カテゴリー「国際学会 日本編」の28件の記事

医師による痩身のトレンド

先週帰国したフィレンツェでの学会講演記がまだまだ続いていますが、東京での僕の近況を。

連休の中日は、秋葉原のUDXビルで開催された、第7回日本臨床抗老化医学会 東京アンチエイジング・フォーラムに出席してきました。企業プレゼンテーションの枠での招待講演です。

Udx秋葉原の大きな駐車場跡に忽然と現れたUDXビルに、当初は驚きましたが、久しぶりに行ってみるともう秋葉原の風景のひとつになってしまいましたね。

今回僕が講演を依頼されたのは、進化型EMSアルゴリズムを組み込んだメタボリックシンドローム解消機器

「AC BODY」

について。

ここ数年、米国レーザー医学会(ASLMS )の機器開発のトレンドは、痩身に向いています。

脂肪吸引の手術を除いた、実際の機器としては

1 レーザーまたは光を使用するもの
2 RFを利用するもの
3 超音波を利用するもの
4 冷凍凝固を利用するもの
5 薬(メソセラピーや投与薬)を利用するもの

の大きく5つの分野に分かれ、

さらにマーケットとしても

○体重を減らす
○内蔵脂肪を減らす
○皮下脂肪を減らす
○部分的な脂肪やセルライトを溶かす
○ボディを彫刻するように削る

などと、市場の細分化がなされてきました。

医療分野として見ても、医学的根拠やエヴィデンスがしっかりとあり、本格的なアプローチが可能になる“役者”がいよいよ揃ってきたな、というかんじです。

これが何を意味するか。

およそ10年前まで、この日本ではエステティックサロンの独壇場だった「痩身」という分野に、「メタボリックシンドローム」という“追い風”に乗りここ数年じわじわと医療が進出していましたが、これで医療がいよいよ本格的にこの分野に乗り出し、顔の美肌が主な目的だった「メディカルスパ」に痩身というもうひとつの“柱”が出来ることになるのです。

このブログでも何度かお話していますが、美容医療の分野で開業する医師にとって、ライバルは同業者ではないのが、この日本という国の特徴です。同業者を気にしているだけでは、戦略を誤ってしまう。

かつてエステティックサロンがターゲットとしていたマーケットをよくよく勉強している医師が、この世界で生き残っていくことが出来る。

そういう意味で、痩身のトレンドは無視することの出来ない情報ではないかと思いますね。

Acbody

今回僕が発表した「AC BODY」は、今までも僕のブログ新国際学会周遊記の

痩身 ダイエットカテゴリーで

何度も触れてきましたように

腹部の体幹部の筋肉を鍛える事によって、基礎代謝をあげて、内蔵脂肪を中心に優位に減少させるというもの。

筋肉を鍛えるという、ある意味、最も古典的とも言えますが、最も確実な効果を期待できる機器でもあると言えるのです。

通常使用されるEMSの装置は、痩身に対しては「過去の遺物」という印象もありますが、この機器が痩身に効果がなかったのは、低周波を利用する電流の場合、体表面の、つまり浅い部位の筋肉にしか電流が届かないという致命的な弱点があったからなのです。

