カテゴリー「国際学会 北米 ボストン編」の24件の記事

2013年4月27日 (土)

■ASLMS 2013 in Boston⑯ ボストンからNYへ

おはようございます。

今日4月27日(土)はクリニックFの診療日です。

今日は見事に晴れましたね。爽やかな朝となりました。

ゴールデンウィーク前半戦に入り、最初の週末。今日のクリニックのご予約は例年通り一杯です。マドンナリフトなどのダウンタイムが必要な施術が多いようです。

この日のために数ヵ月前からご予約を抑えられている方も多いため、直前にこの日でご希望頂いた方のご予約は承ることができなかったケースも発生してしまいました。申し訳ありません。

ゴールデンウィーク後半の診療予定日は、来週の火曜日と水曜日。4月30日、5月1日となっています。お問い合わせ含めご対応させて頂けるかと思いますので、よろしくお願いいたします。

ゴールデンウィーク明けは5月7日からのスタートとなります。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、今月10日まで米国レーザー医学会の発表のため滞在したボストンとニューヨークの話が続きます。

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ボストンからニューヨークへ。

今まで飛行機、車、アムトラック(電車)などなど、様々な交通機関を利用してきましたが、今回は飛行機で移動することにしました。

JFKよりもラガーディア空港のほうがNY到着時の利便が良いので、こちらを選択。

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ボストンは空港が近いので、便利ですよね。

中心街からわずか30分程度で空港に到着します。

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ボストンの空港で待ちながら、本を読み、文章を書く。

空港は有効に時間を使うことができます。

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夕日が落ちる頃にNY行きの飛行機が出発しました。

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ボストンとマンハッタンの夜景がきれいに見えましたよ。

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飛行時間は約1時間ほど。

あっという間のニューヨーク。

ニューヨークは20回以上訪れていますが、いつ来ても新たな体験のできるエキサイティングな街ですね。

ニューヨークブログに続きます。

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2013年4月26日 (金)

■ASLMS 2013 in Boston⑯ MIT Massachusetts Institute of Technologyにて

おはようございます。

今日4月26日(金)はクリニックFの診療日です。

いよいよ今年もゴールデンウィーク・・・という金曜日。

四ツ谷の街もクリニックも混み合っています。

四ツ谷駅周辺、特にクリニックのある麹町側は通常学生とビジネスで使われる街といった色合いが濃く、たぶん例年同様、実際ゴールデンウィークに入る来週は、がらんと静まり返ってしまうのでしょうね。

クリニックも来週は二日間だけ開けますが、どちらも今週と違って空いていますので、ご予定のない方はいらしてください。

昨日は工学部の大学院で、工学博士号のための二度目の予備審査を受けてきました。

年末から3月にかけて連続して工学論文が受理されましたので、気持ち的にはずいぶん楽になりましたが、それでも昨日は教授6名の前で約1時間かけて工学部博士課程で行った研究についてのプレゼンテーションを行うということで、さすがに前日から緊張していました。

学会発表とは勝手が違いますよね。

次回は6月末の公聴会。

これが終われば論文を提出して、晴れて定期修了の9月頃に、工学の博士号が確定します。

研究も気を抜かずに頑張ってゆきたいと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は今月米国レーザー医学会で滞在したボストンについて引き続きお届けします。

MIT Massachusetts Institute of Technologyに行ってきました。

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ボストンの素晴らしいところはいくつもありますが、そのうちのひとつはやはりハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)という、世界を代表する優秀な大学があり、両大学の垣根が低く、学生ばかりか研究者なども交流があるという点だと思います。

学生達はそれぞれの学校の授業を卒業単位に組み込める単位互換制度(Cross-registration system)が確立され、ケンブリッジ市は「世界最高の学びのテーマパーク」と言われているのだそうです。

ちなみに学生生協COOPもハーバードとMITは共通です。

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赤レンガの建物に囲まれるハーバードに対して、MITは先進的な建物が並びます。

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こちら、もっとも著名な建物。

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学生も、MITの服を着ていますね。

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校舎の中です。

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校舎を歩いていると、ラボが見渡せます。

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現在は世界の工学の最高峰として知られる大学ですが、1865年の創立当初は一部の学生を除き、多くのMITの学生はいわゆる社会人で、建設業者や熟練工、工事監督、熟練機械工、見習い工、熟練エンジニアなど、既に一定の技能を身につけた人々だったのだそうです。

