カテゴリー「化粧品」の21件の記事

リポフラーレンジェルその後

先月末から本格的にリリースしている、リポフラーレンジェル。お蔭様で大変ご好評を頂いています。

クリニックにすべての原料を取り寄せ、院内でスタッフ皆で手作りしているこのジェルは、予約表で患者さんの数を確認しながら作成しているため、出来立てほやほやのものを処方させて頂いています。本当は一度に大量に作ってしまうほうが手間もコストもかからないので楽なのですが、出来るところまでこのやり方で頑張ってみようと思っています。その方が患者さんにお渡しするときも、自信を持って気持ちよくお渡しできますからね。

そして僕はこのジェルの主原料であるフラーレンの学会が開かれている、ロシアはサンクトペテルブルクに今来ています。初めてのロシアで感動を味わっていますが、写真がまたうまくアップできないようなので、帰国してから改めて出張報告を書きますね。

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リポフラーレン

今回新しく作っているジェルの処方がやっと決まりました。

新しいジェルの主成分は、僕がずっと研究で関わってきたフラーレンを、植物性スクワランに溶解したLipoFullereneです。

一般に化粧品に効力の強い物質を多く混ぜると、逆に化粧品としてのテクスチャーは悪くなって使いにくくなってしまいます。メディカルコスメにおいては特に、効能と使い勝手は相反する関係にあるのです。

今回新たに発表されたリポフラーレンは、高機能のフラーレンと、化粧品の原料としてすでに定評があり、効能も優れているスクワランと合わせた事で、相乗効果を狙ったわけです。

フラーレンの研究では、今まで僕は、2008年4月フロリダの米国レーザー医学会2008年10月パリの欧州皮膚科学会2009年4月ワシントンDCの米国レーザー医学会と、世界を代表する医学会で、三つの研究演題を発表してきました。

さらに今年の10月のベルリンで行われる欧州皮膚科学会でもフラーレンとレーザー治療についての演題が再び通過したという連絡が先月ありました。

フラーレンとレーザーの研究では国際医学会通過率は、4連勝でしかも現在まで演題通過率100%。フラーレンなどの新たな抗酸化物質の研究は、多くの査読者の興味のある内容なのでしょう。

フラーレンの医学的応用は、僕の専門分野の一つになりつつあります。

そもそもこのフラーレンという物質は、レーザー皮膚治療ととても相性が良いのです。

Lfリポフラーレン。C60というサッカーボール型の炭素60個からなる構造を持つフラーレンの骨格を維持していますが、原料は淡いピンク色の上品な色彩です。

なぜ、この原料を新しいジェルに混ぜたかというと、答えは紫外線対策です。

これからの季節、紫外線が強くなりますよね。

紫外線といえば、メラノサイトを活性させてシミのもとになる、いわゆる「色彩的老化」に対する弊害ばかりがクローズアップされてきました。

しかしながら、近年、紫外線(UV)によって表皮に分泌された皮脂が、過酸化脂質という、毒性の強い油に変性し、皮膚を、「シワ」ができたり、「毛穴が開く」といった、いわゆる年老いた状態にしてしまう、「形態的老化」 の原因になっているのが明らかになってきました。

この過酸化脂質は、周囲の細胞膜やタンパク質、さらにDNAまでも傷つける毒性の強い物質ですが、肌の表面に分泌されている皮脂が変性してしまうと、油の特性でもある「自動酸化」によって、連鎖的に真皮内にある皮脂腺まで酸化させてしまうのです。

紫外線は、波長の特性上、真皮のように深くまで浸透しないので、物理的には「形態的老化」には関連が低いと考えられていたのですが、

油の自動酸化という、化学的要因によって、間接的に真皮に影響を与えていたわけです。

こうした酸化反応を抑えて、過酸化脂質の発生を防ぐ物質としては、ビタミンEのような脂溶性の抗酸化物質があげられるのですが、これらの物質は紫外線によって分解されてしまいます。

フラーレンには、もともと強い抗酸化能力(ROS・フリーラジカル除去活性)がありますが、この原料の抗酸化力は紫外線照射下においても安定していることが、最も際立った特徴であると言えます。