この特許を申請した新アルゴリズムは、この致命的な弱点を克服し、深い部位に電流を入れ、体表から深い部位にある、体幹部の大きな筋肉を鍛える事ができるのです。

体の中で基礎代謝量ををあげているのは筋肉です。

筋肉量が多い人は、基礎代謝も当然上がり、太りにくい体になるのです。

僕自身が実際に18回の施術を体験して、身を持って効果を再確認したので、この機器に本当に効果があるのかどうか、医学的検討を加えてほしいという依頼のもと、

ここ一年ぐらい、ボランティアの方のCTを撮ったり、数度に渡りホルモン値を含む血液検査を行って結果を判定してきました。

優位な変化が出たと判断しましたので、今年10月に浜松で行われた第30回日本肥満学会において、その成果を発表しました。

昨日の発表はその結果も付け加えたものにしました。

メタボリックシンドロームは、健康と病気の境界にある予備疾患です。

西洋医学の医師は、「病気に対するアプローチ」は手術や薬など、沢山持っていますが、

健康を維持するのに何が大切か? 若々しさや活力を保つために何ができるか? という「健康に対するアプローチ」をあまり持っていないのです。

この機器は、体幹部の筋肉を鍛え、内蔵脂肪を減少させることで、体をより若い状態に戻すという意味で、この予備疾患に対し対応できるという、基本的な使用法以外に

脂肪吸引の術後などに、体形維持のために併用する

さらには、体幹部の筋肉を他動的に鍛える事で、高齢者の病後離床を早める

脳梗塞などで廃用性萎縮がおこった筋肉を個別に鍛える

など、さらに多くの利用法があると思います。

僕の15分間の講演を聴いていただいた方の中で、どのくらいの方に真意が伝わったかまだ分かりませんが、体験して頂くと、ほとんどの方がかつてのEMSとの違いに驚きますよ。

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第9回トータルアンチエイジングセミナー

Img_4525 昨日は新宿京王プラザホテルで株式会社JMEC主催 第9回トータルアンチエイジングセミナーが開催されました。

有料のセミナーにも関わらず、200人以上の医師が参加されたそうです。

自費診療や美容診療に対する医師の興味が年々増している証拠だと思いました。

今年は4部構成のプログラムでした。

第1部 皮膚疾患から美容診療までの 光レーザーを使いこなす

第2部 知っておきたいクリニック経営のポイント

第3部 検証!ボディシェイピング治療

第4部 美容医療 スタンダードからプレミア治療まで

テーマも内容も非常に多岐に渡り、どんな参加者でも勉強になるものが必ずある、とてもよく考えられたバランスの良いセミナー構成となっていました。

中でもフェイシャルの治療に次ぐ次世代のマーケットを担うであろう、「ボディシェイピング」の講演は盛り上がりました。

今までは「痩身」

と一言でまとめられてきた分野の施術ですが、

皮下脂肪を減少させる治療

内蔵脂肪を減少させる機器

部分的な脂肪を溶解させる機器

体重を減少させる機器

体の形態を彫刻のように変化させる機器

などなど、いよいよ細分化された痩身のマーケットが、医療の分野で確立されつつあります。

中でも、聖心美容外科の鎌倉先生が発表された脂肪組織由来の幹細胞の注入療法は、個人的にも興味深く聞かせて頂きました。

再生医療や、グロースファクターに関連する研究は、ここ数年のトレンドですし、これからもより研究が進む分野であると思います。

今後の医学会の発表を楽しみにしてゆきたいと思いました。

僕は第4部の

Ematrix1 新技術 サブレイティブ トリートメント フラクショナルRF(e-matrix) の使用経験

という枠で講演を行わせて頂きました。

「フラクショナル レーザー リサーフェシング」技術が2004年に開発されて以来

世界では既に30種類以上のフラクショナルレーザー機器が開発販売されてきました。

このうち日本に輸入されているのは10%ぐらいでしょう。

この種の機器が開発された事により、いよいよ日本人の肌の毛穴やニキビ痕といった肌の治療が可能になってきたと言えます。

Ematrix 実際にこの機種を使用してみましたが、今までのレーザーを主体としたフラクショナルレーザー機器とは違った独自の機序で肌の治療を行う事ができるため、単独使用よりもむしろ、フラクセルやサーマクールとの併用療法が極めて効果的なのではないかと思いましたよ。

盛況のうちにセミナーが終了しました。

さて、私事ですが、僕は今日からイタリアフィレンチェで行われるレーザーフローレンス2009という学会で演題を発表するためイタリアに向かいます。

最初はミラノから入り、フィレンツェに。そしてローマに立ち寄って帰国する予定です。

クリニックFでの僕の診療は11月10日からですが、予約は常に受け付けておりますので、クリニックFにお電話ください。

イタリアでまた新しいレーザー情報を集めてきます。

イタリアでのWEB環境は全く予想できませんので、ドイツとチェコのブログ他、いくつか書き溜めておきました。

今日からまたそれを徐々にアップしてゆきますね。

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メディカルスキンケアセミナー2009 in 名古屋

004日曜日は、名古屋で行われたキュテラ社主催の「メディカルスキンセアセミナー2009 in 名古屋」に講師として呼んでいただきました。

名古屋に行くのは2年ぶり。

名古屋周辺の皮膚科医を中心とした70人位のドクターが集まりました。

001_2会場は名古屋ルーセントタワーという名古屋駅から徒歩5分程度の建物でしたが、この日はとても暑い日で、ちょっと街を歩くだけで汗があふれてきました。

003今回、講師として呼ばれた

藤田保健衛生大学病院皮膚科の秋田浩孝先生

いわきクリニック形成外科・皮膚科の岩城佳津美先生

と写真を撮りました。

お二人の先生方とは、よくレーザーの講演、学会などでご一緒させていただくのでよく存じ上げているのですが、今回、雑談をしていて、お二人の年が僕より一年先輩であることが判明しました。