つまり、職業訓練校のような位置づけだったのですね。

このために、学生には明確な目的意識があり、必要と思われる講座のみを選択し受講しに来る者が多く、キャンパス・ライフというものはなかったのだそうです。

興味深いですね。

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2013年4月25日 (木)

■ASLMS 2013 in Boston ⑮ ボストンの街並み ハーバード•ビジネススクール ハーバード・ケネディスクール ジョンハーバード像

おはようございます。

今日は4月25日(木)。クリニックFの僕の外来はお休みです。

木曜日は休診日とさせて頂き、工学部大学院のレーザー研究室で勉強しています。

しかしながら、本年度から木曜日にも電話番のスタッフを出勤させていますので、クリニックにお電話頂ければご予約やご相談、クリニックFの医薬化粧品の注文などはできる様になっています。

何かありましたら03-3221-6461にお電話くださいね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は約10日前に滞在したボストンの続きです。

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ボストンの街並み。

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こちらは小沢征爾さんがタクトを振られたボストン交響楽団

以前ボストンでこの米国レーザー医学会が開催された時にはコンサートを聴くことが出来たのですが、今回は日程が合わずに残念でした。

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ハーバード大学にも行ってみました。

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こちら有名なハーバード•ビジネススクールの校舎です。

ハーバード大学の敷地とは少し離れたチャールズ川向こうにあります。

経営学を学ぶ人にとってハーバードビジネスレビュー誌は必読の書。

今は撤退してしまったのですが、僕も数年前に海外のビジネススクールの日本校でメディカルマーケティングの准教授として教鞭をとったことがあり、この時に教育者としての登録がされているため、現在でも英語版の記事を無料で読めるのです。

このシステムはとてもありがたく、いつもお世話になっています(笑)。

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道が混んできましたので、タクシーを降り、大学の敷地を歩きます。

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赤レンガで重厚感があり、本当に良い大学ですね。

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ハーバード・ケネディスクール(Harvard Kennedy School)、1936年に設立されたハーバード大学の行政大学院の校舎です。

国を率いる日本の政治家にも、こうした学び舎があると良いですよね。

こちら、幸運が訪れるというジョン・ハーバード像の左足。

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こちらはハーバードスクエアにある大学生協。

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見ての通り、本も多いですが、ハーバードグッズが充実していることでも知られています。

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マグカップだけでもこれだけあるのです。

さすが世界一の大学といわれるだけありますね。僕も生協では、マグカップやセーターなど、沢山買い物をしてしまいました。

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この日はMITにも立ち寄りました。それは次のブログで。

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2013年4月24日 (水)

■ASLMS 2013 in Boston⑭ ハーバードクラブでの会食

おはようございます。

今日4月24日(水)はクリニックFの診療日です。

連休を控え、ダウンタイムのある施術をご希望される方も増えてきました。

また、サーマクール、ウルセラといった機器のご要望もこの時期は普段より増えますね。海外在住の方が、夏や冬の一時帰国を決められるのもこの季節。

クリニックは俄かに慌ただしくなってきます。

来月末でクリニックFも6周年を迎えることになりますので、今日も集中力を切らさずに、頑張っていこうと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先日滞在したボストンでの話に戻ります。

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ボストン初日は、ハーバードクラブでの会食となりました。

ハーバードクラブは、ハーバード大学関係者のみが使うことのできるラウンジです。

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旗が綺麗ですね。

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まずは、ビールで乾杯となりました。

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このグラスにもハーバードクラブのマークがついています。

ついでにこちらのLANもハーバードクラブのメンバー用になっています。

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「HCBostonMember」という表記が見えるでしょうか。

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食事は、日曜日ということもあるのか、ビュッフェ形式でした。

レストランの内部はプライベートを重視した空間でしたね。

日曜日なので家族連れも多く、もしかしたら偉い人がいるかもしれないので写真は控えました。

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落ち着いた雰囲気で、良いところでした。

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2013年4月23日 (火)

■ASLMS 2013 in Boston⑬ 高周波RF機器の理論 ハーバードスクエアでのパフォーマー 

おはようございます。

今日4月23日(火)もクリニックFの診療日です。

ボストンから帰国後は、毎朝・毎晩悩みながら、新たな工学部の論文と、高周波(RF)治療についての教科書の分担執筆分に取り組んでいます。

モノポーラー機器のサーマクールが2002年にデビューしてからというもの、バイポーラーのシネロンelos (オーロラ、ポラリス)をはじめ、数多くの機器がデビューしました。

