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2014年7月の41件の記事

2014年7月31日 (木)

日本ドラッグデリバリー学会

昨日・今日と、日本ドラッグデリバリー学会が芝の慶應義塾大学薬学部の校舎で開催されています。第30回目の開催。

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昨日も約800人の研究者が集まって、活発にディスカッションが行われていました。

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僕はクリニックから移動がすぐなので、聞きたい演題がある時間帯をちょっと休診にして聞きに行き、また戻ってきたりしています。

僕の研究対象は、レーザー、光、近赤外、マイクロ波、高周波を含む電磁気学なのですが、レーザーを軸に研究を続けているうちに、レーザーアシストによるドラッグデリバリーの分野は避けて通れないと思うようになりました。

こちら、昼の特別講演。

ドラッグデリバリー 30年の歴史を振り返るというものでした。

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この分野は医学、工学、薬学を結び、さらにナノテクノロジーなどの材料精密加工技術や分子制御が係るのです。

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ちなみに特別シンポジウムの演題を少しご紹介すると、

「ターゲティング型DDSの設計と評価」

「インテリジェント材料とそのDDSおよび再生医療への応用」

「ミトコンドリア標的型核酸ナノキャリアの開発と今後の展開」

「核酸デリバリーのための高分子ナノキャリア設計」

「抗がん剤内包高分子ポリマーミセルの臨床試験」

「ゼラチンハイドロゲルDDS技術を取り入れた骨・軟骨再生医療」

「細胞シート工学の基礎研究と将来展望」

「粘膜免疫のユニーク性に基づく粘膜ワクチンの開発・免疫創薬への新展開」

という感じ。

僕の専門のレーザーの分野の発表をされた先生方とはディスカッションに加わることも出来ましたが、この分野、本当に質が高い研究がなされています。

どの分野も本当に興味深く、講演に聞き入ってしまいました。

僕も、もっともっと勉強しなければなりません。

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2014年7月29日 (火)

クリニックFロゴリニューアルの候補

かくいうクリニックFでも、開業以来使っていたVIを少し変えようかと、デザイナーさんに依頼をしたところです。

この辺りが最終案として残っているのですが、いかがでしょうか?

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同じFを選択しても、上は上品な感じ。

下は近未来的。

迷いますね(笑)。

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今年の欧州皮膚科学会はアムステルダム

10月にアムステルダムで開催される、欧州皮膚科学会(EADV)のお知らせが来ていました。

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欧州系では、1月に開催されるパリIMCASと、10月に開催されるEADVに参加して、情報を集めていますが、こちらは欧州最大の皮膚科系学会です。

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こちら僕の学会員証です。

欧州の学会の会員証はデザインが秀逸で、みていて楽しくなりますね。

アムステルダムは、音楽好きならコンセルトヘボウというコンサートホールが。

さらに、美術好きならアムステルダム国立美術館やゴッホ美術館があります。

2010年に滞在した時は、フェルメールの故郷であるデルフトまで足を延ばしたのですよね。

アムステルダムで、印象深く覚えているのがこちらのVI(ヴィジュアルアイデンティティ)です。

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こちらの表示が街の至る所にあったのですが、街にVIがあること自体、感激しました。

ちなみに米国アップル社は、毎年このVI(ちなみに企業の場合はCI:コーポレート・アイデンティティ:Corporate Identity)を少しづつ変えているのだとか。

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今年初めてのサーフィン

週末は江の島の自宅にて今年初めてのサーフィンを楽しんできました。

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海水浴客が多いこの季節は、片瀬東浜での波乗りは17時からと決まっているのですが、この日は風があっていい波が立っていました。

海育ちの僕は、海水浴、ダイビング、船など、海遊びが大好きだったのですが、さすがにこの美容皮膚科の職に就いてからは、紫外線や近赤外線の影響を考えて炎天下では泳がなくなりましたので、夕方ぐらいからがちょうどいいのですよね。

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2014年7月28日 (月)

●ボディのための医療機器 その③ BTL社 ヴァンキッシュ

今日はボディのための医療機器の二つ目の機器 チェコのBTL社、新しい非接触型RF痩身機器であるヴァンキッシュについてのお話です。

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この機種は、

「組織の脂肪、皮膚、筋肉の導電率の違いと電気分極性の違いに注目し、RFを利用して組織選択性に脂肪組織のみを加熱する」10

という新しいコンセプトを持った機器です。

30分間横になり、大きなアームを脂肪を減らしたい部位に載せるだけ。施術中痛みはありません。

まだ日本に上陸したばかりのデモ機を、医師としては日本で最初に実際に施術をしてもらいましたが、数分施術すると腹部の脂肪組織が過熱するのがわかります。

むしろ暑いぐらい。

しかしながら皮膚を触るとあまり熱を持たないのです。

RF(ジアテルミー)機器として、高周波の電波が人工的に発生できるようになって以来、主たる用途の電気通信の後を追うように医療にも利用されてきました。

その干渉を防ぐ目的で、1947年アトランティックおける国際会議で周波数や変動の許容値が下記のように制定されました。

13.56MHz (士0.05%)

27.12MHz (土0.6%)

40.68MHz (土0.05%)

2450MHz (土50 MHz)

工業,科学,医療で用いられる高周波のバンドを確定したのです。

ヴァンキッシュはこちらの27.12MHz 帯を利用しています。

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〇この周波数は、脂肪組織のインピーダンスに対して最も適合するものです。

〇高いインピーダンスを持った組織は、電磁場に対してより高い抵抗を持ちます。

〇高い抵抗を持った組織は、周囲の組織に比較して、温度が上昇するので、脂肪組織のみを加温することが出来るのです。

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さらに、照射野からの戻りエネルギーを測定し、持続的にエネルギーを調節することより的確な量のエネルギーを脂肪組織に配給することが出来ます。

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基礎データもかなりきっちりととられています。

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クリニックFに導入されてからしばらくたちますが、結果は良好です。

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※※※

実は、こちらのBTL社。

2012年のチェコで開催された欧州皮膚科学会(EADV)の際に本社を訪れたことがあります。

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学会会場でプラハの美容医療機器メーカーBTLのスタッフと待ち合わせ、

用意していただいた車に乗り込みます。

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車はプラハ郊外の丘の上に。

こちらは高級住宅街なのだそうです。

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そんな住宅街の一角に、BTL社がありました。

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窓の外の借景を見ながら会議室に。

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会社に入ると、すでに社長と会議に呼ばれた医師たちの間でディスカッションが始まっています。

中にはボルチモアのロバートワイス医師その他、米国の見知った医師たちの顔、そしていつもお世話になっている日医大皮膚科の尾見徳弥教授もいらっしゃいました。

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最後に会社で記念写真を撮りました。

右端にいるのが、BTL社CEOのMarcel Besse。

※※※

また、2014年の3月にコロラド州デンバーで開催された、米国皮膚科学会でもMarcel と再会しました。

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2014年4月の長崎の日本形成外科学会でのイブニングセミナー講演についてディスカッションの機会を得ました。