ほとんど同じ時期に医学生をやっていたのですね(笑)。

002_2会場からは名古屋城が見えましたよ。

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ルートロニック社 ユーザーズミーティング講演

3月・4月は学会シーズンということもあって、国内外の出張が続きます。

すこし遅れてしまいましたが、先月丸の内で開催されたイベントについてのお話をさせていただきたいと思います。

001東京丸の内の丸ビルで開催された、ルートロニック社のユーザーズミーティングに講師として呼んでいただき、アブレイティブ・フラクショナル・CO2レーザーであるeCO2(エコツー)照射の実演をしてきました。

002 ルートロニック社(元マックスエンジニアリング社)は、このブログでもおなじみですが、おさらいすると韓国系アメリカ人で、レーザー技術者であったファン・ヘイリャン社長が1997年にソウルに設立した会社です。

日本では2002年にデビューしたSpectraVRMというQスイッチNd:ヤグレーザーを、国内最大のレーザー輸入会社の株式会社JMECが輸入し始めたことによって認知度が高まりました。

当時、特にこのSpectraVRMという機器と、黒い炭の粒子を利用した「カーボンローション」を使用する、レーザーピーリングの一種である「マックスピール」という施術方法は、毛穴治療に効果があるとして、女性雑誌を含め一世を風靡しました。

当時治療することがほぼ不可能だと思われていた毛穴治療に対して生まれた「マックスピール」ですが、VRM2、VRM3と機器が進化するたびに「マックスピール2」、「マックスピール3」と名前を変えてきました。 

治療機器は、1年の単位でも、常に進化します。2009年現在、「マックスピール」を「毛穴治療」に使用するクリニックはレーザークリニックとしてはあまりに時代遅れで、さすがにないと思いますが、毛穴治療に関して圧倒的に良い効果が望める「フラクセル」が2004年に登場するまでは、海外でも毛穴治療には「マックスピール」が主流でした。

僕のレーザー分野における初めての海外講演も、学会発表も、さらに論文も、この「マックスピール」についてでしたので、非常に思い入れのある機器なのです。

*********************

004 ルートロニック社は、その後NAFLR(non ablative fractional laser resurfacing) のモザイクと、AFLR(ablative fractional laser resurfacing)のeCO2(エコツー)と、二つのフラクショナルレーザー機器を販売し、毛穴治療やニキビ跡の治療に効果を上げています。

今回僕のワークショップは最後だったので、ヘイリャン社長と隣に並んで座り、すべての講演を聴きながら、近況を報告したり、演題についてコメントしあいました。

休み時間にスピーカーの先生方とも世間話をしたのですが、ほんの10年前までは、アンチエイジング分野でのレーザーと言えば、単にシミなどの「色素的老化」を治療する機器でしかありませんでした。

その際に注目しなければならなかったレーザーのパラメーターは、メラニン(茶)や、ヘモグロビン(赤)に吸収される効率(=波長・wavelength)のみが、議論の主題となっていたのです。

しかしながら、2003年のサーマクールの登場で、コラーゲンやエラスチンを増殖させる事によるシワやたるみなどの「形態的老化」に対する治療が可能になり、

2004年のフラクセルの登場で、毛穴やニキビ跡のような「感触的老化」に対する治療(肌の入れ替え・リサーフェシング)が可能になった。

そこで、現在注目しなければならないレーザーのパラメーターは、色素に関連する「波長」よりも、レーザー照射における熱放散に関わる「パルス幅(pulse dulation)」に変わってきたと言えるのです。

レーザーを照射する上で、このパルス幅(パルス・デュレーション)の選択ミスをすると、組織に必要以上の熱放出がおこり、特に熱に弱い表皮はあっという間に火傷になります。レーザーを使用する医師として、最も注意を払わなければならないパラメーターと言えるのです。

