カテゴリー「映画・テレビ」の19件の記事

眉山

講演の後、会食まで少し時間があったので、眉山に連れて行っていただきました。

018徳島駅を背にすると、赤池先生のクリニックのあるビルが見えます。徳島駅前通りには背の高い椰子の木があるので、南国に来たなと感じますね。

駅前通りをまっすぐつきあたると、阿波おどり会館があります。

026こちらから眉山まで、ロープウェイが出ているそうです。

019 僕たちは車で眉山を目指しました。

市内から約15分ぐらい。山道を登ってゆくと眉山の頂上の公園につきました。

022ここから 長い階段を登ると視界が開ける場所に出ます。

そこは徳島市から鳴門海峡、淡路島、そして海の先には和歌山県が見える絶景でした。

025

阿波おどり会館までのロープウェイの駅がこの展望台の下にあるようで、ロープウェイがちょうど出発したところでした。

024ロープウェイ乗り場にはこんな映画の撮影記念看板がありました。

020 レストハウスにもこんな文字が。映画のおかげで眉山は全国的に知名度が上がりましたね。

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レッドクリフ PartⅠ

1024a 「男たちの挽歌」「ミッション・インポッシブル2」「フェイス/オフ」・・・などの名画でお馴染み=ジョン・ウー監督。

彼の最新作「レッドクリフ」を、六本木ヒルズTOHOシネマズで観てきましたよ。

三国志好きの僕としては、絶対に見逃せない作品だと思っていましたが、予想以上の面白さ。3時間近い時間があっという間に過ぎてしまいました。エキストラ1000人、馬200頭を使っての合戦シーンなどの視覚効果は「素晴らしい」の一言に尽きました。

レッドクリフ、すなわち「赤壁の戦い」は、三国志前半における最も大きな山場です。

勢力を増す魏の曹操軍が南下、いよいよ蜀の劉備軍を追い詰めます。

蜀は「まさに国の命脈つかん」というタイミングで、参謀の諸葛亮孔明の知略により、呉の孫権との同盟が成立。力を合わせて曹操軍を迎え撃つのです。

この戦場になったのが赤壁(=Red Cliff)と呼ばれる場所。

長江を挟んだ対岸での戦闘です。

呉蜀連合軍は、水軍の名将であった呉の周瑜将軍の下、軍陣を張り、曹操を迎え撃ちます。三国志の英雄のうち、僕は曹操と周瑜が好きなのです。

曹操のように強いリーダーシップを発揮する絶対君主の下では、参謀は目立つ場面が少ない。反対に君主がともすれば頼りなく見える葦のような存在の場合、諸葛亮や周瑜といった名参謀の名前が君主を凌いで後世まで残るということなのでしょうが、これは現在のビジネスでも、また政治の世界でも全く同じような気がしますね。

映画の主役である周瑜をトニー・レオンが演じています。トニー・レオン自身は

「自分は曹操が好きなので、曹操役を依頼されてみたかった」

と雑誌などのインタビューで語っているそうですが、ジョン・ウー自身はきっと周瑜が好きで思い入れがあるのでしょうね。そして、その役をぜひトニー・レオンに演じて欲しいと思った。

彼の演技力を本当に買っているんでしょう。素晴らしい組み合わせでした。

その他、諸葛亮を金城武さんが演じ、それから中村獅童さんも出ていました。関羽、趙雲、張飛・・・など、イメージどおりのキャラクター満載で、

「あれ? この人、赤壁の戦いにはいなかったはずなのに・・・」

と??な箇所もある一方、

「やっぱり三国志を描くのなら、このキャラクターたちを出さないことには始まらないのだろうな」

と妙に納得できました。

そして、ジョン・ウー映画では必ず出てくる白い鳩が、画面を彩ります。

今年は赤壁の戦いの1800周年なのだそうですが、その1800年間に長江の流れが変わってしまっていて、この戦いが繰り広げられた正確な場所は現在でもわからないのだそうです。

