カテゴリー「書籍・雑誌」の26件の記事

2009年6月 1日 (月)

monoマガジンに載せていただきました。

001 今週発売のmonoマガジンに載せていただきました。クリニックFとしては、今回二回目の登場です。

115ページ。

「10年後の男前財産を守るグル-ミング6カ条」

大人にきびはクリニックで 

という記事の取材を受けさせていただきました。

このモノガマジンは、機械式時計やカメラ、車、オーディオビジュア機器など僕の興味のあるものばかりを掲載していて、高校生の時ぐらいからよく読んでいる雑誌です。

考えてみれば、僕の専門のレーザー機器も、細かいスペックの比較が必要なハイテク機器。

現在世界中から買い集めているレーザー機器の性能を、多くの中から見極める能力は、この雑誌で培われたのかもしれませんね(笑)。

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2009年5月24日 (日)

今日の僕 20090524

776

せっかくの日曜日なのに、あいにくのお天気ですね。

昨日患者さんからこの雑誌を頂きました。僕のナパヴァレーのブログを読んでくださったのだそうです。

文藝春秋社CREA Travellerのフランスワイン特集。「ワイン桃源郷 ブルゴーニュVSボルドー」

綺麗な写真も多くて、楽しい内容です。いつかヨーロッパを車でのんびり回ってみるのが夢の僕にとっては、憧れの風景がいくつも広がります。

ありがとうございました。

今日は溜まった資料と書籍を読んで過ごしています。

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2009年3月31日 (火)

アメリカの本屋さん

学会に参加した後、夜まで時間が空くときは、その間を利用してサンフランシスコの街を歩きます。

海外の街で僕はいつも本屋さんに寄るようにしているのですが、アメリカは特に世論や思考が本屋に行くとわかるような気がします。

この日はユニオンスクエアから少し入ったところにある大きな本屋に入りました。061

ベストセラーのところには「Wicked」が…。

オズの魔法使いのミュージカルを、悪い魔女の視点から書き出したストーリーです。以前のブログにも書きましたが、このミュージカル「ウィキッド」は僕もとても好きなミュージカルの一つです。

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ちょうどユニオンスクエアのところにも、こんな垂れ幕がありました。ミュージカルを劇場でやっているのでしょうね。

062 この本屋さんでは、専門書も多く取り扱いがありました。アンチエイジングのサプリメントなどの話を一般向けに書いた本は、違う角度から書かれているので、医者の僕が読んでも参考になりそうです。

仕事関係の本を一通りチェックして、必要なものを購入した後、写真集のブロックに…。

001 ここで僕は自分のために二つ本を買いました。

ひとつはフェルメールの画集。

もうひとつは西洋のお城の写真集。

日本ではなかなか買う機会のないこうした書籍は、眺めているだけで発想の転換につながるのですよね。

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2009年3月 3日 (火)

村上春樹とエルサレム文学賞

村上春樹さんがイスラエルの文学賞「エルサレム賞」を受賞し、当地で先月行ったスピーチが話題になりました。

英語で行ったスピーチに僕は本当に感動し、それを日本語で自分なりに訳してみたいと思いました。

僕が彼の作品と初めて出逢ったのは、高校生のときです。

三島由紀夫や谷崎潤一郎のような、耽美派で行間に沢山の意味が含まれている文章をそれまでは好んで読んでいたのですが、村上春樹のガラスのように透き通る文章に初めて触れた時、思春期の心を揺さぶられてしまったのです。

「風の歌を聴け」

「1973年のピンボール」

「羊をめぐる冒険」

「ダンスダンスダンス」

初期の四作品は何度も読み返しました。これらの4冊は微妙にストーリーが繋がっています。

「風の歌を聴け」の「一人称」の世界から、“鼡”というあだ名の友との二人称の物語になり、“羊”で三人称。

そして、「ダンスダンスダンス」では初めて、たしか五反田君という「人の名前」が出てくる小説になります。

小説の幅が広がってくるんですよね。

そしてもう一つ。当時、とても衝撃を受けた

「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」

この本のことは、2006年7月のブログにも書きましたが、「世界の終り」と「ハードボイルドワンダーランド」という、2つの、何の関連もなさそうな物語が章ごとに入れ替わります。

徐々に全く関係のないと思われた、この二つの物語が自然と見事に交差してくるのです。

村上春樹は、その小説の中で、完全に完結したワールド(舞台)を見事なまでに作り上げる。自分を卑下する私小説でもなく、他人を批難する糾弾小説でもない。後のスピーチにも出てくるのですが、まさに新たな舞台を作り上げる嘘つきの天才なのです。

村上春樹がジャズ喫茶を経営していたのは有名な話ですが、作品の要所要所に挿絵のように出てくる音楽の知識も、僕が村上作品を好きな理由のひとつです。

高校生で出逢って以降、僕は彼の作品が出るたびに、リアルタイムですべて読んできました。

印象に残っているのは、地下鉄サリン事件の被害者へのインタビューをまとめた「アンダーグラウンド」

銃殺刑を自ら求めた殺人犯の実弟のマイケル・ギルモアがトラウマのクロニクルを語った本の翻訳書である「心臓を貫かれて」。もしかしたらこの本は、村上春樹の翻訳本の最高傑作かもしれません。

世界の終わりとハードボイルドワンダーランドのように、二つの物語が交差する「海辺のカフカ」

そして、サリンジャー「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の新訳。名作ですから当然古い訳本も読んでいますが、村上春樹は新しい言葉で、新しい物語を語ってくれました。

これまで、僕の中で

「新書が出たらすべて読もう」

と思っている作家が4人います。村上春樹は、その一人なのです。

そんな村上春樹が、『社会における個人の自由』に貢献した文学者に贈られる「エルサレム賞」を受賞したのは、僕が昨年11月にレーザーのディスカッションのためにエルサレムを訪れた、まさにその翌日から始まったガザ地区への攻撃直後。彼が授賞式に行くかどうかに注目が集まり、賞を辞退して欲しいという声もかなりあったと聞いています。僕自身も、どうするのだろう、と気になっていました。

結局彼は現地に向かうことを決めたわけですが、受賞に当たって彼が英語で述べたスピーチはあまりに素晴らしかった。本当に僕は感動しました。

インターネット上に幾つか日本語訳があったのですが、どうしても自分の言葉と表現で訳したくなってしまい、ちょっと時間がかかったのですが、久しぶりに日本語訳に挑戦してみました。最近、英語は英語のままで読む努力をしているので、日本語に訳すことはしないんですよね。

誤訳があったらごめんなさい。つたない部分もあると思いますが、村上春樹への思いと敬意を込めながら自分なりに頑張ってみたつもりです。

**********************

I have come to Jerusalem today as a novelist, which is to say as a professional spinner of lies.

