひとつまとまったヴィジョンを描くことが出来るといいですね。

一日一日を大切にしていこうと思います。

さて、今日のブログは引き続きトルコのお話。世界三大料理・トルコ料理です。

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トルコ料理は、フランス料理、中華料理と並んで、世界三大料理と称されています。

なぜトルコ料理? 和食じゃないの? イタリア料理は? と日本人である僕はつい思ってしまったりしますが、宮廷料理として発展したものを指しているのだと聞けば、なるほどと感慨深いものがありますね。

世界史好きにとってはなおさらでしょう。

フランス、中国、トルコ。

これら三地域は、歴史的には巨大な領地と富をもった大帝国であった時期があり、古今東西出身の多くの宮廷料理人を召し抱え、さらに腕を競わせたために料理が発展したということなのでしょう。

それぞれの主は、国王、皇帝、スルタンと名乗っていましたが、宮廷において食事を摂るテーブルでは、食材や料理だけでなく食器やカトラリー、あらゆる装飾、集う人々、順序や作法などを通してその国の富の象徴、文化の成熟度が伺えたと言います。

東西の文化が融合する地であったオスマン帝国。西洋の金銀細工に東洋の陶磁器など、豪華絢爛な晩餐が幾多もあったことでしょうね。

一度機会があれば、食文化についてもきちんと学んでみたいものです。

今回、イスタンブールには15年ぶりに滞在しました。

さすがに宮廷料理を食べるようなチャンスはありませんでしたが、庶民的なトルコ料理は頂きましたよ。

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野菜が豊富に使われていて健康的。

いずれもかなりおいしかったですね。

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2013年11月15日 (金)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑩ 円径に少しずれがあるのがわかりますか? パワーロス イェニ ジャーミィ  

おはようございます。

今日は11月15日(金)クリニックFの診療日です。

診療開始前に朝9時からレーザーの次期研究実験のためのミーティングがクリニックで行われました。

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今日も朝から黒い紙にたくさんのレーザーを照射していました。

僕の手にある黒い紙を拡大してみましょう。

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同じように見える照射部位ですが、レーザー機器の性質や調子によってずいぶん開きがあります。

上記の写真でも、右上の円径に少しずれがあるのがわかりますか?

こちらだけ、違う機器で照射しました。

ちょっとパワーロスがあるんじゃないかと思ったんですよね。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は引き続き先月滞在したトルコの話です。

今日はモスクの写真を少しご紹介します。

**********************

イェニ ジャーミィ  

新しいモスクといわれているのですが美しいモスク。

エジプシャンバザールの目の前にあります。

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イスラムモスクは独特の形状で美しさが引き立ちますね。

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内部はこの様に。

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古今東西、人を魅了する宗教施設はどこも本当に美しいですね。

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今回のトルコ滞在中には、こちらを含めて、3つのモスクを訪れましたが、個人的にはこのモスクが最も好きでした。

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2013年11月13日 (水)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑨ プラハのBTL社からTomas Boleslavsky エジプシャンバザール キャビア 行列のケバブ はちみつ

おはようございます。

今日は11月13日(水)。クリニックFの診療日です。

昨日は非接触型のRF痩身機器「ヴァンキッシュ」の販売元であるチェコはプラハのBTL社からTomas BoleslavskyがクリニックFに表敬訪問してくれました。

彼と会うのは2年ぶりです。

前回会ったときはチェコ共和国で開催された欧州皮膚科学会で、学会会場からBTL社まで彼が送迎をしてくれたのです。とてもありがたかったです。

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非接触型のRFという全く新しいコンセプトでしたが、以前にいただいたプレゼンテーションだけではいまひとつきちんと理解が出来なかったので、今回ゆっくり話を聞くことが出来てだいぶクリアになりました。

