カテゴリー「国際学会 欧州 露サンクトペテルブルグ編」の34件の記事

2011年7月30日 (土)

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑲ 「琥珀(コハク)の間」はどこに?

日本に帰国して、サンクトペテルブルグに行ってきたというと、「琥珀(コハク)の間に行った?」 という質問がよく返ってきます。

さて、質問です。

「琥珀の間」はサンクトペテルブルグのどこにあるのでしょう?

1 エルミタージュ美術館

2 ペテルゴーグ(ピョートル大帝の夏の宮殿)

3 エカテリーナ宮殿

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琥珀の間は、その名のとおり部屋全体の装飾が琥珀で出来ており、これは世界で唯一のものです。

琥珀は、第二次世界大戦のレニングラード包囲戦中に解体され、ドイツ軍に持ち去られて、行方が分からなくなりました。

1980年から始まった復元作業により、2003年の建都300周年に、完全に復元されたのですが、伝説の琥珀の間が公開されると人気が沸騰して、入場制限が続いています。

Oldamberroom

ちなみにウィキペディアでは、こちらの1917年に撮影されたオリジナルの「琥珀の間」の写真をアップしていましたので、こちらに転用させていただきました。

さて、琥珀の間は、エルミタージュ美術館の中にあると思われている方が多いと思うのですが、どうでしょう?

実はサンクトペテルブルグから南に30kmも離れたエカテリーナ宮殿の中にあるのです。

こちらに行くには1日がかりのツアーなので、今回は訪れることができませんでしたが、二年前には訪れていますので、ご紹介しますね

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2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑱ チャイコフスキー バレエ「白鳥の湖」

なにはともあれ、ネヴァ川の対岸にあるホテルサンクトペテルブルグ劇場に、開演数分前にたどり着きました。

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こちらでの演目はチャイコフスキーの「白鳥の湖」

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エルミタージュ劇場の劇団員が、このホテルでショーをするということだったようです。

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ちょうどカリビアンクルーズのクルーズシップの中継場所にもなっていたようで、クルーズ船にいる人たちはシャンパンを片手に幕間を楽しんでいましたよ。

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窓の外にはクルーズシップが停まっているのが見えます。

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チャイコフスキーの「白鳥の湖」といえば、オデット(白鳥)とオディール(黒鳥)の二役の主役の演じ方が話題になりますよね。

このチャイコフスキーは、ワーグナーのオペラ「ローエングリン」を高く評価していたといわれているのですが、白鳥の湖はこのオペラ「ローエングリン」を参考にしているという説をご存知ですか?

善良な人物(「白鳥の湖」だと女性、「ローエングリン」だと男性)が悪い魔法によって白鳥に姿を変えられてしまうという物語の根本にある筋書き、そして「ローエングリン」の第1幕第3場で現れる「禁問の動機」と「白鳥の湖」の「白鳥のテーマ」が極めて似ていると指摘されているのです。

このオペラで使用される、「ローエングリンの結婚行進曲」の美しい旋律は、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

僕はこのオペラがとても好きで、特にドイツのドレスデンのゼンパーオペラで観たときの印象は強く、一番の思い出として今も残っています。

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劇場はホテルに付属していたもので一流のものとは言えなかったのですが、内容は見ごたえがありました。

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終わって外に出てみると、日が沈む時でした。

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2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑰ 会場へはネヴァ川を越えて

エルミタージュ劇場まで歩いていくと、受付で言われたのは

「今日は劇場で公演はないですよ。」

の一言。

つまり、僕たちは会場を間違えたのです。

しかし、迫る開演時間。会場に急がねば。けれど、ここでないのだとしたら、ではどこに??・・・慣れないサンクトペテルブルグの街で、地理感がまだありません。

受付の人にチケットを見せても、自分にもこの場所はよくわからない、とあっさり言われてしまいます。

英語がよく理解できないようでしたが、こちらもこうなると必死です(苦笑)。

地図を広げ、

せめて、この劇場がどのあたりにあるか教えてもらえないか? 

