カテゴリー「レーザー治療 フラクセル」の19件の記事

2009年4月20日 (月)

ルートロニック社 ユーザーズミーティング講演

3月・4月は学会シーズンということもあって、国内外の出張が続きます。

すこし遅れてしまいましたが、先月丸の内で開催されたイベントについてのお話をさせていただきたいと思います。

001東京丸の内の丸ビルで開催された、ルートロニック社のユーザーズミーティングに講師として呼んでいただき、アブレイティブ・フラクショナル・CO2レーザーであるeCO2(エコツー)照射の実演をしてきました。

002 ルートロニック社(元マックスエンジニアリング社)は、このブログでもおなじみですが、おさらいすると韓国系アメリカ人で、レーザー技術者であったファン・ヘイリャン社長が1997年にソウルに設立した会社です。

日本では2002年にデビューしたSpectraVRMというQスイッチNd:ヤグレーザーを、国内最大のレーザー輸入会社の株式会社JMECが輸入し始めたことによって認知度が高まりました。

当時、特にこのSpectraVRMという機器と、黒い炭の粒子を利用した「カーボンローション」を使用する、レーザーピーリングの一種である「マックスピール」という施術方法は、毛穴治療に効果があるとして、女性雑誌を含め一世を風靡しました。

当時治療することがほぼ不可能だと思われていた毛穴治療に対して生まれた「マックスピール」ですが、VRM2、VRM3と機器が進化するたびに「マックスピール2」、「マックスピール3」と名前を変えてきました。 

治療機器は、1年の単位でも、常に進化します。2009年現在、「マックスピール」を「毛穴治療」に使用するクリニックはレーザークリニックとしてはあまりに時代遅れで、さすがにないと思いますが、毛穴治療に関して圧倒的に良い効果が望める「フラクセル」が2004年に登場するまでは、海外でも毛穴治療には「マックスピール」が主流でした。

僕のレーザー分野における初めての海外講演も、学会発表も、さらに論文も、この「マックスピール」についてでしたので、非常に思い入れのある機器なのです。

*********************

004 ルートロニック社は、その後NAFLR(non ablative fractional laser resurfacing) のモザイクと、AFLR(ablative fractional laser resurfacing)のeCO2(エコツー)と、二つのフラクショナルレーザー機器を販売し、毛穴治療やニキビ跡の治療に効果を上げています。

今回僕のワークショップは最後だったので、ヘイリャン社長と隣に並んで座り、すべての講演を聴きながら、近況を報告したり、演題についてコメントしあいました。

休み時間にスピーカーの先生方とも世間話をしたのですが、ほんの10年前までは、アンチエイジング分野でのレーザーと言えば、単にシミなどの「色素的老化」を治療する機器でしかありませんでした。

その際に注目しなければならなかったレーザーのパラメーターは、メラニン(茶)や、ヘモグロビン(赤)に吸収される効率(=波長・wavelength)のみが、議論の主題となっていたのです。

しかしながら、2003年のサーマクールの登場で、コラーゲンやエラスチンを増殖させる事によるシワやたるみなどの「形態的老化」に対する治療が可能になり、

2004年のフラクセルの登場で、毛穴やニキビ跡のような「感触的老化」に対する治療(肌の入れ替え・リサーフェシング)が可能になった。

そこで、現在注目しなければならないレーザーのパラメーターは、色素に関連する「波長」よりも、レーザー照射における熱放散に関わる「パルス幅(pulse dulation)」に変わってきたと言えるのです。

レーザーを照射する上で、このパルス幅(パルス・デュレーション)の選択ミスをすると、組織に必要以上の熱放出がおこり、特に熱に弱い表皮はあっという間に火傷になります。レーザーを使用する医師として、最も注意を払わなければならないパラメーターと言えるのです。

001_2このフラクショナル・リサーフェシング・レーザーを比較する図は今月の米国レーザー医学会学会誌からの出典です。

図をクリックして大きくしていただければわかるのですが、現在販売されているフラクショナル・レーザー機器だけでも、実際施術をしてみると、性能にこれだけの違いがあるのです。

我々医師が、患者さんの症状をもとに、製品と用途を選ばなければならないということですね。

017 今回僕が講演したeCO2(エコツー)は、レーザー出力のワットとジュールを独立して調節する事ができます。

通常では細かい設定が難しい、このパルス幅(パルス・デュレーション)のレーザー・パラメーターの調節ができるということなのです。

023 このニキビ跡や毛穴、さらには皮膚の瘢痕の様な傷治療のためのレーザー治療機器であるeCO2(エコツー)に関しては、パルス・デュレーションの調節がまさに胆ですので、僕は今回のワークショップではその説明を詳しくさせていただいたつもりです。

