カテゴリー「国際学会 北米 テキサス編」の11件の記事

2011年4月15日 (金)

ASLMS米国レーザー医学会 2011⑧ サイレントオークションその他

先週訪れたテキサス州グレープヴァインの米国レーザー医学会のご報告を閉めてしまいますね。

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学会会場の展示場では、例年、レーザー機器メーカーが「Silent Auction(サイレントオークション)」なるものを催します。

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各レーザー機器メーカーが自社製品のパーツなどをオークションに出し、Bidding=入札を公開落札にはせずに紙に記名などの形で提出し、落札金額が高い人が落札するという企画。

レーザー治療を行っている医師であれば、結構なお値打ちものもあるので、足を運ぶようにしています。

最初にこれを見たときは「アメリカ的な文化だなあ」と感心したのですが、最近日本でもチャリティオークションなどこうした形式をとられることもあるようですね。

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中には著作権の問題で、ここではお見せできない、興味深い新しい機器の演題もありました。

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夜はシネロン社のディナーミーティングに参加しました。

シネロン社といえば、昔はオーロラやポラリス、現在はトリニティ(eMAX)を代表する、ノーダウンタイムで肌をメンテナンスする機器を開発するイスラエルの会社です。

従来の光治療機器に、RF治療を加えたコンビネーション治療で、肌の色の濃い、特にアジア人に対する肌治療を可能にした「elosシステム」を開発したことで知られ、老舗レーザー会社であるキャンデラ社を買収するほど大きくなった会社です。

きれいな肌とは、白い肌と勘違いする人が多いと思いますが、透明感が高い肌のことを言うのではないかと思います。

「肌を白くする」という作業は、多くの化粧品を用いてメイクアップすることで、手に入れることができると思いますが、

「肌の透明感を上げる」作業は、専門のレーザー/光治療器で、表皮の微細なメラニンを破壊する作業をしなければ、できません。

この10年間のレーザー光医療の進化は、「肌全体の透明感を上げることができる機器」が開発されたということに尽きるのかもしれません。

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今年のシネロン社は、このように円卓を囲んで新機種の発表会を行いました。

今年は以前のブログでもご報告した、針を媒介してRFを照射するフラクショナルRF機器である、ePrimeでしたね。

リフティングとボリューマイズに対して非常に効果的な機械だということはよくわかっているのですが、肌に針を刺す施術となると、「肌のメンテナンス」をするためにいらしていただいているクリニックFの患者さんに受け入れられるかどうか??

現在クリニックFでは、痛くない第三世代のサーマクール。

「サーマクールCPT」の評判が非常に良く、ePrimeクリニックFでの導入を迷うところです。

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前日の夜にホテルで今回の学会で取得した情報と資料をまとめ、いよいよ帰国です。

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まだ早朝でしたが、綺麗な朝焼けが見えましたよ。

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ダラスからは、成田直行便に乗りました。

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飛行機からは黄色い菜の花が一面に広がっているのが見えました。

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滑走路を走っていて気付いたのですが、ダラス国際空港は全米きっての「ハブ空港」と呼ぶにふさわしい、とても綺麗なシンメトリックかつ、機能的な形をしていますよね。

僕も自家用飛行機ライセンスホルダーで、セスナの操縦をすることがあるのですが、家でグーグルマップを確認して、改めて完成度と機能性の高さに感激しました。

政治的に地元に新幹線を誘致し、国内の新幹線網を広げるのも考え方の一つかもしれませんが、経済的には発達した二つの経済圏を結ぶために交通機関などのインフラを整えるというのが最もメリットがあり、かつ正論だと思います。

発達した経済圏とは、現在では諸外国の都市であり、それを結ぶインフラは空路です。

こうした機能性の高い空港が日本に建設され、首都圏とリニアモーターカーで繋ぐような都市計画ができれば、日本に復興に大きく寄与するのではないかとふと、思いましたよ。

長くなりましたが、月初に訪れたテキサス州グレープヴァインで開催された2011年米国レーザー医学会(ASLMS)の新国際学会周遊記でのご報告を終わります。

この学会の発表で、僕のレーザー機器関連の海外発表・招待講演は64回になりました。

いつか100回まで行けるのでしょうか(笑)?

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2011年4月 9日 (土)

ASLMS米国レーザー医学会 2011⑦ 開催の地、テキサス州とは?