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個人的にツボだったのは、彼のデスクトップが車の「ヴァンキッシュ」の写真であった事。

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Marcelは

「これ、ボクの車なんだけどね」

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とジョークを飛ばしながらプレゼンをスタートしたのが印象的でした。

それにしてもヴァンキッシュは美しい車ですよね。

僕も大好きです。

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2014年7月26日 (土)

虎ノ門ヒルズ 新規医療機器開発 肥満学会学会発表演題打合せ

昨晩診療後は新しくできた虎ノ門ヒルズで打合せがありました。

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こちらの「トラのもん」。

コンセプトは、未来都市の東京だとか。

実測大のドラえもんを初めて見ました。

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ドラえもんの身長、体重などスリーサイズを確か覚えていたような。

身長は、129.3cmでしたよね。

小学生の時の記憶は、一生ものですね(笑)。

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この日は大阪の企業の方々と、今年宮崎で開催される日本肥満学会の研究演題の最終打ち合わせをしてきました。

楽しい夜を過ごしましたよ。

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2014年7月25日 (金)

「たるみ」を改善する家庭機器 newalift ニューワリフト

本年発売された「たるみ」を改善する家庭機器 newalift ニューワリフト。

このたび完成したWEBで僕のコメントと論文が引用されています。

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こちらのnewa liftのウェブに紹介されました。

ホームユースの機器が市場に入ってくることは数年前より指摘されてきましたが、この機器はエンディメッド メディカル (EndyMed Medical Ltd.)という、2007年に設立されたイスラエルの企業が創り上げたRF機器の家庭版。

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RF(高周波)にはいくつかの方式がありますが、こちらは3DEEP RFという新たな方式を開発採用しました。

僕が論文で評価した通り、短期間のたるみ改善効果は明らかにありますので、肌の光レーザーメンテナンスに時間が空いてしまうときにはお勧めしますよ。

クリニックFには実物もあり、購入をご検討されている方は先にお試しいただけますので、気軽にお問い合わせくださいね。

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2014年7月24日 (木)

鎌倉の花火

千葉でのラウンド後は江の島の自宅に戻りました。

鎌倉の花火大会です。

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そして、鎌倉の花火大会、恒例の水中花火。

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移動する船から投げ込まれた花火が扇状に開くのです。

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これには多くの歓声が上がっていましたよ。

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いよいよ今年も夏が始まりましたね。

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ヘリコプターでゴルフ

昨日の休診日は、朝からゴルフに呼んでいただいていました。

なんと! ヘリコプターでゴルフ場に向かうとのこと。

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声を掛けてくださったインディバの山口会長と。

空からディズニーランドが見えます。

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暑い中でのラウンドでしたが、本当に楽しかったです。ありがとうございました。

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湯島 くろぎ 

関東に梅雨明け宣言が出た今週火曜日。診療後、湯島に向かいました。

予約が取れないことで有名な和食の名店「くろぎ」の予約が奇跡的にとれたのです。

といっても、何度も何度も電話し、やっと繋がったのは4月のことだったでしょうか。この日この時間なら・・・と唯一空いていたのが、それから3ヵ月後の7月22日でした。

すごい人気なんですね。

湯島の天神下皮フ科形成外科の院長 谷野隆三郎先生他と伺ってきました。

おかみさんが、どうぞどうぞと仰って下さって撮影した写真をいくつかご紹介します。

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この他、とろけるような鱧やふかふかの鰻、トウモロコシの甘い土鍋御飯、デザートにはその場で作る葛きり・・・など、どれもとてもおいしく、お酒と共に楽しませて頂きました。

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最後に店主の黒木純さんと。

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次の予約をとれるかな・・と聞いてみたところ、すぐには取れない、とれても来年2月頃とのことでした。

また伺えるチャンスがあったらいいですね。

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2014年7月22日 (火)

開通したばかりの圏央道神奈川線 松本へ

日曜日から一泊長野県松本市へ行ってきました。

日曜日の朝、江の島の自宅を出発し、開通したばかりの圏央道神奈川線に乗ります。

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東名海老名から中央道手前の高尾までが繋がったのです。

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速くて大満足。お天気も予報ほど不安定ではなかったので、気持ち良いドライブが出来ました。

松本の目的地はこちら。

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大学の後輩である、クリニカ・タナカの田中洋平先生を共同研究の打ち合わせのため訪問しました。

二日間かけて、様々な話ができましたよ。

そして、改めて田中先生が面白い人物であることもよくわかりました(笑)。

二日一緒にいましたので、信州の美味しいものも案内してもらい、食事をしながらさらに話も弾みました。

長野と言えば、まずは蕎麦。ということで滞在中三回食べました。

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入店を待ってる間は、こんなふうに

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清水で冷たく冷えた葉つきのセロリに自家製の味噌が食べ放題というお店や

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行列のできる信州蕎麦屋。サイトウ記念オーケストラ開催の時に、小澤征爾さんも必ず訪れるという野麦にも行きました。

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メニューは、ざるそばしかありません。

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大盛りを注文し

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あっという間に完食。

夜は田楽も食べに行きました。

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イナゴの佃煮がメニューにあり、懐かしい味も楽しみました。

早朝は母校の信州大学を訪問したり、6年間を過ごして思い出のある川や家など見に行ったりもしました。

とても有意義な、未来ある打ち合わせが出来ましたし、また温泉にも浸かることが出来てリフレッシュしましたよ。

今週も一週間よろしくお願いします!

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2014年7月19日 (土)

誕生日 

長年一緒に仕事をしているスタッフの誕生日に、花を贈りました。

クリニックFの隣は花屋さんなので、こうしたことも遠くまで出かけず気軽にできるところが気に入ってます。

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●2014年夏 ボディのための医療機器 その② ゼルティク社 クールスカルプティング クルスカ

ゼルティック社の クルスカ クールスカルプティング。

米国痩身市場でも圧倒的にシェアを持つ機器です。

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この機器は、運動ではとりにくい下腹部の脂肪や側腹部の脂肪を、約1時間吸引された状況で氷結されることによって、脂肪細胞をアポトーシス(プログラムされた自然死)に持ってゆくというものです。

クルスカは、脂肪細胞以外の組織にはダメージを与えずに、脂肪だけをシャーベット状に冷やすことで、余分な脂肪だけを減らすことができる最新の部分痩せ治療です。

シャーベット状になった脂肪細胞はアポトーシスを起こし、自然な代謝によって2~4ヶ月かけて徐々に体外に排出されます。このとき皮膚や血管などには、ほとんど負担をかけることがありません。

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また治療によって脂肪細胞の数が減少するため、リバウンドしにくい特徴があります。クルスカなら余分な脂肪だけを減らして、理想のボディラインが実現できるのです。

