■2013年5月ドイツ出張⑰ ライプティヒからドレスデンへ
さて、二日間を過ごしたライプティヒからドレスデンに移動です。
このような電車に乗り、約1時間。
見覚えのあるドレスデンの景色が見えてきました。
以前にこちらに来た時は、車を運転してきましたので、駅は初めてです。
世界
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おはようございます。
今日6月5日(水)もクリニックFの診療日です。
先週訪れたドイツのブログがまだ終わっていませんが、今週土曜日よりまたイタリア出張が入っています。
現地でイタリアの企業数社と打ち合わせがあります。
クリニックFの僕の診療は8日土曜日から14日金曜日まで休診となります。
関係者の方々には再びご迷惑をおかけしますが、いつも通り電話番や事務作業のために出張期間中もスタッフは出勤していますので、ご予約、お化粧品の注文、ご質問などがありましたら、クリニックまでご連絡(03−3221−6461)ください。
さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、ドイツ・ブログの続きです。
**********************
ワーグナー生誕200周年で滞在したライプティヒでの二日目の晩。
オペラ座にてワーグナー最後のオペラ作品である「パルジファル」を観ました。
パルジファルは、リヒャルト・ワーグナーが1865年、国王ルートヴィッヒ二世のために書いた全三幕のオペラ。
中世(10世紀ごろ)スペインの、イエスの血を受けた聖杯を守るモンサルヴァート(聖杯)城と、クリングゾルの魔の城を舞台となります。
主な登場人物は
●パルジファル 無垢で愚かな若者
●グルネマンツ モンサルヴァート城の老騎士
●アンフォルタス 聖杯を守るモンサルヴァート城の王
●クンドリー 絶世の美女、十字架に向かうイエスの姿を嗤ったため、世界をさまよう運命を持つ
●クリングゾル 魔法使い 聖者になりきれなかった人
●ティトゥレル アンフォルタスの父で先王
です。
実はこのオペラ、4時間余りもあり、ストーリーも複雑でちょっと難しいのですが、説明しますと、
第1幕
――かつて十字架上のイエス・キリストの血を受けたといわれる「聖杯(グラール)」と「聖槍」は、先王ティトゥレルに託され「モンサルヴァート(聖杯)城」の「聖杯騎士団(グラールの騎士)」によって守られていました。――
この聖杯の話はベストセラー「ダヴィンチコード」で話題になりましたよね。
ティトゥレル先王の跡を継ぎ、王となったアンフォルタスの苦悩は、そのような聖なる地位にありながら絶世の美女であるクンドリーの誘惑に負け、彼女を操る魔法使いのクリングゾルに聖槍を奪われ、さらに聖槍で傷を負ったこと。
アンフォルタス王のために、老騎士グルネマンツが治療法を求めるシーンからこの物語は始まります。
アンフォルタス王を救うために
「彼らとともに悩む、汚れなき愚者」
を待てとの神託を受けていたのでした。
グルネマンツの元に、湖の白鳥を射落とした若者が捕まえられてくるのですが、グルネマンツはこの若者こそ神託の「汚れなき愚者」ではないかと直感し、若者を連れて城に向かうのです。
城内の礼拝堂で、傷を負ったアンフォルタス王により聖杯の儀式が執り行われます。
先王ティトゥレルによって、聖杯が開帳されますが、若者は茫然として立ちつくすばかり。
グルネマンツは失望して若者を追い立て、これで幕が落ちます。
※※※※※
この作品は、舞台神聖祝典劇と名付けられて宗教性を強調していることから、ワーグナーが上演に当たり、全幕で拍手を禁止したのだそうです。
現在になっても、少なくとも第1幕のあとはカーテンコールが行われないといった独特の慣習もウィーンやバイロイトでは残っています。
ライプティヒでも観客の文化度・理解度は当然高く、一幕が終了した際に思わず数名が拍手をしてしまったところ
