カテゴリー「国際学会 ヨーロッパ編」の166件の記事

2009年11月 1日 (日)

ドレスデンのフェルメール、ラファエロのマドンナ

さて、ドイツ・チェコ出張記に戻ります。

ドレスデン・ツヴィンガー宮殿の中のアルテ・マイスター美術館にやってきました。

152 窓からの借景は宮殿の噴水が見える見事なもの。

まずはお目当てのフェルメールの部屋に向かいます。

169

2枚の絵がならんでいます。

148 一枚はこの

「手紙を読む少女」

フェルメールはこの絵で単身女性像を描く、自分の絵のスタイルを作り上げたといわれています。

そしてこの絵の右下の部分に注目。

カーテンがかかっていますが、X線解析により、この部位にテーブルとワイングラスが描かれていたのがわかっているのだそうです。

カーテンを引くことによって、絵の中の人物と、同じ部屋にいるかのような気持ちにさせられるなあ

・・・と、興味深く見せてもらいましたよ。

150そしてもう1枚はこの作品、

「取り持ち女」です。

この作品、高貴で寡黙な絵を描く印象のあるフェルメールにしては、極めて異質な作品といわれています。

この場所は売春宿。

黄色い売春婦に対して、黒い頭巾をかぶった“取り持ち女”が赤い服の男性に商談を持ちかけ、それが成立した時の絵だと言われています。

あのフェルメールがなぜこんな絵を???

と思いますよね。

この絵は、プロテスタント的な観点から、

「慎むべき行為の規範」

ともいうべきものを示したもので、教訓と風俗画の境界線に位置するものではないかと考察する本を読んだことがあります。

「フェルメールが日本人にとって、とても親しみやすいのは、他の画家と違って宗教画が少ないので、キリスト教の聖書のようなバックグランドの知識がなくても作品を楽しめるからだ」

と述べていた人もいますが、なるほどその通りかもしれませんね。

そしてもうひとつ、この美術館で見ておきたかった絵があります。

153 印象的な紫とピンクの間のような色を使った壁に囲まれた部屋。ひとつ向こうにも同じ部屋が・・・奥に・・・

見えてきましたよ。

155とても大きなこの作品。ラファエロの傑作

「システィーナのマドンナ」

です。

158 優しそうなこの微笑み。

微笑み度は、モナリザよりも印象深くないですか(笑)?

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2009年10月31日 (土)

百塔の街 ドレスデン

  001_2

ドレスデンは中世にはザクセン王国の首都として繁栄した街です。

140 エルベ川をはさんで100以上も塔があるといわれたとても美しい街。

こちらはドレスデン城。

立派ですね。

実はこの街、第二次世界大戦の空襲で一夜にして完全破壊されました。

長い期間、この美しい街は瓦礫の山だったそうです。

少しづつ再建作業は始まり、東西統一後にさらに加速しました。

141音楽の殿堂、ゼンパーオペラは1985年、40年の歳月をかけての再建工事が終わって竣工しました。

今晩の演奏が本当に楽しみです。

162街の中心にあるツヴィンガー宮殿には、立派な噴水があります。

145 ドレスデンは、到着日しか観光ができないのがわかっていたので、この宮殿内にあるアルテ・マイスター美術館に直行しました。

ここドレスデンには、もう二枚のフェルメールがあるのです。

それは次のブログで。

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2009年10月30日 (金)

ライプツィヒのニコライ教会

060ライプツィヒは7世紀に造られた街です。中世から商業、金融の町として発展しました。1409年にはドイツで三番目に古い大学もできました。

ゲーテやニーチェ。そして森鴎外もこの地で学んでいます。

055 もともと知的レヴェルの高かった地域なのでしょう。

ベルリンの壁が壊れたきっかけになったのは、東ドイツの民主化を求めるデモが、このライプツィヒのニコライ教会で始まったことがきっかけなのだそうです。

そのデモの日は10月9日。僕がライプツィヒに立ち寄った日のちょうど20年と二日前の事でした。街では記念式典が行われていましたよ。

059 このライプチヒのトーマス教会は、バッハがオルガニスト兼指揮者として生活をしていた場所。

062 トーマス教会の内部はこんな感じでした。

096教会の中には、50年前に移設されたバッハのお墓もありました。

071 奥に見えるのはバッハ時代と同じパイプオルガン。

皆が記念写真を撮っていましたよ。

目の前にはバッハミュージアムがありましたが、これはちょっと商業的すぎてパス。

089 そのまま市内中心部のアウアーバッハス・ケラーというレストランに行きました。

091 このレストラン。ゲーテの「ファウスト」の中に実名で登場するのです。お昼時でしたが、とっても混んでいましたよ。

112 さらに、この写真にあるゲヴァントハウスは、民間のオーケストラとしては世界最古のオーケストラである、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラの本拠地です。

このオーケストラは、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ワーグナー、シュトラウス、そしてフルトヴェングラーがタクトを振った由緒ある交響楽団。

本当はここで演奏を聴きたかったのですが、日程的に公演日が重ならなかったのです。

でも、そんな由緒ある場所を訪れることができて本当にうれしかったですね。

ライブツィヒには2時間ばかり滞在して、ドレスデンに向かいました。

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アウトバーン、スピード狂のカラヤン

さて、実り多いベルリンEADVの学会最終日を終え、翌日レンタカーを借りて、一路南下。

ドレスデンに向かいます。

実はこの日の夜に、ドレスデンのゼンパーオペラ(ザクセン州立歌劇場)でワーグナーのオペラ「ローエングリン」のチケットを取ってあったのです。

ゼンパーオペラでワーグナーを聴けるなんて、僕のようなクラシック好きにとっては夢のような話。

ベルリンで学会が開催されるのを知った時から、入念に準備していました。

041 ベルリンからドレスデンまでの距離は約260km。ドイツにはヒトラーが作った高速道路アウトバーンがあります。

最高法定時速はありません。時速無制限。

126 実際に走ってみて思ったのですが、アウトバーンは日本の高速道路と違ってブラインドコーナーが圧倒的に少ない。遥か先の交通事情まで見渡せます。

さらに速く走る車が来ると、追い越し車線をすぐに空けてくれるなど、マナーも本当によいのです。

途中、何度か雨に降られたのですが、水はけもとても良くて驚きました。

日本で高速道路を走るとき、必要以上に標識があったり、ブラインドコーナーの先を意識して走ったりと、常に高い集中力が要求されるように思います。

また、日本は、高速運転させないように、高速道路には緩やかな左右のカーブをわざとつくっていると聞いた事があります。

日本で高速道路を走るということは、視神経や聴神経などの連続した刺激。つまり脳に対する負荷がかかる作業を持続的に強いられる、ということなんですね。

常に注意を喚起することで居眠り運転をさせない、という意図で作られたのかもしれません。持続した緊張状態にあるため、交感神経も常に亢進した状態になります。

ただし脳科学的にいえば、脳に対する持続的な刺激は次第に慣れが生じてしまい、脳波でみると無刺激とほぼ同じ状況になってしまうのです。長距離を走ると、目を開けたまま脳だけ眠ってしまうという現象もみられます。そして、交感神経が亢進し続けたことにより疲労感は残る。渋滞でいらいらすれば、尚更です。

アウトバーンの場合は、安全な道では速度無制限にする一方で、一定以上のRのついたカーブや、インターチェンジ、高速出入口などの合流がある場合、その地点に差し掛かる手前に、必ず速度制限の標識が出てくるので安全な速度まで落とせます。

いわば、メリハリをつけることで注意を喚起しているのです。

走り終わった後、特にアウトバーンでは眼精疲労が極端に少なくて、身体も楽だったですね。

今回の滞在では、なんと合計1700kmもの道のりを4日で走ってしまったのですが、全くストレスがない。

実際にアウトバーンを走ると、その意義が良くも悪くもよくわかりました。

116 レンタカーのBMWの性能もよかったので、なんと、この写真の通り、時速200km以上の速度でずっと移動できました。

速度だけ聞くとびっくりしますが、アウトバーンだと、本当にこの速度で決して無理なく安全に走行できるのです。

こうして写真が撮れるぐらい。

車がこの100年間で飛躍的に進化したのですから、日本も高速道路での巡航速度を規制するばかりではなく、速度を上げても事故が少なくなるように、道路をもっと工夫すべきなのかもしれませんね。

僕は今回時速220kmでリミッターぎりぎりで走っていたのにも関わらず、より排気量の多い何台もの車に抜かれました(苦笑)。

そうそう、指揮者ではカラヤンが大変なスピード狂だった事は、よく知られていますよね。スポーツカーをいくつも乗り換えて、最後は自家用ジェット機まで買ってしまったそうです。

アウトバーンでこうした高速運転に常に慣れ親しんでいるのですから、ミハエル・シューマッハのようなドイツ人が、F1を始めとするモータースポーツで強いわけですね。納得してしまいました。

しかしながら、これでは予定していたよりもドレスデンに早く着きすぎてしまいます。

途中、ちょっと道を外れたところに、ドイツの音楽家ゆかりの地、ライプチヒがあるので、ここに立ち寄ることにしました。

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2009年10月29日 (木)

2枚のフェルメール

日本でもフェルメールの人気は止まるところを知りませんね。

世界でも30数枚しか残されていないフェルメールの絵ですが、贋作が見つかったり、高額で落札されたりなど、話題に事欠きません。

今回、訪問した旧ドイツ領域にはフェルメールの絵が4枚あります。

2枚はこのベルリンの絵画館に。そして残りの2枚はドレスデンのアルテ・マイスター絵画館にあるのです。

今回、4枚とも見ることができましたので、ブログでご報告してゆきますね。

絵画館は6時まででしたので、5時に学会が終わった後、フェルメールだけを見るつもりで絵画館に急ぎます。

153 「真珠の首飾りの女」は世界でも最も評価の高い作品の一つです。

フェルメール前期の作品は、大人数が部屋に入った大きな額に入った絵。

後期の作品は、一人を題材にして、窓の前にいる構図の絵。いわゆる室内女性単身像と呼ばれるもの。

・・・とがらりと作風が変わります。

154 彼の描く光が素晴らしく、僕は大好きです。ニューヨークやワシントンDCに行ったときにも作品を鑑賞してきました。

きれいな描写ですよね。

155 フェルメールはもう一作ありました。「紳士とワインを飲む女」です。

151 他にもボッティチェリのビーナスや、

161 大作「歌う天使たちを伴う聖母子」がありました。

001 マリア様の顔が穏やかで印象に残りましたよ。

もう少し長く居たかったなあ。

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2009年10月28日 (水)

世界遺産 博物館の島

057 さて、これが世界遺産「博物館の島」にある、ペルガモン博物館です。

089 この絵ハガキにあるように、本当に川の中州に5つの博物館があるのですよ。

056 川岸は蚤の市のような感じになっています。

彼はワイングラスを使った演奏をしていました。

水を使った演奏なので、ちょっと寒そう。

051_2 ベルリンの壁を飛び越える兵士。

090 様々な絵を売っているスペースもあります。

091 バイオリンの絵もあります。

121_2 こんなところを散策するもの楽しかったですよ。

122 皆賑やかに午後の日よりを楽しんでいます。

059 橋を渡っていよいよ博物館に入ります。

058 ベルリンにいけるのであればと、僕はとてもこのペルガモン博物館に行くのを楽しみにしていたのです。

060入口を入ると、建物の中にはいきなりゼウスの大祭壇が現れるのです。その圧倒的な存在感を前にすると、ただただ感心し、心が動かされます。

この紀元前180年にできた遺跡は、トルコで発掘されてからここに運びこまれたのだそうです。

067 この門だけでもかなり驚いたのですが、隣の部屋にはミレトスの市場門。

071そしてその先には古代バビロニアのイシュタール門

072 そして行列通りがそれぞれ展示されていました。

これだけの巨大建造物を運んでしまうというスケールには驚きましたよ。

ドイツが世界に誇るだけありますね。

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2009年10月27日 (火)

ベルリン大聖堂

旧東ドイツ地区をながれるシュプレー川です。

055この川の中州には、5つの博物館と、このベルリン大聖堂が集まっているのですが、この地区は「博物館の島」と言われる世界遺産なのです。

  098

ベルリン大聖堂。

ベルリンの天候は悪かったのですが、このときちょうど太陽が差し込んできて、写真が綺麗に撮れました。

099補修が終わった中もとても見どころがありました。

教会に入った時にはちょうど聖歌隊が演奏をしていました。

皆聴き入っていましたよ。

100こちらはドームです。高さが114mもあるのだそうです。

102中では結婚式らしきものをしていました。

なんだか不自然だなあと観ていましたが、あることに気づきました。声が女性の声なのです。

話をしていた司祭が、女性だったのです。

初めて女性の司祭さんを見たので、びっくりしました。

097第二次世界大戦で、崩壊したのち、1993年に修復が終わったのだそうですが、本当に立派な建物ですね。

この日は寒かったので、終日ジャンパーで過ごしました。

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2009年10月26日 (月)

シャリテ大学病院訪問

007 ベルリンに行ったら、必ず訪れてみたいと、僕が以前から思っていたところがひとつありました。

それはこのCHARITE(シャリテ)大学病院。

戦前日本はドイツの医学を規範にしていたことはよく知られていますよね。ここは、森鴎外、北里柴三郎など日本医学を代表する先輩方が学んだことで知られる病院です。

0111710年に設立され、来年2010年には300周年を迎えるという、世界最古の大学病院施設なのです。

012この敷地内にほぼすべての科の病院施設があります。

009 ベルリンの中心地にあるのですが、敷地はかなり大きい様子。

013 敷地内は近代的な建物もありますが、赤レンガで統一されています。

018 中に入ると小児科外来などはこんなに近代的。

020 学会が終わった後、夕方過ぎに行ったので、もう辺りはほの暗く、ぽつりぽつりと灯りが点っています。

ドイツは、2007年の統計で世界第3位、GDP比11.3%のの医療費がかかっています。

1990年に西ドイツが東ドイツを併合する形で統合が行われましたが、この段階で東西の医療格差がかなりあり、その混乱を収束させるために、ドイツ国土にある558の行政区域をそれぞれ医療圏とし、開業医の定員を専門医別に定めました。1993年のことです。

この定員は3年ごとに人口密度、人口構成、住民の年齢、性別、職業などを配慮して見直しがされているそうです。

ドイツらしく合理的ですよね。

ドイツでは公的医療保険に基づいて、1割程度の高額所得者を除いた全国民が公的医療保険への加入が義務付けられています。高額所得者は保険に入れないため、民間保険に加入しているのだそうです。

