カテゴリー「レーザー・光治療 」の46件の記事

2009年3月17日 (火)

再利用チップに御用心

今日クリニックに出勤したら見覚えのない社名の郵便物が来ていました。

なんだろうと開封してみると、

「フラクセルを導入されているクリニック様へ」

という表題がついています。

ちょっと読んでみると、

「接続機械をつけるだけで、フラクセルチップがなんと再利用できます。」

「タイタン用もあります」

「コスト削減できます。」

という言葉が…。

いわゆる“再利用チップ”購入の申込書だったのです。値段も正規のチップに比べると、驚くほど格安です。

写真を撮ってそのままブログにアップしようと思ったぐらい、ちょっとびっくりしてしまいましたが、こういったものが横行しているのですね。

フラクセルやサーマクール、タイタンは、一定の容量を超えると機器の先端に使う“チップ”が使用できなくなります。

その消耗品の金額が高いものも多々あって、それ故にそれぞれのレーザー施術は、「最低価格」が自動的に決まってしまうことも多いのです。けれど、本来使い捨てをすべきチップのコンピューターROMを書き換えてしまうことで、これらの消耗品を再利用する人たちがいる・・・というわけです。

都内でも安価で施術を受けられるクリニックが何軒もある時代ですが、実はこの1週間余りの間に、他院でフラクセルやサーマクール等の施術を受けたが、

「ひどい火傷をしてしまった」

「かえって状態が悪化している」

「受けていた説明どおりの効果を得られていない」

「何度も通っているが、むしろお金を取られすぎている気がする」

・・・などなどの理由により、なんとかならないか、セカンドオピニオンを求めていらしたり、クリニックFで改めて治療を受け直したい、と言っていらした患者さんが、5人もいました。医者含めスタッフが20名くらいいるような大手のクリニックで「5人」という数字は決して多くないかもしれませんが、クリニックFのような、医者と言えば僕しかおらず、一日に数名の患者さんしか診ない細々とやっているクリニックで「週に5人」というのは、結構な数字なのですよ。

以前から他院でのトラブルに懲りていらしてくださる患者さんは結構いましたけれど、それが最近特に増えているようで、ちょっと気になりますね。

レーザー治療で起きるトラブルは、もちろんパワーやパルス幅、波長、カバレッジの%選択ミス、機器のメンテナンス不足、医師の技量不足、知識不足・・・ということが原因の場合も多いと思うのですが、再生チップを使用したことで、こうしたトラブルが起こっている可能性も否めません。

使い回しの注射針を使われることを想像してください。ぞっとしますよね。なにより、僕はレーザーの開発現場で、技術者たちがどれだけ苦労をして新しいレーザーを作り上げているか、実際その工場や工程を様々な国で見てきていますし、それらが文字通り「血と汗と涙の結晶」であることを知っています。格安の再生チップは、安全性を欠くばかりか、そういった人たちの努力を踏みにじり、技術者・研究者に対するリスペクトを欠くものであるといっても過言ではないと思います。

こればかりは賛成できません。

クリニックFのレーザー治療価格は、国際基準に照らし合わせたものです。

ゼロを二つ取ると、そのままUSドルになります。新しく出るレーザーを定期的に購入するレーザー専門のクリニックであれば、クリニックFの価格と比較して、値段をそんなには下げられないはずなのですけれどね。

しかしながら、キャンペーン価格などで、どう考えても原価を割るような価格で治療を提供するクリニックがある。

レーザー治療を安く提供するクリニックはありますが、安く提供するためにはそれなりの理由があるのです。

日本におけるレーザー医療全体の信用と未来に関わる問題ですから、僕ももう少しちゃんとリサーチしてみたいと思っていますが、これからレーザー治療を受けようとお考えの方がいらしたら、クリニックを選択する際にはお気をつけください。

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2009年1月16日 (金)

メラニンが破壊される音

レーザーを患者さんに照射するとき、介助でスタッフがつきます。先日その介助が終わり、患者さんが帰られた後、声をかけてきたスタッフがいました。

「メラニンにレーザーが“ジャストミート”すると、他の場所を打つときとはまた違った、独特な音が鳴るんですね。“ペシッ”というか、“パリッ”というか・・・それが初めて今日わかりました!」

その話を聞いて、僕はこのスタッフを見る目が正直、変わりました。優秀なスタッフだとは常々思っていましたが、何十人ものスタッフと今まで一緒に仕事をしてきた中、こんなことに気付くことのできるスタッフは今までいなかったからです。

以前のブログで書いたことがありますが、僕は絶対音感があります。

昔、絶対音感を持つプロゴルファーが、

「パターでボールを弾く音を聞いた瞬間に、そのボールがホールに入るか、わかるときがある」

とコメントをしていたのを聞いて、

「わかる わかる」

と、深く頷いてしまったことがありました。

普段の生活でも、この絶対音感が役立つことはいくつかありますが、仕事で言えば、冒頭のスタッフの話のように、レーザー照射時、メラニンが数ミリの狂いもなく、“ジャストミート”すると、ある一定の高さの音がするので、僕はそれを照射終了のメルクマール(判断基準)にしているのです。

シミと一言で言っても、それは平面ではなく、3Dで捉える必要があります。

まず顔を見て、どの場所にシミがあるかを特定します。これは医師でなくても、誰もが見ればわかる平面的なことですので、ここに光を「ジャストミート」させることは簡単なことですよね。機器の仕様がわかり、視覚の正確さがあれば可能である、ということになります。

しかし、ここからが問題です。皮膚は当然平面ではなく、「深さ」のある立体です。

そして、シミによって存在する深さが違うのです。

温泉や油田の採掘を例えに考えるとわかりやすいかもしれません。

どこまでも続く地面の中から、

「ここだ」

と、まず当たりをつけます。

そこから源泉を探って慎重に掘り進めていきますよね。

僕もメラニンの「源泉」を探し当てるような気持ちで、毎回シミの深さを想定し、機器を選び、パワーと波長を調節した上で、照射を行います。

ただ地面と違って皮膚は「スコップや機器で掘る」ことができませんから、波長に対する知識と音だけを頼りに深さをアジャストしていくわけです。

このとき、面で捉えたポイントがわずかでもずれれば、いくら掘っていっても「ジャストミート」の音がすることはありません。

また、深さの違うメラニンの焦点がすこしでもずれれば、やはり「ジャストミート」の音はしないのです。

これは多分医師や技術者の中でも熟練の人か、もしくはよっぽど耳の良い人でないと聞き分ける事ができない。

僕自身は、絶対音感がないとその感覚がわからないのではないかと思っていて、この話を他人にしたことはありませんでした。

それが、こんな身近に、その音の違いに気付いてくれるスタッフがいたとは・・・

自分は良いスタッフに恵まれているんだな、と思いましたね。

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2008年11月 2日 (日)

今日からイスラエル

今日からイスラエルに行くこととなりました。

二泊四日という強行スケジュールでの出張です。僕にとっては初めてのイスラエルとなります。

レーザー・光治療器の分野で仕事をしていると、イスラエルという国を抜きにこの世界を語ることはできません。軍事大国であるこの国は、レーザーの技術が非常に発達しているのです。

有史以来、戦争という期間は、起きる様々な悲劇とは裏腹に、国家の技術力を高めます。事実、現在の西洋医療の技術が最も進んだのは第一次、第二次世界大戦中と言われていますよね。

光治療の世界でも、フォトフェイシャル(IPL)の技術は、戦闘機の塗装をはがすために強い光を照射した技術がヒントになっていると聞いたことがあります。

現在でも、世界で最もレーザーの技術が進んでいる地域はアメリカのボストン周辺。そしてカルフォルニアのシリコンバレー周辺。そしてこのイスラエルになるのでしょう。

イスラエルは1948年建国で、人口わずか650万人ですが、労働力数との比率でみると、自然科学、工学、農業、医学の分野における論文執筆者の数は世界一です。生物工学の分野では極めて進んだ技術を持ち、軍需製品の性能・品質は世界でもトップクラス。

ハイテクの国なのです。

思い返せば、ぼくとイスラエルのはじめての接点は中学生の時。

「日本人とユダヤ人」というイザヤ・ベンダサンなるユダヤ人(後に山本七平のペンネームだと判明)が書いた本でした。父の書棚にあったのを偶然手に取ったのですが、衝撃を受けましたね。この本は、戦後の早い時期に発刊された海外の視点から見た日本人論であるということからベストセラーにもなりました。

後にこの本の痛烈な批判本も販売されました。(朝見定雄著「にせユダヤ人と日本人」)この本も同時に読むことが条件ですが、思春期には必読の書と言えるのではないでしょうか。

当時の僕も、日本人であるというアイデンティティーが生まれ、国際関係に非常に興味を持つようになりました。ある意味、人生観が変わりましたよ。

イスラエルの出張報告については、無事帰国したらまた書きますね。

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2008年8月 7日 (木)

出産前後のレーザー照射

クリニックで頂く御質問で、もうひとつ多いのが

「妊娠中なのですが、レーザー/光治療はできますか?」

というものです。

これはレーザーの種類、治療する部位にもよりますが、クリニックFの場合は顔の施術がメインであり、扱っている機器にも幅があるため、「妊娠中にレーザー/光照射が可能か否か?」という質問に対しての答えは「YES」 。ただし、実際治療を行うか? といえば、それは「NO」とお答えしています。

