カテゴリー「LED治療」の5件の記事

2008年3月 5日 (水)

最新LED美顔機器

080305_003 現在僕は、ある企業さんと光治療機の開発に取り組んでいます。

今回は、LED(発光ダイオード)を使って作ろうと思っているのですが、そこで登場したのがこの最新型LEDなのです。

写真、わかりますか??

ちょっと「オタク度」が高い画像ですかね(苦笑)?

この発光ダイオード、なんと赤色660nmと赤外光890nmふたつの波長が一度に点灯するものなのだそうです。驚きますよね。

一般的に630nmの赤色光は肌の下のコラーゲンを作る線維芽細胞を強く活性化する効果があります。

また890nmの赤外波長はマスト細胞、好中球、マクロファージ、ケラチノサイトなどを活性化する効果があります。

ということは、この二つの波長を合わせた施術を行うと、肌のしたに大きな変化をもたらすことができるということが言えるわけです。

現在、この新しい「二波長LED」を使用して、より効果的な美顔器ができないか検討中です。

良いものが出来そうな気がしているんですよね。

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http://clinic-f.com/

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2007年12月 8日 (土)

肝斑とLED

肝斑を特別なレーザーによって治療した後、

「はい、これで治療はおしまい」

と言って帰してしまうのでは肝斑治療は“完全”とは言えません。

まず第一に、顕微鏡を使って肝斑の病態の組織像を見ると、ほぼ100%の確率で炎症細胞が観察されます。こうした皮下の炎症状態を抑えるために赤色のLEDの治療が非常に有効なのです。

さらに、レーザー照射後「マイクロクラスト」といわれる「メラニンのかけら」が肌の中にはまだ残っています。このかけらを処理しておかなければならないのですね。

「マイクロクラスト」を処理する「マクロファージ」という細胞があります。

マクロファージは“肌の異常細胞を食べてくれる掃除屋さん”いわば“仕事人”です。その仕事をきっちりさせるためには、活性化させる必要があります。

マクロファージを活性化するために何が必要なのか? 

必要なのは、赤外線です。830nm程度の赤外線光によって、マクロファージは活性化されます。

また、肌を構築するケラチノサイトや免疫系の司令塔であるマスト細胞なども赤色から赤外線域の光によって活性化されるので、ターンオーバーも活発になります。

003_2 レーザー照射後、赤外線光を当ててマクロファージを活性化することが、肝斑治療には非常に重要である、と言えるわけです。

この赤外線光を当てる機器として白色(赤外線)LEDと呼ばれる光治療器を僕は使用します。

LEDは皆さんの身近なところに常にあります。今年は六本木ミッドタウンのクリスマスイルミネーションが大評判のようですが、あれもすべてLEDなんですよ。以前には赤しかなかったLEDが、今は緑も青も開発されたので、あんなに美しい光の演出ができるようになったのです。

LEDとLEDの効果については以前に書いたフジモトプロトコールでもふれましたが、レーザーと比較して1/1000以下の弱い出力の光を使用することで、肌の細胞をゆっくりと変化させていくという「フォトバイオモデュレーション」という治療法が開発されています。

この画像はクリニックFにおいてあるオムニラックスというLED治療器です。小さな機械ですが、本当に肝斑に関しては「仕事人」ですよ(笑)。

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2007年6月28日 (木)

青色発光ダイオード

Omniluxblue サンフランシスコ国際空港のビジネスラウンジで、偶然有名な研究者にお会いするチャンスがありました。カルフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授です。名刺を持ってご挨拶させていただき、飛行機を待っている間、30分ぐらいお話しさせていただきました。

実は中村教授とお会いするのは正確には二度目となります。先月松山で行われた日本美容外科学会に招待講演で呼んでいただいたのですが、そのときちょうど僕のひとつ前の枠が中村教授の招待講演だったのです。お顔を拝見したときには「おお、あの中村教授だ!」と思わず心の中で叫びましたよ。

中村教授は青色発光ダイオードを1993年に実用化したことで知られます。以来青色発光ダイオードは交通信号や野外大型スクリーンなどの表示装置、最新のDVDレコーダーなどにはなくてはならない半導体素子となっています。光の三原色の残りの赤色と緑色の発光ダイオードは1980年代には完成して実用化されていましたが、青色の発光ダイオードの実用化は難しいと言われていました。なぜなら青色の発光ダイオードを作るための素子が不安定なものだったからです。

中村教授は全く独自の発想で、その常識を打ち破ったわけですが、そういった特異な発想を生かす教育こそが日本に必要なことだと松山の講演ではおっしゃっていて、非常に感銘を受けました。

青色発光ダイオードは、実は美容皮膚の世界でも注目されています。青色の波長の集光が、実はアクネ菌の生成するポルフィリンに集中するため、ニキビ肌に効果があるのです。痛みも全くない、LED治療の話はフジモトプロトコールのブログでも書きましたが、まさに発光ダイオードによるバイオフォトモデュレーションは今世紀を代表する光治療のひとつだと思っています。美容皮膚科の歴史にも中村教授は名前を残すひとなのです。