今日私はエルサレムに小説家としてやってきました。つまり嘘をつく専門家としてここに来ました。

Of course, novelists are not the only ones who tell lies. Politicians do it, too, as we all know. Diplomats and military men tell their own kinds of lies on occasion, as do used car salesmen, butchers and builders. The lies of novelists differ from others, however, in that no one criticizes the novelist as immoral for telling them. Indeed, the bigger and better his lies and the more ingeniously he creates them, the more he is likely to be praised by the public and the critics. Why should that be?

もちろん、小説家だけが嘘をつくわけではありません。皆さんご存じのとおり、政治家も嘘をつきますし、外交官にだって、軍人にだって、嘘をつく状況はあることでしょう。中古車のセールスマンだって、肉屋だって、建設現場の職人だって同じです。

しかしながら、小説家の嘘が他の人の嘘と違うのは、その嘘が大きく、よりまことしやかであるほど、世間や批評家に賞賛されるということです。

なぜでしょうか。

My answer would be this: Namely, that by telling skillful lies - which is to say, by making up fictions that appear to be true - the novelist can bring a truth out to a new location and shine a new light on it. In most cases, it is virtually impossible to grasp a truth in its original form and depict it accurately. This is why we try to grab its tail by luring the truth from its hiding place, transferring it to a fictional location, and replacing it with a fictional form. In order to accomplish this, however, we first have to clarify where the truth lies within us. This is an important qualification for making up good lies.

私の答えはこうです。巧妙な嘘をつくこと、つまり真実に見えるかのようなフィクションを創り上げることによって、小説家は真実を新たな形で生み出し、そこに新たな光をあてることができるからです。

多くの場合、真実をそのままの形で理解することや、正確に描写することはほぼ不可能です。それ故、私たち小説家は、真実が隠れている場所を突き止め、その尾っぽを捕えて作り話に設定を変え、フィクションの形に置き換える。

この作業をうまくやり遂げるためには、私たちにとって「真実」とは一体どこにあるのか。これをまず明確にしておかなければなりません。 巧妙な嘘をつくために、これは極めて重要なポイントと言えます。

Today, however, I have no intention of lying. I will try to be as honest as I can. There are a few days in the year when I do not engage in telling lies, and today happens to be one of them.

ただし、今日ここで私は嘘をつくつもりはありません。 可能な限り正直でいたいと思います。一年の中で私が嘘をつかない日というのはわずか数日しかないのですが、今日は偶然にもその数日の内の一日に当たる、というわけです。

So let me tell you the truth. A fair number of people advised me not to come here to accept the Jerusalem Prize. Some even warned me they would instigate a boycott of my books if I came.

さて、では正直な話をしましょう。実はここに来るまで、かなり多くの人たちからエルサレム賞の受賞式には行くなと助言されました。それでも行くと言うのなら、あなたの小説は不買運動にあいますよ、と警告した人もいました。

The reason for this, of course, was the fierce battle that was raging in Gaza. The UN reported that more than a thousand people had lost their lives in the blockaded Gaza City, many of them unarmed citizens - children and old people.

理由はもちろん、ガザで起きている激戦です。国連の報告では、封鎖されたガザ市街で千人以上が命を落としています。その多くは非武装の市民たち、子供たちや高齢者たちです。

Any number of times after receiving notice of the award, I asked myself whether traveling to Israel at a time like this and accepting a literary prize was the proper thing to do, whether this would create the impression that I supported one side in the conflict, that I endorsed the policies of a nation that chose to unleash its overwhelming military power. This is an impression, of course, that I would not wish to give. I do not approve of any war, and I do not support any nation. Neither, of course, do I wish to see my books subjected to a boycott.

受賞の知らせを受けてから、私は何度も自問しました。

このような時期にイスラエルに行き、文学賞を受賞するというのは、果たして正しいことなのだろうか? 

紛争の当事者どちらか一方に加担したり、圧倒的な軍事力を行使する国家の政策を支持しているような印象を与えることになるのではないだろうか? 

もちろんそのような印象を与えることは、私の本意ではありません。私はいかなる戦争も認めませんし、どの国家も支援しません。ましてや、自分の小説の不買運動が起こることなど、望んでいるわけがありません。

Finally, however, after careful consideration, I made up my mind to come here. One reason for my decision was that all too many people advised me not to do it. Perhaps, like many other novelists, I tend to do the exact opposite of what I am told. If people are telling me - and especially if they are warning me - "don't go there," "don't do that," I tend to want to "go there" and "do that." It's in my nature, you might say, as a novelist. Novelists are a special breed. They cannot genuinely trust anything they have not seen with their own eyes or touched with their own hands.

考えに考えた末、最終的に私はここに来ることを決めました。決めた理由の一つは、私に行くなと助言した人が、あまりにも多かったことにあります。たぶん、同じ立場になったとき、私以外の小説家でも、私と同じ決断をする人はいることでしょう。

小説家とは、ある事を言われると、真逆のことをしたがるものです。

誰かが私に「そこに行くな」「そんなことはするな」と言ったり、特にそれが「警告」になったりすると、私はそこに行きたくなるし、それをやってみたくなる。

それが小説家である私の性分ですし、小説家とは自分の目で見て、自分の手で触れないかぎり、何も信じることができないものなのです。

And that is why I am here. I chose to come here rather than stay away. I chose to see for myself rather than not to see. I chose to speak to you rather than to say nothing.

だからこそ私はここに来ました。離れることではなく、来ることを選んだ。目を背けることではなく、自分自身の目で見ることを選んだ。口をつぐむより、皆さんの前で話すことを選びました。

This is not to say that I am here to deliver a political message. To make judgments about right and wrong is one of the novelist's most important duties, of course. It is left to each writer, however, to decide upon the form in which he or she will convey those judgments to others. I myself prefer to transform them into stories - stories that tend toward the surreal. Which is why I do not intend to stand before you today delivering a direct political message.