悠久の歴史の中でロマンを感じますね。

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ポニョのフジモト

Photo クリニックのスタッフに

「“崖の上のポニョ”、DVDではなく、映画館で観た方がいいですよ。」

と奨められて、日曜日観に行ってきました。

宮崎駿監督のスタジオジブリ映画は思い返してみれば、中学生のときに観た「風の谷のナウシカ」以来、ほとんどすべて映画館で観ているんですよね。

「天空の城ラピュタ」

「となりのトトロ」 

「魔女の宅急便」 

「紅の豚」 

「もののけ姫」 

「千と千尋の神隠し」 

「ハウルの動く城」・・・  

中でも

「千と千尋の神隠し」

は一番のお気に入りです。あの世界観と映像の想像力は、真に世界に誇れる日本の文化だと思います。

さて、「ポニョ」です。

ストーリーは人魚姫をモチーフにしているだけあってきわめて単純なのですが、大画面で見ると、確かに細かい映像効果がよく見えるんですよね。薦められたとおり、DVDではなく映画館で観てよかったです。

ちなみにポニョのお父さん(声優は所ジョージさん)の名前はフジモトといいます。ということはポニョの名字は僕と同じ「藤本」なんだと、なんとなく嬉しくなりました。

ポニョのお母さん(フジモトの奥さん)は海の女神様なのですよ。

いいなあ。

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アメリカン ギャングスター

Photo 映画好きなスタッフから薦められて、昨日診療の後映画「アメリカン ギャングスター」を観てきました。自宅でDVDも良いですが、大きなスクリーンで観客に混じって映画を観るというのは、気分転換になりますね。

この話は1960年代、NYの麻薬販売に関わった実在の人物の話です。

当時アメリカで蔓延していた麻薬はイタリア系マフィアの独占市場ともいえました。

ところが、ハーレムに住む一人の黒人が、このビジネスモデルを崩壊させるのです。デンゼル・ワシントン演じるフランク・ルーカスという男。なかなかビジネスがうまく知的です。

彼はNYのディスカウントショップで見つけたソニーやトウシバなどの輸入電化製品にヒントを得て、東南アジアから直接質の高い麻薬を買い付け、中間業者を抜くことを思いつきます。

当時はベトナム戦争の真っただ中でしたので兵士にも麻薬が遷延していました。輸入には、ベトナム戦争中の兵士の棺を入れて帰国する米軍機を利用して麻薬を隠し、大量輸入に成功します。

さらに彼は、流通コストの圧縮で手に入れた高品質で低価格の麻薬に「ブルーマジック」という名を付け、ブランド戦略をとるのです。ブルーマジックに混ぜ物をして純度を落とす販売人に、「質を落とすなら薬の名前を変えろ!」と怒るシーンも出てきます。

ルーカスは高い倫理観とリーダーシップを発揮して麻薬王になってゆくのですが、当時は、まさか黒人がNYの麻薬を仕切っているとは考えられない。なかなか捜査線上に浮かびません。

ラッセル・クロウ演じる麻薬取締官がデンゼル・ワシントンをどう追いつめるのか?ちょっと長い映画ですが、見ている時間、ずっと興奮してハラハラして楽しめますよ。

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「幸せのレシピ」

Photo「 幸せのレシピ」という映画を六本木ヒルズ東宝シネマで昨日見てきました。

主人公のケイトに扮するのは、あのブロードウェイミュージカルの映画版、『シカゴ』のヴェルマ役でアカデミー賞に輝いたキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。先日来日して、「スマスマ」に出てましたよね(笑)。

この映画、ふらりと入った割にはとても良かったです。ケイトは、一流の料理を作ることに全情熱を傾けている「職人肌」の料理人。自分の腕と「やり方」が絶対であり、他人は一切受け入れずに「料理と自分」だけしかない日々を送っています。美味しいものを作ることはできるけれど、美味しいものを食べたことはない。

そこにある事件が起きて、姉の娘を引き取ることになり、この娘ゾーイそしてそこに現れたイタリアをこよなく愛する料理人との出逢いによって、人としても料理人としてもケイトが変わっていくのです。