001_2このフラクショナル・リサーフェシング・レーザーを比較する図は今月の米国レーザー医学会学会誌からの出典です。

図をクリックして大きくしていただければわかるのですが、現在販売されているフラクショナル・レーザー機器だけでも、実際施術をしてみると、性能にこれだけの違いがあるのです。

我々医師が、患者さんの症状をもとに、製品と用途を選ばなければならないということですね。

017 今回僕が講演したeCO2(エコツー)は、レーザー出力のワットとジュールを独立して調節する事ができます。

通常では細かい設定が難しい、このパルス幅(パルス・デュレーション)のレーザー・パラメーターの調節ができるということなのです。

023 このニキビ跡や毛穴、さらには皮膚の瘢痕の様な傷治療のためのレーザー治療機器であるeCO2(エコツー)に関しては、パルス・デュレーションの調節がまさに胆ですので、僕は今回のワークショップではその説明を詳しくさせていただいたつもりです。

同じジュールの施術では、ワットが高い方がパルス幅が短くなるのです。

実際のレーザーの照射の話ですが、僕は利き腕が右手なので、レーザー治療を始めた頃は、器用な右手を使って全顔を照射をしていました。

でも、ここ数年はレーザーを照射するときは両手を使うようにしています。

左側の顔の照射の時は左の手を使い、

右側の照射の時は右の手を使う。

持ちかえて照射をするようにしています。

その方が真の意味で、左右対称にシンメトリックな照射ができるのです。

019 このように肌の反応を見ながら、慎重にレーザーを照射してゆきます。

020 eCO2(エコツー)は、「素人」が手をだすと文字通り「火傷します」が、

「玄人」が使うと「本当に治療効果の高い素晴らしい治療器」になるわけです。

025 使用法は経験が必要なのですが、現状の日本市場では、エコツーは数日間のダウンタイムがあるとはいえ、ニキビ跡や毛穴に対する治療器として、最も効果的な治療器の一つである事は断言できます。

022 照射後に肌をチェックして、レーザー施術終了です。

なんだか自分でレーザーを照射している写真を見てみると、ピアノを弾いている様な手つきですね。自分では今まで全く気づきませんでした(笑)。

このワークショップの後に開催されたユーザ-ズミーティング後の会食も、馴染みの国内外の招待講演者の先生方とも歓談でき、非常に楽しい会になりました。

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瀬戸内の海の幸

講演後に、赤池先生ご夫妻に、美味しい海の幸を御馳走になりました。

029おいしいお酒を手に入れてくださったとおっしゃっていたのですが、

まず出てきたのがなんとこの本格芋焼酎「森伊蔵」しかもそのプレミアムバージョン

「森伊蔵 極上の一滴」

だったのです!!!