統一後の医療政策は、一貫して医療費削減に向かっていますが、そのしわ寄せは医師や看護師などの医療従事者に来ており、公的健康保険からの診療報酬がヨーロッパ各国と比較しても低いため、米国やイギリスなどの周辺諸国に移り住んで開業する医師も多いのだそうです。

このシャリテ病院でもストライキが行われたそうですよ。

ドイツ医師連合会によると、1万2千人もの医師がドイツ以外で開業しているのだそうです。ドイツ人医師の数は、2007年に14万人強と発表されていますので、10%弱の医師免許保有者が海外流出していることになります。まさに頭脳流出。日本でも近い将来同じ未来が訪れるのでしょうか。

022 さて、このシャリテ病院は、医者にとってはある事でとっても有名な病院なのです。

かの有名な病理学者のルドルフ・ウィルヒョー博士の研究室があった場所。

024 病院敷地内に、医療器具ミュージアムがありました。

静脈血栓症の生成に関する三つの要因(Virchow's Triad)というのを病理の時間に習った記憶がありますが、(ちなみに血管の障害、血流のうっ滞、血液性状の変化)彼の作り上げた数多くの標本や、彼の使用した顕微鏡など、興味深いものがたくさん展示してありました。

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2009年10月25日 (日)

ベルリンの夜景

ベルリンは夜景が綺麗なことでよく知られています。

学会開催期間に雨が降らないときに夜、街を歩いてみました。

050 ブランデンブルグ門も綺麗ですよね。

051 夜も開いている画廊があります。

035こちらは戦勝記念塔。

1987年のカンヌ受賞作品「ベルリン天使の詩」で

0351天使が座っていた場所ですよね。

ベルリン滞在初めての僕にとっては、ベルリンの建築物はこの印象しかなくて初めて見たときはベルリンに来たんだと感動しました。

夜のが綺麗でしたよ。

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2009年10月24日 (土)

カイザー・ヴィルヘルム記念教会

ベルリンの西の玄関に当たるZOO(動物園)駅。

この前に1888年に死去したヴィルヘルム皇帝のために建てられた教会があります。

153 この教会自体は1943年の空襲で破壊されましたが、戦争の悲惨さを伝えるモニュメントとして修復されずに残っています。

240 この教会の横に新しくできた六角形の近代的な教会のステンドグラスが素晴らしいと聞いて、レーザークリニックの訪問後に立ち寄ってみました。

中に入ろうとすると、ちょうどパイプオルガンの演奏がなされていました。

素晴らしい音色だなあと思って教会の中に入ると・・・

162・・・一面青のステンドグラス!

その青の美しさに圧倒されてしまいました。

157 御覧ください。

1581

160 後ろを見ると、パイプオルガンが。

161 祭壇の床も綺麗でした。

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ベルリンの街並み

151 ベルリンはとてもきれいな街です。

085朝早くに学会会場に向かうために、バスを待っているところですが、車がほとんどないですね。

099ホテル・ベルリン・ベルリンです。

なんだかインパクトのある名前でしたよ。

094こちらは戦勝記念塔

バスの中からとりました。

236 綺麗ですよね。

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2009年10月23日 (金)

EADVベルリン会場で食べたソーセージ

ドイツで行われた欧州皮膚科学会の話に戻ります。

午後から講演を聞こうと、会場に帰ってきました。

069学会会場は相変わらず混んでいます。

063会場になったベルリンICCの模型を見つけました。

大きな施設であること、わかりますか?

学会展示のスペースもとても広いものでした。

074本当にここ数年アメリカでもヨーロッパでもあり得なかったぐらいの混雑様。

今回の不景気は、ヨーロッパ主導で立ち戻るのでしょうか。

レーザー会社の人たちが喜んでいました。

070こんな飛行機のセットを持ち込んだ会社もありました。

各企業、こういった努力や工夫が随所に見られます。

080昼食を食べようと、会場特設のレストランにやってきました。

こちらも大混雑です。072

073 僕はドイツらしく、ソーセージとハンバーガーを食べる事にしました。

ごっつい感じだったですが、さすがドイツのソーセージ

これで10ユーロぐらいだったでしょうか。

おいしかったですよ。

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2009年10月22日 (木)

ベルリンのレーザークリニック見学

113ベルリンの壁を見に行った後、朝から向かった場所は、ベルリンの動物園(ZOO)駅からちょっと離れたところにあるレーザークリニックです。

朝9時から、このクリニックでルートロニック社eCO2(エコツー)のワークショップが開催されることになっていたのです。

ベルリンのレーザークリニックを見学するまたとない機会だと思い、僕も参加させていただきました。  150

東京だと、ちょうど表参道のような高級ブランドショップが並んだ並木道。

1482白鳥をモチーフにしたこんな看板が、クリニックの目印となっていました。

赤に白、グレー。数字とアルファベットのバランスも含め、とても綺麗なデザインだな、日本の美容クリニックではなかなか出てこないセンスだな、と感心してしまいました。

白鳥をモチーフにするのはヨーロッパならではといったかんじでしょうか。

ヨーロッパには、古くから白鳥を救世主にする白鳥伝説が伝わる地域が多いですよね。

僕が大好きなワーグナーのオペラの一つ、「ローエングリン」でも白鳥のそりに乗ってやってきた白鳥の騎士であるローエングリン王子が、主人公のエルザ姫を救います。

もちろん、この白鳥は「白鳥のように白く美しい肌を作る」というメッセージも込められているのでしょう。

日本人にとっての鶴みたいな。

147エレベータに乗って四階にやってくると、こんな扉があります。

145扉の向こうは、こんな感じ。

143 あらゆる壁に新興画家の絵がかけられています。

119 レーザーを見つけました。

配備してある数は、クリニックFにあるレーザーの半分ぐらいでしたね。

121施術室はふたつ。いずれもとても綺麗な作りでした。

129院長のBernd Algermissen医師が出迎えてくれました。

ルートロニック社の国際営業担当責任者が、

「ドクターフジモトには10年も前から当社のレーザーを使っていただいているんですよ」

と紹介して下さいました。

すると、おどけた口調で

「じゃあ、今日は僕の代わりにワークショップをやってくれるかい?」

とおっしゃるので、

「それは、先生が東京にいらしてくださったときに」

と答えておきました(笑)。

彼はルートロニック社のレーザーを使い始めて、ちょうど一年ぐらいなのだとか。

137クリニックにはエコツーとモザイクがありました。

ドイツでは、エコツーについては日本と同様医師が照射しますが、モザイクについてはナースの仕事なのだそうです。

日本と基準が違いますね。

照射パラメーターは、日本よりもアグレッシブ。

でも、パルス幅を調節するとか、細かい設定はあまり行っていないようでした。

照射技術の方はとても高いと思いました。

139そのほかにも気付いた点はいくつもあり、こうして、自分以外の医師による施術を見させて頂くと、大変勉強になりますね。

日本では、レーザー治療というと、「しみ」のように色素変化に対して照射するイメージがいまだにあるようですが、

欧米の特に白人種にとってのレーザー治療とは、「タイトニング」=たるみ治療、そして「リサーフェシング」という肌質を入れ替える施術をイメージする人が多いのです。

特にリサーフェシングの需要は高く、ニキビ肌や、加齢による毛穴開大、テクスチャー改善の治療=レーザー治療を意味します。

彼はこのルートロニック社以外のフラクショナルレーザーを使用したことはないそうですが、効果には非常に満足していました。

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ベルリンの壁

今月上旬に訪れたドイツ・チェコ出張記に戻りましょう。

190学会二日目の早朝、ベルリンの壁を見に行きました。

今年はベルリンの壁崩壊20周年に当たるのだそうです。

182もう20年も経つのですね。ちょっとびっくりしてしまいました。

そういえば崩れたベルリンの壁の一部をお土産にもらったことがあるなあ。179

全長200km近かった壁はほとんどが破壊されて、道路などに再利用されてしまったのだそうですが、壁が残されている地域がいくつかあって、そこが観光地となっています。

191壁が切れたように描かれて、日本への入り口なんて書かれたものもありましたよ。

214こちらはソニーセンターの前にあった壁一部。

216第二次世界大戦でベルリンが崩落した当時、ベルリンは5ヵ国の分割統治になったのだそうです。

215この人は、

「その当時の入国スタンプを、2ユーロで実際のパスポートに押します」

というお店をやっていました(笑)。

かなり心が動いたのですが、僕のパスポートのスタンプはページの追加をしているぐらい一杯。

写真を撮るだけにしておきました。

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2009年10月20日 (火)

コラーゲンを増加させる機械の比較検討

045 最初に出席したのは、レーザー機器のセッションでした。

その中でエジプトの先生が発表した内容がちょっと刺激的でした。

彼は、皮下のコラーゲンを増加させるとされている、多くの会社のレーザー機器を比較実験し、本当に効果があるのか、統計学的な検討を加えたのです。

彼が比較検討を加えたのは、

RF(サーマクール)

Nd:YAG(1320nm)

IPL + RF (e-Light ST Syneron)

Erbium:YAG

メソセラピー

IPL

の6種類の施術方法です。

048

肌の骨格を構成するいわゆる「1型コラーゲン」と、

049創傷治癒の初期に増殖し、いずれは1型コラーゲンに入れ替わる「3型コラーゲン」の二つのタイプの増減が検討されていたのです。

047彼の結論は、

サーマクール と e-light ST については長期的なコラーゲンの増加が認められるが、その他の機種や、メソセラピーにはコラーゲン増加効果はないというもの。

サーマクールとリファームSTが長期的に皮下のコラーゲンを増やすというのは、僕の臨床経験からしても納得です。

ただし、施術方法による比較検討は、評価が非常に難しいと思います。

彼はスライド上で、パラメーターを公開しませんでしたので、どの程度のパワーで照射されているかわかりません。

また、白人種、黄色人種、黒人種それぞれに対して、相性の良いレーザー光治療機があるので、その発表そのものが日本人の肌に適応できるかわからない。

特にレーザー光治療の効果は、機器の選択以上に、

照射方法

設定するパラメーター

さらにそのレーザーが出力表示通りのパワーが出ているかという機器の問題などなど。

いわゆる「使用方法」や「使用条件」によって違いが出てくる場合が多いのです。

クリニックFにいらっしゃる患者さんで、

「他院で全く同じ名前の機器の施術をしてきたけれど、同じ機械でもぜんぜん違うんですね!」

とおっしゃる方がいらっしゃいます。僕は、どの患者さんに対しても、クリニックF独自 のレーザー光治療機でのパラメータに設定しなおしますし、患者さんによって照射方法を変化させます。

そのため、実際に施術後、効果の違いに驚かれることもしばしばあります。

患者さんそれぞれに対し、最も適したパラメータを探すこと。僕はこれに、最も時間をかけているとも言えます。

適切な機械の選択と、その照射方法。

レーザー治療のカギはここにあります。

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2009年10月19日 (月)

EADV 2009 僕の発表

029 会場には早朝に着いたので、まずは僕の発表演題のポスターを貼りました。

今回はポスターセッションでの参加です。

学会発表を行うとき、口演で発表するかポスターで発表をするか選択を事前に行います。

口演で発表するメリットは、一度に多くの聴衆に向かって話すことができること。新規性のある内容や、視覚的にアピール力のある内容を伝えたいとき、また自分自身が新参者で学会でまず自分の顔や名前を覚えてもらいたいときに、適した発表スタイルと言えるでしょう。

しかしながら、口演時間は長くても持ち時間が6分。どんなに素晴らしいデータを出したスライドも、さっと流さなければなりません。

それに対してポスターでの発表は、多くの情報を正確な形でプレゼンテーションすることができるため、文字情報や考察がメインのものには適しています。ひとりひとりのドクターや関係者がじっくり内容を読んでくれるため、ポスターの内容が良いと、時に口演よりも評価に繋がるときがあります。

今回の僕の発表は、「強力な抗酸化物質であるフラーレンの、レーザー治療に対する適応」についての研究。じっくり目を通してもらいたい内容だったので、ポスターセッションを迷わず選びました。

2009berlineadv 実際に作って持っていったのは、こんなポスターでした。

レーザーのように強いエネルギーの照射を皮膚に行うということは、当然功罪どちらも考える必要があります。

功罪の「功」=効果は、肌の下のメラニンを破壊すること。コラーゲンやエラスチンを増生させること。

功罪の「罪」=害は、パワーオーバーで照射されてしまったた場合に起きてしまう火傷。そしてレーザー照射後の色素沈着症です。

この色素沈着には、皮膚にレーザーが照射された時に発生する数種類のラジカルが関わっているのですが、そのデータをスピンエコー法で分析したのです。

東京女子医大との共同実験でした。

フラーレンをレーザー照射前後に使用すると、こうしたレーザーの害を低下させることができて、より治療効率を上げることができるのです。

001 このポスター、学会では評判になり、多くのドクターから声をかけてもらいましたよ。

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ベルリン開催のヨーロッパ皮膚科学会

020 まずは事前登録していた名札を受付でもらいます。

メンバー(認定医)ですから青色のバッジをもらいます。

EADVヨーロッパ皮膚科学会の参加も思えばもう7回目です。

2005年 イギリス ロンドン

2006年春季 フィンランド サーリセルカ

2006年 ギリシャ ロードス島

2007年 オーストリア ウイーン

2008年 フランス パリ

2009年春季 ルーマニア ブカレスト

そして

2009年 ドイツ ベルリン

このEADVは、ヨーロッパ系の学会では最も僕が重要視している学会。

知り合いや声をかけてくれるドクターも増えてきました。こういった人脈や情報網は一晩ではできませんから、僕にとってはお金で買えないとても貴重な財産となっています。

067 それにしても今年の人出はすごい。

ここのところ、経済状況が悪いので、医療の最先端を往くアメリカの学会でさえ人の入りが悪いのです。

こんなに会場がごった返しているのを見るのは数年ぶりです。

003 今日は天気も悪いので

学会会場に終日籠って新しい知識を仕入れよう

と思い、どのセッションに参加するのが一番効率的か考えます。

この後ろの掲示板。枠のすべてが学会討論の場なのですよ。

レーザー、ボトックス、フィラー、リサーフェシングなどのセッションを選んで会期中に出席するものを決めていきます。

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2009年10月18日 (日)

