正しいレーザー治療とは? スマイルリフト スマイルアイリフト FOTONA社
クリニックFにFOTONA社のスマイルリフトが導入されました。
タッチパネルは使い勝手が良いですね。
こちらは口腔内からロングパルスのエルビウムヤグレーザーを照射して、頬を引き締めるスマイルリフト
さらに、下眼瞼の結膜下からレーザーを照射して、目の下のゆるみを引き締めるスマイルリフトアイの二つのレーザー照射が可能です。
どちらも肌の表面からの照射ではないので、ダウンタイムが全くないところがよいですよね。
クリニックFでパラメーターを検討したうえで、患者さんへのデビューは3月中ごろからになると思います。
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医師免許を取得して20年が経過して、西洋医学にどっぷりとつかってきましたが、いつも「正しい治療とは何か?」と考えさせられます。
僕はレーザー関連する分野として、
工学(物理学)
と
医学(生物学)
そして
薬学(化学)
の3大自然科学の分野を修めるために、勉強と研究を続けていると、常日頃このブログでも書いてきました。
三つの自然科学の学問を学ぶと興味深いのは 物理学であれば、17世紀にほぼ完成した学問であり、すべてを論理で示すことができますので、絶対的な真理であると証明する方法が数多く存在します。
一報の画期的な科学論文が出ると、その論文の数式を理解することができる知識人には、その真理が正しいものとすぐにわかります。
反対に、生物学の一端である医学生理学には、絶対的に正しいという真理がありません。
つまり、われわれ医師にとっては、「正しい治療」をしている保証は、実は存在しないのです。
一般的に信じられてきた治療が、まったく覆ってしまうこともいくつか。
僕は20年前に研修医でしたが、その時は毎日のガーゼ交換と消毒で一日が始まりました。
湿潤療法が一般化されるまで、傷がいえるまで雑菌を毎日消毒して殺したほうがよいと考えられていました。
傷口から出る浸出液が傷治療を促進しているという発想もなかったのです。
ここ数年にわたる、バターとマーガリンの論争もそう。
刷り込まれた経験とは怖いもので、頭で理解していても、なかなかそれまでの常識から逃れられないのです。
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現在行われている西洋医学の治療も、本当に正しいのかどうか?
昨日のブログにも少し書きましたが、
①医師の個人的経験: 「私の経験では、この波長のレーザー治療は肝斑の色彩を減らすようである。同僚もそう言っている」
または
②権威者による推奨:「この治療法は当大学で100例以上の良好な成績を収めており、関連病院にも勧めている」
など、いわば個人的な治療経験を根拠にして、一世代前までは西洋医学の治療が行われてきたのです。
そんな中、僕が治療の根拠のよりどころとして考えているものは、英文による医学論文です。
こちらはいわば過去の治療経験のつみあがった、共有知。
インターネット時代には、お金さえ払えばすべての英文医学論文をクリニックで読むことができますので、本当に良い時代になりました。
そして、情報過多の時代、もっと重要なものは、多くの情報源からの優れた情報の選択。
これには自分の論文や研究に対する審美眼を磨くという、日ごろからの勉強と知識の習得も必要です。
「常に最新の情報を得て自分の価値基準で治療法を取捨選択し、患者さんにとって少しでもメリットがあると考えられる治療を、患者さんごとに選択する。」
ということが、医師としての心構えであり、医師が常に勉強を続けていかなければならない理由なのだと思いますよ。
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