福沢諭吉 文明論之概略 「智徳」という名の日本酒
おはようございます。
今日は4月29日(火) 昭和の日ですね。
いつもならばクリニックFでは祝日を休診日とさせていただいていますが、今年は海外からの来客もあり、今日と5月3日を臨時診療日としています。
※※※
昨晩診療後、今年からお世話になっている薬学研究科での顔合わせ会がありました。
僕は、自分の過去の研究を紹介するために、レーザー医工学に関するプレゼンテーションを20分程度作ってもっていきました。
芝共立の校舎は、東京タワーと増上寺、そして東京プリンスホテルの目の前にあります。
1号館屋上庭園。5階からの景色はこの様な感じ。
新緑と合わせて素晴らしい絶景ですね。
その後は教授はじめ教職員の方々、30名ぐらいの学生さんを交え、校舎内で飲み会となりました。
こちら、慶應の鶴岡校舎でプロデュースした日本酒なのだそうです。
2013年は限定740本。
昨日飲み会の場で、初めていただきました。
この日本酒は、福沢諭吉の著作「文明論之概略」から「知徳」の言葉が引用されています。
「智徳」を学ぶのが学問である。
「徳」は徳義でモラルであり、心の行儀である。
「智」は智恵で西洋では「インテレクト」を意味し、事物を考え、事物を解し、事物を合点する働きである。
明治の初期にこのような啓蒙書が出現したことは、帝国主義に走る西洋と対峙しなければならなかった当時の日本にとって、僥倖としか言いようがありません。
学問には、「徳」と「智」のどちらもが必要で、どちらが欠けても完全ではないのです。
福沢諭吉は明治の時代に世界の情報をもとに日本を啓蒙しましたが、僕は「徳」と「智」の両面を常に意識して、世界に情報を発信する日本人研究者になれるように、頑張ってゆきたいと思いましたよ。
夜景も綺麗でした。
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