カテゴリー「レーザー治療 毛穴」の16件の記事

2011年8月20日 (土)

「毛穴の開き」と「毛穴の黒ずみ」の治療の違い

おはようございます。8月20日(土)、今日もクリニックFの診療日です。昨日の雨で都心はすっかり涼しくなり、今日は湿度はあるものの、久しぶりに過ごしやすい気温ですね。

さて、最近クリニックFへ頂くお問い合わせのなかで似たような御質問が続きましたので、ここでお話しておきたいと思います。

それは、毛穴についてです。

「毛穴が気になる」「開いてしまった毛穴をなんとかしたい」といったお問い合わせは以前からよく頂いています。

実際レーザー/光治療が得意としている分野の一つで、毛穴の悩みはレーザーによる治療が有効ですので、クリニックに通ってくださる患者さんも多くいらっしゃるのです。

そんな中、最近増えてきたご質問に

「他院でeCO2やフラクセルなどの施術を何度も受けてきたが、毛穴の開きがまだ気になるし、黒ずみもとれない。クリニックFでなんとかしてもらえますか?」

「黒ずみをとるのにどの機種を選択するべきですか?」

といったものがあります。

どうも、「毛穴の開き」と「毛穴の黒ずみ」を一緒に考えられているようなのです。

A.毛穴が開いてしまいそれを改善したい

ということと、

B.毛穴の黒ずみを改善したい

ということは、似ているようですが異なります。

(この話は、以前に僕がこのブログでも書いた、ニキビ治療の名医とニキビ跡治療の名医は必ずしも一緒ではない、という話にすこし似ていますね。)

まず、原因が異なってきます。

A.は加齢によるもの、または生まれもった肌質によるもの、そして活性酸素により年齢はまだ若いのに毛穴が開いてしまっている場合もあるかと思います。

それに対し、

B.は、日々の新陳代謝や汚れの付着の中で、毛穴を中心にある過酸化脂質を綺麗にとりきれていない、落としきれていない

ということが背景にあります。

B.は、A.が深刻化することによって、さらにとること、落とすことが困難を極めますから、A.とB.は密接につながっているといえますが、全く同じ問題というわけではないのですね。

ここをドクター・患者さんの双方が理解し、分けた上で、治療法を論じる必要がある、というわけです。

AについてもB.についても、レーザーで改善出来ることはもちろんありますが、厳密に言うと使用する機器は異なります。

まず、A.「毛穴の開き」の改善についてはレーザーが得意とするものであり、根本的な改善が可能です。

ここ数年で飛躍的に進歩したフラクショナル系のレーザー/光/RF機器が選択肢にまず上がりますが、念のためここで今一度お伝えしておくと、これらの機器はパラメーターの設定が極めて大切で、熟練が必要です。

治療機器は単なる道具にすぎず、機器が同じであっても、その使用方法により治療効果は全く異なってくると考えたほうがいいと思います。

レーザー機器の使用法については、個人個人の医師が経験をもとにバラバラに使用している状態であり、同じ機器が隣のクリニックにあったとしても、まったく異なる使用方法をされているケースがほとんどであるということです。

さらにいくつかの機器を組み合わせた治療が必要ですので、フラクショナル機器を何台か持っているクリニックを選択されたほうが良いでしょう。

クリニックFでの治療では

●浅い毛穴に関しては、フラクセル3 DUAL

●深い毛穴に関しては eマトリックス

を、毛穴治療のファーストチョイス、としています。

eCO2(エコツー)やスマートサイドドット、エッジフラクショナルなどの強めのCO2フラクショナルレーザーは、瘢痕やニキビ跡の治療などには適していますが、毛穴治療には少し強すぎると思います。

また、このブログでも繰り返しお話していますが、レーザーを一度も照射したことのない皮膚にフラクショナル機器を最初から照射するよりも、その前にレーザー/光治療による“皮膚の基礎工事”が成されていたほうがよりよい結果を望めます。そうしたことを理解されているドクターに診て頂くのも良いかと思います。

さて、続いてB.「毛穴の黒ずみ」の改善について、医療で何ができるかを考えてみましょう。

Bは、皮脂が酸化したことによる黒ずみが原因です。

洗顔の方法を始めとしたスキンケアの問題によるものもありますので、こちらは別に考える方がよいでしょう。基礎化粧品を見直してみる、クレンジングの方法を変えてみる、ということも必要となります。