それまでは、機器を用いた痩身は、エンダモロジーのようにマッサージ効果を狙ったものばかりでしたので、衝撃を持って市場に迎えられました。

企業の設立は2005年ですが、ファウンダーの一人に、Keith Lear Mullowneyがいます。

彼は元サーマクール社(サーマクール社→ソルタメディカル社→バリアント社)のファウンダーでもあり、サーマクール株の売却資金をクルスカの開発費につぎ込みました。

もう10年以上の知り合いですが、元米国海兵隊上がりの鉄の経営者。

企画力と実行力は、ずば抜けています。

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写真は2013年4月の、ボストンの米国レーザー医学会で、偶然ホテルで会った時のもの。

ちょうどボストンマラソンの爆弾事件の数日前。

思えば危機一髪でしたね。

キースは、僕が尊敬する経営者の一人で、彼らの研究グループは、ハーバード大学のウェルマン光医学研究所のロックス・アンダソン教授と綿密な連携を取って地道な研究をしてきました。

脂肪細胞を氷結させるといっても、時間が長すぎれば他の組織も壊死を起こしてしまいます。

難しいのは、他の組織に影響なく、脂肪組織だけを減少させること。

氷結させ脂肪を減少させる追従機器はその後も市場に多く登場しましたが、2014年現在、この機器以外は、安全性の意味でお勧めできません。

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僕もこの機器を実際に体験したことがあります。

吸引を始めて、その後にクーリングが始まるのですが、最初は感じた鈍痛も10分ぐらいで消失します。

僕は側腹部にたまった脂肪の施術を片方だけやったのですが、確かに2カ月すると、左右の違いがわかり、脂肪が減ったのがわかります。

開発当時の弱点は、吸引のカップがアジア人には大きすぎたこと。

そしてある程度大きな吸引カップを装着しなければならないため、患者選択が難しく、部位も選ばなければならないということでした。

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こうした弱点をふまえ、2014年IMCAS Parisにて、新たな吸引カップを登場させました。

今後も大きく部位の適応が増えて行くでしょう。

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2014年7月18日 (金)

メソセラピー から 水光注射 そして レーザーアシストのドラッグデリバリーへ

先日facebookの記事を眺めていたら、メソセラピーについて文章を書かれていた先生がいらっしゃいました。

メソセラピーは、Michel Pistor (1924–2003) 医師が1948年から1952年にかけて完成した手技で、皮下に注射を使って少量づつ薬剤を打ち込む方法。

この方法は、レーザー治療が今よりも盛んではない頃、美容医療で主要な役割を閉めていた時期があり、僕もメソセラピーの国際専門医を持っています。

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こちらの写真は、2005年、約10年前にパリで、メソセラピーの講習を受けたときのもの。

国際学会周遊記の記事もあります。

ボルドー大学のメソセラピーの主任教授であるProf. Philippe PETITと撮った写真です。

ちなみに、当時のメモを見返してみますと、利用できる薬剤は以下の様でした。

Phosphatidylcholine T3-T4 thyroid, Isoproterenol Aminophylline Pentoxifylline L-carnitine L-arginine Hyaluronidase Collagenase Yohimbine Co-enzyme cofactors Dimethylethanolamine Gerovital Glutathione Tretinoin Alpha lipoic acid Vitamin C Procaine Lidocaine Ginkgo biloba Melilotus C-adenosine monophosphate Multiple vitamins Trace mineral elements Carbon dioxide Mesoglycan

肌に必要なほぼすべての物質が導入できると思ってよいですよね。

当時はナッパージュ法という、細い注射針を用いて皮下にまんべんなく薬剤を注入する方法しかありませんでしたが

後に、メソガンやダーマローラー、さらにはダーマシャイン、ダーマクイーンなどの水光注射が日本でも利用されるようになったのはご承知の通りです。

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僕はピアノをやっていたこともあり、比較的注射が得意な方だと思いますので、機器を利用するよりも、実際にナッパージュで手打ちしたほうが結果を出しやすいなあと思っていました。

しかしながら、これらの注射による機器を圧倒的に上回る方法が出てきました。

フラクショナルレーザーアシストによる、皮下へのドラッグデリバリーです。

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フラクショナルレーザーを使いますと、皮膚の任意の深さまで、任意の大きさの孔を空けることが出来ます。

この密度は、1cm四方あたり2000発など、とても人間の手では照射できないような密度。

LMS誌によると、レーザーの波長によっても上図の二つの方法をレーザーアシストのドラッグデリバリー法として紹介していますが、現在僕が薬学部大学院で研究しているものは、これよりも新たな方法です。

リポゾームなどを利用して、皮下に先に薬剤を輸送し、表皮からレーザーエネルギーを加えることでこれらを破裂させ、薬剤を必要な部位に投入するのです。

ヒアルロン酸などの高分子を、勾配をかけて導入するようなこともできると思いますよ。

これから先、画期的変化が起こりうる分野です。

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ニューオータニの生け花

夜は、米国企業の方々と、ニューオータニで天麩羅の会食でした。

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ニューオータニはクリニックFからすぐなので、お弁当の調達や打ち合わせなど僕が最もよく利用するホテルです。

玄関には、背丈よりも大きな生け花があるのですが、毎回これを観るのが楽しみのひとつです。

今回も歩みを止めて、眺めてしまいましたよ。

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平塚富士見コースでゴルフ

昨日の休診日は、平塚富士見コースまでゴルフへ。

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聖心美容外科総院長の鎌倉達郎先生、城本クリニック銀座院院長の酒井直彦先生のお二方のラウンドに混ぜていただいてのゴルフでした。

このコースは僕の育った鎌倉藤沢からも近いですし、富士山がとても綺麗に見えるのです。昨日はちょっと曇っていて見えませんでしたが。

日本でのゴルフは今年2度目。

4年前に工学部の大学院に通うようになって、休診日をすべて研究に回していたら、すっかり回数も減ってしまいました。

定期的に回りたいものです。

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2014年7月16日 (水)

Canonの魚眼レンズ

朝、診療前にモチベーションを上げたり、自分の中のピントを合わせていくのに、時々カメラを使ってちょっとした場所を撮影したりしています。

寝不足でぼんやりしているときも、こうして被写体を探してレンズでピントを合わせていくと、その日の仕事の焦点もそのうちクリアになり、ピントが合ってくるのですから、不思議です。

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ホノルルで50mm F1.2のレンズを購入しようと悩んでいたのですが、注文したところ一時的に欠品。そこで、魚眼レンズに注文を変更しました。

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早く外で撮りたいですね。

※※※

さて、明日と明後日は休診日を頂き、僕は一泊出張に出かけてきます。

今回は久しぶりにわくわくするような仕事の話。楽しみです。

皆さんも良い連休をお過ごしください。

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ダニューブ川ほとりで会食を

セルビアのクリニック見学の後、皆でダニューブ川(ドナウ川)ほとりで食事をしにいきました。

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とても感じのいい場所でしたが、実はセルビアの山岳地方で未曾有の洪水があった直後とのこと。