「おそらく観光客だろう・・・・・」
と観客がシラッとした雰囲気になったのが印象的でしたね。
カーテンコールは行われませんでした。
第一幕は長く、約2時間もあります。
さて、休憩時間には会場でシャンパンをいただくことにしました。
西洋の劇場は、本当に美しいですね。
雑談をしてシャンパンを飲み終わるのを待っていたかのように、ちょうど良いタイミングで第二幕が始まりました。
第二幕は、クリングゾルの魔の城にて――
クリングゾルはクンドリーに、魔の城に侵入した若者を誘惑し堕落させるように命じます。
クリングゾルの魔法によっ て、戦場は花園になります。
花の乙女たちが無邪気に舞いながらこの若者を誘います。
クンドリーが「パルジファル!」と呼びかけ、初めて若者の名が明かされます。
ク ンドリーはパルジファルに接吻するのですが、この接吻によって、パルジファルは知を得て、アンフォルタス王の苦悩を理解します。
クンドリーはさらにパルジファルに迫り、クンドリーの呪われた過去も明らかになってゆきます。
十字架に向かうイエスに憧れながらも、歩く姿を嘲笑してしまったために、世の中を永久に救いを求めて彷徨わなければならない運命を背負った、絶世の美女。
クンドリーは、過去、数多くの聖者によっての癒しを求めましたが、彼女が誘惑する聖者達は、誰もが彼女の容姿の美しさに目がくらんでしまい救われることが無く、この世を彷徨い、苦しんでいたのです。
しかしながら、知を得たパルジファルは、このクンドリーの誘惑を見事に遠ざけます。
クンドリーの誘惑工作が失敗したと悟ったクリングゾルが現れ、物語のキーとなる聖槍をパルジファルめがけて投げつけます。
すると、聖槍はパルジファルの頭上で静止するのです。
パルジファルがそれをつかんで十字を切ると、魔法が解け、城は崩壊して花園は荒野と化します。
ここで幕が落ちるのです。
主人公が槍を持っています。
どうやらパルジファルをモチーフにした絵のようですね。
第3幕では、隠者となった老騎士グルネマンツが倒れているクンドリーを見つけるシーンから始まります。
そこに立派に成長し、武装した騎士パルジファルが現れます。
アンフォルタスは聖杯の儀式を行うことが出来ずにおり、聖杯の騎士団は崩壊の危機に瀕していることを伝えます。
グルネマンツがパルジファルの頭に水をかける洗礼の儀式を行い、パルジファルもまたクンドリーを浄化します。
3人は城に向かいます。
城では、騎士たちによって、ティトゥレルの葬儀のための儀式が、始まろうとしていました。
傷を負ったアンフォルタス王の苦しみは頂点に達し、「我に死を」と叫ぶ。
そのとき、パルジファルが進み出て、聖槍を王の傷口にあてると、たちまち傷が癒えるのです。
パルジファルは聖杯を高く掲げ、合唱が「救済者に救済を!」と歌います。
聖杯は灼熱の輝きを放ち、パルジファルの頭上で羽ばたき、クンドリは呪いから解放されてその場で息絶えるのです。
穢れなき愚者であったパルジファルは、聖槍を帰還させ、アンフォルタス王、クンドリーを救い。幕が落ちます。
聖杯(グラール)と聖槍(ロンギヌスの槍)がモティーフとして出てくるのですが、「パルジファル」の題材となった聖杯伝説は、キリスト教に基づく伝説です。
しかしながら、神の子イエスが救済を与えるのではなく、「穢れなき愚者」が叡智を得て登場人物に救済を与えるのです。
話の筋を考えると、ワーグナー独自の宗教観を提示したものとも言えますよね。
上記に一般的なストーリーを書きましたが、実はこのオペラの演出では、第三幕の幕が落ちる少し前に、パルジファルが聖杯を投げて割ってしまうシーンが出てきました。
観客は皆いったい何がおこったのか???
という反応をしていましたし、僕も驚きました。
聖杯だと思われていたものが、別のものだったのでしょうか?
カーテンコールの写真の背景に大きな円が見えますが、ちょっと子宮をモチーフとしたようにも見えませんか?
ダヴィンチコードのように聖杯は子宮だったという解釈なのでしょうか?