これには酒好きの僕もびっくり。

東京ではまず手に入らないプレミアム焼酎です。

初めて飲ませていただきましたが、甘い香りとまろやかな味わいにやられてしまいました。

031 皆で味わいながら飲んでいると、もう一本あったのです。

なんと次に出てきたのはこれ。

あの幻の焼酎「魔王」です。

この焼酎もめったに手に入らないのです。

032 しかもお店で出てくるものは、瀬戸内の海の幸である美味しいものばかり。

本当においしい焼酎をロックで沢山いただき、酒好きの僕としては珍しく、夜10時には撃沈してしまいました。

赤池先生、また関係者の皆様。

本当にありがとうございました。

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徳島出張

生まれて初めて徳島県に行きました。

徳島の赤池瞳先生率いる赤池クリニックグループで開催された、講演会に呼んでいただいたのです。

004 僕にとって徳島といえば

「阿波踊り」

「鳴門海峡のうずしお」

そして僕が漫画「小早川伸樹の恋」連載のときに、医療監修をさせていただいた、柴門ふみさんの出身地。

ただ実際空港でこの阿波踊りのブロンズ像を見た時は、ちょっとびっくりしました(笑)。

そういえば、羽田発徳島空港行きの同じ便に、プロレスの蝶野正洋さんが乗っていて、徳島空港で人だかりになっていました。迫力ありましたよ。

017 会場は徳島駅に接する「ホテル・クレメント」

赤池瞳先生の経営されるクリニックもまさに駅前のビル。そしてこの「ホテル・クレメント」には赤池グループのエステティックサロンもあるのだそうです。

014 ホテルの一室から見た光景はこんな感じ。

右手には、松嶋菜々子さん主演の映画で話題になった「眉山」もよく見えます。

そういえば、僕はこの映画、海外の学会に行く時に機内で見たのでした。もうひとつ徳島との接点がありましたね。

001講演会場はこんな感じでした。

012 僕の講演は、

「肌の老化の仕組みと美肌レーザーの歴史~世界の最新技術でここまできれいになれる~」

というもの。

講演の演題そのまま、肌の老化の仕組みと、美肌のレーザー機器の歴史の話をさせていただきました。

010 僕は通常同業者=ドクターに対して講演することが多いので、難しいスライドが多かったと思うのですが、皆さんとても熱心に聞いて下さって、感激しました。

聞けば、この講演会は今回が5回目。僕のブログにも登場した、エンビロンの創始者デスモンド・フェルナンデス医師や、大阪の葛西形成外科の葛西健一郎先生などが過去にご講演されているとのこと。

あまりのビックネームが並ぶので、僕なんかでよかったんだろうかと恐縮してしまいました。

028 講演が終わった後、赤池クリニックを見学させていただきました。

駅前のビルの中にあるクリニック。

細長い間取りをとても綺麗に使っていらっしゃいました。

027 診察室にはアファーム・マルチプレックスとがありましたよ。

なんでもサイノシュア社によると、この機器は四国四県に一台しかないのだそうです。

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京都御苑の梅

そのまま歩を進めると、京都御苑が目の前に。

「今の時期は、梅林が綺麗ですよ」

と教えて頂いていたので、寄ってみる事にしました。

Photo

確かに綺麗です。

御存知ない方のために、京都御苑とはどんな場所なのか。その歴史を、環境省のホームページから御紹介させていただきます。

794年(延暦13年)、桓武天皇により定められた平安京の内裏(皇居)は現在の京都御所から約2kmほど西にありました。しかし、度重なる内裏の焼失により、主に摂関家の邸宅を一時的に皇居とする里内裏が置かれるようになり、1227年(安貞元年)の火災以後は、元の位置に内裏が再建されることはありませんでした。

現在の京都御所は、里内裏のひとつであった東洞院土御門殿に由来するもので1331年(元弘元年)、光厳天皇がここで即位されて以来、御所とされたものです。1392年(明徳3年)の南北朝合一によって名実ともに皇居に定まり、明治に至るまでの500年もの間天皇の住まいでした。豊臣秀吉や徳川の時代になると、御所周辺には宮家や公家たちの屋敷が集められ、何度も大火に見舞われながらも明治初期の東京遷都まで、大小200もの屋敷がたちならぶ公家町が形成されていました。

1869年(明治2年)明治天皇の東京遷幸が挙行され、これに伴って、多くの公家達も東京に移住したため、公家町は急速に荒廃していきました。1877年(明治10年)に京都に還幸された明治天皇は、その荒れ果てた様子に深く哀しまれ、京都府に御所保存・旧慣維持の御沙汰が下されました。

この御沙汰をうけ京都府では、直ちに屋敷の撤去、外周石垣土塁工事、苑路工事、樹木植栽等の「大内保存事業」を開始し、1883年(明治16年)に予定を繰り上げて完了しています。1883年(明治16年)9月、御苑の管理が京都府から宮内省に引き継がれた後も整備は続けられ、1915年(大正4年)の大正大礼に際して、建礼門前大通りの拡幅改良等の改修工事が行われ、ほぼ現在の京都御苑の姿が整いました。


1947年(昭和22年)、京都御苑は、同じく皇室苑地であった新宿御苑、皇居外苑とともに、国民公園とすることが閣議決定され、1949年(昭和24年)に厚生省の管理運営のもとに、その由緒ある沿革を尊重し、努めて現状の回復保存を図るとともに、国民庭園として広く国民に開放し利用していくこととなりました。


1971年(昭和46年)7月、環境庁が発足すると、国民公園の管理は自然保護行政とともに厚生省から環境庁(現、環境省)に移り、京都御苑は、従来からの御所の前庭としての景観維持や都市公園的な役割に加え、大都市の中の広大な緑地としての自然環境を保全し、自然とのふれあいを推進していくという新たな役割が重視されるようになってきています。

