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2014年3月 6日 (木)

◆2014年3月韓国出張③ 韓国出張より帰りました 韓国が美容大国である理由 PRP ステムセル 美容医療の需給バランス

おはようございます。

今日は3月6日木曜日。クリニックFの診療日です。

昨夜韓国から戻りました。

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本来ならば2泊すべきスケジュールを一泊でこなしてきましたので、まさに「弾丸ツアー」となりました。

2日間でソウルを走行した距離は200kmを超えていました。

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「韓国が美容大国である」という話を聞いて久しいですが、これは必ずしも

「韓国全体の美容医療の質が高い」

ということを意味しているわけではありません。

正確に言うと

「美容医療に関わっている医師が多いために、様々な美容法が試されている」

ということなのです。

韓国では、多くの美容医療に関わる数多くの医師がそれぞれ独自のより優れた診療方法・治療方法を試行錯誤し、日々それらを実践しているわけですが、もちろんその中には大成功例も大失敗例もあります。

価格に惹かれて韓国で施術をして、合併症で困るといったトラブルが多いのも事実です。

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そもそも美容医療という医療市場の性質は、通常の医療のカテゴリーとは少し異なっています。

一般的な医療というものは、患者の寛解・治癒を目的としていることはもちろん大前提としてありますが、その上で最新医療技術や見解、臨床で得られた知識を学会などで公開討論し、より良い治療法を模索し、「医療の質」を上げることも目的のひとつとしています。

しかしながら、美容医療の分野で優れた治療法を開発した医師は、他院との差別化を図るために、当然のことのようにその技術を秘密にしてしまうとうことをしてしまいます。

韓国で実際僕が出逢った医師には、特殊な治療技術を日本円にして700万円を超える価格で提供している方もいましたが、自分の技量に自信があれば更にそこから価格を上げていきますし、それでも評判を聞きつけた患者が殺到します。

反対に技術がなければ患者はいなくなりますし、価格を下げざるを得なくなる。

この辺りは「需給バランス」という市場原理がより働くのですよね。

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一方で、こうした韓国国内の状況の中、日本の医師の見学者は比較的好意的に受け入れられる傾向があります。

日本と韓国とでは美容市場がそもそも異なりますし、また彼らは活躍の場が国外にも欲しい。

仲介する韓国の医療機器メーカーやディストリビューターも、国外に市場を持つことが出来るかもしれないという可能性の元、日本人医師の見学は我々が想像する以上に歓迎されるのです。

とはいえ、韓国の特定の先生が編み出した「流儀」をたとえ教えてもらったとしても、それをそのまま真似てはいけないのも事実。

その治療法が、

果たして医学的に正しいのか?

実際に主張されるほど、効果があるのか?

日本人に適しているのか?

さらに、自分の患者さんに適応できるのか?

などなど、いくつもファクターを考慮し、情報を取捨選択しなければなりません。

まあ、この辺りは宝探しみたいなものでもありますから、僕たち美容に関わる医師が最も遣り甲斐を感じることの一つでしょうね。

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今回韓国でお世話になった方々を一部、お載せします。

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Dr. Hae Woo Lee とWT methode clinicにて

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韓国のレーザーメーカーUTI社にて

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Gold plastic Surgery のDr.Lee Won Seok と

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こちら韓国製のステムセル抽出装置です。

ステムセルについては、ぜひ次の学会で討論に加わってみたいと思います。

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