僕は海外にいたので知らなかったのですよね。

極めて長閑な風景に見えますが、この日は被害者のためにベオグラード中のお店で音楽は禁止という状態でした。

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水量は増えていましたが、景色はこの通り。

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こちらのレストランのメニュー。

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僕は好き嫌いが無いので、セルビアっぽい料理を頼むよと言ったら、このようなビールと料理が。

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どれもおいしかったですよ。

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ドナウ川の畔で会食では、 宗教問題やユーゴスラビア問題なども話題に上がりました。

日本の宗教観についてずいぶん聞かれたので、日本人は無宗教だ言われるけれど信仰や生活習慣は、神道、仏教、禅と大きく3つに分かれ、それぞれの影響を受けているんだなんて話もしました。

仏教という言葉ばかりか、禅や神道という単語が彼らから出てきましたので、少々驚きましたが、海外に行くと必ず政治や宗教観の話になりますから、それについてどう答えるか自分なりの意見をきちんと話す必要性をいつも感じます。

世界の長い歴史の中では、わずかな主義主張や文化感の違いが、国を崩壊させるようなことにつながるわけですものね。

こうして考えると、日本人の共有している常識は、世界から見ると極東の一部の国の非常識なのかもしれません。

科学(医学と工学)という共通言語(専門分野)を持ちながらも、世界を実際にみながら、広い視野を身に着けたいと思いましたよ。

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ホテルに帰ると、目の前の夜景こちら。

初セルビア宿泊です。

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●2014年夏 ボディのための医療機器 その① 脂肪吸引と機器総論

今年は痩身とそれに関連する機器についての本を出版させて頂く機会に恵まれたこともあり、メディアの方や患者さんからご質問を頂いたり、ご取材を受けたりすることが増えました。

とはいえ、クリニックFではクリニック自体のコンセプトや方向性、そして規模の問題もあり、ボディの施術をメニューに加えて前面に出すのはなかなか難しい現状があります。

そのため、こうした施術や治療に興味を持たれる同業のドクターに情報をシェアしたり、アドバイスをさせて頂いたりというスタンスで、現在は関わっています。

一方、僕が活動を主にしている学会やコンベンション、大学での研究室などに目を向けますと、ボディのための医療機器もここへきて多くが出揃ってきましたので、これらの機器についてブログ上で総論する良いタイミングだと思っていました。

同業者の方には、日々の診療で本当にお忙しくされている中学会に参加されることすらままならなかったり、遠方で実際お目にかかったりするチャンスがなかなかなく、ブログでの情報を楽しみにしてくださっている方もおいでになるようですので(ありがたいことです!)、限られた空間でのシェアリングにはなってしまいますが、忘備録も兼ねて2014年夏の段階での情報を、ここから数回に分けて整理しながら、ボディの機器についての総論をまとめておきたいと思います。

しばしおつきあいください。

※※※

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まず大前提として、メディカル/エステティックに関わらず、ボディの施術というと「痩身」「体重減少」と直結される方が多くいらっしゃると思います。

しかしながら、医学、アンチエイジングの視点からいえば、この言い方には多少偏りがあり、実際ウェルネスを考えていくとそのとらえ方は大きく異なることに気づくはずです。

医療的に美しいボディを作ることを指すのに、英語ではBody Contouring(ボディーコントゥーリング)という言葉があります。

「痩身」ではなく、「(美しく曲線を作るように)輪郭を作る」

実際の体を彫刻する、Real Body sculpturing(リアル ボディ スクラプチャリング)と表現する医師もいます。

これらの施術を一手に担ってきたのは、米国では形成外科医や美容外科医で、脂肪吸引という手術を用いてきました。

この施術は、脂肪を減らしたい場所に管(脂肪吸引管、カニューレ)を挿入し、陰圧で吸引、除去していくものでしたが、局所麻酔薬と止血材の過剰投与や、アナフィラキシーショックによる心停止や、脂肪塞栓などによる、血栓症や呼吸不全などの死に関わる事故も報告されるようになりました。

ご存知のことと思いますが、医療事故と医療ミスは似て非なるもの。

医療ミスは人的なミスが重なって起こりますが、医療事故は通常の医療を行っていても一定の確立で起きてしまうもの。

我々医師は、こうした脂肪吸引の医療事故を防ぐために努力はしてきましたが、限界はありましたね。

脂肪吸引は、その後、体内式超音波、体外式超音波、レーザーアシスト、ジェット水流によるアシスト、ベイザー超音波などの技術が付加され現在に至っています。

また、脂肪吸引以外には、

■痩身メソセラピー(フォスファジディチルコリン・αリポ酸など)

■カーボメッド(炭酸ガスを針により注入する)

■内服抗肥満薬 (ゼニカル・サノレックスなどの体重減少薬)

などが挙げられます。

一方、機器による痩身は、米国市場では、2005年に設立され、脂肪組織を氷結によって溶解させる技術を開発してきた会社、Zelitiq(ゼルティック) 社によって、一気に市場が開けました。

1.温度を低下させて脂肪細胞のアポトーシスを図る

という発想はあまりありませんでしたので

〇氷結(クライオ)

は、衝撃をもって市場に受け入れられました。

反対に、

2.温度を上昇させて脂肪細胞のアポトーシスを図る

機種は比較的医師には理解しやすいと思います。

脂肪に対し、温度を変化させるのためには、以下のような物理的な知識が必要です。

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この脂肪組織の温度上昇のために、現状利用されているエネルギーソースとしては

〇レーザー

〇RF(ラジオ波)

〇超音波(キャビテーション)

〇HIFU(高焦点型超音波)

〇EMS(電気的筋刺激)

〇パルス電磁場

があります。

こうした熱による組織の変化には、以下のような生理学的根拠があります。

 

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さらに上梓されている多くの論文を分類すると、この修復過程には大きく二つのシステムが関わっています。

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とはいえ、米国の現状の機器痩身の市場は、70%がゼルティックです。

痩身市場の本場である米国で、圧倒的なシェアと言えますね。

次回は、ゼルティックについて総論したいと思います。

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2014年7月15日 (火)