妊娠中というのは、女性ホルモンの分泌量・状態が激変するため、シミが濃くなったり肌荒れが起きたり、いつもよりくすんだり、クマが濃くなったり・・・と、皮膚の状態も不安定な状態に陥ります。

妊娠したら突然産毛が濃くなった! なんて言う人もいますからね。

精神状態も不安定になる時期が訪れますから、さらに皮膚の状態は大きく波を打つことになるのです。

しかしこれは一過性のもので、出産から数ヶ月後にはシミも薄くなり、瑞々しさやハリが肌に戻り、皮膚の状態は妊娠前よりむしろ良くなる場合が多々あります。まさに自ら生み出したプラセンタ(胎盤)エキスが身体の隅々まで行き渡るわけですから。

偉大なる女性ホルモンの成せる業ですよね。

ですから、妊娠中の皮膚の状態を過度に気にしてそこに治療を施しても、それは「非常事態」であることからあまり意味を成さず、お金も結局無駄になってしまうことになります。

むしろ妊娠中に「美容貯金」をしておいて頂き、出産後1年くらい経ってから、それでもなくならないシミやシワに対して治療を行っていく方がよほど効率も良いですし、コストパフォーマンスも良いので、そちらを御案内させていただいています。

クリニックFに通院中、御懐妊された患者さんには、レーザー/光治療よりもむしろ、ヘッドスパやミニ・リンパドレナージュなどの自然療法を御案内しています。

妊娠中はなにかと身体への負担も大きいので、リフレッシュになりますからね。

そして無事にお子さんが生まれ、子育てにも慣れてきた頃からまたレーザー/光治療を再開するようにしています。

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2008年5月19日 (月)

ワークショップ案内

ひとつ、ここで御案内をさせていただきます。

患者さん含めメールなどでリクエスト頂いていた、一般の方向けのワークショップを6月に行うことが決まりました。

ふだんの学会会場ではドクターや医療関係者、経営者の方々などを対象としていることが多いので、なかなか一般の方々向けに解りやすいセミナーをする機会がないのですが、今回はレーザーや光治療の話を女性向けに易しく解説したり、皮膚がなぜたるむのか? シミはなぜできるのか? シワはどうしたら防げるのか? 毛穴の問題、ニキビ跡・・・などなど、画像を使いながら、身近な皮膚のアンチエイジングに関するお話をさせていただきたいと思っています。

最後に実習で、ビタミンCをたっぷり含んだドクターズコスメも皆で作りますから、楽しい講座になると思いますよ。少人数制なので、皆さんとお話できると思います。

クリニックFの休診日である、水曜日の夜に予定していますので、仕事帰りの方もぜひいらしてください。席にも若干まだ空きがあるようです。

お問い合わせはこちらまで。

IMSI 03-5770-6818

「専門医が教える皮膚老化の科学 基礎編」http://www.imsi.co.jp/seminar/docotor/dr.fujimoto_agingskin.html

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2008年5月17日 (土)

パリ開催のEADV演題合格!

真夜中にハッピーなメールが飛び込んできました。

Eadv 今年9月にパリで開催されるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)に提出していた演題が通過したと学会本部から連絡があったのです。今年提出した国際学会の演題はこれで4連勝。

今までやってきたレーザーの研究の方向性が、世界に認められているということです。嬉しい限りです。

演題名は“POSSIBILITY OF FULLERENE APPLICATION IN LASER TREATMENT”

レーザートリートメント後に使用するメディカルコスメが思いのほかレーザー治療と相性がよく、その演題を提出していたのです。

今年のパリは学会中に、どこに行こう。モンサンミッシェル?ヴェルサイユ?

いずれにしても楽しみが増えました。

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2008年5月 8日 (木)

イスラエルからの来客

001_080508 連休開けて最初の来客は、レーザー治療器のシネロン社を立ち上げた元シネロン社CEO=Moshe Mizrahyでした。

明日の帰国を前にクリニックFに立ち寄ってくれたのです。

彼はシミをカサブタなく取り去る、フォトフェイシャルを進化させたフォトRF(旧オーロラ 現e-lightSR)という、ラジオ波とIPLを利用した機械を2002年に開発し、ビリオネアになった男です。

彼が立ち上げたシネロンというイスラエルの会社は、いまだに全米でレーザーの売り上げのトップ3社に必ず入るのですが、彼自身も非常にすぐれたビジネスマンでもあります。

彼が新たに立ち上げた会社の新しい家庭用脱毛機器の意見を聞かれたのですが、使用感には大きなポテンシャルを感じますし、見た目もこれから出るデザインを見せてもらうと、とてもクールです。

これが日本の市場に出るまでには、いくつかの法的なハードルがありますが、クリアできれば、大きな話題となるのではないでしょうか。

肌の若返りや、見た目のアンチエイジングに対する医学的ニーズは、これからももっと増える・・・これは皆共通の見解だと思いますが、そのニーズを拾うチャンネルが今後さらに多様化していくのではないかと思っています。

モーシェから月末にラスヴェガスで開催されるコンヴェンションに誘われましたが、今回はスケジュール的に難しそうです。残念。

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2008年4月28日 (月)

コラーゲンを飲むと肌に良いのか?

ここのところ、患者さんに立て続けに

「コラーゲンを飲んでいるのだけれど、本当に肌に良いのでしょうか?」

という質問を受けます。

これって、どうなんでしょう?

Collagen_triple_helix コラーゲンはタンパク質の一種です。この図のように三つのらせん状のタンパク質が絡まった構造をしています。この大きな物質が、消化管から体内に取り込まれるためには、少なくとも分子量100程度のアミノ酸まで分解されないといけません。

つまり、コラーゲンの骨格がそのまま体内に吸収されるわけではないのです。

では、コラーゲンを食べる(飲む)ことで、分解吸収されたアミノ酸の、栄養効率はどうなのでしょう? はたしてコラーゲンを作るのに役立つのでしょうか?

人間の体では、20種類のアミノ酸が必要です。

コラーゲンに含まれるアミノ酸は、リジンやプロリン、グリシンを多く含む半面で、必須アミノ酸であるトリプトファンを全く含まないといった偏在した性質があります。つまり、コラーゲンよりももっと効率よくアミノ酸を摂取できる物質は他に数多くあるのです。

実際にはアミノ酸は、タンパク質をはじめとした栄養を含んでいる食品類をバランスよくとっていれば摂取量が不足することはありませんので、「コラーゲンを新生するための栄養素として意味がある」とっいった議論も否定されるのです。

つまり、「肌に良いのでコラーゲンを飲む」という仮説を、医学的に立証するには、少々無理があるということです。この仮説を支持する医師は、おそらくいないでしょう。こういった視点でこれらの健康食品や飲料の広告を改めて見てみると、どこにも肌に効くとは書いていません。これが広告のマジックなのでしょう。不思議ですよね。

コラーゲンは化粧品に配合すると、保湿効果がありますので、保湿剤という点では意義はあります。ですが、化粧品に配合したコラーゲンが肌に浸透するものではありません。(最近はマイクロコラーゲンといった肌に浸透する細切れのコラーゲンがあるということですが、医学的に実証はされていません。)

「皮下のコラーゲンを増やすには、現状ではレーザーや光治療器を使用するしかない」

というのが僕の持論です。

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2008年4月11日 (金)

2008年 僕の発表演題その2

038_080412 ふたつめの演題は、東京女子医大の法医学教室と、4月から慶応大学の一学科になった、共立薬科大学薬学部との共同研究でした。

この研究では、レーザー照射後に皮下にできる活性酸素の種類を電子スピン共鳴装置(ESR)で測定、同定しました。

FullarenさらにクリニックFでもレーザー照射後の化粧品などで使用している「フラーレン(強力な抗酸化剤・写真)」を利用して、これらの有害なラジカル発生を抑え、肌の老化を最大限食い止め、より美しく変化させてゆくためには、レーザー照射後にどのような要素が必要なのか、検討したのです。

130_080411 英語の原題は 

“ESR analysis of free radical generated by Fractional resurfacing laser (1440nm) ”

でした。

化粧品はフォーミュレーションと原料にもよりますが、使い方によってはレーザー治療と大変相性が良く、お互いの長所を最大限引き出しあうことが出来ます。僕自身も今までいくつもの化粧品開発に関わってきましたが、その中でもフラーレンは思い入れのある物質です。

すでにクリニックで販売しているクリームも評判は良いのですが、出来たら近々また別の原料と組み合わせてもっとおもしろい、レーザーとの相性抜群な化粧品を作りたいですね。

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2008年3月 3日 (月)

ALMA PIXEL Laser

003_2イスラエルにAlmaというレーザー会社があるのですが、そこで出しているHarmony(ハーモニー)という機械があります。このHarmonyでは、2940nmのエルビウムヤグレーザーか1320nmのフラクショナルレーザーを選択することが可能だというのです。

Alma社は本家のフラクセルを販売している米リライアント社に次いで、かなり前からフラクショナルレーザーの開発を始めた会社の一つです。

080303_002フラクショナルレーザーであれば、ぜひ使ってみたい。

今までの機器に比べて差別化が可能な良い機械であれば、ぜひ患者さんのためにも購入したいとおもって、機器をお借りして、今日までクリニックFで、テストしていました。

080303_007 自分の腕に照射してみると、9×9mmぐらいの皮膚にこのような穴があきます。写真で見えますか?