高周波は出力、インピーダンス、位相変化によって組織への深達度が変わるのですが、レーザー治療に対するロックスアンダソン教授の選択的光熱融解理論のような、生体に対するメカニズムについて詳細に記載した総論的な論文がないのです。

信頼できると思った論文から親論文を引いてみると、根拠が単なるホワイトペーパーにたどり着いたりしますので、僕自身はRF治療・・・特に理論に関して最初は懐疑的でした。

しかしながら、今回工学論文とRF原稿を二つ並行して書いていたことによって、RF治療自体を工学的に理解し直すことができて、ずいぶんと理解も深まりました。

高周波の基本は、真皮にいかに効率よくエネルギーを加えるかということにあります。

高周波加熱には、誘導加熱(電磁調理器の理論)と誘電加熱(電子レンジの理論)という方式がありますが、1MHzを超える周波数の場合誘電加熱が主になりますので、現存の医療機器はほぼすべてが誘電加熱ということになります。

生体に対する作用は、論文的には水素結合を熱破壊し、コラーゲン分子の3 重らせん分子構造を変化させることによって、コラーゲンに即時収縮をもたらす作用と、マイクロ熱損傷作用によって線維芽細胞の寿命をのばし、コラーゲン発現を向上・正常化(新たなコラーゲンの生成/再構築)させる二つの作用です。

コラーゲンの収縮は,特定の温度への到達に依存するのではなく,温度と加温時間を組み合わせることによって決定されることが報告されています。

例えば、目標温度を60〜65℃に設定した長い照射時間の施術と、85℃に目標温度を設定したミリ秒の効果は同様な結果を生むのです。

高周波RF機器は、使用される電極の数に応じて、ユニ(モノ)ポーラ(単極)、バイポーラ(双極)、又はマルチポーラー(多極)として分類されます。

さらに様式としてはフラクショナルRF、サブレイティブRF、フェーズコントロールRFがあり、

RFと何か別のエネルギーを組み合わせた機器としては、レーザー、光、マッサージ、吸引、超音波、パルス電磁場(PEMFs)、局所的電気刺激(DMA)などとの複合機があります。

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周波数別に分類すると、主な美容機器の周波数はそれぞれ

◇MFに属するもの

●インディバ 390-440kHz

●DEKAスマートサイドスクエア 480kHz

●シネロン社のフォトRF eマトリックス スマスアップ 1MHz

●エンディメドプロ 0.8MHz(深部) 1.37MHz(中深部) 2.45MHz(浅部)

◇HFに属するもの

●Exilis(+同軸超音波のもの) 3.2MHz

●サーマクール 6.78MHz

◇VHFに属するもの

●テノール 40.68MHz

…といった形に分かれます。

どのように効率よく熱を加えるかは各社の知恵の絞りどころで、企業秘密も多いです。

VHFに属するテノールなどは、電波の特徴が強くなりますので、対極板は必要ありませんが、それ以外は必要になります。

サーマクールなどは、

①不導体に対して誘電加熱をする

②一部組織のインピーダンスを低下させる

③選択して電流を流しやすくなった組織に電流を流しジュール熱を発生させる

④さらに加熱する 

・・・という工夫をしているようです。

今月末までには論文も教科書もひと段落つきそうで、このまま5月を無事迎えることができれば、そこでようやく一息といったところです。

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4月の頭に出張したボストンの話に戻りましょう。

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こちらはハーバード大学がある交差点で、ハーバードスクエアと言います。

何やらにぎやかなパフォーマーを見つけました。

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日本の昔懐かしい“チンドン屋さん”を思い出しました。

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よく見ると、ものすごく精密な仕組みで各種の楽器から音が出ています。

ハーバードの卒業生でしょうか(笑)?