ドイツで見つけたヘップバーン

今日は日曜日ですので、学会の話は明日以降にして、僕がドイツで買ってきたお土産をご紹介しましょう。

僕は写真集や画集が好きで、海外に行くと必ず本屋を覗きにいきます。

Bach今回もついつい買ってしまいました、3冊。

まず最初はバッハゆかりの地、アイゼナッハで買ったドイツ語の「マタイ受難曲」4枚のCD付き。

新約聖書のマタイによる福音書でキリストの受難について書かれた曲集です。

全ての曲に対して関連した絵が引用されているのですよ。

素晴らしい本に出逢い、すぐに買ってしました。ドイツ語は大学の時に習いましたが、もう少し勉強しておけばよかったなあ。

Film_postersこちらはベルリンのソニーセンターにあるフィルム博物館で購入した80年代の映画のパンフレットが載っている画集。

どれも懐かしいものばかり。

80年代の映画というと、CGもそれほど発達していなくて、随所に工夫が見えるんですよね。

「ET」とか「この男凶暴につき」とか、「TOP GUN」とかのパンフがありましたよ。本当に懐かしい。

Film_stars

もう一つは同じフィルム美術館で購入した新旧映画俳優のアルバムです。グレゴリー・ペックからレオナルド・ディカプリオまで思い入れの残る俳優のショットが収まっているのです。

重くて、持って帰るのが一苦労でしたけど(苦笑)どれも眺めているだけで楽しいですよ。

 

 

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2009年10月17日 (土)

EADV2009の会場へ

058 一夜明け、窓から外の景色を見てみると、陽が上るのが見えます。

僕の部屋は7階でした。

でも、エレベーターは6階まで。トランクを引いて階段を上がりましたよ。

059から見たホテル。

さて、学会会場に向かいます。014

013いつしか降り出したしとしと雨の中、ブランデンブルグ門を横目に

015 地下鉄に乗ります。

017会場のICCまで40分ぐらいでしたね。

016 学会会場が見えてきましたよ。

018 沢山の人が学会に入ってゆきます。今年は参加者が多そうです。

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ウイーン経由でベルリンへ

認定医でもあるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)。ヨーロッパ系の学会ではここ数年僕が最も注目している学会です。

003今年も一つ演題を出しましたので、10月7日から1週間の日程で、ドイツ・ベルリンに行ってきました。

ベルリンに行くのは初めてです。どんなところなのか、とっても興味がありました。 002_2

上空からは、こんな風景が広がります。

とても理路整然と都市計画がなされている印象を持ちましたよ。

008_2ベルリンについたのはもう夜遅く。

010 とりあえず市内に向かうバスを探し、宿泊先に向かいます。

011今回泊まったホテルは、ブランデンブルグ門の近くですが、旧東ドイツ領の地域です。

地図を頼りに探し当てたホテルはこんなところで

「Apartments」

の文字が見えます。

「・・・?」

説明を聞くと、実はホテルではなく短期滞在者用のアパートメントだったのです。

いかにも東ドイツの建物らしく、中に入るとなんだか“おばけ”が出てきそうです。

とりあえず、あまり深く考えるのはやめておこう、と疲れた体を休めるために、ひと眠りしました。

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2009年10月15日 (木)

ヒースローエクスプレス

082 ヒースローエクスプレスです。

ロンドン市内からわずか20分ぐらいでヒースロー空港に着きます。

日本に帰国です。

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ハリーポッターの時計

081 ロンドン・パディントン駅にある大きな時計。

映画ハリーポッターシリーズにも使われましたよね。

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晴れた日のロンドンと世界遺産

065 071 073 076フライトは13時だったので、11時までロンドンの街を散策することにしました。

この日は、本当に朝から清々しい月曜日となりました。077

ビックベンを見ながら、昨日見ることができなかったウェストミンスター寺院へ。

中は写真を撮ることができませんでしたが、10世紀に建てられたイギリス王室指定の教会だけあって、本当に立派で荘厳な教会ですね。

改めてこの教会の重要さを再確認しました。

ロンドン市内で、世界遺産に登録されているのは、このウェストミンスター地区と、ロンドン塔です。

世界遺産は最近「世界遺産検定」まで始まって、にわかに知名度が上がってきましたが、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)総会において採択された世界遺産条約にもとづいて「世界遺産リスト」に記載されている「顕著な普遍的価値」を持つ物件、と定義されています。

「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」と三つのカテゴリーに分類されているのですが、2008年12月には878件が世界遺産リストに上がっているのだそうです。

ですが、ここまで数が多くなってしまうと、それぞれのグレードもつけなければならないような気もしますね。

最初の登録は意外と新しく1978年のこと。

この年に「クラクフの歴史地区」「ガラバゴス諸島」「ヴィエリチカ岩塩坑」などの12の世界遺産が登録されたのです。

日本初の世界遺産が誕生したのは1993年のことで、

「法隆寺地域の仏教建造物群」「姫路城」「屋久島」「白神山地」が登録されました。

現在日本には14の世界遺産があるのですが、僕が世界遺産に対して、非常に残念に思っていることは、僕の生まれ故郷の「古都鎌倉の寺院神社ほか」が、1992年に日本の暫定リストに載せられて以来、まだ昇格していないのですよ。

なんとかならないかなあ・・・と、鎌倉から遠く離れたロンドンで、つい故郷のことを考えてしまいました。

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2009年10月14日 (水)

ノッティングヒルで朝食

クリニックFで、「アンチエイジングセット」と名付け、ご希望の方には処方しているものがあります。

これは、僕が

「度重なる海外出張をこなし、疲れや時差を日々の診療に持ち越さないためには、どうしたらいいだろう?」

・・・とあれやこれや工夫をしていく中、これが今の段階でベストと思われるビタミン類をセットしたもの。

ビタミンC、E、そしてB1、B2、B6が基本で、状況や体調に応じてその他のものを摂るように。乾燥した機内で過ごす長時間のフライト、時差、外食・・・など身体にとって悪条件が出張では続きがちで、日本帰国後体調を崩したりすることも少なくなかったのですが、このセットを携帯するようになって、かなり楽になりました。

医者は接客業でもありますから、常に自分が心身ともに元気で、患者さんにパワーをあげられるよう、体調管理が本当に大事だな、と思います。クリニックFにはパワフルな患者さんが多いので(笑)僕が逆にエネルギーを頂くことも多いのですが。

また、もうひとつアメリカやヨーロッパ、アフリカなどを訪ねる海外出張で大事なのが、

夕食を食べ過ぎない

ということかな、と感じます。

美食の旅をされる方にこれはつらいかもしれませんが、腸、そして膵臓を労わる、ということはアンチエイジングを考える上でとても重要なのです。日本時間の真夜中または明け方に大食をする、しかも腸や膵臓にストレスフルな洋食やアルコール、デザート類を摂取する、というのは、医師としてはお奨めできません。

できたら、出張中は現地時間の午後までに重い食事は済ませる。夜は、食べるとしても胃や膵臓に負担のかからないものを少量つまむ程度に留める。

そうすると、日本帰国後も比較的楽だと思いますし、また女性の方は肌荒れなどホルモン=内分泌系の乱れも最低限で済むはずですよ。

というわけで、僕は出張先での朝食を楽しみにしています。フランスと違ってイギリスは伝統的に朝食のヴォリュームも多いことで知られていますよね。047

この日の午後日本への帰国便に乗る最終日。知人が今日も朝から付き合ってくれるようです。仕事の話もあるし・・・ということで、「ブレックファスト・ミーティング」と称し、ノッティングヒルまで朝食を食べに行く事にしました。059060

057

050

この日は月曜日ですので、朝からビジネスマンも来ているようです。053

ベーコンに目玉焼き。ソーセージにトマトなど。

伝統的な英国式朝食、とはちょっと違って品数も少ないですが、お店の雰囲気も良くて十分満足。

薄いイギリスのトーストが食べたかったのですが、違うパンが出てきました。でもこのパン、美味しかったですよ。055

この日は朝から気持ちの良いお天気。陽射しが降り注ぐ中、ゆったり朝食をとることができました。

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2009年10月13日 (火)

THRILLER Liveとマイケルの病気

031_2さて、ピカデリーサーカスから、ロンドンのミュージカル街に歩を進めます。037

「スリラー」の看板を見つけました。034

このスリラー、マイケルジャクソンの曲をジャクソンファイブの頃から振り返ってライブをするのですが、5年前にアロマの国際資格をロンドンで取得したクリニックFのスタッフも、ロンドンに滞在した時に見たと言っていましたので、かなり前からロンドンでは公演しているようですね。

名曲「Ben」から始まって、「Black or White」、「Beat it」、「Man in the Mirror」、「Bad」、「Billie Jean」・・・などマイケルのヒット曲が6人の歌手によって次々と歌われて行きます。

038僕は一番前の席に座ることができたので、ダンサーの汗が飛んでくるような場所。

040最後は会場が総立ちになってスリラーを歌いましたよ。

次々に流れるヒットソングと、懐かしいムーンウォーク。本当に久しぶりにライブで興奮しました。

でも、ショーを見せてもらって思ったのは、マイケルの曲をそこそこ歌える人や、ダンスができる人はいるけれど、あの声、ダンス、顔とスタイルが、すべてそろったマイケルのような人物は二度と現れない、ということ。

ここ数年はその歌やパフォーマンスよりも、皮膚の脱色や、美容整形手術についてなどの話題が多かった彼ですが、彼の皮膚の脱色をしたのは、美白材としても使われているハイドロキノンを高濃度にしたものであることはよく知られています。

安全の範囲を遥かに超える高濃度だったため、逆に肌がまだら状に白く抜けてしまう疾患「白斑症」を併発したと言われています。

ハイドロキノンは、レチノイン酸と混ぜ合わせる処方もポピュラーで、通常日本人には4%ぐらいの濃度で使われていますが、この薬、アメリカFDAの認可が毎年討論される薬でもあります。

つい先月もロイター通信で禁止の可能性についての報告がなされました。動向を慎重に見守らなければなりませんね。

マイケルの場合、ハイドロキノンの使い過ぎで白斑症が悪化したため、通常皮膚に備わっている機能である、紫外線を保護するためのメラニン生成さえいつしか出来なくなってしまった、というのが医師の間の通説です。

マイケルは、中東の女性の様な全身真っ黒な洋服をよく着ていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか? これは、白斑症によって低下した紫外線防御機能を補うためでした。皮膚がんを恐れてのことだったのでしょう。

また、マイケルが死ぬ直接の原因となったのは、睡眠導入に麻酔薬=プロポフォールを使用しており、その量が多すぎたのではないかとの推測もありますよね。

プロポフォールほどの強い麻酔剤を「睡眠薬」として常時使用していたというのは、麻酔科医としての僕からすると、信じ難いことです。マイケルは躁鬱病などの重篤な精神疾患を患っていた可能性もあります。

「キング・オブ・ポップス」が何故こんなに早く逝かなければならなかったのか。それを改めて考えさせられたライブでした。

036

ライブの後は、この裏にあるロンドンの中華街SOHOへ。

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2009年10月12日 (月)

マルセイユ石鹸とアロマセラピー

学会以外は観光ばかりしているように見えるかもしれない、今回のニース・ロンドン出張ですが(笑)、実は合間にすこしずつ薬局やスパを覗いたり、調べ物もしてきました。フランス、そしてイギリス、どちらも植物療法やアロマセラピーが生活に根付いていることで知られる国。南仏プロヴァンスは、ラヴェンダーも有名ですよね。

クリニックFには、プロのアロマセラピストが常駐しており、レーザー治療後にブレンドした精油を使ったヘッドスパやリンパドレナージュをオプションでつけることが出来ます。また、院内で処方し作成している保湿用のジェルにも、季節ごとにエッセンシャルオイルが何種類か入っているのですが、こういった試みが思いがけずとても好評で、

次は洗顔やボディにも使える石鹸を出そう

というプランがあるのです。

そこで、僕自身もちょっと石鹸についてもっと勉強しておこうと、今回は“王家の石鹸”マルセイユ石鹸や、ブレンドするハーブについてなど、すこし見てきましたよ。こういう視点でフランスやイギリスを見るのは初めてでしたので、おもしろかったです。

一ヶ月ほど熟成に時間をかけ、少数限定で患者さんのみにお出ししていく予定で今準備を進めていますので、楽しみに待っていてください。

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2009年10月11日 (日)

ロンドンのマイケル・ジャクソン

035さて、夜は楽しみにしていたエンタテイメント マイケル・ジャクソンの「スリラー・ライブ」です。

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2009年10月10日 (土)

テート・モダン

ロンドンで過ごした一日に戻ります。

2000年に、テート・ギャラリーの現代美術コレクションを移してオープンした「テート・モダン」。かつては火力発電所だった建物を利用していることや、ピカソ、ダリ、セザンヌ、マティスなど、素晴らしい作品が揃っていることなどで常に人気のこの美術館に、今回実は初めて行くことが叶いました。

022ニューヨークのMoMAに行くときも思いますが、本当に人間の発想力は素晴らしいですね。

023これ芸術なの? と思われるものから、 どうやって造り上げるんだろう? と思われるものまで、頭に新しい風が吹き込む感じがします。

中の展示物の写真は撮ることができませんでした。写真撮影を禁止しているのもわかるな、と思いました。特に、立体的な作品の場合、様々な角度から観るのが意味があるのであって、写真を撮られることで作品の一部だけを切り抜かれたくないという気持ちはよくわかるような気がしましたね。

024こちらは近代芸術年表なるもの。

実はこの日、僕には優秀な旅のナヴィゲーターがついていました。日本でいつも込入った翻訳作業が必要な際、手伝ってくれる知人がいるのですが、ちょうど僕と出張の日程が一日だけ重なって、一緒にこの日を過ごすことができたのです。

以前はロンドンに在住していたというこの知人が、

「ロンドンで見ることの出来る一番素晴らしい景色かもしれない。」

というスポットが、このテート・モダンにあると言います。

それは、テート・モダン最上階にあるカフェ。その窓から見える景色。027

ミレニアムブリッジとセントポール大聖堂がこんなに美しく見えます。

026天気が良かったらもっと感動できただろうと思いますが、でもこれが通常のブリティッシュ・ウェザーでしょうから(笑)これで良かったのかな。

素晴らしかったですよ。

029日曜日のテート・モダンは、周囲も人で溢れていました。

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2009年10月 9日 (金)

ベルリンより

さて、ブログでは9月に訪れた5大陸レーザー医学会が開催されたフランス・ニースと、その後トランジットで一日過ごしたロンドンの出張記が続いていますが、僕自身は10月7日からドイツ・ベルリンに来ています。EADV欧州皮膚科学会が開かれているのです。

こちらではしとしとと降りしきる雨、それから旧東ドイツ時代のものでしょうか、広すぎてなんとなく落ち着かない(ちょっと怖い)コンドミニアムのようなホテルに迎えられています(笑)。学会のほうは、とても充実した内容で、大変勉強になっていますよ。

またしてもネット環境の欠しさに四苦八苦しています。15日・・・日本時間で16日の早朝に帰国しますので、また改めてご報告しますね。

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ミレニアムブリッジ

014日曜日でしたので、 ミレニアムブリッジは大盛況です。

017この近代的な橋は、ロンドンの2000年記念に、ロンドン・アイとともに建てられた橋です。

最初の建設当時は歩行者が多いと橋が揺れすぎるため、再度補強のために約2年間も通行禁止だったんですよね。

でも、この橋ができたことによって、セントポールからテートモダンまで5分程度で移動できるようになりました。

018橋の上からの景色も新旧のロンドンの街を眺めることが出来て楽しいのです。

020渡りきった後に後ろを振り返るとセントポール大聖堂のドームが見えます。

圧巻ですよ。

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2009年10月 8日 (木)

St.Paul's Cathedral

008シャーロック気分を楽しんだ後は、地下鉄に乗ってセントポール大聖堂に移動しました。

ミレニアムブリッジをまだ歩いて渡ったことがなかったので、セントポール側から歩いて「テートモダン」に行ってみようかと思ったのです。006

久しぶりに訪ねたのですが、やはりイギリス史上最大の建築家と言われているクリストファー・レンの設計した建物。どの部位から見ても絵になるんですよね。

17世紀に活躍したレンは、この大聖堂の地下にある納骨堂に埋葬されているのだそうです。

そういえば、皆さんは大聖堂と教会の違いをご存知ですか?

