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2016年11月25日 (金)

今後の研究テーマを眼科眼瞼領域へ拡大できる可能性

こんにちは金曜日土曜日外来担当の宮下宏紀です。今日は藤本先生とダブル外来でした。クリニックFも少しずつドクターが増えてきて、今は藤本・前田・西嶌・宮下と4名になりました。各ドクターの得意分野を出来るだけ伸ばしながら、トータルでバランスのよい診療が提供していくことが現状の目標です。

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私が一つ注目しているのはクリニックFでも定番となってきたスマイルリフトです。これはスロヴェニアにあるFotona社が総力をあげて開発したSP Dynamisという機械を用いて、波長2940nmのEr:YAGレーザーをスムースモードという新方式で口や眼の粘膜に打ち込むリフティングのレーザーです。

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スムースモードとは幾つかの特徴を有するのですが、
1. 深さ500μmのUpperDermisLayerを61~63°Cまで加熱
2. 熱刺激により組織の30%程度は即時的な収縮を見せながらより深く位置している組織までリフティング
3. 収縮効果が長く持続されると、HSP(heat shock proteins)が現れながら 皮膚の厚さ及び弾力改善に関 係の深いコラーゲン新生を生成
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非常に高い組織収縮力を有することが特長です。このレーザーを眼や口の粘膜に直接打ち込んでほうれい線や下まぶたのクマの改善を狙うというのが通常の使用方法です。
しかしながらこのレーザーを眼科・眼瞼領域の別の病気に使うことができる可能性が出てきました。詳細や研究モデルを今はまだ詰めているところなのですが、慶応大学病院眼科の坪田先生らと共同での研究で調べていく計画です。それについてはまた追って報告致します。
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もともとは私は形成外科医として10年以上診療にあたってきており、先天性後天性問わず多くの眼瞼(まぶた)の疾患を手術という技術で治療してきました。手術の効果はもちろん劇的でよいのですが、必ずしも手術結果がよくない症例もありますし、手術するほどではない症例、またメスを入れることにどうしても抵抗のある方もいらっしゃいます。そういった方に非手術的な方法を用いることで、低い侵襲でなおかつ高い満足を得られればこれはもう画期的と言えるでしょう。
今はがん研(眼瞼ではなく・・・笑)有明病院で乳房再建をはじめとした数多くの手術を行なっている毎日ですが、金曜日土曜日の週末は逆にクリニックFで非手術的な治療方法を考えることで、自分の中でバランスを取っているのかもしれません。

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