フラクショナルレーザーのドットの間隔が思ったよりも広いですね。

ほかのフラクショナルレーザーではドットが肉眼では見えないぐらい小さいのです。

半日後にはすっかり赤みもなくなりました。今回は短い期間しかお借りできなかったので、今後の変化等、評価は難しかったですが、エルビウムヤグレーザーの特性を考えると仕方ないかと思いますが、もう少し肌の下への進達度が上がればいいのになと思いました。

ただ搭載している機能を考えると、使いこなすことができれば新規に開業をお考えのドクターには良い機器・おもしろい機器になるかもしれません。

もう少し検討を重ねてみたいと思いました。

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2008年2月16日 (土)

風邪をひくと肌が荒れる?

不安定な天気のせいで体調を壊している方も多いようですが、風邪など引いていませんか?

001_2 風邪をひくと肌が荒れると言って、クリニックを訪れメガビタミン点滴+ビタミン導入を受けられる患者さんが多数いますが、ではなぜ風邪を引くと肌が荒れるのか その理由を御存知ですか?

風邪を引き起こすウイルスはたくさんあると以前のブログでも紹介しましたが、このウイルスを破壊するのに、体内では大量のビタミンCが消費されます。

ビタミンCがなくなることで、体内が活性酸素によって酸化します。このような瑞々しいリンゴが、酸化してしまうと下の写真のようになってしまいますよね。ビタミンCのような抗酸化物質がないと、体内でどのようなことが起こるかイメージできると思います。

003厚生省では一日に必要なビタミンCの量を50mgとしていますが、煙草を一本吸うだけで25mgのビタミンCが消費されますし、ウイルスによって破壊された鼻やのどの粘膜の再生にもビタミンCは使われます。

ビタミンC自体が、細胞の抵抗力を強化するインターフェロンの生産能力を高める作用を持っているのです。

ビタミンCは肌を構築するコラーゲンを作るのに必須な材料ですが、病気の時には体内で必要な量が多いため、肌の中のビタミンCが圧倒的に不足している状態に陥ります。そのため、一時的に肌が荒れる・・・という状態が引き起こされるというわけです。

普段から、風邪を引かないように気をつけられるのが一番ですが、もしも引いてしまった場合にはコマメにビタミンCの補給を心がけるようにしてください。

ところで、このブログはエジプト出発前の関西空港で書いています。夜なので店はどこも閉まっていて、これでは時間を持て余してしまいますね。来る途中、出張時に必ず持っていくマスクを忘れてしまったことに気付きました。僕も風邪を引かないよう、気をつけたいと思います。

では、行ってきます。

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2008年2月 7日 (木)

米国レーザー学会の演題

4月にフロリダで行われる米国レーザー学会(ASLMS)の演題提出が9日に迫っていました。

ここ最近はその締め切りばかりが頭にあり、夜中ずっと作業をしていたのですが、なんとか今日やっと終わりました。ぎりぎりですね。

今年は三つも演題が通過したので、演題の組み方も大変でしたが、アメリカやシンガポールから、

「もし必要なら、最後に英語の文章のネイティブチェックをしてあげるよ」

なんていう心強い国際電話をもらったりして、とても嬉しく思いました。

持つべきものは友ですね。

今夜はやっとゆっくり眠れそうです。スーパーマリオ・ギャラクシーでも仕上げるかな(笑)。

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2008年2月 2日 (土)

四季とレーザー

レーザー/光治療器を扱う医者は、ひとりひとりの患者さんが、四季の中でどの季節に自分のクリニックに初めて来たのか、そしてそれに対し今の季節はどう違うのか、常に念頭に置き対応できるよう準備しなければならないと思っています。

レーザーの先進国はアメリカである、とは皆共通の認識ですが、レーザーの打ち方に関しては、アメリカの打ち方をただ真似ても日本でそのまま応用は効かないのです。

なぜなら、日本には四季があるから。

日本では、春先に来た患者さんの肌は、梅雨→盛夏→初秋→初冬→厳冬・・・と季節を通して劇的に変化します。気温と湿度が一年を通して大きく変化することが一番の理由でしょう。

医者はこの季節の変化に応じて、レーザー/光治療器のパワー設定を変えたり、使う機種を変えたりしなければならないのです。

Img_0639 たとえば春に来た患者さんにオーロラSRを照射するとします。

Img_1029 梅雨から夏にかけて、この患者さんへの適応照射パワーは少しずつ上がっていきます。気温と湿度が上昇カーブを描くからです。

Pb250057秋頃には、SRをSRAに変えられるくらいに肌は調子を上げていきます。

213_2 しかし年を越し、厳冬の1月2月を迎える頃には、一度パワーを弱くするか機種を弱いものに一度戻す・・・といった選択が必要になるのです。

そしてここで様子を見て、改めて適正機器の選択をもう一度再検討する方が良い。

これはアメリカの医師やレーザー会社からは学ぶことができない、日本独自の環境と市場を念頭に置いたテクニックです。皮膚とその皮膚を取り巻く環境がアメリカと日本では全く違うのです。

結果をなかなか出せなかったり、患者さんの満足度が低かったり、また火傷や事故を起こすクリニックというのは、もちろん技術自体が未成熟な場合もありますが、こうした

「日本でレーザーを扱うときには四季を意識せねばならない」

という、日本独自の視点を持っていない医師が担当している事も、その原因のひとつにあるかもしれません。地域によってもパワー設定・レーザーの選択は異なってくることでしょう。

気温と湿度を考えただけでも、北海道と九州で同じでいいわけはないですもんね。

これまでは講演に呼んでいただく場合、医療経営について話をすることが多かったのですが、今後はこうした話もドクター向けにしていく機会があったら、と思っています。

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2008年1月18日 (金)

痩身のレーザー機器

Vela  痩身のネタが続きますが、今日は本業のレーザーの話です。

オーロラやポラリス、ギャラクシーで有名なイスラエル シネロン社のレーザー痩身機器のVelaShapeの日本上陸一号機がクリニックFにやってきました。

VelaShapeはRF、バキュームそして赤外線域の光によって部分痩せをするというもの。

そして「サイズダウン」という観点で初めての米国FDA公認機器なのです。

この機械、米国ではすでに、ものすごいヒット商品なのですが、医療法の問題で日本への上陸が遅れていました。まだ白人の症例写真しかないのですが、セルライトの除去能力は圧巻ですね。

クリニックFで、まず試用をして、結果を追ってご報告してゆきます。

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2008年1月16日 (水)

レーザーで育毛

Imgmedliteabsorpspeclg 光レーザー機器を毛髪に使用した場合、脱毛効果があることは脱毛レーザーがあることから、いわば業界ばかりか一般の人にも常識ともいえます。

しかし、育毛のためにレーザーを使用することが出来るのをご存知でしたか? 2007年には米国の専門誌にレーザー育毛の論文が掲載されましたし、FDA(米国の厚生省)で認可を受けた商品も出てきました。

現在日本で手に入る家庭用のレーザー育毛機器は、4種類あります。それは韓国製のLEIMO 中国製のHairPro ドイツ製のHairbeam アメリカ製のHairmax でおのおの輸入販売元があり、日本でも相当数が売れているようです。

それぞれ890nmや660nmの波長を使用したLLLTと呼ばれる非常に低いエネルギーを使用したレーザー機器なのですが、輸入ではなくて、僕はこの改良型の機器を国内で作れたらと思って計画しています。昨年末に出た論文からヒントを得た、いいアイディアがあるんですよ。 

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2008年1月10日 (木)

あれ?全部合格している…。

今年の米国レーザー学会には、

「フラクショナルリサーフェシングレーザーのアファームの日本人に対する使用経験の演題」

「YSGGという新しい波長を使ったサーマルピールングが可能なリサーフェシングレーザーのパールの同じくアジアンスキンに対する使用経験の演題」

「赤外線域のレーザーを使用したときの、皮下に出現するフリーラジカルの研究の演題」

の3つの演題を投稿していました。

昨日はそのひとつが通ったことがわかって喜んでいたのですが、その後追加で2通メールが来て、なんと昨年提出した3つの演題全てが通過していることが、今わかりました。

というわけで、この学会で僕の演題が3つも発表できることになりました。ひとつの学会で3つも発表できるなんて、日本の学会を含めて初めての経験です。

最高に権威のある米国レーザー学会で発表することは、「レーザーオタク?」を自認している僕としては一番の名誉だと思っています。新年早々、こんな知らせが来て、今年はいいことがありそうです。

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2008年1月 9日 (水)

2008年米国レーザー学会通りました!

Poster08 2008年4月にフロリダで行われる米国レーザー学会(ASLMS)にいくつか演題を出していたのですが、そのうちの一つが採用されるとたった今、学会主催者から連絡がありました。

Dear Dr. Fujimoto:

Congratulations!  Despite the fact that this year’s conference has attracted an unusually large number of abstracts, your abstract entitled ESR ANALYSIS OF FREE RADICAL GENERATED BY FRACTIONAL RESURFACING LASER (1440nm) has been selected by reviewers.