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2013年4月19日 (金)

■ASLMS 2013 in Boston⑫ ボストン開催のASLMS学会内覧

おはようございます。

今日4月19日はクリニックFの診療日です。

のどの掠れは5日目です。

今回は花粉症が影響しているのか、長引いていますね。

体調を整えなければ。

昨日は午前中に、お彼岸に行けずずっと気になっていたお墓参りに向かいました。

その後、工学部大学院に向かい、担当教授と来週の小さな発表のための打ち合わせ。

このところ連続して論文が通過したので、随分気が楽になりました。

工学博士号の主査をお願いしていた工学部教授も

「あの短期間にJJAPに通過したのであれば、それは評価できる」

とおっしゃってくださっている様です。それを伺って僕もほっとしてしまいました。

様々な方に支えていただいているので、一日でも早く結果を出さなければ・・・というのもありますから、結構自分で自分にプレッシャーをかけているところもあるのかもしれません。

まだ判定待ちの論文もありますし、今回の研究で判明した事実について、特許も確定させたいです。

もう少し忙しい日々が続きますね。

さて、「新国際学会周遊記」は先週のボストンはハイネス・コンベンションセンターで開催された米国レーザー医学会での話です。

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空港に到着し、着の身着のまま学会会場に。

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さすがに疲れた顔しています(苦笑)。

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学会展示を見ながらどのブースに寄るか考えます。

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サーマクールとフラクセルのソルタメディカル社。

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そしてシネロンキャンデラ社。

クリニックFでも大活躍の最新機器ePlusが展示されています。

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サイトン社。仲良しのマーケッターのロバートラックと撮りました。

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本年は、新しくセルライトに効く機器を開発したのだそうです。

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同軸RF+超音波の痩身機器EXILISを販売しているBTLも最新機器 Vanquishを展示してデモ中でした。

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先日サイノシュアによる買収が決まったパロマ社。

サイノシュアと隣合わせのブースがつくられていました。

一方のサイノシュア社は、エポックメイキングなピコ秒レーザー ピコシュアーがやはり特に人を集めていました。

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このピコシュアーですが、価格は3000万円程度。

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機器の安定感がまだ途上らしく、ボストンのサイノシュア本社を中心に、技術者が2時間以内に駆けつけられる地域に30台。

まずは導入した様です。

日本に来るのは少し時間がかかりそうですが、発表演題としては本当に沢山ありました。

今までとれにくかったタトゥーについては、より早く治療できるということ。思ったよりもダウンタイムが少ないこと。しかし、色素の大きさを考えると、通常のシミの治療には、ナノ秒で十分ではないかなどの検討もなされていました。

学会での話はもう少し続きます。

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2013年4月17日 (水)

■ASLMS 2013 in Boston⑪ 2013年米国レーザー医学会での僕の発表演題その2 教科書の間違いにどう対処するか?

おはようございます。

今日は4月17日(水)。クリニックFの診療日です。

ボストンの爆弾テロ事件で、大好きなボストンの街と人々が大変なことになってしまい、本当に許せない気持ちと複雑な思いで一杯です。

亡くなった方々や重傷を負ってしまった方々、そのご家族・・・本当にテロという行為は卑劣です。

つい先週まで滞在していたので、ホテルのスタッフや給仕してくれたお店のスタッフ、友人たちなどの顔も浮かび・・・色々と考えてしまいます。

なんとなく眠れず今朝も早く起きました。

今日も声が掠れたままで診察にあたらなければいけないようですが、どうか引き続きご容赦ください。

※※※※※

現在分担加筆している美容皮膚科の教科書があります。

高周波(RF)治療について僕の担当の部分を昨日は書いていたのですが、過去の医学論文の引用で、ちょっと疑問に思うことから工学の教科書と工学論文を見開いてみたところ、高周波が通常医療の現場で使用される時に説明されている工学理論についての記載で、ひとつ間違いを見つけてしまいました。

ある事象について説明されている工学的な理論根拠が、この分野ではある理由から使用できないのです。

大元は、2000年初頭の米国の医学論文にありました。

医師の皆が工学に詳しい訳ではありませんので、おそらく代々孫引きの引用がなされていたのでしょう。

困りましたね。

これを書き換えるためには、現在のものの数倍分量も必要となってきますので、考え込んでしまいました。

まずは自分の指摘が正しいかどうか、数名の識者に聞いてみようと思います。

医学と工学は同じ理系ですが、想像以上に乖離があります。

医学と工学のまたがる分野では、いくつも似たようなことが実際にはあるのかも知れません。

今後の課題ですね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記¥は、先週まで滞在していたボストンで開かれた米国レーザー医学会の発表についてお話します。

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2013年米国レーザー医学会(ASLMS)での僕の二つ目の発表は