アマゾンからディズニー映画「アナと雪の女王」

ディズニー映画「アナと雪の女王」、もう何度も観られている方が多いみたいですね。

僕自身はなかなか映画館まで足を運ぶ余裕はないものの、出張で飛行機に乗るたびに機内で上映される映画ラインアップに入っているので、2度3度と観ています。

先日も、ホノルルのバスの中で、LET IT GOをフランス語で歌っている子供たちがいました。

近代ディズニー映画としては音楽的にも格段に完成度の高い映画で、毎回楽しんで観ていますよ。

こちらは主題歌であるLET IT GOを25ヵ国語で歌わせたYOUTUBEの動画。この動画もまた人気ですよね。

もちろん日本語担当の松たか子さんの歌声も。

※※※

自分自身への忘備録としても書き記しておきますと、クリスティン・アンダーソン=ロペス(英語版)とロバート・ロペスが映画のために書き下ろした最初の楽曲。

ロバート・ロペスはエミー賞、グラミー賞、オスカー(アカデミー賞)、トニー賞の4冠を制覇。

世界で11人しか成し得ていない音楽界のグランドスラム“EGOT”を史上最年少(39歳)で達成した人です。

2004年に「アベニューQ」でトニー賞

2008年と2010年に「The Wonder Pets」でエミー賞

2012年に「ブック・オブ・モルモン」でグラミー賞

2014年に「レット・イット・ゴー」(「アナと雪の女王」の主題歌)でアカデミー歌曲賞を受賞し、この偉業を達成したというわけです。

この歌を歌う歌手として

「ブロードウェイで最も壮麗な歌声で、ミュージカルの花形の1つ」

と称したイディナ・メンゼルを想定して歌を書き下したとのコメントを読みました。

イディナは「レント」のモーリーン役と「ウィキッド」のエルファバ役でブレイクしましたよね。

僕はどちらもニューヨークで観ましたよ。

ボーカルの音域もメンゼルの声域を考慮して作られているのだそうです。

※※※

さて、そんなアナと雪の女王。今日アマゾンで注文していたものがクリニックに届きました。

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自宅でゆっくり映画鑑賞・・・は、今週もちょっと無理かもしれませんが(笑)、楽しみにしておきます。

今日もまだまだ仕事です。がんばります。

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2014年7月14日 (月)

第32回 日本美容皮膚科学会 東京ベイ舞浜リゾート 「リサーフェシング治療における炭酸ガスフラクショナルレーザーの進化〜レーザー工学的解析から検証する〜」

昨日の日曜日は、第32回 日本美容皮膚科学会が、舞浜にある東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートで開催されました。

会場へは電車で向かったのですが、途中ディズニーランドに向かうTシャツ・短パンの人たちの横をスーツで歩くのはちょっと恥ずかしかったですよ(笑)。

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開催二日目に僕はスポンサードセミナーで講演させていただきました。

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「リサーフェシング治療における炭酸ガスフラクショナルレーザーの進化〜レーザー工学的解析から検証する〜」

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でした。

フラクショナルレーザー機器が初めて市場に登場してから10年。

ニキビ跡治療、肌の入れ替え、肝斑、毛穴縮小、上眼瞼挙上。

などなどの数多くの適応が上がりましたが、これらのレーザー機器とビーム特性の違いを工学的に解析した研究は、いまだなされていません。

レーザー医療の現象を、工学的に解析する。

というのは、僕の工学博士論文の研究テーマの一つでもありました。

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今回は、レーザー照射の、熱伝導の部分にフォーカスして数式化し、シミュレーションを行いました。

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この内容だと、ちょっと難しい話になり過ぎますので、秒速800倍速で撮影したレーザー照射の高速度動画などを解説を加えながら説明させていただきました。

会場には150名あまりの学会員が集まってくださいました。

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写真は左より 

◎座長の久留米大学 古村南夫准教授 

◎座長の大阪医科大学 森脇真一教授 

◎同じ枠の講演者の日本医科大学 船坂陽子准教授 

です。

船坂准教授のご発表は大変興味深く、勉強させていただきました。

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東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート

とても綺麗なホテルで、感動しました。

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2014年7月13日 (日)

関東美容医師会 銀座ブルガリビル

銀座のブルガリビルで開催されていた、関東美容医師会に参加しました。

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約70名の美容関連医師が集まっての懇親会でした。

70名も集まってしまうと、誰が誰だかわかりませんね。

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僕は中央左手、この辺りにいます(笑)。

こうした同業医師が集まって情報交換をする場が、これまで学会以外にはなかったのですが、最近はFacebookを中心にこうした繋がりが増えてきました。

 

機器やフィーラ―などについて製品比較も本音でできますし、患者さんのご紹介なども実際に顔見知りの場合はスムーズにいきますので、情報交換の場としても業界のためにも良いことではないかと思います。

ちょうどこの日は舞浜で日本美容皮膚科学会が開催されていました。

僕は翌朝の朝一番のセッションで講演ありました。

そちらは次のブログで。

 

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ホノルルから帰りました  

ハワイはホノルルより帰国しました。

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オアフ島にいたというのに、ビーチに出ることが出来た時間は最終日の早朝、わずか15分。

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朝食のコーヒーを持って、停めてあったカヌーの上にカメラを載せて、セルフタイマー撮影です。

7月12日の夕方に成田空港に到着。

さらにその足で、まずはクリニックFへ。

患者さんを診たのちに、薬学部大学院に講義レポートを提出に。

こちらも、締め切りギリギリだったのです。

一日が長いですが、まだまだ続きます。

夜は20時から医師会に参加しました。その模様は次のブログで。

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2014年7月11日 (金)

ホノルル Dr. Ferguson とのサーミRFトレーニング

昨日はハワイ州はホノルルのコーラルのあるDr. Fergusonのクリニックに行き、サーミRFのトレーニングをして頂きました。

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ドクターファーガソンのクリニックはこちらの場所に移動して5年になるのだそうですが、同じ場所に1971年から開業していた先生がいらっしゃるそうで、とても歴史のあるクリニックでした。

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窓からのハーバービューが美しく、海をバックにした手術室はインパクトがありましたよ。

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ハワイ州のデザイナーが描いてくれたVI(ヴィジュアルアイデンティティ)だそうです。綺麗ですね。

米国でとても話題になっているサーミRF。

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RF針を体に刺して、脂肪を溶解させたり皮膚組織を縮めたりするのですが、今回はナーブスティムレーター(神経刺激装置)を利用して、ボトックスの様に目の周りの神経を止めてしまう方法を伝授して頂きました。

ボトックスのような毒素ではなく、神経を直接焼きますので、長時間効果が持続します。

神経を焼く部位も、目の周りであわせて10カ所ぐらい。

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ファーガソン先生の言葉を借りると、決して派手な手術ではないけれど、手技の上達には工夫のしがいがあるよ、とのこと。

神経を焼き切ってしまうという考えが日本人の感性に合うかは分かりませんが、米国ではサーミRFを用いた学会検討発表が多いのもよくわかりました。

さて、僕はこれから数時間後に日本へ。帰国便に乗ります。

帰国後、銀座のブルガリビルで開催される関東美容医師の会に出席し、翌日は浦安のディズニーワールドで開催されている日本美容皮膚科学会で、朝からスポンサードの招待講演です。

帰国したら、また全力で走りますね。

本当はもうひとつ、美容ではない病気を治す医療関係の仕事もしてきました。

このブログにはまだしばらく書けないのですが、時期を見て公表したいと思います。

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2014年7月10日 (木)