今年は特に多くの演題が出ていたらしく、返事も遅かったですし、リバイズが必要であるとはっきり言われた演題もあったので、通過してホッとしました。嬉しいな。

僕自身、初めて発表をした2004年から5年間連続で、世界最高峰の米国レーザー学会で演題を発表する機会を与えられたということになります。

これからも日本から世界に最新の情報が発信し、自分の患者さんに還元できるよう臨床に研究に頑張りたいものだと決意を新たにしました。

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2008年1月 7日 (月)

マレーシアの先生からのメール

Img_013

今日からクリニックFでの新年の診療が始まりました。クリニックでメールを開けるとどっさりと新しいメールが…。毎日、処理が大変です。

ところで、ここ数年、アジアで招待講演が多いので、特に同じスキンカラーを持つアジアの先生方からどのようなレーザーを購入すればよいのかとメール相談を受けることがよくあります。

講演を実際に行った国のドクターからのメールがほとんどなのですが、稀に僕の講演を聞いたドクターからの紹介で、日本に観光に来る際に、クリニックFに立ち寄らせてもらえないか?といったメールをもらう場合もあります。円安の影響もあるのでしょうか。

昨日もバンコクで僕のアファームに関する講演を聞いてくれたドクターの紹介で、マレーシアのドクターからメールが来ていました。

He is the doctor with most experience with this laser in Japan. He is a very friendly chap who speaks perfect English, so you'll be in good hands.

と紹介を受けたそうです。僕の英語は完璧な英語には程遠いとは思いますが、自分の英語がある程度評価されているのは嬉しいと思います。

受験時代には数学や国語は得意だったのですが、記憶ものの英語はどうも好きではなくて、医者になって必要になってから勉強してしゃべるようになったのでまだまだ課題は多いのですけどね。

マレーシアはまだ行ったことがないのですが、とても素晴らしいところらしいですね。

ともあれ、本年もよろしくお願いいたします。

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2007年12月20日 (木)

ジェネシス

1_3 診療が始まる前に、 ジェネシスの適応範囲がどこからどこまでなのか、自分の皮膚で実験しています。

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2007年12月18日 (火)

レーザーの守備範囲

国内のレーザー学会で講演を頼まれると、講演終了後聴いくださった先生方から、

「これから開業を考えているのですが、どのレーザーを購入すればいいと思いますか?」

レーザー選択のアドバイスを求められることが良くあります。

そういった先生方にお願いするのは、開業する地域の競合となるクリニックをまず調べ、それらのクリニックに配備してあるレーザーの情報を揃えてください、ということです。

僕の方はそれを元に、ではどのレーザーを買うべきか選択ができます。

いくら良いレーザーであっても競合のクリニックが同じものをすでに持っている場合には、買っても結局稼動せず無駄に終わってしまうこともありますからね。

「競合」という言葉を経営ではよく使いますが、クリニックの場合は「競合しない」ことはとても重要です。競争軸を変えて独自の路線を見極めていくことで、ライバルを作らず他のクリニックとも「共存」できるからです。

「競合相手」とは対峙する敵のことですが、「共存相手」になると共に歩んでいく味方になります。医者同士でつぶし合いをしても仕方がないわけですから、むしろ

「どうしたらこの業界を盛り上げ向上が出来るのか」

ということを建設的に考える方が良いように思っています。まだまだ日本のレーザー治療は発展途上にあるのが現状ですから。

先日ある先生から頂いたメールにこんなことが書いてありました。

「地方のレーザークリニック(ばかりか東京の名前が売れているクリニックでさえ)のレーザーの中には、古くて耐用期間が過ぎても捨てられずに使われていたり、レーザーの守備範囲を明らかに超えた症状に対して使用されている現状がある」

雑誌によく取材されるクリニックでさえ、エビデンスの無いものや

「どう考えてもその機械の波長やパルス幅でその症状は改善できないだろう」

というものをあたかも治療が出来るかのように書いているところもあり、そうした記事を見つけると、これが日本のレーザー治療の現状なのかと驚くことも多々あります。

レーザー治療は日進月歩で進化していることもありますが、どうしたら日本の現状を良くしていけるのかも皆で考えていきたいですね。

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2007年12月 1日 (土)

E-MAX

Getattachment1 最近顔が疲れてると言われるので、午前中時間を見つけて今日はE-MAXを自分で打ってみました。

やっぱりリファームは効きますね。顔が瞬時に「上がり」ます。

さあ、これで午後の診療がんばろう!

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2007年11月 6日 (火)

ハリウッドスターがいつまでも若い理由

Top_gun_2 ちょっと前なのですが、1986年の米国空軍映画、トップガンをDVDで観る機会がありました。

トップガンといえば、トムクルーズやメグライアンを世に送り出した、ハリウッッドを代表するような映画でしたが、僕も当時、映画館に観に行って、とにかくかっこよくて度肝を抜かれた覚えがあります。

あれからもう20年以上もたってしまっているのですね。

ちなみに劇中で使われている可変翼戦闘機である、F14トムキャトは、米軍ではもう現役を引退しています。20年という歳月は本当に長いですね。

僕はレーザーオタクであるとともに、セスナの免許をとってしまうぐらいの飛行機オタクでもあるので(高いところが好きなんですよ(笑))、そういったところに目が行ってしまうのです。この情報は、以前に厚木基地に見学に行ったときに米軍のパイロットが教えてくれました。

ところで、この特典ディスクには、当時うら若き頃の俳優さんたちが、今、20年前を振り返ってインタビューに答えるというコーナーがあったのです。そこで驚くべきことがありました。

あの映画の、サンディエゴの海岸でビーチバレーをしたりしていた、本当にカッコよかった戦闘機乗り達が、齢50に近い単なる中年に変ってしまっていたのです。

しかし、なぜか”トム”だけは若い(笑)。

では、ハリウッドスター達は、どんなレーザーの施術を受けているのでしょうか??

僕の情報網で、すでに何人かの施術情報を聞き出しましたが、現在、クリニックFに揃っているレーザー機器とドクターズコスメがあれば、同じ施術ができることがわかりました。

最近、患者さんにその話をしてみると、同じコースをご希望される方が何人かいるんですよ。しかも、満足度は高い。

ハリウッド施術コース。メニューに載せようか、それとも口コミの施術にしようか、迷っています。

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2007年11月 3日 (土)

美白に使う言葉

通常クリニックFは祝日を休診日とさせていただいているのですが、今日文化の日は博多からわざわざ来てくださる患者さんがいて開けることになりました。九州から飛行機で来てくれるなんて、ほんと嬉しいですよね。

今月は23日の勤労感謝の日も開ける事になりましたので、祝祭日しかおいでになれない方がいたらぜひいらしてください。

さて、レーザーを使った美白(ホワイトニング)も定評のあるメニューです。オーロラやライムライトなどを使ってしみやくすみを改善していくのです。ライムライトの場合は、そのあと必ずビタミン導入をサービスでつけさせて頂いていますので、一段と白さと透明感が増すようですね。もちろんオーロラでも導入をつけることは可能です。

患者さんのカウンセリングをする際、美白や「白くなる」ということを言おうとしてるのに何故か僕が使ってしまう言葉があります。

それは

「色を抜く」

という言葉です。

「色抜きに良いレーザー」とか「色抜けましたか?」とか、なぜか言ってしまうんですよね。普通に「白くなりましたか?」とか「肌の色が明るくなります」とか言えばいいのに、とスタッフに怒られます。

「色を抜く=脱色する=まるでマイケル・ジャクソンみたいじゃないですか!」

と(苦笑)。

こういう失敗はけっこうあって、何度か怒られています。昔もあるナースと話していて、彼女はキャリアも長く患者さんからの信頼も厚い人だったので、

「○○さんみたいなベテランのナースが」

と言おうとして

「○○さんみたいな年老いたナースが」

と言ってしまったんですよ。

なんでそんなことを言ったのか自分でもわかりません。あれは明らかにムッとしてたよなあ・・・。

女性と話すときの日本語は難しい(苦笑)。気をつけて今日も診療がんばります。

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2007年10月28日 (日)

ブライダルエステ? ブライダルレーザー?