カソリックやプロテスタントは教区と呼ばれる宗教行政単位があり、その地区を司教が務めることになっています。

司教が治める教会が大聖堂というのです。

005こちらのセントポール大聖堂はイギリス国教の大聖堂。

ロンドンにはウエストミンスター大聖堂(ウエストミンスター寺院とは違います)というカソリックの大聖堂もあります。

先ほど訪れたウエストミンスター寺院は「イギリス王室の教会」なのです。

009中は荘厳ですよね。 011

セントポール大聖堂のファサード(建物の正面)はギリシャ・ローマ神殿風です。

0132005年のロンドンで行われたEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)に参加した時に、セントポールに来た時にはこのドームに登ったんですよね。

かなり長い階段を上った記憶があるのですが、ドームの外に出たときに一望できたロンドンの街並みは記憶に残っていますよ。

さて、この目の前のミレニアムブリッジを渡ってテートモダンに向かいます。

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ザ シャーロックホームズ パブ

そうなんです。ロンドンでは昼食をパブでとることがけっこうあるのですが、

シャーロック・ホームズのパブがある

と聞いたことがあり、

一度そこで食べて(飲んで)みたいな

と思っていたのです。

たった一日のロンドンの休日に、それが思いがけず叶いそうです。

嬉しい。004

ロンドン・アンダーグラウンド=チューブでチャリングクロスへ。トラファルガー広場の近くに、そのパブはあります。124

たくさんの人が待っていました。

日本人と同じように、イギリス人は並んで待つ=QUEUEすることを、厭わない民族ですよね。フランス人やスペイン人が同じことをしていたら、よっぽどのことだな、と思うかもしれませんが(笑)。128

念願の遅めの昼食を、ここで。

125フィッシュ&チップスに、シェパーズパイ。イギリスならではのぬるいビール(笑)。その名も「シャーロック・ホームズ」は残念ながら売り切れとのことで、今回はABBOT ALE。

127 でも、ビールはちゃんとほどよく冷えていて、おいしかったですよ。

001 シャーロックゆかりの品々がたくさん展示してあります。

あー、来られて良かった。

シャーロック・ホームズ・パブ:http://www.sherlockholmespub.com/index.php

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2009年10月 7日 (水)

シャーロックホームズ博物館

103ベイカーストリートには、シャーロックホームズ博物館があります。

104この場所、何度かロンドンを訪れるたびに行ってみようと思っていたのですが、なかなか都合がつかず。今回初めての訪問になりました。

108二階に上がるとワトソン氏がにこやかに出迎えてくれました。

実際のワトソン氏もこんな感じだったんだろうなあ。

111シャーロックグッズもたくさんありました。

110シャーロックホームズの書斎

112シャーロックの寝室

117 小説に出てくるシーンの蝋人形など。

123 シャーロックファンを楽しませてくれる小道具がたくさんありました。

118 写真も撮れるようになっています。

122屋根裏には、旅行かばんもあったりで、細部まで作り込んであります。

ところで、シャーロックホームズの作者コナン・ドイルは、エジンバラの医学生だったのをご存知ですか? 

彼はサウスシーという所で、医師としても開業しています。8年間という開業期間の中で、やがて医学よりも文学に力を注ぐようになり、結果医師をやめ、文筆業で食べていく選択をするのです。

ちなみに、シャーロック・ホームズのモデルも、ジョセフ・ベル博士という医師です。

彼はアルコール性の肝硬変の患者に、

「胸の奥にあるウイスキーのボトルはなんだね?」

と尋ねるような、優れた洞察力を持つ人だったそうです。コナン・ドイルはこの医師の筆記助手を暫く勤めており、彼からインスピレーションを得て、シャーロック・ホームズが誕生したと言われています。

シャーロックも医師という職業と関係が深いのですね。

さあ、これで満足。トラファルガーへ。

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ベイカーストリートへ

結局地下鉄に乗って、降り立ったのは、ベイカーストリート。

ベイカーストリート221B。シャーロック・ホームズです。

シャーロック・ホームズに出てきた架空の住所を本当に作ってしまうあたりが、この作品がいかにイギリス人に愛されているのかわかりますよね。

100

駅にもシャーロックの影が。

101そして壁にも沢山のシャーロックが描かれていますね。

ディズニーランドのミッキーマウスみたい。

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2009年10月 6日 (火)

ダブルデッカー

102さて、ここまでは日曜日の午前中数時間を使って回った場所を御紹介してきましたが、そろそろお腹も空いてきました。

実はロンドンで

「ここにいつか行こう。行って昼食を食べ、ぬるいビールを飲もう。」

と決めていたパブがあります。

僕が大好きな名作にゆかりのあるパブです。

場所はトラファルガー・スクエアの程近く。

今回思いがけずその店に行くことができそうです。

しかし、その前に、もうひとつある場所に寄っておきたいんだよな・・・。

地下鉄で行こうか。バスで行こうか。

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GMT

075 丘の上にあるグリニッジ天文台です。

ロンドン市内から適度に距離が離れて小高い丘になっているこの場所は、さぞかし天文観測に適していたのだと思いましたよ。

074ここが世界の標準時間であるGMT(Greenwich Mean Time)を決定しているのです。

078そしてこの巨大な円柱状の物体が向いている方向が、経度0度の経線。

経度0度は人為的に決められたものですが、なんだかこの場所を見ると不思議な気持ちがしますね。

076 中にはプラネタリウムもがあるのです。

20分ぐらいのショーを観ることができました。

083地下には機械仕掛けの時計が沢山ある博物館がありました。

085機械仕掛けの時計は、機械好きにはたまらない魅力があるのですよね。見入ってしまいましたよ。

079

天文台の中も隅々まで見学できまし080た。

僕は初めてこの場所に来ましたが、お勧めスポットですよ。

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グリニッジ天文台へ

065 ところで、このテムズ川下りをすると、最終着地はグリニッジ天文台になります。

066終着の旧王立海軍学校が見えてきましたよ。

現在はトリニティ音楽大学という単科大学になっています。

067この場所の隣には、世界最速を誇った帆船であるカティサーク号があるのですが、2007年火災にあってしまったのだとか。

残念ながらちょうど修復中で、見ることは叶いませんでした。

069グリニッジのある辺りは、イギリスでも古い街並みが残っています。

093市場もあります。

094 こんな街並みを歩きながら天文台を目指します。

070

グリニッジ天文台の周りは大きな公園になってい071 ます。

小高い丘を上がってゆくと、いよいよ天文台に近づきました。

トリニティ音楽大学が綺麗に見えます。

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テムズ川を走る船

053船はテムズ川を進んでゆきます。

056このテムズ川下りも20年前に乗ったことがあるのですが、久しぶりに乗ってみるとなんだか新鮮でしたよ。

向こうに見えてきたのはロンドンの新フィナンシャル・ディストリクト。

新しく開発された地域です。

058中国資本のHSBCと米国資本のCITIが二つ並んでいて、印象的な作りですね。

060船が進むにつれて

「右手に見えますのは…。」

のように観光の船内放送があるのですが、案内の随所にブリテッシュジョークが含まれていて、とても楽しかったです。

062テムズ川の上には様々な船がありますね。

055車と飛行機の写真ばかりといわれる、「新国際学会周遊記」で船が登場すると、なんだか異色ですね。   

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ロンドンタワー橋が上がっている

目の前に見えてきたロンドン・タワー・ブリッジです。

039この橋は1894年に架けられた橋ですが、橋の両脚が上がっているのが見えますか?

040この橋が架けられたころは一日50回前後も跳ね橋が上がっていたそうですが、今は日に2回ぐらいしか上がらないのだとか。

042何度もロンドンを訪れていますが、実は僕も上がっているのを見たのは初めて。背の高いヨットが通過したのです。

なんだか得をした気分。

043記念に写真を撮りました。

044みな興奮して写真を撮っています。

この間5分ぐらいだったでしょうか。

046すぐに橋は閉まってしまいました。

047しかし、改めて見てみると、迫力がありますよね。

    048 049

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テムズ川クルーズ

大観覧車「ロンドンアイ」を向こう岸に見て、テムズ川の目の前に、乗合ボートツアー乗り場があります。022

約20年前に初めてロンドンに来た時に乗ったのを思い出して、再び乗ってみることにしました。028

あのときはちょうどクリスマスの時期でとっても寒かったなあ。027

ロンドンは橋にそれぞれ特徴があって綺麗ですよね。

030_2 ブラックフライアーズ・ブリッジをこえると

033テートモダンが見えてきました。

034 その前には2000年を記念して造られたミレニアム・ブリッジ、セントポール大聖堂が綺麗に見えます。

さらに、あの世界一有名な橋が見えてきました。

でもちょっと様子が違います。

あれ??

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2009年10月 5日 (月)

セントトーマス病院

020 ビックベンからテムズ川に向かうと、対岸に白い大きな建物が見えてきました。

セントトーマス病院です。

この病院は、医療従事者にはあることでとても有名な病院なのですが、ご存知ですか?

1854年にクリミア戦争が勃発し、ナイチンゲールが看護婦として従軍しました。

ナイチンゲールのその素晴らしい働きぶりは「クリミアの天使」と呼ばれ、「白衣の天使」の言葉の由来にもなっているのはご存知ですよね。

当時の兵舎病院では、戦争で負った傷よりも、兵舎の不衛生(による感染症)によって兵士が多く亡くなっていたのですが、ナイチンゲールが病院内を清潔に保つことの重要性を説いたのです。

フローレンス・ナイチンゲールが戦時中に集まった基金を元に、1960年にロンドンに作った看護学校がこのセントトーマス病院内にあるのです。専門教育を施した看護師養成の必要性を強く説いたのです。

ナイチンゲールの働きに大きな影響を受けたとされるのは、国際赤十字を作ったアンリ・デュナン。

デュナンはこの功績により、1901年に第1回ノーベル平和賞を受賞しますよね。小学校の国語の教科書に書いてあったのを覚えています。

ロンドンのすごいところは、街を歩いているだけで、いろいろな歴史が絡んでくる名所がいたるところに見つかるところですよね。

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ビッグベン

017ビッグベンがすぐ先にあります。

ビッグベンを見ると、ロンドンに来たなとわくわくしてきます。

012_2ここからは、大観覧車のロンドン・アイを見に、テムズ川まで歩くことにしました。

とても近いのです。

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ウエストミンスター寺院

013次に目指したのは、英国王室の教会であるウエストミンスター寺院。

1066年のノルマン征服以来、歴代イギリス王の戴冠式が行われた場所です。

01420年ぶりにこの内部も見学したいと思ったら・・・

残念。こちらも日曜日はお休み。 

015明日、空港に行く前にもう一回来てみようと、気持ちを切り替えて、歩きはじめました。

ロンドンには訪れる場所がたくさんありますし、幸いロンドンの地理には詳しいのです。

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秋のSt.James Park

010緑豊かな公園。

イギリスには本当にたくさんありますよね。

バッキンガム宮殿からセントジェイムズパークを歩いて、テムズ川のほとりに向かいます。

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2009年10月 4日 (日)

女王陛下の留守の間に

005さて、フランス・ニースから、トランジットのためイギリス・ロンドンに到着した翌朝。

二日しかないロンドンの休日を楽しむために、早く起きました。

今回の滞在でぜひ行ってみたいと思ったのが、バッキンガム宮殿の内部見学です。

女王がスコットランドに訪問する8月9月はバッキンガム宮殿の一部が一般にも内部公開されるのです。

夏にロンドンに行く機会もあまりないですし、ぜひ見学したかったんですよね。

008でも、バッキンガム宮殿に近づいて行くうちに、宮殿の頂上に旗が揚がっているようなのが見えてきました。

風が吹いていないのでよくわかりませんが、確かこの旗は女王陛下がバッキンガム宮殿にいるときに揚げる習わしだったんじゃないかな…。

007・・・なんて思いだしているうちに宮殿が近づいてきました。

006やっぱり今日は一般公開していません。

皆外から宮殿を見学しているだけのようです。

残念でしたが、めげずに次の目的地に向かいます。

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ニースからロンドンへ

207 ちょうど半年前にモナコのアンチエイジング学会に来た時は、招待してくれたプロモイタリア社の計らいで、ニース空港までヘリコプターで移動したんですよね。

今回どうやってニース空港まで行こうかと考えたのですが、ニース・ロンドン間のフライトは、ニースの国際空港ではなくて国内空港の乗り継ぎで可能だとわかりました。

ニースの中央駅まで300mぐらいの距離のホテルでしたので、そこまでトランクを押して、通常の市内バスで空港に移動してみることにしました。

料金を聞いてびっくり。なんとニース中央駅から空港まで、最低バス料金の1ユーロでいけるのです。行きは疲れていたのもあってタクシーを拾いましたが、25ユーロとか取られましたから。

これは、お勧めですよ。

ニース空港に着いて待っていたのですが、実はフライトが2時間もディレイ。

国際線乗継だったら移動できないところでした。

002 ロンドンヒースローに着いたのは、真夜中でしたが、ロンドンの明かりはきれいでしたよ。

ホテルはパディントン駅の近くだったので、ヒースローエクスプレスでロンドン市内に移動します。

便利になりましたよね。

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2009年10月 3日 (土)

ニース マティス美術館

さて、南仏出張紀に戻りましょう。

193ニースの高台には、「シミエ」という場所があります。

この地はローマ時代の遺跡が残る場所です。194

この場所では、今でも遺跡の発掘が行われているのですが、その高台の地にフランスを代表する画家 マティスの美術館があります。Photo

フォーヴィスムのリーダー的存在であり、ゴッホやゴーギャンの影響を強く受けたとされる、20世紀を代表する芸術家 アンリ・マティス。

こちらは、Andre Derainによるマティスのポートレイトです。http://www.artinthepicture.com/paintings/Andre_Derain/Portrait-of-Henri-Matisse/

シャガール美術館から約2.5km先にあるマティス美術館の周辺は、南仏の代表的な高級住宅街でもあります。

歩いて向かおうと坂を登り始めたのですが、これがけっこうタフな道のりで(笑)、照りつける太陽の下汗まみれになりながら、なんとか辿り着きました。

181途中にはマティスがアトリエを構えたといわれる高級アパルトマンの「レジーナ」がありました。

中は見学できませんでしたが、丘の上の豪華な建物はひときわ目を引きましたよ。

182この丘の上にあるシミエ公園はオリーブの樹に囲まれています。

オリーブの先に、その赤い建物が見えてきました。

184これがマティス美術館です。

185

なんだか、平面的な作りだなあ・・・

と思って近づいてゆくと、御覧の通り、遠くから見たとき「窓」に見えたものは、半分以上が実は窓ではなく、外壁に描かれた「絵」だということがわかりました。

それがわかって、楽しくなってきました。

受付で、このマティス美術館は入場料が無料だと言われました。

それは素晴らしい、でもなぜ・・・?

