カテゴリー「医療レーザー開発会社 バリアント社」の3件の記事

2013年6月 3日 (月)

サーマクール発売10周年記念 招待講演

おはようございます。

梅雨入りした関東地方ですが、昨日・今日と雨も降らず暑いくらいの陽気ですね。

今日も一日四谷・クリニックFにて診療をしています。

昨日の日曜日はANAホテル赤坂で開催された、サーマクール発売10周年ユーザーズミーティングにてお声を掛けていただき、講演をさせて頂きました。

サーマクールの新型CPTチップであるTotal Tipについても、お話をさせて頂くことになっていました。

こちらのトータルチップの評価をということで900ショットのものを事前に6個いただきましたので、合計900×6の5400ショットを出張前に自分の手でモニターに照射し、反応を診てゆきました。

Cpttotal

2002年12月にサーマクールはこの日本でデビューを飾りました。

以来、僕はサーマクールの機器を現在までに5台購入しています。

アンチエイジングレーザーの歴史を振り返ると、サーマクールというのは後世に残る、レーザークリニックの運営手法について大きく舵を切った画期的な機器であると思っています。

日本という独特なルールのある国において、サーマクールはそれまでの美容外科/美容皮膚科とは全く異なる路線で、独立したレーザークリニックを経営・運営できる市場を創り上げた機器なのです。

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座長の宮田成章先生と。

宮田先生は、レーザーや高周波の工学的な話をかなり細かくディスカッションさせて頂ける数少ない先輩の一人です。

ユーザーズミーティング開始前の打ち合わせで、サーマクールの技術スタッフと、ファニング本社社長含め、今回のトータルチップの利点について工学的な話を一時間ばかりディスカッションさせていただきました。

おかげで講演の際には、自分の講演内容の疑問点もすっきり。

ありがたかったです。

講演会はファニング社長の話から始まりました。

Img_0204

僕のほうは

「Without Thermage I would never have thought of managing an Anti-aging LASER Clinic」

(サーマクールの誕生がなければ 僕は アンチエイジング・レーザークリニックの「経営者」になろうとは 決して思わなかっただろう)

というプレゼンテーションから昨日の講演は始めさせていただきました。

講演内容は、

○サーマクール発売が、美容界・レーザー医療界に与えたインパクト

○過去より変化しつつある照射方法についてのコメント

○照射するコツとして、RF照射の施術時間中増加する皮下の血流量を考慮し、皮膚の伝導率と透磁率及び温度の時間的な変化を認識したうえでの、最適なトリートメント・アルゴリズムの提案

Treatment

○新規発売されたCPTトータルチップの利点と弱点

・・・といった論点を交えたものを中心に今回はまとめてみました。

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会食では多くの方々と話もでき、嬉しかったですよ。

こうして考えてみると、この20年余りの間に沢山のレーザー/光治療機器がデビューしましたが、美容やアンチエイジングという市場の中で歴史のうねりを大きく変えたレーザーというのはそう多くはありません。

実際数台しかない、というのが僕の私見です。

サーマクールは確実にその数台の中のひとつ。

サーマクールのデビューがなければ、僕も違う科に移って診療や研究に取り組んでいたかもしれませんから、ある意味僕にとって「運命の出逢い」のひとつが2002年にあったこととなります。

人との出逢いも大切ですが、機器好きな僕にとっては「運命の機械」との出逢いによってその都度視点が変わり、インスピレーションが湧き、人生も大きく変わってきたように思うのです。

時代に合わせて変化をし続けるサーマクール。

サーマクールの5年後・10年後も引き続き見守っていきたいですね。

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2012年7月24日 (火)

ソルタメディカル本社スタッフの来院 ニキビ治療器「アイソレイズ」

おはようございます。

今日7月24日(火)もクリニックFの診療日です。

昨日は、米国ソルタメディカル社のマーケティングスタッフが来院してくれました。

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カルフォルニア、オーストラリア、シンガポール・・・といった国際色豊かなメンバーです。

この日のトピックは、ニキビ治療に使用する皮膚吸引+光治療機器である、こちらの機器。

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卵形の独特なフォルムで知られる「アイソレイズ」です。

この機器は世界的にも評価が高いニキビ治療器ですが、残念ながら日本では未承認器。

アイソレイズの知名度を、日本国内でも上げてゆきたいという希望があり、何人かアジアのドクターに話を聞きに来たという趣旨のようです。

診療前の約1時間、朝から英語でのディスカッションとなりました。

こうした世界最新の治療機器を利用ができるのは、患者さんにとっても大きなメリットだと思うのですが、残念ながら保険適応はできません。

保険診療ベースの日本では、保険に未認可となる最新機器を利用するニキビ治療は、どうしても高額治療になってしまうため、多くの医院では導入しにくいという弱点はあるのですが、反対にクリニックを経営する医師にとっては参入障壁の高さは、逆に専門性を高めるチャンスともいえるのです。

ソルタメディカル社は、

○2004年にニキビ跡フラクショナルレーザー治療「フラクセル」を市場デビューさせたリライアント社

○2002年にたるみ治療RF機器「サーマクール」を市場デビューさせたサーメージ社

*2008年に合併してできた会社。

さらに、2010年2月にはニキビ治療の「アイソレイズ」の技術を持つ会社を買収し、現在ではシネロン/キャンデラ社に次ぐ、全米第二位の売り上げを誇るレーザー医療機器メーカーとして成長しています。

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僕も、フラクセルを代表するフラクショナルレーザー機器が、この美容医療を根底から変えるのではないかと、初期から注目してきた医師の一人です。