美容医療を共有智に

医学の分野は、元々腕の良い医師の独自の理論と技術によって進化してきたいわば職人技術でした。

こうした理論は、90年代より統計学と英文論文という手段によって、「共有智」となりました。

しかしながら、美容医療の分野は、学会といえども個人の経験値の発表に終始しており、いまだ残念ながら共有智にはなり得ていないという現状を否めません。

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現在、日本の美容関連医師の中で、定期的に英文論文を発表している医師は僕を含めて4名。

限られた時間の中、研究し、英文論文を書く作業は大変な労力と時間を伴いますが、医師として研究者として、僕はここだけは譲れない価値観であり、どんな事があっても努力を続けてゆきたい作業だと思っています。

世界の一流の理論と技術を自信を持って自分の患者さんに提供したい。

そんなことをオアフの解放感ある空気の中で考えていました。

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他人にどう評価されるかという事は全く気にしていませんが、果たして自分が世界の同じ分野の中でどこまで通用するのかには興味があります。

自分の能力との戦いですね。

今年もあと6ヶ月になってしまいました。

時間は限られています。僕の出来る事をひとつひとつ、マイペースで積み上げてゆきたいと思います。

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オアフ島より 

ハワイのワイキキビーチにやってきました。

日本は金曜日になったところでしょうか?

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日本は台風が上陸する予定があるようですが、こちらは素晴らしい天候に恵まれました。

季節的にもノースショアよりこちらの方が波も良く、多くのサーファーが水飛沫を上げています。日本とは違う海とダイアモンドヘッドの姿に心癒されますね。

米国時間で昨日に予定されていたアポイントが、先方の先生の都合で今日の午前中に移動となり、昨日が全くのオフになりました。

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僕は読まなければならなかった英文論文を一気に読み込みましたよ。

美しい海を見ながら、大変集中する事が出来ました。

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2014年7月 8日 (火)

ミシュラン二つ星宮本

大阪に一泊。夜は、お料理 宮本へ。

こちらは開業二年目にしてミシュラン二つ星をとったお店です。

日曜日に定休日になってしまうお店が多い大阪では貴重なお店ですね。

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大きなハマグリ。

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稚鮎。

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こちらの鱧のしゃぶしゃぶも絶品でした。

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外国の友人を連れて来たら、喜びそうです。

良いお店をご紹介いただきました。

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第九回キュテラ社トータルスキンセラピーミーティング関西 

第九回キュテラ社トータルスキンセラピーミーティングが、大阪のヒルトンプラザで開催されました。

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大阪は、約ひと月ぶりです。

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大阪は雨という状況にもかかわらず、かなり多くの先生方が参加されました。

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僕はこの中で第三部の美容医療の展望という講演をさせていただきました。

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現在の美容医療がどのような方向に向かうのかを述べたのち、

最近のトピックとして

◎ピコ秒レーザー

◎レーザーアシストによる皮下へのドラッグデリバリー

◎機器による痩身

について、述べさせていただきました。

30分という時間の割には内容を詰め込みすぎました。

ちょっと反省です。

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レーザー企業主体のミーティングの場合、演者の先生もそれぞれ変わりますので、とても勉強になりました。

左から

■クリニカタナカ院長 田中洋平先生

■藤田保健衛生大学皮膚科准教授 秋田浩孝先生

■新橋形成外科クリニック 新橋武先生

■クリニックF 藤本幸弘

■東京女子医大皮膚科准講師 澤田美月先生

■野本真由美スキンケアクリニック 野本真由美先生

■順天堂大学浦安病院皮膚科准教授 木村有太子先生

でした。

このうち、田中先生と、野本先生は大学の後輩です。

学生の時に会ったことは無かったのですが、不思議な縁を感じますね。

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こうした機会を与えていただき、関係者の方々に心から感謝いたします。

機会を与えていただくごとに僕自身も勉強になりますし、頭の整理にもなり、自分自身が何を考えていたのか改めて見つめなおし、また進歩できることを感じます。

本当にありがとうございました。

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2014年7月 7日 (月)

焼肉 ホドリグランディ 

土曜日の夜は、仲の良い美容医師の先生方と会食でした。

二子玉川のホドリグランディという焼肉のお店。

大学の研修医の同期だった、あきこクリニックの田中亜希子先生が、毎週のようにこのお店をフェイスブックに上げるのをみて、きっとおいしいお店なのだろうと(笑)。

関西の先生方がいらっしゃる日に、ぜひ一度食べに行きましょうと言っていただき、この会が実現したのです。

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左から

トキコクリニックの小村十樹子先生

いわきクリニックの岩城佳津美先生

あらおクリニックの荒尾直樹先生

あきこクリニックの田中亜希子先生

クリニックFの藤本幸弘

と言ったメンバー。

確かにこちらのお店は美味しかったです。 

僕はワイン後、最後に強い蒸留酒をついつい3杯飲んでしまい、珍しくかなり酔いましたが、気心知れた仲間たち。楽しいお酒でした。

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あわただしい一日

昨日はキュテラ社第9回トータルスキンセラピーミーティング関西の講演に呼んでいただきました。

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講演後一泊し、大阪ヒルトンで朝食を食べ、そのまま飛行機で今朝クリニックにやってきました。

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ディレイもあったので、クリニックに到着したのはギリギリでした。

本日は17時まで外来。

その後20時まで薬学部大学院の講義を受け、羽田空港国際線ターミナルに戻り、米国出張予定です。

それに伴い、クリニックFの外来は12日土曜日夕方まで、休診をいただいています。

帰国後13日には浦安で開催される日本美容皮膚科学会での講演も控えており、バタバタしています。

スタッフは出勤しておりますので、ご予約、ご質問、医薬化粧品のご郵送は承ることが出来ますので、03-3221-6461にお電話くださいね。

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2014年7月 5日 (土)

セルビアのドクター訪問

セルビアの首都、ベオグラードで開業するDr Jeremic Igorのクリニックです。

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ドクターIgorは、さっそくこちらに着替えてくれとピンク色の術衣を持ってきてくれました。

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今回の見学の目的は、エルマン社のペレヴェのボディ用の最新機器を観ること。

空港まで迎えに来てくれた二人は、セルビアでエルマン社の商品を売る企業の人だったのです。

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彼らとお別れし、さっそく見学に。

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こちら、ベオグラード大学の卒業証と、医師免許だそうです。

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施術を4時間ばかり、見学したでしょうか。

こちらはクリニックの庭での写真。

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途中、友人のDr.Branko Trklja MFHが合流。

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手術見学の後のショット

二人とも大柄です。

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その後はドナウ川沿いのレストランで、会食をしようということになり、イゴールの車で移動します。