厨房の中でゾーイがスパゲッティを食べるシーンがあるのですが、ほろりとさせられました。

秋の「ちょっといい映画」。お薦めです。

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プレステージ 

   Prestage       映画「プレステージ」。日本公開のその日に観て来ました。

僕は昔から手品(のタネを予想するの)が好きで、これまでもテレビ番組で手品があると欠かさず録画して見たものです。米国の産んだ世紀のマジシャンのデビット・カッパーフィールドが来日した1998年には、忙しい手術の合間に部長に頼み込んで、銀座の東京フォーラムに行ってしまったぐらい。僕はいわゆるマジックのファンなのです。そのデビット・カッパーフールドが監修を務めたのがこの映画です。

「プレステージ」は観るのを本当に楽しみにしていたのですが、実は先月のオーストリアのヨーロッパ皮膚学会(EADV)に参加したときにルフトハンザの機内で英語版のプレステージを見る機会があったのです。でも、3泊4日、しかも滞在時間の48時間がほとんどが学会見学に費やされた強硬なスケジュールで、不覚にもまさに半分見たところで僕は寝てしまったのです。

いやー。ちょうど半分の一時間で寝てしまった僕は本当にアホでした。この映画、前半のほぼ全てのシーンが伏線と言ってもいいぐらいの、優れた騙しの映画でした。もしこの映画を観られたら、クライマックスまで仕掛けられた罠のために作られた、映画のほぼ全てのストーリーが大きな謎解きのためのヒントだったと驚きますよ。

僕は主人公の一人のアンジャーが、森の中で数多くのシルクハットを見つけた瞬間に、それまでの映像から結末を完璧に予想できました。しかも、このシーンは映画の最初のシーンに何の脈絡もなく出てきて、その映像がまさに結末を予想させる伏線なのです。つまり、このシーンを二度目に見た時が、映画を見ている最も勘に優れた人が、最初に全ての結末が予測できる条件が全て揃うシーンなのです。

最終の結末が予想が全て当たったときは嬉しかったとともに、製作者の伏線の引き方に感動しましたよ。お勧めです。

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映画「ゆれる」を観ました

Image00100 映画「ゆれる」をご覧になりましたか? 評判をいろんなところで読んだり聞いたりして僕もずっと観たいと思っていたのですが、なかなか時間が合わなかったのです。でも昨晩やっと渋谷のアミューズCQNで最終の回に間に合いました。

西川美和さんと言えば、監督デビュー作『蛇イチゴ』で映画賞を総ナメにした俊英ですが、今回の「ゆれる」も、映像・セリフ・伏線に入れられたエピソード・・・と全てが記憶に残る、すばらしい映画でした。

オダギリ・ジョー演じる東京でカメラマンとして活躍する弟。香川照之演じる実家に残り、ガソリンスタンドの家業と父親の世話に明け暮れる兄。対照的な兄弟、だが二人は互いを思いやり、尊重し、尊敬していた、あの事件が起こるまでは…。

この映画は、長子か末子かで、兄弟どちらに感情移入できるかわかれると思うのですが、僕はと言えば三人兄弟の長男なので、どこまでもお兄ちゃんらしい香川照之さんについつい感情移入しながら観てしまいました。長男としての責任や忍耐。

映画では、兄と弟の心の動きが、舞台になっている山梨の渓谷の吊橋のようにゆれるのです。

 「誰の目にも明らかだ。最後まで俺が奪い、兄が奪われた。」
 「・・・・・危うくも確かにかかっていたか細い架け橋の板を踏み外していまったのは、俺だったのだ。・・・・・・・」

オダギリジョーがそのときの感情と正義感に任せてとった、兄に対する言動の重みと意味に気付くシーンにはジンときました。映画の最後のシーンでこの兄弟は再会するのですが、弟を見て、兄は弟の行為を赦し、そして笑いかけます。弟は救われた顔をするのですが、多分兄が家に帰ることはないでしょう。脇役も実力派俳優ばかりで、これは今年の邦画ナンバー・ワンかもしれませんね。