初代のフラクセルも日本で初めて購入しましたし、フラクセル3DUALに至っては、デモ機を直接ソルタメディカル社から購入し、使用してきた経験もあります。

クリニックFでは、その他多くのフラクショナルレーザーおよびRF機器を使用していますので、実際の機器別の使用感などは細かく語ることができます。

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同じフラクショナルレーザー機器でも、患者さんの肌によって、それぞれどの機種が優れているか、違いがあるのです。

この辺りも近いうちに論文か、著書にまとめたいですね。

ソルタメディカル社は、ここ数年、さらに斬新な技術を持つ、いくつかの機器メーカーを買収。

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超音波によるボディ痩せのための機器「リポソニックス」を含めた、以上の6機種を販売している状態ですが、M&Aを主体にして成長する、いわばアメリカ的な企業ですよね。

世界に最先端のより良い医療器があるのであれば、その効力を正確に、さらに一つでも多くの情報を日本の市場に伝えたいと僕は思っています。

こうした機器についての新しい情報が入ったら、またこのブログで取り上げるようにしますね。

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2010年12月15日 (水)

米国ソルタメディカル社によるインタビュー

今日は昨日とは打って変わって良いお天気でしたね。こんな日はクリニックF近くにあるホテルニューオータニの日本庭園や、清水谷公園にでもふらっと出かけたいところですが・・・診療の予約も詰まっていて、なかなか叶わないのが現状です(苦笑)。

せいぜい院長室の窓から見える空を見てなごむことにしています。

さて、昨日ばたばただった理由のひとつが、米・ソルタメディカル社による電話でのインタビューがあったためでした。

ソルタメディカル社はフラクセル3DUALとサーマクールCPTを製造販売している会社です。

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日本のレーザー・マーケットやクリニックビジネスについて僕の話を聞きたい、ということで、担当者がiPhoneで東京・四谷の診察室とカリフォルニアを繋ぎ、急遽いくつかの質問に答える事になったのです。

ソルタ社の意向としては、新しいレーザーの開発に実際入る上で、どんな需要を意識すれば良いのか知りたい、とのこと。また、日本におけるレーザークリニックが直面している課題や、生き残るクリニックとそうでないクリニックの違いは何か、コアとなるマーケットの指向・・・など、現場の意見を聞きたかったようです。

細かい項目も多く1時間以上に渡るインタビューとなり、途中診療で中座しなければならないところは、クリニックFのマネージャーに登板してもらって、なんとか無事終える事ができました。

おもしろかったのが、そのマネージャーと米国側とのやりとりです。

ここでは書けない話や企業秘密もありますが(笑)、ひとつ問題ない範疇で紹介しますと、こんなやりとりがありました。

「なぜ、クライアントは数あるレーザークリニックの中から、ドクターフジモトのクリニックを選んでくると思うか?」

という質問に対し、彼女はこんな話をしていました。

「選んでくれる理由はいくつかあると思うが、その中のひとつユニークな点、特徴的なことを挙げると、クリニックFに来るクライアントは、Dr.フジモトのことを、ドクターとして信頼できると感じているだけではなく、“エンジニア”としても信頼できる、と感じていることがあると思う。

クリニックFを選ぶ患者さんは、アンチエイジングを、他の手段ではなく、レーザーのような“機器”による施術で行いたい、と考える患者さんである。

そのため、彼らにとって重要なのは、どの機器が自分の悩みを解決してくれるのか、そしてその機器の性能を十二分に引き出せるのはどの技術者なのか、ということになり、いくつものクリニックを比較検討した結果、クリニックFに惹かれた、という人が非常に多い。

たとえば、

車を買う事は決めている、買うならトヨタがいいと思っている、でも数あるトヨタ車の中でどの車種を買うべきか悩んでいる

・・・というような患者さんに対し、

あるいは

カメラを欲しいと思っている、けれど数あるカメラの機種の中でどれを選択すべきかわからない

・・・という患者さんに対し、

ドクターフジモトは、トヨタの、またはキャノンの“トップエンジニア”として、各機種の性能を説明しながら、その患者さんのニーズに合った車種/機種がなんであるのかを明確に解析し、最も適した機種を選び出してくれる印象をクライアントに与えるようなのだ。

カウンセリング中のプレゼンテーションもすばらしい。

そして実際にその機種を使って、何をどこまでできるか、最高の技術そしてパフォーマンスを患者さんの皮膚上で披露してくれる。

ブログや学会、書籍、実際の診療などで、患者さんはそう感じ、ドクターフジモトを医師というよりはエンジニアとして信頼するのだと思う。

クリニックFに初めて来る患者さんは、ここに来るのが初めてであるにも関わらずすでに非常にリラックスしている。医師と患者との間の信頼関係がすでにWEBやBLOGを通じて診察前に70%出来上がっていて、診察と施術の間に残り30%が出来上がってしまう。

ドクターフジモトと患者さんとの間には、PCやレーザーなど必ず何かのデバイスがあり、デバイスを介してのコミュニケーションが良い形で完成している。

10年前だったら、このスタイルはありえない。

このクリニックで働くスタッフには他院での勤務経験もあるが、皆の共通意見としてクリニックFと同じクリニックは探してもなかなか見つからないと思っている。

そのため、コンペティターもライバルも、クリニックFには存在しない。」

スタッフが自分のことをどう見ているのか、というのは普段一緒に仕事をしているとあまり考える機会がないのですが、こうして聞いてみると自分の特徴を良くも悪くも客観的に知ることが出来て、興味深いですね。

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http://clinic-f.com/

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