と聞いてみると、最近就任した市長の計らいで、ニース市内にある市立の美術館は全て無料で公開されているのだそうです。

「でも、さっきのシャガール美術館は入場料をとられたよ。」

と言ったら、

「シャガールは市立美術館じゃなくて、国立なんだよ。」

ということだそうです(笑)。

市長によるとても粋な計らいですよね。

ヨーロッパに来ると、こうした芸術や文化に対する国や市のバックアップに、とても感動することがよくあります。

日本では、少子化対策や子育て支援がなにかと話題になっていますが、大人は無理でもせめて高校生以下の子供には、美術館や博物館、お寺や庭の拝観料などをすべて無料にして開放してあげたらいいのにな、と僕はよく考えます。

すでにそうした試みをされているところもあると思いますが、それでもまだごく一部。もっと増えてもいいですよね。

ブログでも書いていますが、世界的な視野で見ると日本人は本当に勤勉で手先が器用です。子供のころからもしもっと頻繁に芸術や文化に触れる機会があれば、世界的な芸術家や音楽家、職人さんがもっともっと生まれるでしょうし、存続を危ぶまれている日本の伝統工芸が生き残っていく道も見えてくるかもしれません。

また子供時代に学校や家で嫌なことがあっても、こうした場所でひとときを過ごすことが出来たら、きっと情操教育という意味でも大きいことでしょう。

一枚の絵で、人は幸せになることができる

ということを知るのはとても心強いことですし、そうした国民が増えることで、日本は真の意味で豊かな国になることもできるのではないかな、と思ってしまうんですよね。

話が逸れました。マティス美術館の展示を2枚ほど御紹介しましょう。

20世紀を代表するフランス人画家であるマティスの作品の中で、僕はニューヨーク近代美術館にある「Dance」という絵が印象深いのですがThe_dance 

MoMA http://www.moma.org/collection/object.php?object_id=79124 188

ダンスを彷彿とさせる絵が、こちらにありました。

191

こちらもいかにもマティスらしい絵です。

192 外から見ていて、建物はそんなに大きくないと思ったのですが、実は地下室にあたる展示場がとても大きく、さらに出口は地下にありました。

彫刻その他もありましたが、直前に訪れたシャガール美術館のインパクトが強すぎて、せっかくならそれぞれ別の日に行ったほうが良かったな・・・とちょっと残念な気持ちで帰路に着きました。

さらに残念だったのが、今回とても行きたかった

「マティス芸術の集大成」

と言われる、ヴァンスのドミニコ会修道院ロザリオ礼拝堂を日程の関係であきらめなければならなかったこと。

マティスを訪ねる旅は、またいつかの機会にとっておきたいと思います。

そのときここにももう一度来よう。

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続きを読む "ニース マティス美術館"

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2009年10月 2日 (金)

ニース シャガール美術館

最終日、ニースからロンドン行きの飛行機は夜に出発です。

最後の時間を利用してニースのシャガール美術館に行ってきました。

177 ニースの中央駅から地図上ではあまり離れていなかったので、歩いて美術館に向かったのですが、複雑な道や坂があって人に道を聞いたりして、大変な思いをしました。

通常は観光バスで行くルートのようです。

1401さて、ようやく門に辿り着きました。

1671中にはいるとシャガールの人生の年表が出てきます。

シャガールは僕が最も好きな画家の一人です。

はじめて彼の作品に出逢ったのは、子供の時に叔母の家に飾ってあったシャガールのリトグラフを見たときでした。

その作品はとても小さかったのですが、「シャガールブルー」といわれる彼独特の何種類もの青を使うのがとても印象的でした。

小さなころから僕の好きな色は、常に青色だったのです。

彼はロシア系ユダヤ人。1887年に生まれ、1985年に亡くなったので、100歳近くまで生き、精力的に作品を作り続けたことになります。

中でも超大作といわれるパリのオペラ座の天井画は、本当に好きなのでリトグラフを買ってしまったぐらい。以前のブログにも書いたことがありますよね。

実はこのニースにあるシャガール美術館は、もう20年来僕が来たかった場所なのです。

シャガールが南仏に住むようになって、旧約聖書をモチーフにした17枚の絵を描きます。

その絵が散逸してしまわないように、シャガールがフランス政府に寄付をしたのがこの美術館の始まりです。1973年のことでした。

美術館の中は極めてシンプルで、これがまたとてもセンスがいいんですよ。

1461

17枚の絵が、写真のようにレイアウトされているのですが、建物の建築構造が非常に工夫してあって、どの絵にも均一な光が差し込むようになっているのです。

148ユダヤ教徒であったシャガールは、幼少の砌(みぎり)から親しんでいた旧約聖書の物語を心から愛していたようで、

聖書についてまとまった絵を描くのが夢だった

と、インタビューでもよく語っていました。

1441それぞれが、赤・黄・青の3原色に近く、またサイズも非常に大きなキャンバスに描かれた絵に囲まれて、僕は夢心地になり、ボーっとして過ごしました。

164ここは、もしかしたら僕が世界で一番好きな場所になるのではないだろうか

と、ふと思ったりもしましたよ。

ちょうどパリのオランジェリー美術館で、モネの睡蓮を観ていたときに似た幸福感に満たされました。

1681そんな幸せな気持ちでいるときに、大きな観光バスが到着して、あれよあれよという間に人だらけになってしまい、現実の世界に引き戻されました。

人気スポットですからしょうがないですよね(笑)。

1661壁にはモザイクもかかっていましたよ。

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2009年9月30日 (水)

5大陸レーザー学会最終日

106ニースの5大陸レーザー学会の最終日。

002_2

この日の講演内容は

「傷の瘢痕治療」

「ボディの脂肪溶解レーザー」

「妊娠線の治療」

「フィラーとボツリヌストキシン」

「血小板による皮膚再生療法(PRP)」

などでした。

104会場の雰囲気はこんな感じでした。

予想以上に効果のある治療。
思ったよりも効果の感じられない治療。

などなど、医師の本音が聞けました。

アメリカ系のレーザー学会と、ヨーロッパ系のレーザー学会の二つに参加すると、非常に勉強になると思うのは、

アメリカ系の学会は、「技術」中心で、新規のレーザー工業技術や、機器の発表が多いのに対して、

ヨーロッパ系の学会は、使用する医師の「経験」が中心で、使用方法の検討や、意図しなかったレーザーの使用法などが検討されるということ。

この学会はどちらかというと 後者に属しましたが、やはり学会は実際に参加することに意義があるのだなあと思いましたよ。

108

写真は米国キュテラ社のディストリビューターで、欧州のマーケティングを担当しているMartin Kissinger。

ちょうど今月に、米国キュテラ社のデビットシーツと一緒に北京に行き、美肌市場のマーケティングの演題を含めて招待講演をしてきたんだと話したところ、Martinは、ヨーロッパの市場はまだまだCUTRA社の知名度が低いので、機会があったら講演に招待したいと言って頂きましたよ。

実現すればうれしいのですけれどね。

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ある日晴天のニース

197 199 0252 142 141 190 139 018晴天のニースは本当に素晴らしいところで、いくつも写真を撮りましたので、せっかくですので載せますね。

花のマーケットや、オペラ座もありました。145

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2009年9月29日 (火)

ツールドフランス

こんなTシャツも売っていました。229

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海岸沿いで

0251翌日の朝、学会会場に向かう途中です。

1291 リゾート、ですよね。

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ニースの街並み

太陽のあるうちに歩くと、ニースの街は、また印象が違います。 204 012 008 031

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2009年9月28日 (月)

ニース夜のパフォーマンス

074  こちらは、スプレーを使って絵を描くパフォーマンス。

075スプレーをうまく使ってこんな絵を仕上げてゆくのです。

これ、いつかテレビで見たことがあるですが、鮮やかに描きあげられる絵を見て、とても印象に残っていたのです。

どこのテレビ局だったっけ?

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ニースの夜

0721_3

モーランドが、

ニースの夜を案内するよ

と言ってくれたので、散歩をすることにしました。

067 夜の10時頃でしょうか。

あたりはとってもにぎやかで、しかも安全な街のイメージ。

0761_4こちらはマセナ広場で、世界7つの大陸を象徴する7人の人物像が飾られているそうです。

誰が誰だかはちょっとわかりませんでした。

065_20901 イルミネーションもとてもきれいです。

086_2この時間でも非常に人が多く、皆おしゃべりしていましたよ。0821_2

さて、車好きの僕たちは、ニースの街で今年の夏にデビューしたばかりのフェラーリのコンバーチブル「フェラーリ・カルフォルニア」を偶然見つけ、二人ではしゃいでしまいました。

デビューの写真よりも実車の方が全然かっこよかったですね。

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2009年9月27日 (日)

南仏でディナー

060_2ニースに着いたその翌朝に街で声をかけてくれたFranck Morand との待ち合わせは、夜8時になりました。

街を歩きながら入ったオープンカフェのレストランはこんなところ。

多くのお客さんでとても込んでいる店でした。

057Franckは元々この隣にあるプロヴァンス地方の出身。

今はドイツのレーザーメーカーのアジアパシフィックのディストリビューターとして働いています。

僕が初めて彼に会ったのは、2005年にシンガポールで開催された学会でした。

彼は当時、アラミスというシワを解消するレーザーのディストリビューターをしていました。

僕は彼の会社の製品を使った事が無いのですが、何となく気があって、学会で会うたびに食事や、近況報告をしてきたのです。

数年前に東京に来た時は、僕のクリニックを訪ねてくれて一緒に食事をしました。

彼の奥さんは、タイのチェンマイでメディカルスパの講師をしています。

チェンマイからバンコックへ飛行機で毎週のように通っているとのこと。相当忙しいそうです。

昨年アリオンというアレキサンドライトレーザー脱毛器を、株式会社JMECと代理店契約したそうで、

「これで日本とのパイプがもっとできそうだ」

と嬉しそうに話していましたよ。

058出てきた料理を一部御紹介します。

リビエラ風だとのこと。

059_2フォアグラもチーズもとろけるようにおいしかったです。

061赤ワインも、生産量が少なくて日本に輸出していない珍しいワインをごちそうしてくれましたよ。

062デザートが出てくる時にはもう満腹。

腹ごなしに彼と夜のニースの街を散歩しましたが、それは次のブログで。

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2009年9月26日 (土)

ニース 5大陸レーザー医学会 2日目

027僕がニースに到着したのは、9月10日の夜でした。

001_32日目の11日から、実際に学会に参加することができました。

この日のセッションは

「アブレイティブ・フラクショナルレーザー」

「ノンアブレイティブ・フラクショナルレーザー」

「スキンタイトニング」

「ボツリヌストキシン」

「肌の色の違いによる美肌治療」

5大陸の名が示すとおり、それぞれの大陸からやってきた様々な国のドクターが話をされ、興味深く聞かせてもらいました。

114_2ブースに行くと、キャンデラ社の買収を発表したばかりのシネロン社 ルイス社長に会いました。

先日バンコクIMCASでの招待講演に呼んでいただいたばかり。

キャンデラ社の合併の話もしましたが、つい先日、クリニックFでトリニティの機器を買い換えた話で盛り上がりました。

111 大手のレーザー会社がブースを出していましたが、やはり気になるのはこの会社です。

この会社。いつもどんな学会にもブースを出しているのですが、ほとんど営業担当の人がいないのです。

僕のブログにも何度か登場していますが、米カルフォルニアのZeltiq(ゼリティック)社の機器は、クーリング(氷結)によって脂肪組織を減少させる機器。

あの「サーマクール」を作り上げた経営者と研究者グループが、約3年前にリユニオンして、新たに脂肪減少に効果がある新製品を開発してきたのです。

今年中にはいよいよ日本での製品販売も見込まれているようで、昨日今日と、横浜で行われている日本美容外科学会でも発表があったようです。

フラクショナルレーザー機器以来、美肌レーザー市場にしばらく新しいコンセプトの機器ががない中、業界に新しい風を吹き込んでくれるとよいと思っています。

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モナコ公国の衛兵交代

128

さて、グランカジノの見学の後、タクシーは大公宮殿に向かいました。

この宮殿は、内部見学が4月から11月までしかできないため、前回3月に訪れたときには見ることが叶わなかったのです。

写真を撮るのは禁止されていたので中をお見せできないのは残念ですが、モナコの宮殿内の見学は面白かったですよ。

そして、毎日11時55分に行われる衛兵交替式を見学することができました。

こちらも前の滞在のときには見ることができなかったのです。

沢山の人が集まっています。

1181さて、お待ちかねの衛兵達が出てきました。

124_2皆興奮しています(笑)。

127交替式は、厳かに行われていました。

125129大公宮殿からは非常にきれいにモナコの港が見えました。

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2009年9月25日 (金)