主治医がいくら努力して治療プランを組み、実際の治療にあたっても、こうした日々のスキンケアや生活の仕方でその治療が水の泡になってしまうこともあるのです。

クリニックで B.毛穴の黒ずみを解消するために行う治療を行う場合は、A.毛穴を縮める治療 とは異なることを、その原因と共にお伝えしましたが、実際B.のためにできることを挙げてみましょう。

Bをクリニックで行う場合には、

①レーザーピーリングのできる機種

②乳酸などを使用するケミカルピーリング

を加えて脂質を溶かし皮膚を研磨する、その上で

③ビタミン導入等(使用するビタミンは良質なものであることが必須)でpHバランスを整え、活性酸素を除去する

・・・といったような、レーザーと美容の施術方法を合わせたコンビネーションが効果的かと思います。

もちろん、先にも書いたように、毛穴が開いてしまっていることで、皮脂の酸化=過酸化脂質が“穴”の深くに残ってしまい、それがクレンジングなどではなかなか取りづらい、ということはあるでしょうから、毛穴を縮めていくこと(穴が浅くなり小さくなりますから黒ずみをとりやすくなります)は有用ですし、皮下のコラーゲンやエラスチンを増やすためのレーザー/光機器を選択照射し、肌質を改善すると、皮脂が出にくい肌になります。

まとめると、毛穴の問題で悩まれている方をクリニックで治療していく場合には、その目的に合わせて、A.の施術、B.の施術、A.+B.の施術が必要になる、ということになります。

ただ、クリニックFでは、院長の僕のポリシーとして、B.の施術のみを積極的に行う事はありません。

B.は短期的に見ると効果があるように見えますが、長期的にみると予後が悪化するケースがあり、クリニックFの診療方針である「肌質の改善」につながる「基礎工事から行うレーザーアンチエイジング」にはならないからです。

できる治療でもやらない、というのは時に難しいことでもありますが、診療方針にひとつ筋を通し、そこをぶらさないということも、クリニックFのように小さくてマニアックなクリニックには必要なことだと思っています。

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2010年3月13日 (土)

毛穴についてのご質問にお答えします

引き続き、Q&Aです。

Q 先生はじめまして、こんにちは。

先生の記事興味深く拝見させていただきました。

私は24歳なんですが、10代より鼻と頬と毛穴に皮脂が詰まりやすく、詰まっては指で押しだしていました。そのために鼻と頬の毛穴が開いてしまい、化粧では隠せないほどになってしまいました。

高額でしたが、とても悩んだ末、これで少しでも悩みが解消されれば…と思い、皮膚科でフラクショナルCO2レーザー(eCO2、エコーツーレーザー)の治療を2回行いました。1度目の治療は安全な程度でとお願いしましたが、効果が見られなかった為、2回目は少し強めにお願いしました。

しかし、2回目の治療後、肌を見ると明らかに肌質が変わってしまいました。ごつごつして3カ月たった今も赤みが引きません。何より、レーザーを照射した跡が毛穴のようにポツポツと残ってしまっているのです。

何度か皮膚科に足を運んでいるのですが、時間がたてば治ると言われます。また、レーザーの跡も、とても小さな穴をあけるので残るはずはないと言われます。

レーザーの跡は本当に残らないのでしょうか?

治療を受けてからというもの、気が滅入ってしまい外出が減ってしまいました。
今後、治療を続けることは怖くてできません。

長くなって申し訳ありませんが、教えていただけないでしょうか?

A 実は最近、クリニックFでも、フラクショナルCO2レーザー(eCO2、ブリッジセラピーなど)を強く照射されてしまって、肌が荒れて困っている、というご相談を良く受けるようになりました。

僕は海外の医学会で、英語でのレーザー医療の招待講演をすでに50回以上行ってきましたし、フラクショナルレーザーの理論が初めて発表された2004年のダラスの米国レーザー医学会にも、学会員として参加していました。

僕はその発表を聞いて、日本人の肌の毛穴やニキビ痕を治す方法は、この方法以外に考えられないと直感し、必ず数多くのフラクショナルレーザーが登場する時代になると確信していました。

その後、自分自身でもその後登場した、数々のフラクショナルレーザー機器を、ほぼ全て使用してきましたので、正直なところ、フラクショナルレーザーの使用方法について、自分と同じぐらい知識と経験があるドクターは世界的にもあまりいないと思っています。