・・・ということです。

Photo_2

カメラを片手にいらしてる方が何人もいました。013

一度御所も参観申込みをしてみたいと思いながら、まだそれは叶っていません。春の時期に合わせて来ることができたらいいのですが・・・。

012遠く、大文字山が見えました。

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第3回サイノシュアユーザーズミーティング

三連休最後の日。僕は八重洲富士屋ホテルで開催された第3回サイノシュアーユーザーズミーティングに参加させていただきました。

アファーム、エリート、アコレード、シナジー、スマートリポ・・・と、多くのレーザー機器を販売しているサイノシュア社の主催する、年に一度のミーティングです。

日系人のフルモト博士が1991年に設立したことで知られる米国CYNOSURE社。昨年はレーザー業界にとっても厳しい年となったようで、米国の主要レーザー会社=キャンデラ、キュテラ、パロマー、シネロン、サーマージ社・・・などが皆不振にあえぐ中、サイノシュアは最も売上を伸ばした会社となりました。

演者の先生が、サイノシュアの機器をこんな風に例えておられました。

「サイノシュア社のレーザーは、撮影において細かい微調整までが可能な、いわばデジタル一眼レフカメラのようなものだ」

と。

全く以って僕も同感だったので、深く頷いてしまいました。うまい例えですね。

しかし、一眼レフカメラがそうであるように、性能が良くプロ仕様な分、誰もがそれを操れるわけではありません。使用方法を完全にマスターするのは極めて難しい。ユーザーズミーティングで発表されていた先生方のプレゼンを聞いていると、治療法にそれぞれ様々な工夫があって、大変勉強になりました。

そんな中、昨日あった多くの演題の中で、僕が最も面白かったのは、米国サイノシュア社ヴァイスプレジデントであり、現日本サイノシュアの清水賢治社長が話された、

「レーザーの黎明期とレーザー医療の歴史、そしてCynosure,Inc.について」

という、一番最後の演題です。

清水社長は渡米されてもう30年。数々のレーザー会社の興隆を見てこられた人で、今でも世界各国の学会に参加すると、必ずと言っていいほど、清水さんがブースにいらっしゃいます。

なんでも毎年、飛行機で地球を12周以上する方なので、航空会社から表彰されたこともあるのだとか。

028_2 LASERが、まだMASERと呼ばれていた時代 (LASER=Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation の最初のLは、1950年代には Light ではなく、Microwaveだったのです)の話から始まりました。

レーザーの研究は非常にお金がかかり、そんな分野に関わる研究者は当時変人扱いされたのだとか(笑)。

MASERも頭文字のアルファベットをもじって

“Money Acquisition Scheme for Extended Reserch”

とか、

“Means of Acquiring  Support for Expensive Reseerch”

などと呼ばれたのだそうです。

Maiman博士のレーザーに関する論文が1960年8月にNature誌に掲載され、一気に知名度を上げたのですが、この論文はなんとわずか2ヶ月前に、「Phisical Review Letters」という、専門誌としてはNatureやScienceよりずっと“格下”の雑誌でリジェクトされていたものでした。

そんないわば脇役だったレーザー工学だったのですが、現在ではこの分野だけで16人のノーベル賞受賞者がいるとのこと。

現在、レーザー医療で食べさせてもらっている自分としては、感無量でしたね。

時代も時代だったけれど、政治的要因を除けば、日本人の受賞者が数名いてもおかしくなかったとおっしゃっていました。

032_2さらに、レーザー皮膚医療の嚆矢ともいえる、1983年にサイエンス誌に発表されたロックスアンダソン先生とパリッシュ先生の「選択的光融解理論」ですが、

実はこの理論が4年も前の1979年にロックスアンダソン先生の書簡で詳細に述べられていた話(未来が見えていたんですね)などが書簡の写真入りで出てきました。

以前、レーザー分野の歴史について調べようと思ったことがあるのですが、思ったようなまとまった文献がなく、なかなか調べられなかった経験があるので、このお話を聞けただけでも、今回は本当に得をした気分です。

僕がレーザー医療に関わるようになって10年以上たちますが、いくら勉強しても清水さんの知識には到底追いつけないですね(笑)。サイノシュアには日米どちらにも素晴らしい先輩方、優秀な人材が多く、売上高に比例した企業としての勢いを、改めて感じました。