ところで、映画の中に、DNA鑑定の結果についてキム兄演じる検事が発言するシーンがありました。

遺体の中に残されていた精液がDNA鑑定によって、被告のものと違っていた・・・と言うシーンなのですが、実は、この映画のように兄弟間の精液が、DNA鑑定によって、確実に“他人のもの”と判定されることはまずありません。本人の可能性もあるという判定しかでないはずなのです。

現在のDNA鑑定技術は、制限酵素というもので、被疑者のDNAを切り、同じ配列を探す方法が主流なのです。兄弟の場合は同じ配列が含まれる可能性が当然あり、そういった方法は使えないのです。でも、DNA鑑定の技術は年々進歩しています。

アメリカでは数十年前に裁判で残された証拠を用いて再度DNA鑑定を行ったところ、一旦迷宮入りした事件の無罪や有罪が確定したなどという報告もあります。これから進歩が期待される分野ですよね。

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ビューティフル・マインド

  41hnmxp484l__ss500_ 『ビューティフル・マインド』(A Beautiful Mind)は、2001年のアメリカ映画です。ノーベル賞を受賞した実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描いたノンフィクションなのです。出演: ラッセル・クロウ, ロン・ハワード, エド・ハリス, ブライアン・グレイザー, クリストファー・プラマー 。アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞を受賞した作品です。


ジョン・ナッシュはナッシュ均衡(ナッシュきんこう)の論文が有名です。ナッシュ均衡は僕のMBAの論文でも引用したのですが、ゲーム理論における非協力ゲームの解の一種であり、最も基本的な概念です。他のプレーヤーの戦略を所与とした場合、どのプレーヤーも自分の戦略を変更することによって、より高い利得を得ることができない戦略の組み合わせのことで、どのプレーヤーも戦略を変更する誘因を持たない状態を意味するのです。つまり、簡単に言うと、あるゲーム理論の中で、どのプレーヤーも戦略を変更する必要のない均衡状態のことを言うのです。


僕はナッシュ均衡を自分の論文に引用したにも関わらず、彼が統合失調症を患っていた事実を全く知りませんでした。


統合失調症は、元々ドイツ語のSchizophrenieに対する訳語として、明治時代に“精神分裂病”と訳されましたが、その語彙の意味を取り違えられることから、2002年に日本精神神経学会総会によって「英schizophreniaに対する訳語を統合失調症にする」という変更がなされました。


統合失調症には大きく分けて三つの病態があります。妄想や幻覚が症状の中心で30歳代以降に発症することが多い 妄想型。 思春期前半に発症することが多い破瓜型。そして、興奮・昏迷などの症状を呈する緊張型です。


統合失調症は人格の崩壊とつながり、予後は悪いものと考えられていると思いますが、実際には人口の1%が罹患し、比較的頻度の多い病気です。妄想や幻覚が治療によって消えることはありませんが、この映画のように、これらが実際のものではなく、妄想や幻覚なのだと自ら気付くことによって、社会復帰が出来るようになります。


昔から天才となんとかは紙一重といわれていますが、脳のシナプスの発火が多い人ほど、常識では考え付かないことも気付きますし、発想も豊かになります。こうした人が、あるときに統合失調症になってしまうというのも、なんだか理解できる気がしますね。


また、研究者というのは孤独なものです。周りの友人は、ときにライバルとなります。大学、そして大学院時代、友人もなく、一人理論の展開のみを追い続けていたナッシュが、のちに病気とわかる統合失調症ゆえに脳の中にもう一人の友人を作ってしまったり、重要国家プロジェクトの任務を帯びていると幻覚してしまったりします。天才であること、孤独であることによってナッシュはある意味追い詰められていく。けれど、そんな彼を妻やかつてライバルだった友人が支え、助けていく。つくづく人はひとりでは生きていけないのだと、才能があればあるほど、理解者が必要なのだと考えさせられました。そして、ノーベル賞が決まり、教授達がナッシュの前にペンを置いてゆくシーンは、感動的でしたよ。

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SCENT OF A WOMAN

テレビを観ていたら、松島奈々子さんのお茶のCMで聴き覚えのある音楽がBGM に使わ 41liumxyvkl__aa240_ れていました。この曲で、アル・パチーノが昔タンゴを踊っていましたよね。