何れにしても斬新な演出でした。
こうした演出による謎解きも、ワグネリアンとしての楽しみでもあるのですよね。
皆、満足そうに帰ってゆきましたよ。
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ドイツ・ライプティヒにゆかりある音楽家は、ワーグナー、バッハなど数多いのですが、中でもゲヴァントハウスの交響楽団を大きく成長させたフェリックス・メンデルスゾーンの功績はとても大きなものです。
こちらの動画は僕が大好きなメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
注目している若手ヴァイオリニスト・庄司紗矢香さんの演奏を見つけました。
メンデルスゾーンは、「マタイ受難曲」を上演することによって、それまで忘れ去られていたヨハン・セバスティアン・バッハを再発見させてくれたという功績もあることを忘れてはいけません。
1809年2月3日生まれのメンデルスゾーンにとって、1685年3月31日生まれのバッハはそれこそ100年以上前の作曲家。
メンデルスゾーンがいなければ、バッハの曲を聴くことができなかった可能性さえあるのです。
そんなメンデルスゾーンの過ごした家がライプティヒにあります。
こちらは庭です。
ヨーロッパの庭は本当に美しいところが多いですよね。
こちらの建物二階にメンデルスゾーンの過ごした家があります。
ポロシャツが気に入ったので、買って帰ってきました。
近くにはシューマンが妻のクララと共に4年間過ごした家があると聞いて、この後歩いてみました。
約15分。
こちらは残念ながら定休日。
また次の機会に立ち寄りたいと思います。
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おはようございます。
今日6月1日(土)はクリニックFの開院日です。天気が良くて気持ちの良い朝ですね。
僕は朝から今まで、クリニックにお越しいただいた工学部教授と工学論文の打ち合わせ。
これから診療に入ります。
明日はサーマクール10周年のための講演。
講演準備も進めています。
僕のブログは先週まで滞在したドイツの話。
ワーグナー生誕の地、ライブティヒの街はワーグナー一色でした。
こちらライプティヒのグラッシイ博物館。
こちらの建物では、国際ワーグナー学会を開催していました。
参加して是非ともディスカッションに加わりたかったのですが、
残念ながらドイツ語でした(笑)。
こちら、歴史あるコンサートホールのゲヴァントハウス。
1981年に作られた三世代目のものです。
このコンサートホールはメンデルスゾーン、チャイコフスキー、ワーグナー、シュトラウス、フルトヴェングラーなどが指揮者として活躍した由緒あるものです。
このゲヴァントハウスの右手にあるライブティヒ大学。
3年前に来た時は、まだ工事中でしたが、完成したものを観ると素晴らしく美しい建築物ですね。
この後ろに見えているタワー。
最も高いビルに上ってみました。
森に囲まれたドイツの街並みがよく見えます。
西洋のおとぎ話というと、グリム童話を思い出しますが、あの童話は森に迷い込んだり、隣の街や城に向かう話がよく出てきますよね。
ドイツの典型的な街並を表しているのでしょう。
ゲヴァントハウスを横から見たところです。
そしてこちらが旧ゲヴァントハウスがあった場所。
もう少し街の中心にありました。
建物の左下に、過去にここにゲヴァントハウスがあったと掲示が残されていましたよ。
初めて訪れました。
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おはようございます。
引き続きドイツからブログを更新しています。
日本時間今日5月21日も、東京・四ッ谷にあるクリニックFにおける僕の診療は休診となります。
スタッフは出勤していますので、ご予約やご質問がありましたらご連絡くださいね。
現在僕はワーグナー生誕200周年記念式典に参加するため、ドイツはライブツィヒにいます。
今日はライブツィヒのオペラ劇場にて「パルジファル」の観劇でした。
パルジファルはワーグナーの13あるオペラのうち最後の作品として知られています。
フランツ・リストの娘であり、ワーグナーの妻であったコジマ・ワーグナーの提案で、1886年のベルヌ条約により、1913年までバイロイトでの独占上演が認められました。
ワーグナーの死から30年後、作曲家の著作権が切れる1913年12月31日の深夜から翌日にかけて、ベルリン、ブダペスト、バルセロナの各歌劇場で初めて「パルジファル」が上演されたのは話題になったそうです。
ワーグナー作品で唯一神を題材にしたもので、特に第一幕は拍手もカーテンコールも禁止されていました。
今回のライプツィヒも難解かつ謎の多い演出。既成概念を打ち破る解釈は見事でした。
明日はドレスデンに移動して、ワーグナー生誕200周年前夜祭に参加します。
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おはようございます。
現在僕は、ドイツはベルリンの南、ライプツィヒという街にいます。
日本時間今日5月20日は東京・四ッ谷のクリニックFにおける僕の診療は休診となります。
クリニックFにはスタッフが出勤していますので、ご予約やご質問などがありましたらご連絡くださいね。
ライプツィヒは、今から200年前にリヒャルトワーグナーが生を受けた街。
3日後の生誕200周年に向けて、街全体がワーグナー一色となっているようで、とても盛り上がっています。
ベルリンからここまで鉄道で来ましたが、移動中菜の花が見事に満開で、この花をワーグナーも見たのだろうかとふと考えてしまいました。
到着してすぐにワーグナー作曲「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の公演を観ました。
想像以上にレベルも高く素晴らしい公演でした。
ワーグナーにしては珍しい喜劇です。
演出の最後に、あっと観客が驚く仕掛けがありました。
明日はこの地で、ワーグナー最後の作品、「パルジファル」を観て、ドレスデンに移動します。
明日からの公演が楽しみです。
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