同じジュールの施術では、ワットが高い方がパルス幅が短くなるのです。

実際のレーザーの照射の話ですが、僕は利き腕が右手なので、レーザー治療を始めた頃は、器用な右手を使って全顔を照射をしていました。

でも、ここ数年はレーザーを照射するときは両手を使うようにしています。

左側の顔の照射の時は左の手を使い、

右側の照射の時は右の手を使う。

持ちかえて照射をするようにしています。

その方が真の意味で、左右対称にシンメトリックな照射ができるのです。

019 このように肌の反応を見ながら、慎重にレーザーを照射してゆきます。

020 eCO2(エコツー)は、「素人」が手をだすと文字通り「火傷します」が、

「玄人」が使うと「本当に治療効果の高い素晴らしい治療器」になるわけです。

025 使用法は経験が必要なのですが、現状の日本市場では、エコツーは数日間のダウンタイムがあるとはいえ、ニキビ跡や毛穴に対する治療器として、最も効果的な治療器の一つである事は断言できます。

022 照射後に肌をチェックして、レーザー施術終了です。

なんだか自分でレーザーを照射している写真を見てみると、ピアノを弾いている様な手つきですね。自分では今まで全く気づきませんでした(笑)。

このワークショップの後に開催されたユーザ-ズミーティング後の会食も、馴染みの国内外の招待講演者の先生方とも歓談でき、非常に楽しい会になりました。

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2008年12月14日 (日)

フラクショナルCO2レーザー 納品されました!!

001 2008年最後の期待の新星。

フラクショナルCO2レーザーがとうとうクリニックFに納品されました。

ルートロニック社のeCO2(エコツー)プレミアムが日本初上陸です。

アメリカでは、フラクセルやアファームMPXなどのフラクショナルレーザーよりも、より強力で、効果の高いCO2を使用したフラクショナル治療が一般的になりつつありました。

CO2の波長を使用すると、肌を蒸散する能力が高く、ニキビ跡や毛穴を治療する効果が高くなるのですが、反対にダウンタイムと呼ばれる、日常生活に復帰できる時間が長くなってしまいます。

こうしたアグレッシブなレーザーは、欧米人や、韓国人など、結果にこだわる人種には受け入れられると思うのですが、あまり日本人向きではないのかなと、導入には慎重になっていました。

しかしながら実際に使ってみると、パワー設定を調節することでこれらのトラブルは回避できそう。それでも数日のダウンタイムがあるので、フラクショナルレーザーの未体験者にはお勧めできませんが、

「フラクセル2」や「アファームMPX」や「モザイク」で改善できなかった、深いニキビ跡や毛穴に悩んでいた人には、その後の選択肢の一つになりそうです。

技術は進歩するものですね。

フラクショナルCO2レーザーは、米国では一回5000ドル(約50万円)もする高額な施術ですが、数回でフルリサーフェシング(肌の総入れ替え)が可能で、患者さんはこの機器を導入しているクリニックをわざわざ探して遠くから訪ねて来るそうです。

今日はルートロニック本社のある韓国から、テクニカルトレーナーが、新しいパラメーターと使用法を教えに来てくれました。

これから私たち日本人の肌に最適なパラメータを決定する予定ですので、実際の患者さんへの施術は年明けからになります。

乞ご期待。

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2008年7月27日 (日)

レーザー会社の合併

会場でブースを見回しても、肌を入れ替える施術が可能な「フラクセル」を販売するリライアント社が今回は見えません。

あれ? おかしいな・・・。

すると知り合いが教えてくれました。

なんとたるみを引き上げる「サーマクール」を販売している「サーメージ社」が、つい数日前に、「リライアント社」をM&A(買収)したのだと言うのです。

アメリカンビジネスですね。

Photo_2 肌の表層の感触的老化に効果がある「フラクセル」と真皮層から皮下脂肪層にかけての形態的な老化に効果がある「サーマクール」は、治療効果は競合しませんし、販売経路も同じようなクリニックでしょう。二社が合併することでマーケティングやPR費用も格段に安くできます。