だからといって、政治的なメッセージを言うためにここへ来た、ということではありません。善悪の判断をするのも、もちろん小説家の重要な責務の一つではありますが、小説家がどのような形でその判断を伝えていくのか、その方法論はそれぞれの小説家に委ねられています。

私自身は、自分の判断を超現実の物語にすることで、その責務を果たしたいと思っています。だから今日は決してそのために来たわけではありません。

Please do, however, allow me to deliver one very personal message. It is something that I always keep in mind while I am writing fiction. I have never gone so far as to write it on a piece of paper and paste it to the wall: Rather, it is carved into the wall of my mind, and it goes something like this:

そのため、今日ここで話すことは、私の個人的なメッセージになることをお許し下さい。

これは私がフィクションを書くとき、いつも心に留めていることです。

私にとって小説を書くことは、一枚の紙に文を書き、それを壁に貼りつける・・というような作業ではありません。私の心の中に立つ壁に刻み込むように、文章を書いている。そして、それはこういうことです。

"Between a high, solid wall and an egg that breaks against it, I will always stand on the side of the egg."

「高く堅固にそびえ立つ壁と、その壁にぶつけると割れてしまう卵との間に立たされ、そのどちらかひとつを選択しなければならないとき、私は常に卵の側に立つ。」

Yes, no matter how right the wall may be and how wrong the egg, I will stand with the egg.

たとえその壁がどこまでも正しく、卵がどこまでも間違っていたとしても、私は常に卵の側に立つ。

Someone else will have to decide what is right and what is wrong; perhaps time or history will decide. If there were a novelist who, for whatever reason, wrote works standing with the wall, of what value would such works be?

何が正しくて何が間違っているかを決めるのは、他の人がすればいい。それを決めるのは、もしかしたら人ではなく、時や歴史なのかもしれない。

しかし、もし小説家が、どんな理由であったとしても、壁の側に立って作品を書いてしまったら、そこに何の価値があると言うのでしょう?

What is the meaning of this metaphor? In some cases, it is all too simple and clear. Bombers and tanks and rockets and white phosphorus shells are that high, solid wall. The eggs are the unarmed civilians who are crushed and burned and shot by them. This is one meaning of the metaphor.

この例え話の真意は何でしょう? 場合によっては、あまりに単純明快です。爆撃機、戦車、ロケット砲、白燐弾が、高く堅固にそびえ立つ壁です。卵はそれらによって砕かれ焼かれ、撃たれる非武装の市民です。それがこの例え話の意味の一つです。

This is not all, though. It carries a deeper meaning. Think of it this way. Each of us is, more or less, an egg. Each of us is a unique, irreplaceable soul enclosed in a fragile shell. This is true of me, and it is true of each of you. And each of us, to a greater or lesser degree, is confronting a high, solid wall. The wall has a name: It is The System. The System is supposed to protect us, but sometimes it takes on a life of its own, and then it begins to kill us and cause us to kill others - coldly, efficiently, systematically.

でも、この例え話の意味はそれだけに限りません。もっと深い意味があるのです。

このように考えてみてください。私たちは誰もが、ひとつの卵なのです。薄くて脆い殻に包まれた、かけがえのない、他の何とも取り替えのきかない個性を持つ、ひとつの魂なのです。

これは私にとっても、皆さんにとっても真実です。私たちは皆、程度の違いはあれ、高く堅固な壁に向き合い戦っている。壁には「システム」という名前があります。システムは私たちを守るために存在する反面、時に独走して、私たちを殺害し、他人を殺害するように仕向けます。それは冷酷に、効率よく、しかも形式的に進むのです。

I have only one reason to write novels, and that is to bring the dignity of the individual soul to the surface and shine a light upon it. The purpose of a story is to sound an alarm, to keep a light trained on The System in order to prevent it from tangling our souls in its web and demeaning them. I fully believe it is the novelist's job to keep trying to clarify the uniqueness of each individual soul by writing stories - stories of life and death, stories of love, stories that make people cry and quake with fear and shake with laughter. This is why we go on, day after day, concocting fictions with utter seriousness.

私が小説を書く理由はたった一つ。それは、一人ひとりの魂が貴重な存在であることを浮き上がらせ、そこに光をあてるためです。物語の目的は、私たちの魂が、システムの蜘蛛の巣に絡み取られ、意味のない存在にされてしまわないよう警笛を鳴らし、光をあて続けることです。

小説家の仕事とは、生と死の物語、愛の物語、人を泣かせる物語、恐怖に震える物語、笑いの物語などのストーリーを創ることによって、個々の魂が持つ個性を明確に描き続けていくことだと私は信じています。そのために私たち小説家は日々一処懸命、フィクションを紡いでいるわけです。

My father died last year at the age of 90. He was a retired teacher and a part-time Buddhist priest. When he was in graduate school, he was drafted into the army and sent to fight in China. As a child born after the war, I used to see him every morning before breakfast offering up long, deeply-felt prayers at the Buddhist altar in our house.

私の父は昨年90歳で他界しました。父は教員退職後、パートタイムで僧侶をしていました。父は大学院時代に徴兵され、戦乱きわまる中国大陸に送り込まれました。私は戦後に生まれましたが、子ども時代、父が毎日朝食前に仏壇で長く深い意味を持つお経を唱えている姿をよく目にしたものでした。

One time I asked him why he did this, and he told me he was praying for the people who had died in the war.He was praying for all the people who died, he said, both ally and enemy alike. Staring at his back as he knelt at the altar, I seemed to feel the shadow of death hovering around him.

一度父に、どうしてそんなことをしているのか、と聞いたことがあります。

戦争で亡くなった人たちのために祈っているのだと、父は答えました。敵味方関係なく、すべての死者のために祈っているのだと、父は言いました。

仏壇の前に跪く父の背を見ながら、私は彼を取り巻く死の影を感じました。

My father died, and with him he took his memories, memories that I can never know. But the presence of death that lurked about him remains in my own memory. It is one of the few things I carry on from him, and one of the most important.

私の父は、私が決して知りうることのできない彼の記憶とともにこの世を去りました。しかし、父を取り巻いていた死の存在というものは、私の記憶に残っています。それは父から継いだ数少ないもののひとつですし、私にとって最も貴重なもののひとつです。

I have only one thing I hope to convey to you today. We are all human beings, individuals transcending nationality and race and religion, fragile eggs faced with a solid wall called The System. To all appearances, we have no hope of winning. The wall is too high, too strong - and too cold. If we have any hope of victory at all, it will have to come from our believing in the utter uniqueness and irreplaceability of our own and others' souls and from the warmth we gain by joining souls together.

今日、私がみなさんに伝えたかったことは、たった一つです。

私たちは、国籍や人種や宗教の違いがたとえあっても、その前に皆ひとりの人間であり、それぞれにシステムと呼ばれる堅固な壁に向き合う、ひとつの脆い卵なのです。

一見すると、私たちは壁に勝てそうもありません。壁はどこまでも高く、あまりに堅固で、しかも冷徹です。

けれど、勝てる可能性がないわけじゃない。私たちが自分の魂も他人の魂も、同じように唯一無二のものであることを認め合い、お互いの魂を一つにすることによって温かさを生み出すことができれば、わずかに望みはあるのです。

Take a moment to think about this. Each of us possesses a tangible, living soul. The System has no such thing. We must not allow The System to exploit us. We must not allow The System to take on a life of its own. The System did not make us: We made The System.