今回のASLMS米国レーザー医学会が開催されたテキサス州は、アメリカ合衆国本土の南部にあります。

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人口はカルフォルニア州に次いで、面積はアラスカ州に次いで、全米二番目の州になります。

テキサス州の主な都市は、ヒューストン(全米四位)、サンアントニオ(全米七位)、ダラス、フォートワースなどといった都市。

テキサス出身者は初対面の際、必ず3分以内に「俺はテキサス出身だ。」と名乗るし、逆に名乗らないのはもぐりだ(笑)と、友人のテキサス州出身のアメリカ人に聞いたことがあります。

これだけ愛州心が強いのも、理由があるようです。

実は、メキシコと国境を境にする現テキサスの地域は、過去6つもの国が支配しているのです。僅か200年のアメリカ新大陸の歴史では、極めて珍しいことです。

コロンブスの新大陸発見の後、最初にこの地をスペインが領有権を主張。次に先月全米皮膚科学会でも訪れたニューオリンズとともにフランスがこの地を植民地としました。さらにメキシコが領有した時期を経て、1836年にアメリカ合衆国に併合されるまで10年間は、なんとテキサス共和国として独立国家となります。

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この画像上で、黄色の国土ですが、面積としてはフランスとイタリアを合わせた位の大きさですよね。

現在でも存続していたら、メキシコ以上のGDPを生産していたかもしれません。

その後、南北戦争ではアメリカ連合国に加盟しましたので、結局この地はスペイン、フランス、メキシコ、テキサス共和国、アメリカ合衆国、アメリカ連合国と6か国に所属したことになるのです。

また、テキサス州は牛の放牧のイメージからカウボーイを連想しますよね。

学会会場のホテルにもテキサス風の洋品店がありました。

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確かに1800年代にはいわゆる牛の放牧をするカウボーイ達の州ではありましたが、1900年代に良質な石油油田が発見され、テキサス州の経済状況が一変します。

現在ニューヨークマーカンタイル取引所で取引されているWTI原油価格というものがありますが、WTIは、ウエスト・テキサス・インターミディエートの略。

つまり日経新聞に掲載される原油価格とは、テキサス州で取れる良質な原油の先物取引価格なのです。

また、テキサス州はNFLのダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)の本拠地でもありますよね。

僕は2006年に友人の米軍パイロットが勤務する厚木基地を訪れたことがあるのですが、この時に以前アメリカで買ったダラスカーボーイズのプレミアム・スタジアムジャンパーを着ていったのですが、米軍の兵士に評判の良かったこと、良かったこと。

基地の至る所で「そのジャンパーは最高にクールだ!」と話しかけられました(笑)。

NFLの中でも全米トップチームのダラスカーボーイズは、30年前の日本の読売巨人軍の様な存在なのでしょう。ダラスカーボーイズを擁するテキサス州では当然のことながら、街中がファンのようで、いたるところにスーパーボールのチームの展示がありました。

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現在のダラスカーボーイズのシンボルとも言える五角スターのマーク。

これはテキサス共和国の国章に起源があるのです。

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例えばこちら、駐車場の車のテキサス州の自動車プレート。

米国は州独自のプレートをつくりますが、テキサス州の場合、左上に、五角スターのマークが入っています。

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今回の学会開催中のサイトン社のディナーパーティーポスターでもこのスターを見つけました。

そして、何より今回の学会会場の建物の屋根に。。。。

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この通り、大きな五角スターを見つけました。

テキサスを愛する気持ちが伝わりますよね。

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2011年4月 8日 (金)

ASLMS米国レーザー医学会 2011⑥ 静脈を映し出す興味深い機器

今回の学会会場では、美容レーザー機器についての新しい発表はなかったのですが、レーザー/光機器を使用したいくつか興味深い機器は発表されていました。

一つはこの機器。

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緑色の光が僕の手にあたっているのですが、ここで何が起こっているかわかりますか?

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これ、光が照射されている部位で、僕の静脈の走行が見えているのです。

理論を詳しくは教えてもらえなかったのですが、ヘモグロビンに集光させているのでしょう。

もともとは静脈の硬化療法の手術時に使用する機器のようで、紹介されている動画で、下枝静脈瘤がきれいに治療されていくのが目に見えてわかり、これはおもしろいな、と、そしてこれを使用することで可能性が広がるものがいくつか思い浮かびました。

また、医療従事者なら経験があると思いますが、患者さん中には、本当に血管が見えにくい人がいます。特に出血や脱水がひどい場合、救命救急の場では、輸血のラインが早くとれるかどうかは一刻を争います。

僕も研修医の時に、神奈川こども医療センターという小児専門病院で研修を受けたことがあるのですが、あのとき新生児の血管をとるのが難しかったことを思い出しました。新生児の血管って、皮膚からはほとんど見えないですからね。