これは啓蒙も兼ねて断言しますが、海外の学会では、フラクショナルレーザーのアジア人に対する照射の、肌の入れ替え比率は、約10%ぐらいが適切と言われています。

つまり、日本で現在なされているフラクショナルレーザー治療のほとんどが、実はオーバーパワーということになります。

そもそも、フラクショナルレーザーは、正常な表皮を残しながら、肌を一部入れ替えていく施術です。

ですから、効果がない→パワーを強くする

という方法はあまり得策ではないのです。

一回目の安全なパワーで施術を行った時には、効果が見られなかったと書かれていますが、これは肌がフラクショナルレーザーを使用できる状態ではなかったのではないか?と、僕ならば考えます。

このブログでは、何度も書いているのですが、初診の方はまず肌の診断をさせて頂きますが、クリニックFでは、最初からフラクショナルレーザーを使用するという事はあまり無いのです。

毛穴なら毛穴の、そしてニキビ痕ならニキビ痕になった原因というものが必ずあるのです。

まずはその原因を取り除くために、他のより適したレーザーや治療薬をお奨めして、肌の基礎工事を行ってから、フラクショナルレーザーを使用できるステージに肌を変え、その後初めてフラクショナルレーザーの施術をします。

一見遠回りのようですが、結果を見れば、こちらの方がはるかに近道になります。

フラクショナルレーザーはまだまだ新しい機器で、先生によって情報量も違いますし、使用法もまちまちです。

フラクショナルレーザーの様に新しい施術で、強いレーザーについては、必ず副作用もあります。そのレーザーが自分の症状に本当に必要なのか、そして、どの程度が自分にとって適切なパワーなのかを、きちんとしたカウンセリグを受け、納得した上で、受けた方が良いと思いますよ。

この辺りはあくまで最先端医療の自費診療で、治療方法が統一されたものではありませんので、患者さんの自己責任というものも発生すると思います。

最後に実際に穴があいてしまった肌が本当に治るのか?

というご質問ですが、他の病院でなされたものですので、どの位のパワーで施術が行われたかのか、分かりませんし、実際に診断したわけで無いので断言はできません。

でも、表皮の深さでとどまる穴でしたら、時間はかかりますが必ず治ります。

回復を早める治療もあると思いますので、その辺りは主治医の先生にご相談ください。

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2009年8月 1日 (土)

今日の僕 20090801

今日から8月ですね。

8月は、毎年お盆前後に北米で開催されるコントロバーシー&カンバセーションズに参加させて頂いています。その出張に伴い、今年は8月13日~18日までお休みを頂戴しますので、御予約はその前後でお願いできると助かります。

ここへ来てクリニックFでは、eCO2がフル稼働。お問い合わせも連日頂いています。夏場はやはり毛穴の御相談が増えるのですが、eCO2は開いた毛穴や凹状態になってしまったニキビ跡が

「確実に浅くなり、皮膚がなめらかになっていく感覚」

を患者さん自身が感じられ、治療が楽しみになっていくようです。

ニキビ跡でお悩みの患者さんには特に喜ばれています。

eCO2最大のネックだったダウンタイムも、だいぶ短縮されてきましたので、夏休み期間に行うにも良いと思いますよ。

今日は男性の患者さんもけっこういらして、これから僕は今日最後の患者さん。

今月も慌しく過ぎていきそうです。

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2009年4月20日 (月)

ルートロニック社 ユーザーズミーティング講演

3月・4月は学会シーズンということもあって、国内外の出張が続きます。

すこし遅れてしまいましたが、先月丸の内で開催されたイベントについてのお話をさせていただきたいと思います。

001東京丸の内の丸ビルで開催された、ルートロニック社のユーザーズミーティングに講師として呼んでいただき、アブレイティブ・フラクショナル・CO2レーザーであるeCO2(エコツー)照射の実演をしてきました。

002 ルートロニック社(元マックスエンジニアリング社)は、このブログでもおなじみですが、おさらいすると韓国系アメリカ人で、レーザー技術者であったファン・ヘイリャン社長が1997年にソウルに設立した会社です。

日本では2002年にデビューしたSpectraVRMというQスイッチNd:ヤグレーザーを、国内最大のレーザー輸入会社の株式会社JMECが輸入し始めたことによって認知度が高まりました。