少し、このことについて考えてみてください。私たちは誰もが、有形の、生きた魂を内に抱えている。システムにそれはありません。私たちはシステムに搾取されてはなりません。システムを独走させてはなりません。

なぜならシステムが私たちを作ったのではなく、私たちがシステムを作ったからです。

That is all I have to say to you.

これが私の言いたかったすべてです。

I am grateful to have been awarded the Jerusalem Prize. I am grateful that my books are being read by people in many parts of the world. And I am glad to have had the opportunity to speak to you here today.

エルサレム賞を頂いたことに感謝します。私の作品が世界中で読まれていることに感謝します。そして、今日ここで、皆さんに語る機会を頂いたことを嬉しく思います。

*************************

翻訳は以上です。

村上春樹は、世界中の誰も敵にせずに、あの時期、あの場所で想定できる最高の、素晴らしいスピーチをしたと思いました。

村上春樹がノーベル文学賞を取るのではないかという議論は毎年行われますが、今回のスピーチでそれが大きく近づいたのではないかと思います。村上春樹は、近い将来にノーベル文学賞をきっと受賞するでしょう。

そんな彼のことを、僕は同じ日本人として改めて誇りに思いました。

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2008年8月26日 (火)

MAQUIA

Maquia_2現在集英社から発売中の 「MAQUIA10月号」で、クリニックFのパールとリファームを御紹介して頂きました。

リファームは、その場でリフトアップが実感でき、特に目元の若返りが顕著なので、毎日大変な人気です。

そして、パールの方は、施術後4日間で肌が文字通り

「一皮剥け」

ツヤとハリのある剥き卵のような肌が顔を出します。

御興味のある方は、ぜひ一度お越しください。

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2008年6月 8日 (日)

毛穴をレーザーで改善する

Blenda_3 同じく昨日発売 角川春樹事務所BLENDA 7月号で、クリニックFを掲載していただき、毛穴治療とフラクセルⅡを御紹介いただきました。

フラクセルⅡはずいぶん浸透してきたようで、今週も施術は多かったですよ。鼻と鼻の周りだけの施術も承っていますので、悩まれている方はぜひ御相談ください。

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脱毛と脱色の違い

Glamarous_2昨日発売の講談社GLAMOROUS7月号にクリニックFを掲載していただきました。

背中の産毛をレーザーでその場で脱色し、編集の方々にも喜んで頂きましたよ。肌もつるつるになるのです。

クリニックFではあまり脱毛の施術を行うことはしないのですが、こうした形で皮膚も綺麗になる「トーニング」の施術は、皮膚に負担も少なく結果も良いので、お薦めできますね。

顔はもちろん、腕や背中、膝、腿などに良いと思います。

御興味のある方はぜひ声をかけてください。

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2008年6月 1日 (日)

銃・病原菌・鉄

Photo いつも出張に行く時には何冊か本を持って行くのですが、今回のイースター島の旅にはこの本を持って行きました。

作者のジャレド・ダイアモンドはカルフォルニア大学ロサンジェルス校 医学部生理学教室の教授です。

彼はハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修め、進化生物学、生物地理学、鳥類学、人類生態学などを研究を続けた人物です。

だれかの言葉ではないけれど、まさに「知の巨人」ですね。

その広範囲な知見を統合して、世界の文明が、なぜ多様に、そして不均等に発展を遂げたのかを本書の上で解明しているのです。

たった168人のピサロ率いるスペイン部隊が、4万人に守られる、当時南米最強の帝国であったインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは何故か?

歴史に「IF~もしも」はないと言いますが、インカ帝国がスペインに攻め入り、ヨーロッパ諸国を滅ぼした可能性もないわけではなかったはず。

国として文化を発展させるためには、定住化が必要です。

家畜化できる動物がその地域に存在したか? 農耕に適した植物がその地域に存在したか? などの世界の「地理的な初期条件」の差異が、人類の歴史の差異を生み出したのではないか? という主張に、納得、さらには感動さえしてしまう客観的なデータの数々。

実際には、銃、鉄器、そして特定の病原菌にたいして免疫を持つ種属が、戦いにおいては先住民に対して圧倒的な優位に立つのです。

イースター島でも起こったことですが、実際に銃器によって戦闘で殺された人よりも、免疫のない伝染病によって部族が死に絶えてしまった例も多いのです。

13000年にわたる人類の歴史の謎を紐とき、知識欲を満たしてくれる素晴らしい本でした。

出会えてよかった。

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2008年3月11日 (火)

NIKITA

Nikita_4 前後してしまいましたが、1月に発売された雑誌「NIKITA 3月号」でパールの取材を受けました。

NIKITAはこれで休刊になってしまったそうですね。大変お世話になった雑誌だけに、とても残念です。

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2008年3月 7日 (金)

CREA発売

Crea0804_4本日発売 文藝春秋社「CREA」に載せて頂きました。

シミについて、美白について、レーザーについてお話していますので、ぜひ御覧になってみてください。

特にパールの体験取材は、照射直後からの過程が写真でわかるので、おもしろいと思いますよ。

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2008年2月 9日 (土)

イタリア式ブランドビジネスの育て方

Photo 毎月購入している会員制で、ビジネス書誌のレジュメを掲載しているTOP POINTを読んでいて、この本が面白そうだったので買ってみました。

日本のモノ作りは、戦後、マスマーケットを前提とした

Q(品質)

C(コスト)

D(納期)

の“深化”をビジネスだと思い込み、感性がないがしろにされてきました。結果、市場では作っても売れないという現象が起こっているのです。

「日本初のラグジュアリーブランドを創造しよう」

という提案があちこちであがっていますが、これは機能(理性)一辺倒だったモノ作りの中に、美(感性)も取り入れるという、ビジネスモデルの転換をしなければならないということなのです。

1960年代後半に、東レは世界一細い繊維を開発しました。その細さは髪の毛の100分の1。この繊維をエクセーヌという名前で日本市場に投入したが、反応は良くなかった。そこで欧州市場の開拓に乗り出し、イタリアにアルカンターラ社を設立したのです。