そういえば先日ちょうどモスクワ大学に滞在した工学部の教授と話していたのですが、旧ソ連圏の理系には、物理と化学、そして物性の三つの学部しかないのだそうです。

ちなみに理論が主ですので、応用系の工学部もありません。

数学も物理の中に含まれてしまうのだそうです。

細分化した西洋型の理系の学部と比較して、横断的に思考と研究が出来ますよね。

チェコも30年間の旧ソ連圏の学問構造の蓄積がありますので、我々にはない発想があるのです。

2時間弱の間、彼を英語で質問攻めにしてしまいましたが、お互い母国語ではない言葉でのやりとりであったにも関わらず、とても良いディスカッションが出来ました。

最後には、

「とても的確な工学的質問をありがとう。普通の医師と話していてもなかなかでない質問で、本社で新たに検討する課題が出来た。」

と言ってくれました。

今日は上海に、明日は香港に立ち寄って帰国するそうです。

上海に行ったら蟹を食べてねと言っておきました(笑)。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、先月滞在したトルコについて。

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イスタンブール到着の翌日は朝から学会に行きましたが、夕方からは比較的時間が余ることに。

この時間を使ってまずはトルコらしいところへ見学に行くことにしました。

こちら、エジプシャン・バザールです。

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オスマン帝国時代の1660年に建設された歴史ある建物。

入口は見ての通りの混雑ぶり。

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この中に88の店舗・・・主にスパイス屋さんが並んでいるのです。

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スパイス屋さんの中でとりわけ目立ったのがキャビアとカラスミを売るお店。

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中には試食をさせてくれるところもありました。

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ベルーガ産のキャビアだといわれましたが、本物でしょうか?

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ともあれ、とてもおいしかったです。

こちらはケバブのお店。

なぜかこの店だけがものすごい行列です。

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食べようと順番を待っていたのですが、列が長いためあきらめました。

30分後ぐらいして戻ってみると、なんと閉店していたんです。

食べたかったなあ。

そして、こちら、なんだと思いますか?

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はちみつです。

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はちみつを、ハチの巣ごと売っているのです。

下の写真は翌朝ホテルで食べたもの。

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こちらにナイフを突き刺して、チーズを混ぜて食べるのですが、これが本当においしい。

確かに、ブルーチーズに蜂蜜をかけて食べるピザなんかもありますが、ビジュアル的にもこれは

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衝撃の体験と味でした。

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2013年11月12日 (火)

プレゼンテーションの教材 画期的なすい臓がん診断キット TED Technology Entertainment Design

国内外の学会で発表のチャンスを頂くと、発表内容もさることながら、どういうスタイルで講演すべきかということも最近考えるようになりました。

考えても、もちろん実際それが本番でできるか、というのはまた別の話で、こちらはまだまだ課題があります。

自分のプレゼンテーションスタイルを作る、というのはやはり難しい。オリンピック招致のときにその手の専門家がいることを多くの日本人が知ったと思いますが、身近なもので僕が教材にしているものがあります。

TEDってご存知ですか?

TED(Technology Entertainment Design)とは、アメリカのカリフォルニア州ロングビーチで年一回、大規模な世界的講演会を主催しているグループのことを言います。

このTEDが主催している講演会は、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行います。超有名人から無名の人まで。

これら価値ある英語の発表を日本語に訳している人たちがいます。

訳して、発表の映像に日本語で字幕をつけているのです。

この日本語字幕のついたTEDの講演シーンは、無料で学ぶことの出来る、英語の、そしてプレゼンテーションの最適な教材ではないかと思います。

ちなみに今回非常に感動した映像がありますのでご紹介しますね。

それは、すい臓がんの診断キットをこれまでにない精度で、しかも安価に作り上げたアメリカの高校生の話。

彼は、13歳の時に近しい人をすい臓がんで亡くしてしまいます。

なぜ彼は死ななければならなかったのか。もっと早く癌を見つけて、治療し、治ることがどうして出来なかったのか。そもそもすい臓ってどんな臓器なんだろう? すい臓がんとはどんな病気なのだろうか。

その死をきっかけにすい臓がんについて彼は調べ始めます。すると、どうやらすい臓がんの診断検査は高額で、しかも精度が低いことがわかります。また、60年前に作られた機器が未だに使われていることもわかります。

彼は非常な熱心さをもって、ネット上のデータバンクにある4000種のタンパクの中から、すい臓がんや卵巣がん、肺がんに特異的なタンパク質である「メソテリン」を見つけ出しました。