再びモナコへ

今回ニースで行われた5大陸レーザー学会は、2日間約48時間の参加でしたが、演題の予定上、初日に午後そして二日目に午前中のフリーな時間がありました。

そこで、8人の乗り合いタクシーで英語ツアーに参加することにしたのです。

初日はアンティーブとカンヌ、そして、サン・ポールの街を回るニース西回りのツアーに参加し、2日目にはエズとモナコ、そしてニースの一部を回る東回りのそれぞれ半日ツアーに参加することに。

どちらも参加費が40ユーロですから、日本円に換算すると6,000円ぐらいでしょうか。移動効率を考えたら非常にお得ですよね。094

さて、どうしても行ってみたかったコートダジュールを代表する鷹の巣村のエズ。このツアーにはモナコ公国ツアーがセットになっています。

エズの後、モナコ公国に移動することになりました。

グラン・カジノが見えてきましたよ。

095今年4月のモナコ・アンチエイジング学会の招待講演からわずかに半年で、まさかこの地に戻ってくるとは思いませんでした。

今回は訪れるつもりはなかったのですが、今年は何か縁があるのでしょうか…。

098グランカジノの前には、前回のときにはなかった鷲の彫刻がありました。

106_2グランカジノの前で、写真を一枚撮りました。後ろにはオテル・ド・パリが見えます。

099オテル・ド・パリの中は、半年前に訪れた時とは違った、薄紫色の花が飾ってありました。

以前のときにはピンクの花があり、それに合わせた絨毯が敷いてあったのが記憶に残っていたのですが、相変わらず、すばらしい装飾ですね。

いつか泊まってみたいホテルの一つです。

110グラン・カジノは午後から開くので、カジノの前に高級車は見られませんでしたが、

090_2街にはフェラーリがあふれていましたよ。

079ところどころに停まっていました。

・・・僕のブログは、飛行機と車の写真ばかりですね・・・。すみません。

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海と山の間に浮かぶエズの村とニーチェ

さて、ニースからモナコに抜ける道の途中に、「エズ」という小さな村があります。

043鉄道のエズ駅から海沿いに、海抜420mのこのエズの村に向かう山道は、19世紀のドイツの哲学者 フリードリッヒ・ニーチェが

「ツァラトゥストラはかく語りき」

の構想を練った場所である、といわれています。

ニーチェはクラシックの音楽家たちと交流があり、特に31歳年長であったワーグナーとの親交が深く、現在でもワグナーオペラ祭典が行われる、バイロイト祝祭劇場の建設計画について、熱く語り合ったのだそうです。

ロシア出張記にも書きましたが、1876年についに落成したバイロイト祝祭劇場で、「ニーベルングの指輪」が初演されたのは、あまりに有名ですよね。

僕にとってはいつの日か“巡礼”したいと思っている聖地のようなものです(笑)。

045エズの村は、敵からの攻撃を防ぐために、山の下からは影も形も見えないように造られた中世の村です。

055街並みも、ひしめき合った建物の中に迷路のような石畳がある、といった雰囲気。

059中にはアトリエや、手芸品のショップなどもあります。

046村の中腹に教会がありますので、そこを目指します。

047ここに連れて行ってくれたタクシードライバーさんによると、このエズの村には、二つの超高級ホテルがあるのだそうです。

ひとつは「シャトー・エザ」

もうひとつは「シャトー・ド・ラ・シェーヴル・ドール」

この村にある二つのシャトーホテルを目指して、ヨーロッパ中の上流階級の人たちが集まるのだそうです。

069きつい山道を登っていると、ちょうどホテルの門が開き中から車が出てきました。

見れば、さすがの高級車! メルセデスベンツSLRマクラーレンロードスターです。

僕は実際に街を走っているマクラーレンを初めて見ました。

048上から駐車場を見ると、アストンマーチンやらロールスロイスやら、中央にあるメルセデスのSクラスが控え目に見えるような車が停まっています。

おそらく長期滞在しているのだと思いますが、いつかこんなホテルに泊まってみたいですね。

066ようやくたどり着いた、エズの教会内部です。

064さらにその教会の上に古い城跡に造られたエズ庭園があります。

ここからの景色は見事でしたよ。

082エズの村の横にはフランスの香水メーカー「フラゴナール」の工場があります。078_2

工場の見学もできるようです。

077ブティックでは、店員さんが熱のこもった説明を、フランス訛りの英語でしてくれました。

072もっと長く滞在したかったなあ。

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2009年9月23日 (水)

中世の街 サン・ポール

コートダジュールに数多く存在する中世の村の中でも、特に美しいといわれるのが、サン・ポール。

モディリアーニ、ボナールなどの芸術家がアトリエを構えた村として知られています。

010村は城壁に囲まれています。写真でわかるでしょうか?

012坂を上って行き、

013さらにこの城壁の門をくぐると・・・

055

そこは中世の街。

別世界です。

025いたるところで写真を撮っている人たちがいます。

どんな小さな街角でも、ほんとに絵になるんですよ。

020_2石畳の造りひとつをとっても非常に凝っていて、素晴らしい。

017村を歩くと、芸術家のアトリエやギャラリーが多くひしめいているのがよくわかります。

052細い小さな道を歩いてゆくと、約10分ぐらいでもう村を突き抜けてしまいます。

035そして、その先にある丘からは、こんな絵画のようなの景色が見られるのです。

046犬も幸せそう。

023帰りは、城壁沿いに村の周りをまわって帰りました。 

032鐘楼が。

037村には噴水や、彫刻などがところどころにあります。

多くの芸術家に愛されたのも、納得の場所でした。

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2009年9月22日 (火)

映画祭の街

アンティーブを後にして、訪れたのは映画祭で有名なカンヌです。219

アンティーブからカンヌまでは、距離にして10kmぐらいなのです。カンヌは5月に行われる映画祭があまりにも有名ですよね。

214レッドカーペットのあの場所へ。

207212パレ・デ・フェスティバル・デ・コングレ。いったいどれだけの映画スターたちがこの人口7万人の小さな街にやってきたのでしょう。216

オーシャンズのジョージ・クルーニーと顔が抜かれたブラッド・ピット。

208僕も写真を撮ってもらいました。

215マリリン・モンローが。

211さまざまな映画スターの手形もはめ込まれています。217

1992年のシャロンストーン。

マイケル・ダグラスと共演した「氷の微笑」

当時、強烈な印象を残しましたよね。

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2009年9月20日 (日)

南仏ニースの朝

013学会会場まで約2kmの道を歩き始めました。

014街の造りはとてもきれいです。

032 見とれながら歩いていると、どこからか

「Dr. Fujimoto?」

と声が聞こえます。

南仏ニースのしかも学会会場から遥か離れた場所で、名前を呼ばれるなんて??

と振り向くと、ドイツのレーザー会社に勤めるフランス人Franck Morandでした。

彼の趣味はクラシックカーの運転。なんとなく話が合うので、様々な世界の学会で会っては会食をしてきました。

「ココは僕の庭だから夕食をおごるよ。」

と言ってくれたので、ありがたくお受けし、夜8時に待ち合わせることにしました。

この話は後のブログで。

019さて、彼と別れていよいよ海岸沿いへ歩みを進めます。

020ほんとうに、雲ひとつない晴天。

海辺にオートバイが停まっていたので写真を撮りました。

022早朝ですのでほとんど誰も人がいません。

126学会会場に着きました。

115会場の入口には、フェラーリとランボルギーニーが停まっています。

モナコに滞在したときを思い出しますね。

まだまだ早朝で、学会の開催には早かったので、一度ホテルに着替えに帰ってから学会に参加することにしました。

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朝のニース、海の色

024 早朝目覚めて散歩に出かけると、静かで色彩豊かな海岸が。

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2009年9月19日 (土)

ロンドン経由ニース行き

さて、世の中はシルバー・ウィークに突入だそうですが、連休もお仕事をされている方(その合間に僕のブログを読んでくださってるのでしょうか?)、そして海外でこのブログを読んでくださっている方もおいでになるかと思いますので、連休中も休まずブログはアップしていこうと思います。お付き合いくださいね。

今日からは、先週行ってきたフランス出張記をお届けします。

003 今回は「5大陸レーザー学会」に出席するため南仏、コートダジュールのニースに48時間、経由するロンドンに36時間滞在するという、4泊6日の“弾丸ツアー”になりました。

実はこの5大陸レーザー学会に参加するか、最後まで迷っていたのです。

何しろ先月中頃にNYとバミューダ、そして先月末から4日間北京に出張。

さらに来月ベルリンで開催されるEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)での発表も控えていますので、たぶんニースまで行くのは無理だろうと、演題を出さなかったんですよね。

でも、5大陸合同で行うレーザー医学会は、これが初めて。アメリカ人やフランス人の知り合いのドクターからも

「君も行くんだろう?」

と、メールや電話を頂いたりする中、やはり自分の目でその初開催の様子を確かめたく、急遽3週間ぐらい前にスケジュールを調整することに。

002すでに、エアはどこも一杯で、唯一取れたのが、ブリティッシュエアでロンドンを経由するルート。しかも日程もこのスケジュールがぎりぎり。

レーザー学会会期は3日間でしたので、そのうち2日しか参加できないことになってしまうのですが、ロンドンで迎える日曜日は1日フリーになりそうで、それも魅力的でした(笑)。ロンドンで休日を過ごすことができるなんて、何年ぶりだろう。

さて、ブリティッシュエアラインでロンドンヒースローを経由します。

ヒースロー空港は、新しくターミナル5が開港したばかり。ここにはブリティシュエアラインばかりが並ぶ場所があるのです。004

こんな感じ。

向かい風のため、到着も遅れたため、ほとんど待つことなくニース行きの飛行機へ。

005_2ニースには夜の8時頃つきました。

このニース空港。今年の3月にモナコのアンチエイジング学会の招待講演で訪れたばかり。

3月に、ニース空港で、今度はいつ戻ってこれるのかな??と思いながらフライトを待っていたのを思い出しましたが、

まさか、半年もしないうちにこの空港に戻ってくるとは思いませんでしたよ。

今の季節、フランスと日本では7時間の時差がありましたので、日本時間では、もう明け方に近かったですね。

とりあえずタクシーを拾ってホテルに向かいます。

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2009年9月15日 (火)

ニースとロンドンより帰国しました

今日、ブリティッシュエアラインでロンドンより帰国しました。

ニースで開催された、史上初、5大陸合同レーザー学会は好評のうちに終わりました。
そして今後、こうした世界レーザー学会が隔年で開催されると発表されました。

先月バミューダで行われたコントロバーシーズのように批評的で、医師の本音の聞ける学会ではなかったのですが、三日間の開催期間中の発表内容は医療レーザー分野ほぼすべてを総括するように多岐に及び、月に一度は海外のレーザー学会に参加している僕にとっても新たに学ぶ知識も多く、非常に勉強になりました。

今回は約5日間の出張期間のうち、ニースに約48時間、ロンドンに約36時間という短い滞在時間だったのですが、レーザー学会以外にも様々な体験をする事ができました。

いつかは行ってみたいと思っていた、ニースのシャガール美術館やアンティーブのピカソ美術館を訪ねる事ができたのは嬉しかったです。

そして、一晩だけ滞在したロンドン。シャフツベリー・アベニューで観たミュージカル「Thriller Live(スリラー ライブ)」。

Thriller_live_4   

いまやマイケル・ジャクソンのムーンウォ―クは、世界中でここでしか観られなくなってしまったわけですよね。実はあまり期待しないでこのチケットを取ったのですが、このライブは本当に素晴らしかった。

僕は涙が出るほど感動しました。本当にマイケルは天才ですね。ロンドンに滞在される方にはおすすめです。

残っている北京ブログを書き終えた後、ニースの五大陸レーザー学会と、ロンドンのトランジットの記録を、少しづつこの新国際学会周遊記でも書いてゆきますね。

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2009年9月12日 (土)

ニースより、レーザー会社買収のニュース

Nice成田より、イギリス・ヒースロー経由でフランス・ニースにやってきました。

ヒースローでは新しいターミナル・ターミナル5に到着。こちらはまた別途ご紹介しましょう。

天気予報では曇りと出ていたニースは、連日青空に恵まれ、9月とはいえ夏の陽気です。039

世界で初めての試みである、5大陸レーザー学会も、とてもクオリティの高い内容で、勉強させてもらっていますよ。懐かしい顔にも会うことが出来て、密度の濃い滞在を楽しんでいます。

そんな学会に飛び込んできた最新ニュース。

シネロン社がキャンデラ社を買収したというのです。

キャンデラ社といえば、日系アメリカ人の工学博士のフルモト博士が創立した米国のレーザー会社の老舗。

日本でも、レーザー機器販売台数としては第一位の実績を持っている会社ですが、ここ数年の業績は振るわず、株価も50セントという、ナスダック株価の基準最低価格に落ち込んでいたのです。実はキャンデラがどこかに買収されるという噂は一年以上前よりありましたが、まさかそれがシネロン社だったとは...。

でも、新興シネロン社が老舗を買収できるという事は、オーロラ、ポラリス、ギャラクシー、トリニティ、イーマトリックス(e-matrix)と、次々に効果のある新機種を登場させてきた技術のおかげだと思います。

そのニュースが飛び込んできた瞬間、学会にやってきているドクターや関連企業の人々の間にじわじわと人づてに伝わり、大きなざわめきが起きました。

偶然にも先日タイのバンコクで同席したシネロン社のLouis社長にブースで再会したので、

「キャンデラ社の買収で、シネロン社の未来が一つ切り開かれましたね。」

と、お祝いを申し上げたら、

「(シネロンの輸入代理店をしている)株式会社JMECの西村社長に、くれぐれもよろしく伝えてほしい」

と言われましたよ。

西村社長。帰国まですこし時間がありますので、取り急ぎこのブログで「くれぐれも宜しく」と言われた事をお伝えしますね(笑)。

詳しくはまた帰国後改めて。

明日にはロンドンに移動して、週明けに日本に帰国します。

診療は9月16日水曜日からとなりますので、よろしくお願いいたします。

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2009年9月10日 (木)

ニースに行ってきます

今、成田のエアラインラウンジにいます。

これからイギリス・ヒースロー経由で南仏ニースまで、BA(ブリティッシュエアライン)でいく予定です。

今回の目的である5大陸レーザー学会は、今まで米国レーザー学会や、ヨーロッパ・レーザー皮膚学会など、それぞれの大陸で行われてきたレーザーに関連する学会をまとめ、統合した形で行われる初めての学会なのです。