この際に、

1)顧客をアッパー層に限定し、

2)価格は邦貨換算で二倍の価格をつけ、

3)価格を維持するために配給量を需要量より少なく抑え、市場を常に品不足の状態にする。

という販売戦略をとりました。

結果、アルカンターラ使いのコートなどはゲルマン系の国々では憧れのまとになりました。しかしながら、そのブームにも製品が市場で飽和状態になり、数年後には売り上げが減少し始めたのです。

東レでは、この危機を打開するためには販売価格を下げるしかないという考えが大勢であったのですが、イタリア人スタッフがこれに反対しました。価格を下げると需要層をロウアーミドルまで下げてしまい、汎用品となってしまうというのが理由なのです。

彼らの出してきた打開策は、顧客と価格は変えず、新しい用途を開発するというもの。家具と車のインテリア業界に参入することで、第二次、第三次アルカンターラブームを起こしたのです。すばらしいビジネスセンスですよね。

ここでわれわれが学ばなければならないのは、まさに「ラグジュアリーブランドビジネス」というものなのでしょう。イタリア人は、本当に消費者に喜んでもらえるものを作り出すためならコストをかけることを厭わない。

良いモノにはその価値をわかってくれる人がヨーロッパにはいるのです。

医療そして病院もブランディング・マーケティングが必要となる時代となりました。

クリニックFは、NY5番街やビバリーヒルズで出来るレーザー美容医療を、日本でリアルタイムに導入し、さらにそこに日本的なサービスを施しています。患者さんに新しい医療を日本的なパッケージに包んで提供していますが、それはマスマーケットに受け入れられるものではなく、顧客も自ずと限定されてしまう。

年に何回も海外の学会に行ったり、最新のレーザー機器を購入していくことは、コストがかかる作業です。それによって「販売価格」の下げ幅にも限度がある。

でも長い目で見ればこれで良いと思っています。

「世界で最高の技術を、僕のクリニックの患者さんには提供したい。」

こればかりは譲れない、僕のこだわりでもありますし、またこれこそが僕自身のブランド戦略である、と思っているからです。

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2008年1月24日 (木)

肝斑の取材

Maquia年末に受けた肝斑の取材記事が今日発売の雑誌「MAQUIA」に掲載されています。

ぜひ御覧になってみてください。

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2008年1月19日 (土)

ボールペンが消せる!!

Friction 今日、患者さんから不思議な頂き物をしました。

なんと消せるボールペンなのです。

その名も

「PILOTのフリクションボール」

全8本セットでいただきました。

熱で消える特殊なインキを利用しているのですが、消しゴムのかすも残らずに、きれいにボールペンの文字が消えてしまうのには圧巻。

書いてから何年たっても綺麗に消えてしまうのだそうです。日本の技術はすばらしいですね。

大切に使わせていただこうと思います。

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2007年8月 6日 (月)

南総里見八犬伝

            Photo                                                                                                           僕は重症の活字中毒ではないかと時々思います。ちょっとでも時間ができると本や活字を読んでいないと落ち着かないんですよね。子供の頃から、弟たち(僕は男三人兄弟の長男です)と一緒に毎週末図書館に連れて行ってくれた、母親の教育の賜物でもあるのかもしれません。今までに何度も読み返している本が何冊かあるのですが、その内のひとつ、小学校4年生の時にまさにはまってしまった本があります。

それが表題の「南総里見八犬伝」です。

里見八犬伝

買ったきっかけ:
小学生のときから嵌って読んでいました。

感想:
若いうちに読んでおきたい書です。

南総里見八犬伝

著者:平岩 弓枝,佐多 芳郎

この本は1814年から28年もかけて、滝沢馬琴が書き上げた壮大な伝奇物語です。1814年と言えばかのベートーヴェンが交響曲第八番を作曲し、ナポレオンが戦いに敗れてセントヘレナに流された年ですが、日本は化政文化真っ只中でした。

ストーリーは室町時代の関八州(関東)各地に、犬で始まる苗字を持ち、体に牡丹のあざがあり、仁義礼智忠信孝悌の文字の浮きでる玉を生まれながら持つ、8人の若者が生まれます。この玉は、南総里見家の悲劇のヒロイン伏姫の死に関わっているのですが、その武者達がまさに悲劇の伏姫の悲願を遂げるかのように、里見家の復興に関わり、手助けをして、そして見事に身を引いてゆきます。

自分自身が戌年生まれということもあるんでしょうか? この八犬伝のストーリーの奇想天外さと、伏線が最後に網の目のように繋がってゆく緻密さに読書の喜びを初めて知りました。当時売っているほぼ全ての訳者の八犬伝を読んだと思います。小学生の時の卒業記念で書いた絵は、八犬伝の伏姫が自害して、八つの玉が空に飛ぶ時の絵だったと記憶しています。

それほど、この本はインパクトがあったんでしょうね。

実はここ数日、館山の神社について調べる機会があって、ネットを見ていたら、八犬伝のことが出て来る出てくる。南総里見といえば、当然千葉の館山を指すものだと思うのですが、当時はどこの話なのか全く意識していなかったんですよね。

子供の頃に読み、しかも大好きだった本の舞台を、大人になってから調べ、その歴史の深さを知り、さらに自分で働いて得たお金で訪ねる機会をもてるというのは、考えてみるととても贅沢な、大人ならではの楽しみですね。

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2006年11月 3日 (金)

25ans

Ph_1 今月号の25ansから、Dr.藤本の「美容交遊録」という連載をもてることになりました。

一回目は今までに行った国際学会の取材を受けたときのものです。掲載誌を見ていただければ嬉しいです。

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2006年10月30日 (月)

「信長の棺」

4532170672_2 信長の棺を読みました。数年前に良く売れた本だったのですが、本能寺の変後、信長はどこへ消えたか――。というなぞを追う物語です。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。そして、「信長公記」を著した主人公である太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。

本能寺の変の後、信長の遺体は忽然とこの世から消えました。明智光秀が寺の焼け跡に残ってくまなく数日捜索しましたが、どこからも出てこなかったのです。

僕はこの本のあとがきを最後に読んだのですが、もしもこれを先に読まれたら、皆さんもこの本を読みたくなると思いますよ。

この著書の構想は約20年前に作者の加藤廣氏が京都の阿弥陀寺に何度目かの訪問をしたときに始まります。ふと阿弥陀寺本堂の裏の廊下で、なぜかひっそりと祀られている開祖清玉上人の木像を前に、いつになく落ち着いた気持ちになってひとり静かに座っていたときのこと。

突然雷に打たれたように、「拙僧と我が弟子の清如の、信長公のご遺骸を巡る物語をかいてくださらぬか」というある種の啓示に近いものを受けたと言うのです。作者はこの後、多くの文献を調べ、このような発想の物語を創り上げたのです。