そして、高校の授業で習った抗体と、偶然読んでいた本の中のカーボンナノチューブを組み合わせ、メソテリンに特異的に反応する抗体を作ることを思いついたのです。

彼のすごいところは、その後ジョン・ホプキンス大学と国立衛生研究所の200名の教授にメールを送り、材料一覧、予算、研究予定表、研究手順を詳しく書いたのちに、

「自分に研究をさせてくれないか?」

と、働きかけたこと。

200名の内199名からは断りの返事が来たそうですが、ひとりだけよい返事をくれた教授がいました。

その教授を訪ねていくと、いくつもの質問を投げかけられ、それに答えていく内に別の教室から彼に質問に来た博士(PhD)たちで次第に教室が一杯になり、最後には20名の博士と教授がひしめきあうような状態になったのだそうです。晴れて彼はこの教室で研究を行う権利を与えられ、実験系を再度組み直す作業を行い、この研究結果を出した・・・というわけです。

青年の着眼点の素晴らしさ、行動力、熱意にも胸打たれましたし、経緯や結果も夢があって素晴らしいですね。

すい臓は十二指腸の横、胃の裏側にある薄い組織です。

消化液を排出する外分泌器官と、インスリンを排出する内分泌器官を併せ持つ、非常に重要な臓器なのにも関わらず、癌が出来てしまった場合、その解剖学的場所から発見が難しいのです。

膵頭部という消化液が十二指腸に排出される部分に癌が出来た場合ならば、症状がすぐに現れますが、特に膵尾部といわれる部分に癌が出来た場合、ほかの臓器に浸潤し、症状が出た時には手術が出来ないし、手の打ちようがないということも多いです。

万が一癌が見つかっても、外科の手術の中でも、最も大きく体に負担がかかる膵頭十二指腸切除という手術が必要になります。

癌治療は早期発見に勝るものはありませんが、検査の中には放射線被ばくなどの悪い影響があるものも存在します。

このように体に負担の少ない診断機器が今後も出来るとよいですよね。

プレゼンテーションというのは、かように人の心を動かし、その上で歴史までをも変えていく力がある、ということが映像を見ているとよくわかります。

勇気までもらえる、よい教材です。

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2013年11月11日 (月)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑧ 純国産のピコ秒〜フェムト秒皮膚レーザーの開発 

おはようございます。

今日11月11日(月)は臨時休診日を頂き、国内のある工場にて制作された、フェムト秒からピコ秒発振が可能なレーザー発振管を、皮膚形成外科的治療機器に応用できないかディスカッションに行ってきます。

工学的には十分可能な技術だけに、純国産で世界最高レベルのレーザー治療機器が実現する可能性が高く、これは楽しみです。

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研究室からは、このようなきれいな紅葉を見ることが出来ました。

今年も日本の最も美しい季節のひとつがやってきます。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、少し遅れていますが先月滞在したトルコの学会の話。

海外の学会の話を書く時は、諸処の理由でリアルタイムでアップできない時があります。

そろそろアップしても良さそうです。

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トルコ。

多くのモスクがあって、歴史的に考えても、興味深く不思議な土地です。

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欧州皮膚科学会。今年の学会会場はこちら。

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ゲートをくぐります。

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まずは講演風景。

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こちらが学会で開催される発表および講演のスケジュールです。

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中でもレーザーのセッションは立ち見の出る満員でした。

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今年の話題は、やはりピコ秒のパルス発振が可能な機器の話ですね。

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次世代のトーニングや色素治療機器開発に各社がしのぎを削っています。

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僕もマドンナリフトについての発表を一つ。

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学会会場展示ブースです。

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幾つか面白い機器も見つけました。

こちらは南イタリアの会社。

フラクショナルRFの進化版。

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RF電極を下の図の様にすべてを細工して、さらにマグネティックレンズを使用して、皮下の一定の深さで収束させるというもの。

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実際に理論通りの効果があるのであれば、ヒアルロン酸などのフィラーの代わりにシワ治療などに効果がありますね。

選択性非接触型RFのヴァンキッシュもありました。

こちらは現在クリニックFでもテスト中です。

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画像イメージ系で面白かったのがこちら。

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顔を数枚写真に撮って、立体的にCG化する機器。

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僕も撮ってみましたが、年々精度が上がっています。

さらに、クリニックFでも一番選択の機器であるシネロンキャンデラ社のePLUS。

こちらの最新光治療器ePlus SRがデビューしていました。

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こちら、2002年に発売された初代オーロラ。

その後2007年にデビューしたelight SR。

事実上三代目の代替機になりますね。

日本でのデビューが待たれます。

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2013年11月 9日 (土)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑦ ボスポラス海峡の鯖釣り人

