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2016年11月の3件の記事

2016年11月29日 (火)

耳つぼダイエットの本が本日より発売されます

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2016年11月25日 (金)

今後の研究テーマを眼科眼瞼領域へ拡大できる可能性

こんにちは金曜日土曜日外来担当の宮下宏紀です。今日は藤本先生とダブル外来でした。クリニックFも少しずつドクターが増えてきて、今は藤本・前田・西嶌・宮下と4名になりました。各ドクターの得意分野を出来るだけ伸ばしながら、トータルでバランスのよい診療が提供していくことが現状の目標です。

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私が一つ注目しているのはクリニックFでも定番となってきたスマイルリフトです。これはスロヴェニアにあるFotona社が総力をあげて開発したSP Dynamisという機械を用いて、波長2940nmのEr:YAGレーザーをスムースモードという新方式で口や眼の粘膜に打ち込むリフティングのレーザーです。

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スムースモードとは幾つかの特徴を有するのですが、
1. 深さ500μmのUpperDermisLayerを61~63°Cまで加熱
2. 熱刺激により組織の30%程度は即時的な収縮を見せながらより深く位置している組織までリフティング
3. 収縮効果が長く持続されると、HSP(heat shock proteins)が現れながら 皮膚の厚さ及び弾力改善に関 係の深いコラーゲン新生を生成
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非常に高い組織収縮力を有することが特長です。このレーザーを眼や口の粘膜に直接打ち込んでほうれい線や下まぶたのクマの改善を狙うというのが通常の使用方法です。
しかしながらこのレーザーを眼科・眼瞼領域の別の病気に使うことができる可能性が出てきました。詳細や研究モデルを今はまだ詰めているところなのですが、慶応大学病院眼科の坪田先生らと共同での研究で調べていく計画です。それについてはまた追って報告致します。
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もともとは私は形成外科医として10年以上診療にあたってきており、先天性後天性問わず多くの眼瞼(まぶた)の疾患を手術という技術で治療してきました。手術の効果はもちろん劇的でよいのですが、必ずしも手術結果がよくない症例もありますし、手術するほどではない症例、またメスを入れることにどうしても抵抗のある方もいらっしゃいます。そういった方に非手術的な方法を用いることで、低い侵襲でなおかつ高い満足を得られればこれはもう画期的と言えるでしょう。
今はがん研(眼瞼ではなく・・・笑)有明病院で乳房再建をはじめとした数多くの手術を行なっている毎日ですが、金曜日土曜日の週末は逆にクリニックFで非手術的な治療方法を考えることで、自分の中でバランスを取っているのかもしれません。

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2016年11月11日 (金)

北條先生をお招きして再生医療の勉強会を行いました

クリニックFの宮下宏紀です。今日のテーマは再生医療です。

11/10夜は、培養皮膚によるアンチエイジング治療の第一人者である北條元治先生に来ていただきクリニックFで勉強会を行いました。夜遅くまで盛り上がり話は尽きませんでした。

従来より美容皮膚治療は数多くあり、大きく分けると肌の細胞をより働かせる高周波・血小板などの治療と、異物を入れてバランスを整える注入・ボトックスなどの治療の2種類に分かれていました。培養皮膚治療はその2種とは一線を画して、「肌の細胞を増やす治療」ということになります。

できあがった培養皮膚の利用法としては、従来は細かく1mm間隔で皮膚浅層に注射をしていましたが、クリニックFで行う際はもう一工夫加えて、フラクショナルレーザーで出来た小さな穴を利用したり、プラズマの深達性を利用した利用法を検討中です。複数の治療の組み合わせによる相乗効果が楽しみですね。

患者さん自身から採取した組織や細胞を培養してまた体に戻すという治療は、第2種再生医療というものにあたり、厚労省の認可を受けたクリニックでないと行えない類のものです。クリニックのレベルで第2種再生医療の認可を受けているのはまだ10院程度しかないですが、幸いクリニックFは第2種の認可を受けられそうで11月下旬には培養皮膚を利用した治療が開始できる見込みです。

一度採取した自分の若いときの細胞はセルバンクの-196℃の液体窒素タンクに預ければ数十年の保管が可能になるので、働きが元気なうちの細胞を将来に備えてとっておくことが出来るというメリットもありますね!

今後もより良い治療法をどんどん発信していければと思います。

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