確かに二つの会社は、同じカルフォルニア・シリコンバレーでほぼ同時期に出来たベンチャー会社です。

実際に僕も二社とも訪れたことがあるのですが、社風も似ています。

フラクセルの特殊な技術をサーメージ社が吸収すれば、まさに鬼に金棒といえます。

経営学では、M&A後100日が、会社の予後を決めるといいます。

今後の美容レーザー市場の展開が、またまた目が離せなくなりましたよ。

より詳しいことがわかりましたら、またこのブログでもご紹介しますね。

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2008年6月24日 (火)

育毛に効果のあるレーザー

004_2 今日は、韓国から来客がありました。

ルートロニック社営業部門のトップであるハンス・キムです。

彼は世界各国のルートロニック社製品のディストリビュータ(輸入販売業社)を統括する立場にあるので、僕が海外の学会に出席するたびに顔を合わせています。

ルートロニック社は毛穴治療のマックスピールや肝斑治療のマックストーニングなどに使用するスペクトラVRMⅢ、フラクショナルレーザーのモザイクを製造販売する会社です。

新規のレーザーをデビューさせる際に、最も重要なのは使用法と、使用するパワーの設定です。

僕は海外のレーザー会社数社と契約して、特にアジアンスキンに、こういったレーザーのパラメータの初期設定を決定する仕事を請け負っているのですが、今回彼は、クリニックFで使わせていただいているモザイクとスペクトラVRMの、新しいパラメータと使用法についてのディスカッションにやってきたのです。

クリニックFの院長室には、こういった際のディスカッション用に、50インチのプラズマディスプレーがあります。彼は新規のレーザーの新しいプレゼンテーションをいくつかしてくれたのですが、その中で面白い実験結果を見せてもらいました。

それは題目にもあげた、フラクショナルレーザーの育毛への使用についてです。

昨年11月に招待演者として参加した韓国のレーザー医学会でも、この話題はディスカッションの中でも出ていました。非常に興味深いですよね。

この件については、フラクセルの開発医でもあるキャメロンロクサーともディスカッションしたことがあるのですが、彼の意見は否定的でした。

「レーザー光が毛根まで届くと思えない。」

「育毛に対するメインターゲットは皮脂腺で、これに効果がある波長は、フラクセルの1550nmでは難しいのではないか?」

ということだったのです。僕もその時はそれに同意したのです。

しかしながら、残念ながら症例写真をブログに出すことはできないのですが、今回ハンスが持ってきた数症例を検討すると、臨床的にはかなり効果があると思うのです。

「レーザー光はやはり毛母細胞へ刺激をする」

「正常細胞の毛母細胞が、フラクショナルレーザーによって異常部位に迷入する」

「同時に使用するフィナステリドやミノキシジルなどの育毛剤の浸透をよくする」

などの理由が考えられますが、再考の余地ありですね。

うちでもプロトコールを作って、研究をしてみたいと思います。

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2008年6月 7日 (土)

フラクセルの会

002昨晩の診療後、フラクセル治療の第一人者であるキャメロン・ロクサー医師が来日したので、ロクサーを囲んでのディナーに呼んでいただきました。

フラクセルは、ニキビ肌や毛穴を肌を入れ替えるように治療する、最も新しい概念のレーザー治療機器ですが、クリニックFでは、このレーザーを肌のメンテナンスの一環として使用している患者さんがたくさんいらっしゃいます。

003今回僕以外に招待されたドクターは、日本医科大の青木律先生、湘南鎌倉病院の山下理絵先生、クロスクリニックの石川浩一先生、東京女子医大の河野太郎先生、高崎メディカルクリニックの貝瀬友規先生でした。

フラクセルユーザーで、レーザー治療に詳しいドクターばかり。 

開発者であるロクサーとフラクセルの談義はもちろんのこと、東海岸(NY)の英語のアクセントについて、諸外国で滞在したホテルについて、エアラインについて・・・などなど話は尽きず盛り上がりましたよ。

006ロクサーは韓国のワークショップから帰ったばかり。日本に滞在できる時間は24時間もなく、翌日の早朝には香港に行かなければならないとのことでした。

5日間で3ヶ国を回るという、ハードスケジュールなのだそうです。

今年の3月にNYに出張したときにロクサーと話したかったフラクセルの議論も十分できましたので、良かったです。

001

ちなみに、これが本邦初公開の、フラクショナルCO2レーザーである、フラクセルリペアー。

007ロクサーの症例写真を見せてもらいましたが、5~7日間も顔が真っ赤になる、ずいぶんとハードな施術です。4000ドルぐらいで施術をしているそうなので、日本円ですと約50万円。どのくらいの需要があるかわかりませんが、機械の性能は素晴らしいですね。