当時、特にこのSpectraVRMという機器と、黒い炭の粒子を利用した「カーボンローション」を使用する、レーザーピーリングの一種である「マックスピール」という施術方法は、毛穴治療に効果があるとして、女性雑誌を含め一世を風靡しました。

当時治療することがほぼ不可能だと思われていた毛穴治療に対して生まれた「マックスピール」ですが、VRM2、VRM3と機器が進化するたびに「マックスピール2」、「マックスピール3」と名前を変えてきました。 

治療機器は、1年の単位でも、常に進化します。2009年現在、「マックスピール」を「毛穴治療」に使用するクリニックはレーザークリニックとしてはあまりに時代遅れで、さすがにないと思いますが、毛穴治療に関して圧倒的に良い効果が望める「フラクセル」が2004年に登場するまでは、海外でも毛穴治療には「マックスピール」が主流でした。

僕のレーザー分野における初めての海外講演も、学会発表も、さらに論文も、この「マックスピール」についてでしたので、非常に思い入れのある機器なのです。

*********************

004 ルートロニック社は、その後NAFLR(non ablative fractional laser resurfacing) のモザイクと、AFLR(ablative fractional laser resurfacing)のeCO2(エコツー)と、二つのフラクショナルレーザー機器を販売し、毛穴治療やニキビ跡の治療に効果を上げています。

今回僕のワークショップは最後だったので、ヘイリャン社長と隣に並んで座り、すべての講演を聴きながら、近況を報告したり、演題についてコメントしあいました。

休み時間にスピーカーの先生方とも世間話をしたのですが、ほんの10年前までは、アンチエイジング分野でのレーザーと言えば、単にシミなどの「色素的老化」を治療する機器でしかありませんでした。

その際に注目しなければならなかったレーザーのパラメーターは、メラニン(茶)や、ヘモグロビン(赤)に吸収される効率(=波長・wavelength)のみが、議論の主題となっていたのです。

しかしながら、2003年のサーマクールの登場で、コラーゲンやエラスチンを増殖させる事によるシワやたるみなどの「形態的老化」に対する治療が可能になり、

2004年のフラクセルの登場で、毛穴やニキビ跡のような「感触的老化」に対する治療(肌の入れ替え・リサーフェシング)が可能になった。

そこで、現在注目しなければならないレーザーのパラメーターは、色素に関連する「波長」よりも、レーザー照射における熱放散に関わる「パルス幅(pulse dulation)」に変わってきたと言えるのです。

レーザーを照射する上で、このパルス幅(パルス・デュレーション)の選択ミスをすると、組織に必要以上の熱放出がおこり、特に熱に弱い表皮はあっという間に火傷になります。レーザーを使用する医師として、最も注意を払わなければならないパラメーターと言えるのです。

001_2このフラクショナル・リサーフェシング・レーザーを比較する図は今月の米国レーザー医学会学会誌からの出典です。

図をクリックして大きくしていただければわかるのですが、現在販売されているフラクショナル・レーザー機器だけでも、実際施術をしてみると、性能にこれだけの違いがあるのです。

我々医師が、患者さんの症状をもとに、製品と用途を選ばなければならないということですね。

017 今回僕が講演したeCO2(エコツー)は、レーザー出力のワットとジュールを独立して調節する事ができます。

通常では細かい設定が難しい、このパルス幅(パルス・デュレーション)のレーザー・パラメーターの調節ができるということなのです。

023 このニキビ跡や毛穴、さらには皮膚の瘢痕の様な傷治療のためのレーザー治療機器であるeCO2(エコツー)に関しては、パルス・デュレーションの調節がまさに胆ですので、僕は今回のワークショップではその説明を詳しくさせていただいたつもりです。

同じジュールの施術では、ワットが高い方がパルス幅が短くなるのです。

実際のレーザーの照射の話ですが、僕は利き腕が右手なので、レーザー治療を始めた頃は、器用な右手を使って全顔を照射をしていました。

でも、ここ数年はレーザーを照射するときは両手を使うようにしています。

左側の顔の照射の時は左の手を使い、

右側の照射の時は右の手を使う。

持ちかえて照射をするようにしています。

その方が真の意味で、左右対称にシンメトリックな照射ができるのです。

019 このように肌の反応を見ながら、慎重にレーザーを照射してゆきます。

020 eCO2(エコツー)は、「素人」が手をだすと文字通り「火傷します」が、

「玄人」が使うと「本当に治療効果の高い素晴らしい治療器」になるわけです。

025 使用法は経験が必要なのですが、現状の日本市場では、エコツーは数日間のダウンタイムがあるとはいえ、ニキビ跡や毛穴に対する治療器として、最も効果的な治療器の一つである事は断言できます。