開発が進み、懐中電灯のような、もう少し小さな機械になって、血管の場所を素早く同定できる様になると、小児や救急の場でも使用できそうですよね。

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こちらは赤色LEDを使って、頭皮の血流を上げ、増毛効果を期待する機器です。

特に赤色光によって、皮下の細胞が活性化する研究は盛んに行われています。増毛にどこまで効果があるかは、正直なところ、まだ世界的に信頼のおける医学雑誌では研究結果が出ていませんが、まだまだ研究の価値があると思いますよ。

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毎年、何十台と新たな機器が発売されますが、思えば、毎年この学会では発売会社の担当や開発者に意見を聞き、自分の医学知識に照らし合わせて果たして効果があるのか考えるということを、ここ何年もやっています。

最終的には、「自分のクリニックの患者さんのために是非購入したい!」と思うような機器は、年に一台あるかどうか?

という感じですよね。

以前訪れた、NYの一流クリニックで導入されていたレーザー機器がクリニックFで導入した機種とほとんど一緒だったと、ブログで書いたことがありますが、どのレーザー機器を選択するかということは、こうしたレーザークリニックのコンセプトを作るうえで、最も大切なことかもしれません。

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2011年4月 6日 (水)

ASLMS米国レーザー医学会 2011⑤ スカー(ニキビ跡など)に対する注目演題

数日前のブログにも報告した通り、ニキビ跡などのスカー治療に対する演題は、ソルタメディカル社のフラクセル3DUALの演題が圧倒的に多く、この機種の優位性は変わらない様に思いました。

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ちなみにこちらは僕の今年の発表演題です。

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フラクセル3DUALを利用した、ニキビ跡と肝斑治療についてです。

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フラクショナルレーザーは

『ヒーティングによる細胞活性化』

『ネクローシスによる細胞入れ替え』

『アブレーションによる細胞蒸散』

の3つの生体反応のバランスが大事で、機器の持つ波長によってどれが長けているかが違います。

ちなみに、光治療は『ヒーティング』

フラクセル2は『ネクローシス』

CO2フラクショナルは『アブレーション』を

おこすことが主な作用機序です。

フラクセル3 DUALは特に

1550nmエルビウムレーザーで『ネクローシス』

1927nmツリウムレーザーで『アブレーション』

を行うことで治療をするのですが、

やはりエルビウムドープと、1927nmのツリウムドープの二つの波長を独立して利用できるのは、メリットがありますよね。

CO2フラクショナルレーザー機器は、ここ数年、あまりに数が多くデビューしたため、演題は逆に減ってきました。

ただし、機種としては注目すべき第二世代の機種が出てきています。

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シネロン/キャンデラ社のCO2REや

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DEKA社のSmartXIDE2

この辺りはフラクショナルCO2レーザーとしては注目機種ですね。

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そして、米国FDAの認可が下りるのを待つばかりの「イントラセル」

のブースもありました。

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会場で目立っていたのは、スタッフ全員が西部劇のような帽子をかぶって、テキサス風だったサイトン社。

いい写真を撮ってきたつもりが、ピンボケだったのです(涙)。

皆この絵のような服装だったので、インパクトがありましたよ。

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サイトン社のフラッグシップの機種であるジュール。

こちらのフラクショナルレーザーも、技術力開発力を共に持つサイトン社ですので、2970nmのエルビウム以後の波長デビューが待たれますね。

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ASLMS米国レーザー医学会 2011④ 血管系病変(ヘモグロビンによる赤)に対する注目機種

今年のASLMSの演題は、例年よりも数が少なかったのですが、

「血管系病変(ヘモグロビンによる赤)に対するもの」

「スカー(ニキビ跡など)に対するもの」

「痩身に対するもの」

の三つの分野で進歩があったように思います。

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まず血管系病変に対してですが、

先月の米国皮膚科学会(AAD)のブログでもふれましたが、パロマ社の「MaxG」の演題が多くありました。

MaxGは、レーザーではなくて光治療器ですが、ヘモグロビンに集光しやすいようにパワーバンドが調節されているのです。

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ここ数年、ヘモグロビン系の治療ではダイレーザーに代わる新たな機種が模索されていますが、米国レーザー会の重鎮の一人であるエミル・タンゲッティ 医師も「MaxG」を強く推薦していました。

エミル・タンゲッティ医師は僕が米国皮膚科学会(AAD)に入会するときに推薦状を書いてくれた一人です。発表は信頼できますね。

この機種はクリニックFでもテスト済みです。非常に好印象。

もう一つ、こちらも米国皮膚科学会(AAD)ブログでふれましたが、米国キュテラ社も血管系疾患を対象とした532nmの波長のレーザー機器「エクセルV」をデビューさせました。

