科学者の死
今朝は、東証一部上場企業の社長さんに一つプレゼンテーションを行ってから、クリニックに出勤してきました。
僕にとっては、人生を大きく変えるかもしれない、大切なプレゼンでした。
駒が前進し、次は会社のツートップとの打合せになることに。
そして。
全力でプレゼンしたのち、クリニックに移動する途中、iphoneの産経新聞号外で笹井芳樹発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長が自殺したと知ったのです。
これには大変なショックを受けました。
笹井氏のことを尊敬する人間は、本当に多いと思います。
今回のSTAPにまつわる様々な動きの中で、笹井氏に心を寄せ、彼のことを想って近くからも遠くからも胸を痛めていた人間は僕を含めどれだけいたかわかりません。
彼を亡くすことがどれだけの損失であるか――。
どの職業もそうであろうと思いますが、研究者には研究者の中での常識があります。
この常識が、他の分野の方から見ると、非常識に見えることもあるのかもしれません。
研究者は孤独です。
本当に、不幸で、泣くに泣けない事件です。
こちら、2004年に東京大学で取得した、僕の医学博士論文。
笹井氏に若輩者の僕などは遠く及びませんが、これが出来上がるまでの様々な苦労を思い出しましたよ。
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