クリニックFでは、このリポフラーレンにいくつかさらに原料を加えた形で作ったジェルを今週から患者さん向けに院内処方を始めました。

その他加えた材料はアスタキサンチン、リコピン、TPNa、トコフェロール、トコトリエノール、ホホバ油、エキストラバージンオリーブ油、エゴマ油、パーム油、βカロチン、ヒアルロン酸、などなど。

保湿力が高いのに、肌にすっとなじむ感触は新鮮で、素晴らしい商材ができたとスタッフと喜んで使っています。

名前はベタですが「リポフラーレンジェル」 6300円

今後この新規化粧品原料を採用する企業がどんどん出てくると思いますよ。

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今週の僕 20090613

001_2 この写真、何をしているところかわかりますか?

料理で使うような器具の中にあるのは、ジェルの基材。

今週は、院内でレーザー治療後のホームケアに処方しているジェル作りにはまってしまっているのです。

配合する有効成分は決めているものの、テクスチャーにこだわると処方がなかなか決まりきらず、あれやこれやと試し続けてもう何日経ったことでしょう・・・。

これまで「アキエスジェル」という名前で、黄色セリシンを主成分とした保湿ジェルを出していたのですが、最近これを改良したくてうずうずしていたのですよね。

クリニックFでは、元々ローションを院内で毎日、その日の患者さんの数に合わせて作成しています。

お菓子と一緒ですね。砂糖や保存料の力で何ヶ月も持つような焼き菓子もありますが、果物や生クリームをふんだんに使い、その日中に食べないといけないケーキもある。

どちらの方が他方より良い、というわけではないと思っていますが、院内で出していくものに関しては、限りなくフレッシュであることにこだわりたいというのが、僕の考えです。そこで、女性の患者さんだけでなく、男性や小さなお子さん、赤ちゃんにもファンがいる現在のジェルを、より有効成分の濃度と効能を上げるために、院内でこれも作れないかと試行錯誤している、というわけです。

ローションよりも配合がさらに難しいのですが、何度も試作を繰り返して、なんとか来月くらいからお出しすることが出来そうです。

肝斑治療毛穴治療にはもちろん、ニキビ跡、アトピー性皮膚炎の改善にも良い処方になりそうです。

スタッフにプロのアロマセラピストもいるので、香りのブレンドにも少しこだわりたいと思っています。

楽しみに待っていてください。

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2009年ASLMS フラーレンの発表

017_2

2009年アメリカレーザー医学会(ASLMS)では、僕は二つの発表をしてきました。

一つ目はこれ

「The Action of Antioxidants, Fullerene on Laser Therapy of Pigment Spots」

「抗酸化剤であるフラーレンの、色素性病変のレーザー治療後の活性」

というもの。

レーザー照射後に出てくるラジカルを破壊するために、強力な抗酸化物質であるフラーレンを利用するのは理にかなった利用法です。

さらに、美白剤のハイドロキノンなどは、非常に酸化しやすい物質ですが、これにビタミンCの175倍の抗酸化力を持つというフラーレンを加えることで、効能を上げることができるのです。最近のドクターズコスメにはよく配合されていますよね。

このフラーレンで、東京女子医大とビタミンC60という、三菱商事の子会社の研究グループとも、国際学会に演題を出し始めて3回目です。

Grazia5 フラーレンについては現在講談社から発売中の雑誌グラツィアでもお話させて頂いていますので、こちらも御覧になってみてください。

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日焼け止めの選択

夏が終わろうとしています。

この夏南の島にバカンスに行かれた患者さんも多かったのですが、日焼け止めを塗っていたのにもかかわらず、夜になって顔や手が真っ赤になって腫れ上がり困った・・・なんていう相談をよく受けています。

肌のタイプは日光にあたって色が赤くなるか、そして日焼けの後に黒くなるか、などによって人種によって6種類の分類があります。その他に、敏感肌や脂性肌・・など肌質の違いも加味しながら、日焼け止めを選択しなければなりません。