022 照射後に肌をチェックして、レーザー施術終了です。

なんだか自分でレーザーを照射している写真を見てみると、ピアノを弾いている様な手つきですね。自分では今まで全く気づきませんでした(笑)。

このワークショップの後に開催されたユーザ-ズミーティング後の会食も、馴染みの国内外の招待講演者の先生方とも歓談でき、非常に楽しい会になりました。

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2008年12月14日 (日)

フラクショナルCO2レーザー 納品されました!!

001 2008年最後の期待の新星。

フラクショナルCO2レーザーがとうとうクリニックFに納品されました。

ルートロニック社のeCO2(エコツー)プレミアムが日本初上陸です。

アメリカでは、フラクセルやアファームMPXなどのフラクショナルレーザーよりも、より強力で、効果の高いCO2を使用したフラクショナル治療が一般的になりつつありました。

CO2の波長を使用すると、肌を蒸散する能力が高く、ニキビ跡や毛穴を治療する効果が高くなるのですが、反対にダウンタイムと呼ばれる、日常生活に復帰できる時間が長くなってしまいます。

こうしたアグレッシブなレーザーは、欧米人や、韓国人など、結果にこだわる人種には受け入れられると思うのですが、あまり日本人向きではないのかなと、導入には慎重になっていました。

しかしながら実際に使ってみると、パワー設定を調節することでこれらのトラブルは回避できそう。それでも数日のダウンタイムがあるので、フラクショナルレーザーの未体験者にはお勧めできませんが、

「フラクセル2」や「アファームMPX」や「モザイク」で改善できなかった、深いニキビ跡や毛穴に悩んでいた人には、その後の選択肢の一つになりそうです。

技術は進歩するものですね。

フラクショナルCO2レーザーは、米国では一回5000ドル(約50万円)もする高額な施術ですが、数回でフルリサーフェシング(肌の総入れ替え)が可能で、患者さんはこの機器を導入しているクリニックをわざわざ探して遠くから訪ねて来るそうです。

今日はルートロニック本社のある韓国から、テクニカルトレーナーが、新しいパラメーターと使用法を教えに来てくれました。

これから私たち日本人の肌に最適なパラメータを決定する予定ですので、実際の患者さんへの施術は年明けからになります。

乞ご期待。

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2008年12月 4日 (木)

サーマクールでたるみ毛穴を改善する

Thermage_nxt サーマクールNXTの施術を希望される方が、ここ最近また増えてきました。

従来のサーマクールと比べ、施術の速度が上がり、痛みが劇的に改善されたので、リピーターが確実につく施術となっているようです。

また、他院で治療を受けられた方が物足りなさを感じ、クリニックFに来てくれるという、施術者の僕からすると嬉しい現象も起きています。

確かにサーマクールは価格も高額ですから、それだけの効果がないと納得のいかない施術の1位2位を占める機械なのです。

技術者によって効果もがらりと変わります。

クリニックFでは全ての患者さんの施術を僕が担当する為、そういう意味でも安心だと言って頂いたこともあります。「安心」と患者さんに言ってもらえるのは、医者としては心から嬉しいものです。

海外の学会への参加や、様々なクリニックを訪問させて頂いている経験から僕が学んだことは、照射のテクニックを使い分けることによる細かい効果の出し方と、人種による顔の形状、皮膚の違いによるさじ加減です。

白人種、黄色人種、黒人種では、顔の造り、皮膚が全く違います。各国のレーザー専門医は、その地域における患者層によって打ち方も自然と異なるわけです。

そういったクリニックを訪れることによって、僕自身は「なるほど」と比較検討が出来ます。それをクリニックFでの施術にフィードバック/応用しているので、他院での施術とは多少趣が異なるのかもしれませんね。