「3ヵ月後に結婚式なので、それまでに綺麗にしてほしい」

と言ってクリニックにおいでになる患者さんがいらっしゃいます。

ご本人の場合もあれば、お母様からご連絡いただく場合もあります。

人生一度きりの、女性として最も美しくありたいときのために準備をしておきたい・・・という気持ちは、やはり女心なんでしょうね。

そんなときには僕の方で、挙式当日までのスケジュールを組んで、予算内で最大限の効果が出るようにレーザーを組み合わてメニューを作るようにしています。

クリニックFは、他院と比較しても、多くのレーザー機器を揃えているつもりなので、より多くの選択が出来るというわけです。

ブライダル前に必要な施術は 顔と首周りを含めた

「脱毛」「美白」「リフトアップ(たるみ改善・小顔効果)」「美肌」「痩身」

に尽きると思います。

この中で、「美白」「リフトアップ」「美肌」については完璧なラインアップが揃っていると自負していますが、痩身に関してはレーザーで改善しきれるものではないこと、それから脱毛に関しては顔の産毛処理には適切なものがあるものの、身体の脱毛に対して最適なものはクリニックFに置いていません。

クリニックFをプランニングしたとき、導入したいレーザー候補が山ほどあったのですが、一台の金額が高級外車一台に相当するレーザーをすべて買うわけにはとてもいきませんでした。

実際今も、

「これでポルシェ1台分、これでマセラッティ1台分、これでランボルギーニ1台分・・・。全部でマンション1軒分・・・」

クリニックにずらりと揃ったレーザーを見ると、涙ぐみそうになるときがありますから(笑)。

クリニックFは、レーザーマニアのための、特に顔の施術にフォーカスを当てた美肌、美顔のクリニックにしたかったので、顔に効果のあるものはかなり取り揃えましたが、身体に対して効果を発揮するもので、テーマとも予算とも合わず惜しくも選からもれてしまったレーザーがあります。

Apogee_elite その内のひとつが、「サイノシュア エリート」。顔の産毛処理には向きませんが、腕や脇、足・・・など脱毛に使用するととても効果があるレーザーです。

「ブライダル・エステ」ならぬ「ブライダル・レーザー」を求めてこられる患者さんのカウンセリングをするときは、

「腕や足の脱毛にレーザーの中で最も効果のあるのは、現段階ではエリートです。残念ながらうちにはないんですけど、どういうレーザーかというと・・・」

と、ひととおりご説明させていただき、必要な方にはエリートのあるクリニックを一緒に検索したりしています。

いわゆる、「うぶ毛」の脱毛にはe-max(RF+ダイオードレーザー)やプロウェイブといったクリニックFにある脱毛器で十分対応が可能なのですけれど、濃い毛に対してより良い器械があったらそれをご紹介したいですから。

しかしエリート・・・1ヶ月に一度でいいから貸してもらえないものだろうか?

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2007年9月25日 (火)

首のシワに効くレーザー

連休の日曜日は大阪のセミナーにスピーカーとしてお声を掛けていただき、日帰りで行ってきました。僕は高いところとか飛行機が好きなので(子供っぽいですかね)、今回も羽田から行ったのですが、大阪はやはり新幹線を使う方が便利かな・・・と思いましたね(苦笑)。

今回はドクター向けのセミナーで、アファームマルチプレックスについて話をしてきました。実はこのレーザー、毛穴の改善やたるみの改善などいくつもの優れた特徴に加え、首のシワに非常に効果的なことが最近わかっています。

首や手、デコルテといった箇所は顔と代謝が異なるため、レーザーがいくら進化しても非常にアプローチが難しいのですが、これは朗報ですよね。

しかし今回もつくづく思ったのですが、僕はやっぱりレーザー(機械)が好きです(笑)。機械の説明をして、その操作を極めることが好きなんですよね。

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2007年9月19日 (水)

シネロン社CEOの来院

Photo 今日はオーロラ、ポラリス、ギャラクシー、リファームST、e-light、e-maxなど数々のレーザーの名機を販売してきたイスラエルシネロン社のCEOであるDoron Gerstelが来日したので、会食に行ってきました。

僕がシネロン社のオーロラ(現e-lightSR)という、シミを取り、肌を白くする機械に出会ったのは2002年のことでした。

おそらく日本で最初に輸入されたオーロラの1つを、当時僕が経営していた六本木のクリニックで購入したのです。

当時ELOSという電流(RF)と光(IPL)を相互利用した全く新しい技術を開発し、かさぶたを作ることなく、しかも痛みなく、シミやたるみをとる技術は、美肌業界に画期的な変化をもたらしたと記憶しています。

今思えば、いわば「メスの一種」というカテゴリーで認識されていたレーザーの技術を、それまでの1000倍以上の効力を持つ「強力な美顔器」というカテゴリーに変えたのが、この機械の発明だったのです。

開発から5年たった2007年でも、クリニックFで一番リピート率の高い施術はいまだオーロラ(現e-lightSR)です。アジア人の肌にとって、いかにこの技術が優れていたかの証明だと思います。ドロンとは今後の日本のレーザーのマーケットについて話し合いました。

閑話休題

皆さんは世界三大レーザー産地をご存知ですか?

1つはロックスアンダーソン率いるハーバード大学とウェルマン研究所のあるボストンです。アファームやエリートで有名なサイノシュア社をはじめ、多くのレーザー会社がボストンにあります。

もう1つはスタンフォード大学や、ベックマン研究所のあるカリフォルニアです。カリフォルニア州のシリコンバレーには、サーマクールを作るサーメージ社、フラクセルを作るリライアント社、ライムライトやタイタンを作るキュテラ社などがあります。

そして最後の三つ目、もう1つのレーザーの産地は意外かもしれませんがイスラエルなのです。

イスラエルは軍事大国ですので、レーザー発振器の技術が優れていて、今までも非常に優れたレーザー機器を開発してきました。中でもIPL(フォトフェイシャル)を初めて開発したシモン=エックハウス博士率いるシネロンは、世界各地に多くの直営の支店と52の輸入販売業者を持つ大きな企業として知られています。

会食後に、是非クリニックFを訪問したいと言ってもらえたので、夜の10時過ぎでしたがクリニックFを案内しました。細部にこだわった素敵なクリニックだと言ってもらえましたよ。

自分がクリニックを創る時にこだわった、些細な点に気づいてもらうのは、本当に嬉しいことだと思いました。

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2007年9月16日 (日)

感触的老化

「皮膚の老化を考えるとき、シミやくすみなどの“色彩的老化”とたるみやシワなどの“形状的老化”この2方向に対してアプローチが必要である」と、僕は学会に呼ばれるたびに話してきました。

しかし、今は第3の老化ファクター=「感触的老化」に対するニーズが高まっていることを日々の診療から感じています。

Photo 「感触的老化」とは、女性にわかりやすい言葉で言うと「キメや弾力」ということになりますね。英語では「キメ」を指す「テクスチャー」という言葉をよく使います。

シミやくすみがいくら改善されて白くなっても、たるみやシワがいくら改善されても、プチ整形あるいは美容整形手術で顔の形態をいくら変えても、肌自体が「弾力や瑞々しさ」を感じさせるものでないと若さを出すのにも限界があることに、美容IQの高い人たちが気付き始めた証なのでしょうね。

フラクセルⅡやアファーム・マルチプレックス、パールといった「キメを整える」「毛穴レス」のための新世代のレーザーの登場は、まさにこの時代、そしてマーケットのニーズに非常に合っていると言えます。

ただしこの「感触的老化」を真の意味で改善させるためには、皮膚の内側をまず鍛える必要があります。僕はよく、感触的老化の治療は、「ゆで卵の薄皮を剥く作業」だと表現しています。

先にほかのレーザーを利用して、シミやくすみを抜き、たるみやシワを改善させ、ゆで卵をいわば”真っ白でプリプリ”にした後に、薄皮をむくととても手触りのよい瑞々しい肌になるというわけです。

レーザーも使い方次第ですね。

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2007年9月14日 (金)

レーシック(LASIK)治療

Eye 最近レーシック(LASIK)について患者さんから質問を受けることが増えました。僕は眼科医ではありませんが、レーザー専門医としてある程度の知識はありますので、そこから出来る範囲でお話しています。

レーシック治療に使用するエキシマレーザーは希ガスやハロゲンなどの混合ガスを用いた紫外線領域の波長を持つレーザーです。希ガスにはアルゴン、クリプトン、キセノンが、ハロゲンはフッ素や塩素が使用されます。代表的な発振波長はArF(193nm)、KrF(248nm)、XeCl(308nm)、XeF(353nm)、といったかんじになります。

エキシマレーザーは産業用に開発されていましたが、組織に熱変性を起こすことなく分子レベルで切削というか、分解して蒸散できるという特徴により、医療用に利用されるようになりました。このエキシマレーザーは皮膚科領域でも、白斑症や尋常性乾癬の治療に使用されています。

Tech1  レーシック手術では数ミクロン単位の誤差も修正しなければならないので、現在のエキシマレーザーの技術は光学、工学的には、これらの治療法をクリアするぐらいに技術力が上がったと言うことになります。また、角膜の外膜(外側)は痛みを感じるのですが、レーシックはフラップ(蓋)を作って内層をレーザー照射しますので、ほとんど痛みのない施術が出来るのです。すばらしい進化ですね。

 世界の眼科専門医の間では、レーシックはいまだ賛否両論あるようです。僕は専門家ではないので明言は避けますが、反対する先生方の意見を集約すると、術式は替われど30年先の角膜の状態は誰にも予想がつかないということのようです。実際に30年前にレーシックを施術した人がいないわけですから。

 実は以前、レーシック手術を薦められたことがあります。本気で施術を考えたことがあるのですが、結局やめてしまいました。僕はメガネをかけることが多いのですが、裸眼視力は両目とも0.3ぐらい。屈折率で言うと-2.0Dぐらいなのです。理論的にはこの程度の軽度近視ですと、老視が入ったときにも近くに焦点があうので、本も裸眼で読めるのです。近くを取るか、遠くを取るか。生活習慣によっても変わりそうですね。

続きを読む "レーシック(LASIK)治療"

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2007年9月 6日 (木)

