カテゴリー「注射 ボトックス・ヒアルロン酸」の5件の記事

新しい注入剤(フィラー)・レディエッセ

002先日、米国シカゴから、新しいフィラーを利用しているドクター達がクリニックFを訪れてくれました。

今までも

ヒアルロン酸 (低分子・高分子・天然・人工など)

コラーゲン (ヒト・牛)

アガロース

・・・などなど多くの注入剤が開発、利用されてきました。

今回の新しいフィラー「レディエッセ」の一番の特徴は、歯科治療などに使用する、ハイドロキシアパタイト(リン酸カルシウム)が主原料だということです。

過去の研究によると、上記の三つの製剤に比較して、肉芽腫を生成する比率が極めて低いということ。

作用時間が通常のヒアルロン酸の倍以上(1年半から2年)あること。

ヒアルロン酸に比較して、より細かい輪郭形成が可能。

などの優位性があるのです。すでに海外では60万本の出荷がなされ、臨床利用されているそうです。

001_3向かって僕の右が Dr.Ashish Bhatia 左がDr.Jeffery Hsuです。

彼ら二人の医師たちは、この製剤を利用してもう5年以上臨床を積んでいて、僕の多くの疑問点にも納得できる答えをもらうことができました。

パーレーンやハイラフォームプラス。サージダームなど、法令線や、顎や鼻のラインを変化させ、輪郭形成する高分子型ヒアルロン製剤と競合するとは思います。

実際に何人かの患者さんに注射してみると、皮下に注射した後に数時間は可動性が高く、いままでの製剤と比較しても、より細かく、ディテールにこだわった輪郭形成ができるので、とても好印象です。

今後は米国CUTERA社の販売網を通して、日本でも大々的に販売をしてゆくそうですが、非常に展開が楽しみです。

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ボトックス注射で美脚

ボトックスの話を書きましたが、ボトックスで足のふくらはぎを痩せさせることができるのを知っていましたか?

ボツリヌストキシン(ボツリヌス毒素)はフグ毒であるテトロドトキシンと並ぶ、史上最強の神経毒素の一つで、生物兵器として使用研究されたことがあるものです。

Botoxstructure ボトックスはボツリヌス菌由来の神経毒素複合体剤(A型~G型まであります)の内、A型という毒素だけを精製して取り出した製剤です。

写真はWikiからお借りしたボツリヌス毒素の構造の写真です。

ボツリヌスA型毒素は、筋肉内に注射されるとコリン作動性の運動神経終末に結合します。

すると、神経終末からアセチルコリンという物質が放出されなくなり、その神経支配部位の筋肉が収縮できなくなるのです。

期間は濃度にもよりますが、2~6ヶ月間と言われています。

このボツリヌス毒素の性質を利用して、1977年に米国のScott医師が斜視に対して臨床応用してからというもの、眼瞼痙攣、片側性顔面けいれん、痙性斜頚などの治療に加え、多汗症の治療にも用いられるようになりました。

2002年4月には、ボトックスは、米国のFDAでシワ治療薬として正式に認可をされました。

現在美容目的でボトックスが使用される効能は、

1. 顔のしわ取り

2. 筋肉の発達による下顎の「エラ張り」 が注入によってすっきり細くなり、小顔効果があります。

3. 筋肉の発達により太くなってしまった、「ふくらはぎ」 が注入によってすっきり細くなります。

4. わきが、多汗症 は、汗の分泌にかかわる神経の伝達を抑えるため、汗とにおいを抑えます。

5. 「ガミースマイル(歯茎が見える)」笑い顔の改善。

などがあげられます。

さて、クリニックFで、圧倒的にニーズがあるのが、「顔のエラ痩せ」です。

エラをほっそりとさせるだけで、顔の面積が狭く見えることから「小顔」に効果があると、20代~30代の女性にとても人気がありますね。一度注入すると必ずリピーターになる、人気の施術です。

また、顔のエラが張っている人は、知らずのうちに、夜に歯ぎしりをしている場合が多いのです。

こんな人は、40歳を超えたあたりで奥歯が割れてしまったり、インプラントにしなければならない人が多いと聞いています。ボトックスを注入することで噛む力が弱まる為、歯ぎしりも軽減され、頭痛も減ります。歯にも負担が少なくなるのです。

エラ痩せのための効果は一回注射(52.500円)するだけでもありますが、長続きさせたいときは、一ヶ月毎に3ヶ月間、合計3回ぐらい打つと効果も数年単位で持続します。

良薬口に苦し。効果のある薬は、それなりに強い副作用もあります。シワをとろうと、注射の部位を間違えると、表情が変わってしまったりしますので、僕はきわめて控えめに打つようにしています。

先日、海外でボトックスの死亡事故などの報告もありましたが、報告書を読むと、使用量が半端な量ではありません。通常美容目的で使用する量であれば、使用法さえ間違えなければきわめて安全な薬と言えるとおもいます。

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男はなぜ臭うのか

今までに5軒のクリニック開業を手がけてきましたが、今回のクリニックFで5軒目にして初めて作ったものがあります。

それは、院長室です。

診察室とは別に院長室を作ることは空間の無駄だと、それまでは考えていたのですが、スタッフから

「小さくてもいいからどうしても作ってください」

と言われて作ることになりました。どうもこうしたクリニックに多い企業の営業の方や来客があったときに、スーツ姿のいかつい男たちが、美をテーマとしているクリニックの受付にずらっと並んで待っている・・・という図が、