ここで、今一度「日焼け」についての常識を整理してみましょう。

まず、だいぶ聞きなれてきた感のある、紫外線、そしてUV-AとUV-Bの違いについて。

紫外線(Ultra Violet)とは、波長が10 - 400 nm、すなわち可視光線より短く軟X線より長い“不可視光線”の電磁波です。

なぜ「ヴァイオレット=紫」という言葉が使われているかと言えば、光のスペクトルは赤から紫に分かれるのですが、紫外線はその紫よりも外側になるため、「ウルトラ(ラテン語のultraは英語のbeyondの意味もある)ヴァイオレット」=「紫より外」「紫を越えた」という名前がつけられたと言われています。

(ちなみに、「赤より外」の赤外線は、英語で「Infrared」=「赤よりインフラ(下)」という言葉が使われます。)

そして外国人がよくやるように「Ultra」と「Violet」の「頭文字」のみをとって、「UV」と呼ぶわけですね。

赤外線が熱的な作用を及ぼすのに対し、紫外線は人体に化学的な作用を及ぼします。どんな作用かと言えば、

殺菌消毒

ビタミンDの合成

生体に対しての血行促進

新陳代謝の促進

皮膚抵抗力の亢進

・・・などを挙げることができるでしょう。

こうして見てみるとわかるように、紫外線は決して「悪いもの」ではないのです。

Spectra 太陽光には、紫外線の中でも、A~Cまでの波長が含まれます。その内A波=UV-AとB波=UV-Bはオゾン層を通過します。

UV-Aは、皮膚の真皮層に作用し蛋白質を変性させ、細胞の機能を活性化させます。また、UV-Bによって生成されたメラニン色素を酸化させて褐色に変化させる。UVAによる日焼けは、「Suntan」と呼ばれ、A波のAは「Aging=老化」のAと言われます。

UV-Bは、表皮層に作用します。色素細胞がメラニンを生成し防御反応を取るのです。B波のBは、「Burn=火傷」のBと言われ、B波による日焼け「Sunburn」は発癌性を指摘されています。

老化は病気ではありませんが、癌は病気です。そのため以前はUV-AよりもUV-Bをいかに防ぐかが世界的な課題であり、日焼け止めにも「SPF(Sun Protection Factor)」と呼ばれる「UV-Bをいかに長時間カットするか」という機能が求められてきました。

SPFの数値が1上がるたびに、日焼けの抑制効果が20分長くなるので、塗り直しの回数を考えれば、SPF値が高い方が便利だと、どんどん数字も高いものが市場に出回るようになっていったのです。

しかし、80年代頃から、アンチエイジング=抗老化に対する意識が高まり、それに伴う形でUV-A波のカット=PA(Protection grade of UV-A)が日焼け止めの機能として求められることになります。

数字で表したSPFと違って、PAは、「+」「++」「+++」という三つの指標で表示。この内医学的な視点で見れば「+」がひとつではあまり意味がなく、日常生活を送る上でも最低「++」=ふたつ、屋外スポーツやリゾート地など非日常的な場所では「+++」=みっつ以上の抑制力のあるものを使用してほしい、とお願いしています。

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デスモンド・フェルナンデス医師

212 しばらく待っていると、フェルナンデス医師が現われました。

彼は1941年生まれ。御存知の方も多いのではないでしょうか。エンビロン・スキンケアシステムの開発者です。

エンビロンという名前は、「environment(環境)」に由来しており、その名の通り、オゾンホールの拡大など、年々進行する自然環境の悪化による紫外線の脅威から肌を守るために開発したのだと彼自身から聞いています。

紫外線対策において南アフリカは北半球よりも紫外線が強いため、より早い時期からその対策が必要だったのです。「光老化」という概念を早い段階で打ち出した医師としても知られる彼の製品は、今では世界60ヵ国以上で展開されているそうです。

211 テーブルマウンテンがきれいに見える院長室で、ビタミンAやCの商材についての最新の知見をディスカッションをしました。

エンビロン皮膚再生システムはビタミンAを配合していることがキーになっています。

でも、二人の間で特に盛り上がったのはビタミンC誘導体の話でした。

肌の再生にはビタミンAが極めて優れた働きをするのですが、ビタミンAの弱点はすぐに劣化してしまうことです。

そこで、良質のビタミンCが必要となってきます。

ビタミンCはコラーゲンの原料であるばかりでなく、皮下でビタミンAを再生するのに必要な物質なのです。

彼はVCIPという脂溶性のビタミンCが極めて効果的だと話していましたが、僕の経験では日本人の肌にVCIPを使用してしまうと5%ぐらいアレルギー反応が起こってしまいます。