家庭用脱毛器

Img_1434 今日、クリニックに客人が訪ねてきました。

Thomas Goslau(写真中央)といって、もとオーロラ、ポラリス、ギャラクシーの開発会社であるシネロン社のアジアマーケットマネージャーだった人です。Thomasの奥さんは韓国のTV局で有名なアナウンサーで、シネロン時代も韓国のメディアには奥さんと共によく登場していたのだそうです。

最近シネロン社でトムの活躍を聞かないな・・・と思っていたら、シネロンは昨年退社して新しいビジネスを始め、僕に連絡を取ってきたというわけです。

今回は新しくホームユースの脱毛機を開発したそうで、それを日本でアジア人の肌に治験してくれるドクターを探しているのだとか。日本に来日した際に相談に乗って欲しいと3ヶ月前からメールを頂いていたのですが、ちょうど僕の海外出張と重なり、今回やっと再会が叶いました。

Img_1435今日はトム自慢の製品を初めて見せてもらいました。

この機械はフラッシュランプを使用して、ホームユースで脱毛をする機械なのですが、手に持てる、ちょうど男性のシェーバーのような大きさです。

実際照射してみましたが痛みもほとんどないので、これでアジア人に効果があり、かつもしも安全性の問題、耐久性の問題、法律の問題・・・などなどのハードルが仮にクリアできれば、魅力的なデバイスだと感じました。

ちょうど昨年の今頃に、リファームSTの講演のために日本に来日したカナダのStephen Mulholland医師など、米国レーザー学会でも有名ドクターも治験に参加しているそうです。正式に協力体制ができたら、アメリカに招待してもらい、ほかのドクターとのディスカッションに加わってみたいと思いました。

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2007年8月20日 (月)

姉妹の法則

20061227134029 レーザーを照射する場合、患者さんの顔の中には必ずレーザーショットが必要な場所があり、そこを意識してしかも正確に同じように打つようにしています。

元々麻酔科の出身だったことあって、痛みを最小限に留めつつも効果は最大限に出るような打ち方を探求するのが好きなのです。レーザーおたくなので(笑)。

顔の大きさ・骨格は人によって違うと思うのですが、レーザーを照射するときはこれを意識しなければなりません。通常、レーザーの種類によって、顔全体のショット数は数十発から数千発と変わります。以前にふと思いついて、顔を楕円と仮定して、それを積分して表面積を計算したことがあるのですが、男女の顔の面積差は1.2-1.3倍ぐらいでしょうか。でも同じ女性でも骨格と輪郭で本当にショット数は変わりますね。それはもう驚くほど。

何百人も何千人もレーザーを打ってきて照射のポイントや照射数が毎回変わるのを実際体験してきたので、僕の中では

「人間は誰一人同じ顔はないんだな」

と思ってきました。

ところが、今日その持論を覆すことが起きたのです。

とある御姉妹が今日レーザー治療に初めていらっしゃいました。使用したレーザーは毛穴とテクスチャーが改善し、さらにリフトアップものぞめる”アファームマルチプレックス”。

先に治療を開始した妹さんの方に必要な場所に必要なショットをして、顔全体を打ち終えたとき、機械のディスプレーを確認すると合計164ショット打った計算になっていました。必ずショット数は確認するようにしているのです。

次にお姉さんの番となり、同じように打ち終えたとき、ふとディスプレーを確認するとなんと全く同じ164ショットでした(!)。これには僕自身もびっくり。

やっぱり血の繋がった姉妹なんだなあ~と、なんだかしみじみとしましたよ。

顔つきなど顔の骨格や大きさがとても似ていましたので、おそらく表面積もほぼ同じだったのでしょうが、自分のレーザーのショットの正確さにもちょっと嬉しくなってしまいましたね(笑)。

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2007年8月16日 (木)

経絡とレーザー

以前に

「リフトアップのレーザーを照射するときは、照射の技術によって効果が違う」

ダイエットでゆるんだ肌をどうするか?というブログに書いたことがあると思います。

スタッフなどと協力して、どういった照射方法がより効果を出せるか日々検討・研究するのですが、最近コツとして気づいたことがあります。それは顔の経絡に沿ってレーザーを照射すると、リフトアップの効き目が変化するということです。

マッサージもそうだと思いますが、顔に触るときにはどこから始めてどこで終わるか、痛点やツボなどを意識するものです。僕も特別に勉強したわけではなくとも、患者さんの顔にレーザーを打つことを繰り返していると、どういう順序がより効果を出しやすいか、どことどこに強弱をつけるべきか、なんとなく体で覚えていくものなのですよね。

自然療法に詳しいスタッフがいて、そういった「なんとなく」を経絡の理論と照らし合わせながら応用してみては、という話になりやってみたところ、これが実に効果的だったのです。

経絡は古代中国の医学において、人体の中の気血榮衛(気や血などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝産物)の通り道として考え出されたものです。調べてみたのですが、東洋医学だけでも数多くの流派があり、さらに西洋医学の解剖学と一致するものではありません。あくまで経験的になされてきた中医学の世界です。

もともと健康や美容目的の経絡マッサージはひろく行われており、気・血・水の流れを良くすることはもちろん、美容的にはたるみやむくみの解消、肌荒れ、乾燥肌、肌のくすみなどを解消する美肌効果があるといわれています。

クリニックFでは、特定の経絡に絞って集中的にレーザーを照射するプロトコールを作っています。目がぱっちりとして視界が広くなったと言われたり、わずか数ショットで法令線(鼻唇溝)をほとんど目立たなくして、感動していただいたり。

中国4千年の歴史と、21世紀の最先端美容レーザーがこんなところで結ばれるとは、まったくおもしろいですよね。

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2007年7月12日 (木)

今年の造顔レーザー

Photo_20 巷では「造顔マッサージ」なるものが流行っているそうですね。僕の患者さんでも「毎日“造顔マッサージ”をやっているんです」という方がいて(しかも男性で)、その美意識の高さに感動したことがあります。

でも僕のクリニックにも実は「造顔レーザー」があるんですよ(笑)。

「なんとかと鋏は使いよう」

と言いますが、

これはそのまま

「なんとかとレーザーは使いよう」

と言える時代になりました。

同じレーザーなのに打つ人間によってここまで結果が変わるのか?! ということが実際に起きるのです。

ただシミをとる、ほくろをとる、シワをとる・・・といった用途で一台一台のレーザーを使うのではなく、マッサージをする指のようにレーザーを操って顔をデザインする、ということができる時代になっているのです。

時代時代に造顔レーザーは存在するものです。

2002年はオーロラ

2003年はサーマクール

2004年はタイタン

2005年はフラクセル

2006年はリファーム

そして、今年2007年、イチオシの「造顔レーザー」としては「アファーム」がある、と言えるでしょう。特にたるみとテクスチャーの施術を同時に出来る「アファームマルチプレックス」や、米国では発売され、日本でも近日公開になる「パール」はエポックメイキングになるレーザーといえます。

この2台はどちらも打ち方にコツがいるので、僕も出せるものなら「造顔マッサージ」のように「造顔レーザー」の本を出したいくらいです(笑)。

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2007年6月18日 (月)

フジモト・プロトコール

米国レーザー学会(ASLMS American Society for Laser Medicine and Surgery)は、毎年1回アメリカで開かれます。一昨年はオーランド、去年はボストン、今年はテキサス。開催地は毎年変わります。僕はそのASLMSで演題を毎年発表してきましたが、2005年に発表した「アジアンスキンの肝斑に対するQスイッチヤグレーザーピーリングとLEDの併用治療法」はありがたいことに高い評価を頂き、その後その治療法は「フジモト・プロトコール」と命名され、ヨーロッパ・アジア諸国の肝斑治療で使われるようになりました。

前回ヨーロッパの学会に参加したときに、「フジモト・プロトコールのフジモトか?」と何人かのドクターから聞かれ、そうです、と答えたところ、それぞれの先生方は肝斑治療で僕が提案した治療法を使ってくださっているそうです。それを聞いてとても嬉しかったです。

それまでレーザー(フォトディストラクション・光破壊)を中心としていた学会の意向に、LED(フォトバイオモデレーション・光学的生体内変性)を加えた「併用療法」を提案したことに意義があったのだろうと思います。

Led ところでLEDとはなにか、ご存知ですか? 美容医療現場で使われるLEDは知らなくとも、信号機で使われたり、最近では蛍光灯の代わりに使われたりするので、普段の生活の中では馴染みのあるものだと思います。「青色発光ダイオード」の話題で覚えている方もいるかもしれません。

では、美容医療現場で使われるLEDとはどんなものなのか? それを考える前に、まずは美容医療現場のトレンドの話をしましょう。

美容医療の現場では、レーザーを主体としたアンチエイジング治療がそれまではずっと脚光を浴びてきました。レーザーの光によって表皮と真皮両方に刺激を与えることで、メラニンやヘモグロビンなどの色素を破壊し、コラーゲンの活性を図る事で抗加齢に取り組んできたのです。ところがその後「光治療」と呼ばれる、レーザーのように単一の光でなく、光の波長に幅をもたせた治療法が登場し、注目を浴びるようになりました。レーザー治療のように強烈な変化を一度で求めるのではなく、光治療によって穏やかながら確実な変化を求めるクライアントが増えてきたこともその背景にあります。