斬新な発想にはこのような背景があったのかと、妙に納得してしまう話でした。

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2006年9月25日 (月)

9.11テロ捏造

僕の専門のレーザー医療は、アメリカで主に進化してきたものです。その歴史を勉強すると、レーザーの進化と軍需産業は切っても切り離せない関係にあることがわかります。レーザー会社にイスラエル系の会社が多いことがその事実を物語っている側面もあるでしょう。


あの9・11事件がアメリカで起きたとき、美容業界・医療業界・レーザー業界では様々な噂が流れました。あれからもう5年が経ちますが、そのときのことを思い出すような本を今日書店で見つけたので、ご紹介したいと思います。


51bhn1edv4l__ss500_ 「9.11テロ捏造」。以前ご紹介したトップポイントや、様々な書評でも取り上げられているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。


911テロ以来、アメリカに行くたびに入国審査で写真と指紋を撮られ、長い時間のセキュリティチェックにまわされ、どっぷり疲れてしまうことも多いのですが、同時にあのテロによってアメリカ人の心に深い傷跡が今もずっと残っているのを肌で感じてきました。


こういった本は、いわゆるUFOや、アポロの月上陸がでっち上げだったなどの”トンデモ本”だと思っていたのですが、この本を読んだら、実際には、そうではない内容で驚いてしまいました。


WTCのツインタワーに飛び込んだ飛行機は、イスラム過激派のビンラディンを中心としたテロリストグループにハイジャックされたものであると伝えられ、誰もそれを疑うようには見えなかったですし、それだけ衝撃的な映像が流れました。そしてそれに続いたのはアフガニスタン、イラクへの悲惨な戦闘と破壊の開幕でした。


ところが最近のCNNの世論調査では全世界の75%の人が9・11はアメリカ政府の自作自演だと考えているのです。FBIのサイトが今でも掲載しているテロの実行犯19人のうち7人は機体とともに命を落とすどころか今も生きており、名誉毀損の裁判を起こしている人物もいるそうなのです。


あのテロでは、ツインタワーの隣の7号棟(47階建て)の何も衝突していないビルまで崩れ落ちているのですが、実は、このビルが倒壊するまで、4.5秒しかかかっていないのです。仮に7号棟と同じ高さから鉄球を落とすと、5.6秒かかるのです。これは爆破によって建物内に陰圧が働いた以外に物理的に説明がつかないそうなのです。


さらに、ペンタゴンに墜落した事件でも、衝突箇所はボーイング757型機のサイズよりも小さく、航空機の衝突後に起きたはずの火災の痕跡もない。確かにあのときのペンタゴンの映像で、穴の開いたビルの屋根の下に、書類の積んだままの机があったのを、なんだかヘンだなと思ったのを、思い出しました。


この本によると、米国には、今までにもマスコミによって世論を刺激し、開戦へと誘導する自作自演のプログラムが過去にいくつもあったようなのです。1898年のスペインとの開戦のきっかけになったメイン号事件。ベトナム戦争のきっかけになったトンキン湾事件。パナマ侵攻のきっかけになったノリエガの逮捕事件などなど。

51ksvn9hxyl__ss500_ マイケル・ムーア監督がブッシュ大統領を徹底批判するドキュメンタリーだった、『華氏911』を観ましたか? 僕は去年だったか、DVDで観たのです。ブッシュが大統領に当選した際のフロリダでの選挙疑惑や、同時多発テロ前後の彼の行動、ブッシュ家とビンラディン一族の意外なつながりなど、興味深い話が盛りだくさんでした。



国家として成立する条件として、軍事的、経済的に国民を守ることが第一義にあると思います。アメリカという国にも光と影があるとおもうのですが、本当にWTCの爆破がアメリカの自作自演だったとしたら、亡くなったアメリカ人たちは、殉職者として扱われるのでしょうか…。


美容医療でアメリカと深い縁を持ち、子供の頃からアメリカに憧れて育った僕としては、複雑な気持ちになりましたね。

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2006年9月24日 (日)

三国志

Fi1280_0e 最近、横山光輝の漫画「三国志」全30巻を、1巻から読み直し始めました。三国志は吉川栄治の小説も、横山光輝の漫画もどちらも持っています。初めて小説を読んだのは高校生のときですが、それ以来、5年後ごとぐらいに読み直したくなるんですよ。漫画と小説のどちらからか読み始めると、結局いつも両方読んでしまいます。どちらも違った視点で歴史を捕らえていて、とても面白いのです。


前に読んだのは、ちょうど2000年ぐらい。大学院に入ったときでした。


登場人物の中では、僕は圧倒的に曹操が好きです。三国志演技などで、劉備が善人、曹操が悪人とされてしまい、今の中国では曹操は悪人扱いなのは非常に残念なことです。


曹操は優れた政治力と戦闘力、企画実行力を持った上に、優れた詩をも多く残しており文化的な才能を持つ人物であったとおもいます。中国の王朝は、易姓革命(天が優れた人物を選び、皇帝にする)の考えがあります。前王朝の歴史の書物を次の王朝がまとめ上げるという、中国独自の歴史観から、劉家から漢王朝を簒奪し、魏の国を建てた曹操が、悪く言われてしまうのも仕方がないのかもしれません。魏の国は、邪馬台国の卑弥呼が金印を遣わされたと記録されている魏史倭人伝を編纂した国であり、実はこれが日本と中国との最初の接点なのではないでしょうか。


少し前に、中国が、中国の偉人8人を発表したのですが、その中には漢の劉邦、秦の始皇帝にならび、三国時代から曹操と諸葛亮が選ばれていました。曹操の復権が成されているのは喜ばしいと思いました。


晩年の曹操はこんな詩を詠みました。

老驥伏櫪 (老いたる馬は厩に伏すと言っても)
志在千里 (志は千里にあり)
烈士暮年 (烈士は晩年においても)
壮心不已 (壮心はやまず)


「天よ、われに全ての艱難辛苦を与えよ」と言う名言を残した曹操。全ての苦労を背負って、自ら成長することを望んだ曹操は、自分にも他人にも厳しかった人なのでしょう。晩年に至っても大志を抱いていた曹操に憧れを感じます。

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2006年8月26日 (土)

MAQUIAに載せて頂きました。

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MAQUIAにクリニックを載せて頂きました。

ギャラクシーとオーロラSRAの合わせワザで、シミとシワを一気に解決するというもの。


キャラクシーもオーロラもイスラエルのシネロンという会社で開発されています。レーザーは軍事目的で開発されますから、アメリカとイスラエルが圧倒的に進歩しているのです。