こうした魅力的な方々との出逢いがあり、御指導頂けるのも、このレーザー業界に僕が魅了されている理由のひとつなのです。

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アンチエイジング歯科学会招待講演

                                    

002週末の日曜日はアンチエイジング歯科学会の主催・米国レーザー歯科学会後援による「Laesr Festival 2008」にお招き頂きました。アンチエイジング歯科学会の会長でいらっしゃる松尾通先生からお声をかけていただき、招待講演の機会を頂いたのです。

会場は新宿NSビル。青空の下、紅葉が綺麗な新宿を歩いて行きました。

007_3東京女子医大の先端生命医科学研究所 石川烈教授による

「光医学が歯科治療を変革する」

という御講演の後

今回、僕が頂いたお題は

「皮膚レーザー治療の現状」

でした。

皮膚レーザーの現状のお話をベースにさせていただいたのですが、事前に松尾先生より御依頼がありましたので、MBAホルダーとして、経営学的観点から現在の医療市場の現状を分析し、新たなマーケットの模索するためには何をすればよいのか、そして我々医師や歯科医師が目指すべき道についてもお話しさせて頂きました。

レーザーが歯科医学に導入されてから、20年の歳月が経過しています。軟部組織の処理からホワイトニングまで、歯科の領域でも様々なレーザー機器が使用されてきているのです。

皮膚や形成、医療経営の学会でお話させて頂く機会はこれまであっても、歯科の学会で講演をさせて頂くのは初めてのことでしたので、事前に歯科の現状をリサーチさせていただきました。ただ僕自身普段からアンチエイジングという“健康な人”を相手に最先端の医療でアプローチしていく現場にいると、歯科技術のニーズが本当に多いことを常々感じてきました。

これから開業や新たなステップを模索しているドクター・医療関係者にとっては、保険診療から一歩踏み出すことができれば、ある意味医科よりも魅力的なマーケットを開拓できるのかなとも思います。

学会懇親会では寺川國秀先生、津田忠政先生、三輪裕二先生、永井茂之先生、青木章先生・・・など、多くの御高名な先生方ともお話させて頂くことができました。

若輩者の僕にこうしたチャンスを与えてくださった関係者の方々に、心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

ところで、僕の講演の後、アメリカはヴァージニア州から来日していたドクターが招待講演を行いました。

これはまた明日のブログで…。

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第3回 キュテラ トータルスキンセラピーミーティング

004 週末のもうひとつのイベントは、東京の丸の内で行われた、キュテラ社のユーザーズミーティングの招待講演をさせていただきました。

キュテラ社は米国カルフォルニアにあるレーザー会社で、タイタン、ライムライト、ジェネシス、パールなどの機械を製造販売しています。

シワ、たるみ、シミ、毛穴、ニキビ跡など、ほぼすべての肌の悩みに対して、他者とは差別化された特徴ある機器を製造販売している、魅力的な会社です。

ここの副社長の、ハーバード大学出身の工学博士であるボブ・シャインとは今年だけでもフロリダ、シンガポール、カナダ、パリで顔を合わせました。しょっちゅう海外で出会う面々の一人ですね。

 

011僕がいただいたお題は、

「これからの自由診療クリニックの展開」

というものでした。

ほんの数年前まで、

「医者が経営の話をするなんて、金儲け主義の医者だ」

と言われてしまったのですが、2000年以降、小泉首相が医療改革を始めて国からの医療費への支出を減らして以来、倒産に追い込まれる医療機関も出てきました。

さらに、2005年に行われた新しい医療研修システムにより、大学医局が崩壊し、医師を一気に大学病院に引き上げたことで、地方病院を中心とする医師不足の問題が噴出しました。

008国民の皆さんも、日本の医療に対して不安に感じていると思いますが、我々大多数の医師もまた、日本の医療について不安に思っているのです。

疾病構造が変わるとともに、医療費が上がるのは当然ですが、今のように先端技術が必要な医療が中心となる場合、医療の質を上げるためには、お金が絡みます。

質の高い医療レベルを提供するためには、経営基盤の安定化が必要ですが、その安定化のために、アンチエイジング医療ように、自費診療が行える分野を取り入れたらどうだろうか?という提案をしたつもりです。

006このミーティングに出席されたドクターは167名とか。

活気のある会でしたよ。

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