LEDはこの光治療に分類されます。LEDでは緩やかな光によって、細胞の中のいくつかの器官を活性化する効果があることが医療現場で明らかになり、学会の演題でも近年多く取り上げられるようになりました。この細胞器官活性効果を、フォトバイオモデレーション(光学的生体内変性)と言います。また、LEDが持つ創傷治癒過程を早める性質が、医療の分野では特に注目されており、LEDを利用した治療器は現在確実に増えています。

1. LEDの光がマストセルを活性化させる。マストセルは肌のコントロールタワーであり、皮膚の細胞の化学伝達物質をつくる他細胞のコミュニケーションの要である。

2.マストセルが放出した化学伝達物質の影響で肌のコラーゲンをつくる線維芽細胞や筋線維芽細胞や、皮膚の中の老廃物を食べ掃除をするマクロファージ、白血球などが活発になる。

3.光の波長で影響をうけた細胞が活化することで、細胞レベルから肌の新陳代謝が高まる

よって→→→たるみ、シワ、くすみ、シミなど総合的な肌効果をもたらす

LEDによって多くの細胞が活性化され、それによって肌の入れ替わり(ターン・オーバー)が早くなるというわけです。レーザーのような痛みを伴わず、穏やかでしかし確実な効果を期待できるLEDは、「スローライフ」を好む世代に受け入れられる次世代的な「スローデバイス」と言えるでしょう。

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2007年6月14日 (木)

アメリカ CUTERA社の CEO来たる

先週の話になるのですが、米国カルフォルニアに本社のあるレーザー会社CUTERAのCEOであるKevin Conorsが クリニックF を訪ねてくれました。クリニックFにはキュテラのXEOという最新鋭のレーザーが導入されており、その効果と、評判、さらには日本のレーザー医療の市場について聞きに来たのです。

Xeo このXeo という機械は、タイタン(リフトアップ)、ライムライト(ホワイトニングや肝斑)、アキュチップ(しみ取り)、ジェネシス(目の下のたるみやクマ)、プロウェイブ(脱毛)などのすべての症状に対応できる機械です。

この機械は元来青い色の機械なのですが、クリニックFには日本で初の、米国仕様のグレーとグリーンの機械が導入されています。

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2006年9月27日 (水)

ギャラクシーを超えた最新医療機器

オーロラ、ポラリス、ギャラクシー、オーロラSRA、オーロラプロ、シェイパー、コメットなどの機器を開発してきたイスラエルのシネロン社の最新機器がとうとう上陸しました。実はイスラエルは、アメリカと並ぶ、レーザーの先進国です。元々軍事目的で開発されてきたという背景があるのです。シネロン社は、バイポーラRF とほかのエネルギーの組み合わせに代表される、ELOS™テクノロジーの開発に特化している会社なのです。


その最新機種の名前はe-MAX(イーマックス)
eMax は、このELOS™テクノロジーの集大成ともいえるマシンです。



この機種は、正確にはギャラクシーの後継機種にあたり、医療レーザー(Laser=Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)と高周波のRF(radiofrequency)、光のIPL(Intense Pulsed Light)、赤外線治療のIR(InfraRed)の四つのエネルギーを駆使した科学技術での施術を可能にしたものなのです。

Fi1285_1e この機械は、フラクセルや、サーマクールが痛みが強いのであきらめていた方にとって、さらに予算的にちょっとキツイと思っていた方にとって、また、月に一度のレーザー機器で肌をメンテナンスにいらして下さっている方にとって最高の選択肢となると思います。


e-max(イーマックス)は、

オーロラの後継機種であるe-light(イーライト)の使用できる

SR(スキンリジュミネーション) 赤みと茶色みといった肌の色を薄くする
SRA(SRアドバンス) SRの茶色のメラニンを取る能力の切れ味をよくした
ST(スキンタイトニング) IR(赤外線)を使用した最新たるみ治療器リファーム
DR(RFを使用した脱毛機)


の四つのヘッドを備えて、患者さんの願いをかなえます。


さらに、ポラリスの後継機種であるe-laser(イーレーザー)
WR(リンクルリダクション) シワに効果があるレーザーです
LV(レッグベイン) 下肢の静脈を治療します


これらのすべての治療を行えるのです。


新しい機器によって患者さんに新しいサービスが出来るのは本当に嬉しいことです。coming soonです。上陸を請うご期待。

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2006年7月27日 (木)

背中のニキビを退治する

Fi1076_0e 背中のニキビ、気にしている人多いですよね。


この季節、特に水着になる人も多いので、背中のケアを考える人が多いと思います。


でも、何で背中にニキビって出来るんでしょうか?

原因はいくつかありますが、まずは洗い方の問題。皮脂が出ないのにナイロンなどの素材のタオルや硬すぎるブラシで洗いすぎてアクネ菌が繁殖したり、合わない石鹸を使っているためにニキビが出来ている場合があります。これは清潔好きな日本人特有かもしれません。

次に肝臓機能や消化器機能が低下しているなど、内臓の弱まりにより出来ているニキビもあります。患者さんに聞くと、けっこうお酒が好きな人が多かったりするんですよ。こういった場合は生活習慣の改善も視野に入れつつ、一度医師の診察が必要です。
それから、もうひとつ。最初の「洗いすぎ」とは逆に、洗い方が足りなくて、角質がたまってしまっていることが原因で背中にニキビができてしまうことも多いですね。


こうした方には、ピーリング石鹸というものをお出しできます。割とリーズナブルな石鹸ですが、たまった角質を削ることで、肌をすべすべに出来ます。


これで治りが悪い方には、写真のクラリソニックという器械がお勧めです。値段は34800円なのですが、これが、いわゆる電動歯ブラシの背中版なのです。


完全防水ですので、洗いにくい背中を流したり、化粧を落とすときに本当に便利です。ニキビの原因であるポルフィリンの除去作用も強いので、ニキビが出来にくい肌になるのです。

このクラリソニックはクリニックFで、体験も購入もできますので、ご興味のある方はいらしてください。

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2006年7月16日 (日)

新しいレーザーテクノロジー

Fi1038_0e 今日は連休の中日ですが、赤坂プリンスで行われたCYNOSURE社の新製品のAFFIRMの発表会に参加してきました。


韓国から9名、香港から2名のドクターが参加して、総勢40人近かったでしょうか。新製品の発表会としては、比較的大きな会でした。


AFFIRMは、フラクセルの対抗機種としてデビューした製品ですが、フラクセルが照射線をスキャナ方式で照射するのに対して、アファームはスタンプ方式で行う点、使用する波長が1440と1550NMとわずかに違う点、そして皮下に侵達する深さが、アファームのが浅いため、痛みが少ない点などが違います。


実際に使用してみましたが、フラクセルのように色や麻酔を塗らなくて良いのが、施術時間を半分以下にします。効果が同じように効くのであれば、非常に良い製品だと思いましたよ。


レーザーマニア?オタク?としては、使ってみたいですよ。来月サンディエゴで行われるハーバードコントラバーシーというレーザーの学会で、実際に二機種を使用した先生に話を聞いてみたいと思います。

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2006年6月15日 (木)

レーザー最新情報

Fi873_0e この土日に、フェムト秒テクノロジーという工学用のちょっと難しい本を読みました。値段は8400円。こういう専門書は高いですよね。でも、この本は、フェムト秒(10-15~10-12秒)という非常に短い時間領域で光と電子の状態を制御する技術の研究開発つまり、フェムト秒というごく短い時間に照射光が出る最新型のレーザーの話が書いてあるのです。

ちなみに時間の単位を長い方から短い順に書くと、
年、月、日、時、分、秒、ミリ秒(1/1000秒)、マイクロ秒(1/1000ミリ秒)、ナノ秒(1/1000マイクロ秒)、ピコ秒(1/1000ナノ秒)、フェムト秒(1/1000ピコ秒)、アト秒(1/1000フェムト秒)となります。
今話題のナノテクの100万分の一の単位の話。とにかくとてつもなく短い秒数なのです。

1960年に発明されたレーザーは、半導体レーザーや超短パルスレーザーの進展に伴い、産業用だけでなく、家電製品や医療などわれわれの暮らしのなかにも入って来ました。

美容皮膚科で使うレーザーとしてはYAGレーザー、CO2レーザー、ルビーレーザー、半導体レーザーなど多岐にわたりますが、このうち、ND:YAGレーザー、アレキサンドライトレーザー、ルビーレーザーなどがナノ秒単位の照射時間を持つレーザーとなります。これが臨床利用されているレーザーの中で、最も照射時間が短いものとなります。

この本で紹介されているのは、今後の発展が最も期待されている超短パルスレーザーである、このフェムト秒レーザーテクノロジーなのです。照射時間が短いといったい何ができるのでしょうか?

組織に熱を全く加えずに、狙った物質だけを蒸発させる、もしくは破壊することが出来るのです。まさに科学最先端技術のメスを持てるわけですね。これらの技術が臨床利用されるのはもう少し先ですが、とても楽しみです。

次世代はナノテクならず、”フェムトテク”なのです。

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2006年6月13日 (火)

背中を人に見せられますか??