映画「セント・オブ・ウーマン」。出演: アル・パチーノ, クリス・オドネル, ジェームズ・レブホーン, ガブリエル・アンウォー, フィリップ・シーモア・ホフマン 監督: マーティン・ブレストです。


全寮制名門高校の生徒チャーリーが、休暇中のアルバイトで全盲の元陸軍中佐フランク(アルパチーノ)の世話をすることになるのです。しかし、頑固なフランクの言動に戸惑いながらも、心やさしいチャーリーは彼と行動を共にすることになります。


ファーストクラスで旅行して、フェラーリを駆り、美女とタンゴを踊るフランクは、確実に死を意識していました。チャーリーとの歳を越えた友情で人間性を取り戻したフランクは、お返しにチャーリーの高校でのスピーチで、チャーリーの危機を救います。なんとも心温まる映画なのです。


この映画でついにアカデミー賞主演男優賞を獲得したアル・パチーノの演技は見ものです。彼はこの映画のために盲人学校に通い、焦点をずらすことで、目の見えない人の演技をしたと言います。


フランクの場合は、戦争で負傷したことによって失明したと言うことになっていますが、医学的に言うと失明する原因はいろいろとあるのです。フランクのように外傷で角膜に大きな傷を負った場合。糖尿病で網膜症になった場合。そして老化現象で水晶体が濁って白内障になった場合。

そういえばイエス・キリストが盲目の人を一瞬で治したという言い伝えがありますが、あれは実際に白内障の患者には起こりえることなんですよ。白内障の患者さんの目を強く押すと、劣化して真っ白になった水晶体が眼球内に落ちることがあるのです。そうすると、まったく目の見えなかった人の視界が一気に開けるのです。しかし、角膜の屈折率のみが視力に影響することになるので、超遠視になってしまうのですけどね。


アル・パチーノは、とても好きな俳優です。ゴッドファーザーはⅠⅡⅢ合わせて何度見たか覚えていません。若い頃のアル・パチーノは、実は僕の親父の若い頃に雰囲気が似ているんですよ。彼の映画を観るたびに親父を思い出すのです。なんとなく親近感をいつも感じています。

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“LIFE IS BEAUTIFUL”

ロベルト・ベニーニ監督の、「ライフ・イズ・ビューティフル」を観ました。 出演は ロ ベルト・ ベニーニ, ニコレッタ・ブラスキ, ジョルジオ・カンタリーニ, ジュスティーノ・デュラーノ です。


316sd5g7g3l__aa192_ 去年のポーランドのレーザー学会の招待講演の時にアウシュビッツを見学したのですが、その時以来ユダヤの戦時中の映画はつらくて観ることが出来ないのです。「シンドラーのリスト」しかり、「戦場のピアニスト」しかり。なんというか、射殺するシーンや、暴行のシーンが繰り返されるじゃないですか。実際に彼らの遺品を見てしまうと、フラッシュバックされるのです。それほど強烈な体験でした。


でも、この映画は違います。 1939年イタリア、トスカーナ地方。主人公のユダヤ系イタリア人グイドは、いつも陽気で人々を楽しませる達人です。愛する妻と幸せな結婚をして、息子ジョズエをもうけるのです。


しかし、間もなく子供とともに、ナチスの強制収容所へ連れてゆかれるのです。そこでもグイドは幼い息子に悲惨な現実を悟られないよう、ひたすら笑顔で陽気に振舞い、ある嘘をつき続けるのです。


ナチスの暴力が起こったことは、紛れもない事実で、それを映像で表現するのも監督の当然の使命ですが、 この映画では今までのナチスの映画と違った、ユーモアと悲哀が混ざり合った、独特の世界観をベニーニが創り上げるのです。そして最後のシーンは泣けますね。


ベニーニは、監督・脚本・主演という三役をこなし、アカデミー主演男優賞、外国語映画賞、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞しました。


 この映画をきっかけに、また戦争映画を以前とは違った気持ちで観ることができるようになるかもしれません。

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