なかなかあげることが出来ないトルコの出張記。

こちらはトルコはイスタンブール。

アジアとヨーロッパの中間。

ボスポラス海峡で釣りを楽しむ人たちです。

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前回トルコに来た時は、こちらでサバサンドを食べたのですが、今回お目にかかることはできませんでした。

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読売新聞の記事

おはようございます。

11月9日。肌寒いですね。

今日はクリニックFの診療日です。

Photo

先月大阪の阪急で講演させていただいた「ビューティーカレッジ’13秋」

読売新聞でカラーの記事になり、送っていただきました。

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正確な美容の知識が広まってくれるのはとても良いと思います。

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2013年11月 6日 (水)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑥ レーザー機器のテスト トルコに出資を!

おはようございます。

今日は11月6日(水)。クリニックFの診療日です。

このところまた海外のいくつかのメーカーの機器のテストをやっています。

いつの間にかクリニックFにはテスト機器が8台も置いてあることに気づきました。

すべて海外の医療機器メーカーのものです。

ぜひともクリニックFでテストをしてほしいと言っていただいても、こちらで受けることが出来るのは、人的/時間的な限りもあり年間10台程度。

8台というのはもう限界に近いということになります。

海外の機器メーカーは、毎年3月の米国皮膚科学会(AAD)か、4月の米国レーザー医学会(ASLMS)に合わせて機器のデビューやお披露目の機会を設けます。

そ子から逆算すると今が最終のテスト期間となるのです。

年間海外でデビューする機器は多い時には100台に達する時もあります。

そのうち、オリジナリティがあるものはごくわずか。

最新の機器が必ずしも良いものとは限らないのが、難しいところです。

さて、僕のブログは、先月滞在したトルコはイスタンブールでの欧州皮膚科学会について。

少し遅れてしまいましたが、アップしようと思います。

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あまり使うことがないトルコ航空。

今回初めて成田から乗りました。

イスタンブールまで直通便です。

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少し驚いたのが、座席にこのような紙が一枚入っていたこと。

INVEST IN TURKEY つまり

トルコに投資しませんか?という、国からの案内なのです。

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中には、欧州とアジア、そしてイスラム社会の橋渡しとなる、トルコがいかに投資するべき案件であるかということが書いてありました。

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国家が成長をするステージはいくつかあると思うのですが、海外から資本の流入を図る国家戦略は、一見理に適っているように見えますが実際には利益が上がるときに資本家に利益を吸い取られてしまうわけで、長期で見ると本当にメリットがあるかどうかはわかりませんよね。

思えば明治維新以後の日本では、西洋に追いつくべく、国が欧米より借金をして欧米の大学教授や軍事戦略家などを破格の高給で雇い入れ、人的資質に対して巨額な投資を行いました。

あの時にもしも列強の出資を受けていたらどうなっていたでしょう?

列強に食われるか瀬戸際だった帝国主義時代に、国益を見据えて富国強兵の戦略を選択した明治時代の日本の文人たちが、「国民の教育の重要性」に対して、いかに先見の明があったのかは、驚きに値することだと思います。

さて、約13時間の飛行を経て、イスタンブールに到着です。

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イスタンブールは、東西交通の要所です。

古くはビザンティウムとして栄え、さらにはローマ皇帝のコンスタンティヌス1世が拡大したローマ帝国を支配するために、330年にローマ市から遷都。

首都にふさわしい大都市コンスタンティノープルを建設しました。

なんとこの首都コンスタンティノープルは、1453年にオスマン帝国の砲撃で陥落するまで、1100年以上も機能したのです。

そういえば、なぜ1100年にもわたって守られた城が陥落したかご存知ですか?