High Temperature heat Generation With A Very Low Power Quasi-CW (Continuous Wave) Semiconductor Laser For Medical Use

医用利用できる新たな工学レーザーについての発表を工学部の教授と連名でさせて頂きました。

実はこれは2月にサンフランシスコで開催されたSPIE Photonics Westという工学系レーザー学会に出した演題が落ちた時のために予備で入れていた演題なのですが、晴れて二つとも演題通過となりましたので、嬉しかったです。

米国レーザー医学会では過去10年で、すでに13演題を通過させたことになります。

○レーザーピーリング(マックスピール)

○LED+トーニングによる肝斑治療

○フラクセルおよびサーマクール併用療法

○アレキサンドライトとNd:YAGのレーザートーニング比較

○マドンナリフト

○CO2フラクショナルレーザーの比較演題

○1927nm&1550nmのフラクセル3DUALに使用される二つのレーザーの比較演題

○2970nmのYSGGパール

○1440&1320nmのアファームマルチプレックスによる演題

○レーザー照射後に発生する活性酸素の同定

などなどを発表してきました。

よろしかったら僕の研究テーマのこちらをご参考ください。

思えばこの10年間で急激に進化したレーザー医療界。

時代時代で、エポックメイキングな演題を選んできたものです。

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内容については工学的な内容になってしまいますのでここでは少し割愛しますが、ファーバーレーザーの先端部を加工して、アブレーションが可能なブロードな光をつくる機器について、工学的な解析を加えたものです。

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こちらの発表は、既に一部の実験が医学論文や工学論文になっていますのでリプリントをお送りできます。

ご興味のある方はクリニックにご連絡くださいね。

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2013年4月15日 (月)

■ASLMS 2013 in Boston⑩ 2013年米国レーザー医学会での僕の発表演題その1 DEKA社スマートサイドスクエアでの瘢痕治療

今回ボストンで開かれたASLMSで発表した演題の一つ目は、昨年に引き続き、慶應義塾大学薬学部と米子林原医院の林原伸治先生と一緒に行った共同研究に基づくものでした。

レーザー光治療を行った後に、皮下に発生した活性酸素の種類の同定を行ったのですが、本年使用した機器は、イタリアDEKA社のスマートサイドスクエア。

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RFとフラクショナルCO2(RF発振管)の複合機についてです。

Detection of the Different Reactive Oxygen Species Induced Oxidative Stress in Skin During CO2 Fractional Laser, RF, CO2 Fractional Laser and RF Combination Therapy Respectively

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この機器は「マドンナリフト」という名称の下、上眼瞼の施術が話題になりましたが、実は陳旧性瘢痕治療にも適しており、こちらは林原伸治先生に素晴らしい症例写真をご提示いただきました。

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鼻の上の陥没した古い傷や、口唇裂の手術の陳旧性瘢痕が、このように治療ができるのであれば素晴らしいですね。

 

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今後、治療のために必要な細かいパラメーターなどを医学的・工学的に検討してゆきたいと思っています。

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■ASLMS 2013 in Boston⑨ ボストンの米国レーザー医学会 学会会場へ

おはようございます。

今日4月15日(月)はクリニックFの診療日です。

東京は朝から綺麗に晴れましたが、ひのきの花粉が飛んでいるせいか、僕は少々鼻声です。

昨日は昼に、幼稚園~小学校卒業まで一緒だった同級生の友人とイタリアンレストランで久しぶりに会いました。

偶然にもお互い医師の道を選択し、どちらも現在は東京に住んでいますが、価値観やら何やら、そしてなにより同郷ということもあり、話が合いますね。

小さな頃にザリガニ釣りをして良く遊んだ「藤沢市鵠沼の蓮池」が、未だに残っていることを知りました。

鵠沼は人気の土地になって人口が増えましたし、当然宅地化されてしまっただろうと思っていただけに、これはちょっと嬉しかったですね。

今度見にいってみようと思います。

その後はクリニックに来て、今月中に締め切りのレーザー皮膚医療関連の依頼原稿を二つ仕上げていました。

総論の原稿を仕上げる時に色々と自分の考えをまとめるのですが、レーザーやRF治療について現象としては理解していても、理論をきちんと理解しているかどうかを再認識することになりますよね。

レーザーの生体に対する物理的作用は4つあります。

①光熱作用(Photo-thermal effect)

②光衝撃波作用(Photo-Acoustic effect)