と食い下がると、

たぶんこのあたりじゃないか

と、地図の上を指差します。

どうもネヴァ川の今いる場所に対して、対岸にある住所のようだ、ということがここでわかりました。

あと開演まで15分もありません。

タクシーを見つけに表に出ます。

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対岸に歴代のロシア皇帝の墓があるペトロハヴロフスク聖堂が見えますが、地図によると劇場は対岸の、この聖堂のはるか右の方角です。

何とかタクシーをつかまえて、劇場に向かいます。

ただ、こちらのタクシーは、旅行客だとわかると法外な金額をとろうとするのですよね。

地下鉄で移動するなりして、いつも気を付けていたのですが、今回は急を要しましたので仕方がありません。

ようやくタクシーを見つけて乗ったところで、このタクシードライバー。

タクシーメーターを倒してくれと言っても、わからないふりをして倒さない。

最終的に3kmぐらい走ったでしょうか。

請求された金額は、車で30分以上離れた空港まで支払う料金です。

値段交渉しても

「タクシードライバーは俺だ。俺が言った金額を支払うべきだろう!?」

と逆切れされ、時間もなかったので、結局彼の言うままの料金を支払いました…。

まあ海外ですとこういったこともあります。

ロシアの場合は、体に危害がなかっただけでも良しとしなければならない場合もあると聞きますしね。

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2011年7月29日 (金)

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑯ サンクトペテルブルグでイタリアン

おはようございます。今日7月29日もクリニックFの診療日です。

8月が目の前に迫ってきましたが、天気は梅雨のような雨雲ですね。昨日の湿度、日本も東南アジアのようになってきましたよね。

さて、7月中に今月訪れたロシアの「新国際学会周遊記」を終わらせてしまおうと思います。

どうぞおつき合いください。

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この日はもう1つバレエの演題の題目の予約をしていました。

チャイコフスキーの「白鳥の湖」です。

インターネットの情報では、公演会場は「エルミタージュ劇場」とのことでしたので、エルミタージュ美術館の近くで食事が出来るところを探します。

ちょっと小綺麗なお店を見つけました。

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ひとつのお店でなぜか、イタリア料理と日本料理、どちらも出すというお店です。

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お寿司を中心とした日本料理もありましたが、過去の経験から日本料理を注文する勇気がなく(笑)、メニューが充実していたイタリアンを頼みました。

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つい10日前まで本場イタリアのトスカーナで良い料理を頂いていたので、あまり期待せずに食べ始めたのですが、これが本当においしい。

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チーズも素晴らしかったですし、

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リゾットは絶品でした。

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ヨーロッパのほぼ全ての国に滞在したことのある僕ですが、たいていが仕事ですので食にこだわるにも限界があります。おいしいレストランを事前に調べて予約して・・・なんていう余裕はとてもありませんので、たいていふらりと入れるお店になります。

そんな中で、こんなにおいしい料理を出張中に食べられたのは、イタリアかフランス以外では初めてかもしれません。

良い海産物がとれるので、料理の基礎ができているのでしょうが、皇帝文化が長く栄えた街は、食文化も発達するのでしょうか?

2年前にこの地に来た時も美味しくて驚いたのですが、ロシアでの食事のクオリティ。

驚きです。

こらから舞台鑑賞という高揚感と、おいしい料理にビールと赤ワインで気分も上々、会場が近いこともあってついつい開場時間直前まで研究者仲間と飲んでしまいました。

ところが歩いてエルミタージュ劇場に移動してみると・・・

ハプニングです。

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2011年7月27日 (水)

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑮ 2nd Continental Congress of Dermatology of the International Society of Dermatology 第2回大陸皮膚科会議

サンクトペテルブルグでは、この時期、もう一つ皮膚科学会が開催されていました。

「2nd Continental Congress of Dermatology of the International Society of Dermatology」と名づけられています。

Idc

世界皮膚科学会開催の第二回大陸皮膚科会議という、ロシアとヨーロッパの医師たちが集まる会議です。

僕はこの学会の情報を、直前のイタリア出張で仕入れたので、学会の開催場所を見に行くことにしました。

日本では全く情報がありませんでしたね。

場所は「タウリヤ宮殿」という、サンクトペテルブルグ市内の施設でした。

地下鉄の駅から歩くと、タウリーチスキー公園という大きな市民公園の中を通ってこの会場に行けそうです。

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タウリーチスキー公園は、観光客がいかないような場所にありますが、とても綺麗な公園でした。

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地元の人たちがベビーカーに子供を乗せて行く場所なのでしょうね。

すこしニューヨークのセントラルパークに似ていますね。

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公園を通り抜けて、このような大通りを歩いてゆきます。

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通りの向こうには、ロシア教会風の綺麗な建物も見えますね。

この大通りを歩いて15分ぐらい

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通り右手に宮殿のような施設が見えてきました。

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どうやらここが学会会場のようです。

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こちらのテントがレジストレーションでしたが、ちょっと登録して入る残り時間はなさそうでしたので、ここで引き返すことに。

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受付に立っている人たちに、英語で話しかけたのですが、僕らは英語は話さないので他の人を呼んでくると言われました。