答えは「火薬」です。

中国で発明されたとされる四大発明(羅針盤、火薬、紙、印刷術)の一つ、火薬が13世紀のモンゴル帝国の出現によってこの地方に広まり、オスマン帝国が大砲を作る技術が出来たために、コンスタンティノープルの高い城壁が破壊されたのです。

歴史は東西でつながっているのですよね。

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今回は仕事でしたので、ホテルは取っていただけました。

なんと、ボスポラス海峡沿いにできたばかりのシャングリラ。

こちらはwebsiteの写真ですが、立地は抜群でしたよ。

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中も綺麗でした。

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素晴らしいホテルでした。

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2013年11月 5日 (火)

●2013年9月 ドイツ・イタリア出張⑰ 楽天優勝 ハイデルベルグ ドイツ最古の大学 マックス・ヴェーバー「職業としての政治」

おはようございます。今日は11月5日(火)クリニックFの診療日です。

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三連休は皆さんいかがでしたか? 僕のほうは土曜日には診療もありましたし、休診日だった日曜日と月曜日はなんだかんだと雑用を片付けてるうちに終わってしまったかんじですが、久しぶりに夜はTVを見ていました。

楽天イーグルスの優勝が決まりましたね。

研修医のころからか野球をはじめとしたスポーツ中継をテレビで見る時間と気持ちの余裕が全くなくなりましたので、今回はWBC以来ということになります。テレビの中継時間をチェックして野球に見入ってしまいました。

日本シリーズ第7戦9回表。田中将大選手の登板には、思わず胸が高鳴りました。

前日の160球の投球と、ここまでの30勝。東北という土地を背負ってチームが辿ってきた道。僕は野球にとても詳しいわけではありませんが、それでも医師の立場でこの場面を見るのはやはり複雑な気持ちも巻き起こります。

すべき采配であったのか、せざるべき采配であったのか。

しかし、そういった論議を超えて、冷静な判断を脇に置いて、優勝が決まったシーンでは抑えきれない感動を覚えました。

「東北の震災より3年かかってしまいましたが。。。」

という選手の発言もありましたが、東北再興のため、楽天の選手たちが被災地を周り、いかにたくさんの活力を与えてきたかも理解できましたよ。

とはいえ、こうした特別な年に起きた、特別な選手による、特別な試合で起きた最後のイニングであったということは忘れてはいけないでしょう。

本当におめでとうございます。

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さて、そんな週末に僕が行っていた作業・・・地味なものですが(笑)は、今月発売の医学雑誌の分筆分の原稿校正でした。

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文章を書くのは好きなのですが、校正という作業はどうも苦手です。

僕がO型だからでしょうか(笑)?

編集者や校正をする人の血液型はA型が多いと、以前出版社勤務の知人から聞いたことがあります。

ちなみに以前のブログにも書きましたが、血液は脳に入りません。

解剖学的に、血液脳関門(BBB:Blood Brain Barrier)という関門があって、脳には血液が直接は拡散しない仕組みになっているのです。 

人の性格を決定しているのは脳でしょうから、医学的には血液型占いはあまり根拠がないといわれています。

日本以外の国では自分の血液型でさえ、知らない人ばかり。

とはいえ、僕自身やはり身の回りの人の血液型が気になることもありますので、日本的文化だなあと思います。

前置きがとても長くなりましたが、僕のブログは9月に訪れたドイツ・イタリアブログの最終章です。

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欧州滞在最終日。

ルクセンブルグ大公国に訪れたのち、思いのほか早くフランクフルトに帰ることが出来ました。

そこで、以前から訪ねたかったハイデルベルグというドイツの古い街にレンタカーを走らせました。

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こちらにはドイツ連邦共和国内最古の大学であるハイデルベルグ大学があります。

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ハイデルベルグ大学に関わった人物としては、社会学者のマックス・ヴェーバーが挙げられます。

学生でもあり、教職にも就きました。

僕は学生の時に、マックス・ヴェーバーの著作をいくつか読みました。

特に1919年1月28日にミュンヘンの学生団体のために行った講演をまとめた

「職業としての政治」

は政治家のあり方について述べている、素晴らしい名著だと思います。

日本の政治家で、この本を読んでいる人はどのくらいいるのでしょうか?

ちょうど1919年のドイツは第一次世界大戦の敗戦処理が決まった時期。

マックス・ヴェーバー教授は翌年に亡くなりましたが、現在のドイツについて、どのような感想を持っているのでしょうか?