うーん。レーザーマニア?コレクター?としては垂涎の機器でしたよ。

欲しいなー。でも高いなー。(笑)

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2008年4月13日 (日)

フラクセルの新製品

032_080413_2 写真が「フラクセル・リファイン」と呼ばれるフラクセルの新製品です。

新製品とはいっても、フラクセルⅡの下位ブランドに当たる機種ですね。

波長はフラクセルⅡが1550nmを使用するのに対して、リファインが1440nmという、少し浅めに入る波長を使います。ニキビ肌に対する効果は落ちるでしょう。

僕は昨年の6月にリライアント本社に行った時に、開発中のこの機械を初めて見たのですが、ようやくリリースといったところでしょうか。

ところでこの形、まるでimacみたいなのですよ。かわいいですね。

そのほか今年はフラクショナルCO2(炭酸ガス)レーザーが各社からリリースされていました。色素沈着の可能性の高いアジア人の肌にはたしてどのような効果があるのか、これからの治験が試されるところですね。

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2008年4月11日 (金)

2008年 僕の発表演題その1

001_080411_2 今年のASLMSに僕は3つの演題を出しました。  

037_080411_3演題のひとつめは、2007年に日本に初めて導入されたアファームマルチプレックスを利用した治療経験の話です。

クリニックFに定期的に通ってくださっている患者さんの中から、24名の方にモニターをしていただいて、色素沈着、肌のテクスチャー、リフトアップなどの加齢の項目の改善率を数値化してアファームマルチプレックスの優位性を示したのです。

131_080411 英語の原題は、

“Clinical evaluation of 1440nm and 1320nm multiplex fractional laser (Affirm multiplex) delivered by microarray for treatment of photo aging for Japanese skin” 

でした。

アファームマルチプレックスで使用されている波長は、1440nmと1320nmなのですが、これらはメラニン色素に対する吸収率が低い波長である、ということが言えます。

メラニン色素に対する吸収率が低い、ということが何を意味しているかと言うと、それは「肌の色に依存しない」ということを意味します。

レーザーは波長によって白人種と黄色人種とでパワー設定を変えることを余儀なくされることが多々あります。白人種であればパワーを上げられるものでも、もしその波長がメラニン色素に対して吸収率が高ければ、黄色人種に打つときにはパワーをかなり下げないと火傷を起こしてしまう。

しかし、アファームマルチプレックスは、メラニンに対する吸収率が低く肌の色に依存しない為、黄色人種の肌に対してもパワーを上げることが可能なのです。(もちろん調整は必要ですが)

これは我々アジアでクリニックを展開するドクターにとっても、様々な可能性を模索できる機器であるということが言えますし、またレーザー会社にとっても朗報であるということが言えるでしょう。

アメリカのレーザー産業は、アジアと中近東マーケットの獲得によって今後飛躍的に伸びていくことが予測され、そういった意味でもこれからこうした黄色人種の肌に対するレーザーの効果・使い方を、より深く掘り下げられる医師がさらに求められていくことになると思います。

僕は自分自身も黄色い肌を持つそのひとりとして、この分野において様々な提案や研究をしていくことができればいいなと思っています。

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2008年3月27日 (木)

肝斑に効くレーザー

20080327_001韓国のルートロニック社の新しいレーザー機器がクリニックFに導入されました。

ルートロニック社社長のヘイアン氏は今でこそ上場企業の社長になってしまいましたが、昔からの友人です。エール大学を卒業した彼は英語が堪能で、僕の英語の先生の一人です。今回、二つの機器が彼の好意によってクリニックFに導入されたのです。

ルートロニック社はJMECが長いこと国内ディストリビュートをしてきましたが、本年より日本支店を作ることで独自の販売路線を考えてゆくようです。社長の選別などがいま行われています。

昨日は韓国から技術者が一人、国際線で明るい時間にクリニックにやってきて、機械を組立て、帰るときには暗くなってしまいました。

002この写真はフラクショナルレーザー、「モザイク」。今までも雑誌や僕のブログでも登場してきましたが、事実上の日本での初上陸です。

機器は後ろのフラクセルに比べて、ちょっと小ぶりですが、実際に照射してみると、ビームモードは同じパワーのフラクセルと比較するとわずかに太い。この違いがどういった治療効果を及ぼすかは、これから検討が必要ですね。