国際学会なのに....(苦笑)。

英語が話せる人に、日本から来た医師だけれど、ちょっと中を見せてくれないかと交渉しましたが、レジストレーションが必要だと言われてしまいました。

まあその通りなんですが、1時間も中にいることの出来る時間が無かったので、諦めました。

多くの医師たちが会場に入ってゆきましたが、彼らが話している言葉はスラブ系の言語でした。ラトヴィアやベラルーシ、ウクライナなどの旧ソ連の国々の医師も含まれているのでしょう。

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ただ、発表の演題は英語で行われている様子。

皮膚科系の学会ですので、来年にでも演題を出して参加してみようと思いました。

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2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑭ 1996年度ノーベル化学賞受賞により

おはようございます。7月27日、今日もクリニックFの診療日です。

今日は診療の合間に書籍の取材が入って忙しくしていますが、頑張ってゆきたいと思います。

さて、僕の新国際学会周遊記は、今月訪れたロシアの話です。

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この日も学会会場に向かいます。

朝ホテルで、今回の発表で自分の名前が載るJAAD(米国皮膚科学会誌)の文献を確認。

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一番下にFujimotoの文字が見えますか? 写真だとわかりづらいかもしれませんね。

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地下鉄の駅を降りると、この日は晴天で汗ばむぐらいの陽気です。

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地下鉄の駅から学会会場となる大学までは、15分ぐらい歩かなければなりません。

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こんな感じの道を歩いてゆきます。

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天気が違うと大学のイメージも変わりますね。

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近くにいた学生さんに声をかけて、写真を撮ってもらいました。

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ちなみにこのナノカーボン(フラーレン)学会は、1993年からロシアで開催されています。

1985年に最初に発見されたのは、炭素原子60個で構成されるサッカーボール状の構造を持ったC60フラーレンですが、この発見により、ライス大学のリチャード・スモーリー博士、ロバート・カール博士、そしてサセックス大学のハロルド・クロトー博士が1996年度のノーベル化学賞を受賞しました。

ちょうどノーベル賞の受賞が決まる前後からこの学会が立ち上げられたのでしょうね。

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昨日貼られていなかったポスターもあります。

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一通り、会場の発表を確認して、このナノカーボン(フラーレン)分野でどのような研究が世界でなされているか俯瞰します。

国際学会の演題の中には、まだ論文となっていない研究発表も沢山あり、次の研究のヒントが含まれていることが多いのです。

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一通り、演題を確認した後、会場後にします。

実はこの時期、このサンクトペテルブルグでヨーロッパ大陸系の皮膚科学会が開催されていると、つい先月訪れたイタリアのレーザー会社のDEKA社のマウロから情報を聞いていたのです。

場所を確認すると地下鉄で移動できそうです。

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2011年7月26日 (火)

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑬ 革命とサンクトペテルブルグ

今日7月26日もクリニックFの診療日です。

ここ数年取り組んできている美容施術前後の画像診断機器の開発会社との月一度の会議のため、今日は早めにクリニックに出勤してきました。

これから会議に入ります。

今月頭に訪れたサンクトペテルブルグの街並みの写真をアップしておきますね。

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サンクトペテルブルグは旧レニングラード。ピョートル大帝によって1703年に築かれた人工都市です。

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約300年前は、単なる沼地だったことが信じられないほど都市開発が進んでいます。

旧共産党が作り上げたような建物がたくさん残っていますが、これがすべて西欧の街並みを模倣して、人工的に建設された都だというのですから、本当に驚いてしまいます。

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この地はロシア帝国の首都ペトログラード(後にレニングラード、現在はサンクトペテルブルク)でもありましたので、「血の日曜日事件」(1905年)や、ロシア革命(1917年)の2月革命、10月革命の2つの革命の中心となりました。

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こちらの写真はサンクトペテルブルグを代表する建築物である、カザンの聖堂。

ネフスキー大通りに面してこの建物があるのですが、写真を見ての通り、半円状に弧を描くコリント式列柱の回廊です。

これはローマのサンピエトロ大聖堂をモチーフにしているのだそうです。

名前はロシア正教会においてもっとも重要視されるイコンのひとつ、「カザンの生神女」に由来したものだそうですが、聞けば、同名の聖堂はロシア国内に沢山あるのだそうです。

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こちらは同じく帝政ロシアのシンボルとして1858年に建設されたイサク聖堂。

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さらにこちらはエルミタージュ美術館。

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河から見ると綺麗です。

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街を歩いているとロシア正教会の教会も多く観られますし

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短い夏を大切にするように、花を飾った家が多くあるのも興味深かったです。