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友人でもあり、エクセルVの開発者Scott Davenport工学博士(右)にもいろいろと質問しました。

血管系に強い532nmの波長で、ここまで細かい設定が可能な機種は現行ではありません。

新しい機種なので、アジア人に対するパラメーターの設定には時間がかかると思いますが、興味深いですね。

クリニックFでも、今年は赤系統の疾患に効果のある「MaxG」か「エクセルV」のどちらかを導入したいと思っています。どちらにするかはもう少し考慮してみますね。

スカーと痩身については次のブログで。

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2011年4月 5日 (火)

ASLMS米国レーザー医学会 2011③ 学会会場で

今日は暖かいですね。

今朝は千代田区役所に寄ってからクリニックFに出勤してきたのですが、九段と靖国神社の桜はもう少しで満開。草花の力を感じながら歩いてきました。

さて、先週訪れた、米国レーザー医学会の報告をしてしまいますね。

第31回米国レーザー医学会、今回の学会会場は、アメリカはテキサス州にあるグレープヴァイン 「GAYLOAD TEXIAN」というコンベンションセンター兼宿泊施設でした。

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ダラスフォートワース空港から車で20分のところにあります。

グレープヴァイン自体がとても小さな町で、一番大きな通りを車で走ったのですが、こんなふうに素朴な感じです。

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コンベンションセンターはこんな場所。

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この大きな建物の中に屋根のある庭があり、全天候に対応しています。

ホテルの部屋から見るとこんな感じでした。

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通りを超えると、学会会場になります。

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まずは大きな看板の下で写真を一枚。

学会での出来事は、次のブログで。

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2011年4月 4日 (月)

米国レーザー医学会から帰国しました

今回の学会出張はNYC出張と飛び石になりましたが、ダラス空港経由で、グレープヴァインの米国レーザー医学会より無事帰国しました。

ダラスから成田までは、アメリカンエアラインで直行便があるのですね。

これは便利で助かりました。

クリニックFは長いお休みをいただきましたが、本日より通常通りの診療となります。

学会での出来事は、またこのブログにあげてゆきますね。 

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2011年4月 2日 (土)

ASLMS米国レーザー医学会 2011② 会場の様子

テキサス州グレープヴァインで開催されている米国レーザー医学会の参加も二日目を迎えていますが、残念ながら最終日を残して一日早く明朝帰国します。

この学会は、レーザー機器を中心に、Science Technology Medicine (科学、技術、医学) の三分野を標榜する世界最大の学会。

本日は、新たなフラクショナルレーザー機器、フラクショナルRF機器、脂肪に対する痩身の機器等の開発テストを引き受けている先生が発表する演題もあり、来年度のレーザー医療機器のトレンドを考える上で、非常に興味深いものもありました。

僕も演題を出した、フラクセル re:store DUAL (日本では フラクセル 3 DUAL)の演題も、機器別では最も多く出ており、海外でのこの機種の注目度が本当に高いことを、改めて気づかされました。

日本でフラクセル3が使用されるのは、ニキビ痕や、毛穴縮小治療、そして最近では肝斑治療が多いのですが、老人性疣贅、actinic cheilitis (光線性口唇炎)、3度の熱傷後の肌の再生治療などなど、上記以外の症例への適応の発表も沢山あり興味深く聞きました。

学会に参加してまた新たな知識を蓄えましたし、展示会場見つけた面白い機器もありますので、帰国後に写真入りで、またこのブログでご紹介させて頂きますね。

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2011年4月 1日 (金)

ASLMS米国レーザー医学会 2011① レジストレーション

朝7時に学会会場に行き、参加登録をしてきました。

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コングレスバッジをもらって、今回の僕の発表演題である、フラクショナルレーザーの比較演題のアブストラクトが載ったプログラムも確認してきましたよ。

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とりあえず一安心です。

今回、日本人ドクターの発表は、ざっと確認したところ僕を含めて4名のようです。例年以上に少ないですね。

会場で、久しぶりに顔を合わせる先生も、日本から良く来たね。
とか原発は大丈夫とか、声をかけてくれます。

“Welcome to our Congress”といって握手してくれるのですが、ウェルカムという聞き慣れた言葉がイントネーションを変えると、こういった意味にも使うのかと、改めて気づかされました。

米国レーザー医学会American Society for Laser Medicine and Surgery (ASLMS) は、思えばリーマンショックの直前、2007年に元祖フラクショナルCO2レーザーであるフラクセル:リペアが発売された頃が、最も学会として力のあったときなのではないでしょうか。