003こちらはもう一台同じく日本に初上陸になる、

マックスピールの名前で有名なSpectra VRM Ⅲ

です。

VRMⅡが世に出てから約4年の歳月が経ちましたが、いよいよ新しいバージョンが登場です。

この機器を使用すると、より効果的な、マックスピールⅢの施術ができるのです。

さらに、この新しい機器を用いたVRMⅢトーニングという別の施術のプロトコールで、いよいよ肝斑治療がクリニックFで可能になります。韓国ではこの機器を使った施術で、肝斑の改善率は100%であったと発表する先生もおり、僕もこの施術方法には研究段階でも協力しただけに、非常に興味があります。

同種のHOYAコンバイオC6というレーザーも国内での販売が決定しており、こちらの上陸を待っていたのですが、先にルートロニック社製品が届いてしまいましたね。

今まで肝斑に悩んでいた数名の患者さんに今日から施行していますが、評判は上々です。来年のレーザー学会の発表演題にしようかと、いまから考えています。

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2008年3月26日 (水)

統合医療展2008

  ブログのNY特集で話が前後してしまったのですが、20080326_003 先日パシフィコ横浜で行われた統合医療展2008で講演を頼まれたので、クリニックの外来を昼間4時間だけ閉めて、横浜まで往復してきました。

20080326_005_2 講演の内容は、

「勝てるクリニックのレーザー選択」。

通常の保険診療をしているクリニックに、どのようなレーザーを導入してゆけばその後の成功につながるか、そのポイントを話してきました。

2008_0326_001 統合医療のような学会でレーザー機器の展示は不釣合では?と思ったのですが、会場はかなり広かったのでレーザーを展示しているブースもありました。

006韓国製のフラクショナルレーザー“Sellas”「セラス」などが展示してありました。このレーザーはフラクセルと全く同じ波長である1550nmのエルビウムグラスレーザーを使用している機器です。僕は初めて見ましたので、興味深々でした。

レーザー機器を製作するのは、非常に高度な技術が必要です。アメリカの学会などに出席すると、よく討論されているのですが、特にパワーやパルス幅などは、企業の出している公称値と、実際に販売されているレーザー機器の測定値が大きくずれていることがよくあります。

これらは機械をお借りして、実際に使わないとわかりませんね。

僕が自分のクリニックで購入するレーザーの基準は、機器としての安定性とパワーの再現性です。

現在、クリニックFで採用しているレーザーは、ある意味、世界を旅して自分の目で見て確かめた、信頼性のあるレーザーばかりだと思います。

使う道具が安定していないと、患者さんに効果的な施術をすることができません。

ハイテク機器は「ムラがないこと」がとても大切なんですよね。

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2008年2月 4日 (月)

フラクセルとサーマクールの併用

                   Fraxeld

Thamage_nxt                                               現在、美容先進国の米国で、最も効果的な施術は、フラクセルとサーマクールの併用療法だといわれています。

「サーマクールで皮下組織まで熱を加えてリフトアップとコラーゲンの再構築をはかり、

フラクセルで表層の肌をすこしづつ入れ替えてゆく」療法なのです。

僕は2007年4月の、第27回米国レーザー学会(ASLMS)で、 「サーマクールとフラクセルの併用療法による若返り療法」 「The Treatment of Photo damage and Facial Rhytids Utilizing Fraxel (1550nm Erbium Glass Fractional Laser Resurfacing) and Thermacool TC (Monopolar RF) in Japanese Patients (原題)」の演題を提出し発表してきましたが、当時、アジア人における併用療法の演題は、初めてでした。

一般に白人に比べてメラニン色素の多い日本人は、レーザーの出力を落とさなければならず、適切なパワー設定が難しく、ましてやIPLなどに比べてアグレッシブな設定のフラクセルとサーマクールを併用するのは、難しかったのです。

僕はサーマクールの最も初期のユーザーの一人です(いまでこそ、数が多くなってしまったサーマクール認定医も、僕の頃は英語でトレーニングを受けました)し、フラクセル理論が世界デビューした2004年のダラスのレーザー学会、フラクセルが日本に初めて上陸した2005年のどちらにも立ち会いましたので、どちらの機種にも思い入れがあります。

ちょうど今月1日から5日まで、米国皮膚科学会(AAD:The American Academy of Dermatology)がテキサスのサンアントニオで開催されています。僕は日本の学会の講演依頼があったため、今年は行けなかったのですが、新しいレーザーの発表は、この学会か、毎年4月に行われる米国レーザー学会(ASLMS:American Society for Laser Medicine & Surgery)でデビューすることが多いのです。

来年度のレーザー治療トレンドのために、参加者に連絡して、情報を収集しておきます。

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2007年12月22日 (土)

まぶたに フラクセル

012 この写真、なんだか分かりますか?