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ウィーン経由でセルビアへ

イタリアはボローニャから、ウィーン経由でセルビアに到着。

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こちら空港で観たセルビア航空。珍しいですね。

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こちらがベオグラード空港になります。

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セルビアは元ユーゴスラヴィア圏内で、人口200万人の小さな国。

欧州の中では決して裕福な国ではありません。

こうした国ではタクシーに不安もあるのですが、今回は、空港に迎えが来てくれて市内まで移動します。

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高速道路。

こちら、ベオグラードの街の入口のビルだそうです。旧ソ連時代の産物です。

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まず到着したのは、こちらです。看板にご注目。

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日経ヘルスに掲載されました

昨日発売になった日経ヘルス。

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家庭用治療器について、各機能を比較した僕の取材記事が載っています。

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家庭用美顔器は様々な実力を持つ機器がありますが、僕のお勧めはこちら、肌のたるみ引き締め美顔器のニューワnewa。

実際に論文を書いて、効果を検討しましたので、自信をもってお勧めしています。

クリニックFでも入荷のたびに売り切れてしまう家庭用たるみ美顔機器です。

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レーザー照射実験

今日は診療前の時間を空けて、薬学部の学生さんを迎えています。

朝からレーザー照射実験をしているのです。

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レーザーの生体への応用が、より解明されると良いと思います。

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2014年7月 4日 (金)

ウィーンにて2時間のエクスカーション

5月に滞在したセルビアでの話の続きです。ボローニャの空港より、早朝セルビアに向かいます。

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直通便はありませんでしたので、ウィーン経由。

ウィーンでのトランジットは約4時間ありましたので街中まで行ってきました。

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ちょうどウィーンでは先日まで日本にいたシルクドゥソレイユのクーザが開催中でした。

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気温は19度。地図もいらない勝手知ったる街です。

年末のジルベスターコンサート、年始のニュイヤーコンサートの感動が蘇ります。

シュテファン教会。

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そして国立歌劇場の前。

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街中で、ふとハリウッドスターのような星印を見つけました。

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わずか二枚。

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ショスタコーヴィチ。

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今後これが広がるのでしょうか?

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街中にある美しい絵。

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そして、街中にある模型屋さん。

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ウィーンを歩くと気持ちが上がりますね。

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ニューイヤーコンサートの開催される音楽友協会ホールです。

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ドナウ川の支流、ウィーン川の両岸に設置された広大なウィーン市立公園。

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ここにウィーンの象徴である黄金に輝く「ワルツ王」、ヨハン シュトラウス2世の像があります。

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この日は天気が良かったので、良い写真が撮れました。

わずか2時間余りのウィーンエクスカ―ジョン。

楽しめましたよ。

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朋あり遠方より来る、また楽しからずや

昨日は、東大の研修医の時の同期だった前田克英先生が、日本で開催される学会帰国期間を使って、クリニックまで遊びに来てくれました。

「朋あり遠方より来る、また楽しからずや。」

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一緒に研修医をしたのはもう20年前。前田先生は東大第二外科からスタンフォードに渡り、現在小児心臓血管外科のフェローとして米国西海岸の手術を一手に引き受けています。

以前スタンフォード大学に行ったときに、彼の家に寄らせてもらったのですが、それももう10年前の話。

今回は彼がインターネットで僕の名前を検索し、クリニックF宛にメールをくれたのです。

今はインターネットやfacebookがあるので、昔の友人を探しやすくなりましたね。

再会を祝して、紀尾井なだ万で昼食を食べてきました。

お互いの近況を語り合いましたが、世界で活躍する友人でもあり、僕の知る中で最も優秀な人物の一人との久しぶりの時間は、とても良い刺激となりました。

また僕も頑張れそうです。

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2014年7月 3日 (木)

オステリア フランチェスカーナ

5月のイタリアセルビア出張で訪れたモデナにあるレストラン、オステリア フランチェスカーナは、有名誌で世界第三位に選ばれたれすとらん名店です。

中でもアルコールと食事のマリアージュが素晴らしく、世界的にも評価の高いレストランとのことで、お酒も大好きな僕はぜひ一度行ってみたいと思っていました。

モデナに滞在し、イタリアの企業と打合せが決まった段階で随分前から予約を入れたのですが、直前まで予約の確約が取れません。

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今回はあきらめるしかないかな・・・とfacebookでつぶやいたところ、イタリア在住のクリニックの患者さんでシェフとお知り合いの方がいらっしゃり、なんと予約を受けてもらうことが出来たのです。

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DEKA社のマウロ・ガリ副社長(工学博士)と会食となりました。

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ところが、マウロが何度お店に問い合わせても、予約が一杯という言葉しか返ってこないというのです。

半信半疑でお店に向かってみましたが、確かに予約はあるとのこと。

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こんな厨房の裏に通されましたが、なんと通された部屋は何とワインセラーの中の特別な部屋。

どうしても予約が取れない特別な人のために、こうした部屋があるのですね。

このワインを観てください。

ワイン好きとしては、思わず笑みがこぼれます。

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食事がスタートしました。

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各々の料理に合わせたアルコールが出てきます。

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こちらはなんとビールです。

ビールに料理を合わせるなんて、驚きました。

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こちらも蒸留酒(グラッパ)の一種。

こうしたものも、料理に合わせるのですね。

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こちらのサラダ菜の間には、フォアグラが差し込まれています。

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そして、パルメザンチーズを三通りに料理をしてそれらを混ぜ合わせたもの。

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モデナの郷土料理だそうです。

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もうどの組み合わせも素晴らしく、本当に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

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食事の後は、どのようなワインがあるのか、セラーを観てみましたが、

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いや、さすが世界に誇るべきレストラン。

素晴らしいコレクションに、感激。

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とても特別な体験をさせていただきましたよ。

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さて、僕は旅の後半戦。

セルビアに向かいます。

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工学部レーザー研究室での打ち合わせ

昨日の休診日はいくつか用事を済ませたのち、工学部レーザー研究室に行ってきました。

来週開催される日本美容皮膚科学会での講演内容について、最終打ち合わせを行ってきましたよ。

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再びロマンスカーで向かいます。

研究室では生体に対する予想される事象を数式で予測したのち

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コンピューターで、レーザー照射をシミュレーション。

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結果を踏まえて、次の実験系を予測。

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地道な作業が続きます。

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最終的にはある程度の確信を得て終了しましたが、それでも東京に帰ったのは夜の12時近くになっていました。

僕は今まで、医学、経営学、物理学、工学との英論文を書いてきましたが、物理学や工学の論文は数式で証明できるため、学生であってもどのように素晴らしい論文かすぐに判断できます。

反対に、医学のような生物が絡む論文は、生体の個体差や実験系の揺れ、コンタミ(資料に混ぜ物が入ること)によってデータが異なってきますが、ここをどう考察するかがまた楽しみでもあります。