Fi852_0e Chou Chou 主催のアンチエイジングセミナーの最後に、その場でレーザー治療の見学をしたのですが、これがなかなか好評でした。


 これが、背中の毛を全く痛みなく、瞬時に金髪にするレーザーなのです。右の写真をクリックしてください。

Fi852_1e このレーザーを使って左半分の毛を金髪にしたらこうなります。左半分だけ、きれいに金髪になっているのが分かりますか?クリックして拡大すると良く分かります。施術後に見学している皆さんに見せたら、あっという間に金髪に変わるので、驚きの声が上がっていました。


通常の脱毛レーザーは、完全脱毛まで数回施術がかかりますし、痛みもあります。さらに今からやっても、水着のシーズンに間に合いません。


このレーザーなら目立つ毛を一瞬ですべて金髪にできるので、背中がきれいになる上に、今年の夏、ひと夏きれいな背中でいられることが出来ます。


このレーザーのもう1つのメリットは、レーザーを照射することにより、背中のニキビが減り、さらに出来にくくなることです。背中だけでなく、うなじとか、腕とかお顔とかの施術も当然可能です。


肌に刺激がほとんどないので、明日、明後日に結婚式を迎える人だって、施術が可能なのです。これはすごいことですよ。

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首のしわを浅くする新しい治療器

Fi874_0e 婦人画報の7月で首のしわを浅くする治療器としてサーマクールのニューチップを取材していただきました。

サーマクールのニューチップとして

照射面積3cm2 従来の三倍の面積のビックチップ
照射面積0.25cm2 のまぶた専用スモールチップ

というのが出たんですよ。このうちのビックチップが首の施術に用いられます。


いくら顔を美しくメンテナンスしても、首と手を見れば女性の年齢は一目瞭然だといわれています。化粧品業界でも一緒だと思いますが、美容医療の世界でも首と手のアンチエイジングは長年のテーマであり、至難の業でした。


手のアンチエイジングについてはフラクセルで決着がつきそうですが、[関連した日記LOG]


今年(2006年4月に)ボストンで行われた米国レーザー学会(ALMSM)では、首のしわがポラリスやギャラクシーによって改善するという報告がありましたが、僕自身は首のしわをなくす第一選択として、なによりもサーマクールを挙げたいと思います。

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2006年5月30日 (火)

背中のムダ毛が金髪に変わるレーザー!!

Fi811_0e

先週の土曜日、NIKTAの取材がありました。お題は”背中の手入れ”についてです。


背中のニキビや濃いうぶ毛に悩んでいる方も多いと思いますが、実はこれを一気に解決するレーザーが僕のクリニックにあります。


NIKTA風に名づけて”背毛が金髪に変わるレーザー!!”


 MAX PEEL でも有名な、マックス社の Spectra VRM Ⅱというレーザーを使うものです。マックスピールで使用するときと、パラメーターとアプリケーターを少し変えて、使用するのです。



 通常の背中の毛を目立たなくするためには、ダイオードやアレキサンドライトなどの脱毛レーザーを使用します。しかしこれらのレーザーは日焼けした時の肌には照射できませんし、しかも結構な痛みがあります。


このレーザーを使用すると、施術中にほとんど痛みも無く、しかも背中の濃い毛は当てた直後に金髪のようになるのです。同時に、背中のニキビが消えてしまい、出にくくなるので、スタッフの間ではとても人気があったのです。ちなみに副院長の小山先生も、このレーザーを使ってうなじの毛を薄くしていたと言っていました。背中に限らず、応用範囲は広そうです。

今回これをメニューに上げるに当たり、値段は通常脱毛料金(セット料金含む)の三分のニにすることになりました。


今日電車に乗っていてふと思ったのですが、背中が露出する季節になりましたね。

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2006年4月22日 (土)

新兵器

Fi699_0e 今日サーマクールの新しいチップが届きました。なんと目ぶたの上に直接照射し、目のたるみをとるというものです。

 人間の顔が齢を重ねてゆくと、まず鼻の横にほうれい線(鼻唇溝)が出来ます。これは30歳ぐらいから目立ち始めます。

次に下口唇の横に、マリオネットラインと言われる操り人形や腹話術の人形の口元のようなラインが出ます。これが40歳ぐらいからでしょうか。

そして、同時にまぶたの外側がたるんで、下がってくるのです。

上記の二つは従来のサーマクールで対応出来たのですが、目の上のたるみばかりはちょっと対応が難しかったのです。

 この新チップ、現在までのチップの四分の一の大きさのチップを用いるのですが、これは昨年のオーランドの米国レーザー学会で研究が発表されたものでした。まさかこんな短期間に実現するとは。



技術の進歩はすごいものです。

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2006年4月 8日 (土)

Aesthtic Buyers Guide

Fi654_0e今回とても名誉なことがありました。Aesthtic Buyers Guideというレーザー治療を始める医師向けの、最も売れている雑誌があるのですが、(アメリカ版とヨーロッパ版があります)その5月号のアメリカ版とヨーロッパ版に各々違った記事で僕のQスイッチヤグレーザーの文章が僕の写真入りで紹介されるのです。

今回機内で最終チェックのメールが送られてきて、会場で再校正しました。おそらく日本人でこの雑誌に記事が載ったドクターはいないと思います。これ、本当にすごいことなんですよ。

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2006年3月 4日 (土)

キュテラ社本社工場見学

Fi516_0e 3月4日の学会後はキュテラ社の訪問に行ってきました。日本ではタイタンという機械がつかわれているレーザー機器メーカーです。

Fi516_1e 出荷前のレーザーが並んでいます。一台20万ドル(2000万円)前後で取引されますので、宝のヤマです。

Fi516_2e_2 この会社5年前に、レーザー会社のコヒレントの技術者がスピンアウトして独立して作った会社です。技術畑で育った人ばかりなので、こだわった機能やコンセプトはすばらしいです。パワーサプライを自社で開発しているところや、センサーのキャリブレーションにもこだわって、一回あたりの照射をフィードバックするなど、新たなシステムが満載されています。

ビームプロファイルを検査する場所で。一発あたりのレーザービームの均一性を確認します。

最後に技術者のプレゼンテーションがありました。これは役立ちました。彼らの機種はまだ日本に多くは入っていないですが、非常に良質な製品を作っていることが良く分かりました。こういうのは、会社に訪問しないと分からないですよね。良い経験でした。

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2006年3月 2日 (木)

リライアント(フラクセル開発)社訪問

Fi512_0e サンフランシスコで行われたAmerican Academy of Dermatorogist アメリカ皮膚科学(AAD)に参加してきました。会期中にフラクセルを使用するDrたちを本社に招待する企画がありましたので、いってきました。大きな観光バスが二台、SFOのホテル日航に横付けされ、数の多さに驚きました。
そこからシリコンバレーまで約一時間のバスの旅で、リライアント本社に着きました。リライアント社は引っ越したばかりで、ここはなんと元あのブラウザーのネットスケープ社だったそうです。

本社玄関前で記念撮影です。

招待セッションは約4時間かけて行われました。リライアント社長の挨拶の後、二人の米国医師による公演とテクニックの披露。その後は世界中のフラクセル使用医師との懇親会です。

Fi512_3e ワインと軽食による懇親会は、本社の中で行われましたが、このように活況です。昨年に僕がシンガポールやタイ招待講演に行ったときに知り合ったの先生たちにも会場で再会し、世界は狭くなったんだなと体感しました。思ったよりアジアの先生が多かったです。日本人医師の参加は僕も含めて二人だけでした。日本ももっと、がんばらないと。

Fi512_4e リライアント本社の展示場です。三台のフラクセルがデモ用に並んでいます。

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2006年1月21日 (土)

フラクセル

Fi339_0e フラクセルという機械の理論が初めて発表されたのは2004年のダラスの米国レ-ザ-学会でした。毎年4月の上旬に開催される米国レーザー学会では常に多くの新技術が発表されるため、ダラスの学会ではどのような新しい技術が発表されるのだろうと思っていたところ、開発されたフラクセルの話を聞いたときは衝撃でした。

 美容レーザー分野では、1983年よりレーザーの技術の追求ばかりがなされてきましたが、レーザーや光治療は茶色や赤の色素に対して効果が認められています。つまり色彩的な老化に対しては治療効率が高いといえるのです。反対にシワやたるみなどの形態的老化に対してはあまり効果がないと考えられていました。

 2002年にシワやたるみなどの形態的老化に対して効果があるRF機器(オーロラやポラリス、サーマクール)が発売され、その後もLEDやプラズマといった新しい技術が開発されたため、ちょうど2004年のこの時期は、業者のレーザー離れが始まりつつあったのです。

 今までも肌を入れ替えようとするレーザーリサーフェシングという治療が施術されてきましたが、これは半年間以上も治療期間がかかるという一般人には程遠いものでした。かのエリザベステーラがスイスのレマン湖のほとりに半年間こもって、肌を入れ替える治療をしたという話は伝説です。

 フラクセルは肌に70マイクロメーターという小さな穴を空けて、肌のターンオーバーを改善することで、14-17%の肌を入れ替えてしまおうという考えなのです。しかも5日間ぐらいのダウンタイムで肌の入れ替わりの治療が可能になります。この治療を6回ぐらい繰り返せば、肌が一通り生まれ変わることになります。

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