顔の部位で言えば、額、目の周り、頬、口角、顎・・・などによって繊細なパワーや打ち方の微調整を、ひとりひとりの顔の特徴に合わせながら、痛点も意識しつつ行っていきます。神経を使う作業ですが、その分効果が出るので、やりがいも感じます。

サーマクールの効果は施術直後から緩やかな上昇カーブを描きながら、施術の2ヵ月後・3ヵ月後くらいにピークを迎えます。肌のハリが出て、全体的に引きあがるのはもちろん、エイジングによるたるんだ毛穴をきゅっと引き締めていくので、顔全体の印象がとてもナチュラルに若返るのです。

切ったり貼ったりするような負担を皮膚にかけず、肌の深部から老化と重力に真っ向から挑んでいくデバイスとしては、やはりずば抜けて優秀だと思いますよ。

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2008年4月13日 (日)

フラクセルの新製品

032_080413_2 写真が「フラクセル・リファイン」と呼ばれるフラクセルの新製品です。

新製品とはいっても、フラクセルⅡの下位ブランドに当たる機種ですね。

波長はフラクセルⅡが1550nmを使用するのに対して、リファインが1440nmという、少し浅めに入る波長を使います。ニキビ肌に対する効果は落ちるでしょう。

僕は昨年の6月にリライアント本社に行った時に、開発中のこの機械を初めて見たのですが、ようやくリリースといったところでしょうか。

ところでこの形、まるでimacみたいなのですよ。かわいいですね。

そのほか今年はフラクショナルCO2(炭酸ガス)レーザーが各社からリリースされていました。色素沈着の可能性の高いアジア人の肌にはたしてどのような効果があるのか、これからの治験が試されるところですね。

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2008年4月11日 (金)

2008年 僕の発表演題その1

001_080411_2 今年のASLMSに僕は3つの演題を出しました。  

037_080411_3演題のひとつめは、2007年に日本に初めて導入されたアファームマルチプレックスを利用した治療経験の話です。

クリニックFに定期的に通ってくださっている患者さんの中から、24名の方にモニターをしていただいて、色素沈着、肌のテクスチャー、リフトアップなどの加齢の項目の改善率を数値化してアファームマルチプレックスの優位性を示したのです。

131_080411 英語の原題は、

“Clinical evaluation of 1440nm and 1320nm multiplex fractional laser (Affirm multiplex) delivered by microarray for treatment of photo aging for Japanese skin” 

でした。

アファームマルチプレックスで使用されている波長は、1440nmと1320nmなのですが、これらはメラニン色素に対する吸収率が低い波長である、ということが言えます。

メラニン色素に対する吸収率が低い、ということが何を意味しているかと言うと、それは「肌の色に依存しない」ということを意味します。

レーザーは波長によって白人種と黄色人種とでパワー設定を変えることを余儀なくされることが多々あります。白人種であればパワーを上げられるものでも、もしその波長がメラニン色素に対して吸収率が高ければ、黄色人種に打つときにはパワーをかなり下げないと火傷を起こしてしまう。

しかし、アファームマルチプレックスは、メラニンに対する吸収率が低く肌の色に依存しない為、黄色人種の肌に対してもパワーを上げることが可能なのです。(もちろん調整は必要ですが)

これは我々アジアでクリニックを展開するドクターにとっても、様々な可能性を模索できる機器であるということが言えますし、またレーザー会社にとっても朗報であるということが言えるでしょう。

アメリカのレーザー産業は、アジアと中近東マーケットの獲得によって今後飛躍的に伸びていくことが予測され、そういった意味でもこれからこうした黄色人種の肌に対するレーザーの効果・使い方を、より深く掘り下げられる医師がさらに求められていくことになると思います。

僕は自分自身も黄色い肌を持つそのひとりとして、この分野において様々な提案や研究をしていくことができればいいなと思っています。

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2008年3月11日 (火)

NIKITA

Nikita_4 前後してしまいましたが、1月に発売された雑誌「NIKITA 3月号」でパールの取材を受けました。

NIKITAはこれで休刊になってしまったそうですね。大変お世話になった雑誌だけに、とても残念です。

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2008年3月 7日 (金)

CREA発売

Crea0804_4本日発売 文藝春秋社「CREA」に載せて頂きました。

シミについて、美白について、レーザーについてお話していますので、ぜひ御覧になってみてください。

特にパールの体験取材は、照射直後からの過程が写真でわかるので、おもしろいと思いますよ。

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