③光化学作用(Photo-Chemical effect)

④光解離作用(Photo-Decomposition effect)

このうち、レーザー治療に用いるのは、主に①の物理的作用です。

生体の特定の物質にレーザーが吸収されると熱が発生し、数ナノ秒以内には熱化して組織温度が急激に上昇します。

だいたい1000nmを超える波長ですと吸収物質は水になります。

体内は60-70%が水分で構成されています。組織中の水の沸点(100℃)を超えると水分が水蒸気となることで体積が急増しますので、その結果、細胞膜や細胞内小器官は水蒸気と一緒に放出されます。

レーザーのフルレンス(W/cm2)と光吸収係数α(cm-1)の積が組織表面の過熱速度(W/cm3)を表しますので、この速度が組織を蒸発させるのに十分なほど長いと組織は蒸散されます。

CO2レーザーやEr:YAGレーザーは吸収係数が大きいので、表皮に近いところが蒸散されますし、反対に吸収係数が非常に小さいNd:YAGレーザーなどは、組織への光の進達長が深いので、組織の熱凝固に適しています。

これらの特定の吸収物質というのがレーザー治療の胆になるのですが、特に可視光線の近辺の波長では、波長に合わせて茶色いメラニンや、赤いヘモグロビン、黄色いキサントフィル、皮脂腺などなど、様々な要素が水以外の吸収物質になります。

これらの理論がきちんとわかっていると、どの波長(nm)を用いて、どの出力(J/cm2)で、どの様な時間(s)でレーザーを照射したら、皮下の何ミリ下のメラニンを破壊できるか?

というのことが明確に計算できるのです。

特にレーザー医療を選択する医師は、物理学や工学が好きな医師が多いと思うのですが、この辺りを何となく経験で治療するのか、きっちり予後を計算した上で治療するかということは大切な問題だと思いますよ。

さて、今日もブログ「新国際学会周遊記」は、先週帰国したばかりのボストンでのお話です。

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こちらシカゴ空港で小さな飛行機に乗り換えます。

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アメリカ五大湖ミシガン湖を超えます。

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ちょっと飛ぶと、この通り、地面が凍り付いているのに気づきます。

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湖もこの通り氷で閉ざされていますね。Img_1339

まだまだ高緯度の春は明けていない様です。今回はあまり防寒の用意をしてこなかったのですよね。ちょっと心配になってきました。Img_1343

シカゴからボストンまでは2時間弱のフライト。

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駐機場に着きました。

ボストンの良いところは、空港から市内へのアクセスが良いところです。

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目の前にある地下鉄の駅から、一駅乗り換えがあったものの、わずか20分ぐらい。

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学会会場のシェラトンホテルにある、HYNESコンベンションセンターに着きました。

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日本形成外科学会に参加したためフライトが一日遅れましたので、とりあえず部屋に荷物を置くのももどかしく、学会会場に直行します。

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既に始まっていますね。

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レジストレーションをして今年の名札とパンフレットをもらって、まずは自分の発表を確認します。

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2013年4月12日 (金)

■ASLMS 2013 in Boston⑦ 米国レーザー医学会からの帰国

おはようございます。

今日は4月12日。東京は朝から良く晴れましたね。

昨晩アメリカより帰国しましたので、本日からクリニックFの外来を再開します。

留守中ご迷惑をおかけしましたが、また多くのことを学んできました。

日進月歩のレーザー医療を学ぶためには大切な知識ばかりでした。

機会ある毎に患者さんへ還元したり、同じ業界で頑張っている方々とシェアしていけたらと思っています。

ボストンはとても寒かったのですが、ハーバード大学とMITを訪問してきましたので、こちらはまたブログにアップしますね。

今回も7日間の出張で、沢山の本を持ってゆきました。

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海外出張の時には、空港の待ち時間や機内、時差ぼけで眠れない深夜など、結構空白の時間ができます。

本を読むことが出来る、貴重な時間です。

個人的には

「これが物理学だ」

「脳は美をどう感じるか」

が面白かったですかね。

前者は物理学の基礎理論、後者は大脳生理学と西洋美術の分野にまたがった知識があればとても早く読めますし、得る知識ものも深いです。

人類が作り上げた高度な文明文化の素晴らしさを享受するには、文理に関わらず、いくつかの分野にまたがった専門知識を持つために幅広い勉強をするのが良いのでしょうね。

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