国際美容医療研究会 RF治療の理論 ロックスアンダソンの選択的光融解理論の論文解説
おはようございます。
今日は2月24日。クリニックFの診療日です。
昨日の日曜日は東京マラソン。
友人の先生方も何人も完走されましたが、素晴らしいですね。
僕はと言えば、東京駅の八重洲口にある「TKP東京駅前カンファレンスセンター」にて国際美容医療研究会の講演でした。
研究会発起人の当山美容形成外科の當山護先生の開会のご挨拶の後、
青山エルクリニックの杉野宏子先生
東京皮膚科・形成外科総院長の池田欣生先生
とともに「高周波(RF)機器 タイトニング治療の実際と展望」
についての講演をさせていただきました。
僕の話した内容は、レーザーとRFの理論とその選択性について。
RF(ラジオ波・高周波)は今でこそ、メジャーな美容機器となりましたが、まだまだ理論に不確定なことも多いのです。
レーザーとRFの性質を比較し、より理解を深めるために、レーザー皮膚治療理論の根幹をなす、1983年のサイエンス誌に掲載されたハーバード大学ウェルマン研究所のロックス・アンダソン先生の「選択的光融解理論」の論文を実際に配布し、理論を解説をすることにしました。
講師の会食の時に、「ちょっと難しすぎたね。」と、会頭の當山先生に指摘されてしまいましたが、僕自身が今回の講演の準備にあたり、40編余りのRF関係の英論文を購入し、精読しましたので、知識の整理にとても良い機会でした。
選択的光融解理論は理論としても、知的で美しい公式が描かれていますし、類まれなる論文だと思います。
しかしながら、電磁波に分類される広い波長および周波数のうち、上記の青い色の範囲で示される、200nm‐1200nm可視光線領域近辺という、特殊な条件下でしか成り立たない理論であるということを改めて再認識しました。
今後RFの研究が進めば進むほど、その周波数特性が生かされた理論や機器が出来るのではないでしょうか?
我々の世代が研究をしなければいけない領域ですね。
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先生方の講演の後は実際の機器を利用したハンズオンでした。
僕はeプラス(サブライム+モチーフ)の照射方法と
ウルセラの新しい照射方法「ウルセラ・プラス」。
こちらは、ウルセラを用いたクリニックFオリジナル
「フジモト・プロトコール」の照射方法の一つですが
これを機会にご提案させていただきました。
最後は當山先生を囲んで。
仲の良い先生方とご一緒しました。
関係者の方々に御礼申し上げます。
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