僕はクリニックFのビタミンCローションの原料となっているビタミンC誘導体のAPPS(アプレシエ)の話をしました。APPSは日本の昭和電工が開発したので、国産原料なのです。これには、Drフェルナンデスも大変大きな興味を示し、お互いにとても有意義でおもしろい話ができましたよ。

208_2 ディスカッションの後、施設内を案内してくれました。

こちらはエンビロンの教育室。

210 またスポージムも充実しています。すばらしい総合アンチエイジングセンターでした。

こんなアンチエイジング複合施設を作ることができたらいいですね。

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コラーゲンを飲むと肌に良いのか?

ここのところ、患者さんに立て続けに

「コラーゲンを飲んでいるのだけれど、本当に肌に良いのでしょうか?」

という質問を受けます。

これって、どうなんでしょう?

Collagen_triple_helix コラーゲンはタンパク質の一種です。この図のように三つのらせん状のタンパク質が絡まった構造をしています。この大きな物質が、消化管から体内に取り込まれるためには、少なくとも分子量100程度のアミノ酸まで分解されないといけません。

つまり、コラーゲンの骨格がそのまま体内に吸収されるわけではないのです。

では、コラーゲンを食べる(飲む)ことで、分解吸収されたアミノ酸の、栄養効率はどうなのでしょう? はたしてコラーゲンを作るのに役立つのでしょうか?

人間の体では、20種類のアミノ酸が必要です。

コラーゲンに含まれるアミノ酸は、リジンやプロリン、グリシンを多く含む半面で、必須アミノ酸であるトリプトファンを全く含まないといった偏在した性質があります。つまり、コラーゲンよりももっと効率よくアミノ酸を摂取できる物質は他に数多くあるのです。

実際にはアミノ酸は、タンパク質をはじめとした栄養を含んでいる食品類をバランスよくとっていれば摂取量が不足することはありませんので、「コラーゲンを新生するための栄養素として意味がある」とっいった議論も否定されるのです。

つまり、「肌に良いのでコラーゲンを飲む」という仮説を、医学的に立証するには、少々無理があるということです。この仮説を支持する医師は、おそらくいないでしょう。こういった視点でこれらの健康食品や飲料の広告を改めて見てみると、どこにも肌に効くとは書いていません。これが広告のマジックなのでしょう。不思議ですよね。

コラーゲンは化粧品に配合すると、保湿効果がありますので、保湿剤という点では意義はあります。ですが、化粧品に配合したコラーゲンが肌に浸透するものではありません。(最近はマイクロコラーゲンといった肌に浸透する細切れのコラーゲンがあるということですが、医学的に実証はされていません。)

「皮下のコラーゲンを増やすには、現状ではレーザーや光治療器を使用するしかない」

というのが僕の持論です。

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メタボリック「スキン」シンドローム

少し前まで、肌の老化は「=(イコール)酸化である」と考えられてきました。

紫外線、ストレスなどによって活性酸素が生じ、それによって肌は劣化し、錆びついてくすみ、弾力が落ちたるんでいく・・・と考えられていたわけです。

しかし現代人の肌において、最近「酸化」よりも問題視されているのが、実は

「糖化」

と呼ばれる現象です。

「メタボリック症候群」が注目を浴びているように、そもそも日本や欧米諸国において今は「栄養過多」の時代。内臓にストレスをかけているだけでなく、肌にも深刻な影響を与えているのです。人類は、生物として生まれて以来、飢餓への対処法はDNAに多く刻まれていますが、飽食に対する危機への対処法はほとんどなかったに等しいのです。 飽食への危機は、まさに人類史上始まって以来の初めての危機であるということです。

若々しい肌のキーワードである「ハリ、ツヤ、弾力」に、コラーゲンとエラスチンが深く関わっていることは皆さん御存知のとおりです。真皮層のコラーゲンによって皮膚はハリを保ちツヤを出すことができ、エラスチンによって弾力を保つことが出来るのですが、老化した皮膚には「良質のエラスチン」ではなく「劣化したエラスチン」が増えてしまう、という現象が起きます。

この「劣化エラスチン」がなぜ増加してしまうのか?