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2007年6月18日 (月)

フジモト・プロトコール

米国レーザー学会(ASLMS American Society for Laser Medicine and Surgery)は、毎年1回アメリカで開かれます。一昨年はオーランド、去年はボストン、今年はテキサス。開催地は毎年変わります。僕はそのASLMSで演題を毎年発表してきましたが、2005年に発表した「アジアンスキンの肝斑に対するQスイッチヤグレーザーピーリングとLEDの併用治療法」はありがたいことに高い評価を頂き、その後その治療法は「フジモト・プロトコール」と命名され、ヨーロッパ・アジア諸国の肝斑治療で使われるようになりました。

前回ヨーロッパの学会に参加したときに、「フジモト・プロトコールのフジモトか?」と何人かのドクターから聞かれ、そうです、と答えたところ、それぞれの先生方は肝斑治療で僕が提案した治療法を使ってくださっているそうです。それを聞いてとても嬉しかったです。

それまでレーザー(フォトディストラクション・光破壊)を中心としていた学会の意向に、LED(フォトバイオモデレーション・光学的生体内変性)を加えた「併用療法」を提案したことに意義があったのだろうと思います。

Led ところでLEDとはなにか、ご存知ですか? 美容医療現場で使われるLEDは知らなくとも、信号機で使われたり、最近では蛍光灯の代わりに使われたりするので、普段の生活の中では馴染みのあるものだと思います。「青色発光ダイオード」の話題で覚えている方もいるかもしれません。

では、美容医療現場で使われるLEDとはどんなものなのか? それを考える前に、まずは美容医療現場のトレンドの話をしましょう。

美容医療の現場では、レーザーを主体としたアンチエイジング治療がそれまではずっと脚光を浴びてきました。レーザーの光によって表皮と真皮両方に刺激を与えることで、メラニンやヘモグロビンなどの色素を破壊し、コラーゲンの活性を図る事で抗加齢に取り組んできたのです。ところがその後「光治療」と呼ばれる、レーザーのように単一の光でなく、光の波長に幅をもたせた治療法が登場し、注目を浴びるようになりました。レーザー治療のように強烈な変化を一度で求めるのではなく、光治療によって穏やかながら確実な変化を求めるクライアントが増えてきたこともその背景にあります。

LEDはこの光治療に分類されます。LEDでは緩やかな光によって、細胞の中のいくつかの器官を活性化する効果があることが医療現場で明らかになり、学会の演題でも近年多く取り上げられるようになりました。この細胞器官活性効果を、フォトバイオモデレーション(光学的生体内変性)と言います。また、LEDが持つ創傷治癒過程を早める性質が、医療の分野では特に注目されており、LEDを利用した治療器は現在確実に増えています。

1. LEDの光がマストセルを活性化させる。マストセルは肌のコントロールタワーであり、皮膚の細胞の化学伝達物質をつくる他細胞のコミュニケーションの要である。

2.マストセルが放出した化学伝達物質の影響で肌のコラーゲンをつくる線維芽細胞や筋線維芽細胞や、皮膚の中の老廃物を食べ掃除をするマクロファージ、白血球などが活発になる。

3.光の波長で影響をうけた細胞が活化することで、細胞レベルから肌の新陳代謝が高まる

よって→→→たるみ、シワ、くすみ、シミなど総合的な肌効果をもたらす

LEDによって多くの細胞が活性化され、それによって肌の入れ替わり(ターン・オーバー)が早くなるというわけです。レーザーのような痛みを伴わず、穏やかでしかし確実な効果を期待できるLEDは、「スローライフ」を好む世代に受け入れられる次世代的な「スローデバイス」と言えるでしょう。

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2006年8月17日 (木)

LED(発光ダイオード)治療機器の新しい発表

Fi1156_0e コントロバーシーには、ロックスを初めとして、LED(発光ダイオード)治療に否定的な先生が多いのです。理由はしごく単純で、光のパワーがレーザーに比べて圧倒的に低いからです。おそらく少なく見積もっても100分の1ぐらいです。ですが、弱いレベルの光でも、皮膚の細胞の中のミトコンドリアに影響して、様々な若返り効果があると主張する研究者もあります。実は僕もLEDの賛成派の一人です。顔の傷の治療にLEDを使用することがありますが、傷の治りも速くなりますし、この光に何らかの作用があることは確かだと思っています。

今回、非常に興味深い発表をしたカナダの医師がいました。

日焼けの前に、LEDを照射すると、サンスクリーン剤のように、皮膚の着色が防げるというもの。コントロバーシーにLEDの効果を主張する医師が出てくるなんて、すごい勇気ですよ(笑)。でも、既存の常識を覆す発表をすることで進化してきたのが自然科学です。まだ、単なる研究発表ですが、追加報告が楽しみです。

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