花は心を豊かにしますね。

同じように短い夏の季節に、この街を歩いていると、色彩豊かに目に入ってくるのが果物屋さんでした。

街でたくさん見かけました。

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おいしそうです。

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2011年7月25日 (月)

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑪ ムソルグスキー記念オペラ・バレエ劇場の「眠れる森の美女」

この日もロシアのナノカーボン(フラーレン)学会に顔を出した後、夜はムソルグスキー記念オペラ・バレエ劇場に向かいました。

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このホールは1833年に建てられた旧ミハイロフ・オペラ劇場。

ロシア芸術広場に面した場所にあります。

芸術広場の中央にあるアレクサンドル・プーシキンの記念像が見えますよね。

この広場の後ろに見える建物が2年前に訪れたロシア美術館。

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この広場の右手には、いつか訪れたいと思っているショスタコーヴィチ記念フィルハーモニー・大ホールがあります。このホールはチャイコフスキー交響曲第六番「悲愴」の初演がなされたホールとして知られています。

このホールを主に活動するサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団(旧レニングラード・フィル)は、エフゲニー・ムラヴィンスキーが指揮していた時代には、世界有数の実力を誇るオーケストラと名前が知られていました。

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そして、今回訪れたムソルグスキー記念オペラ・バレエ劇場が左手にあります。

この日の題目はチャイコフスキーの「眠れる森の美女」でした。164

「Спящата красавица」

つまり、「The sleeping Beauty」

ロシア語ですが、何とか演題は解読(というか想像?)できます。

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ムソルグスキー記念オペラ・バレエ劇場は、サンクトぺテルブルグではマリインスキー劇場と並ぶ由緒ある劇場です。

「眠れる森の美女」はちょうど二年前はマリインスキ―劇場でも観たのですが、何度でもチャンスがあれば観たい演目の1つです。

この劇場は、

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天井画も

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シャンデリアもこの通り、美しく見惚れてしまいました。

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訪れていない劇場がヨーロッパにはまだまだ多くあり、新しい劇場には毎回新鮮な感動があります。

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最近よく思うのですが、ヨーロッパの著名なシアターは、想像よりもはるかに小さいんですよね。

「日本でクラシックバレエを観たのだけれど、退屈で眠ってしまった。」

なんてご意見を聞きますが、(何を隠そう、実は僕もそうでした)日本のホールはそもそも観劇用にできていないので、ものすごく遠くで豆粒のようにダンサーが踊っているのが見えるだけですものね(苦笑)。

クラシック音楽や西洋絵画を観るのは昔から好きだったのですが、文学、絵画、舞踊、音楽と、4つの西洋芸術が結実した、世界最高級の芸術と言われるバレエやオペラを観るようになったのは、海外の小さな劇場で観てからです。

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このように客席から近い劇場で、バレリーナやオペラ歌手の息遣いがわかるぐらい近くで本物のオペラやバレエを観たら、誰でも眠っている暇はなく、心が動くと思いますよ。

「眠れる森の美女」は、魔女に呪いをかけられて100年の眠りについたオーロラ姫が、デジレ王子のキスで目覚める有名なストーリーを軸にして、チャイコフスキーが美しい旋律を作曲しました。

そして、この作品を世界的に知らしめたのは、ロシア帝室バレエのバレエマスターであったマリウス・プティパの振付けと演出。

どのシーンも素晴らしいと思うのですが特に僕が好きなシーンは、第三幕。

オーロラ姫がデジレ王子と結婚式を挙げる際に、招待されたおとぎ話から出てきたお客が順番にダンスを披露するところです。

金、銀、ダイヤモンド、サファイアの4人の精のパ・ド・カトル

2匹の猫のダンス

青い鳥とフロリナ王女のパ・ド・ドゥ

赤ずきんちゃんとおおかみの踊り

シンデレラ姫とフォルチュネ王子のダンス

などなど、次々にシーンが入れ替わり観ていてとても楽しいのです。

きっと西洋の著名な劇場でこのシーンを任されたダンサーは、それこそ一年中集中して練習に励むのでしょう。

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今回も素晴らしく鍛錬された肉体によってつくられたパフォーマンスには、本当に感動しました。

「眠れる森の美女」は上演時間が3時間余り。

バレエの演目にしては長いので、終わった時には夜の11時近くになっていました。

しかしながら劇場を出てみると、この通り

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白夜の季節であたりは明るいのです。

劇場に入った7時ごろとあまり明るさが変わりませんね。

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特にこの日は曇り空だったので、入った時と印象は変わらず。