それは、エラスチンが糖化してしまうことが原因です。

糖によって架橋形成されたタンパク質は弾性を失い、劣化変性しているために「エラスターゼ」という酵素で分解されずに停滞してしまうのです。

怖いですよね。

糖化(グリケーション)を押さえる為には、血糖及びインスリンを低く保つことが必要不可欠です。

5年前と比べて明らかに肌が劣化していると感じる方は、「メタボリック“スキン”症候群」にかかっているのかもしれません。美容医療と生活習慣双方向からのアプローチを考えてみてください。

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2008年 僕の発表演題その2

038_080412 ふたつめの演題は、東京女子医大の法医学教室と、4月から慶応大学の一学科になった、共立薬科大学薬学部との共同研究でした。

この研究では、レーザー照射後に皮下にできる活性酸素の種類を電子スピン共鳴装置(ESR)で測定、同定しました。

FullarenさらにクリニックFでもレーザー照射後の化粧品などで使用している「フラーレン(強力な抗酸化剤・写真)」を利用して、これらの有害なラジカル発生を抑え、肌の老化を最大限食い止め、より美しく変化させてゆくためには、レーザー照射後にどのような要素が必要なのか、検討したのです。

130_080411 英語の原題は 

“ESR analysis of free radical generated by Fractional resurfacing laser (1440nm) ”

でした。

化粧品はフォーミュレーションと原料にもよりますが、使い方によってはレーザー治療と大変相性が良く、お互いの長所を最大限引き出しあうことが出来ます。僕自身も今までいくつもの化粧品開発に関わってきましたが、その中でもフラーレンは思い入れのある物質です。

すでにクリニックで販売しているクリームも評判は良いのですが、出来たら近々また別の原料と組み合わせてもっとおもしろい、レーザーとの相性抜群な化粧品を作りたいですね。

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ナノラディエンスクリーム

Nano 今日は、クリニックFでも販売しているナノラディエンスクリームについてお話します。

このクリームはフラーレンとAPPSという二つの新しい化粧品素材を高濃度に配合した高機能性を持ついわゆる ”パワーコスメ” であるとともに、高級クリームの使用感の二つをあわせ持つ、究極のクリームなのです。テクスチャーはアイクリームに使用できるほどなめらかです。

009 フラーレンは三菱商事で販売されている、グラファイト(黒鉛)・ダイヤモンドに次ぐ第三の炭素の総称です。フラーレンを構成する原子は黒鉛中の炭素と同じ種類ですが、60個以上の炭素原子が強く結合して球状あるいは、チューブ状に閉じたネットワーク構造を形成しています。以前に上野の科学技術館に行った時に、撮った写真がありますので添付しますね。フラーレンの代表選手であるC60はちょうどサッカーボールと同じ形をした球形分子で、直径は約0.7ナノメートル(1ナノは10億分の1メートル)です。

  4_21985年にクロトー博士により発見され、その功績はノーベル賞になりました。この物質は構造上、活性酸素を限りなく吸収できます。化粧品に入れると表皮内にとどまり、しみの元となる活性酸素を除去し続けてくれるのです。その理由は、この図にあるように、フラーレンがビタミンCとビタミンEという双方の構造を併せ持っているからです。

APPS(アプレシエ)は、2004年11月に昭和電工より発売された、シワに効く可能性のある高浸透型ビタミンCです。肌の真皮にあるコラーゲンの生成にはビタミンCが必要です。しかしながら、かつてのビタミンCでは、浸透性が悪く真皮まで到達しませんでした。さらにビタミンCは構造上、活性酸素二つにより破壊されてしまいます。本来シワに効くべき、肌の真皮まで届く前に、大切なビタミンCが破壊されてしまっていたのです。

この二つの薬剤を高濃度に配合することで、いわゆるシワに効く可能性のあるクリームを作ることが出来ました。そして、通常、高機能性のクリームは使用感が悪いことが多いのですが、大手化粧品会社の開発スタッフとともにチームを組み、使用感を重厚にしたクリームです。クリニックFではこのクリームを18900円で販売しています。

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