おはようございます。
今日3月8日(土)は、クリニックFの診療日です。
都内は朝から快晴でとても気持ちの良い一日の始まりでしたね。
昨晩はいつもお世話になっている宮田成章先生、酒井直彦先生とご一緒させていただき3人で銀座の青空(はるたか)でお寿司を楽しみました。
同業同士での情報交換が大切という建前ではありますが、企業の方と一緒ではなかなか話せない会話もあります(笑)。
酒井先生は僕より少し先輩ですが同郷で、中学校も高等学校もご近所です。
こちら「青空(はるたか)」は、酒井先生のご紹介。
以前よりぜひ一度お伺いしたいと思っていたお店でしたが、世界に誇る日本の食文化を代表する味。
素晴らしかったですね。
宮田先生、酒井先生、ありがとうございました。
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今月は来月から始まる消費税の値上げや春休みなどもありますので、とても外来が混み合っていますが、僕自身は3月20日木曜日夕方より25日火曜日まで、コロラド州デンバーで開催される米国皮膚科学会(AAD)にて新しいビタミンC「GOVC」について発表してくる予定です。
その間休診日を頂き、帰国後外来再開は26日。
27日は国内発売される新規の家庭用美容機器の記者会見。
30日は医療機器メーカーのユーザーズミーティングに講師として呼ばれています。
不定休が続き患者さんにはご迷惑をおかけしてしまいますが、また最新の医療レーザー情報について勉強し、知識をタイムリーに還元できるようにしていきたいと思います。
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最近いくつか肝斑に関する取材が続きました。
今日は肝斑について最新治療の話を一度まとめておきたいと思います。
肝斑治療をするにあたり、最も大切な点は肝斑の診断です。
肝斑の発生は女性の生理がある年代および、メイクアップをする年代と一致し、50歳代をめどに自然と消えてゆきます。
肝斑を
「スキンケアやメイク時など指や器材、商材などによる“こすり過ぎ”で、皮膚のバリア機能が破壊されてしまっている状態」
であると指摘する先生もいらっしゃいますが、まずはスキンケアやメイクなどの生活習慣を問診し、これを見極めることが大切です。
特に、肝斑には眉毛や生え際の「有毛部」を避けて発生するという特徴があり、クリニックFでは、この特徴を肝斑の診断に役立てています。
肝斑の診断後は
①スキンケアやメイクも含めた生活スタイルの改善指南
次に
②トランサミンとビタミンCを処方
と言ったステップを踏む先生が日本には多いですが、実は海外では肝斑治療に内服薬が処方されるのは稀なことです。
内服で反応が悪かった場合、Qスイッチレーザーを利用したレーザートーニングを選択しますが、レーザートーニングはあくまで対処療法的な施術で、肝斑の根本治療には結びつきません。
レーザートーニングを行って、メラニン色素を減らしたのちに、その領域の毛細血管の数および、毛細血管壁の透過率を減少させると再発が防げるという報告があり、この場合は577nmなどの黄色レーザーや585nmのダイレーザーを選択します。
海外のレーザー治療の最新論文では、肝斑治療にフラクショナルレーザー機器を用いたものが多く報告されています。
ただし、「フラクショナルレーザー機器であればどれでもよい」
というわけではありません。
こちらはクリニックFにおいてある数多くのフラクショナルレーザー機器の波長の比較ですが、水に対する吸収曲線を考えていただければわかるように、それぞれの波長特性を使い分けなければなりません。
中でも1927nmのツリウムグラスを利用した機器(フラクセル3DUAL)は、ミニマムアブレイティブといわれる特殊な照射が可能になり、蒸散能力と止血能力のバランスから、肝斑治療に効果的との報告が多いです。
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ちょっと長くなってきましたが、ここからはパリの話もすこし。
帰国してから一月あまり経過してしまいましたが、残りの写真をアップしようと思います。
一つ、こちらが僕のお気に入りのパリのお店。
レオンです。
このお店、ベルギーのブリュッセルが本店で、パリには支店が何店舗かあります。
シャンゼリゼ通りや、ジョルジュ・サンクエリア。
さらにポルトマイヨの学会会場前にもありました。
ムール貝の専門店です。
様々な調理法があり、ベルギービールとポテトと一緒に食べます。
これが僕は好物で、パリ滞在中必ず一度は行きますね。
以前
「牡蠣と違ってムール貝はあまりきれいな場所で生息しないので、多く食べ過ぎないほうがいい」
といわれたことがありますが、好きなものは好きです(苦笑)。
その他食事関係でお気に入りは、こちら。
オルセー美術館、大きな時計の裏にあるカフェです。
今回は残念ながら立ち寄る時間がなかったです。
こちらはパリにある、古代史博物館。
あまり観光客がいません。
シロナガスクジラの骨が見えますよね。
好きな場所です。
そして、チュイルリー公園 (Jardin des Tuileries)。
広い道を中心に、左右対称に設計されたフランス式庭園の代表ですね。
こちらの公園の横にはルーブル美術館があります。
ルーブルにに入るには、とても混雑する地上のピラミッドから入る方法以外に
こちらのカルーゼル凱旋門の横の階段を下り、
地下から入る方法があります。
その際には、ダヴィンチコードの最終章に登場する、こちらの逆さピラミッドを観ることが出来ますよ。
ルーブル美術館は、時間があると必ず短時間でも訪れる場所です。
こちらの人だかりは、ご存知
モナリザ。
ミロのヴィーナス。
フェルメールの「レースを編む女」。
同じくフェルメールの地理学者。
いつも観に行くお気に入りの作品がいくつかあるのですが、修復中であったり、貸し出し中であったりして、観ることが出来ないものもあります。
今回は「サモトラケのニケ」の像が、いつもの階段の踊り場にありませんでした。
とても好きな像だけに残念でした。
こちらはルーブル美術館のWEBSITEからお写真をお借りしました。
パリといえば、夜景が美しいです。
こちらは凱旋門の下よりシャンゼリゼ通りを眺めたところ。
さらに、凱旋門を登り、エッフェル塔を観たところ。
そして、ラディフェンスの新凱旋門の夜景も好きですね。
パリを歩くと気持ちが高揚します。
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