この5大陸合同学会の構想は、2年前にアルゼンチンで行われた世界皮膚科学会で併設開催されたヨーロッパレーザー皮膚学会(ESLD)で発表されました。2007年に参加したアルゼンチン皮膚科学会のブログでもこの件については書きましたよね。

この学会はESLD会長であり、スイスのジュネーブで開業されているドクター=マウリス・アダット医師が発起人です。

彼はヨーロッパを代表するレーザー医師の一人で、いわゆる“ビックネーム”です。僕自身は彼と何度かお会いしたことがあり、実際一緒に2005年と2008年に偶然にも同じシンガポール、しかも同じ学会枠で招待講演を依頼されるという偶然に恵まれました。

当初モナコにて今年1月に開催予定だったこの学会が、一旦仕切りなおしとなり、ニース開催で9月に移動したわけですが、彼の積年の夢であるこの学会が成功したら、さぞかし感無量のことでしょうね。

先日、夜に近所でお寿司を食べていたら、あるフランスの先生から突然携帯に電話がありました。久しぶりだったので驚きましたが、今回のニースの学会に君は来るのか? と言うので、ああ、もちろん行く予定だよ、と答えました。結構いろんな人が集まるようです。

ヨーロッパは3月にモナコで開催されたアンチエイジング学会、そして4月に開催されたルーマニアのヨーロッパ皮膚科学会に続いて今年は3度目。また色々な先生との再会を楽しみにしています。

コートダジュールの代表的都市でもある南仏ニースに着くのは日本時間では明日の朝になります。もうあちらは秋なんでしょうか?? いずれにしても長い旅ですね。

今回もレーザー治療の技術の勉強を、世界基準にアップデートしつつ、空き時間に美術館巡りや、ミュージカルなどを体験してこようと思っています。

不在中もし万が一またネット状況が悪かったときのことを考えて、ここ1週間ほど、夜を徹して?書き溜めた(笑)中国出張の記事や最近の治療内容についての記事がありますので、こちらを順次ブログのほうにはアップしていきますので、そちらもお楽しみくださいね。

それでは行ってきます。

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2009年8月26日 (水)

コントロバーシーズ最終日と冷や汗

コントロバーシーズ最終日には、

「レーザー/光治療器の新技術に対するFDAの対応」

「レーザー/光治療器の副作用 どのようにすれば安全に効果的な治療ができるのか?」

「血管病変に対するレーザー治療機器」

「PDT療法」

といった演題が討論されました。

効果と副作用は紙一重。火傷をする寸前ぐらいのパワーで照射をすれば、おそらく最大の効果が得られるのですが、そのぎりぎりの調整はベテランでも難しい。火傷をしてしまっては元も子もありませんので、どこまで攻めてどこまで守るか、各国の医師も悩むところのようです。

多くのことも学ばせてもらって、今年のコントロバーシーズも幕を閉じました。

033
最後にすこし、バミューダの街を御紹介しましょう。

バミューダには、大きな都市が二つあります。

ひとつは空港の近くにあるセントジョ-ジという都市。もうひとつは島の中央部に位置するハミルトンという都市です。

032_2滞在の最終日でしたので、このハミルトンに夕食に出かけてみることにしました。

036 場所は、ホテルで聞いた、お勧めのシーフード料理店。037_2

039実はこの日は疲れが出たのかお腹の調子を壊していて、好物のロブスターを前にしても冷や汗。

笑顔が引きつっていますね(苦笑)。

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2009年8月 8日 (土)

ロシアから成田トランジットへ

さて、様々な体験をすることのできたロシア、サンクトペテルブルグともいよいよお別れです。

046帰りの飛行機はモスクワまでがこのS7という航空会社の機体。

048行きにも書きましたが、7月のロシアを上空から見ると、草原の国ですね。

049

モスクワ空港の風景です。

051_3モスクワからはJALを使って成田に向かいました。

長くなりましたがロシア、サンクトペテルブルグで行われたフラーレン学会の出張記はこれで終わりになります。

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歴代ロシア皇帝の永眠の地

7月のロシア出張記は、まだ続きます。

さて、この写真の地は、ペトロパヴロフスク要塞です。

要塞の城郭が、写真でわかりますか?

142_3サンクトペテルブルグの歴史は、この要塞の建設が始まった1703年に始まりました。

145_2エルミタージュ美術館やイサク聖堂の対岸にあたる場所。ネヴァ川をはさんでエルミタージュ美術館がきれいに見えます。

132この要塞の中央にあるのがペトロパヴロフスク聖堂。

鐘楼の高さも122mあり、サンクトペテルブルグの遠くからも目視できるこの聖堂に、ピョートル大帝以降の歴代皇帝が埋葬されているのです。

133観光客でいっぱいですね。

138シンプルな外観と違って、内装は073素晴らしく荘厳です。

実は昨日訪れたエカテリーナ宮殿から北に少し歩いた場所に、ロマノフ王朝最後の皇帝・ニコライ2世の家族が住んだアレクサンドル宮殿という、小さくひっそり佇んでいるような宮殿がありました。

現在外装の修復もされておらず、一部のみの公開でしたので、あまり写真も撮らなかったのです。

でも、この古びた宮殿は歴史的にはとても大きな意義を持っていました。

ニコライ2世とその家族が、その宮殿で1905年以降、引きこもった生活をおくっていました。日露戦争での敗戦が、ロシア皇室の権威を失墜させたのです。さらに1917年のロシア革命で家族はシベリアに連行され、ロマノフ王朝の血脈を絶つために、子供を含め全員が処刑されました。

アレクサンドル宮殿には、所持品や家族写真のパネルの展示があって、僕はとても心が痛くなるような気持ちを味わったのですが、実は、ニコライ2世とその家族は、1998年になってようやく、この歴代皇帝が眠るペトロパヴロフスク聖堂内に埋葬されることを許されたのだそうです。

134 19世紀、20世紀に起こった政治的革命は、皇室を全員処刑して、血脈を絶つという形で決着をつけた場合が多いですよね。

この場所を歩いていて、ほぼ同じ時代に、大政奉還という形で、政治を天皇に奉還し、公には無血革命を行った徳川幕府と明治時代のブレインたちの方法が、いかに斬新で、優れていたかをふと思い出し、僕は日本に生まれたことをとても誇りに思いましたよ。

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2009年8月 7日 (金)

ロシア学会でのフラーレン最新の研究

ロシアの056フラーレンの学会の演題の話に戻りますね。

今回の学会は医学的な演題とともに、化学的な演題が多かったので、趣が違いました。

サッカーボール状のフラーレンを、化学的にどう成長させるか、その技術の発表があったり、

057最新のナノチューブの話があったり、

082そしてこのフラーレンの毒性についての発表。

このちょっとミゼラブルな映像になりそうな、ラットの切断面が、良く見るとキウイなのですよ。

観た目も大きさも似ていますし、ウィットに富んでいますよね。

054そのほか、フラーレンの工学的な使用用途などにも演題は触れられました。

炭とダイヤモンドに次ぐ第三の純炭素物質であるフラーレン。

僕たちはその高い抗酸化能力を使用して化粧品を作っているわけですが、さまざまな用途に対する研究がなされていて、非常に興味深く聞くことができました。

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2009年8月 6日 (木)

エカテリーナ宮殿と琥珀の間

ここ数年間ロシアの離宮ツアーの人気が沸騰しているのですが、その契機になったのが、サンクトペテルブルグ300周年にあたる2003年に修復されたエカテリーナ宮殿 「琥珀の間」の公開です。

064僕がこのエカテリーナ宮殿に行った日は、ロシア滞在唯一の雨の日。

066 しかし、この青の塗装が鮮やかなロシアバロック様式は際立っています。

028 このエカテリーナ宮殿ツアー、特に夏の観光シーズンはあまりに人気で人数制限があるため、個人客が訪れても中に入れないこともあるそうです。

027_3

雨とはいえ、このように時間待ちの人で沢山です。

032広々とした庭を通り、宮殿に向かいます。

宮殿の中は琥珀の間以外の部屋の写真撮影が許されていました。

043ここはエカテリーナ宮殿の大広間。この金色に輝く部屋で、多くの歴史的な謁見が行われたそうです。051_2

この宮殿の造りは、横一列に部屋が並ぶ仕組み。

この宮殿はエカテリーナの希望で、扉の高さが統一されていて、数多くの部屋が見えます。

そのくせ隣の部屋同士で天井の高さを変えたりして、建築家の遊び心も見えました。

この部屋の奥に見える赤い装飾は、この時代に珍しかったアルミの装飾。

053隣の部屋にあった緑のアルミの装飾と対にな っています。

048_2調度品もリチャードジノリやウェッジウッドなどの特注品ばかりでした。

003そして、壁一面に琥珀が貼られている「琥珀の間」。

琥珀はご存じのように木の樹脂が地中に埋没して長い年月をかけて固化した宝石です。

ちょうどロシアの目の前にあるバルト海沿岸で世界の生産のほとんどが産出されるのだそうです。

琥珀の中には昆虫が混入したものもあり、映画「ジュラシックパ-ク」では、琥珀に封じ込められた蚊の中から恐竜の血液を採取して、その中のDNAから恐竜をよみがえらせています。

生物学的には実際にはほとんど可能性のない話ですが、ストーリー展開の発想は夢があって素晴らしいですよね。

ガイドによると、1770年女帝エリザヴェータの命により造られたものの、第二次世界大戦中にドイツ軍により宮殿が占領され、1944年に彼らが撤退する際に、この琥珀の間は分解され、ドイツに持ち去られてしまったのだそうです。

しかも、ケーニヒスベルグまでの足取りはとれているのですが、その後蒸発してしまったのです。この初代の琥珀の間の部品はいまだに発見されず、さまざまな憶測を呼んでいるのだそうです。

004

写真が撮れませんでしたので、僕はパンフレットを買ってきました。

Amber ちなみにWikiの中に写真を見つけましたのでこれを転用させていただきます。

いわば、壁中を宝石で取り囲んだような部屋。美しさに皆息をのんでいましたよ。

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2009年8月 5日 (水)

白夜の街を

019バレエを満喫した後は、あの聖堂を目指します。

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2009年8月 1日 (土)

小さなアイドル

047_2宮殿のある森の中にはリスや小鳥などの小動物がすんでいるようで、皆の人気者でした。

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2009年7月29日 (水)

レーザー・フローレンス2009

今年の11月に、イタリアで医療レーザーの学会が一つあるのです。

I.A.L..M.S. - INTERNATIONAL  ACADEMY LASER  MEDICINE  AND  SURGERY

という学会で、僕はあまり縁がない医学会だったのですが、開催場所がフローレンス(フィレンツェ)と聞いて、思わず演題を一つ出してしまいました(笑)。

その演題が審査を通過し、フィレンツェで発表できることになったと今日、連絡がありました。

CO2(エコツー)とエルビウムグラス(フラクセル)のフラクショナルレーザーの毛穴およびニキビ痕治療の治療比較を行った演題です。特にヨーロッパ諸国では複数台のフラクショナルレーザーを保持する事が難しいので、こうした比較演題は審査に通りやすいのです。

Img_1099こんな合格の通知が来ました。

フィレンツェと言えばメディチ家ですよね。

メディチ家はその名から予想できるとおり、元は医者の家系なのだそうです。

銀行業で一族が成功した後にその富の繁栄のもと、ボッティチェリやダヴィンチ、ミケランジェロなどの芸術家のパトロンとなりルネッサンスの基礎を作り上げたと言われています。

後にこのメディチ家の子孫(傍流と言われていますが)コジモ1世は1537年にトスカーナ大公国の君主になり、現在のフィレンツェの街並を作り上げたのです。

さて、そんな医者にとっても縁の深い街フィレンツェでの秋のトスカーナ・レーザー紀行?については、また11月に改めてブログでご紹介させていただきますね。

そして今もうひとつ行くかどうしようか悩んでいる学会が・・・。

場所はフランス・ニースだそうです。どうしよう。

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2009年7月27日 (月)

サンクトペテルブルグ大学の学食

さて、フラーレン学会に話を戻しましょう。

会場となったのは、ロシアのサンクトペテルブルグ大学に隣接した、研究棟講堂。097

緑に囲まれた趣のある校舎。

コンベンションセンターやホテルで開催されるアメリカの学会とは雰囲気も変わります。

昼食は大学の学食に行ってきました。

099学生に混じっての御飯は美味しかったですよ。

ビュッフェスタイルの注文だったので、パスタとスープ。豚肉の煮物らしきもの。そしてハムをはさんだパン(サンドイッチ?)と水を注文しました。

食堂のスタッフも英語を話せませんし、僕もロシア語が読めないので、指差し注文。

これで300ルーブル。つまり900円ぐらい。

ロシアは物価が高いといわれていますが、東京と変わらないですね。

101 大学の廊下です。

幅が広いんですよ。

壁にはおそらく歴代の教授たちでしょうか、多くの肖像画が貼ってあります。

ロシア人は肖像画が好きなんですね。

学生たちはちょうど講義中であまりいないように写真では見えますが、休み時間にはごった返していましたよ。

しかしこの大学の廊下。夏はいいけれど、冬は寒そうだなあ(笑)。

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緑の凱旋門

023サンクトペテルブルグ郊外で見つけた緑の凱旋門です。

面白いですよね。

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2009年7月24日 (金)

ロシア・フラーレン学会会場内

今日からまたロシア出張報告に戻りますね。

041学会の講堂はこんな感じです。

演題発表は、この会場だけ。4日間、入れ替わり立ち替わりひたすらフラーレンに関する発表が行われてゆくのです。

093米国レーザー医学会(ASLMS2008)でも発表した、レーザー照射後のラジカル発生を抑える研究について、三菱商事の方が発表されました。

スライドの中に僕の名前が見えますね。

039会場内には、おそらくこの研究棟で研究した博士たちの肖像画が並んでいます。

042 会場にはブースなるものもほとんどありません。

これは、光学顕微鏡の販売会社でした。

090もう一枚。学会パネルの前で写真です。

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2009年7月21日 (火)

国際交流風景

087_2お互い片言の英語でも、そこは研究者同士。けっこう意思の疎通がスムーズにできるものです。

学会会場では、高機能化粧品原材料フラーレンの日本市場への影響について質問されました。

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2009年7月20日 (月)

ロシアのフラーレン学会

さて、この学会ですが、サンクトペテルブルグ大学の特別研究棟なるところで行われました。

033 地下鉄を降りてから大学の門の中にはいります。

034 その後、しばらく森の中を歩くのです。

035 さて、研究棟が見えてきましたよ。

036 最初なので入口で写真を撮りました。

092一般の講堂の中での学会という感じでした。

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2009年7月18日 (土)