フラクセルを瞼に照射するときのアイガードです。目と目の周りは御存知のようにとても繊細ですが、コレを使用するときちんと目を保護することが出来るので、目に影響なくフラクセルを照射できるというわけです。

患者さんから「フラクセルとフラクセルⅡはどう違うんですか?」とよく聞かれます。フラクセルからフラクセルⅡに進化して、最も特徴的なのは「ブルーダイ」といわれる青い染料を塗らなくても良いので、顔の何処にでも照射できるということ。

人の第1印象の8割は目だといわれています。また女性が老化を最も気にするのも目と目の周りです。ただ目の周りの皮膚は、卵の薄皮ぐらいの厚さしかなく、ギャラクシーやオーロラでは施術がしにくい。それらも含めて今までは上瞼と下瞼に使える機器がなかったので、美容外科手術に頼る患者さんも多かったのですが、レーザーの進化によって瞼へのアプローチが出来る時代になったというわけです。

このアイガードを入れた施術を「フラクセル・アイズ」と呼んでいるのですが、まぶたの上を施術できるようになると、施術の選択の幅が大きく広がります。

肌を入れ替えるフラクショナル・リサーフェシングレーザー「フラクセルⅡ」ですが、クリニックFで、目にアイガードを乗せてまぶたの上下まで施術をする方法を取り入れてから、患者さんの満足度が格段と上がりましたよ。

目の周りの老化にお悩みの方、でもメスを入れるのはイヤだと言う方にはお薦めできる施術です。

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2007年11月27日 (火)

フラクショナルレーザーのパネルディスカッション

021 この学会では二つのパネルディスカッションがあり、僕は壇上でディスカッションに加わりました。ひとつは「フラクショナルレーザー」について。韓国ではルートロニック社のモザイクというフラクショナルレーザーが快進撃を続けており、他社との性能の違いの話になりました。

Img_0242 また、最新の論文では、フラクショナルレーザーを使用すると、正常組織の細胞が、そうでない組織の中に迷入するデータが出てきています。この性質を利用して、プロペシアなどに反応しない特に女性の「増毛」の施術に使用できそうだということが話題になりました。興味深いデータを持って発表された先生もおり、今後の発展が期待できました。

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2007年11月20日 (火)

ホーチミンのレーザー学会

025_2ホーチミンのレーザー学会に初めて出席しました。ベトナムは美容、特にレーザーに関してはまだまだ発展途上でマイナーなデバイスなのでは?と思っていましたが、予想を遥かに上回る聴衆が集まり驚きました。百聞は一見にしかずですね。ベトナムの女性の正装は、アオザイと呼ばれるとても美しいもので、そういった女性が並ぶととても華やかな雰囲気になります。

039_2 今日の招待講演で、僕はアファームの話をしたのですが、アファームの適応症例(しわ、にきび肌、肌の入れ替え、スキンメンテナンス、肝斑)のうち、特に肝斑治療が注目を浴びました。このベトナムでは、女性の4割近くが肝斑に悩んでいるのだそうです。

044_2  肝斑は、レーザーで取れにくいしみと言われていますが、フラクセルは米国のFDAで肝斑治療の認証を受けました。実は同じ理論を持つアファームも現在申請中なのです。

古くはレーザーがしみをとる場合、レーザーのターゲットは皮下のメラニン色素でした。メラニンに反応する波長を選択して、選択的にしみを破壊することがセオリーだったのです。

ところが、フラクショナルリサーフェシングの登場により、旧来のレーザーの方法ではないメカニズムが考え出されたのです。それは、以下の2ステップです。

2_2 ステップ1 レーザーを点状に照射して、”しみ”をドット状に打ち抜く(熱凝固させる)。

ステップ2 肌に刺さった、剣山のような熱凝固部分を、ターンオーバーを促進させることで皮膚外に押し出す。

これは病変部が「しみ」「にきび跡」「老化した肌」であっても、同じです。一回あたりに反応するのは15%ぐらいですので、その部分の肌の新陳代謝が促進され、新しく生まれ変わるのです。

魅力的な施術ですよね。

042_2 まだまだ日本においても高額な、しかも最新のレーザーを選択するベトナム人がいるのです。ベトナム人の美に対する意識の高さも、大変なものだと感動しました。

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2007年10月29日 (月)

FA宣言?