レーザー医学、レーザー・光・電磁気工学と、医学工学の中でも特に進化の著しい分野を自分の専門としましたので、常に世界に対して目を向け、日本から新たな情報を発信できるように、これからも頭を鍛えて勉強してゆきたいと思いますよ。

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ジャカルタのテレビ取材映像

ジャカルタチームから、放映されたテレビ取材の様子を映したビデオが送られてきました。

少々恥ずかしい気持ちもありますが(笑)、よろしければご覧になってみてください。

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2014年7月 1日 (火)

インドネシア・タイムな一日

Berita satu TV からクリニックへ。

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インドネシアは、ちょうど選挙も近く。

街中はこうした旗も経っていました。

テレビ局からはポルシェカイエンでポリスの先導付きで移動。

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午後はフル・ブッキングで患者さんの施術が入っているということで、その直接指導にあたります。

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スケジュールを確認し、12時から順次スタート…の予定でしたが、案の定のインドネシア・タイム。

まずは、少し遅れて一人目の患者さんがいらっしゃいました。

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かばんはこちら(笑)。

施術内容はサーマクール。

インドネシアではアメリカ流に「サーマージ」と言います。

すでにコンサルテーションは済んでますので、ビューティシャンがメイクを落とし、麻酔を塗って…と30分くらい、出番を待ちます。

麻酔時間の間には、飛び込みでいらした男性クライアントのコンサルテーションを。

こちらは、首〜フェイスラインに集中照射するサーマクールと、部分的なマドンナリフトとなりました。

さて、1人目の患者さんの施術開始! と思ったその時。

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なんと、知らない間にその患者さん自身が電話で頼んでいたランチ・デリバリーがクリニックに到着…インドネシアの患者さんは自由です(笑)

スタッフと相談し、次の患者さんもすぐ来るだろうから円滑に! との判断で 照射にはそこまで時間がかからないことを説明し、先に施術をしてからお昼を食べていただくことにしました。

 

コンサルテーションをはさんだことで時間感覚がなくなっていたのですが…もうとっくに14時を過ぎています。

が、今度は本来到着しているはずの2人目以降の患者さんが予約時間をとうに過ぎているにも関わらず全然来ない…(笑) 。

もちろん渋滞の影響もあるようなのですが、時間にはルーズなのでしょうね。

お腹もすいてきたので待っている間に、と、ここでランチタイムにしました。

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この日はデリバリーの中華。 チャーハン、青菜炒め、焼きそば、鳥の唐揚げに甘酢ソース。

辛味を調節できるように、小分けパックでたくさんの調味料がついてます。

やはり中華はハズレが少ない。どれもなかなか美味でした。

…と、食べてる間に今度は一気に2組4名の患者さんが到着。

急に患者数が増えて、慌ただしい雰囲気になってきました。

こちらの方は親子やお友達同士の団体行動が好きなようです。

そして話も大好き。

ちょっと立ち話のつもりが、そのままコンサルテーションに雪崩込んでしまい、その間に麻酔が終わった患者さんが施術を待っている…というような混沌とした状況に。

現地のビューティシャンとの連携も初めてなので、色々バタバタするシーンも多い(汗) 。

日本のクリニックでは、レーザー機器を動かして2部屋しかない施術室をうまく使い分けているのですが、こちらでは電圧変換器が重くて機械の移動ができません。

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3部屋の施術部屋を「麻酔用」「マドンナリフト用」「サーマークール用」と分け、できる限り効率良く流れ作業ができるように、回して行くことにしました。

とにかく麻酔が終わったから順次照射していくように、なんとか軌道修正していきます。

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こちらの施術室で見つけたのがインディバのこの機種。

東南アジアでも売れているようですね。

慌ただしく診療を終え、11時半の飛行機に乗るためにジャカルタ空港へ。

白バイが再度登場し、空港まで送ってもらいました。

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機体はこちらのガルーダです。

帰国便は朝成田に到着。

京成スカイライナーで上野へ。

そのまま診療に向かいました。

これで2014年6月のジャカルタ出張記を終わりますね。

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 美容医療 今後の潮流を読む

今週末の講演について、ちょっと物思いにふけっています。

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クリニックF開業以来、本当に多くのレーザー/光治療機器を導入してきました。

21世紀に入ってからというもの機器の工学的な進化は著しく、治療のプロトコールも大きく変化しましたので、患者さんに対して最も効率の良い治療法がエビデンスをもって提案できるようになってきました。

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そんな中、今週の日曜日に大阪で米国キュテラ社のユーザーズミーティングが開催されます。

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こちらで僕は「美容医療の展望 〜美容治療 今後の潮流を読む〜」という総論的な演題を講演してほしいとのご依頼を受けました。

※※※

90年代の後半にこの日本で「美容医療」と言う言葉が出来ました。

間もなく20年となります。

それまで、美容と言えば    

A 外科系の医師が行う美容整形    

B エステティックサロンで行うフェイシャルやボディのマッサージ 針脱毛   

C 化粧品や美顔器で行うセルフケア   

しかなく

医者の領域としては 

A を選択するか 

または この領域にない 

D 皮膚科医として皮膚疾患の治療を保険診療で行った後、それ以上の結果を求める患者に対し自費でできることを提案する

 

という選択をとるしかなかったと言えます。

特筆すべき点は、A と D における 患者=顧客は 自分のマイナスの部分を0またはプラスにしたいと願う患者であったことであり、変身願望の強い患者であったことだと言えます。

そこに新たに登場したのがのちに「プチ整形」と呼ばれる注入療法や、レーザー治療、ホルモン療法といった、AでもなければDでもない それらの間を繋ぐもの、でした。

そして、新しい概念=病気の人や、マイナスを0あるいは1にしたい人に施すための医療ではなく、健康な人、すでに0以上に自分のスコアを持つ人を対象とした「アンチエイジング医療」が生まれるのです。

こうした美容医療の潮流と共に、時代はアナログからデジタルへ。インターネットによって生活スタイルが激変する時代に突入します。

電話での問い合わせはメールでの問い合わせへ。

雑誌やTVで情報を追いかけていた人々は、インターネットでの検索を使いこなし

診療の場でも口頭での説明や、筆記、触診に頼っていたものが、画像の導入やパワーポイント、イラストレーターなどのソフト導入が当たり前となり

広告を禁止されている医療法人や開業医たちは、ホームページやブログ、ツイッター、Facebookというツールを新たに与えられます。

パソコンやスマートフォンが日常生活に完全に入り込んだことで、機器の操作を日常的に行う人々が爆発的に増え、それに伴い機械と皮膚が触れ合うことに違和感や抵抗感、異質感を感じる人が減っていきます。

レーザー医療の浸透は、こうした背景を踏まえずには語れないのです。

僕としてはここを踏まえて、今後の流れを解りやすくプレゼンテーションに落とし込みたいと思っているのですが・・・この「解りやすく」というのは案外と難しいものです。

もう少し頑張ってみますね。

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