毎度のことながら不思議な感じがしましたね。

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2011年7月23日 (土)

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑩ 2度目のエルミタージュ美術館

おはようございます。今日7月23日土曜日はクリニックFの診療日です。

先週の土曜日はお休みをいただいていたこともあって、予約が溢れてしまい、機器の調整もあるため、診療開始時間を早めて今日は診療しています。

さて、今月出張したロシアブログ。もう少し書いてしまいますね。

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サンクトペテルブルグで最も行きたかった場所は、やはりエルミタージュ美術館です。

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サンクトペテルブルグ唯一の宮殿を、美術館として開放したエルミタージュ美術館。すべての展示室を歩くと約20kmもの距離があるといわれています。

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ちょうど二年前にこの美術館に行ったのですが、あまりに展示が多くて、そのときはすべてを観る時間がありませんでした。

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今回もエルミタージュに行くことができるとわかった前日に、インターネットで翌朝の予約を入れました。

この券があると、入場の長い列に並ばなくてよいのです。

予定がわかっていて日本で予約をとることができる方ならいいのですが、2011年現在、この予約提示はiphoneで画像を見せるだけではなくて、プリントアウトによる提示が必要なようです。

あちらで予約される方は、ホテルでプリントアウトしておくなど、事前に印刷されたほうがいいですよ。

翌朝行ってみると案の定、切符を買うための長い列が...。

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皆、平均すると2時間ぐらいは待っているのではないでしょうか?

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美術館に入ったのちも、窓から見ると、こんなに長い列が続いています。これらの長い列に並ばなくてよい、というのは大幅な時間の節約になりますので、事前のネット予約は本当にお勧めです。

前回観た部屋はさっと飛ばしながら、目的の部屋に向かいます。

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このエルミタージュ美術館には、ダヴィンチの真作が2展あります。

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もちろん、この写真のように、美術館でも最も込み合っている部屋となります。

一つがこの「リッタの聖母」

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もう一つがこちら「ベヌアの聖母」

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です。

ルーブル美術館に所蔵されている「モナリザ」や「岩窟の聖母」、ミラノの「最後の晩餐」などをはじめとして、全世界に十数展しか現存しないと言われているダヴィンチの真作。

現存しているダヴィンチ絵には多くの指紋が残っており、その200余りの指紋はローマ警察に保存されているそうです。

彼の新しい絵が見つかったとされる際には、この指紋が照合されるのです。

面白いですよね。

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他にもマティスや

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モネなどの絵が飾ってありましたが、

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今回印象深かったのは、エルグレコの「使徒ペトロとパウロ」でしょうか。

天国の門の鍵を預けられたので、鍵を持った絵で描かれることが多いペテロ(左)と、キリスト教の教義を作り上げ、書物(聖書)を持った絵で描かれることが多いパウロ(右)。

この絵もその通りに描かれていました。

エルミタージュが素晴らしいのは、その周りが公園のように整備されていること。

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皆、短い夏の日を思い思いに楽しみながら、くつろいでいます。

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ローラーブレードをやる女の子もいれば

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馬車も走る。

この馬車を反対方向から写真にとるとこうなります。

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エルミタージュ美術館は、旧参謀本部があった馬蹄形のクリーム色の建物と向かい合っているのです。

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このエルミタージュ美術館の前の広場は宮殿広場と呼ばれていて、中央にあるのがアレクサンドルの円柱。

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風があったので、僕の髪が舞い上がっていますね。

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サンクトぺテルブルグは、観光地の近くに地下鉄の駅がなく、歩くとかなり距離があるのですが、セグウェイツアーを発見しました。

これは便利そうでした。

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2011年7月22日 (金)

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑨ ロシアでも村上春樹

さて、僕は今東京に戻り、四谷のクリニックFで診療を再開しましたが、このブログでは今月訪れたロシアとシンガポールのブログの続きを終わらせてしまいますね。

まずは、ロシア出張記の続きから。

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サンクトペテルブルグの街を歩いていると、見覚えのある本の表紙が見えます。

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村上春樹著「IQ84」です。

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こうして見つけると、嬉しくなりますね。

村上春樹の著作は高校生の時から読んでいます。

イスラエル文学賞を取った時に、熱いブログも書きました。

村上春樹の、特に翻訳の文章を読んでいると、日本語ってこれだけ表現の自由度が広いのだなあと感心するときがあります。

「グレートギャッツビー」や、「大きな木」は翻訳が違うだけで、まったく違う印象を受けました。

「IQ84」が、どのようなロシア語に訳されているのか、とても興味があるところですね。

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