1999年にフォトフェイシャルという、肌にかさぶたを作らずに、光治療器でシミを治療する方法が開発され、2000年に日本で大ブームになりました。


その機械にRFという電流を用いたELOSというシステムを開発し、シミだけでなく、シワやたるみに対しても効果を持たせた機器が、オーロラという機器です。2002年ぐらいに発売になりました。パトリックビターJrというカルフォルニアの医師が、フォトフェイシャルに代わり、医師のトレーニングに使用したことで、一気に知名度が上がったのです。


オーロラは火傷などの副作用も少なく、非常に使いやすい機器で、すでに日本国内に300台近い機械が輸入されたと聞いています。


このゴールドスタンダードといえるオーロラに、たるみを取るポラリスの機能を加えたものが、ギャラクシーです。ギャラクシーは、パトリックビターのトレーニングにも現在使われており、現在の肌のメンテナンス機器の世界的なスタンダードといえます。月に一度、この施術を行うと、ハリのある、健康的な肌が手に入れられるので、クリニックFのメニューでも、最も人気のある施術のひとつになっています。


また、オーロラSRAは、オーロラの機能を、よりシミに対して効果を高めた、オーロラの進化型なのです。従来のオーロラで治療して、とりきれなかったうすいシミが、一気に反応して取れるので、患者さんに驚かれます。百聞は一見に如かず。ぜひご体験いただきたい施術です。

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2006年7月 8日 (土)

村上春樹

Fi1002_0e 僕は高校生のときに村上春樹の小説に出会いました。


確か”世界の終わりとハードボイルドワンダーランド”の発売のときです。
衝撃を受けましたね。、『ハードボイルドワンダーランド』という人間の意識下のもう一つの世界と、『世界の終わり』と題された現実世界の二つの世界を一章ごとに交互に描いていくというなかなか凝った構成をしているのです。


 この二つの世界は小説の中で、最後には見事に交わって行くわけですが、そこに至るまでの経緯や、『世界の終わり』で出てくるいろいろな事象が秀逸なのです。高校生のときから何度も読み返しましたが、いつも発見があります。ほんとうにすばらしいですね。


お勧めの書です。

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2006年7月 7日 (金)

Saitaに載せていただきました

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Saitaに載せていただきました。


クリニック発のパワーコスメティック、フラーレンと高吸収性のビタミンCであるアプレシエ・APPSを組み合わせたナノラディエンスクリームと、フォトフェイシャルの最終系、オーロラプロについてです。


オーロラプロは、スーパーオーロラとか、オーロラ SRAと呼ばれている機器ですが、以前のオーロラに比べて、照射波長が100nm紫外線方向に振ってあり、シミが取れる効力が格段に高いのです。


今までのオーロラでは取りきれなかったシミが、この器械によって綺麗に取れるので、皆さんに驚かれます。比較的安い施術ですので、お試しあれ。

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2006年6月 7日 (水)

Chou Chou のアンチエイジングセミナー

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6月6日の19時からニューオータニで開かれた、Chou Chouのアンチエイジングセミナーで講演と、KITERUのくどーみやこさんとの対談をしてきました。


お題は 『メディカル・スパの時代が来た! レーザー最新情報もあります』 というもので、前半10分でメディカルスパという施設の存在を説明し、後半で20代の今からできる、レーザーを含む美容医療についてのお話をしました。



 日本は西洋医学重視の下、医療が進んできましたが、世界には西洋医学とは違った面から健康についてアプローチするセラピーがあるのです。メディカルスパは、アメリカを中心に広がりはじめた、治療の場である「病院」と癒しの場である「スパ」を融合させた全く新しい施設なのです。

 
ドクター、管理栄養士、セラピスト、ナース、エステティシャンが常駐し、それぞれの得意分野を生かしながらクライアントの悩みをメディカルなアプローチとホリスティックなアプローチ両方から捉え、解消・解決していけることが一番の特徴です。

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普通の病院で出来なくて メディカル・スパで出来ることですが、

ビューティードックがあります。

まずは、
問診表であなたの体の状態や生活習慣について
細かく伺ったあと、検査をします。

検査の内容は
血液検査・尿検査・体組成計による身体バランスのチェック
です。

3週間後
検査とチェックでわかることは・・・

以前のブログにも述べたように、66項目の検査データが分かるのですが、このデータを下に、


まず管理栄養士さんの立場から

前記項目に関するアドバイス・食事指導・生活指導を行って

 今採ってるサプリメントは適切かどうか?
 不必要なサプリメントに無駄なお金を使ってませんか?
 不要なダイエットに気を使いすぎて、必要な食べ物を取り忘れていませんか? ちゃんとお肉も食べなきゃだめですよ。

 体脂肪が少なすぎると、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が十分できず、肌のハリ・ツヤがなくなってしまうんですよ。
 不妊の原因にもなりかねますよ。

 貧血や片頭痛の原因が、こんなところに隠されてるの知ってますか?コンビニのお弁当いっぱい食べてるでしょ!?

なんて、アドバイスが受けられるのです。


次にセラピストさんから

*毛穴の黒ずみとコメドが気になりますね。
胃経や膵臓の弱まりが考えられるかもしれません。
 
*皮膚がかなり乾燥してるのにニキビができてますね。
卵とかチーズとかエビとかカニとか好きで
よく食べてるんじゃないですか?
肺経や大腸経、内分泌系で言うと甲状腺や副甲状腺
に弱まりが考えられるかもしれません。

*くすみや皮膚の色むら、弾力の欠如が気になりますね。
肝経や副腎の弱まりが考えられますから、あまり我慢や
怒りを溜め込んだりしてはだめですよ。

あなたの症状を緩和する精油を選んでブレンドしてあげましょう。
マッサージの仕方や、お勧めのセラピーもご案内しますね。


といったアドバイスを受け、最後にドクターから

*今お体の状態がどういった状態にあるか、
 何が必要で何が必要でないか、正確に理解できましたか?