毛穴やにきび跡、肌のざらつきやキメに効果のあるフラクセルⅡとアファームに関する患者さんからのお問い合わせが増えてきました。

すこし前まではパールに関する質問が多かったのですが、ありがたいことにこのブログを読んでくださっている方が多いようで

「先生がブログで書いていたフラクショナルレーザーをやってみたいんですけど・・・」

と言われるのです。

ただつい専門的な書き方をしてしまうせいで、いまひとつ両者の違いがわからずどちらを照射すべきか悩まれる方も多いようです。

確かにレーザーの場合、医師から見てこの人にはこのレーザーが良い、というだけではだめなことがあるんですよ。特にクリニックFのように、患者さんがレーザー好きが多く、質問も

「今日のパールを当てた深さはなんミリくらいですか?」

なんていう非常にマニアックなものがあったりするようなところでは、医者の意見とは別に患者さん自身が気に入るものと気に入らないものとがあったりするのです。

なので、カウンセリング時の僕の役割としては、できるだけわかりやすく各機械の説明をし、どの機械を選ぶかは最終的に患者さんに判断を委ねるようにしているのですが、フラクセルとアファームだけは患者さんにとっても特殊なレーザーのようで、

「どっちもやってみたいです!」

と言われるのです。

そこで、フラクセルとアファームどちらも試してみたい、という方に今回特別に

「FAセット」

を作ろうかと思っています。

フラクセルⅡ (F) と  アファーム (A) のどちらも体験できるというお得なセットです。

範囲は、顔のおでこと顎を除いた頬と鼻の部分。ちょうど毛穴やニキビ跡が気になるところに照射します。

金額94500円(税込み)

フラクセルⅡとアファームのどちらかご希望のものを先に照射し、3週間以上あけた後に、もう一方のレーザーを照射します。

それによってどちらがどうだったか効果や感触の比較が出来るわけです。そしてお好みの方をその先は定期的に打っていけばよいことになります。

今年のレーザーで話題を独占したこの2機をぜひこの機会に試してみてください。

取り急ぎ期間は11月30日まで。評判が良かったら期間を延長します。

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火傷跡と色素沈着

火傷跡や手術跡、またアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎による色素沈着で悩まれている方からご相談を受けることがあります。

こうした悩みは友人にも家族にも言えず、保険診療の病院では保険適応外となる場合も多いですから、ひとりでずっと悩みを抱えていることもあるようです。

レーザーはこうした皮膚の状態に効果を出すデバイスとしては非常に有効ですから、ぜひひとりで悩まれている方はメールでもお電話でも気軽にご相談頂ければ、と思います。レーザーだけを使っていくのではなく、症状によってはレチノイン酸などの外用薬と併用して治療を進めていくことで、必ず良くなっていきます。

「鏡を見るのが憂鬱」

という状態は、実は驚くほどストレスや負荷が心身ともにかかるものなのですよ。

クリニックFで、

「メイクしたりおしゃれするのが楽しい! 外に出たり人に会うのが楽しい!」

という状態を作るお手伝いをできたら、と思っています。

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2007年10月27日 (土)

フラクショナルレーザー「フラクセル2」と「アファームマルチプレックス」の違い

「肌を入れ替える。若返る。にきび跡に効果がある」

と言われている、フラクショナルレーザーの二雄である、フラクセル2とアファームマルチプレックスの違いについてのご質問をよくいただきます。この二機種を両方とも使用しているクリニックは、おそらく国内ではクリニックFだけだと思いますので、今日はその2機の違いを述べたいと思います。

同じフラクショナルレーザーとしての機能を持っているとしても、両者はさまざまなところが違います。

Fraxeld_2 フラクセル2に使用する波長は1550nm。照射方法はスキャニング方式。肌全体を均一に照射できるところはメリットですが、照射を数パス行うので、色素沈着が起こるリスクは高くなります。