「いかがなものか」

と、女性スタッフに思われていたようです。

言われてみればたしかにその通りで、僕も含め男はこういうところに概して気が回らないものです(苦笑)。

実際院長室を作ってみると、なんで今まで作らなかったのだろうと思うほど、利便性が高い。打ち合わせはほとんどここで済みますし、プレゼンを控えているときには内容のチェックもモニターでできる。海外からの来客のときもとても重宝しています。途中患者さんの診察があっても、そのまま院長室でお待ち頂けるので、とても楽になりました。

ただ、外回りの多い男性の来客が続くと、スタッフが前後おもむろに換気を始めます。そして必ず僕に聞くのです。

「どうして男の人って、独特の臭いがするんですかね??」

恋愛遺伝子のブログにも書きましたが、臭いは恋愛にも、とても重要なファクターです。

四大悪臭と呼ばれている以下の物質はすべて窒素(N)、硫黄(S)、炭素(C)からできていると聞いたことがあります。

トイレ臭 アンモニア 

腐った魚のにおい トリメチルアミン

腐った卵のにおい 硫化水素

腐った玉ねぎのにおい メルカプタン

これらは人間のタンパク質を構成するアミノ酸を構成する原子の組成と一緒です。

必須アミノ酸を常に食さなければならなかった人間が、危険を察知するためにこれらのアミノ酸の劣化によるにおいを、より臭いものと判別するようになったのだとおもいます。

人間には、体温を調節する為にさらさらとした汗を出すエクリン腺と、外耳道やわきの下、外陰部などの限られた場所に分布する、ニオイのもととなる汗を出すアポクリン腺いう二つの腺が存在します。

特にアポクリン腺はいわゆるワキガの元になります。

こうした問題については、手術をするなどの方法もあるのですが、クリニックFではボトックスの注射をおすすめしていますね。

ボトックスを注射すると、アポクリン腺の働きが抑えられますので、においが治まることが多いのです。

クリニックFには、男性の患者さんも多く、その中にはタレントさんや企業で重要なポストにおられる方も多いので、セルフメンテナンスの一環として外見の若々しさを保ったり、こうしたにおいのコントロールに興味をお持ちの方もよくおいでになり、随時ご相談に乗らせていただいています。

そうそう、すこし話は逸れますが、ボトックスは最近「脚痩せ」にも効くとして、また再び人気を集めていますよね。

そのお話はまた次回書いてみましょう。

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ヒアルロン酸②

昨日ブログを書いた後は終日ばたばたで続きを書けないまま、一日過ぎてしまいました。しかしブログを読んだスタッフから

「先生、うちのマル秘テクニックをブログで公開しちゃ、だめじゃないですか~」

と言われ、パソコンの前で悩んでいます。う~ん、どうしようか。

書ける範囲で書いてみますと、これはいわゆる「プチ整形」と呼ばれる「注入療法」に限ったことではありませんが、自由診療のクリニックではサービスを提供するときのプレゼンテーション/パフォーマンスも「診療」の一部なのです。

注射の場合で言えば、腕がいくら良くても、

「注射しますよ~はい注射しています~はい注射終わりました!」

では「足りない」場合があるんですね。

スタッフ曰く

「魔法をかけるような気持ちで」

注射を打たなければいけないらしいですよ(笑)。確かに患者さんにとって医者は魔法使いのような存在でいることを求められる場合もありますから、それも一理あるかもしれません。

詳しくはクリニックにいらしたとき、または学会会場でお話させていただこうと思います。

さて、すこし話はずれますが、ヒアルロン酸を最近とんでもない場所に打っているドクターもいるようです。場合によっては危険を伴いますので注入箇所のカウンセリングが慎重なドクターを患者さんには選んでほしいと思います。

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ヒアルロン酸

僕はレーザーが好きなので、「レーザーバカ」ということを一部囁かれている(?)ようで実際それは否定しませんが(笑)、ヒアルロン酸やボトックスもご希望の方にはちゃんと打っているんですよ。今日も今からファインラインとボトックスを打つ準備中に一息入れているところです。

クリニックFのスタッフは以前他の美容クリニックで働いていた経験も豊富なため、他院のドクターと比較して僕がどう違うか、良いところ悪いところ含め、びしばしと指摘を受けます。

医者は医者同士でそういう違いを意識しながら先輩ドクターや他のドクターを見ることはあまりありませんし、ましてや自分自身の注入技術を客観的に見ることはありませんから、けっこうスタッフの話の中から、自分の接客技術向上のヒントをもらうことがたまにあるんですよね。

介助についているナースや、患者さんからの要望や時に愚痴を聞いている受付やセラピストの方が、医者よりも患者さんの気持ちをわかっている、ということは往々にしてあるものです。

ありがたいことにこのブログを読んでいるドクターも多いと聞いていますので、今日は僕がもらったそのヒントをいくつかご紹介したいと思います。

ヒアルロン酸の場合。

曰く

ヒアルロン酸を打つのがうまい、とされるドクターと、打つのが下手とされるドクターの違いがどこにあるかご存知ですか? 腕の違いは当然ありますが、そこにプラスアルファ=患者さんが「うまい」と思う(時に錯覚する(笑)パフォーマンス・プレゼンテーションの違い、ということがあるそうです。

腕の違いはどこで見分けるかといえば、

①選択する商材の良し悪し

②注入する箇所

③深さ

④角度

⑤量

⑥センス

というものがあります。

・・・ちょっと患者さんに呼ばれてしまったので、この続きはのちほど。

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