「職業としての学問」という本もありますが、どちらもおすすめします。

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ハイデルベルグの丘の上にはハイデルベルグ城があります。

一時期廃墟のようになっていたそうですが、建て替え工事も進んでいます。

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ケーブルカーに乗り、城に向かいます。

上からの景色は本当に素晴らしかったです。

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対岸にも美しい屋敷がたくさん見えましたが、ハイデルベルグ城を毎日見ることが出来る環境は羨ましいですね。

美しいものを見ると、力をもらえます。

こののち、フランクフルトまで車を走らせ、帰国便に乗りました。

ちょっと時間がたってしまいましたが、これで9月のイタリア・ドイツ出張の国際学会周遊記を終わりますね。

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2013年11月 2日 (土)

100Σ 上智大学100周年学園祭

おはようございます。

今日は11月2日土曜日。クリニックFの診療日です。

昨日からクリニックF目の前の上智大学で100周年を記念した学園祭が開催されています。

毎年この時期はとても賑やかですが、今年は例年にも増して音量を感じます(笑)。

この界隈はビジネス街ということもあって、普段の土日祝日は静かですから余計にそう感じてしまうのかもしれませんね。

100

昨晩の診療後ふと院長室の窓から上智大学を見ると、校舎に100Σ(シグマ)の文字が浮かび上がっていました。

ちなみに、Σは数学で数列の和(総和)を表します。

ネーミング、いいんじゃないんでしょうか。

今日も診療頑張ります。

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2013年11月 1日 (金)

●2013年9月 ドイツ・イタリア出張⑰ イタリア最後の晩そしてルクセンブルグ公国へ

おはようございます。

今日は11月1日(金)。今日はクリニックFの診療日です。

ハロウィンが終わり、年賀状も売り出され、いよいよ年の瀬も迫りましたね。

僕は先月5回の講演を終え、執筆作業もひと段落ついた後ほっとしたのか風邪をひいてしまったようです。

ここ3日ほど体調を崩していましたが、昨日一日休んだおかげでだいぶ復調してきました。

空気も乾燥し、風邪がまた流行ってるようですね。こじらせるとやっかいですからどうか皆さんも気を付けてください。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」ですが、あと二つで9月に滞在したドイツ・イタリア編が終わりますのでお付き合いいただきたいと思います。

***********************

イタリアはミラノ最終日。

F1イタリアグランプリを参戦した夜のことです。

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ミラノに今年は5回滞在しました。

例年になく縁がありました。

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馴染みでお気に入りのレストランで赤ワインを片手にパスタを。

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ファッションの街ミラノだけあって、食事をしている人たちもファッショナブルです。

翌朝は早い飛行機でしたので、夜風にあたりながらホテルに帰ります。

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この日は日本のオリンピック開催が決定した日でもありました。

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翌朝の新聞はF1の話ばかりでしたが、オリンピックの話題も掲載されていました。

そして、まだ日が昇る前にミラノのマルペンサよりフランクフルトへ。

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フランクフルトで予約していたレンタカーを受け取りに。

待っていた車はメルセデスベンツの新しいEクラスワゴン。

しかも僕が初めてのレンタル者で、まさに新車なのだというのです。Img_7088001

ラッキーでした。

ナビにルクセンブルグ公国をセットします。Img_7093001

214km。

2時間半。これなら日帰りできますね。

気持ち良いドイツ・秋空のアウトバーン。

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快調に時速220km巡航。

ドイツで運転するときの楽しみの一つです。

ルクセンブルクが近づいてきました。

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こちらがドイツとの国境です。

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国境を越えて、ルクセンブルグの中心へ。

ルクセンブルグ大公国は、神奈川県ほどの大きさ。

人口は50万人。

現在はロンドンに次ぐユーロ圏の第二の金融センターとして、多くの銀行が顔を揃えています。

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こちらがルクセンブルグの駅です。

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ノートルダム寺院。

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ルクセンブルグの見晴し台に車を駐車し

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一枚、写真を撮りました。

 

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アドルフ橋。

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こちらはルクセンブルグの国旗です。

街で気になったのはこちらの象。

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こちらの象たちは、2010年にロンドンでオークションに出されたのです。

ルクセンブルクで再会できました。

とてもかわいらしかったので、以前のエレファントパレード2010のブログをご覧くださいね。

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