フラクセル1と比較すると、フラクセル2はビームモードが狭く、深く届くようになったのがポイントです。同じパワーで照射すると、赤みも腫れも、フラクセル2の方が少ない。

1回照射するぐらいだと、あまり効果が分からないかもしれません。しかしながら、3回ぐらい施術した後から代わってくる肌の質感は、柔らかくてより自然な仕上がりになります。

Affirm 対してアファームは1440nmさらにアファームマルチプレックスの場合は1440nmに加えて1320nmの二つの波長をフラクショナルに照射します。

照射方法はスタンプ方式。頬に「判子」のような跡が数日残りますし、均等に照射するのにテクニックが必要です。

アファームは元来、フラクセルに比べて浅いところに効果的に熱刺激が加わるように設計されています。

これはマルチプレックスが加わって、より効果が上がりました。照射した直後から肌のリフトアップが見られます。

特に皮膚の浅いところの変化である「首のシワ」には、アファームマルチプレックスが格段の効果を見せます。

にきび跡は、通常、浅い穴ーと深い穴が混在していますので、今まで、どちらかの機器で治療された方は、より効果をあげるためにもう一方の機械の照射をお勧めします。併用療法がもっとも効果的ですね。以前ブログにも書きましたのでよろしかったらご覧ください。

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2006年6月26日 (月)

フラクセル・ユーザーズミーティング

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25日の日曜日は昼から第二回フラクセルユーザーズミーティングに出席してきました。汐留に新しく出来たホテルヴィランティーヌ汐留の大会議室で行われました。


日本の先生が4人話しをしましたが、最後にフラクセルのマーケティングマネージャーのMark J.Tager医師が話した内容は面白かったです。
1つは、眼の周り専用のフラクセルチップが発売されたこと。そしてローパワー・ローコストのフラクセルクールという機種が販売されることでした。


しかし、僕が一番興味を持ったのは、フラクセルが真皮を新しく作り直すときに、ボリュームも増えるということでした。

手や首も加齢とともに、内容が減って、ちょっとしわくちゃになりますよね。

今日の発表の一部は、これをフラクセルの照射前後の皮膚でヒートショックプロテイン(hsp)47と72を定量することで、組織学的に説明したものでした。特にHSP72は皮下のコラーゲンの合成にも関わるのですが、まさに照射の一日後から増加するのです。

フラクセルを使用すると、確かにこれが改善して、肌がしっかりとするというのは僕も確かに経験的に感じていたのですが、この結果には納得ですね。


フラクセルは、これからより適切なパラメーターが模索されるのでしょう。
進歩が楽しみです。

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2006年6月23日 (金)

フラクセル開発会社の役員の訪問

Fi936_0e 昨日、フラクセルを開発しているReliant社のアジア地区統括マネジャーのMr. Lee Fagot氏とvice president of salesのMr.Keith Sullivan氏が、今週25日の日曜日に開催されるフラクセルユーザーズミーティングに合わせて来日しました。フラクセルの日本のキークリニックである僕のクリニックを訪問してくれました。

Mr. Lee Fagot氏は、これまで18年間Johnson &Johnsonの医療機器や医薬品の国際セールス&マネージメント(特にアジア地区)など国際ビジネスにおいて豊富な経験を持っている人です。

サロンから見える清水谷公園の美しい緑と、施設の木目の美しさに、非常に感動してくれました。海外からの訪問者は嬉しいものですね。

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2006年5月 3日 (水)

NIKITAに載せていただきました

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NIKITAに載せていただきました。フラクセルを使って手の甲を白魚のような手に変える企画です。


今までのレーザーは、表皮のメラニンをターゲットに、ショックウェーブで皮下組織を破壊するという原理でした。肌は毛根の周りが再生しやすいので、毛のある顔面であればルビーなどのレーザーでシミを取っても再生が望めるのですが、デコルテや首、手の甲・・・といった、もともと毛の少ない部位は、たとえメラニンが破壊されてシミが取れたとしても反応性色素沈着症などの色目が残ったりと、治療が難しかったのです。


これらをすべて解消・解決したのが、正常な皮膚を残したまま治療を行うフラクセルです。フラクセルの意義は、顔面の肌の入れ替えが出来るということ以上に、今までのレーザーでは治療が難しかった部位の治療を可能にしたということです。この企画を考えた編集者さんは、本当に物事を見極めるセンスがある! 実はこの取材を申し込まれたとき、僕はかなり感動したんですよ。

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