学会開幕

005_2さて、いよいよ今回の出張の目的である、国際学会周遊記初の、ロシア・フラーレンの学会が始まります。

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2009年7月17日 (金)

ロシアへ

001_27月6日の成田は雨でしたが、JALでモスクワに向かいました。

化粧品に配合する抗酸化剤のひとつ=フラーレンの専門学会が、サンクトペテルブルグで開催されたのです。

すでに50ヵ国以上の国々を訪れている僕ですが、ロシアは16年前にモスクワでトランジットしただけ。

初めて訪れる地で、とても楽しみにしていました。

010 さて、11時間のフライトを経て、モスクワに降り立ってみると…。

012 国内線は、見たこともない航空会社の機体が沢山。

ちなみにサンクトペテルブルグ行きの飛行機もS7という会社のこんな黄緑色の機体でした。

飛行機の写真ばかりですみません。航空機オタクなもので(笑)。

018 夏のロシアは草原の国なのですね。

機上から見たロシアの都市は、森の中に突然現れる感じでした。

003_3 サンクトペテルブルグ空港につくと、国際フラーレン学会の担当者が待っていてくれました。

国際学会でスタッフが空港で出迎えてくれたのなんて、考えてみれば初めてです。

何故か理由を聞いてみると、なんでもロシアではタチの悪いタクシー運転手が多いため、外国から初めてロシアを訪れた人間が何も知らずにタクシーを使うと、必ずトラブルになるのだとか。

お国柄なんでしょう。

バスのような大きなタクシーに僕一人だけ乗り込みます。

どんなところなのかわくわくしますね。

007 街中を移動するまでは、このような草原の中を走るのですが、

010_2 街に入ると、いかにも旧ソ連の好みそうな建築物が沢山。

017街並みもほかの西洋の国とは違う気がします。

日本時間では朝に近い時間だったので、ホテルにチェックインしたらすぐに眠ってしまいました。

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2009年7月12日 (日)

成田でトランジット

本日サンクトペテルブルグよりモスクワ経由で帰国しました。

フラーレンの学会での経験も良かったのですが、なにより毎夜日参したマリインスキー劇場のオペラとバレエは本当にすばらしかったです。

「ニーベルングの指輪・神々の黄昏」「ドンキホーテ」「ラ・ボエム」「眠りの森の美女」と滞在中の四夜、本当に毎日通ったのですが、四回の公演のチケット価格をすべて足しても、日本で観るオペラ一本分の値段以下で楽しめるのです。

また、世界最高水準の美術館であるエルミタージュ美術館や、エカテリーナ宮殿での琥珀の間の見学。

チャイコフスキーやドストエフスキー、ロシア歴代皇帝のお墓参り。

リムスキーコルサコフの住んでいたアパートで、ラフマニノフや、ストラビンスキーが実際に弾いていたピアノを弾かせてもらったり。

僕のようなオペラ・バレエ・絵画好きには本当に天国のようなところでした。

もちろんフラーレンの学会では特別な情報も仕入れてきましたよ。

このあたり、ブログで追ってご報告させて頂きます。

ところで、実は今日は家に帰らず、夕方5時の便でそのままタイのバンコックで開催されるIMCASという学会に向かいます。あちらで明日、明後日とレーザー機器の招待講演を二つ依頼されているのです。

生まれて初めての成田空港トランジット。

いつかは体験すると思っていましたが・・・。

不思議な気持ちで成田ですごしています。

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2009年6月 7日 (日)

新製品 SPHEROFILL

005今日は終日ばたばたで、深夜を回ってしまいましたが、朝の答えを書いておかないといけませんね。

受付に今置いている黒くて丸い機器は、「SPHEROFILL」というイタリア製の新機器です。

この機器は、フィラー注入時に使用するのですが、今までなかった全く新しいカテゴリーの機器と言えます。この機は、まさに日本に上陸した一号機。

002春にモナコを講演で訪れた際、プロモイタリア社から講演のお礼という事で贈呈されたのですが、この様にヒアルロン酸などのシリンジを装着して使います。

003 ヒアルロン酸やレディエッセなどのフィラー注入時に、この機器を装着して併用することで、

通常のヒアルロン酸を注入するとともに、針の先端より照射されるRFによって、コラーゲンやエラスチンの増生を促すという一石二鳥の施術ができる機器なのです。

004 発想が面白いでしょう?

フォルムも可愛らしく、日本人にはなかなかないアイディアだよな・・・と思うんですよね。

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2009年5月30日 (土)

ルーマニアからの帰国

008 実り多きルーマニアのEADV ヨーロッパ皮膚科学会も終了し、

007帰国の途につきました。

以前は共産圏の国の空港や駅の内部で写真を撮ると、カメラを没収されたそうですが、今回は大丈夫でした(笑)。

012 帰りもオーストリア航空です。機上から見ても、のどかな田園風景が続きます。

006 空港で、ルーマニアの記念になるお土産を探したのですが、なかなか見つからず。

001結局ブルガリアで買ったこんなハーブティーが今回のクリニックへのお土産になりました。

002 このお茶。ブルガリア語の表記でよくわからなかったのですが、ハーブに詳しいクリニックFのスタッフが、「これは女性にとってかなり良い成分がたくさん含まれていますよ。」

と言っていました。

お客さんでご希望の方にはお出ししていますので、お声を掛けてください。

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2009年5月27日 (水)

「国民の館」とマイケル・ジャクソン

そもそもルーマニアの人たちは英語をほとんど話しません。

街中で、とあるルーマニア人に「この建物は英語で何と言うのか知っていたら、教えてくれないか?」

と、聞かれたぐらい。共産国であったルーマニアには、英語がまだまだ通じる人が少ないのです。

明らかに見た目東洋系の僕なら、英語を話すのだろうと思ったのでしょう。

きっと多くの観光客がこの建物の名前を聞くのだとおもいますよ。

048実際にこの「国民の館」の観光をして、とにかく度肝を抜いたのはこの建物の大きさです。

この建物。人工の建造物の面積としては、なんとアメリカの国防省ペンタゴンに次ぐ広さ。

建造物の容積としては、1位のフロリダのスペースシャトル格納庫。

2位のメキシコのチョルラの大ピラミッド。

この建物の容積は、それらの巨大建造物に次いで、第3位なのだそうです。

2008年にフロリダで行われた米国レーザー学会の時に見学した、フロリダのスペースシャトルの格納庫には、内部構造はほとんどありませんでした。メキシコのチョルラのピラミッドも見た目は小高い丘のようなもの。

この「国民の館」は、人が実際に生活できる建築としては、間違いなく世界一の容積なのです。

ちなみにこの建物、上から見ると正方形で、4面すべて対称の構造です。

つまり、この写真から見えている部分は1面だけなのです。いかに巨大かは、推して図るべし。カメラもかなり引いて遠くからとらないと、建物全体が写りません。

現在は一部が国会議事堂。一部が観光用として使われていて、使っていない部屋の電気は節電のため、消してあります。莫大な費用がかかるのだそうです。観光するグループが部屋に入るときに、ガイドが部屋の電気のスイッチを入れるのです。

この世界最大の建築物が当時のルーマニアの経済力といかに不釣り合いだったか、よくわかります。

ガイドによると、ギザのエジプトのピラミッドはこの建物に次ぐ第4位の容積を持つ建築物なのだそうです。

Img_0033 部屋数は3107室。

チャウシェスクが銃殺されるまで、この建物の建築工事が進んでいたようですので、さらに拡大した可能性もあるわけです。

カーテンや家具などの調度品も、それぞれの部屋に合わせて特注したとか…。

この階段は、チャウシェスクが最もお金をかけて改造したものだそうです。背が低かった彼が階段に立ったときに、最も見栄えがするサイズに何度も作り替えたそうですが、高額な白い大理石を使っています。

Img_00251965年に政権を握ったチャウシェスクは、多額の対外負債を返済するために、商品作物大量に生産させ、輸出にあてるといった飢餓輸出を政策として行い、トランシルバニアのハンガリー人を弾圧。

さらにすべての女性に5人までの出産義務を課すなどとした政策を断行し、自身は妻のエレナと放蕩三昧の生活を送ったといわれています。

Img_0026結局、1989年にソ連でゴルバチョフ政権が起こり、ペレストロイカを推進すると、東欧も民主化の流れで革命が起こり、1989年12月のクリスマスの日にチャウシェスクは公開銃殺されました。

Img_0042 この不毛な建物を見ると、国民の怒りがどれくらいのものだったのかがわかります。

この大広間の中央には、民衆に対して語りかけることができるバルコニーがあります。

Img_0041

統一大通りと呼ばれるこの大通りがここから見渡せるのです。

この通りは国民の館を起点に約4kmあるのですが、もちろん、パリのシャンゼリゼ通りを模倣したもの。長さも幅も、ほぼシャンゼリゼ通りと同じ大きさなのだそうです。

通りの左右には高級官僚が住む予定だったアパートメントが立ち並んでいますが、ルーマニアの国力からすると、法外の建設費がかかっているようで、通り沿いに住民はまばらです。

実は当のチャウシェスクが、このバルコニーから国民に対して演説をする機会はありませんでした。

英語のガイドによると、このバルコニーから演説をする機会があった人物が一人いたのだそうです。

それは世紀のスーパースターであるマイケル・ジャクソン!!

コンサートでルーマニアに立ち寄ったマイケルが、この窓からファンに向かって叫んだ最初の言葉は、

「ハロー・ブタペスト」。

でも、この地は「ブカレスト」。「ブタペスト」はハンガリーの首都ですよね(笑)。

そのほか、英語ガイドさんのシャウチェスクについての歯切れのいいジョークに、皆、笑っていました。

ツアー中だけでも英語が通じるのは本当に気持ちが楽で、僕はガイドさんにはいろいろと質問したり、話しかけてしまいましたよ。

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2009年5月26日 (火)

ルーマニアの首都ブカレストと「国民の館」

005 ルーマニアの首都ブカレストは、20世紀の初頭には、バルカンの小パリといわれるほど美しいところだったようです。

050  確かに街を歩いていると、そういった雰囲気もわかります。

022 こちらの建物は市庁舎ですが美しいですよね。

068こちらは街から少し離れたところにある凱旋門。

パリのものよりも小ぶりですが、立派なものでした。

024 こちらは小説のドラキュラ伯爵のモデルといわれるワラキア公ヴラド3世が15世紀に築いた砦の跡です。この地はブカレストでも最も古いエリアです。

先に見える教会はブカレスト最古のクルテア・ヴェケ教会。1559年のものです。

029

ちょうどミサが行われていましたが、こちらは東方ルーマニア正教の教会ですね。

038こうした古い街並みは、共産党の特にチャウチェスクの独裁政権時代に破壊されてゆきました。

古い教会などが、メガロマニアといわれたチャウシェスクによって巨大な(模倣した)建造物に代えられていったのです。

この通りは統一大通りというもの。

遠くに見えるのが「国民の館」と呼ばれる彼の宮殿です。

ルーマニアではあまり観光の時間がなかったのですが、この1500億円以上かけたといわれる宮殿の英語ツアーがありましたので、これだけは観たいとおもい、行ってきました。

続きは明日のブログで…。

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2009年5月23日 (土)

欧州アトピー性皮膚炎事情

047 会場は11階です。

11階からの景色はこんな感じ。

目の前に湿地帯があります。

右の先に見えるのは、ルーマニア・ブカレストの中心地。

052

学会会場に展示してあるボードを見て、興味のあるプログラムを探します。

038いくつか興味深い発表がありました。

039この部屋で行われた講演は、アトピー性皮膚炎などの敏感肌に対する、新しい化粧品の検討。

041アトピー性皮膚炎は、日本だけではなくてこのヨーロッパでも大きな問題になっているのです。

045 ルーマニアで開催されたヨーロッパ皮膚科学会の出席参加修了証(サーティフィケイト)です。

修了証の背景はルーマニアを代表する美しい建築物の、アテネ音楽堂。

004 ホテルから近い場所だったので、翌日、早朝に訪れてみましたが、こんなにきれいなところでした。

中には入れませんでしたが、この場所ではクラシックコンサートがよくおこなわれるそうです。

行きたかったですね。

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2009年5月22日 (金)

ポスターセッション

018 医療系の学会では「ポスターセッション」と呼ばれるブロックがあります。

写真のように、様々なドクターによるポスター展示での発表が並ぶのです。

今回ルーマニアで開催された、ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)では、僕もこのポスターセッションに参加させて頂きました。

024 ポスターを貼る、指定された場所を探します。

020 レーザーのセッションの場所に、指定された場所を見つけました。

今回の僕の演題は、

「COMPARISON OF SCANNED (FRAXEL Re:Store) VERSUS RANDOMIZED (MOSAIC) FRACTIONAL LASER RESURFACING 1550NM」

照射方法が、スキャンタイプとランダマイズタイプのフラクショナルレーザー。つまり「フラクセル:リストア」と「モザイク」の比較実験です。

021この二つの機器は、1550nmという近赤外線のほぼ同じ波長を使ったフラクショナルレーザー。

しかしながら、治療効果は明らかに違います。

レーザー治療に関わるパラメーターはいくつもありますが、僕のブログに書き続けてきたように、その中でも特に「波長」ばかりが主体で研究が進んできたといえます。

しかし、照射パターンによっても非常に効果が違うのです。

僕のクリニックFでは、同じニキビ肌や毛穴の治療でもその治療時期や場所によって、フラクショナルレーザーの機器を入れ替えて使っています。

気がつけばまわりにわらわらと各国のドクター達が集まってきます。質問をいくつも受け、さらに詳しく話をすると、皆非常に驚かれていました。

023 ポスターを見にきた先生のひとりに写真を撮ってもらいました。

033会場の中の展示会場ブースには、いくつかのレーザー会社の展示が見られました。

032しかし、どちらかというと、化粧品や、ヒアルロン酸などの消耗品の商材紹介の会社が多かったですね。

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2009年5月21日 (木)

ヨーロッパ皮膚科学会会場

053学会会場に入ると、ホテルのロビーで、会員の医師たちが皆くつろいでいます。

055今回は日本で事前登録をしてきたので、あまり待つこともなく、無事に学会のレジストレーションを終えることができました。

044ヨーロッパの学会は、良くも悪くも階級制?です。

参加者のクオリフィケ-ションによって名札のカラーが一人一人違うのです。

025僕はDelegate(代表団(メンバー医師のこと))のブルーの名札でした。

会場でも、同じ色の名札を付けている人は、同じクオリフィケイションの会員ですので、初対面でも話がはずむという仕組みなのです。

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