ここ数年、新規の画期的な機器が出てこないこともありますが、30年以上も続いた学会でありながら、参加者も減りつつあるのはとても残念です。

フラクショナルCO2レーザーの話に戻りましょう。CO2フラクショナルレーザー治療を行なったが、結果が出ないといったご相談をクリニックFでも良く受けるようになりました。ちょうどNY滞在中にも、同じようなご質問のメールを何通か頂きました。

ここで簡単にフラクショナルCO2レーザーについてまとめておきたいと思います。

この種のレーザーは、ここ数年、模倣品含めて実に50台以上も出てきました。

CO2レーザー自体は既に確立されたテクニックで、OEMでも作成出来ますので、コストが下げられます。

それこそ僕自身でさえ、単純に試算しても原価10000ドル(80万円)以下で、CO2レーザーに簡単なスキャナ機能をつけたのみの“疑似フラクショナルCO2レーザー”を作成することが出来るのです。

しかしながら、これらの疑似フラクショナルCO2レーザーと、一流のレーザー機器メーカーが作り上げたフラクショナルCO2レーザーは、設計構造が全く違います。

ニキビ痕治療を考えている方は、フラクショナルCO2レーザー治療と謳われていても、機器自体の性能にあまりに違いがあるので、安い施術にすぐに飛びつくのではなくて、機器選択に注意が必要だと思います。

世界の学会で様々な先生方とディスカッションしますが、現状販売されている機器で、効果が望めるフラクショナルCO2レーザー機器は国内外含めて4機種しかないと僕は思っています。

フラクショナルCO2レーザーの最新情報についてはまた別途、このブログで触れようと思っています。

今回は帰国の日程を一日早めたので、聞ける演題も丸一日分、減ってしまったのですが、今年のレーザー医学会の情報とトレンドをしっかりと押さえてこようと思います。

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2011年3月31日 (木)

テキサス州グレープヴァイン

NYから、NYラガーディア空港経由で2011年米国レーザー医学会が開催されるテキサス州グレープヴァインに移動してきました。

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NYではいくつかの打ち合わせがあったのですが、どうしても日本の原発や、津波、地震の話題になってしまいます。

今回の事故に対して、僕なりの危機管理と解釈を述べるのですが、特に、原発の場合は、政府やマスコミから正確な情報がどこまでもらえているのかわからないので、非常に判断に困る場合があると話しています。

千葉県の水道で、正常値を超える放射性物質の検出がされたにもかかわらず、正常値に下がるまで発表がなされなかったという報道がありました。もしこれが事実であれば、危険を避けることが出来た人達の権利をも奪ってしまったことになり、人を守るための自治体の行動としては、明らかに問題がありますよね。憤りさえ感じました。

日本国民は賢いですし、正確な情報さえ与えられれば、それに対する判断が出来る人も多くいます。原発が水素爆発まで起こしてしまった今、パニックになる様なステージは既に過ぎていますので、得られた情報を少しでも早く開示してほしいと思います。

先日のニューヨークタイムズには、日本人の経済活動の「JISHUKU(自粛)」について紙面のページ丸一枚を大きく使って、他人を思いやるのは日本の良い文化であるが、日本の復興を遅らせるかもしれないと、解説されていました。

経済活動はすべて繋がっていますので、被災地以外では少しでも消費を上げて、経済復興に集中し国力を上げた方が、結果としても被災地を含めた社会経済の立ち直りは速くなることは様々な方が論じていますが、日本人のメンタリティを考えると頭ではわかっていてもなかなか実際には・・・ということもあるのでしょう。

NYCのいたる所で、日本の災害に対して追悼の意を表するといった掲示がなされていました。タイ王国が、発電所をひとつ丸ごと船で移動し、日本に無償貸与する計画があるという記事も読みました。

世界各国が日本に対して支援を向けてくれるのを肌で感じるのは、本当に嬉しいことです。

閑話休題

現在NYCには8枚のフェルメール作の絵画があります。そのうち3枚はフリックコレクションに、そのうち5枚はメトロポリタンミュージアムにあるのですが、たいていどれかは他の美術展に貸し出されていて、実は過去にも一度のNY滞在で、すべてを見たことがありませんでした。

最終日に2時間ぐらい時間が空いたので、だめもとで観に行ってきたのですが、わずか1時間あまりのうちに、広い二つの美術館の中から、まるで導かれたのように8枚すべての絵を見つけ出すことが出来、再会することが出来ました。

これは個人的には嬉しかったですね。

また帰国後に、写真を入れてブログにアップしますね。

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