*シワやたるみをレーザーでいくら解消しても、女性ホルモンや脂肪が足りなければ、根本治療にはなりません。

*大人のニキビには、婦人科系の疾患が隠されている場合もあります。

*むくみやクマは腎機能が、くすみは肝機能が正常でないと根本治療は出来ません。

といった西洋医学的な見地からのアドバイスを受けられるのです。


Fi849_2e各々違った専門家の立場から、皆さんの健康についてのアドバイスが出来るのです。こういった施設は今まで日本にはありませんでした。




長くなってしまったのでその2に 続く

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2006年6月 6日 (火)

ACT4のアンチエイジングセミナー

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3日土曜日は、ACT4主催のアンチエイジングセミナーがホテルニューオータニの中のゴールデンスパで行われました。


アンチエイジング総合研究所所長で東海大学教授の久保先生と僕にとっては今年四回目の共同講演となりました。いつもは久保先生の弁舌巧みな(なんというか、あたかもあの、”みのもんた”が医師免許を持っているような見事な話をするので、みんな聴衆が引き込まれてしまうのです)講演の後の出番が多く、とても緊張するのですが、今回は僕が先でしたので、ちょっと気が楽でした。


今回、僕はレーザーの歴史からその安全性、そして最新のレーザーではどんなことが出来るのかを話しをしました。


1985年にハーバード大学のロックスアンダソンらによりレーザーの臨床利用が始まり、すでに30年経ちますが、その後にレーザーの転期と思われる時期が三つあったと僕は考えています。


一つ目は1999年のIntense Pulsed light いわゆるIPL・フォトフェイシャルが出来たことです。これによって、肌にかさぶたを作らず(ノンアブレイティブ治療といいます)、シミを治療することが出来るようになりました。さらに、施術後すぐに化粧が出来るようになったのは福音でした。オーロラやオーロラプロはその最終新化系です。


二つ目は2002年のRadio Frequency つまりRFの開発です。今までの光、レーザー中心の治療では、1.3mmぐらいの深さまでしかエネルギーを入れることが出来ません。RFという電流を用いる事で、形態的変化というか、肌の深いところの施術ができるようになったのです。つまり、メスなしに、シワやたるみを改善する、フェイスリフトが出来るようになったのです。サーマクールやギャラクシー、ポラリスがその系列です。


三つ目は2005年のFractional Laser Resurfacing の技術。つまりフラクセルでしょう。水に吸収される波長のレーザーを用いて、肌の一部を70ミクロンという径で楔型に瞬間蒸発させ、その部位を完全に入れ替えてしまうというものです。正常なケラチノサイトが周囲に残っていますので、すぐに再生を促すことになり、肌のダメージを極力減らすことが出来ます。まさにコロンブスの卵。コペルニクス展開の発想で、この理論が発表されたときに会場にいた医師達を(僕もその場にいたのですが)あっと言わせました。2006年のボストンの米国レーザー学会ではアファーム、スターラックス、モザイクなどなど、フラクセル類似の商品がデビューを飾りました。


 思えば、昨年度はより多くの最新知識を仕入れるために、本当に多くの海外の学会に参加しました。ブログにも書いて報告していますが今並べると自分で考えてもすごい渡航数ですね。


オーランド 米国レーザー学会(ASLMS)出席
上海 山川雅之中国クリニックのレーザー部門アドバイスのための見学
ポーランド ヤグレーザー学会招待講演
台中 中国皮膚科学会招待講演
ソウル マックス社エルビウムヤグレーザー機器検討会
シンガポール SkinMD社主宰レーザー美容学会招待講演
パース 皮膚再生機器”リセル”工場見学
パリ ヨーロッパ美容・抗加齢学会EMAA学会出席・メソセラピー認定医取得
ロンドン ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の招待講演
ナポリ プロモイタリア本社で行われたメソセラピートレーニング
バンコック ヤグレーザー学会での招待講演
ラスベガス 米国アンチエイジング学会A4M出席
フィンランド ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)出席
サンフランシスコ 全米皮膚科学会(AAD)出席


でも、このうち半分以上は招待講演でしたので、交通費宿泊費は無料でしたが…。(笑)
この世界は進歩が早いので、様々な学会で得たいち早い情報をこのブログや講演会などで、皆様に提供できるようにと考えています。


 そうそう、実は9月9日に韓国で行われるアジアのフラクセルユーザーズミーティングで、日本代表として、僕と女子医大の河野太郎先生の二人が講演に呼ばれることになりました。香港からはフラクセルの株主でもあり、アジア人患者のフラクセル経験数最多を誇る、ヘンリーチャン医師も講演に来るそうです。名誉なことでとても嬉しいです。いろいろとディスカッションをしてきたいと思っています。


講演の準備、頑張って進めてゆきたいと思います。

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2006年4月27日 (木)

出張のリバウンド

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フランソワーズ・モレシャンさんととACT4の取材を受けたのが記事になりました。6月3日にはニューオータニ内にてアンチエイジング塾を開催する予定です。まだまだ誤解も多い美容医療の世界について、ひとりでも多くの人がこれを機に正しい情報を知っていただければうれしいです。


しかし、最近どうも太ったらしい。アメリカ出張のリバウンドでしょうか。今日は昼休みを使って久しぶりに泳いできました。30分のブレストストロークで2キロ。昔一応水泳部だったのです。でもゴーグルを忘れて失敗しました。体重を量ったら約1キロ オーバー。

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2006年3月23日 (木)

GQに出ています

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今日発売の「GQ」という雑誌の特集「男のアンチエイジング」に、僕のクリニックを載せて頂きました。飛行機の座席に例えて、「エコノミークラス」から「ファーストクラス」まで、3つのエグゼクティブ男性用特別メニューを作ったのが今回注目していただけた理由のようです。


 たとえば、某政治家や某経済界のドンや某野球監督など、TVや雑誌に出る機会が多く、その「人相」で人気がある程度左右されてしまう人は、こうしたクリニックとうまく付き合うことが成功の秘訣でもある時代になったと、僕は思うのです。男性の場合、無謀な日焼けやスキンケア習慣の欠如によって、濃いシミや深いしわで年齢よりも老けて見られたり、人相が悪くなってしまっている人が多い。ごくごく簡単なレーザー治療で、「男前度」が5割増しになり、男なんて僕も含めて所詮単純なものですから、ちょっとした変化で気分よく明日もガンバレルものです。


 僕自身男性の患者さんが好きなので(決してヘンな意味じゃありません。スタッフも患者さんも女性ばかりだと時々淋しいのです(苦笑))、「自分の人相の悪さ」に心当たりのある方は、ぜひ一度クリニックFまでお越しください。これからは窓から見える桜もきっと綺麗ですよ。

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Can Camにも出ています

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そうでした。23日発売の小学館Can Camでも取り上げていただきました。去年の内覧会のときに編集部の方にも来ていただいて、そのときもびっくりしたのですが、Can Camはものすごく売れている雑誌らしいですね。スタッフが皆嬉しそうに毎月読んでいます。しかし、これはこの商売では致命的かもしれないのですが、僕は芸能人やモデルさん(特に女性)の顔と名前がいつまでも一致しない・・・。歳のせいですかね? 勉強しておこう。

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